JP6090284B2 - 加湿装置 - Google Patents

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JP6090284B2
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Description

この発明は、加湿装置に関する。
従来、加湿装置としては、室外機上に搭載されて、外気から水分を吸収した加湿空気を、ホースを通して、室内機に供給するようにしたものがある(特許文献1:特開2001−41511号公報)。
この従来の加湿装置は、加湿ロータと、この加湿ロータの吸湿領域を通る吸湿通路と、この吸湿通路に外気を送る吸湿ファンと、上記加湿ロータの加湿領域を通る加湿通路と、上記加湿通路に空気を送る加湿ファンと、上記加湿ロータよりも上流側の加湿通路に設けられたヒータとを有している。そして、この従来の加湿装置は、上記加湿ロータの吸湿領域に、上記吸湿通路を通る外気から水分を吸湿させる一方、上記加湿通路を通るヒータで加熱された加熱空気に加湿ロータの加湿領域から水分を放出させて、加湿空気を作成し、この加湿空気を、上記加湿通路に連なるホースを通して室内機に導いて、室内に加湿空気を供給するようにしている。
特開2001−41511号公報
ところが、上記従来の加湿装置では、ホース等の施工不良や、長期休止後のホース内の結露水の滞留によって、ホースが閉塞する場合があるが、ホースの閉塞を検知することができないという問題があった。ホースが閉塞すると、加湿空気が流れないから、加湿機能が損なわれ、また、ヒータの温度上昇に至る場合がある。
そこで、この発明の課題は、ホース等の管路の閉塞を検知できる加湿装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加湿装置は、
加湿ロータと、
この加湿ロータの吸湿領域を経由する吸湿通路と、
この吸湿通路に空気を流す吸湿ファンと、
上記加湿ロータの加湿領域を経由する加湿通路と、
この加湿通路に空気を流す加湿ファンと、
上記加湿通路内において上記加湿ロータの加湿領域よりも上流側に設けられたヒータと、
上記加湿通路内、かつ、上記加湿ロータの加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサと、
上記ヒータおよび上記加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサにより検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定する閉塞判定部と
を備え、
上記ヒータの出力を、外気温度に基づいて、その外気温度が高いほど低くなるように制御するヒータ出力制御部を備えることを特徴としている。
上記構成の加湿装置は、上記管路が結露水等で閉塞されていると、加湿通路から管路側への空気の流れが生じないため、加湿通路の加湿ロータの下流側に設けた温度センサで検出される空気の温度が上昇しないことを利用して、上記閉塞判定部によって、管路の閉塞を判定する。
すなわち、上記閉塞判定部は、上記ヒータおよび加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記加湿通路内、かつ、上記加湿ロータの加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサにより検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定するので、管路の閉塞を、加湿装置側で確実に検出できる。
特に、室内機側の温度センサ等からの信号を受けないで、管路の閉塞を検知できるので、装置構成が簡素になり、かつ、制御がシンプルになる。
また、この発明によれば、上記ヒータ出力制御部によって、上記ヒータの出力を、外気温度に基づいて、その外気温度が高いほど低くなるように制御するので、外気の温度の影響を少なくして、管路の閉塞についての誤検出を防止することができる。
1実施形態では、
上記閉塞判定部は、上記温度センサにより検出された上記空気の温度が予め定められた設定値以上であると、上記閉塞判定部の判定を停止する。
このように、上記空気の温度が予め定められた設定値を、例えば、ヒータが垂下制御している状態の温度に設定することによって、ヒータの垂下制御の直前の温度が高くなっている状態のときに、上記閉塞判定部の判定を停止するので、管路の閉塞の有無についての誤検出を防止できる。
1実施形態では、
上記所定温度は、外気温度よりも所定値高い温度である。
上記実施形態によれば、上記所定温度は、外気温度よりも所定値高い温度であるから、外気の温度によって、管路の閉塞について誤検出が生じるのを防止できる。
1実施形態では、
上記閉塞判定部は、上記温度センサにより検出された空気の温度が、上記所定時間経過したときに、上記所定温度以下であるか否かの判定を、外気温度が予め定められた外気設定温度以下のときに行う。
上記実施形態によれば、上記温度センサにより検出された空気の温度が、上記所定時間経過したときに、上記所定温度以下であるか否かの判定を、外気温度が予め定められた外気設定温度以下のときに行うので、外気の温度の影響を受けないで、管路の閉塞の有無の識別を確実にできて、管路の閉塞の誤検出を防止できる。
