JP2020161007A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタルサイネージといった街中に設置される表示装置で休眠口座の検索ができることを通知するコンテンツを休眠口座保有者である顧客に対して表示することで、当該顧客に休眠口座の存在をさりげなく伝えることの可能な、簡易で新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムを提供する。【解決手段】デジタルサイネージの前に休眠口座保持者がいる場合に、休眠口座の検索ができる旨の案内を表示したコンテンツを表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、一定期間以上取引が行われていない休眠口座を保有する顧客に対し、休眠口座の存在をさりげなく伝える情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムに関する。
一般に銀行の金融機関においては長期間取引が行われていない口座は休眠口座と呼ばれる。当該休眠口座の定義は、2018年1月に施行された休眠預金等活用法で「10年以上、入出金等の「異動」がない「預金」」とされている。金融機関に口座を開設している顧客は、休眠口座の有無を対象の金融機関に問い合わせをすることで確認することができる。また、休眠口座に関する技術が記載された文献として、下記の特許文献1が挙げられる。特許文献1には、ホストコンピュータが定期的に顧客毎の氏名・口座番号・取引履歴等の口座情報を格納したデータベースから休眠口座の有無を調べる、技術が記載されている。ホストコンピュータの調査結果に基づき、金融機関の係員は、該休眠口座を解約するか否かを問い合わせる書面を作成して休眠口座を保有する顧客に郵送する。
特開2002−073976号公報
休眠口座は10年以上前に顧客が口座開設を行った口座であり、引っ越し等で現在の住所と口座開設時の登録住所とが異なる場合がある。登録住所が現在の住所と異なる場合は、休眠口座を保有する顧客に問い合わせの書面が届かない。また、休眠口座を保有する顧客は、口座の存在自体を忘れていることが多く、対象の金融機関を利用しなくなっていることが多い。このような場合に、金融機関に休眠口座を保有する顧客に対して直接、休眠口座の存在を伝える仕組みがなかった。よって、休眠口座を保有する顧客に休眠口座の存在を気づかせる仕組みが望まれるが、金融機関利用以外の日常生活において口座情報といった個人情報が顧客にいきなり提示された場合、顧客はなぜ口座情報が提示されたのか速やかに理解をするのは難しく、顧客によっては不信感を抱くこともある。そのため、休眠口座の存在を顧客に伝える際には、さりげなく伝えるといった配慮が必要である。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、本発明の目的は、デジタルサイネージといった街中に設置される表示装置で休眠口座の検索ができることを通知するコンテンツを休眠口座保有者である顧客に対して表示することで、当該顧客に休眠口座の存在をさりげなく伝えることの可能な、簡易で新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する生成部と、を備える情報処理装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報と、外部装置から取得された第2の生体情報を記憶し、前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定し、前記保有者と判定した場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する、情報処理方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する生成部と、前記生成依頼情報を第2の装置へ送信する通信部と、を備える第1の装置と、前記第1の装置から前記生成依頼情報を受信する第2の通信部と、前記通知の情報を生成する第2の生成部と、を備え、前記第2の通信部は前記外部装置へ生成した前記通知の情報を送信する、第2の装置と、前記第2の装置から前記通知の情報を受信し、前記通知の情報を表示する前記外部装置と、から構成される情報処理システムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピューターを、複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する生成部と、を備える情報処理装置として機能させるプログラムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、休眠口座の保有者の第1の生体情報との比較用の第2の生体情報を人物から取得する取得部と、前記第2の生体情報を外部装置に送信し、前記外部装置における第1の生体情報と前記第2の生体情報との比較結果として前記休眠口座の確認ができる通知情報を受信する通信部と、前記通知情報を表示する表示部と、を備える情報処理装置。
以上説明したように本発明によれば、外部装置である表示装置を介して休眠口座保有者である顧客に休眠口座の検索ができることを通知することで、当該顧客に対して休眠口座の存在をさり気なく伝えることの可能な、簡易で新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムを提供することができる。
本発明に係る情報処理システム1の構成の概要を示す図である。 第1の実施形態に係る休眠口座情報提供サーバ10の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る休眠口座情報テーブル1021の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る店舗情報テーブル1022の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る休眠口座保持者判定テーブル1023の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る金融機関サーバ11の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る登録口座情報DB1121の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ提供サーバ12の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る確認コンテンツ情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る取扱案内コンテンツ情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る予約完了コンテンツ情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るデジタルサイネージ13の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理システム1の休眠口座判断に関する動作の処理フローの例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システム1の主たる動作の処理フローの例を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
