JP6090922B2 - 教示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、アクチュエータに対してその動作を教示する教示装置に係り、特に、簡易な構成により異なる通信規格の通信回路を備えた複数種類のコントローラに容易に対応できるように工夫したものに関する。
従来の教示装置を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1に開示されている教示装置には、異なるシステムソフト(プログラム言語)によって動作される複数種類のコントローラが選択的に接続され、接続されたコントローラのシステムソフト(プログラム言語)に対応した教示用システムソフトが起動・実行される構成になっている。
そして、上記教示装置は、接続されたコントローラから入力される動作プログラムや位置データの形式により、その種類を識別することになる。
特開平6−51826号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
上記従来の教示装置では、上記接続されたコントローラから動作プログラムや位置データを入力し、この入力された動作プログラムや位置データの形式によってその種類を識別している。しかし、上記入力された動作プログラムや位置データの形式によってその種類を識別するためには、上記入力されたプログラムや位置データの内容を判別する必要があり、そのため、処理が複雑なものになってしまうという問題があった。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成により異なる通信規格の通信回路を備えた複数種類のコントローラに容易に対応できるように工夫した教示装置を提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1に記載された教示装置は、複数種類のコントローラそれぞれと通信するための複数の通信回路と、接続されたコントローラから入力されるコントローラ識別信号により上記複数種類のコントローラの内何れのコントローラに接続されているかを識別するコントローラ識別手段と、上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記複数の通信回路の内接続されているコントローラに対応する通信回路を有効にする通信回路切換手段と、を具備し、上記複数種類のコントローラとはケーブルを介して接続され、上記ケーブルが着脱されるケーブルコネクタが設けられていて、上記ケーブルコネクタは上記コントローラの種類によらず統一されているとともに、上記ケーブルの教示装置側のコネクタも上記コントローラの種類によらず統一されていて、上記ケーブルコネクタ及び上記ケーブルの教示装置側のコネクタには上記複数の通信回路の端子と上記コントローラ識別手段の端子が併設されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載された教示装置は、請求項1記載の教示装置において、上記コントローラは種類毎に通信規格が異なっており、上記通信回路としては上記コントローラの通信規格に対応したものが備えられていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載された教示装置は、請求項1又は請求項2記載の教示装置において、上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別信号に基づいてレベルの異なる複数種類の識別信号を選択的に出力するコントローラ識別回路を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載された教示装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の教示装置において、上記複数種類のコントローラそれぞれに対応して通信・制御プログラムが予めメモリに記憶されていて、上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記メモリに記憶されている上記通信・制御プログラムの中から接続されているコントローラに対応する通信・制御プログラムを選択する通信・制御プログラム選択手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載された教示装置は、請求項3又は請求項4の何れかに記載の教示装置において、上記コントローラは2種類であり、上記コントローラ識別回路はコントローラの種類に応じて上記識別信号として「High信号」又は「Low信号」を出力するものであり、上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別回路からの識別信号が「High信号」か「Low信号」かによってコントローラの種類を識別するものであることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載された教示装置は、請求項5記載の教示装置において、上記通信回路は2種類であり、上記通信回路切換手段は上記コントローラ識別手段からの切換信号に基づいて上記2種類の通信回路の何れかを選択して切り換えるものであることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載の教示装置によると、複数種類のコントローラそれぞれと通信するための複数の通信回路と、接続されたコントローラから入力されるコントローラ識別信号により上記複数種類のコントローラの内何れのコントローラに接続されているかを識別するコントローラ識別手段と、上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記複数の通信回路の内接続されているコントローラに対応する通信回路を有効にする通信回路切換手段と、を具備した構成になっているので、上記コントローラ識別信号を用いることで、例えば、上記コントローラから送信されるプログラムや位置データ等の複雑なデータを判別することなく、簡易な構成により上記複数種類のコントローラの内何れのコントローラに接続されているかを識別することができる。
