JP6086971B1 - 宿泊手続き補助システム - Google Patents

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Abstract

【課題】宿泊施設の魅力を向上させながら、人件費の削減を図る。【解決手段】宿泊手続き補助システム10は、少なくとも1台の応対ロボット12、応対ロボット12毎に設置される精算装置14、データ管理手段16を含んでいる。応対ロボット12は、宿泊施設のフロントカウンターに設置され、宿泊者に対する応対を行うものであり、精算装置14は、宿泊者からの入力操作を受けて、データ管理手段16から参照する、宿泊業務に必要な宿泊者の各情報を含む宿泊者情報に基づき、宿泊代金や追加代金等の精算手続きを行う。【効果】宿泊手続きを行う宿泊者は、フロントカウンターにおいて応対ロボット12による接客を受けながら、精算装置14によりスムーズに手続きを行うことができる。従って、応対ロボット12等によって魅力を向上させながらも、フロント業務の一部を自動化することで、人件費の削減を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、宿泊施設における宿泊手続きを補助する宿泊手続き補助システムに関するものである。
従来から、宿泊施設の人件費削減等を目標として、宿泊施設のフロント業務を軽減するような、様々な発明が発案されている。例えば、特許文献1には、宿泊施設の予約手続きだけではなく、チェックイン手続き、チェックアウト手続き、宿泊施設の各種サービスの申し込み等を、宿泊者が所有する携帯端末から行えるシステムが開示されている。
特開2004−355097号公報
しかしながら、上述した宿泊施設のシステムは、端末のみを介して宿泊の各手続きを行うことから、接客の要素がなく、宿泊者に対して事務的な印象を与え、宿泊施設の魅力を下げてしまう虞がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、宿泊施設の魅力を向上させながら、人件費の削減を図ることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)宿泊施設における宿泊手続きを補助するシステムであって、前記宿泊施設のフロントカウンターに設置され、宿泊者に対する応対を行う少なくとも1台の応対ロボットと、該応対ロボット毎に設置され、精算手続きを行うための精算装置と、宿泊者に係る宿泊者情報の保持及び管理を行うデータ管理手段とを含み、前記応対ロボットは、複数の可動部と音声出力手段とを備え、前記複数の可動部の動作を組み合わせながら、前記音声出力手段から出力する音声によって、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促し、前記精算装置は、宿泊者からの入力操作を受けて、前記データ管理手段から参照する前記宿泊者情報に基づいて精算手続きを行い、前記データ管理手段は、前記精算装置を介して行われた精算手続きに応じて、前記宿泊者情報を更新する宿泊手続き補助システム。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、少なくとも1台の応対ロボット、応対ロボット毎に設置される精算装置、及び、データ管理手段を含んでいる。応対ロボットは、宿泊施設のフロントカウンターに設置され、宿泊者に対する応対を行うものであり、複数の可動部と音声出力手段とを備えている。例えば、応対ロボットとして、人間型のロボット、動物型のロボット、恐竜型のロボット等が挙げられ、何れのロボットであっても、腕部や頭部等が可動部として構成され、顔の表情が変化するように可動部が設けられていてもよい。これにより、複数の可動部の動作を組み合わせて、あたかも人間が応対しているかの如く、手振りや身振り、顔の表情の変化を交えながら、音声出力手段から出力する音声によって、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促すものである。
精算装置は、宿泊者からの入力操作を受けて、データ管理手段から参照する宿泊者情報に基づき、宿泊代金や追加代金等の精算手続きを行うものである。この精算装置は、応対ロボット毎に設置されるため、宿泊者が応対ロボットにより精算手続きを促された場合に、直ぐに精算装置により精算手続きが行える。又、データ管理手段は、宿泊者情報の保持及び管理を行うものであり、宿泊者情報には、宿泊業務に必要な宿泊者の各情報が含まれている。そして、データ管理手段は、精算装置を介して行われた精算手続きに応じて、宿泊者情報を更新する。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、上記のような構成であるため、宿泊手続きを行う宿泊者は、フロントカウンターにおいて応対ロボットによる接客を受けながら、精算装置によりスムーズに手続きを行うこととなる。従って、応対ロボット等によって魅力が向上されながらも、フロント業務の一部が自動化され、人件費の削減が図られるものとなる。
(2)上記(1)項において、前記宿泊施設の従業員による宿泊手続きの確認作業を補助する従業員補助装置を含み、該従業員補助装置は、前記フロントカウンターの様子を撮影する撮影手段と、該撮影手段により撮影された映像を従業員に対して表示する表示手段と、前記フロントカウンターにいる宿泊者と従業員との間で音声通信を行うための音声入出力手段と、前記データ管理手段により保持されている前記宿泊者情報にアクセスするアクセス手段と、を備える宿泊手続き補助システム。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、更に、従業員補助装置を含んでおり、この従業員補助装置は、宿泊施設の従業員による宿泊手続きの確認作業を補助するために、撮影手段、表示手段、音声入出力手段、及び、アクセス手段を備えている。すなわち、撮影手段によってフロントカウンターの様子を撮影し、その撮影した映像を表示手段に表示することで、従業員は、表示手段を介して、フロントカウンターへの宿泊者の接近、宿泊手続きの進行状況、不審者の有無等を確認する。又、音声入出力手段により音声通信を行うことで、従業員は、例えば宿泊手続きが円滑に進んでいない場合等に、音声入出力手段を介してフロントカウンターにいる宿泊者と会話を行い、宿泊手続きの説明等を行う。
更に、従業員は、アクセス手段を介して、データ管理手段により保持されている宿泊者情報にアクセスすることで、宿泊手続きを行っている宿泊者の予約状況や精算状況等を確認する。これにより、応対ロボット及び精算装置で対応している宿泊手続きが、従業員補助装置を利用する従業員によって、常に万全にバックアップされることになり、サービスの質の低下が防止される。又、応対ロボットが設置されたフロントカウンター毎に、撮影手段や音声入出力手段を設置することで、複数のフロントカウンターの様子が、従業員補助装置を介して同時に確認され、更に、特に問題が起きなければ、宿泊者と従業員とが直接やり取りをする必要はない。このため、バックアップを行う従業員の人数はフロントカウンターの数より少なくてよく、人件費の削減が図られるものとなる。