1実施形態は、
上記閉塞判定部が、上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定すると、閉塞したとの報知を行わせる報知部を備える。
上記実施形態によれば、管路の閉塞をユーザに報知することができる。
また、この発明は、
加湿ロータと、
この加湿ロータの吸湿領域を経由する吸湿通路と、
この吸湿通路に空気を流す吸湿ファンと、
上記加湿ロータの加湿領域を経由する加湿通路と、
この加湿通路に空気を流す加湿ファンと、
上記加湿通路内において上記加湿ロータの加湿領域よりも上流側に設けられたヒータと、
上記加湿通路内、かつ、上記加湿ロータの加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサと、
上記ヒータおよび上記加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサにより検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定する閉塞判定部と
を備え、
上記閉塞判定部が、上記管路が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記ヒータの出力を、上記加湿通路に連なる管路の長さが長くなる程、ヒータの出力が大きくなるように設定する。
上記発明によれば、管路の長さが長くなる程、ヒータの出力が大きくなるように設定するので、管路の閉塞の誤検出を防止できる。
また、この発明は、
加湿ロータと、
この加湿ロータの吸湿領域を経由する吸湿通路と、
この吸湿通路に空気を流す吸湿ファンと、
上記加湿ロータの加湿領域を経由する加湿通路と、
この加湿通路に空気を流す加湿ファンと、
上記加湿通路内において上記加湿ロータの加湿領域よりも上流側に設けられたヒータと、
上記加湿通路内、かつ、上記加湿ロータの加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサと、
上記ヒータおよび上記加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサにより検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定する閉塞判定部と
を備え、
上記閉塞判定部が、上記管路が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記加湿ファンの回転速度を、上記加湿通路に連なる管路の長短に基づいて、高低に設定するための加湿ファン速度設定部を備える。
上記発明によれば、上記加湿ファン速度設定部によって、加湿ファンの回転速度を、管路の長さの長短に基づいて、高低に設定できるので、管路の長さに殆ど影響をうけないで、正確に管路の閉塞を検出できる。
この発明の加湿装置は、
加湿ロータと、
この加湿ロータの加湿領域を経由する加湿通路と、
この加湿通路に空気を流す加湿ファンと、
上記加湿通路内において上記加湿ロータの加湿領域よりも上流側に設けられたヒータと、
上記加湿通路に連なる管路の出口の近傍に設けられた温度センサと、
上記ヒータおよび上記加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサにより検出された空気の温度が、
所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定する閉塞判定部と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記閉塞判定部によって、上記ヒータおよび上記加湿ファンをオンにして、上記加湿通路に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記加湿通路に連なる管路の出口の近傍に設けられた温度センサにより検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路に連なる管路が閉塞していると判定するので、管路の閉塞を簡単、かつ、確実に検出することができる。
この発明によれば、上記閉塞判定部によって、ホース等の管路の閉塞を検知できる。
この発明の第1実施形態の加湿装置の概略断面図である。 上記第1実施形態の加湿装置の加湿機能を説明する模式図である。 上記第1実施形態の加湿装置の制御装置の機能ブロック図である。 上記第1実施形態の加湿装置の閉塞判定部のフローチャートである。 上記第1実施形態の加湿装置の閉塞判定部のフローチャートである。 上記第1実施形態の加湿装置の閉塞判定部のフローチャートである。 外気の温度が−5℃で、閉塞なしと、閉塞ありとの場合について、経過時間と吹出し温度との関係を示すグラフである。 外気の温度が24℃で、閉塞なしと、閉塞ありとの場合について、経過時間と吹出し温度との関係を示すグラフである。 ホースの長さをパラメータとして、外気温度とヒータ出力との関係を示すグラフである。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1において、1は室外機、2はこの室外機1上に搭載された加湿装置、3はこの加湿装置2から加湿空気が供給される室内機である。