また、請求項2記載の教示装置によると、請求項1記載の教示装置において、上記コントローラは種類毎に通信規格が異なっており、上記通信回路としては上記コントローラの通信規格に対応したものが備えられているので、上記教示装置に様々な種類の通信規格のコントローラを接続することができる。
また、請求項3記載の教示装置によると、請求項1又は請求項2記載の教示装置において、上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別信号に基づいてレベルの異なる複数種類の識別信号を選択的に出力するコントローラ識別回路を備えているので、上記コントローラから入力される上記コントローラ識別信号が上記教示装置において許容されるレベルを超えている場合であっても、上記教示装置において許容されるレベルに変換することで上記教示装置において上記コントローラ識別信号を扱うことができる。
また、請求項4記載の教示装置によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の教示装置において、上記複数種類のコントローラそれぞれに対応して通信・制御プログラムが予めメモリに記憶されていて、上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記メモリに記憶されている上記通信・制御プログラムの中から接続されているコントローラに対応する通信・制御プログラムを選択する通信・制御プログラム選択手段を備えているので、上記コントローラの種類に応じた適切な通信・制御プログラムを用いて上記コントローラとの通信・制御を確実に行うことができる。
また、請求項5記載の教示装置によると、請求項3又は請求項4の何れかに記載の教示装置において、上記コントローラは2種類であり、上記コントローラ識別回路はコントローラの種類に応じて上記識別信号として「High信号」又は「Low信号」を出力するものであり、上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別回路からの識別信号が「High信号」か「Low信号」かによってコントローラの種類を識別するものであるので、上記識別信号を伝達する信号線は1つ設けられていればよく、簡易な構成により容易に上記コントローラの種類を識別することができる。
また、請求項6記載の教示装置によると、請求項5記載の教示装置において、上記通信回路は2種類であり、上記通信回路切換手段は上記コントローラ識別手段からの切換信号に基づいて上記2種類の通信回路の何れかを選択して切り換えるものであるので、上記切換信号を伝達するための信号線も1つでよく、簡易な構成によって容易に上記通信回路の切換を行うことができる。
また、請求項7記載の教示装置によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の教示装置において、上記複数種類のコントローラとはケーブルを介して接続され、上記ケーブルが着脱されるケーブルコネクタが設けられているので、上記コントローラに上記教示装置を容易に接続することができる。
また、請求項8記載の教示装置によると、請求項7記載の教示装置において、上記ケーブルコネクタは上記コントローラの種類によらず統一されているとともに、上記ケーブルの教示装置側のコネクタも上記コントローラの種類によらず統一されているので、上記ケーブルコネクタが1つだけであっても、例えば、通信規格の違いによりコネクタ形状やピン配列が異なる複数種類のコントローラに対応できる。また、上記教示装置には上記ケーブルコネクタを1つだけ備えればよく、構成を簡略化することができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータを制御する二種類のコントローラに本実施の形態による教示装置を選択的に接続した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、本実施の形態による教示装置とこの教示装置に接続されるケーブルを示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、本実施の形態による教示装置の背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、本実施の形態による教示装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、本実施の形態による教示装置の電気回路図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、本実施の形態による教示装置におけるコントローラ識別処理、通信・制御プログラム切換処理、及び、通信回路切換処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図1乃至図6を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態による教示装置1の概要について説明する。
本実施の形態による教示装置1は、図1に示すように、例えば、アクチュエータ3を制御する複数種類(この実施の形態の場合には二種類)のコントローラ5又はコントローラ7に接続される。すなわち、上記アクチュエータ3は、コントローラ5によって制御される場合やコントローラ7によって制御される場合があり、本実施の形態の教示装置1は、これらコントローラ5、コントローラ7の何れに対しても対応可能に構成されている。
上記コントローラ5とコントローラ7は、それぞれ異なる通信規格の通信・制御プログラムによって通信・制御されるものであり、この実施の形態の場合には、上記コントローラ5がSEL系コントローラ、コントローラ7がCON系コントローラとして区別されている。
上記教示装置1と上記コントローラ5とはケーブル9を介して接続される。上記ケーブル9の一端側には上記教示装置1が接続されるケーブル側コネクタ11が設けられているとともに、他端側には上記コントローラ5と接続されるケーブル側コネクタ13が設けられている。
また、上記教示装置1と上記コントローラ7とはケーブル15を介して接続される。上記ケーブル15の一端側には上記教示装置1が接続される既に述べたケーブル側コネクタ11と同じケーブル側コネクタ11が設けられているとともに、他端側には上記コントローラ7と接続されるケーブル側コネクタ17が設けられている。