(3)上記(2)項において、前記少なくとも1台の応対ロボット毎に、前記フロントカウンターに人感センサと言語選択手段とを備え、前記応対ロボットは、前記人感センサによる宿泊者の検知をトリガとして、宿泊者に対する歓迎のメッセージと言語選択操作を促すメッセージとを音声出力し、前記言語選択手段を介して宿泊者により言語が選択された後、該選択された言語へと音声出力の言語を設定する宿泊手続き補助システム(請求項1)。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、応対ロボットが設置されているフロントカウンター毎に、フロントカウンターに近づいた宿泊者を検知する人感センサと、応対ロボットが出力する音声の言語(例えば、日本語、英語等)を選択するための言語選択手段とを備えているものである。このため、応対ロボットは、人感センサにより宿泊者が検知されたことをトリガとして、宿泊者に対する歓迎のメッセージと、言語選択手段を介した言語選択操作を促すメッセージとを音声出力する。これにより、宿泊者がフロントカウンターに近づいたタイミングに合わせて、歓迎のメッセージが音声出力される。そして、言語選択手段を介して宿泊者により言語が選択されると、応対ロボットは、音声出力の言語を選択された言語へと設定し、次に別の言語が選択されるまで、設定した言語によって音声出力を行う。これにより、応対ロボットは、宿泊者が所望する言語を使用して応対を行うことになるため、音声出力の内容が宿泊者に理解され易くなり、宿泊手続きがより円滑に進行される。
(4)上記(3)項において、前記精算装置は、宿泊者の入力操作に応じて、チェックイン手続きとチェックアウト手続きとを実行するものであり、前記チェックイン手続きにおいて、宿泊者から宿泊者を特定するための情報の入力を受けた後、前記データ管理手段において検索された前記宿泊者情報に基づいて宿泊代金の精算状況の確認を行い、宿泊代金が精算済みである場合は、宿泊者が宿泊する客室のルームキーを即座に発行し、宿泊代金が未精算である場合は、宿泊者からの入金操作を受けて宿泊代金の精算手続きを行った後、前記ルームキーを発行し、前記チェックアウト手続きにおいて、前記ルームキーから宿泊者を特定するための情報を読み取った後、前記データ管理手段において検索された前記宿泊者情報に基づいて追加代金の精算状況の確認を行い、追加代金が精算済みである場合は、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを即座に表示すると共に前記ルームキーを回収し、追加代金が未精算である場合は、宿泊者からの入金操作を受けて追加代金の精算手続きを行った後、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを表示すると共に前記ルームキーを回収し、前記データ管理手段は、前記精算装置での前記チェックイン手続きにおいて、前記精算装置に対して入力された宿泊者を特定するための情報に基づき、チェックイン手続きを行っている宿泊者の前記宿泊者情報を検索し、前記精算装置での前記チェックアウト手続きにおいて、前記精算装置により前記ルームキーから読み取られた宿泊者を特定するための情報に基づき、チェックアウト手続きを行っている宿泊者の前記宿泊者情報を検索する宿泊手続き補助システム(請求項2)。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、宿泊者の入力操作に応じて、精算装置によりチェックイン手続きとチェックアウト手続きとを実行する。すなわち、宿泊者によりチェックイン手続きが入力されると、精算装置は、宿泊者に対して宿泊者を特定するための情報(例えば宿泊者の氏名等)の入力を促す。精算装置に対して宿泊者を特定するための情報が入力されると、データ管理手段は、精算装置に入力された情報に基づいて、保持している宿泊者情報の中から、チェックイン手続きを行っている当該宿泊者の宿泊者情報を検索する。そして、精算装置は、データ管理手段において検索された当該宿泊者の宿泊者情報を参照し、参照した当該宿泊者の宿泊者情報に基づいて、当該宿泊者の宿泊代金の精算状況の確認を行う。その結果、Web上のクレジット決済等により、既に宿泊代金が精算されていることが確認された場合は、当該宿泊者に割り当てられた、当該宿泊者の予約内容に適合した客室のルームキーを、即座に発行する。又、宿泊代金が未精算であることが確認された場合は、宿泊代金の精算手続きを促し、当該宿泊者からの入金操作を受けて、宿泊代金の精算手続きを行った後に、ルームキーを発行する。
一方、宿泊者によりチェックアウト手続きが入力されると、精算装置は、例えば宿泊者にルームキーを挿入するように促し、ルームキーから宿泊者を特定するための情報(例えば客室番号等)を読み取る。すると、データ管理手段は、精算装置によりルームキーから読み取られた宿泊者を特定するための情報に基づいて、保持している宿泊者情報の中から、チェックアウト手続きを行っている当該宿泊者の宿泊者情報を検索する。そして、精算装置は、データ管理手段において検索された当該宿泊者の宿泊者情報を参照し、参照した当該宿泊者の宿泊者情報に基づいて、追加代金の精算状況の確認を行う。その結果、追加代金が精算済みであることが確認された場合は、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを即座に表示すると共に、挿入されていたルームキーをそのまま回収する。又、追加代金が未精算であることが確認された場合は、追加代金の精算手続きを促し、当該宿泊者からの入金操作を受けて、追加代金の精算手続きを行った後に、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージの表示、及び、ルームキーの回収を行う。このような構成であるため、本項に記載の宿泊手続き補助システムは、精算装置によるチェックイン及びチェックアウトの手続きが、より円滑に進むものとなる。
(5)上記(3)(4)項において、前記少なくとも1台の応対ロボット毎に、投函センサを備えた宿泊者カード回収部を含み、前記応対ロボットは、チェックイン時の動作として、宿泊者に対して宿泊者カードへの記入及び宿泊者カードの投函を促すメッセージを音声出力し、前記投函センサによる前記宿泊者カード回収部への宿泊者カードの投函検知をトリガとして、前記精算装置によるチェックイン手続きを促すメッセージを音声出力する宿泊手続き補助システム(請求項)。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、応対ロボット毎に、例えばフロントカウンターに隣接して設置される宿泊者カード回収部を含んでいるものである。この宿泊者カード回収部は、宿泊者により記入された宿泊者カードを回収するものであり、例えば、宿泊者カードが投函される投函口と、宿泊者カードを収容する収容部とを有している。更に、宿泊者カード回収部は、宿泊者カードが投函されたことを検知する投函センサを備えている。そして、応対ロボットは、チェックイン手続きを行う宿泊者に対して、宿泊者カードへの記入を促すメッセージと、記入した宿泊者カードの宿泊者カード回収部への投函を促すメッセージとを音声出力する。その後、応対ロボットは、宿泊者カード回収部の投函センサによって、宿泊者カード回収部への宿泊者カードの投函が検知されたことをトリガとして、精算装置においてチェックイン手続きを行うことを促すメッセージを、宿泊者に対して音声出力する。これにより、宿泊者カードが効率よく回収されると共に、精算装置によるチェックイン手続きを、適切なタイミングで促すものとなる。
(6)上記()から(5)項において、前記データ管理手段は、前記宿泊者情報として、宿泊者の氏名と、宿泊代金及び追加代金の精算状況と、宿泊者の宿泊予約ステータスとを含む情報を管理している宿泊手続き補助システム(請求項)。