この加湿装置2は、図1および2に示すように、円板状の加湿ロータ21を有する。この加湿ロータ21は、シリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の吸湿材を例えばハニカム状または多孔多粒状に成形してなる。この加湿ロータ21は、図2に模式的に示すように、中心軸の周りに図示しないモータによって矢印Rの方向に回転して、その回転にともなって、各部が順次、吸湿領域A、加湿領域H、熱回収領域Tになるようにしている。上記吸湿領域Aを、吸湿通路22が経由し、この吸湿通路22に空気を流す吸湿ファン23を設けている。また、上記熱回収領域Tおよび加湿領域Hを順次略U字状に加湿通路25が経由し、この加湿通路25に空気を流す加湿ファン26を設けている。上記加湿通路25の熱回収領域Tと加湿領域Hとの間に、ヒータ27を設けている。熱回収領域Tから熱回収して、比較的冷たい外気caを予熱し、この予熱された空気paをヒータ27でさらに加熱して高温の空気hhにして、この高温の空気hhを、加湿領域Hに流して、加湿領域Hから水分を吸湿して、加湿空気haを生成するようにしている。
また、上記加湿ロータ21は、図1に示すように、ケーシング30内に配置して、このケーシング30内を図示しない仕切り板で仕切って、図2に示す吸湿領域Aを経由する吸湿通路22と、上記熱回収領域Tおよび加湿領域Hを経由する上記加湿通路25とを形成している。
また、上記加湿通路25の加湿ロータ21の加湿領域Hよりも下流側、かつ、加湿ファン26の下流側に、加湿空気haの温度を検出する例えばサーミスタ等からなる温度センサ31を設けている。また、上記加湿通路25の下流端側には、開閉するダンパー32を設けている。
上記加湿通路25の下流端には、管路の一例としてのU字状に屈曲したホース35の一端を接続し、このホース35の他端を室内機3のダクト36に接続している。このダクト36には、温度センサの一例としての温湿度センサ37を設けている。
一方、上記加湿通路25のヒータ27の上流側には、温度ヒューズ47と安全ヒューズ48を設けている。上記温度ヒューズ47は、安全ヒューズ48よりも低い温度で溶断する。
上記加湿装置2は、図3の機能ブロック図に示す制御装置100を備え、この制御装置100は、マイクロコンピュータと入出力回路等からなる。上記制御装置100は、加湿ロータ21を駆動する加湿ロータ用モータ210、加湿ファン26、吸湿ファン23、ヒータ27、室内機3の表示ランプでホース35の閉塞を報知する報知装置41を制御し、また、温度センサ31、ヒータ出力設定部43、加湿ファン速度設定部44から、温度検出信号、ヒータ出力設定信号および加湿ファン速度設定信号を受ける。
また、上記制御装置100は閉塞判定部110を備え、この閉塞判定部110は、ソフトウェアによって構成されている。この閉塞判定部110は、ホース35が結露水50等で閉塞されていると、加湿通路25からホース35側への空気の流れが生じないため、温度センサ31で検出される空気の温度が上昇しないことを利用して、後述する図4、5および6のフローチャートに示す判定動作を行う。
また、上記閉塞判定部110は、図3に示すように、空気の温度(吹出し温度)による判定停止部111と、外気温度による判定停止部112と、ヒータ出力制御部113とを含む。
上記空気の温度(吹出し温度)による判定停止部111は、上記温度センサ31により検出された空気の温度(吹出し温度)が予め定められた設定値(例えば、58℃)以上であると、閉塞判定部110の判定動作を停止させて、誤検出を防止する。これは、上記温度センサ31により検出された空気の温度が例えば、58℃以上であると、ヒータ27の垂下制御をするほどの状態であって、そのため、上記空気の温度が高くなったと考えられるからである。
上記外気温度による判定停止部112は、閉塞判定部110の判定動作を、外気温度が予め定められた外気設定温度を超えると停止させるものである。すなわち、上記外気温度による判定停止部112は、温度センサ31により検出された空気の温度が、上記所定時間経過したときに、上記所定温度以下であるか否かの閉塞判定部110による判定を、外気温度が予め定められた外気設定温度(例えば、16℃)以下のときに行わせて、外気が、例えば、16℃を超える高温であるときに閉塞についての判定を行わせなくて、誤検出を防止するものである。
これは、図7および8に示される実験結果に基づくものである。すなわち、図7に示すように、外気温度が−5℃のときには、温度センサ31で検出される空気の温度、つまり、吹出し温度が、閉塞なしの場合は四角の点をつなぐ折れ線で示されるように上昇する一方、閉塞ありの場合は三角の点をつなぐ折れ線で示されるようにあまり上昇しないから、上記吹出し温度の高低で、閉塞の有無を正確に判定できるのに対して、図8に示すように、外気温度が24℃のときには、温度センサ31で検出される空気の温度(吹出し温度)が、閉塞なしの場合(四角の点をつなぐ折れ線)と閉塞ありの場合は(三角の点をつなぐ折れ線)とで、差異が少なくて、上記吹出し温度の高低で、閉塞の有無を正確に判定できないからである。