[1.第1の実施形態]
[1.1 情報処理システム1の構成例]
[1.1.1 情報処理システム1の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の構成の概要を示す図である。情報処理システム1は、休眠口座情報提供サーバ10と、金融機関サーバ11と、コンテンツ提供サーバ12と、デジタルサイネージ13と、専用網14と、専用網15と、ATM16と、窓口端末17と、金融店舗サーバ18と、インターネットバンキングサーバ19と、専用網20と、顧客端末21と、通信網22とで構成される。顧客2はデジタルサイネージ13の前に立つ顧客である。図1ではデジタルサイネージ13の前に立つ顧客を2名としているがこれに限らず、単数、又は2名以上の複数であってもよい。以下に、本実施形態に係る情報処理システム1に含まれる各構成の概要について説明する。
<休眠口座情報提供サーバ10>
休眠口座情報提供サーバ10は、デジタルサイネージ13の前に立つ顧客が休眠口座を保有しているかを判定する情報処理装置である。また、休眠口座情報提供サーバ10は、デジタルサイネージ13に対し休眠口座に関するコンテンツ情報を表示させるため依頼情報であるコンテンツ送信依頼情報をコンテンツ提供サーバ12に送信する機能を有する。休眠口座に関するコンテンツ情報には、休眠口座の検索案内のコンテンツ情報や、休眠口座の今後の取り扱い案内のコンテンツ情報や、当該コンテンツで案内した今後の取り扱いについて顧客が選択した予約内容で予約が完了したことを示すコンテンツ情報がある。休眠口座の検索案内のコンテンツ情報を確認コンテンツ情報、休眠口座の今後の取り扱い案内のコンテンツ情報を取扱案内コンテンツ情報、予約完了を示すコンテンツ情報を予約完了コンテンツ情報とする。確認コンテンツ情報、取扱案内コンテンツ情報、予約完了コンテンツ情報の詳細は後述する。また、コンテンツ送信依頼情報とは、コンテンツ提供サーバ12が確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を生成する際に必要な情報を含む上記各コンテンツの生成依頼と、生成した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報をデジタルサイネージ13への送信する送信依頼である。コンテンツ送信依頼情報の詳細は後述する。
<金融機関サーバ11>
金融機関サーバ11は、ATM16、窓口端末17、インターネットバンキングサーバ19といった各チャネルから登録口座情報、及び取引情報を受信し、取引情報に基づき取引処理を行い、各登録口座の口座情報を管理する管理装置である。また、金融機関サーバ11は、各登録口座が休眠口座の条件に該当するかを判断し、休眠口座情報を管理する機能を有する。金融機関サーバ11は、各登録口座について最後の取引が10年以上前である場合に、当該登録口座を休眠口座情報として管理する。金融機関サーバ11は、休眠口座情報提供サーバ10、又は後述の各金融店舗サーバ18より受信する予約依頼情報に基づき、各店舗の予約可能日時情報を管理する機能を有する。予約依頼情報とは、休眠口座の「口座解約」、又は休眠口座の「口座利用再開」といった手続きを金融店舗で行うための予約の依頼である。予約可能日時情報には、デジタルサイネージ13の前に立つ顧客が各種手続きの予約を行うための選択可能な日時情報と、後述の窓口端末17を操作する行員が予約を受け付けて各種手続きの予約を行うための選択可能な日時情報とを含む。予約依頼情報には、顧客がデジタルサイネージ13で選択した選択店舗情報と選択日時の情報、又は行員が窓口端末17で選択した選択店舗情報と選択日時の情報と顧客を特定する口座番号や、後述の口座ID情報等の顧客情報が含まれる。
<コンテンツ提供サーバ12>
コンテンツ提供サーバ12は、デジタルサイネージ13に対し確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を提供する情報提供装置である。コンテンツ提供サーバ12は、休眠口座情報提供サーバ10からコンテンツ送信依頼情報を受信し、受信したコンテンツ送信依頼情報に応じて確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を生成する機能を有する。また、コンテンツ提供サーバ12は、生成した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報をデジタルサイネージ13に送信する機能を有する。
<デジタルサイネージ13>
デジタルサイネージ13は、顧客に対し確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を表示する表示装置である。デジタルサイネージ13は、休眠口座情報提供サーバ10で休眠口座を保有すると判定された顧客に対し、コンテンツ提供サーバ12から受信する確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を表示する機能を有する。なお、デジタルサイネージ13は、コンテンツ提供サーバ12から受信した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を画面上で流れるように表示する機能を有する。また、デジタルサイネージ13は後述する撮像部が備えられ、デジタルサイネージの前に立つ顧客を撮像し、撮像した画像データを休眠口座情報提供サーバ10に送信する機能を有する。なお、デジタルサイネージ13は、ショッピングモールやスーパーといった複合施設、駅等の公共施設といった街中に設置される。
<専用網14>
図1に示すように、休眠口座情報提供サーバ10とコンテンツ提供サーバ12とデジタルサイネージ13とは専用網14を介して接続される。専用網14は、有線又は無線であって、例えば、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)、専用回線、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等の任意の通信ネットワークから構成される。また、専用網14に対して、何らかのセキュリティ手段(例えば、Secure Sockets Layer(SSL))が施されていてもよい。
