JP6089537B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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本発明は、車体後部構造に関する。
下記特許文献1には、車両用シートのシートバックを係止させるシートバックストライカ(シートストライカ)を、車体後部に配置されたクォータインナロアパネルに取付けた車体後部構造(車体後側部構造)が開示されている。
この文献に記載された技術について簡単に説明すると、クォータインナロアパネルにおけるシートバックストライカが取付けられる部位には、ベルトアンカ補強パネルの一部(延出パネル)が結合されていると共に、シートバックストライカがこのベルトアンカ補強パネルの一部に支持されている。これにより、クォータインナロアパネルへのシートバックストライカの支持強度を向上させている。
特開平10−218030号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、シートバックストライカの支持強度を向上させるという観点では有用な技術ではあるが、シートバックストライカに入力された荷重による該シートバックストライカの変位を抑制するという観点では改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックストライカに入力された荷重による該シートバックストライカの変位を抑制することができる車体後部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車体後部構造は、車体後部に配置されかつ該車体の一部を構成する車体パネルと、乗員が着座するシートクッションに対して回動可能に支持されたシートバックが係止されることによって該シートバックが回動することを規制するシートバックストライカと、前記車体パネルと前記シートバックストライカとの間に設けられ、前記シートバックストライカを前記車体パネルに固定すると共に、前記シートバックストライカに車両前方側への荷重が入力された際に、前記シートバックストライカの一部が当接することによって該シートバックストライカの車両前方側への変位を規制する規制部を有するストライカ固定部と、を備え、前記シートバックストライカは、前記ストライカ固定部に接合される接合部と、該接合部に対して車幅方向内側に配置され、前記シートバックに設けられたロック機構から車両前方側へ向けた荷重が入力される荷重入力部と、前記接合部と前記荷重入力部との間に設けられ、前記規制部と車幅方向に対向して配置された中間部と、を備えている
請求項1記載の本発明では、シートバックが係止されるシートバックストライカがストライカ固定部を介して車体パネルに固定されている。また、シートバックからシートバックストライカに車両前方側への荷重が入力されると、シートバックストライカの一部がストライカ固定部に設けられた規制部に当接する。その結果、シートバックストライカが車両前方側に変位することが規制される。
請求項2記載の本発明に係る車体後部構造は、請求項1記載の車体後部構造において、前記シートバックストライカが、前記規制部に当接することによって、該シートバックストライカの車両前方側への変位が所定の変位量以下に規制される。
請求項記載の本発明に係る車体後部構造は、請求項1又は請求項2記載の車体後部構造において、前記規制部は板状に形成されていると共に、前記シートバックストライカの一部が前記規制部の板厚方向と異なる方向から該規制部に当接する、ことを特徴としている。
請求項記載の本発明では、シートバックストライカの一部が規制部の板厚方向と異なる方向から該規制部に当接する。そのため、規制部は、シートバックストライカの一部から入力される荷重を規制部の板厚方向及びこの板厚方向と直交する方向に分担させて受け止めることができる。その結果、シートバックストライカの一部が規制部に当接する方向を上記の範囲内において適宜設定することで、規制部の板厚の増加を抑制することが可能となる。
請求項4記載の本発明に係る車体後部構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車体後部構造において、前記シートバックストライカは、前記ストライカ固定部に接合される接合部と、該接合部に対して車幅方向内側に配置され、前記シートバックに設けられたロック機構から車両前方側へ向けた荷重が入力される荷重入力部と、前記接合部と前記荷重入力部との間に設けられ、前記規制部と車幅方向に対向して配置された中間部と、を備えており、前記ロック機構から前記荷重入力部に車両前方側へ向けた荷重が入力された際に、前記中間部が前記規制部に当接する。