上記ヒータ出力制御部113は、ヒータ27の出力を、外気温度に基づいて、その外気温度が高いほど低くなるように制御する。すなわち、上記ヒータ出力制御部113は、ヒータ27の出力を、外気温度が高いとき低くする一方、外気温度が低いとき高くして、外気温度の影響を少なくして、誤検出を防止するようにしている。
上記外気温度は、室外機1にある図示しない外気温度センサによって検出している。あるいは、加湿装置2に、別途、図示しない外気温度センサを設けて、その外気温度センサによって外気温度を検出してもよい。
一方、上記ヒータ出力設定部43は、閉塞判定部110が、ホース35が閉塞しているか否かの判定を行うときのヒータ27の出力を、上記ホース35の長さの長短に基づいて、高低に設定するためのもので、ホース35の長さを入力することによって、ヒータ27の出力を設定する。
したがって、上記ヒータ出力制御部113およびヒータ出力設定部43によって、ヒータ27の出力は、図9に示すように、ホース35の長さをパラメータとして、外気温度が高くなる程、ヒータ27の出力が小さくなり、また、ホース35の長さが長くなる程、ヒータ27の出力が大きくなる。
上記加湿ファン速度設定部44は、閉塞判定部110が、ホース35が閉塞しているか否かの判定を行うときの加湿ファン26の回転速度を、上記ホース35の長さの長短に基づいて、高低に設定するためのもので、ホース35の長さを入力することによって、加湿ファン26の回転速度を設定する。これにより、ホース35が長くても、ホース35の閉塞を正確に検出することができる。
なお、上記ヒータ出力設定部43および加湿ファン速度設定部44は、一つに統合して、単にホース35の長さを入力することによって、ヒータ27の出力と加湿ファン26の回転速度との両方を設定するようにしてもよい。
上記構成の加湿装置2は、次のように動作する。
なお、この加湿装置2の起動時運転、乾燥運転、加湿運転は、従来より周知のもので、本件発明の要旨とは、関係が少ないので、以下では、閉塞検出運転(起動時運転の後、乾燥運転の前に行われる)に絞って、説明する。
まず、図4のステップS1で、ダンパー32を開放し、加湿ロータ21と吸湿ファン23を停止した状態で、加湿ファン26とヒータ27を駆動する。
このとき、加湿ファン26の回転速度は、上述のように、加湿ファン速度設定部44で設定された速度であり、ヒータ27の出力は、ヒータ出力設定部43とヒータ出力制御部113によって、定められた出力である。
このように、上記加湿ファン速度設定部44によって、加湿ファン26の回転速度を、ホース35の長さの長短に基づいて、高低に設定しているので、ホース35の長さに殆ど影響をうけないで、正確にホース35の閉塞の検出ができる。また、上記ヒータ出力制御部113およびヒータ出力設定部43によって、ヒータ27の出力は、図9に示すように、ホース35の長さをパラメータとして、外気温度が高くなる程、ヒータ27の出力が小さくなり、また、ホース35の長さが長くなる程、ヒータ27の出力が大きくなるように制御しているので、外気温度およびホース35の長さの影響を少なくして、正確にホース35の閉塞の検出ができる。
なお、図9では、外気温度とヒータ出力との関係は、右下がり直線の関係であるが、右下がりの関係であれば、例えば、双曲線や他の曲線や折れ線であってもよい。
次に、ステップS2に進んで、閉塞検出運転を開始してから、所定時間、例えば、10分が経過するのを待ち、10分が経過すると、ステップS3に進む。
ステップS3では、所定時間が経過する迄の間に、温度センサ31の検出した吹出し温度が設定値以上になったか否かを判定し、是ならステップS4に進んで、閉塞判定部110の判定動作を停止し、ステップS6の乾燥運転に進む。一方、ステップS3で否と判定すると、ステップS5に進む。
より具体的には、温度センサ31により検出された空気の温度(吹出し温度)が予め定められた設定値(例えば、58℃)以上であると、上記空気温度による判定停止部111によって、閉塞判定部110の判定動作が停止させられる。これは、上記温度センサ31により検出された吹出し温度が例えば58℃以上であると、ヒータ27の垂下制御をするほどの状態であって、そのため、閉塞の有無に関係無く、上記吹出し温度が高くなったと考えられるからである。
一方、ステップS5では、温度センサ31で検出した空気の温度(吹出し温度)が、外気温度よりも所定値高い所定温度以下であるか否かを判定する。
このように、上記所定温度は、外気温度よりも所定値高い温度であるから、外気の温度によって、ホース35の閉塞について誤検出が生じるのを防止できる。
具体的には、図7に示すように、外気の温度が−5℃であるとすると、温度センサ31で検出した空気の温度(吹出し温度)が、この外気温度(−5℃)よりも所定値(35℃)高い所定温度(30℃)以下であるか否か判定して、ホース35が結露水50等で閉塞しているか否か判定する。ホース35が結露水50等で閉塞していると、加湿通路25をホース35側に向けて空気が流れないから、図7に示すように、温度センサ31で検出する吹出し温度が30℃以下になるのである。
ステップS5で、否と判定されて、温度センサ31で検出した吹出し温度が所定温度を超えていると、ホース35に閉塞がないとして、ステップS6に進んで、乾燥運転に移行する。