<専用網15>
図1に示すように、休眠口座情報提供サーバ10と金融機関サーバ11とは専用網15を介して接続される。専用網15は、上述の専用網14と同様の構成である。
<ATM16>
ATM16は、金融機関の営業店に設置され、顧客が操作して取引を行う無人チャネルである。ATM16は、預金通帳またはキャッシュカードを用いて、入金、出金、振込や残高照会等の取引を実行する装置である。ATM16は、現金自動預払機とも呼ばれる。なお、ATM16は実行する取引内容である取引情報を取引の都度、金融機関サーバ11に送信する機能を有する。
<窓口端末17>
窓口端末17は、金融機関の営業店における行員が顧客に対応するための有人チャネルである。窓口端末17は営業店に設けられた窓口で顧客の取引依頼、新規口座の開設依頼、各種取引の予約依頼を受けた窓口の行員、いわゆるテラーによって使用される端末装置である。窓口端末17は実行する取引内容である取引情報を取引の都度、金融店舗サーバ18を経由して金融機関サーバ11に送信する機能を有する。また、窓口端末17は新規口座開設の登録口座情報を口座開設の都度、金融店舗サーバ18を経由して金融機関サーバ11に送信する機能を有する。なお、新規口座の開設依頼を受けた際に、テラーは窓口端末17の生体情報取得機能を使用して顧客の生体情報を取得する。窓口端末17はテラーによって取得された生体情報を含めて登録口座情報として金融機関サーバ11に送信する機能を有する。生体情報とは、顔画像である。また、窓口端末17は各種取引の予約依頼を受け付けた都度、受け付けた予約依頼情報を金融店舗サーバ18経由で金融機関サーバ11に送信する機能を有する。なお、予約依頼を受け付けた際に、窓口端末17は金融店舗サーバ18を経由して金融機関サーバ11から最新の当該店舗の予約可能日時情報を受信し、行員による予約日時の選択を受け付け、予約依頼情報を金融機関サーバ11に送信する。
<金融店舗サーバ18>
金融店舗サーバ18は、各窓口端末17より受信する取引情報や、登録口座情報、予約依頼情報を金融機関サーバ11に送信する機能を有する。また、金融店舗サーバ18は、金融機関サーバ11から最新の当該店舗の予約可能な日時情報を受信し、窓口端末17へ転送を行う機能を有する。さらに、金融店舗サーバ18は、各店舗の現在の混雑度を示す混雑度情報を金融機関サーバ11に送信する機能を有する。混雑度情報は、各店舗に設置された受付端末が最後に発行した受付番号と現在呼び出し中の受付番号の差から金融店舗サーバ18によって予測される待ち時間に関する情報である。例えば、最後に発行された受付番号が「10」で、現在呼び出されている受付番号が「5」の場合、5名の受付待ちの顧客がいることとなる。予測される待ち時間の目安は、現在の待ち人数に平均的な1人当たりの待ち時間を掛けて算出した値を用いることができる。値を「6」分とすると、上述の例では30分の待ち時間が予想される。
<インターネットバンキングサーバ19>
インターネットバンキングサーバ19は、後述の顧客端末21等の端末から通信網22を介して接続(アクセス)され新規口座の開設や、出金・振込等の取引や各種のサービスを顧客端末21に提供するサーバ装置である。インターネットバンキングサーバ19は顧客が利用する無人チャネルである。インターネットバンキングサーバ19は実行する取引内容を示す取引情報を取引の都度、金融機関サーバ11に送信する機能を有する。また、インターネットバンキングサーバ19は新規口座開設の登録口座情報を口座開設の都度、金融機関サーバ11に送信する機能を有する。
<専用網20>
図1に示すように、金融機関サーバ11と、ATM16と窓口端末17と金融店舗サーバ18とインターネットバンキングサーバ19とは専用網20を介して接続される。専用網20は、上述の専用網14と同様の構成である。
<顧客端末21>
顧客端末21は、銀行に口座を開設している顧客、或いは銀行に口座を開設する顧客が使用する通信装置である。かかる顧客端末21の一例として、スマートフォン、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistants)等の移動体通信端末がある。このような移動体通信端末の他、パーソナルコンピューターの固定端末、さらには、タブレット端末やスレート端末等を採用することもできる。顧客端末21を使用する顧客は端末上で動作するブラウザ等を通じて、インターネットバンキングに関するサービスや、新規口座開設のサービスの提供を受ける。なお、顧客端末21を使用する顧客は顧客端末21の生体情報取得機能を使用して生体情報を取得する。顧客端末21は顧客により取得された生体情報を含めて登録口座情報としてインターネットバンキングサーバ19に送信する機能を有する。生体情報とは、顔画像である。
<通信網22>
図1に示すように、インターネットバンキングサーバ19と顧客端末21とは通信網22を介して接続される。通信網22は、有線又は無線であって、電話回線網、インターネット、衛星通信網等の公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の任意の通信ネットワークから構成される。また、通信網22は、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)の専用回線網を含んでもよい。
[1.1.2 休眠口座情報提供サーバ10の構成例]
本実施形態に係る休眠口座情報提供サーバ10の構成の詳細について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る休眠口座情報提供サーバ10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、休眠口座情報提供サーバ10は、通信部101と、記憶部102と、画像解析部103と、休眠口座保持者判定部104と、制御部105と、コンテンツ送信依頼生成部106とを有する。以下に、休眠口座情報提供サーバ10の各機能部について説明する。