また、上記コントローラ5と上記アクチュエータ3とはケーブル19を介して接続される。上記ケーブル19の一端側には上記アクチュエータ3が接続されるケーブル側コネクタ21が設けられているとともに、他端側には上記コントローラ5と接続されるケーブル側コネクタ23が設けられている。
また、上記コントローラ7と上記アクチュエータ3とはケーブル25を介して接続される。上記ケーブル25の一端側には上記アクチュエータ3が接続される既に述べたケーブル側コネクタ21と同じケーブル側コネクタ21が設けられているとともに、他端側には上記コントローラ7と接続されるケーブル側コネクタ27が設けられている。
上記アクチュエータ3は、ハウジング31内に、図示しないモータと、このモータによって駆動される図示しないネジ・ナット機構を備えていて、上記モータによって上記ネジ・ナット機構のネジを回転させることにより、上記ネジ・ナット機構のナットを介して上記スライダ33を上記アクチュエータ3の長さ方向(図1中左下から右上に向かう方向)の両側に駆動させるものである。
なお、図1ではコントローラ5またはコントローラ7に、一台のアクチュエータ3を接続した様子を示しているが、複数台のアクチュエータ3を接続する場合もある。
上記コントローラ5は、上記教示装置1からの指示に基づいて、例えば、上記図示しないモータの回転方向と回転量を制御することにより、上記スライダ33を上記アクチュエータ3の長さ方向における任意の位置に移動させ、その位置を記憶することができる。また、上記スライダ33の移動手順をプログラムとして記憶することにより複雑な動作を行わせることもできる。
また、上記コントローラ5は、通信規格としてRS232C(Recommended Standard 232 Version C)を採用している。
上記コントローラ5には、コントローラ側コネクタ41とコントローラ側コネクタ43とが設けられており、既に説明したケーブル9のケーブル側コネクタ13は上記コントローラ側コネクタ41に接続されており、ケーブル19のケーブル側コネクタ23は上記コントローラ側コネクタ43に接続されている。
一方、上記コントローラ7は、上記教示装置1からの指示に基づいて、例えば、上記図示しないモータの回転方向と回転量を制御することにより、上記スライダ33を上記アクチュエータ3の長さ方向における任意の位置に移動させ、その位置を記憶することができる。
上記コントローラ7は、通信規格としてRS485(Recommended Standard 485)を採用している。
上記コントローラ7には、コントローラ側コネクタ45とコントローラ側コネクタ47とが設けられており、既に説明したケーブル15のケーブル側コネクタ17はコントローラ側コネクタ45に接続されており、ケーブル25のケーブル側コネクタ27はコネクタ47に接続されている。
上記教示装置1は、上記コントローラ5またはコントローラ7に対して上記アクチュエータ3の動作を教示するようになっている。すなわち、上記教示装置1は、上記アクチュエータ3を制御するためのプログラム、位置データ、パラメータなどを上記コントローラ5や上記コントローラ7に入力するためのものである。
以上が、教示装置1の概略の説明である。
次に、図2及び図3を参照しながら、教示装置1の概要について説明する。
上記教示装置1には、図2に示すように、まず、筐体51がある。この筐体51の表側(図2中紙面垂直方向手前側)の図2中左右両側にはそれぞれ、右側操作部53と左側操作部55が設けられている。
上記右側操作部53は、右側操作部用シール57が表面に貼り付けられており、この右側操作部用シール57の下側に設置された図示しない複数のスイッチが、図示しないユーザによって押圧・操作される。
また、上記左側操作部55も同様に、左側操作部用シール59が表面に貼り付けられており、この左側操作部用シール59の下側に設置された図示しない複数のスイッチが、図示しないユーザによって押圧・操作される。
また、上記筐体51の表側(図2中紙面垂直方向手前側)の中央には、タッチパネル付ディスプレイ61が設置されている。このタッチパネル付ディスプレイ61も、図示しないユーザによって押圧・操作されるものである。
また、上記タッチパネル付ディスプレイ61の図2中下側には下側操作部63が設けられている。この下側操作部63の表面にも下側操作部用シール65が貼り付けられており、この下側操作部用シール65の下側の図示しないスイッチが図示しないユーザによって押圧・操作される。
また、上記タッチパネル付ディスプレイ61の図2中上側には非常停止ボタン67が設置されている。この非常停止ボタン67は、非常時に図示しないユーザによって押圧・操作されることにより、既に述べたコントローラ5又はコントローラ7を介してアクチュエータ3を緊急停止させるようになっている。
また、上記筐体51の下側には教示装置側ケーブルコネクタ71が設置されている。この教示装置側ケーブルコネクタ71には、既に述べたケーブル9やケーブル15のケーブル側コネクタ11が着脱可能に接続される。
既に述べたように、上記コントローラ5とコントローラ7はその通信規格が異なっている。そのため、上記コントローラ5のコネクタ41と上記コントローラ7のコネクタ45とは、形状やピン配置が異なったものとなっている。そして、それに接続されるケーブル9のコントローラ側コネクタ13とケーブル15のコントローラ側コネクタ17も異なったものとなっている。
一方、上記ケーブル9と上記ケーブル15のケーブル側コネクタ11は共通の形状・ピン配置となっており、上記ケーブル9であっても上記ケーブル15であっても、上記教示装置側ケーブルコネクタ71に対して接続できるようになっている。
すなわち、上記教示装置1は、通信規格が異なる上記コントローラ5とコントローラ7の何れであっても、1つの上記教示装置側ケーブルコネクタ71によって、上記ケーブル9又は上記ケーブル15を介して接続することができるように構成されている。
また、図3に示すように、上記筐体51の背面側(図3中紙面垂直方向手前側)の図3中左側には、イネーブルスイッチ75が設置されている。このイネーブルスイッチ75の押圧・操作により、上記右側操作部53、上記左側操作部55、上記下側操作部63、及び、タッチパネル付ディスプレイ61による上記コントローラ5又は上記コントローラ7を介しての上記アクチュエータ3に対する動作指示への規制が解除されるようになっている。