本項に記載の宿泊手続き補助システムは、データ管理手段によって保持及び管理する宿泊者情報に、宿泊者の氏名と、宿泊代金及び追加代金の精算状況と、宿泊者の宿泊予約ステータスとが含まれているものである。すなわち、宿泊者の氏名は、宿泊者を特定するために用いられ、精算状況は、精算手続きを行うために精算装置によって参照されると共に、精算手続きが行われた場合に更新される。又、宿泊予約ステータスは、宿泊を予約した宿泊者の現在のステータスを示すものであり、日時の経過や、精算装置により受けた精算手続き等に応じて、例えば、宿泊施設に滞在していることを示す「滞在状態」や、チェックアウト手続きを行って宿泊施設を出発したことを示す「出発済み」といったステータスが設定される。宿泊予約ステータスは、例えば、宿泊施設の従業員によって確認される。従って、本項に記載の宿泊手続き補助システムは、宿泊者情報に上記のような情報が含まれていることで、宿泊手続きが効率よく行われることとなる。
本発明は上記のような構成であるため、宿泊施設の魅力を向上させながら、人件費の削減を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示した応対ロボットの処理の流れの一例を示すフロー図である。 図1に示した精算装置の処理の流れの一例を示すフロー図である。 図1に示したデータ管理手段の処理の流れの一例を示すフロー図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づき説明する。なお、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10の構成の一例を、概略的に示している。図示のように、宿泊手続き補助システム10は、応対ロボット12、精算装置14、データ管理手段16、人感センサ22、言語選択手段24、宿泊者カード回収部26、及び、従業員補助装置30を含んでいる。又、図1の例では、応対ロボット12(12A、12B)、精算装置14(14A、14B)、人感センサ22(22A、22B)、言語選択手段24(24A、24B)、宿泊者カード回収部26(26A、26B)の夫々を、2つずつ含む構成になっている。
応対ロボット12は、宿泊施設のフロントカウンターにおいて、宿泊者に対する応対を行うものであり、複数の可動部18と、音声出力手段20とを備えている。このため、応対ロボット12は、例えば、人間型ロボット、恐竜型ロボット、動物型ロボットといった、可動部18として動作する頭部、胴体部、腕部等を有し、宿泊者が受け入れやすく、又、宿泊者の興味を惹くような容姿であることが好ましい。更に、応対ロボット12の顔に相当する部位に可動部18を含み、目や口の動きと合わせて、応対ロボット12の表情が変化するようなものであってもよい。そして、応対ロボット12は、身振りや手振り、表情の変化、口の動き等と共に、音声出力手段20から、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促すメッセージを音声出力する。又、応対ロボット12は、宿泊施設の規模等を考慮して、その宿泊施設に必要と考えられる台数が設置される。
又、応対ロボット12は、図1の例では、応対ロボット12毎に例えばフロントカウンター上に設置される言語選択手段24を介して、宿泊者により選択された言語を音声出力する。すなわち、応対ロボット12Aは、言語選択手段24Aを介して選択された言語を音声出力し、応対ロボット12Bは、言語選択手段24Bを介して選択された言語を音声出力する。応対ロボット12が音声出力する言語(言語選択手段24において選択可能な言語)には、日本語、英語、その他の言語等、宿泊者によって比較的多く使用されている言語が含まれる。言語選択手段24は、例えば、言語毎に設置されるボタンによって言語が選択されるものであってもよく、タブレット型等の小型端末を利用したのであってもよい。
又、応対ロボット12は、応対ロボット12毎に例えばフロントカウンター下部に設置される人感センサ22と、同じく応対ロボット12毎に例えばフロントカウンターに隣接して設置される宿泊者カード回収部26が備える投函センサ28との、夫々の検知結果を、特定のメッセージを音声出力するためのトリガとして利用する。ここで、人感センサ22は、フロントカウンターに宿泊者が近づいたことを検知するものであり、投函センサ28は、宿泊者カード回収部26に宿泊者カードが投函されたことを検知するものである。すなわち、応対ロボット12Aは、人感センサ22Aによる宿泊者の接近の検知と、宿泊者カード回収部26Aが備えた投函センサ28による宿泊者カード回収部26Aへの宿泊者カード投函の検知とをトリガとして利用し、応対ロボット12Bは、人感センサ22Bによる宿泊者の接近の検知と、宿泊者カード回収部26Bが備えた投函センサ28による宿泊者カード回収部26Bへの宿泊者カード投函の検知とをトリガとして利用する。なお、宿泊者カード回収部26は、例えば、宿泊者カードが投函される投函口と、宿泊者カードを収容する収容部とを備えたものである。
精算装置14は、精算手続きと共にチェックイン手続き及びチェックアウト手続きを行うためのものであり、より詳しくは、宿泊者からの入力操作を受けて、データ管理手段16から参照する宿泊者情報に基づき、宿泊代金の精算手続きを含むチェックイン手続きや、追加代金の精算手続きを含むチェックアウト手続きを行う。又、精算装置14は、宿泊者によるチェックイン手続き時に、宿泊者が宿泊する客室のルームキーを発行し、チェックアウト手続き時に、ルームキーを回収する。ルームキーとして、例えば、客室番号等の情報が書き込まれた情報媒体を含むルームカード等が利用される。精算装置14は、例えばタッチパネル式の操作画面及び表示部を備えたコンピュータ等で構成され、応対ロボット12毎に例えばフロントカウンターに隣接して設置される。図1の例では、精算装置14Aが応対ロボット12Aに対応し、精算装置14Bが応対ロボット12Bに対応している。
データ管理手段16は、宿泊者に係る宿泊者情報の保持及び管理を行うものであり、精算装置14を介して行われた精算手続きや、日時の経過等に応じて、宿泊者情報を更新する。宿泊者情報には、例えば、宿泊者の氏名、宿泊代金や追加代金の精算状況、宿泊者の宿泊予約ステータス等が含まれている。ここで、宿泊予約ステータスは、宿泊を予約した宿泊者の現在の状況を示すものであり、例えば、宿泊者の宿泊予定日になると「到着予定」、チェックイン手続きが終了すると「滞在状態」、宿泊最終日になると「出発予定」、チェックアウト手続きが終了すると「出発済み」へと更新される。なお、データ管理手段16は、例えばサーバ型のコンピュータ等で構成される。
従業員補助装置30は、宿泊施設の従業員による宿泊手続きの確認作業を補助するものであり、図1の例では、2つの撮影手段32(32A及び32B)、表示手段34、2つの音声入出力手段36(36A及び36B)、及び、アクセス手段38を含んでいる。撮影手段32は、フロントカウンターの様子を撮影するものであり、図1の例では、撮影手段32Aが、応対ロボット12Aが設置されたフロントウンターの様子を撮影し、撮影手段32Bが、応対ロボット12Bが設置されたフロントウンターの様子を撮影する。又、表示手段34は、撮影手段32により撮影されたフロントカウンターの様子を、従業員に対して表示するものである。本実施例では、2つの撮影手段32A及び32Bにより撮影された映像を、画面の分割や映像の切り替え等によって1つの表示手段34により表示する。しかしながら、撮影手段32と同数の表示手段34を設置し、各撮影手段32で撮影した映像を別々の表示手段34に表示してもよい。