通信部101は、専用網14を通じてコンテンツ提供サーバ12とデジタルサイネージ13と接続され、専用網15を通じて金融機関サーバ11と接続されるインターフェースである。通信部101は、デジタルサイネージ13から画像データとサイネージID情報と、表示領域の座標情報と、抽出コンテンツID情報と、予約依頼情報とを受信する機能を有する。画像データとは、デジタルサイネージ13で撮像された画像である。サイネージID情報とは、各デジタルサイネージ13を識別するために各デジタルサイネージ13に割り当てられた固有の識別番号である。表示領域の座標情報とは、デジタルサイネージ13で表示されている確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報の表示位置情報である。抽出コンテンツID情報とは、デジタルサイネージ13が抽出したコンテンツIDである。コンテンツID情報とは、コンテンツ提供サーバ12が生成した各コンテンツに付与する固有の識別情報である。通信部101は、受信した画像データとサイネージID情報と、表示領域の座標情報と、抽出コンテンツIDの情報とを画像解析部103に出力する機能を有する。また、通信部101は、デジタルサイネージ13から受信した予約依頼情報と、サイネージID情報と、抽出コンテンツID情報とを金融機関サーバ11に転送する機能を有する。なお、通信部101は、デジタルサイネージ13が撮像した人物の生体情報である画像データを取得する取得部と記載することがあるが、取得部と通信部101は同一の機能である。
また、通信部101は、金融機関サーバ11から休眠口座情報と、予約可能日時情報と混雑度情報と、予約処理結果情報と、抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを受信する機能を有する。休眠口座情報とは、金融機関サーバ11で休眠口座と判断された登録口座情報である。予約処理結果情報とは、上述の予約依頼情報に基づき金融機関サーバ11が予約処理した結果である。通信部101は、受信した予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを後述の制御部105に出力する機能を有する。また、通信部101は、受信した休眠口座情報と、予約可能日時情報と、混雑度情報とを記憶部102に格納する機能を有する。また、通信部101は、制御部105が出力する制御情報により、休眠口座保持者判定部104の判定結果、又は受信した予約処理結果に応じて、コンテンツ送信依頼生成部106で生成したコンテンツ送信依頼情報をコンテンツ提供サーバ12に送信する機能を有する。
記憶部102は、各種のデータやプログラムを格納する、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部102には、休眠口座情報提供サーバ10を制御するための複数の制御プログラムが格納されている。記憶部102には、各デジタルサイネージ13の位置情報が上述のサイネージID情報と紐づけられて格納される。また、記憶部102には、各金融機関の各店舗の位置情報が後述の金融機関コードに紐づけられて格納される。また、記憶部102には、休眠口座情報テーブル1021、店舗情報テーブル1022、休眠口座保持者判定テーブル1023が格納される。各テーブルの構成について各図を参照して説明をする。
図3は、本実施形態に係る休眠口座情報テーブル1021の構成の一例を示す図である。図3に示すように、休眠口座情報テーブル1021は、休眠口座フラグ10211、口座ID10212、金融機関コード10213、支店番号、口座番号、名義人名、暗証番号、ログインID、パスワード、口座残高、電話番号、メールアドレス、登録生体情報10214、取引履歴10215の項目で構成される。休眠口座情報テーブル1021には、通信部101で受信した休眠口座情報が格納される。休眠口座フラグ10211、口座ID10212、金融機関コード10213、登録生体情報10214、取引履歴10215の詳細について説明する。休眠口座フラグ10211には、金融機関サーバ11で休眠口座と判断されたことを示すフラグ情報が格納される。口座ID10212には、各口座を識別するための固有のID情報が格納される。金融機関コード10213には、各金融機関に付与された4桁のコード情報が格納される。登録生体情報10214には、各休眠口座保有者の顔画像データが格納される。登録生体情報10214に格納される顔画像データを登録顔画像とする。登録顔画像とは、口座開設の際に登録口座情報と一緒に登録した顧客の生体情報である。取引履歴10215には、金融機関サーバ11で処理された取引の履歴を示す科目番号と取引日時の情報が格納される。
次に、記憶部102に格納される店舗情報テーブル1022について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る店舗情報テーブル1022の構成の一例を示す図である。図4に示すように、店舗情報テーブル1022は、金融機関コード、支店番号、混雑度10221、予約可能日時10222の項目で構成される。混雑度10221には、現在の各店舗の混雑度を示す時間情報が格納される。混雑度が「0」の場合、当該店舗の現在の待ち時間は「0」分ということを示す。予約可能日時10222には、各金融機関の各店舗の現在日時を含む所定期間の予約可能日時情報が格納される。混雑度10221には通信部101で受信した混雑度情報が格納され、予約可能日時10222には通信部101で受信した予約可能日時情報が格納される。
次に、休眠口座保持者判定テーブル1023について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る休眠口座保持者判定テーブル1023の構成の一例を示す図である。図5に示すように、休眠口座保持者判定テーブル1023は、サイネージID10231、抽出コンテンツID10232、表示領域座標10233、受信日時10234、検出人物ID10235、抽出顔画像10236、判定結果10237、登録顔画像10238、口座ID10239、金融機関コード10240の項目で構成される。サイネージID10231には、通信部101で受信したサイネージID情報が格納される。抽出コンテンツID10232には、通信部101で受信した抽出コンテンツID情報が格納される。表示領域座標10233には、通信部101で受信した表示領域の座標情報が格納される。受信日時10234には、通信部101で受信した画像データの受信日時情報が格納される。検出人物ID10235には、後述の画像解析部103で付与される検出人物ID情報が格納される。検出人物ID情報とは画像データより検出した人物ごとに画像解析部103より付与される固有の識別番号である。抽出顔画像10236には、画像解析部103で抽出された人物の顔画像データが格納される。画像解析部103で抽出される顔画像データを抽出顔画像とする。判定結果10237には、後述の休眠口座保持者判定部104の判定結果情報が格納される。登録顔画像10238には、休眠口座保持者判定部104で特定した登録顔画像情報が格納される。口座ID10239には、休眠口座保持者判定部104で特定した口座ID情報が格納される。金融機関コード10240には、休眠口座保持者判定部104で特定した金融機関コード情報が格納される。