また、図3に示すように、上記筐体51の背面側(図3中紙面垂直方向手前側)には逆U字型の把持用凸部77が形成されている。上記教示装置1が使用される際、図示しないユーザによって、上記筐体51の左右側面側(図3中左右方向両側)や上記把持用凸部77が把持されることになる。また、上記把持用凸部77の内側の図3中左側に、既に述べたイネーブルスイッチ75が設置されている。また、上記把持用凸部77の内側の図3中左右両側にはそれぞれ把持用凹部79、79が形成されている。上記教示装置1が図示しないユーザによって把持された際、この把持用凹部79内に上記図示しないユーザの指先が入り込むことになる。
また、図3に示すように、上記筐体51の背面側(図3中紙面垂直方向手前側)の図3中上側には、壁掛けフック用凹部81が形成されている。また、図3に示すように、上記筐体51の背面側(図3中紙面垂直方向手前側)の図3中下側には、スタイラス収納用凹部83が形成されており、このスタイラス収納用凹部83には上記タッチパネル付ディスプレイ61の操作に用いるスタイラス85が係合・収納されている。
以上が、教示装置1の概要についての説明である。
次に、図4及び図5を参照しながら、教示装置1の内部構成について説明する。
図4は上記教示装置1の機能を説明するための機能ブロック図であり、図5は図4に示した機能ブロックの具体的な回路構成を示した電気回路図である。図4、図5に示すように、上記教示装置1には、CPU(中央演算処理装置)89、メモリ91、コントローラ識別回路としてのSEL/CON識別回路93、通信切換回路としての232C/485切換回路95、RS232C通信回路97、RS485通信回路99、電源回路101が設けられている。
なお、図5では、メモリ91、電源回路101の図示を省略している。
また、図4に示すように、上記教示装置1には、コントローラ5またはコントローラ7がケーブル9又はケーブル25を介して接続されることになる。
上記CPU89は、後述する通信・制御プログラム111、113等によって動作し、既に述べた右側操作部53、左側操作部55、下側操作部63、及び、タッチパネル付ディスプレイ61による図示しないユーザの操作に基づき、コントローラ5又はコントローラ7によるアクチュエータ3の制御に用いるデータの生成等の処理を行うものである。また、上記CPU89は、後述するコントローラ識別処理、通信・制御プログラム切換処理、通信回路切換処理も行うものである。
図5に示すように、上記CPU89からは、CPUデータ入力信号線103a、CPUデータ出力信号線103b、RS485用入出力切換信号線103cが引き出されている。また、上記CPU89からは、通信回路切換用信号線105、コントローラ識別用信号線107も引き出されている。
また、上記CPU89からは、その他にも、既に述べた上記右側操作部53、上記左側操作部55、上記下側操作部63、及び、タッチパネル付ディスプレイ61等と接続される図示しない信号線や上記CPU89に電源を供給するための図示しない電力線等も引き出されている。
また、図4に示すように、上記CPU89には既に説明したように、メモリ91が接続されている。上記コントローラ5と上記コントローラ7の通信規格が異なるため、上記メモリ91には、上記コントローラ5用の通信・制御プログラム(SEL系通信・制御プログラム)111と上記コントローラ7用の通信・制御プログラム(CON系通信・制御プログラム)113という複数種類(本実施の形態の場合は2種類)の通信・制御プログラムが予め記憶されている。また、その他にも、上記メモリ91には、図示しないコントローラ識別用のプログラムも記憶されている。
上記CPU89には、既に説明したように、コントローラ識別用信号線107を介して、コントローラ識別回路としてのSEL/CON識別回路93が接続されている。このSEL/CON識別回路93にはトランジスタ121が備えられている。このトランジスタ121のベース端子123は、電気抵抗125及び信号線127を介して、教示装置側ケーブルコネクタ71のコントローラ識別信号用端子129に接続されている。また、上記トランジスタ121のエミッタ端子131は接地されているとともに、電気抵抗133を介して、上記電気抵抗125と上記ベース端子123との間に接続されている。
また、上記トランジスタ121のコレクタ端子135は、上記コントローラ識別用信号線107に接続されている。また、上記コントローラ識別用信号線107は、電気抵抗137を介して後述する電源219に接続されている。
コントローラ7が接続されると、上記コントローラ識別信号用端子129から上記信号線127を介してコントローラ識別信号として電圧の低い信号(以下、「Low信号」という)が入力される。この場合、上記トランジスタ121のコレクタ端子135とエミッタ端子131は導通されず、上記コントローラ識別用信号線107側の電圧が上記電気抵抗137を介して後述する電源219によって引き上げられ、上記CPU89には電圧の高い信号(以下、「High信号」という)が入力される。
なお、本実施の形態の場合、上記コントローラ7側には上記コントローラ識別信号用端子129に対応する端子がなく、上記コントローラ識別信号である「Low信号」として「0V」の電圧が入力されることになる。
これに対して、コントローラ5が接続されると、上記コントローラ識別信号用端子129から上記信号線127を介して、上記トランジスタ121のベース端子123にコントローラ識別信号として「High信号」が入力される。この場合は、上記トランジスタ121のコレクタ端子135とエミッタ端子131が導通され、上記コントローラ識別用信号線107側の電圧が降下する。これにより、上記CPU89に「Low信号」が入力される。
なお、本実施の形態の場合、上記コントローラ5側に、上記コントローラ識別信号用端子129に対して電圧を供給する端子が備えられており、これにより上記コントローラ識別信号として「High信号」が入力されることになる。
そして、上記CPU89は、後述するように、上記コントローラ識別用信号線107を介して入力される信号が「High信号」であるか「Low信号」であるかによって、上記教示装置側ケーブルコネクタ71にコントローラ5とコントローラ7の何れが接続されているかの識別を行う。具体的には、上記コントローラ7が接続されれば上記CPU89に入力される信号は「High信号」となり、上記コントローラ5が接続されれば上記CPU89に入力される信号は「Low信号」となる。