請求項1、請求項2及び請求項4記載の本発明に係る車体後部構造は、シートバックストライカに入力された荷重による該シートバックストライカの変位を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車体後部構造は、シートバックストライカが取付けられる部位の重量の増加を抑制することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態の車体後部構造が適用された車体後側部をキャビン側から見た斜視図である。 シートバックストライカ及びストライカリインフォースメントを車両上方側から見た拡大平面図である。 図2Aに示されたシートバックストライカ及びストライカリインフォースメントを車両側方かつキャビン側から見た拡大側面図である。 ストライカリインフォースメントの一部を構成する第1構成片をキャビン側かつ車両斜め前方側から見た拡大斜視図である。 ストライカリインフォースメントの一部を構成する第2構成片をキャビン側かつ車両斜め後方側から見た拡大斜視図である。 ストライカリインフォースメントの一部を構成する第3構成片をキャビン側かつ車両斜め前方側から見た拡大斜視図である。 シートバックストライカをキャビン側かつ車両斜め上方側から見た拡大斜視図である。
次に、図1〜図3Dを用いて本発明の実施形態に係る車体後部構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、単に前後、上下の方向を示す場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車体後部構造が適用された車体の後側部10には、図示しないシートバック(シートバックに設けられたロック機構)が係止されるシートバックストライカ12が、ストライカ固定部としてのストライカリインフォースメント14を介して取付けられている。以下、先ず車体の後側部10の概略の構成について説明し、次いで本実施形態の要部であるストライカリインフォースメント14及びシートバックストライカ12について説明する。
(車体の後側部10の概略の構成)
車体の後側部10は、車両上方側に配置されかつ車両前後方向及び上下方向に延在するルーフサイドインナパネル16を備えている。このルーフサイドインナパネル16は、一般部16Aを備えていると共に、一般部16Aには三角形状のリヤクォータガラス開口部16Bが形成されている。また、一般部16Aの前端側には、車幅方向内側に向けて膨出するCピラー構成部16Cが車両上下方向に沿って形成されている。さらに、一般部16Aの上端側には、車幅方向内側に向けて膨出するルーフサイド構成部16Dが車両前後方向に沿って形成されている。また、一般部16Aの後端側には、Dピラー18を構成するDピラーインナパネル18Aが溶接にて接合されている。さらに、一般部16Aの後端側かつ下端側には、車両後方視で車幅方向外側に開放する断面ハット型に形成されたリトラクタリインフォースメント20が溶接にて接合されている。
また、ルーフサイドインナパネル16の下方側には、車両前後方向及び上下方向に延在するホイールハウスアウタパネル22が設けられている。このホイールハウスアウタパネル22は、後述するホイールハウスインナパネル24と共に図示しないリヤタイヤを収容するリヤタイヤ収容部26を形成している。また、ホイールハウスアウタパネル22は、車両側面視で略矩形状の一般部22Aと、一般部22Aの前端側からリヤタイヤ収容部26に沿って延びる前側延在部22Bと、を備えている。また、一般部22Aの下方側の部位は、リヤタイヤ収容部26の形状に沿って車両側面視でアーチ型に切り欠かれている。さらに、一般部22Aの上端はルーフサイドインナパネル16及びリトラクタリインフォースメント20の下端に溶接にて接合されている。
また、ホイールハウスアウタパネル22の車幅方向内側には、車幅方向内側に向けて膨出するように形成されたホイールハウスインナパネル24が設けられている。このホイールハウスインナパネル24は、車両側面視で半円形状の側壁部24Aと、側壁部24Aの外周端から車幅方向外側に向けて延在する周壁部24Bと、周壁部24Bの車幅方向外側の端部が折り曲げられることによって形成されたフランジ部24Cと、を有して構成されている。また、ホイールハウスインナパネル24のフランジ部24Cは、ホイールハウスアウタパネル22の下端に溶接にて接合されている。
また、ホイールハウスアウタパネル22及びホイールハウスインナパネル24の車幅方向内側には、車両平面視で車幅方向外側に開放する断面ハット状に形成された車体パネルとしてのガセット28が設けられている。このガセット28は、車両上下方向及び前後方向に延在する内側壁部28Aと、内側壁部28Aの前端及び後端から車幅方向外側に向けて屈曲して延在する前側壁部28B及び後側壁部(図示せず)と、を備えている。また、前側壁部28B及び後側壁部の車幅方向外側の端部は、それぞれ車両前方側及び車両後方側に折り曲げられた前側フランジ部28C及び後側フランジ部(図示せず)とされている。さらに、前側フランジ部28C及び後側フランジ部は、ホイールハウスアウタパネル22及びホイールハウスインナパネル24に溶接にて接合されている。
(ストライカリインフォースメント14)