音声入出力手段36は、フロントカウンターにいる宿泊者と従業員との間で音声通信を行うためのものであり、図1の例では、音声入出力手段36Aを介して、応対ロボット12Aが設置されたフロントウンターにいる宿泊者と従業員との間で音声通信が行われ、音声入出力手段36Bを介して、応対ロボット12Bが設置されたフロントウンターにいる宿泊者と従業員との間で音声通信が行われる。又、アクセス手段38は、データ管理手段16により保持されている宿泊者情報に、従業員がアクセスするためのものである。
例えば、従業員補助装置30は、表示手段34と、音声入出力手段36A及び36Bの、宿泊者の音声出力及び従業員の音声入力に係る部位と、アクセス手段38とが、1台のコンピュータ端末で構成され、そのコンピュータ端末が、宿泊施設に構築されたネットワークを介して、撮影手段32A及び32B(例えばIPカメラ)と、音声入出力手段36A及び36Bの、宿泊者の音声入力及び従業員の音声出力に係る部位(IP接続可能なマイク及びスピーカー)と、データ管理手段16とに、通信可能に接続されるような構成であってもよい。
次に、図2〜図4に示すフロー図を参照しながら、図1に示した応対ロボット12、精算装置14、データ管理手段16の各々が行う処理動作の一例について説明する。なお、宿泊手続き補助システム10全体の構成については、図1を参照されたい。
まず、図2のフロー図の流れに沿って、応対ロボット12の処理動作を説明する。
S10(人感センサの検知監視):人感センサ22による、フロントカウンターへの宿泊者の接近有無を示す検知結果を監視する。そして、人感センサ22により宿泊者の接近が検知された場合(YES)は、S20へ移行し、宿泊者の接近が検知されない場合(NO)は、本処理ステップを繰り返し実行する。すなわち、人感センサ22により宿泊者の接近が検知されるまで、待機する状態となる。なお、この待機状態の際に、待機状態専用のメッセージの音声出力や、待機状態専用の身振り等を実行するようにしてもよい。
S20(歓迎メッセージ出力):人感センサ22によりフロントカウンターへの宿泊者の接近が検知されたら、音声出力手段20を介して、宿泊者に対して歓迎のメッセージを音声出力する。
S30(言語選択メッセージ出力):上記S20における歓迎メッセージに続き、宿泊者に対して、応対ロボット12から音声出力する言語を、言語選択手段24を介して選択するように促すメッセージを、音声出力手段20を介して音声出力する。なお、上記S20及び本処理ステップS30において、歓迎メッセージ及び言語選択を促すメッセージを音声出力する際の言語は、直近に選択された言語をそのまま使用してもよく、或いは、本宿泊手続き補助システム10が設置されている宿泊施設を利用する宿泊者の中で、最も多く使用されている言語等に設定してもよい。更には、従業員補助装置30に、応対ロボット12の音声出力の言語を切り替える機能と、応対ロボット12に音声出力指示を与える機能とを設け、従業員補助装置30を使用している従業員により、撮影手段32及び表示手段34を介して、フロントカウンターに宿泊者が近づいたことを確認したら、その宿泊者の人種等に応じて応対ロボット12の言語を切り替えた後、歓迎メッセージ及び言語選択を促すメッセージを出力させるようにしてもよい。
S40(言語選択監視):言語選択手段24を介して宿泊者により言語が選択されたか否かを監視する。そして、応対ロボット12が音声出力する言語が選択された場合(YES)は、S50へ移行し、言語が選択されない場合(NO)は、本処理ステップを繰り返し実行する。すなわち、言語選択手段24を介して応対ロボット12が音声出力する言語が選択されるまで、待機する状態となる。なお、言語が選択されない場合(NO)に上記S30へ復帰し、言語の選択を促すメッセージを繰り返し音声出力するようにしてもよい。
S50(音声出力言語設定):応対ロボット12から音声出力する言語を、言語選択手段24を介して宿泊者により選択された言語へ設定する。すなわち、以降の各ステップで応対ロボット12から音声出力する言語は、音声出力の言語が再度選択されるまで、本処理ステップS50において設定される言語となる。
S60(チェックイン/チェックアウト案内メッセージ出力):宿泊者に対して、チェックイン手続きを行う場合の案内メッセージと、チェックアウト手続きを行う場合の案内メッセージとを、音声出力手段20を介して音声出力する。本実施例では、チェックイン手続きを行う場合の案内メッセージとして、フロントカウンター等に設置されたチェックインボタンを押下するように促すメッセージを音声出力し、チェックアウト手続きを行う場合の案内メッセージとして、精算装置14を操作してチェックアウト手続きを行うように促すメッセージを音声出力するものとする。
S70(チェックインボタン監視):フロントカウンター等に設置されたチェックインボタンが押下されたか否かを監視する。そして、チェックインボタンが押下された場合(YES)は、S80へ移行し、チェックインボタンが押下されない場合(NO)は、例えばチェックインボタン押下の監視を始めてからの経過時間に応じて、上記S10や上記S60へ復帰する。すなわち、上記の経過時間が少ない場合は、S60へ復帰し(図2の一点鎖線で示す流れ)、上記の経過時間が多い場合は、上記S10へ復帰する。なお、精算装置14においてチェックアウト手続きが始められたか否かを監視し、チェックアウト手続きが始められた場合に上記S10へ復帰し、チェックインボタンの押下と精算装置14におけるチェックアウト手続きの開始との双方が確認できない場合に、上記S60へ復帰するようにしてもよい。更に、精算装置14におけるチェックアウト手続きの開始が確認できた場合に、チェックアウト手続きが終了するまで待機状態となり、チェックアウト手続きが終了したら上記S10へ復帰するようにしてもよい。
S80(氏名確認メッセージ出力):宿泊者に対して、宿泊者の氏名を口頭で伝えることを促すメッセージを、音声出力手段20を介して音声出力する。なお、宿泊者から口頭で伝えられた氏名は、従業員補助装置30の音声入出力手段36を介して従業員へと伝わり、従業員がフロントカウンターにいる宿泊者を特定するために利用される。そして、従業員は、従業員補助装置30のアクセス手段38を介して、データ管理手段16に保持されている宿泊者情報から、特定した宿泊者の宿泊者情報を検索して確認する。
S90(宿泊者カード記入/投函メッセージ出力):宿泊者に対して、宿泊者カードへの記入を促すメッセージと、記入した宿泊者カードを宿泊者カード回収部26へ投函するように促すメッセージとを、音声出力手段20を介して音声出力する。
S100(投函センサの検知監視):宿泊者カード回収部26が具備する投函センサ28により、宿泊者カード回収部26へ宿泊者カードが投函されたことが検知されたか否かを監視する。そして、宿泊者カードが投函されたことが検知された場合(YES)は、S110へ移行し、投函されたことが検知されない場合(NO)は、本処理ステップを繰り返し実行する。すなわち、宿泊者カード回収部26へ宿泊者カードが投函されるまで、待機する状態となる。なお、宿泊者カードの投函が検知されない場合(NO)に上記S90へ復帰し、宿泊者カードの記入及び投函を促すメッセージを繰り返し音声出力するようにしてもよい。
S110(精算装置でのチェックイン手続きメッセージ出力):宿泊者に対して、精算装置14を操作してチェックイン手続きを行うように促すメッセージを、音声出力手段20を介して音声出力する。