なお、上記教示装置側ケーブルコネクタ71のコントローラ識別信号用端子129からの信号が、上記CPU89に直接入力されない構成となっている。これは、上記コントローラ識別信号用端子129からのコントローラ識別信号の電圧が上記CPU89によって許容される電圧を超えているため、上記SEL/CON識別回路93によって上記コントローラ識別信号用端子129からのコントローラ識別信号が「High信号」であるか「Low信号」であるかを識別し、それにより上記CPU89によって許容できる電圧の範囲で上記コントローラ識別信号が論理反転された信号を別途生成するようにしているものである。
また、既に説明したように、上記CPU89には、通信切換回路としての232C/485切換回路95が接続されており、この232C/485切換回路95には通信規格の異なるRS232C通信回路97とRS485通信回路99が接続されている。
図5に示すように、上記232C/485切換回路95には、スリーステートバッファ151a、151b、153a、153bが設けられている。
上記スリーステートバッファ151aには、上記CPU89から引き出されたCPUデータ出力信号線103bと、上記RS232C通信回路97に接続されるRS232C信号入力線155aが接続されている。
また、上記スリーステートバッファ151bには、上記CPU89から引き出されたCPUデータ入力信号線103aと、上記RS232C通信回路97に接続されるRS232C信号出力線155bが接続されている。
また、上記スリーステートバッファ151a及び上記スリーステートバッファ151bには反転通信回路切換信号線157が接続されており、この反転通信回路切換信号線157には、シュミットトリガーインバータ159を介して、上記CPU89から引き出された上記通信回路切換信号線105が接続されている。
上記スリーステートバッファ151a及び上記スリーステートバッファ151bは、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「High信号」が出力されると導通状態となり、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「Low信号」が出力されると非導通状態となる。
上記スリーステートバッファ151aが導通状態になると、CPUデータ出力信号線103bからの信号がRS232C信号入力線155aに伝達される。また、上記スリーステートバッファ151bが導通状態になると、RS232C信号出力線155bからの信号がCPUデータ入力信号線103aに伝達される。これにより上記CPU89と上記RS232C通信回路97との信号の伝達が行われるようになる。
なお、前述したように、上記スリーステートバッファ151a、151b側の反転通信回路切換信号線157と上記CPU89側の上記通信回路切換信号線105との間には、上記シュミットトリガーインバータ159が介在されている。そのため、上記CPU89により上記通信回路切換信号線105に切換信号として「High信号」が出力された場合は、この「High信号」が上記シュミットトリガーインバータ159によって論理反転され、上記スリーステートバッファ151a、151b側の反転通信回路切換信号線157には切換信号として「Low信号」が出力される。一方、上記CPU89により上記通信回路切換信号線105に切換信号として「Low信号」が出力された場合は、この「Low信号」が上記シュミットトリガーインバータ159によって論理反転され、上記スリーステートバッファ151a、151b側の反転通信回路切換信号線157には切換信号として「High信号」が出力される。
また、上記スリーステートバッファ153aには、上記CPU89から引き出されたCPUデータ入力信号線103aと、上記RS485通信回路99に接続されるRS485信号出力線161aが接続されている。また、上記スリーステートバッファ153bには、上記CPU89から引き出されたCPUデータ出力信号線103bと、上記RS485通信回路99に接続されるRS485信号入力線161bが接続されている。
また、上記スリーステートバッファ153a及び上記スリーステートバッファ153bには既に述べた通信回路切換信号線105が接続されている。
上記スリーステートバッファ153a及び上記スリーステートバッファ153bは、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「Low信号」が出力されると導通状態となり、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「High信号」が出力されると非導通状態となる。
上記スリーステートバッファ153aが導通状態になると、RS485信号出力線161aからの信号がCPUデータ入力信号線103aに伝達される。また、上記スリーステートバッファ153bが導通状態になると、CPUデータ出力信号線103bからの信号がRS485信号入力線161bに伝達される。これにより上記CPU89と上記RS485通信回路99との信号の伝達が行われるようになる。
すなわち、上記構成によると、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「High信号」を出力することで、使用する通信回路として上記RS232C通信回路97を選択することができ、上記通信回路切換信号線105に切換信号として「Low信号」を出力することで、使用する通信回路として上記RS485通信回路99を選択することができる。
上記RS232C通信回路97にはCPU側入力端子171aとCPU側出力端子171bとが設けられている。上記CPU側入力端子171aには既に述べたRS232C信号入力線155aが接続されていて、上記CPU側出力端子171bには既に述べたRS232C信号出力線155bが接続されている。
また、上記RS232C通信回路97には、コネクタ側出力端子173aとコネクタ側入力端子173bが設けられている。上記コネクタ側出力端子173aは、信号線175aを介して、教示装置側ケーブルコネクタ71のRS232C出力端子177aに接続されている。上記コネクタ側入力端子173bは、信号線175bを介して、上記教示装置側ケーブルコネクタ71のRS232C入力端子177bに接続されている。