ガセット28には、シートバックが係止されるシートバックストライカ12を車体の後側部10に取付けるためのストライカリインフォースメント14が取付けられている。図2A及び図2Bに示されるように、ストライカリインフォースメント14は、車幅方向外側に開放する箱状に形成されていると共に、鋼板材にプレス加工が施されることによって形成された第1構成片30、第2構成片32及び第3構成片34によって構成された分割構造とされている。なお、図2Aにおいては第3構成片34の図示を省略している。
図3Aに示されるように、第1構成片30は車両側面視で略L字状に形成されており、この第1構成片30は車両前後方向及び車幅方向に延びる上壁部30Aを備えている。また、上壁部30Aの車両前後方向の中間部には、2つの貫通孔30Bが形成されている。さらに、上壁部30Aの車両下方側の面には、貫通孔30Bと同軸上に配置されたウエルドナット36が溶接にて接合されている。図示しないボルトが貫通孔30Bに挿通されると共に、ウエルドナット36に螺入されることによってパーテーションネット等をストライカリインフォースメント14(第1構成片30の上壁部30A)に固定することが可能となっている。また、第1構成片30は、上壁部30Aの車幅方向外側の端部が車両上方側に折り曲げられることによって形成された第1フランジ部30Cを備えている。また、第1フランジ部30Cの車両前後方向の中間部には、車両上方側に向けて開放されたU字状の切欠部30Dが形成されている。この切欠部30Dにガセット28(図1参照)に設けられた図示しない突起部が係止されることによって、ストライカリインフォースメント14のガセット28への位置決めが成される構成である。そして、第1フランジ部30Cは、ガセット28の内側壁部28Aに溶接にて接合されている。また、第1構成片30は、上壁部30Aの車両前後方向の中間部かつ車幅方向内側の端部から車両下方側に向けて延出するように形成された舌片状の接合部30Eを備えている。図2Bに示されるように、この接合部30Eに後述する第3構成片34の側壁部34A(の上端部)が溶接にて接合されている。
また、図3Aに示されるように、第1構成片30は、上壁部30Aの前端部かつ車幅方向内側の端部から車両下方側に向けて屈曲して延びる規制部としての前壁部30Fを備えている。この前壁部30Fは車両後方から前方に向けて車幅方向外側に傾斜して延在している。また、第1構成片30は、前壁部30Fの車両下方側かつ前方側の端部が車幅方向外側に向けて折り曲げられることによって形成された第2フランジ部30Gを備えている。この第2フランジ部30Gの上下方向の中間部には、車両前方側に向けて凸状とされた凸ビード30Hが形成されている。
図3Bに示されるように、第2構成片32は車両後方視で略矩形状に形成されており、この第2構成片32は車両上下方向及び車幅方向に延びる後壁部32Aを備えている。この後壁部32Aの上下方向及び車幅方向の中間部には、車両前方側に向けて凹んだ凹ビード32Bが形成されている。また、後壁部32Aの上端部は車両前方側に向けて折り曲げられることによって形成された第1フランジ部32Cとされており、図2Aに示されるように、この第1フランジ部32Cは第1構成片30の上壁部30A(の後端部)に溶接にて接合されている。さらに、図3Bに示されるように、後壁部32Aの車幅方向内側の端部は、車両前方側に向けて折り曲げられることによって形成された第2フランジ部32Dとされている。図2Bに示されるように、この第2フランジ部32Dは、後述する第3構成片34の側壁部34A(の後端部)に溶接にて接合されている。
図3Cに示されるように、第3構成片34は車両側面視で略矩形状に形成されており、この第3構成片34は車両前後方向及び上下方向に延びる側壁部34Aを備えている。この側壁部34Aには、車両前後方向に延びると共に車幅方向外側に向けて開放する第1凹ビード34B及び第2凹ビード34Cが車両上下方向に隣り合って形成されている。また、第3構成片34は、側壁部34Aの下端から車幅方向外側に向けて屈曲して延びる下壁部34Dと、下壁部34Dの前端から車両上方側に向けて傾斜して延びる舌片状の接合部34Eを備えている。図2Bに示されるように、この接合部34Eは、第1構成片30の第2フランジ部30G(の下端部)に溶接にて接合されている。さらに、図3Cに示されるように、第3構成片34は、下壁部34Dの車幅方向外側の端部が車両下方側に折り曲げられることによって形成されたフランジ部34Fを備えている。また、フランジ部34Fの車両前後方向の中間部には、車両下方側に向けて開放されたU字状の切欠部34Gが形成されている。この切欠部34Gは、第1構成片30の切欠部30Dと同様に、ストライカリインフォースメント14のガセット28への位置決めを行うために設けられている。また、フランジ部34Fは、ガセット28の内側壁部28A(図1参照)に溶接にて接合されている。
(シートバックストライカ12)