図2に戻り、画像解析部103を説明する。画像解析部103は、デジタルサイネージ13から受信した画像データに写っている全ての人物の顔画像を抽出する機能と、デジタルサイネージ13に表示された確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の顔画像を抽出する機能を有する。当該2つの機能は、制御部105により使い分けられる。当該2つの機能は、以下の点で共通する。画像解析部103はデジタルサイネージ13から受信した画像データから人物領域を検出して検出した人物領域から顔領域を抽出する機能を有する。また、画像解析部103は抽出顔画像毎に検出人物ID情報を付与する機能を有する。さらに、画像解析部103は通信部101で受信した画像データとサイネージID情報と表示領域座標情報と抽出コンテンツID情報と画像データの受信日時情報と、付与した検出人物ID情報と、抽出顔画像とを紐付けて休眠口座保持者判定テーブル1023の各項目に格納する機能を有する。
次に、画像解析部103の全ての人物の顔画像を抽出する機能について説明する。画像解析部103は、受信した画像データに含まれる全ての人物の顔領域を抽出し、各抽出顔画像に検出人物ID情報を付与する。画像解析部103で抽出された各抽出顔画像は制御部105により休眠口座保持者判定部104に出力される。
次に、画像解析部103の確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の顔画像の抽出する機能について説明する。当該抽出方法には2通りあり、その1つとして、画像解析部103は抽出した顔領域の画像サイズが一番大きい抽出顔画像の人物を確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物と判断する。判断理由として、確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物がデジタルサイネージ13に最も近づくため、画像に写る人物の顔領域が一番大きくなるからである。もう1つは、画像解析部103は通信部101で受信した確認コンテンツ情報の表示領域座標情報に基づく表示領域と通信部101で受信した画像データから抽出される人物領域とを比較して、当該2つの領域が重なり且つ抽出顔画像が所定サイズ以上の場合に、当該抽出画像の人物を確認コンテンツ情報が表示される表示位置の前に立ちタッチした人物と判断する。判断理由として、デジタルサイネージ13で表示されている確認コンテンツ情報が表示される表示位置の前に立つ人物が確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物と見做すことができるからである。例えば、画像解析部103は、確認コンテンツ情報のデジタルサイネージ13における表示領域が画面の中央辺りに位置し、画像上の真ん中辺りに人物領域を検出し、且つ所定サイズ以上の抽出顔画像を抽出した場合に、当該抽出画像の人物を確認コンテンツ情報が表示される表示位置にタッチした人物と判断する。所定サイズ以上とすることで、画像解析部103はデジタルサイネージ13にタッチが不可能な距離に位置する人物を除外する。なお、画像解析部103で抽出された抽出顔画像は後述の制御部105により休眠口座保持者判定部104に出力される。これらの抽出方法は、いずれか一方を用いればよい。
休眠口座保持者判定部104は、休眠口座情報テーブル1021の登録生体情報10214に格納されている各登録顔画像を参照して、画像解析部103で抽出された抽出顔画像と各登録顔画像とを比較して一致率を算定する機能を有する。また、休眠口座保持者判定部104は、一致率が閾値以上の登録顔画像を特定する機能を有する。閾値は、休眠口座保持者本人であると判定できる値であればよく、本実施例においては85%である。なお、一致率が閾値以上の登録顔画像が複数ある場合、休眠口座保持者判定部104は一致率の高い登録顔画像を採用する。一致率が閾値以上の登録顔画像が特定できた場合、休眠口座保持者判定部104は、抽出顔画像の人物が休眠口座を所有していることを示す「休眠口座保持者有り」と判定する。一方で、一致率が閾値以上の登録顔画像が特定できない場合、休眠口座保持者判定部104は、抽出顔画像の人物は休眠口座を所有していないことを示す「休眠口座保持者無し」と判定する。休眠口座保持者判定部104は、判定結果情報と、特定した登録顔画像情報と、特定した登録顔画像から休眠口座情報テーブル1021の口座ID10212と金融機関コード10213を参照し、特定した登録顔画像情報に紐づく口座ID情報と金融機関コード情報とを休眠口座保持者判定テーブル1023の各項目に格納する。
制御部105は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM等のハードウェアであって、休眠口座情報提供サーバ10の動作を全般的に制御するプログラムが格納される。制御部105は、金融機関サーバ11から休眠口座と判定された口座の登録口座情報を受信すると記憶部102の休眠口座情報テーブル1021に格納している前日に受信した休眠口座情報を削除して受信した新しい休眠口座情報に更新する機能を有する。また、制御部105は、通信部101で予約可能日時情報と混雑度情報を受信する都度、店舗情報テーブル1022を最新の情報に更新する機能を有する。また、制御部105は、画像解析部103と休眠口座保持者判定部104を以下の通り制御する機能を有する。制御部105は、通信部101で受信した画像データと一緒に抽出コンテンツID情報を受信していない場合に、画像解析部103に対して画像データに写っている全ての人物の顔画像を抽出するように制御する機能を有する。制御部105は、画像解析部103で抽出した各抽出顔画像を休眠口座保持者判定部104に出力し、休眠口座保持者判定部104に当該抽出顔画像の人物が休眠口座保持者であるかを判定させるよう制御する機能を有する。当該画像解析部103における全人物の顔画像抽出から休眠口座保持者であるかの判定までを1次判定とする。制御部105は、全ての抽出顔画像について当該1次判定を繰り返す。画像と一緒に抽出コンテンツID情報を受信していないということは、デジタルサイネージ13にまだ確認コンテンツ情報が表示されておらず、1次判定を行うタイミングということであるため、デジタルサイネージ13の前に立つ全ての人物について休眠口座保持者であるか否かを判定しなければならない。次に制御部105による2次判定について説明をする。