一方、ステップS5で是と判定されると、図5のステップS7に進んで、2回目であるか否か判定される。ステップS7で否(1回目)であると判定されると、図6のステップS9に進んで、吸湿ファン23、加湿ロータ21、加湿ファン26、ヒータ27の駆動を停止し、ステップS10に進んで、一定時間が経過するのを待ち、ステップS1に戻り、ステップS2〜S5の判定を繰り返す。
一方、ステップS7で是と判定されると、つまり、2回目であると判定されると、ステップS8に進んで、ホース35の閉塞を知らせる信号を報知装置41に出力して、ユーザに音声や画像で、ホース35の閉塞を知らせる。
このように、ステップS7で2回目であると判定して、初めて、ホース35が閉塞していると判定するので、誤検出の可能性が極めて低くなる。
このように、ホース35の結露水50等による閉塞を確実に検出して、ユーザに告知できるので、閉塞状態で、ヒータ27を長時間運転する可能性が少ない。
もし仮に、ホース35の閉塞状態でヒータ27を長時間運転すると、図1に示すように、加湿通路25を高温の空気rhhが逆流して、温度ヒューズ47が溶断する虞がある。
しかし、この第1実施形態の加湿装置によれば、確実に、ホース35の閉塞を検知して、ユーザに告知できるので、このような温度ヒューズ47の溶断を防止できる。
また、この第1実施形態の加湿装置2は、加湿通路25に温度センサ31を設けて、加湿装置2内で制御を完結しているので、換言すれば、室内機3と信号の授受をしなくても、ホース35の閉塞を検出できるので、構造が簡単で、制御が簡潔になる。
(第2実施形態)
この第2実施形態の加湿装置については、第1実施形態の図1〜2を援用する。
この第2実施形態の加湿装置は、図1において、第1実施形態で用いた加湿通路25に設けた温度センサ31に代えて、室内機3のダクト36に設けた温度センサ37を用いた点のみが、第1実施形態の加湿装置2と異なる。
この第2実施形態の加湿装置でも、室内機3のダクト36に設けた温度センサ37の出力、つまり、加湿通路25に連なる管路の一例としてのホース35の出口の近傍に設けられた温度センサ37の出力に基づいて、ホース35の閉塞を検出することができる。
図示しない閉塞判定部は、ヒータ27および加湿ファン26をオンにして、上記加湿通路25に空気を流した後、所定時間経過したときに、室内機3側の温度センサ37により検出された空気の温度が、所定温度以下のときにホース35が閉塞していると判定する。
このようにして、簡単に、ホース35の結露水50等による閉塞を検知できる。
なお、この場合、室内機3の温度センサ37から、検出した温度を表す信号を、加湿装置に送信する必要がある。
第1〜第2実施形態および変形例で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
1 室外機
2 加湿装置
3 室内機
21 加湿ロータ
22 吸湿通路
23 吸湿ファン
25 加湿通路
27 ヒータ
35 ホース
31,37 温度センサ
41 報知装置
43 ヒータ出力設定部
44 加湿フアン速度設定部
50 結露水
100 制御装置
110 閉塞判定部
111 吹出し温度による判定停止部
112 外気温度による判定停止部
113 ヒータ出力制御部

Claims (9)

  1. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の吸湿領域を経由する吸湿通路(22)と、
    この吸湿通路(22)に空気を流す吸湿ファン(23)と、
    上記加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)内、かつ、上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサ(31)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(31)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部(110)と
    を備え、
    上記ヒータ(27)の出力を、外気温度に基づいて、その外気温度が高いほど低くなるように制御するヒータ出力制御部(113)を備えることを特徴とする加湿装置。
  2. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の吸湿領域を経由する吸湿通路(22)と、
    この吸湿通路(22)に空気を流す吸湿ファン(23)と、
    上記加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)内、かつ、上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサ(31)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(31)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部(110)と
    を備え、
    上記閉塞判定部(110)が、上記管路(35)が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記ヒータ(27)の出力を、上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の長さの長短に基づいて、高低に設定するためのヒータ出力設定部(43)を備えることを特徴とする加湿装置。
