JP6092740B2 - 電磁弁の駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁の駆動制御装置に関し、特に内燃機関に装着される燃料噴射弁や排気還流制御弁などのように流体の流量を制御する電磁弁の開閉制御を行う装置に関する。
特許文献1には、電磁弁の駆動電流波形に基づいて電磁弁の実開弁時期を検出するとともに、駆動電圧波形に基づいて電磁弁の実閉弁時期を検出する電磁弁制御装置が示されている。この装置によれば、電流波形の変曲点が実開弁時期として検出され、電圧波形の変曲点が実閉弁時期として検出される。
特開平6−174139号公報
上記従来の装置の手法を用いて実開弁時期を検出すると以下のような課題があり、図10はその課題を説明するために示す波形図である。図10には、燃料噴射弁の駆動電流波形ID(実線)及び駆動電流波形の2次微分波形IDD(破線)が示されており、2次微分波形IDDが極大値または極小値となるタイミングが、駆動電流波形IDの変曲点に相当する。なお、図10に示すSDCTLは駆動制御信号、LFTは弁体のリフト量である。
図10に示すように、駆動電流が増加していく過程では、開弁時期に相当する変曲点P1と比較近いタイミングで、駆動電流の増加に伴う磁気飽和に起因する変曲点P2が現れる場合があり、変曲点P1を正確に検出できないことがある。また、開弁に必要な駆動電流が早期に得られ、開弁時期の直後に通電を終了する場合には、通電終了による変曲点P3によって、変曲点P1が正確に検出できないおそれがある。
本発明はこの課題を解決するためになされたものであり、電磁弁の実際の開弁時期をより正確に求めて、電磁弁の実開弁時間の制御精度を向上させることができる電磁弁の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、流体の流量を制御する電磁弁(2)の駆動制御装置において、前記電磁弁の閉弁時期(tCL)を取得する閉弁時期取得手段と、前記閉弁時期取得手段により取得される閉弁時期(tCL)に基づいて、前記電磁弁の開弁時期(tOP)を推定する開弁時期推定手段と、前記開弁時期推定手段により推定された開弁時期(tOP)に基づいて前記電磁弁の駆動を制御する駆動信号(SDCTL)を出力する制御手段とを備え、前記開弁時期推定手段は、前記駆動信号をオフした時点(tIE)から前記閉弁時期(tCL)までの時間に相当する閉弁作動時間(Toff)を算出する閉弁作動時間算出手段を有し、該閉弁作動時間(Toff)がピーク値(ToffP)をとるときの前記駆動信号の継続時間(TiC)と、前記閉弁作動時間(Toff)のピーク値(ToffP)と、前記電磁弁の弁体を閉弁方向に付勢するばね(40)の力による開弁状態から閉弁状態への移行に要する移行時間(ΔT)とに基づいて前記電磁弁の開弁時期(tOP)を推定することを特徴とする。
この構成によれば、電磁弁の閉弁時期が取得され、取得される閉弁時期に基づいて、電磁弁の開弁時期が推定され、推定された開弁時期に基づいて電磁弁の駆動を制御する駆動信号が出力される。具体的には、駆動信号をオフした時点から閉弁時期までの時間に相当する閉弁作動時間が算出され、閉弁作動時間がピーク値をとるときの駆動信号の継続時間と、閉弁作動時間のピーク値と、電磁弁の弁体を閉弁方向に付勢するばねの力による開弁状態から閉弁状態への移行に要する移行時間とに基づいて電磁弁の開弁時期が推定される。閉弁作動時間がピーク値をとるときは、電磁弁の弁体が最大リフト位置に到達し、かつ最大リフト位置における跳ね返り(バウンス動作)が無い状態に対応するため、上記移行時間を予め算出しておくことができる。したがって、駆動信号の継続時間、閉弁作動時間のピーク値、及び移行時間を用いることによって、弁体が最大リフト位置に到達するタイミングを実開弁時期として算出することができる。その結果、電磁弁の正確な実開弁時間(取得される閉弁時期−推定される実開弁時期)が得られ、得られた実開弁時間に応じて駆動信号を補正することにより、実開弁時間の制御精度を高めることができる。本明細書においては、弁体が最大リフト位置に到達した時期を実開弁時期と定義し、実開弁時期から実閉弁時期までの時間を実開弁時間と定義する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記開弁時期推定手段は、前記駆動信号の継続時間(Ti)を、前記電磁弁の弁体(32)が最大リフト位置に達する時間より短い時間から徐々に長くしていくことにより、前記閉弁作動時間(Toff)がピーク値(ToffP)をとるときの前記継続時間(TiC)を特定することを特徴とする。