S120(ルームキー発行の監視):精算装置14において、ルームキーが発行(後述する図3のS300参照)されたか否かを監視する。本実施例では、精算装置14においてルームキーが発行された場合に、ルームキー発行信号が精算装置14から応対ロボット12に対して出力され(後述する図3のS310参照)、このルームキー発行信号の受信の有無を以って、ルームキー発行の判定を行う。すなわち、精算装置14からルームキー発行信号を受信した場合は、精算装置14においてルームキーが発行されたと判定(YES)して、S130へ移行し、ルームキー発行信号を受信していない場合は、精算装置14においてルームキーが発行されていないと判定(NO)して、本処理ステップを繰り返し実行する。すなわち、精算装置14からルームキー発行信号を受信するまで、待機する状態となる。なお、ルームキー発行信号を受信していない場合(NO)に上記S110へ復帰し、精算装置14においてチェックイン手続きを行うように促すメッセージを、繰り返し音声出力するようにしてもよい。
S130(館内案内メッセージ出力):上記S120においてルームキーが発行されたことを確認したら、精算装置14でのチェックイン手続きが終了したと判断し、宿泊者に対して、宿泊施設の館内を案内するメッセージを、音声出力手段20を介して音声出力する。
S140:上記S80から上記S130までの処理ステップにより、応対ロボット12によるチェックイン手続き時の処理が終了となる。このため、上記S10へ復帰し、次の宿泊者がフロントカウンターへ接近まで待機する。なお、例えばチェックイン処理が終了してからの経過時間に応じて、上記S60を経由して(図2の一点鎖線で示す流れ)上記S10へ復帰してもよい。
続いて、図3のフロー図の流れに沿って、精算装置14の処理動作を説明する。
S200(手続き選択監視):宿泊者により、精算装置14の操作画面等に対して、チェックイン手続き又はチェックアウト手続きの何れか一方が選択入力されたか否かを監視する。そして、何れか一方が選択入力された場合(YES)は、S210へ移行し、選択入力されない場合(NO)は、本処理ステップを繰り返し実行する。すなわち、手続きが選択入力されるまで、待機する状態となる。なお、本宿泊手続き補助システム10を利用した宿泊手続きの通常の流れにおいて、宿泊者によりチェックイン手続きが選択入力されるタイミングは、上述した図2におけるS110の後であり、チェックアウト手続きが選択入力されるタイミングは、上述した図2におけるS60の後である。
S210(チェックイン手続き選択判定):上記S200において選択入力されたと判定した手続きが、チェックイン手続きであるか否かを判定する。そして、チェックイン手続きが選択入力されたと判定した場合(YES)は、S230へ移行し、チェックイン手続きが選択入力されていないと判定した場合(NO)は、チェックアウト手続きが選択されたと判断し、S330へ移行する。
S230(氏名入力メッセージ表示):宿泊者に対して、精算装置14の操作画面等に対する氏名の入力を促すメッセージを表示する。なお、本処理ステップにおいて入力を促す情報は、宿泊者の氏名に限定されるものではなく、入力操作を行っている宿泊者を特定できる情報であればよい。
S240(氏名入力判定):宿泊者により氏名が入力されたか否かを監視する。そして、氏名が入力された場合(YES)は、S250へ移行し、氏名が入力されない場合(NO)は、上記S230へ復帰する。すなわち、精算装置14に対して宿泊者の氏名が入力されるまで、上記S230でのメッセージの表示と、本処理ステップでの判定とを繰り返し実行する。なお、精算装置14に対して入力された宿泊者の氏名は、宿泊者を特定するための情報(宿泊者特定情報)として、データ管理手段16により取得される(後述する図4のS530参照)。
S250(宿泊者情報参照):宿泊者により入力された氏名(宿泊者特情報)に基づいてデータ管理手段16において検索される(後述する図4のS540参照)、氏名を入力した宿泊者の宿泊者情報を、データ管理手段16から参照する。
S260(宿泊代金精算状況確認):上記S250で参照した宿泊者情報に含まれている、宿泊代金の精算状況を確認する。
S270(宿泊代金精算判定):上記S260における確認の結果、氏名を入力した宿泊者の宿泊代金が、精算済みであるか否かを判定する。そして、Web上のクレジット決済等により、既に宿泊代金が精算済みであることが確認された場合(YES)は、S300へ移行し、宿泊代金が未精算であることが確認された場合(NO)は、S280へ移行する。
S280(入金操作メッセージ表示):宿泊者に対して、宿泊代金の入金操作を促すメッセージを表示する。精算装置14に対する入金操作は、例えば、現金の投入やクレジット決済の入力操作等で行われる。
S290(入金操作監視):宿泊者により精算装置14に対して、宿泊代金の入金操作が行われたか否かを監視する。そして、宿泊代金の入金操作が行われた場合(YES)は、S300へ移行し、宿泊代金の入金操作が行われない場合(NO)は、上記S280へ復帰する。すなわち、精算装置14に対して宿泊代金の入金操作が行われるまで、上記S280でのメッセージの表示と、本処理ステップでの監視とを繰り返し実行する。
S300(ルームキー発行):宿泊者に対して、宿泊者が宿泊する客室のルームキーを発行する。
S310(ルームキー発行信号出力):応対ロボット12に対して、ルームキーを発行したことを示すルームキー発行信号を出力する。本処理ステップにおいて出力したルームキー発行信号は、応対ロボット12において、ルームキー発行の判定に利用される(図2のS120参照)。
S320(チェックイン手続き終了メッセージ表示):上記S230から上記S310までの処理ステップにより、精算装置14におけるチェックイン手続きの処理が終了となる。このため、宿泊者に対して、チェックイン手続きが終了したことを示すメッセージを表示し、上記S200へ復帰する。
S330(ルームキー挿入メッセージ表示):宿泊者に対して、精算装置14の所定位置にルームキーを挿入するように促すメッセージを表示する。すなわち、カード状といったルームキーの種類に応じて、ルームキーから情報を読み取ることができるように、精算装置14にルームキーをセットするように促すメッセージを表示する。
S340(ルームキー挿入判定):宿泊者によりルームキーが挿入されたか否かを監視する。そして、ルームキーが挿入された場合(YES)は、挿入されたルームキーから、客室番号等の情報を読み取った後、S350へ移行し、ルームキーが挿入されない場合(NO)は、上記S330へ復帰する。すなわち、精算装置14にルームキーが挿入されるまで、上記S330でのメッセージの表示と、本処理ステップでの判定とを繰り返し実行する。なお、ルームキーから読み取られた客室番号等の情報は、宿泊者を特定するための情報(宿泊者特定情報)として、データ管理手段16により取得される(後述する図4のS590参照)。
S350(宿泊者情報参照):上記S340においてルームキーから読み取られた客室番号等の情報(宿泊者特定情報)に基づいてデータ管理手段16において検索される(後述する図4のS600参照)、ルームキーを挿入した宿泊者の宿泊者情報を、データ管理手段16から参照する。
S360(追加代金精算状況確認):上記S350で参照した宿泊者情報に含まれている、追加代金の精算状況を確認する。
S370(追加代金精算判定):上記S360における確認の結果、ルームキーを挿入した宿泊者の追加代金が、精算済みであるか否かを判定する。そして、追加代金が発生していない場合や、発生した追加代金が既に精算済みであることが確認された場合(YES)は、S400へ移行し、発生した追加代金が未精算であることが確認された場合(NO)は、S380へ移行する。