すなわち、上記RS232C通信回路97は、CPU89によるデータの送信を行うチャンネル(CPUデータ出力信号線103b、RS232C信号入力線155a、信号線175a、RS232C出力端子177a)と、上記CPU89によるデータの受信を行うチャンネル(RS232C入力端子177b、信号線175b、RS232C信号出力線155b、CPUデータ入力信号線103a)とが、独立して設けられていることになる。
また、上記RS232C通信回路97には、電源端子179aとグランド端子179bが備えられている。上記電源端子179aは、電線181aを介して後述する電源215に接続されている。また、上記グランド端子179bは、電線181bを介して接地されている。
RS485通信回路99にはCPU側出力端子191aとCPU側入力端子191bが設けられている。上記CPU側出力端子191aには既に述べたRS485信号出力線161aは接続されており、上記CPU側入力端子191bには既に述べたRS485信号入力線161bが接続されている。
また、RS485通信回路99には、第1入出力切換信号用端子191cと第2入出力切換信号用端子191dが設けられている。上記第1入出力切換信号用端子191cと上記第2入出力切換信号用端子191dは、共に、既に述べたRS485用入出力切換信号線103cに接続されている。
また、上記RS485通信回路99には、第1コネクタ側入出力端子193aと第2コネクタ側入出力端子193bとが設けられている。上記第1コネクタ側入出力端子193aは、信号線195aを介して、上記教示装置側ケーブルコネクタ71の第1RS485入出力端子197aに接続されている。上記第2コネクタ側入出力端子193bは、信号線195bを介して、上記教示装置側ケーブルコネクタ71の第2RS485入出力端子197bに接続されている。
また、上記RS485通信回路99には、入力側スイッチング素子199aと出力側スイッチング素子199bが設けられている。
上記入力側スイッチング素子199aには、第1コネクタ側入出力端子193a、第2コネクタ側入出力端子193b、CPU側出力端子191a、及び、第1入力切換信号用端子191cが接続されている。
上記入力側スイッチング素子199aは、上記第1入力切換信号用端子191cを介して、RS485用入出力切換信号線103cから「Low信号」を入力されると、導通状態となり、上記第1コネクタ側入出力端子193a及び上記第2コネクタ側入出力端子193b側から上記CPU側出力端子191a側への信号の伝達が許容される。
また、上記入力側スイッチング素子199aは、上記第1入力切換信号用端子191cを介して、RS485用入出力切換信号線103cから「High信号」を入力されると、非導通状態となり、上記第1コネクタ側入出力端子193a及び上記第2コネクタ側入出力端子193b側から上記CPU側出力端子191a側への信号の伝達が制限される。
また、上記入力側スイッチング素子199aは、導通状態において、例えば、上記第1コネクタ側入出力端子193aを介して電圧が「+」である信号を入力されるとともに上記第2コネクタ側入出力端子193bを介して電圧が「−」である信号を入力されると、上記CPU側出力端子191a側から「High信号」を出力する。また、上記第1コネクタ側入出力端子193aを介して電圧が「−」である信号を入力されるとともに上記第2コネクタ側入出力端子193bを介して電圧が「+」である信号を入力されると、上記CPU側出力端子191a側から「Low信号」を出力するように構成されている。すなわち、上記入力側スイッチング素子199aは、上記第1コネクタ側入出力端子193aと上記第2コネクタ側入出力端子193bとによって入力される、いわゆる、差動信号を、上記CPU側出力端子191aから出力される「High信号」又は「Low信号」に変換する。
また、上記出力側スイッチング素子199bには、CPU側入力端子191b、第1コネクタ側入出力端子193a、第2コネクタ側入出力端子193b、及び、第2入力切換信号用端子191dが接続されている。
上記出力側スイッチング素子199bは、上記第2入力切換信号用端子191dを介して、RS485用入出力切換信号線103cから「High信号」を入力されると、導通状態となり、上記CPU側入力端子191b側から上記第1コネクタ側入出力端子193a及び上記第2コネクタ側入出力端子193b側への信号の伝達が許容される。
また、上記出力側スイッチング素子199bは、上記第2入力切換信号用端子191dを介して、RS485用入出力切換信号線103cから「Low信号」を入力されると、非導通状態となり、上記CPU側入力端子191b側から上記第1コネクタ側入出力端子193a及び上記第2コネクタ側入出力端子193b側への信号の伝達が制限される。
また、上記出力側スイッチング素子199bは、導通状態において、例えば、上記CPU側入力端子191b側から「High信号」を入力されると、上記第1コネクタ側入出力端子193aを介して電圧が「+」である信号を出力するとともに上記第2コネクタ側入出力端子193bを介して電圧が「−」である信号を出力し、上記CPU側入力端子191b側から「Low信号」を入力されると、上記第1コネクタ側入出力端子193aを介して電圧が「−」である信号を出力するとともに上記第2コネクタ側入出力端子193bを介して電圧が「+」である信号を出力するように構成されている。すなわち、上記出力側スイッチング素子199bは、上記CPU側入力端子191bから入力される「High信号」又は「Low信号」を、上記第1コネクタ側入出力端子193aと上記第2コネクタ側入出力端子193bから出力される、いわゆる、差動信号に変換する。
また、上記RS485通信回路99には、電源端子201aとグランド端子201bが設けられている。上記電源端子201aは、電線203aを介して後述する電源217に接続されている。また、上記グランド端子201bは、電線203bを介して接地されている。
また、既に述べたように、教示装置1には電源回路101が設けられている。この電源回路101は、上記教示装置側ケーブルコネクタ71の電源端子211から電源213を介して供給される電力を入力され、上記教示装置1内で使用できるように電圧の変換等を行った後、電源215、217、219として出力するものである。また、上記電源回路101は上記CPU89に対しても電力を供給している。