この構成によれば、駆動信号の継続時間を電磁弁の弁体が最大リフト位置に達する時間より短い時間から徐々に長くしていくことにより、閉弁作動時間がピーク値をとるときの継続時間(ピーク開弁指令時間)が特定される。駆動信号の継続時間がピーク開弁指令時間より長い状態から徐々に短くしていく手法に比べて、ピーク開弁指令時間の誤検出が起き難いので、ピーク開弁指令時間を簡易且つ正確に特定し、正確な実開弁時期の推定を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記電磁弁の弁体(32)が最大リフト位置に確実に保持された状態から閉弁動作を開始するように前記駆動信号の継続時間(Ti)を設定したときの、前記閉弁作動時間(Toff)に基づいて前記ばねのばね定数の推定値(kHAT)を算出するばね定数推定手段と、前記ばね定数の推定値(kHAT)に基づいて前記移行時間(ΔT)を補正する補正手段とをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、電磁弁の弁体が最大リフト位置に確実に保持された状態から閉弁動作を開始するように駆動信号の継続時間を設定したときの、閉弁作動時間に基づいてばね定数の推定値が算出され、ばね定数の推定値に基づいて移行時間が補正される。弁体を閉弁方向に付勢するばねのばね定数は、製造ばらつきを伴うとともに経時変化するため、実測される閉弁作動時間に基づいてばね定数の推定値を算出し、その推定値に基づいて移行時間を補正することにより、実開弁時期の推定精度を向上させ、維持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記閉弁作動時間(Toff)がピーク値(ToffP)をとるときの前記駆動信号の継続時間(TiC)を特定できないときに、前記電磁弁に異常があると判定する異常判定手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、閉弁作動時間がピーク値をとるときの駆動信号の継続時間を特定できないときは、電磁弁に異常があると判定される。例えば、ソレノイドが発生する電磁力が設計値より小さいといった異常があると、弁体が最大リフト位置まで到達できずに開弁作動時間がピーク値をとる継続時間を特定できない可能性がある。したがって、そのような場合には異常があるとの判定を行って、警告ランプを点灯するといった対応することにより、早期に正常化することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記電磁弁(2)は、前記駆動信号が供給されるソレノイド(39)と、該ソレノイドによって発生する電磁力が作用するコア(35)と、前記弁体(32)が固定された弁軸(31)とを備え、前記コア(35)と前記弁軸(31)とが別体に構成されたハンマリングコア構造を有することを特徴とする。
閉弁作動時間がピーク値をとるのは、弁体を最大リフト位置まで移動させたときにコアがバウンス動作をすることが主要な要因であるため、ハンマリングコア構造を有する電磁弁の駆動制御装置において、実開弁時期の推定精度を高める顕著な効果が得られる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置を示す図である。 図1に示す燃料噴射弁の要部の構成を説明するための断面図である。 本明細書におけるパラメータの定義を説明するためのタイムチャートである。 開弁指令時間(Ti)と閉弁作動時間(Toff)との関係、及びリフト量(LFT)の推移(開弁動作特性)を示す図である。 閉弁作動時間(Toff)がピーク値(ToffP)をとる状態における移行時間(ΔT)を説明するための図である。 燃料噴射制御処理のフローチャートである。 図6の処理で実行されるTon算出処理のフローチャートである。 図7の処理で実行されるΔT算出処理のフローチャートである。 図8の処理で参照されるテーブルを示す図である。 従来技術の課題を説明するための図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置を示す図であり、本実施形態では、ソレノイドを有する電磁弁で構成される燃料噴射弁の開弁時間を変更することによって、エンジンに供給する燃料量の制御が行われる。