S380(入金操作メッセージ表示):宿泊者に対して、追加代金の入金操作を促すメッセージを表示する。
S390(入金操作監視):宿泊者により精算装置14に対して、追加代金の入金操作が行われたか否かを監視する。そして、追加代金の入金操作が行われた場合(YES)は、S400へ移行し、追加代金の入金操作が行われない場合(NO)は、上記S380へ復帰する。すなわち、精算装置14に対して追加代金の入金操作が行われるまで、上記S380でのメッセージの表示と、本処理ステップでの監視とを繰り返し実行する。
S400(ルームキー回収):情報を読み取るために挿入されていたルームキーを、そのまま回収する。
S410(チェックアウト手続き終了メッセージ表示):上記S330から上記S400までの処理ステップにより、精算装置14におけるチェックアウト手続きの処理が終了となる。このため、宿泊者に対して、チェックアウト手続きが終了したことを示すメッセージを表示し、上記S200へ復帰する。
続いて、図4のフロー図の流れに沿って、データ管理手段16の処理動作を説明する。なお、図4のフロー図には、データ管理手段16が行う処理動作のうち、精算装置14と関連する処理動作のみを示している。すなわち、例えば、従業員補助装置30のアクセス手段38からのアクセス要求に対する、宿泊者情報の開示処理や、新たな宿泊者情報の追加処理等は、図4のフロー図に含まれていない。
S500(精算装置監視):精算装置14で行われる処理を把握するために、精算装置14を監視する。
S510(精算装置手続き監視):精算装置14において、宿泊者によって手続きが開始されたか否かを監視する。そして、手続きの開始が確認された場合(YES)は、S520へ移行し、手続きの開始が確認されない場合(NO)は、本処理ステップを繰り返し実行する。
S520(チェックイン手続き開始判定):精算装置14において開始された手続きが、チェックイン手続きであるか否かを判定する。そして、チェックイン手続きが開始されたと判定した場合(YES)は、S530へ移行し、チェックイン手続きが開始されていないと判定した場合(NO)は、チェックアウト手続きが開始されたと判断し、S590へ移行する。
S530(宿泊者特定情報取得):上述した図3のS240のタイミングで宿泊者により入力された、宿泊者を特定するための情報(氏名)を、精算装置14から取得する。
S540(宿泊者情報検索):上記S530で取得した宿泊者特定情報に基づき、データ管理手段16において保持している宿泊者情報の中から、精算装置14においてチェックイン手続きを行っている宿泊者の宿泊者情報を検索する。なお、本処理ステップにおいて検索した宿泊者情報は、上述した図3のS250において、精算装置14によって参照される。
S550(宿泊代金入金監視):精算装置14において、宿泊代金の入金操作が行われたか否かを監視する。そして、宿泊代金の入金操作が行われたことが確認された場合(YES)は、S560へ移行し、宿泊代金の入金操作が行われたことが確認されない場合(NO)は、S570へ移行する。
S560(宿泊代金精算状況更新):上記S540で検索した、精算装置14においてチェックイン手続きを行っている宿泊者の宿泊者情報に含まれる、宿泊代金の精算状況を、「精算済み」へ更新する。
S570(チェックイン手続き終了監視):精算装置14において、チェックイン手続きが終了したか否かを監視する。そして、チェックイン手続きが終了したことが確認された場合(YES)は、S580へ移行し、チェックイン手続きが終了したことが確認されない場合(NO)は、S500へ復帰する。
S580(宿泊予約ステータス更新):上記S540で検索した、精算装置14においてチェックイン手続きを行っていた宿泊者の宿泊者情報に含まれる、宿泊予約ステータスを、「滞在状態」へ更新する。そして、S500へ復帰する。
S590(宿泊者特定情報取得):上述した図3のS340のタイミングで精算装置14により読み取られた、宿泊者を特定するための情報(客室番号等)を、精算装置14から取得する。
S600(宿泊者情報検索):上記S590で取得した宿泊者特定情報に基づき、データ管理手段16において保持している宿泊者情報の中から、精算装置14においてチェックアウト手続きを行っている宿泊者の宿泊者情報を検索する。なお、本処理ステップにおいて検索した宿泊者情報は、上述した図3のS350において、精算装置14によって参照される。
S610(追加代金入金監視):精算装置14において、追加代金の入金操作が行われたか否かを監視する。そして、追加代金の入金操作が行われたことが確認された場合(YES)は、S620へ移行し、追加代金の入金操作が行われたことが確認されない場合(NO)は、S630へ移行する。
S620(追加代金精算状況更新):上記S600で検索した、精算装置14においてチェックアウト手続きを行っている宿泊者の宿泊者情報に含まれる、追加代金の精算状況を、「精算済み」へ更新する。
S630(チェックアウト手続き終了監視):精算装置14において、チェックアウト手続きが終了したか否かを監視する。そして、チェックアウト手続きが終了したことが確認された場合(YES)は、S640へ移行し、チェックアウト手続きが終了したことが確認されない場合(NO)は、S500へ復帰する。
S640(宿泊予約ステータス更新):上記S600で検索した、精算装置14においてチェックアウト手続きを行っていた宿泊者の宿泊者情報に含まれる、宿泊予約ステータスを、「出発済み」へ更新する。そして、S500へ復帰する。
ここで、図2〜図4に示したフロー図は、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10に含まれる応対ロボット12、精算装置14、及び、データ管理手段16の夫々の処理動作を説明するための、処理ステップの流れの一例を示したものである。従って、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10において実行される処理フローは、図2〜図4に示した処理フローに限定されるものではなく、例えば、宿泊手続き補助システム10の構成や、宿泊施設に求められる要求等に応じて、図2〜図4に示した処理ステップの一部が削除、変更、ないし適宜追加された処理フローであってもよいものである。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、図1に示すように、少なくとも1台の応対ロボット12(図1の例では2台の応対ロボット12A及び12B)、応対ロボット12毎に設置される精算装置14(図1の例では2台の精算装置14A及び14B)、及び、データ管理手段16を含んでいる。応対ロボット12は、宿泊施設のフロントカウンターに設置され、宿泊者に対する応対を行うものであり、複数の可動部18と音声出力手段20とを備えている。例えば、応対ロボット12として、人間型のロボット、動物型のロボット、恐竜型のロボット等が挙げられ、何れのロボットであっても、腕部や頭部等が可動部18として構成され、顔の表情が変化するように可動部18が設けられていてもよい。これにより、複数の可動部18の動作を組み合わせて、あたかも人間が応対しているかの如く、手振りや身振り、顔の表情の変化を交えながら、音声出力手段20から出力する音声によって、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促すことができる。