以上が、教示装置1の内部構成についての説明である。
次に、本実施の形態による教示装置1の作用について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、教示装置側ケーブルコネクタ71にコントローラ5又はコントローラ7を接続すると、上記コントローラ5又はコントローラ7から上記教示装置1に電力が供給され、まず、コントローラ識別処理が開始される。
図6に示すフローチャートのステップS1において、コントローラ識別用信号線107からCPU89に入力される信号が、「Low信号」であるか否かを識別する処理が行われる。すなわち、このステップS1では、上記コントローラ識別処理が行われる。この処理では、上記信号が「Low信号」であると識別された場合には、ステップS2へと移行する。
なお、上記CPU89によって行われる上記ステップS1の処理と既に述べたSEL/CON識別回路93によってコントローラ識別手段が構成される。
ステップS2では、メモリ91から上記コントローラ5用の通信・制御プログラム、すなわち、SEL系通信・制御プログラム111を選択し起動させる。すなわち、このステップS2では、通信・制御プログラム切換処理が行われる。
次に、ステップS3へと移行する。
なお、上記CPU89によって行われる上記ステップS2の処理によって通信・制御プログラム選択手段が構成される。
ステップS3では、上記CPU89から上記232C/485切換回路95に通信回路切換信号線105を介して「High信号」が入力され、使用する通信回路がRS232C通信回路97に切り替えられる。すなわち、このステップS3では、通信回路切換処理が行われる。
次に、ステップS4へと移行する。
なお、上記CPU89によって行われる上記ステップS3の処理と上記232C/485切換回路95によって通信回路切換手段が構成される。
ステップS4ではコントローラ5との通信が開始される。この後、処理は終了される。
上記ステップS1により、上記コントローラ識別用信号線107から上記CPU89に入力される信号が「Low信号」ではない、すなわち、「High信号」と識別された場合には、ステップS5へと移行する。
ステップS5では、メモリ91から上記コントローラ7用の通信・制御プログラム113を選択し起動させる。すなわち、このステップS5では、通信・制御プログラム切換処理が行われる。
次に、ステップS6へと移行する。
ステップS6では、上記CPU89から通信回路切換信号線105を介して「Low信号」が入力され、使用される通信回路がRS485通信回路99に切り替えられる。すなわち、このステップS6では、通信回路切換処理が行われる。
次に、ステップS7へと移行する。
ステップS7ではコントローラ7との通信開始処理が行われる。これにより、上記教示装置1と上記コントローラ7との通信が開始されることとなる。
この通信開始処理の後、処理は終了される。
次に、本実施の形態による教示装置1の効果について説明する。
まず、本実施の形態による教示装置1によると、簡易な構成により複数種類(この実施の形態の場合には二種類)のコントローラ、すなわち、コントローラ5とコントローラ7に容易に対応することができる。この点について詳しく説明する。まず、コントローラ5又はコントローラ7から教示装置側ケーブルコネクタ71のコントローラ識別信号用端子129を介して上記SEL/CON識別回路93にコントローラ識別信号が入力される。SEL/CON識別回路93はこのコントローラ識別信号に基づいてCPU89に対して信号を出力する。この信号によって上記CPU89は上記コントローラ5と上記コントローラ7の何れが接続されているかを識別することができるように構成されている。
具体的には、上記SEL/CON識別回路93からCPU89に対して出力される信号が「Low信号」であれば上記コントローラ5が接続されていると識別し、上記SEL/CON識別回路93からCPU89に対して出力される信号が「High信号」であれば上記コントローラ7が接続されていると識別する。その際、例えば、上記コントローラ5又は上記コントローラ7からRS232C入力端子177b又は第1RS485入出力端子197a、197bを介して入力される複雑なデータを識別する必要はなく、簡易な構成の上記SEL/CON識別回路93及び上記CPU89による簡単な処理により、上記コントローラ5と上記コントローラ7の何れが接続されているかを識別することができる。
また、上記SEL/CON識別回路93からCPU89に対して出力される信号が「Low信号」であれば上記コントローラ5が接続されていると判別し、上記SEL/CON識別回路93からCPU89に対して出力される信号が「High信号」であれば上記コントローラ7が接続されていると判別しているため、上記「Low信号」又は「High信号」を伝達するための信号線はコントローラ識別用信号線107のみであり、上記教示装置1を簡易な構成とすることができる。
なお、上記コントローラ識別信号用端子129から上記SEL/CON識別回路93に伝達されるコントローラ識別信号も「High信号」または「Low信号」の2種類であるため、上記コントローラ識別信号用端子129から上記SEL/CON識別回路93に上記コントローラ識別信号を伝達するための信号線も上記信号線127のみであり、これによっても、上記教示装置1を簡易な構成とすることができる。
また、上記教示装置側ケーブルコネクタ71のコントローラ識別信号用端子129を介して上記SEL/CON識別回路93に入力されるコントローラ識別信号に基づいて上記SEL/CON識別回路93からCPU89に対して信号が出力されるように構成されているため、上記コントローラ識別信号が上記CPU89によって許容できない高い電圧の信号であっても、上記SEL/CON識別回路93から上記CPU89に対して出力される信号の電圧を上記CPU89によって許容できる範囲に下げることで、上記CPU89によって上記コントローラ5と上記コントローラ7の何れが接続されているかを識別することができる。