  3. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の吸湿領域を経由する吸湿通路(22)と、
    この吸湿通路(22)に空気を流す吸湿ファン(23)と、
    上記加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)内、かつ、上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも下流側に設けられた温度センサ(31)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(31)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部(110)と
    を備え、
    上記閉塞判定部(110)が、上記管路(35)が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記加湿ファン(26)の回転速度を、上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の長短に基づいて、高低に設定するための加湿ファン速度設定部(44)を備えることを特徴とする加湿装置。
  4. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の出口の近傍に設けられた温度センサ(37)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(37)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部と
    を備え、
    上記ヒータ(27)の出力を、外気温度に基づいて、その外気温度が高いほど低くなるように制御するヒータ出力制御部(113)を備えることを特徴とする加湿装置。
  5. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の出口の近傍に設けられた温度センサ(37)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(37)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部と
    を備え、
    上記閉塞判定部が、上記管路(35)が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記ヒータ(27)の出力を、上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の長さの長短に基づいて、高低に設定するためのヒータ出力設定部(43)を備えることを特徴とする加湿装置。
  6. 加湿ロータ(21)と、
    この加湿ロータ(21)の加湿領域を経由する加湿通路(25)と、
    この加湿通路(25)に空気を流す加湿ファン(26)と、
    上記加湿通路(25)内において上記加湿ロータ(21)の加湿領域よりも上流側に設けられたヒータ(27)と、
    上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の出口の近傍に設けられた温度センサ(37)と、
    上記ヒータ(27)および上記加湿ファン(26)をオンにして、上記加湿通路(25)に空気を流した後、所定時間経過したときに、上記温度センサ(37)により検出された空気の温度が、所定温度以下のときに上記加湿通路(25)に連なる管路(35)が閉塞していると判定する閉塞判定部と
    を備え、
    上記閉塞判定部が、上記管路(35)が閉塞しているか否かの判定を行うときの上記加湿ファン(26)の回転速度を、上記加湿通路(25)に連なる管路(35)の長短に基づいて、高低に設定するための加湿ファン速度設定部(44)を備えることを特徴とする加湿装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記閉塞判定部(110)は、上記温度センサ(31)により検出された上記空気の温度が予め定められた設定値以上であると、上記閉塞判定部(110)の判定を停止することを特徴とする加湿装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記所定温度は、外気温度よりも所定値高い温度であることを特徴とする加湿装置。
  9. 請求項1からのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記閉塞判定部(110)は、上記温度センサ(31)により検出された空気の温度が、上記所定時間経過したときに、上記所定温度以下であるか否かの判定を、外気温度が予め定められた外気設定温度以下のときに行うことを特徴とする加湿装置。
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