4気筒のエンジン1は各気筒に対応して4つの燃料噴射弁2を備えており、燃料噴射弁2は、エンジン1の燃焼室内に直接燃料を噴射する。4つの燃料噴射弁2はそれぞれECU5に接続されており、ECU5によって、その作動が制御される。
燃料噴射弁2は、燃料通路3を介してデリバリパイプ4に接続されており、デリバリパイプ4には図示しない高圧燃料ポンプによって加圧された燃料が供給される。デリバリパイプ4には、燃料圧PFを検出する燃料圧センサ12が取り付けられており、その検出信号はECU5に供給される。
ECU5には、燃料噴射弁2のソレノイドの両端の電圧VSL及びソレノイドに供給される駆動電流IDを検出する電圧電流センサ11、エンジン1の回転数NEを検出するエンジン回転数センサ13、エンジン1の吸入空気流量GAIRを検出する吸入空気流量センサ14、吸気温TAを検出する吸気温センサ15、エンジン冷却水温TWを検出する冷却水温センサ16などのエンジン運転状態を検出する各種センサが接続されており、それらのセンサの検出信号はECU5に供給される。ECU5は、これらのセンサの検出信号を用いてエンジン運転状態に応じた燃料噴射弁2の要求開弁時間TIBを算出し、要求開弁時間TIBに応じて開弁指令時間Tiを算出し、開弁指令時間Tiを用いて燃料噴射弁2の駆動制御を行う。
図2は燃料噴射弁2の要部の構成を説明するための断面図であり、燃料噴射弁2は、弁軸31と、弁軸31の先端に固定された弁体32と、弁軸31に固定されたフランジ33,34と、電磁力が作用するコア35と、コア35とフランジ34との間に設けられた第1スプリング36と、弁座37と、スリーブ38と、ソレノイド39と、フランジ34を閉弁方向(図の下方向)に付勢する第2スプリング40と、燃料通路として機能する中空部を有するインナカラー41とを備えている。燃料噴射弁2は、コア35と、弁体32が固定された弁軸31とが別体に構成された、いわゆるハンマリングコア構造を有する。
図3は本明細書におけるパラメータの定義を説明するためのタイムチャートであり、弁体32のリフト量LFT及び開弁指令信号SDCTLの推移を示す。
実線で示すように、開弁指令信号SDCTLが出力されている時間、すなわち開弁指令時期tISから閉弁指令時期tIEまでの時間が開弁指令時間Tiであり、リフト量LFTが最大リフト量に達する時点が開弁時期tOPであり、開弁指令時期tISから開弁時期tOPまでの時間が開弁作動時間Tonであり、閉弁指令時期tIEの後にリフト量LFTが「0」に達する時点が閉弁時期tCLであり、閉弁指令時期tIEから閉弁時期tCLまでの時間が閉弁作動時間Toffであり、開弁時期tOPから閉弁時期tCLまでの時間が実開弁時間TOPである。このように実開弁時間TOPを定義することにより、実開弁時間TOPと、燃料噴射量との関係を比例関係に近づけることができる。
破線で示す特性は、開弁指令時間TiをTi1,Ti2に変更したときの開弁作動特性を示しており、閉弁作動時間はそれぞれToff1,Toff2で示される。
なお、図3(a)にRBで示す範囲では、リフト量LFTが増減する特性が示されているが、これはハンマリングコア構造を有する電磁弁に特有のバウンス動作に起因するものである。バウンス動作は、コア35が電磁力によって吸引されて弁軸31及び弁体32とともに上方向に移動し、スリーブ38の下端に達したときにコア35が跳ね返されてわずかに上下に振動する動作である。開弁指令時間Tiが大きくなると、弁体32は最大リフト位置に安定して保持される。