また、232C/485切換回路95は、切換信号が「High信号」であるか「Low信号」であるかによって、上記CPU89に接続される通信回路をRS232C通信回路97又はRS485通信回路99に切り替えるため、CPU89から通信回路切換信号線105のみを介して切換信号を入力する簡易な構成とすることができる。
また、ケーブル9とケーブル15のケーブル側コネクタ11は共通の形状・ピン配置となっており、上記ケーブル9であっても上記ケーブル15であっても、一つの教示装置側ケーブルコネクタ71に対して着脱可能に接続できるようになっている。そのため、上記教示装置1は、一つの上記教示装置側ケーブルコネクタ71のみを備えている簡略化された構成で通信規格の異なるコントローラ5とコントローラ7の両方に対応することができる。
なお、本発明は、前記一実施の形態に限定されない。
前記一実施の形態では、上記教示装置1に接続されるコントローラは、コントローラ5とコントローラ7の2種類であったが、3種類以上のコントローラが上記教示装置1に接続される場合も考えられる。
この場合、上記コントローラの種類の数に応じて、通信回路の数や通信切換回路内のスリーステートバッファの数も増減することになる。
また、前記一実施の形態の場合、コントローラ識別信号は1つのコントローラ識別信号用端子129から入力されるものであったが、上記コントローラの種類の数に応じて、コントローラ識別信号用端子の数も増減する。例えば、コントローラ識別信号端子が2つであれば、コントローラ識別信号用端子1つあたり2通りの信号(「High信号」と「Low信号」)を識別できるため、合計で4種類のコントローラを識別できることになる。また、例えば、コントローラ識別信号端子が3つであれば、合計で8種類のコントローラを識別できることになる。すなわち、2をコントローラ識別信号端子の数だけ階乗させた数だけ、コントローラの種類を判別できることになる。
また、前記一実施の形態の場合、教示装置1にはSEL/CON識別回路93が設けられており、このSEL/CON識別回路93を介してコントローラ識別信号が入力されるが、コントローラから出力されるコントローラ識別信号の電圧がCPU89によって許容できる範囲であれば、上記コントローラ識別信号を直接CPU89に入力する構成とする場合も考えられる。
また、使用される通信規格には様々な場合が考えられる。例えば、RS232CやRS485以外にも、RS422やイーサーネット通信等が考えられる。
その他、図示した構成に限定されるものではない。
本発明は、例えば、アクチュエータに対してその動作を教示する教示装置に係り、特に、簡易な構成により異なる通信規格の通信回路を備えた複数種類のコントローラに容易に対応できるように工夫したものに関し、例えば、産業用ロボットの教示装置に好適である。
1 教示装置
5 コントローラ
7 コントローラ
9 ケーブル
11 ケーブル側コネクタ
15 ケーブル
71 教示装置側ケーブルコネクタ
89 CPU
91 メモリ
93 SEL/CON識別回路(コントローラ識別手段の一部)
95 232C/485切換回路(通信回路切換手段の一部)
97 RS232C通信回路
99 RS485通信回路
111 コントローラ5用の通信・制御プログラム
113 コントローラ7用の通信・制御プログラム

Claims (6)

  1. 複数種類のコントローラそれぞれと通信するための複数の通信回路と、
    接続されたコントローラから入力されるコントローラ識別信号により上記複数種類のコントローラの内何れのコントローラに接続されているかを識別するコントローラ識別手段と、
    上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記複数の通信回路の内接続されているコントローラに対応する通信回路を有効にする通信回路切換手段と、
    を具備し
    上記複数種類のコントローラとはケーブルを介して接続され、上記ケーブルが着脱されるケーブルコネクタが設けられていて、上記ケーブルコネクタは上記コントローラの種類によらず統一されているとともに、上記ケーブルの教示装置側のコネクタも上記コントローラの種類によらず統一されていて、
    上記ケーブルコネクタ及び上記ケーブルの教示装置側のコネクタには上記複数の通信回路の端子と上記コントローラ識別手段の端子が併設されていることを特徴とする教示装置。
  2. 請求項1記載の教示装置において、
    上記コントローラは種類毎に通信規格が異なっており、上記通信回路としては上記コントローラの通信規格に対応したものが備えられていることを特徴とする教示装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の教示装置において、
    上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別信号に基づいてレベルの異なる複数種類の識別信号を選択的に出力するコントローラ識別回路を備えていることを特徴とする教示装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の教示装置において、
    上記複数種類のコントローラそれぞれに対応して通信・制御プログラムが予めメモリに記憶されていて、
    上記コントローラ識別手段による識別結果に基づいて上記メモリに記憶されている上記通信・制御プログラムの中から接続されているコントローラに対応する通信・制御プログラムを選択する通信・制御プログラム選択手段を備えたことを特徴とする教示装置。
  5. 請求項3又は請求項4の何れかに記載の教示装置において、
    上記コントローラは2種類であり、上記コントローラ識別回路はコントローラの種類に応じて上記識別信号として「High信号」又は「Low信号」を出力するものであり、
    上記コントローラ識別手段は上記コントローラ識別回路からの識別信号が「High信号」か「Low信号」かによってコントローラの種類を識別するものであることを特徴とする教示装置。
  6. 請求項5記載の教示装置において、
    上記通信回路は2種類であり、
    上記通信回路切換手段は上記コントローラ識別手段からの切換信号に基づいて上記2種類の通信回路の何れかを選択して切り換えるものであることを特徴とする教示装置。
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