制御部105は、通信部101で受信した画像データと一緒に抽出コンテンツID情報を受信している場合、画像解析部103に対して休眠口座に関するコンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の顔画像を抽出するように制御する機能を有する。休眠口座に関するコンテンツ情報とは、上述の確認コンテンツ情報である。制御部105は、画像解析部103で抽出した確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の抽出顔画像を休眠口座保持者判定部104に出力し、休眠口座保持者判定部104に当該抽出顔画像の人物が休眠口座保持者であるかを判定させるよう制御する機能を有する。当該画像解析部103における確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の顔画像抽出から休眠口座保持者であるかの判定までを2次判定とする。画像データと一緒に抽出コンテンツID情報を受信しているということは、デジタルサイネージ13に確認コンテンツ情報が表示されており、2次判定を行うタイミングということであるため、確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物について休眠口座保持者であるか否かを判定しなければならない。抽出コンテンツID情報を一緒に受信していない画像データは第2の生体情報である。抽出コンテンツID情報を一緒に受信した画像データは第3の生体情報である。なお、登録顔画像は第1の生体情報である。また、2次判定を休眠口座の存在に気付いた休眠口座保持者と確定する判定であるとした場合に、1次判定は休眠口座保有の候補者を判定するための予備判定である。
また、制御部105は、1次判定の結果、又は2次判定の結果、又は通信部101で受信した予約処理結果に基づき、後述のコンテンツ送信依頼生成部106に対し、コンテンツ送信依頼情報を生成するように制御する機能を有する。制御部105は、1次判定の結果、休眠口座保持者判定部104で「休眠口座保持者有り」と判定された場合にコンテンツ送信依頼生成部106に対し、確認コンテンツ送信依頼情報を生成するように制御する機能を有する。また、制御部105は、2次判定の結果、休眠口座保持者判定部104で「休眠口座保持者有り」と判定された場合にコンテンツ送信依頼生成部106に対し、取扱案内コンテンツ送信依頼情報を生成するように制御する機能を有する。また、制御部105は、通信部101で受信した予約処理結果が予約を完了したことを示す場合、コンテンツ送信依頼生成部106に対し、予約完了コンテンツ送信依頼情報を生成するように制御する機能を有する。
コンテンツ送信依頼生成部106は、1次判定、又は2次判定の判定結果と、予約処理結果に基づき、コンテンツ提供サーバ12に送信するコンテンツ送信依頼情報を生成する機能を有する。コンテンツ送信依頼生成部106は、確認コンテンツ送信依頼情報と、取扱案内コンテンツ送信依頼情報と、予約完了コンテンツ送信依頼情報の3つのコンテンツ送信依頼情報を、制御部105の上述の制御タイミングで生成する。コンテンツ送信依頼生成部106は、休眠口座保持者判定部104における1次判定の結果が「休眠口座保持者有り」の場合に、確認コンテンツ送信依頼情報を生成する機能を有する。確認コンテンツ送信依頼情報とは、確認コンテンツ情報をコンテンツ提供サーバ12へ生成依頼する情報である。確認コンテンツ送信依頼情報には、通信部101で受信したサイネージID情報が含まれる。
また、コンテンツ送信依頼生成部106は、休眠口座保持者判定部104における2次判定の結果が「休眠口座保持者有り」の場合に取扱案内コンテンツ送信依頼を生成する機能を有する。取扱案内コンテンツ送信依頼情報とは、取扱案内コンテンツ情報をコンテンツ提供サーバ12へ生成依頼する情報である。取扱案内コンテンツ情報は上述の通り、休眠口座の今後の取り扱い案内のコンテンツである。今後の取り扱いは、「口座解約」、「口座利用再開」、その他に「終了」である。取扱案内コンテンツ送信依頼情報には、通信部101で受信したサイネージID情報と抽出コンテンツID情報が含まれる他に、サイネージID情報に対応するデジタルサイネージ13の周辺に位置する金融店舗の混雑度情報と予約可能日時情報と、休眠口座保持者判定部104で特定した金融機関コード情報とが含まれる。予約可能日時情報と金融機関コード情報とを含めた情報を顧客からの予約を受け付けるための情報として予約受付情報と記載することがある。コンテンツ送信依頼生成部106は、休眠口座保持者判定テーブル1023に格納される金融機関コード情報と、記憶部102のサイネージ位置情報と金融機関の各店舗の位置情報とに基づき、サイネージID情報に対応するデジタルサイネージ13周辺にある店舗の混雑度情報と、当該店舗の所定期間における予約可能日時情報とを店舗情報テーブル1022から抽出する機能を有する。コンテンツ送信依頼生成部106は、デジタルサイネージ13の位置から半径500m以内にある金融機関コードに対応する店舗を特定し、抽出すべき店舗の混雑度情報と予約可能日時情報とを決定する。
また、コンテンツ送信依頼生成部106は、金融機関サーバ11から受信する予約処理結果に基づき、予約処理が完了した場合に予約完了コンテンツ送信依頼情報を生成する機能を有する。予約完了コンテンツ送信依頼情報とは、予約完了コンテンツ情報をコンテンツ提供サーバ12へ生成依頼する情報である。予約完了コンテンツ送信依頼情報には、通信部101で受信したサイネージID情報と抽出コンテンツID情報が含まれる他に、予約が完了した金融機関コード情報と選択店舗情報と選択日時情報が含まれる。
[1.1.3 金融機関サーバ11の構成例]
図6は、本実施形態に係る金融機関サーバ11の構成を示すブロック図である。金融機関サーバ11は、通信部111と、記憶部112と、取引処理部113と、休眠口座判断部114と、予約処理部115と、制御部116とを有する。
通信部111は、専用網20を通じてATM16、窓口端末17、及びインターネットバンキングサーバ19の各チャネルと金融店舗サーバ18と接続し、専用網15を通じて休眠口座情報提供サーバ10と接続するインターフェースである。通信部111は、ATM16から取引情報を受信する機能を有する。また、通信部111は、金融店舗サーバ18を介して窓口端末17から取引情報と、登録口座情報と、生体情報と、予約依頼情報を受信する機能を有する。また、通信部111は、金融店舗サーバ18から混雑度情報を受信する機能を有する。また、通信部111は、インターネットバンキングサーバ19から取引情報と、登録口座情報と、生体情報を受信する機能を有する。通信部111は、受信した取引情報を後述の取引処理部113に出力する機能を有する。また、通信部111は、受信した登録口座情報と生体情報と混雑度情報を記憶部112に格納する機能を有する。