図1、図2A及び図2Bに示されるように、ストライカリインフォースメント14にはシートバックストライカ12が取付けられている。図3Dに示されるように、シートバックストライカ12は、棒状の鋼材に曲げ加工が施されることによって形成されている。具体的には、シートバックストライカ12は、車両前後方向に延びる第1延在部12Aを備えている。図2Bに示されるように、この第1延在部12Aは、第3構成片34の側壁部34Aに形成された第1凹ビード34B(の車幅方向外側)に沿って配置されていると共に、第3構成片34の側壁部34Aに溶接にて接合されている。また、図3Dに示されるように、シートバックストライカ12は、第1延在部12Aの前端から車幅方向内側に向けて緩やかに傾斜して延びる第2延在部12Bと、第2延在部12Bの前端から車幅方向内側に向けて屈曲して延びる第3延在部12Cと、を備えている。さらに、シートバックストライカ12は、第3延在部12Cの車幅方向内側の端から車両後方側に向けて車両斜め下方側に傾斜して延びる第4延在部12Dと、第4延在部12Dの後端から車幅方向内側に向けて屈曲して延びる第5延在部12Eと、を備えている。以上説明した第3延在部12C、第4延在部12D及び第5延在部12Eにシートバックに設けられたロック機構が係止されることによって、シートクッションに対するシートバックの回動が規制される構成である。また、シートバックストライカ12は、第5延在部12Eの車幅方向外側の端から車両後方側に屈曲して延びると共に、第1延在部12Aと略平行に配置された第6延在部12Fを備えている。図2Bに示されるように、この第6延在部12Fは、第3構成片34の側壁部34Aに形成された第2凹ビード34C(の車幅方向外側)に沿って配置されていると共に、第3構成片34の側壁部34Aに溶接にて接合されている。
また、図3Aに示されるように、第1延在部12Aの前端部P1及び第6延在部12Fの前端部P6は、第1構成片30の前壁部30Fの後端Lと車幅方向に隣り合うように配置されている。詳述すると、第1構成片30の前壁部30Fとシートバックストライカ12とは、車両側面視で車幅方向にラップしている。また、第1構成片30の前壁部30Fの後端Lは車両上下方向に延びており、この後端Lは第1延在部12Aの前端部P1よりも車両前方側に配置されている。また、前述したように、第1構成片30の前壁部30Fは車両後方から前方に向けて車幅方向外側に傾斜して延在していると共に、シートバックストライカ12の第2延在部12Bは第1延在部12Aの前端から車幅方向内側に向けて緩やかに傾斜して延びている。これにより、第1構成片30の前壁部30Fとシートバックストライカ12の第2延在部12Bとは、車両平面視で車両前方側に向かって互いに離れる方向に延びている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2Aに示されるように、前面衝突等によって車両が急減速すると、シートバックには車両前方側への慣性力が作用する。ここで、シートバックはシートクッションに対して回動可能に支持されている。そのため、前記慣性力がシートバックに作用すると、シートバックはシートクッションへの支持部を軸中心として回動しようとする。すると、シートバックストライカ12の第3延在部12C、第4延在部12D及び第5延在部12Eには、シートバックに設けられたロック機構から車両前方側へ向けた荷重Fが入力される。
車両前方側へ向けた荷重Fがシートバックストライカ12の第3延在部12C、第4延在部12D及び第5延在部12Eに入力されると、シートバックストライカ12には、該シートバックストライカ12のストライカリインフォースメント14への固定部(第3構成片34の側壁部34Aに接合された第1延在部12A及び第6延在部12F)を中心とした曲げモーメントM(車両平面視で時計回りの曲げモーメント)が生じる。この曲げモーメントMによって、シートバックストライカ12の第1延在部12Aの前端部P1及び第6延在部12Fの前端部P6が屈曲する。
また、シートバックストライカ12の第1延在部12Aの前端部P1及び第6延在部12Fの前端部P6が屈曲すると、該シートバックストライカ12の第2延在部12B及び第6延在部12Fの前端部P6が第1構成片30の前壁部30Fの後端Lに当接する。詳述すると、シートバックストライカ12の第2延在部12B及び第6延在部12Fの前端部P6は、前壁部30Fの板厚方向(矢印T方向)と異なる方向(前壁部30Fの板厚方向と直交する方向(矢印B方向)と略同一方向)から該前壁部30Fの後端Lに当接する。これにより、シートバックストライカ12の第3延在部12C、第4延在部12D及び第5延在部12Eが車両前方側に変位することが規制される。すなわち、本実施形態では、シートバックストライカ12に入力された荷重Fによる該シートバックストライカ12の変位を抑制することができる。
また、本実施形態では、シートバックストライカ12の一部(第2延在部12B及び第6延在部12Fの前端部P6)が前壁部30Fの板厚方向(矢印T方向)と異なる方向から該前壁部30Fに当接する。特に、本実施形態では、シートバックストライカ12の一部が、前壁部30Fの板厚方向と直交する方向(矢印B方向)と略同一方向から該前壁部30Fの後端Lに当接する。そのため、前壁部30Fは、シートバックストライカ12の一部から入力される荷重を前壁部30Fの板厚方向(矢印T方向)及びこの板厚方向と直交する方向(矢印B方向)に分担させて受け止めることができると共に、前壁部30Fの剛性が高い方向(矢印B方向)への分担荷重を大きくすることができる。その結果、前壁部30Fの板厚の増加を抑制することが可能となる、或いは前壁部30Fに補強部材を追加することが不要となる。その結果、本実施形態では、シートバックストライカ12が固定されるストライカリインフォースメント14の重量の増加を抑制することができる。