精算装置14は、宿泊者からの入力操作を受けて、データ管理手段16から参照する宿泊者情報に基づき、宿泊代金や追加代金等の精算手続きを行うものである。この精算装置14は、応対ロボット12毎に設置されるため、宿泊者が応対ロボット12により精算手続きを促された場合に、直ぐに精算装置14により精算手続きを行うことができる。又、データ管理手段16は、宿泊者情報の保持及び管理を行うものであり、宿泊者情報には、宿泊業務に必要な宿泊者の各情報が含まれている。そして、データ管理手段16は、精算装置14を介して行われた精算手続きに応じて、宿泊者情報を更新する。
本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、上記のような構成であるため、宿泊手続きを行う宿泊者は、フロントカウンターにおいて応対ロボット12による接客を受けながら、精算装置14によりスムーズに手続きを行うことができる。従って、応対ロボット12等によって魅力を向上させながらも、フロント業務の一部を自動化することで、人件費の削減を図ることが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、更に、従業員補助装置30を含んでおり、この従業員補助装置30は、宿泊施設の従業員による宿泊手続きの確認作業を補助するために、撮影手段32(32A、32B)、表示手段34、音声入出力手段36(36A、36B)、及び、アクセス手段38を備えている。すなわち、撮影手段32によってフロントカウンターの様子を撮影し、その撮影した映像を表示手段34に表示することで、従業員は、表示手段34を介して、フロントカウンターへの宿泊者の接近、宿泊手続きの進行状況、不審者の有無等を確認することができる。又、音声入出力手段36により音声通信を行うことで、従業員は、例えば宿泊手続きが円滑に進んでいない場合等に、音声入出力手段36を介してフロントカウンターにいる宿泊者と会話を行い、宿泊手続きの説明等を行うことができる。
更に、従業員は、アクセス手段38を介して、データ管理手段16により保持されている宿泊者情報にアクセスすることで、宿泊手続きを行っている宿泊者の予約状況や精算状況等を確認することができる。これにより、応対ロボット12及び精算装置14で対応している宿泊手続きを、従業員補助装置30を利用する従業員によって、常に万全にバックアップすることが可能となり、サービスの質の低下を防止することができる。又、図1の例のように、応対ロボット12が設置されたフロントカウンター毎に、撮影手段32や音声入出力手段36を設置することで、複数のフロントカウンターの様子を、従業員補助装置30を介して同時に確認することができ、更に、特に問題が起きなければ、宿泊者と従業員とが直接やり取りをする必要はない。このため、バックアップを行う従業員の人数を、フロントカウンターの数より少なく抑えることができ、人件費の削減を図ることが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、応対ロボット12が設置されているフロントカウンター毎に、フロントカウンターに近づいた宿泊者を検知する人感センサ22(22A、22B)と、応対ロボット12が出力する音声の言語(例えば、日本語、英語等)を選択するための言語選択手段24(24A、24B)とを備えているものである。このため、応対ロボット12は、人感センサ22により宿泊者が検知されたことをトリガとして(図2のS10)、宿泊者に対する歓迎のメッセージと、言語選択手段24を介した言語選択操作を促すメッセージとを音声出力する(図2のS20、S30)。これにより、宿泊者がフロントカウンターに近づいたタイミングに合わせて、歓迎のメッセージを音声出力することができる。そして、言語選択手段24を介して宿泊者により言語が選択されると、応対ロボット12は、音声出力の言語を選択された言語へと設定し(図2のS50)、次に別の言語が選択されるまで、設定した言語によって音声出力を行う。これにより、応対ロボット12は、宿泊者が所望する言語を使用して応対を行うことができるため、音声出力の内容が宿泊者に理解され易くなり、宿泊手続きをより円滑に進行させることが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、応対ロボット12毎に、例えばフロントカウンターに隣接して設置される宿泊者カード回収部26(26A、26B)を含んでいるものである。この宿泊者カード回収部26は、宿泊者により記入された宿泊者カードを回収するものであり、例えば、宿泊者カードが投函される投函口と、宿泊者カードを収容する収容部とを有している。更に、宿泊者カード回収部26は、宿泊者カードが投函されたことを検知する投函センサ28を備えている。そして、応対ロボット12は、チェックイン手続きを行う宿泊者に対して、宿泊者カードへの記入を促すメッセージと、記入した宿泊者カードの宿泊者カード回収部への投函を促すメッセージとを音声出力する(図2のS90)。その後、応対ロボット12は、宿泊者カード回収部26の投函センサ28によって、宿泊者カード回収部26への宿泊者カードの投函が検知されたことをトリガとして(図2のS100)、精算装置14においてチェックイン手続きを行うことを促すメッセージを、宿泊者に対して音声出力する(図2のS110)。これにより、宿泊者カードを効率よく回収することができると共に、精算装置14によるチェックイン手続きを、適切なタイミングで促すことができる。
更に、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、宿泊者の入力操作に応じて(図3のS200、S210)、精算装置14によりチェックイン手続きとチェックアウト手続きとを実行する。すなわち、宿泊者によりチェックイン手続きが入力されると、精算装置14は、宿泊者に対して宿泊者を特定するための情報(例えば宿泊者の氏名等)の入力を促す(図3のS230)。精算装置14に対して宿泊者を特定するための情報が入力されると、データ管理手段16は、精算装置14に入力された情報に基づいて、保持している宿泊者情報の中から、チェックイン手続きを行っている当該宿泊者の宿泊者情報を検索する(図4のS530、S540)。そして、精算装置14は、データ管理手段16において検索された当該宿泊者の宿泊者情報を参照し(図3のS250)、参照した当該宿泊者の宿泊者情報に基づいて、当該宿泊者の宿泊代金の精算状況の確認を行う(図3のS260)。その結果、Web上のクレジット決済等により、既に宿泊代金が精算されていることが確認された場合は、当該宿泊者に割り当てられた、当該宿泊者の予約内容に適合した客室のルームキーを、即座に発行する(図3のS300)。又、宿泊代金が未精算であることが確認された場合は、宿泊代金の精算手続きを促し(図3のS280)、当該宿泊者からの入金操作を受けて、宿泊代金の精算手続きを行った後に、ルームキーを発行する。