図4(a)は開弁指令時間Tiと閉弁作動時間Toffとの関係を示し、図4(b)は図3(a)と同様にリフト量LFTの推移(開弁動作特性)を示す。これらの図を参照して、開弁指令時間Tiと閉弁作動時間Toffとの関係を説明する。図4(b)に示す破線LA,LB,及びLCは閉弁作動時のリフト量LFTの推移を示し、それぞれ開弁指令時間Tiを図4(a)に示す第1時間TiA,第2時間TiB,及び第3時間TiCに設定した場合に対応する。
コア35がスリーブ38に当たる直前に開弁指令信号SDCTLをオフすると、コア35がスリーブ38に突き当たり、下向きの力がコア35に作用するため、閉弁作動時間Toffは短くなる。すなわち、開弁指令時間Tiを、第1時間TiAから徐々に短くしていくと、閉弁作動時間Toffは徐々に短くなる。開弁指令時間Tiが第2時間TiBであるときに、閉弁作動時間Toffが最小となる。
さらに開弁指令時間Tiを短くしていくと、コア35がスリーブ38に突き当たる力が弱くなり、したがってコア35に作用する下向きの力が弱くなるため、閉弁作動時間Toffは徐々に長くなる。開弁指令時間Tiが第3時間TiC(ピーク開弁指令時間)であるときに、閉弁作動時間Toffが最大となる(ピーク値ToffPをとる)。開弁指令時間Tiが第3時間TiCより短い範囲では、開弁指令時間Tiの減少にともなって閉弁作動時間Toffが減少する。
閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるのは、開弁指令信号SDCTLを、弁体32が最大リフト位置に達する前にオフし、コア35がスリーブ38にわずかに触れる位置、あるいはその直前の位置に達して閉弁方向へ移動するような挙動をする場合である。この場合には、弁体32のリフト特性は、単純なばね−質量系の特性となり、時刻tにおける弁体32の位置xは、下記式(1)で表すことができる。式(1)のmは、弁体32及び弁軸31、コア35等の可動部品の質量の合計であり、kは第2スプリング40のばね定数であり、A,Bは、実験的に決定される定数である。
Figure 0006092740
式(1)を用いると、弁体32がストローク量Stを閉弁方向に移動するのに要する時間、すなわち全開状態から全閉状態へ移行するのに要する時間(以下「移行時間」という)ΔTを算出することができる。移行時間ΔTは、ストローク量St(最大リフト量)、ばね定数k、及び質量mが一定であれば一定となるパラメータであり、初期値としては予め算出された値を適用し、特にばね定数kのばらつきや経時変化に対しては、後述する補正を行うことによって、制御精度を維持する。
移行時間ΔTは、図5に示すように、閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとる状態における開弁時期tOPから閉弁時期tCLまでの時間に相当する。また閉弁時期tCLは、例えば特許文献1に示された従来の手法を用いて検出され、閉弁作動時間Toffは、(tCL−tIE)として算出される。
したがって、開弁作動時間Tonは、下記式(2)にピーク開弁指令時間TiC、閉弁作動時間のピーク値ToffP、及び移行時間ΔTを適用することにより算出することができ、開弁時期tOPは、開弁指令時期tISに開弁作動時間Tonを加算することによって算出することができる(式(3))。
Ton=TiC+ToffP−ΔT (2)
tOP=tIS+Ton (3)
なお、開弁指令時期tISを基準時期「0」とすれば、tOP=Tonとなる。
図6は、本実施形態における燃料噴射制御処理のフローチャートであり、この処理は、ECU5によって実行される。この処理では、上述した手法を用いて開弁時期tOPが燃料噴射弁2毎に算出され、開弁時期tOPを用いて開弁指令時間Tiを補正しつつ燃料噴射が実行される。
ステップS11では学習モードフラグFLRNが「1」であるか否かを判別する。学習モードフラグFLRNは、例えばエンジン1の暖機完了後のアイドル運転中において所定時間「1」に設定される。
学習モードフラグFLRNが「1」であるときは、ステップS11からステップS12に進み、図7に示すTon算出処理を実行し、上述した手法で開弁作動時間Tonを算出する。ステップS13では、上記式(3)により、開弁時期tOPを算出する。