また、通信部111は、休眠口座情報提供サーバ10を介してデジタルサイネージ13から予約依頼情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを受信する機能を有する。また、通信部111は、受信した予約依頼情報、抽出コンテンツID情報、サイネージID情報を後述の予約処理部115に出力する機能を有する。また、通信部111は、後述の制御部116が出力する制御情報により、休眠口座情報としての登録口座情報と、予約可能日時情報と、混雑度情報と、予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する機能を有する。また、通信部111は、制御部116が出力する制御情報により、予約可能日時情報と予約処理結果情報とを金融店舗サーバ18を介して窓口端末17に送信する機能を有する。
記憶部112は、各種のデータやプログラムを格納する、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部112には、金融機関サーバ11を制御するための複数の制御プログラムが格納されている。また、記憶部112には、登録口座情報DB1121が格納される。図7は、本実施形態に係る登録口座情報DB1121の構成の一例を示す図である。登録口座情報DB1121の休眠口座フラグ11211には、休眠口座判断部114の判断結果である休眠口座と判断されたことを示すフラグ情報と、休眠口座と判断されなかったことを示すフラグ情報とが格納される。なお、登録口座情報DB1121の構成は、上述の休眠口座情報テーブル1021の構成と同じである。但し、休眠口座情報テーブル1021には金融機関サーバ11で休眠口座と判断された口座情報のみ格納されるのに対し、登録口座情報DB1121は休眠口座判断部114で休眠口座と判断された口座情報と、休眠口座と判断されなかった口座情報とが格納される点で異なる。その他、口座ID11212、金融機関コード11213、登録生体情報11214、取引履歴11215には、上述の休眠口座情報テーブル1021と同様の情報が格納される。
また、記憶部112には、店舗情報管理DB1122が格納される。店舗情報管理DB1122は、上述の店舗情報テーブル1022の構成と同じである。店舗情報管理DB1122には、予約処理部115の処理内容と、通信部111で受信した混雑度情報とが格納される。
取引処理部113は、通信部111で受信した取引情報に基づき取引処理を実行し、取引内容を登録口座情報DB1121に格納する機能を有する。取引情報には、口座番号、取引金額、取引種別を示す科目番号、取引が行われた取引日時の情報が含まれる。取引処理部113は、取引情報に応じて登録口座情報DB1121に格納される情報を更新する。例えば、取引情報が出金の場合、取引処理部113は、口座番号から登録口座情報を特定し、取引種別と取引金額に応じて口座残高の情報を更新し、取引履歴に処理した内容として科目番号と取引日時を格納する。
休眠口座判断部114は、登録口座情報DB1121に格納される登録口座情報を参照し、各登録口座が休眠口座に該当するかを判断する機能を有する。休眠口座判断部114は、登録口座情報DB1121に格納される各登録口座の取引履歴のうち、最後の取引日時が10年以上前の日付か判断する機能を有する。休眠口座判断部114は、後述の制御部116の制御情報により、全ての登録口座について最後の取引日時が10年以上前か否かを判定する。10年以上前の日付に該当する場合、休眠口座判断部114は、当該登録口座が休眠口座であると判断する。休眠口座判断部114は、判断結果として当該登録口座が休眠口座であることを示す休眠口座フラグ「1」の情報を登録口座情報DB1121の休眠口座フラグ11211に格納する。一方で、10年以上前の日付に該当しない場合、休眠口座判断部114は、当該登録口座は休眠口座ではないと判断する。休眠口座判断部114は、判断結果として当該登録口座が休眠口座ではないことを示す休眠口座フラグ「0」の情報を登録口座情報DB1121の休眠口座フラグ11211に格納する。なお、休眠口座判断部114は、制御部116の制御情報により、当該判断処理を定期的に行う。休眠口座判断部114は、毎日0時に当該判断処理を実行し、判断結果として休眠口座フラグ11211の情報更新を行う。
予約処理部115は、窓口端末17から受信した予約依頼情報と、デジタルサイネージ13から受信した予約依頼情報に基づいて予約処理を実行し、予約処理結果情報を出力する機能を有する。
予約処理とは、店舗情報管理DB1122を参照し、予約依頼情報に含まれる選択店舗の選択日時が予約可能日時であるか否かを判定し、予約依頼情報に含まれる選択店舗の選択日時が予約可能日時である場合は、当該選択店舗の選択日時を「予約可能」から「予約済み」を示す「−」に変更して店舗情報管理DB1122の情報を更新する、又は、店舗情報管理DB1122の当該日時が既に「予約済み」の場合には予約ができず完了できないとして「未完」とする処理のことである。予約処理結果情報とは、予約が完了したことを示す予約完了情報と、予約が完了しなかった未完情報である。予約とは、休眠口座の解約の手続き予約、または休眠口座の利用再開等の手続き予約である。なお、予約処理部115はデジタルサイネージ13から予約依頼情報を受信した場合には、予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを出力する。
制御部116は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM等のハードウェアであって、金融機関サーバ11の動作を全般的に制御するプログラムが格納される。制御部116は定期的に登録口座情報DB1121を参照し、休眠口座判断部114に各口座が休眠口座であるか否かを判断させ、休眠口座フラグ11211に「1」が付与されている登録口座情報を通信部111から休眠口座情報提供サーバ10に送信する制御機能を有する。定期的とは、上述の通り、0時である。また、制御部116は店舗情報管理DB1122に格納される最新の予約可能日時情報と混雑度情報を通信部111から休眠口座情報提供サーバ10に所定間隔で送信する制御機能を有する。所定間隔とは、5秒である。また、制御部116は、予約処理部115が出力する予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを通信部111から休眠口座情報提供サーバ10に送信する制御機能を有する。
[1.1.4 コンテンツ提供サーバ12の構成例]
図8は、本実施形態に係るコンテンツ提供サーバ12の構成を示すブロック図である。コンテンツ提供サーバ12は、通信部121と、記憶部122と、コンテンツ情報生成部123と、制御部124とを有する。