なお、本実施形態では、シートバックストライカ12の一部が前壁部30Fの板厚方向(矢印T方向)と異なる方向から該前壁部30Fに当接するように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前壁部30Fの剛性及び該前壁部30Fに入力される荷重によっては、シートバックストライカ12の一部が前壁部30Fの板厚方向(矢印T方向)から該前壁部30Fに当接するように構成してもよい。
また、本実施形態では、シートバックストライカ12の一部が、板状に形成された前壁部30Fに当接するように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、シートバックストライカ12の一部が当接する部位の強度及び剛性が確保されていれば、該部位の形状は、例えば、棒状であってもよいし、角柱状のブロック状であってもよい。
さらに、本実施形態では、シートバックストライカ12をストライカリインフォースメント14を介してガセット28に取付けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、シートバックストライカ12をストライカリインフォースメント14を介して車体パネルとしてのルーフサイドインナパネル16及びホイールハウスアウタパネル22等に取付けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、第1構成片30の前壁部30Fの後端Lがシートバックストライカ12の第1延在部12Aの前端部P1よりも車両前方側に配置されている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、シートバックストライカ12の変位を所望の変位以下に規制できるのであれば第1構成片30の前壁部30Fの後端Lがシートバックストライカ12の第1延在部12Aの前端部P1よりも車両後方側に配置されていてもよい。
さらに、本実施形態では、第1構成片30の前壁部30Fとシートバックストライカ12の第2延在部12Bとが、車両平面視で車両前方側に向かって互いに離れる方向に延びている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、シートバックストライカ12の変位を所望の変位以下に規制できれば第1構成片30の前壁部30F及びシートバックストライカ12の第2延在部12Bが延びる方向は上記に限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
12 シートバックストライカ
12B 第2延在部(シートバックストライカの一部)
12F 第6延在部(シートバックストライカの一部)
14 ストライカリインフォースメント(ストライカ固定部)
28 ガセット(車体パネル)
30F 前壁部(規制部)
T 板厚方向

Claims (3)

  1. 車体後部に配置されかつ該車体の一部を構成する車体パネルと、
    乗員が着座するシートクッションに対して回動可能に支持されたシートバックが係止されることによって該シートバックが回動することを規制するシートバックストライカと、
    前記車体パネルと前記シートバックストライカとの間に設けられ、前記シートバックストライカを前記車体パネルに固定すると共に、前記シートバックストライカに車両前方側への荷重が入力された際に、前記シートバックストライカの一部が当接することによって該シートバックストライカの車両前方側への変位を規制する規制部を有するストライカ固定部と、
    を備え、
    前記シートバックストライカは、前記ストライカ固定部に接合される接合部と、該接合部に対して車幅方向内側に配置され、前記シートバックに設けられたロック機構から車両前方側へ向けた荷重が入力される荷重入力部と、前記接合部と前記荷重入力部との間に設けられ、前記規制部と車幅方向に対向して配置された中間部と、を備えている車体後部構造。
  2. 前記シートバックストライカが、前記規制部に当接することによって、該シートバックストライカの車両前方側への変位が所定の変位量以下に規制される請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記規制部は板状に形成されていると共に、前記シートバックストライカの一部が前記規制部の板厚方向と異なる方向から該規制部に当接する請求項1又は請求項2記載の車体後部構造。
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