学習モードフラグFLRNが「0」である通常運転モードでは、ステップS11からステップS14に進み、エンジン運転状態に応じて要求開弁時間TIBを算出し(ステップS14)、要求開弁時間TIBを下記式(4)に適用して、開弁指令時間Tiを算出する(ステップS15)。式(4)のDTIは、後述するステップS19で算出される補正時間である。
Ti=TIB+DTI (4)
ステップS16では算出された開弁指令時間Tiに対応する燃料噴射を実行し、ステップS17で閉弁時期tCLを検出する。ステップS18では、検出された閉弁時期tCL及びステップS13で算出された開弁時期tOPを下記式(5)に適用して、実開弁時間TOPを算出する。
TOP=tCL−tOP (5)
ステップS19では、下記式(6)に要求開弁時間TIB及び実開弁時間TOPを適用して補正時間DTIを算出する。
DTI=TIB−TOP (6)
図7は、図6のステップS12で実行されるTon算出処理のフローチャートである。
ステップS31では図8に示すΔT算出処理を実行し、移行時間ΔTを算出する。ステップS32では、インデクスパラメータjを「1」に設定し、開弁指令時間T(j)を初期値TiINI(例えば0.4msec)に設定する。初期値TiINIは、図4(a)に示したピーク開弁指令時間TiCより短い時間、すなわち弁体32が最大リフト位置に達する開弁指令時間Tiの最小値より小さい値に設定される。
ステップS33では、燃料圧PFを所定圧PFLRNに設定して燃料噴射を実行し、閉弁作動時間Toff(j)を検知する。具体的には、閉弁時期tCLを検出し、閉弁時期tCLから閉弁指令時期tIEまでの時間として閉弁作動時間Toff(j)が得られる。ステップS35では、閉弁作動時間Toff(j)が前回値Toff(j-1)より大きいか否かを判別する。Toff(0)は「0」に設定されており、最初はステップS35の答が否定(NO)となり、ステップS36に進む。
ステップS36では、インデクスパラメータjを「1」だけ増加させるとともに、開弁指令時間Ti(j)を所定増分値DT(例えば0.005msec)だけ増加させる。ステップS37では、インデクスパラメータjが上限値jHL(例えば30)と等しいか否かを判別する。最初はこの答が否定(NO)であり、ステップS33に戻る。したがって、ステップS33〜S37により、開弁指令時間Ti(j)を所定増分値DTずつ徐々に増加させつつ、閉弁作動時間Toff(j)の検知が行われる。
ステップS35の答が否定(NO)、すなわち閉弁作動時間Toff(j)が前回値以下となると、ステップS38に進み、下記式(2a)により、開弁作動時間Tonを算出する。すなわち、閉弁作動時間Toff(j)の変化が増加から減少に変化したときに、直前の値をピーク値ToffPであるとみなして、開弁作動時間Tonが算出される。
Ton=Ti(j-1)+Toff(j-1)−ΔT (2a)
ステップS35の答が否定(NO)とならずに、インデクスパラメータjが上限値jHLに達すると、ステップS37の答が肯定(YES)となり、異常検出フラグFERRORを「1」に設定する(ステップS39)。燃料噴射弁2が正常であれば、インデクスパラメータjが上限値jHLに達する前にステップS35の答が否定(NO)となるように、上限値jHLが設定されており、ステップS37の答が肯定(YES)となったときは、燃料噴射弁2に異常があると判定する。異常検出フラグFERRORが「1」に設定されると、例えば警告灯を点灯して運転者に異常発生を知らせる。
図8は、図7のステップS31で実行されるΔT算出処理のフローチャートである。
ステップS41では、開弁指令時間Tiを所定学習時間TiLRN(例えば2msec)に設定する。所定学習時間TiLRNは、図3(a)に示すコア35のバウンス動作が発生する開弁指令時間の範囲より大きな値、すなわち弁体32が最大リフト位置に確実に保持された状態から閉弁動作が開始されるような値に設定される。
ステップS42では、燃料圧PFを所定圧PFLRNに設定して、燃料噴射を実行し、閉弁作動時間Toffを検知する(ステップS43)。得られた閉弁作動時間Toffに応じて図9(a)に示すばね定数kと閉弁作動時間Toffとの関係が設定されたkテーブルを検索し、ばね定数推定値kHATを算出する(ステップS44)。kテーブルは、閉弁作動時間Toffが増加するほど、ばね定数kが減少するように設定されている。