一方、宿泊者によりチェックアウト手続きが入力されると、精算装置14は、例えば宿泊者にルームキーを挿入するように促し(図3のS330)、ルームキーから宿泊者を特定するための情報(例えば客室番号等)を読み取る。すると、データ管理手段16は、精算装置14によりルームキーから読み取られた宿泊者を特定するための情報に基づいて、保持している宿泊者情報の中から、チェックアウト手続きを行っている当該宿泊者の宿泊者情報を検索する(図4のS590、S600)。そして、精算装置14は、データ管理手段16において検索された当該宿泊者の宿泊者情報を参照し(図3のS350)、参照した当該宿泊者の宿泊者情報に基づいて、追加代金の精算状況の確認を行う(図3のS360)。その結果、追加代金が精算済みであることが確認された場合は、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを即座に表示する(図3のS410)と共に、挿入されていたルームキーをそのまま回収する(図3のS400)。又、追加代金が未精算であることが確認された場合は、追加代金の精算手続きを促し(図3のS380)、当該宿泊者からの入金操作を受けて、追加代金の精算手続きを行った後に、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージの表示、及び、ルームキーの回収を行う。このような構成であるため、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、精算装置14によるチェックイン及びチェックアウトの手続きを、より円滑に進めることが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、データ管理手段16によって保持及び管理する宿泊者情報に、宿泊者の氏名と、宿泊代金及び追加代金の精算状況と、宿泊者の宿泊予約ステータスとが含まれているものである。すなわち、宿泊者の氏名は、宿泊者を特定するために用いられ(図4のS530、S540)、精算状況は、精算手続きを行うために精算装置14によって参照される(図3のS250、S350)と共に、精算手続きが行われた場合に更新される(図4のS560、S620)。又、宿泊予約ステータスは、宿泊を予約した宿泊者の現在のステータスを示すものであり、日時の経過や、精算装置14により受けた精算手続き等に応じて、例えば、宿泊施設に滞在していることを示す「滞在状態」や、チェックアウト手続きを行って宿泊施設を出発したことを示す「出発済み」といったステータスが設定される(図4のS580、S640)。宿泊予約ステータスは、例えば、宿泊施設の従業員によって確認される。従って、本発明の実施の形態に係る宿泊手続き補助システム10は、宿泊者情報に上記のような情報が含まれていることで、宿泊手続きを効率よく行うことが可能となる。
10:宿泊手続き補助システム、12(12A、12B):応対ロボット、14(14A、14B):精算装置、16:データ管理手段、18:可動部、20:音声出力手段、22(22A、22B):人感センサ、24(24A、24B):言語選択手段、26(26A、26B):宿泊者カード回収部、28:投函センサ、30:従業員補助装置、32:撮影手段、34:表示手段、36:音声入出力手段、38:アクセス手段

Claims (4)

  1. 宿泊施設における宿泊手続きを補助するシステムであって、
    前記宿泊施設のフロントカウンターに設置され、宿泊者に対する応対を行う少なくとも1台の応対ロボットと、該応対ロボット毎に設置され、精算手続きを行うための精算装置と、宿泊者に係る宿泊者情報の保持及び管理を行うデータ管理手段とを含み、
    前記応対ロボットは、複数の可動部と音声出力手段とを備え、前記複数の可動部の動作を組み合わせながら、前記音声出力手段から出力する音声によって、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促し、
    前記精算装置は、宿泊者からの入力操作を受けて、前記データ管理手段から参照する前記宿泊者情報に基づいて精算手続きを行い、
    前記データ管理手段は、前記精算装置を介して行われた精算手続きに応じて、前記宿泊者情報を更新し、
    前記応対ロボットは、前記複数の可動部として動作する頭部と胴体部と腕部とを備え、前記頭部の動作による顔の表情の変化と、前記胴体部の動作による身振りと、前記腕部の動作による手振りとのうち、少なくとも1つを交えながら、前記音声出力手段から出力する音声によって、宿泊者に対して宿泊手続きに係る各作業を促すものであり、
    更に、前記宿泊施設の従業員による宿泊手続きの確認作業を補助する従業員補助装置を含み、
    該従業員補助装置は、前記フロントカウンターの様子を撮影する撮影手段と、該撮影手段により撮影された映像を従業員に対して表示する表示手段と、前記フロントカウンターにいる宿泊者と従業員との間で音声通信を行うための音声入出力手段と、前記データ管理手段により保持されている前記宿泊者情報にアクセスするアクセス手段と、を備え、
    更に、前記少なくとも1台の応対ロボット毎に、前記フロントカウンターに人感センサと言語選択手段とを備え、
    前記応対ロボットは、前記人感センサによる宿泊者の検知をトリガとして、宿泊者に対する歓迎のメッセージと言語選択操作を促すメッセージとを音声出力し、前記言語選択手段を介して宿泊者により言語が選択された後、該選択された言語へと音声出力の言語を設定することを特徴とする宿泊手続き補助システム。
  2. 前記精算装置は、
    宿泊者の入力操作に応じて、チェックイン手続きとチェックアウト手続きとを実行するものであり、
    前記チェックイン手続きにおいて、宿泊者から宿泊者を特定するための情報の入力を受けた後、前記データ管理手段において検索された前記宿泊者情報に基づいて宿泊代金の精算状況の確認を行い、宿泊代金が精算済みである場合は、宿泊者が宿泊する客室のルームキーを即座に発行し、宿泊代金が未精算である場合は、宿泊者からの入金操作を受けて宿泊代金の精算手続きを行った後、前記ルームキーを発行し、
    前記チェックアウト手続きにおいて、前記ルームキーから宿泊者を特定するための情報を読み取った後、前記データ管理手段において検索された前記宿泊者情報に基づいて追加代金の精算状況の確認を行い、追加代金が精算済みである場合は、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを即座に表示すると共に前記ルームキーを回収し、追加代金が未精算である場合は、宿泊者からの入金操作を受けて追加代金の精算手続きを行った後、チェックアウト手続きの終了を示すメッセージを表示すると共に前記ルームキーを回収し、
    前記データ管理手段は、前記精算装置での前記チェックイン手続きにおいて、前記精算装置に対して入力された宿泊者を特定するための情報に基づき、チェックイン手続きを行っている宿泊者の前記宿泊者情報を検索し、前記精算装置での前記チェックアウト手続きにおいて、前記精算装置により前記ルームキーから読み取られた宿泊者を特定するための情報に基づき、チェックアウト手続きを行っている宿泊者の前記宿泊者情報を検索することを特徴とする請求項1記載の宿泊手続き補助システム。
  3. 前記少なくとも1台の応対ロボット毎に、投函センサを備えた宿泊者カード回収部を含み、
    前記応対ロボットは、チェックイン時の動作として、宿泊者に対して宿泊者カードへの記入及び宿泊者カードの投函を促すメッセージを音声出力し、前記投函センサによる前記宿泊者カード回収部への宿泊者カードの投函検知をトリガとして、前記精算装置によるチェックイン手続きを促すメッセージを音声出力することを特徴とする請求項1又は2記載の宿泊手続き補助システム。
  4. 前記データ管理手段は、前記宿泊者情報として、宿泊者の氏名と、宿泊代金及び追加代金の精算状況と、宿泊者の宿泊予約ステータスとを含む情報を管理していることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の宿泊手続き補助システム。
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