ステップS45では、ばね定数推定値kHATに応じて図9(b)に示すDTCテーブルを検索し、補正値DTCを算出する。DTCテーブルは、ばね定数推定値kHATと、式(1)とを用いて予め設定されたものであり、ばね定数推定値kHATが減少するほど、補正値DTCが増加するように設定されている。図9(b)のk0は、ばね定数kの設計中央値である。
ステップS46では、現在の移行時間ΔTに補正値DTCを加算することにより、移行時間ΔTの更新を行う。
以上のように本実施形態では、燃料噴射弁2の閉弁時期tCLが検出され、検出される閉弁時期tCLに基づいて、開弁時期tOPが推定され、推定された開弁時期tOPに基づいて燃料噴射弁2の開弁指令信号SDCTLが出力される。具体的には、開弁指令信号SDCTLをオフした時点、すなわち閉弁指令時期tIEから閉弁時期tCLまでの時間に相当する閉弁作動時間Toffが算出され、閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるときのピーク開弁指令時間TiCと、ピーク値ToffPと、弁体32を閉弁方向に付勢する第2スプリング40の付勢力による開弁状態から閉弁状態への移行に要する移行時間ΔTとに基づいて燃料噴射弁2の開弁時期tOPが推定される。閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるときは、弁体32が最大リフト位置に到達し、かつ最大リフト位置における跳ね返り(バウンス動作)が無い状態に対応するため、移行時間ΔTを予め算出しておくことができる。したがって、ピーク開弁指令時間TiC、閉弁作動時間のピーク値ToffP、及び移行時間ΔTを用いることによって、弁体32が最大リフト位置に到達するタイミングを開弁時期tOPとして算出することができる。その結果、燃料噴射弁2の正確な実開弁時間TOP(閉弁時期tCL−開弁時期tOP)が得られ、得られた実開弁時間TOPに応じて要求開弁時間TIBを補正することにより、実開弁時間TOPの制御精度、すなわち燃料噴射量の制御精度を高めることができる。
また開弁指令時間Tiを弁体32が最大リフト位置に達する時間(図4、TiC)より短い時間から徐々に長くしていくことにより、閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるときの開弁指令時間であるピーク開弁指令時間TiCが特定される。開弁指令時間Tiがピーク開弁指令時間TiCより長い状態から徐々に短くしていく手法に比べて、ピーク開弁指令時間TiCの誤検出が起き難いので、ピーク開弁指令時間TiCを簡易且つ正確に特定し、正確な実開弁時期tOPの推定を行うことができる。
また弁体32が最大リフト位置に確実に保持された状態から閉弁動作を開始するように開弁指令時間Tiを所定学習時間TiLRNに設定したときの、閉弁作動時間Toffに基づいてばね定数推定値kHATが算出され、ばね定数推定値kHATに基づいて移行時間ΔTが補正される。弁体32を閉弁方向に付勢する第2スプリング40のばね定数kは、製造ばらづきを伴うとともに経時変化するため、実測される閉弁作動時間Toffに基づいてばね定数の推定値kHATを算出し、その推定値kHATに基づいて移行時間ΔTを補正することにより、実開弁時期tOPの推定精度を向上させ、維持することができる。
また閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるときのピーク開弁指令時間TiCを特定できないときは、燃料噴射弁2に異常があると判定される。例えば、ソレノイド39が発生する電磁力が設計値より小さいといった異常があると、弁体32が最大リフト位置まで到達できずに閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるピーク開弁指令時間TiCを特定できない可能性がある。したがって、そのような場合には異常があるとの判定を行って、警告ランプを点灯するといった対応することにより、早期に正常化することが可能となる。
また閉弁作動時間Toffがピーク値ToffPをとるのは、弁体32を最大リフト位置まで移動させたときにコア35がバウンス動作をすることが主要な要因であるため、ハンマリングコア構造を有する燃料噴射弁の駆動制御装置において、実開弁時期tOPの推定精度を高める顕著な効果が得られる。
本実施形態では、電圧電流センサ11が閉弁時期取得手段の一部を構成し、ECU5が、閉弁時期取得手段の一部、閉弁作動時間算出手段、開弁時期推定手段、制御手段、ばね定数推定手段、補正手段、及び異常判定手段を構成する。具体的には、図7のステップS34が閉弁時期取得手段及び閉弁作動時間算出手段に相当し、ステップS34〜S38が開弁時期推定手段に相当し、ステップS37及びS39が異常判定手段に相当し、図8のステップS41〜S44がばね定数推定手段に相当し、ステップS45及びS46が補正手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、ピーク開弁指令時間TiCを特定する際に、開弁指令時間Tiをピーク開弁指令時間TiCより小さな値から徐々に増加させるようにしたが、逆にピーク開弁指令時間TiCより大きな値から徐々に減少させるようにしてもよい。
また上述した実施形態では、内燃機関の燃料噴射弁の駆動制御装置に本発明を適用した例を示したが、流体の流量を制御するための一般的な電磁弁、例えば排気還流量を制御する電磁弁や自動変速機の作動油の流量を制御する電磁弁などの駆動制御装置にも適用可能である。
1 内燃機関
2 燃料噴射弁(電磁弁)
5 電子制御ユニット(閉弁時期取得手段、閉弁作動時間算出手段、開弁時期推定手段、制御手段、ばね定数推定手段、補正手段、異常判定手段)
11 電圧電流センサ(閉弁時期取得手段)

Claims (5)

  1. 流体の流量を制御する電磁弁の駆動制御装置において、
    前記電磁弁の閉弁時期を取得する閉弁時期取得手段と、
    前記閉弁時期取得手段により取得される閉弁時期に基づいて、前記電磁弁の開弁時期を推定する開弁時期推定手段と、
    前記開弁時期推定手段により推定された開弁時期に基づいて前記電磁弁の駆動を制御する駆動信号を出力する制御手段とを備え、
    前記開弁時期推定手段は、前記駆動信号をオフした時点から前記閉弁時期までの時間に相当する閉弁作動時間を算出する閉弁作動時間算出手段を有し、該閉弁作動時間がピーク値をとるときの前記駆動信号の継続時間と、前記閉弁作動時間のピーク値と、前記電磁弁の弁体を閉弁方向に付勢するばねの力による開弁状態から閉弁状態への移行に要する移行時間とに基づいて前記電磁弁の開弁時期を推定することを特徴とする電磁弁の駆動制御装置。
  2. 前記開弁時期推定手段は、前記駆動信号の継続時間を、前記電磁弁の弁体が最大リフト位置に達する時間より短い時間から徐々に長くしていくことにより、前記閉弁作動時間がピーク値をとるときの前記継続時間を特定することを特徴とする請求項1に記載の電磁弁の駆動制御装置。
  3. 前記電磁弁の弁体が最大リフト位置に確実に保持された状態から閉弁動作を開始するように前記駆動信号の継続時間を設定したときの、前記閉弁作動時間に基づいて前記ばねのばね定数の推定値を算出するばね定数推定手段と、
    前記ばね定数の推定値に基づいて前記移行時間を補正する補正手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁の駆動制御装置。
  4. 前記閉弁作動時間がピーク値をとるときの前記駆動信号の継続時間を特定できないときに、前記電磁弁に異常があると判定する異常判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電磁弁の駆動制御装置。
  5. 前記電磁弁は、前記駆動信号が供給されるソレノイドと、該ソレノイドによって発生する電磁力が作用するコアと、前記弁体が固定された弁軸とを備え、前記コアと前記弁軸とが別体に構成されたハンマリングコア構造を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電磁弁の駆動制御装置。
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