通信部121は、専用網14を通じてデジタルサイネージ13と休眠口座情報提供サーバ10と接続するインターフェースである。通信部121は、休眠口座情報提供サーバ10から確認コンテンツ送信依頼情報、又は取扱案内コンテンツ送信依頼情報、又は予約完了コンテンツ送信依頼情報を受信する機能を有する。通信部121は、受信したコンテンツ送信依頼情報を後述のコンテンツ情報生成部123に出力する機能を有する。また、通信部121は、後述の制御部124が出力する制御情報により、コンテンツ情報生成部123で生成した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報をデジタルサイネージ13に送信する機能を有する。
記憶部122は、各種のデータやプログラムを格納する、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部122には、コンテンツ提供サーバ12を制御するための複数の制御プログラムが格納されている。また、記憶部122には、サイネージID情報に対応するデジタルサイネージ13の通信先アドレス情報が予め格納される。また、記憶部122には、確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を生成するためのテンプレート文章のデータが格納される。テンプレート文章のデータについてはコンテンツ情報生成部123で説明する。また、記憶部122には、金融機関コードに対応する金融機関名の情報が格納される。
コンテンツ情報生成部123は、通信部121で受信した確認コンテンツ送信依頼情報、又は取扱案内コンテンツ送信依頼情報、又は予約完了コンテンツ送信依頼情報に基づき、記憶部122のテンプレート文章のデータを参照しながら確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報を生成する機能を有する。前述の通り、確認コンテンツ情報とは休眠口座の検索案内のコンテンツであって、デジタルサイネージ13の前に立っている休眠口座保有者に確認コンテンツを表示することで、休眠口座の存在をさり気なく休眠口座保有者に伝えるコンテンツである。コンテンツ情報生成部123は、通信部121で確認コンテンツ送信依頼情報を受信した場合、記憶部122に格納される確認コンテンツ情報のテンプレート文章データを参照して確認コンテンツ情報を生成する機能を有する。確認コンテンツ情報のテンプレート文章データは、「休眠口座の確認ができます。お客様の顔を撮影することで休眠口座の有無を調べることができます。」といったテキストデータである。コンテンツ情報生成部123は、上述の確認コンテンツ情報のテンプレート文章のテキストデータと、デジタルサイネージ13において顧客が休眠口座を調べる、又は休眠口座を調べなくてもよいといった選択可能なボタンとして「調べる」ボタンと「調べない」ボタンの情報を含めて確認コンテンツ情報として生成する。確認コンテンツ情報の一例を示す図9について説明する。図9の確認コンテンツ情報には、確認コンテンツのテンプレート文章のテキストデータ1231、「調べる」ボタン1232、「調べない」ボタン1233が含まれる。
取扱案内コンテンツ情報とは、前述の通り、顧客に休眠口座を保有していることを伝えるとともに今後の取り扱いについて案内するコンテンツである。コンテンツ情報生成部123は、制御部124の制御情報により、通信部121で受信した取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれる抽出コンテンツID情報を、生成した取扱案内コンテンツ情報と一緒に通信部121を通じて送信する。取扱案内コンテンツ情報の生成について説明をする。コンテンツ情報生成部123は、通信部121で取扱案内コンテンツ送信依頼情報を受信した場合、記憶部122に格納される取扱案内コンテンツ情報のテンプレート文章データを参照して取扱案内コンテンツ情報を生成する機能を有する。取扱案内コンテンツ情報のテンプレート文章データは、「(*金融機関名)に休眠口座がございます。口座解約、口座利用再開のお手続きが可能なお近くの店舗は次の通りです。また、店舗での口座解約、口座利用再開のお手続きを予約する場合は、ご希望の店舗をタッチして下さい。」と、「表示を終了する場合は、終了ボタンをタッチ下さい。」と、「お客様のご都合の良い日時を選択してください。」といったテキストデータである。コンテンツ情報生成部123は、上述の「(*金融機関名)に休眠口座がございます。口座解約、口座利用再開のお手続きが可能なお近くの店舗は次の通りです。また、店舗での口座解約、口座利用再開のお手続きを予約する場合は、ご希望の店舗をタッチして下さい。」と、「表示を終了する場合は、終了ボタンをタッチ下さい。」のテンプレート文章のテキストデータと、デジタルサイネージ13において顧客が手続き予約を開始するための選択可能なボタンである「金融店舗」ボタン情報と、顧客が当該表示を終了する「終了」ボタン情報とを含めて取扱案内コンテンツ情報として生成する。コンテンツ情報生成部123は、記憶部122を参照し、取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれる金融機関コード情報から金融機関名を特定して上記の(*金融機関名)に挿入する。また、「金融店舗」ボタンには、取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれる金融店舗情報の店舗名が選択可能なボタンとして生成され、当該ボタンの付近に取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれる当該店舗の混雑度情報が店舗毎に表示されるように生成される。また、取扱案内コンテンツ情報には、顧客が「金融店舗」ボタンを押下した際に次の取扱案内コンテンツ情報に切り換わるような制御情報が含まれる。コンテンツ情報生成部123は、上述の「お客様のご都合の良い日時を選択してください。」のテンプレート文章のテキストデータと、デジタルサイネージ13において顧客が手続き予約するための選択可能なボタンである「予約可能日時」ボタン情報と、顧客が選択した予約可能日時で予約依頼を決定する「決定」ボタン情報とを含めて切り替え後の取扱案内コンテンツ情報として生成する。取扱案内コンテンツ情報の一例を示す図10について説明する。図10(a)の取扱案内コンテンツ情報には、取扱案内コンテンツ情報のテンプレート文章のテキストデータ1234、「金融店舗」ボタン1235、混雑度情報1236、「終了」ボタン1237が含まれる。図10(b)は切り替え後の取扱案内コンテンツ情報である。図10(b)の取扱案内コンテンツ情報には、テンプレート文章のテキストデータの他に「予約可能日時」ボタン1238、「決定」ボタン1239が含まれる。
予約完了コンテンツ情報とは、前述の通り、今後の取り扱いについて顧客が選択した予約内容で予約が完了したことを示すコンテンツである。コンテンツ情報生成部123は、制御部124の制御情報により、通信部121で受信した予約完了コンテンツ送信依頼情報に含まれる抽出コンテンツID情報を、生成した予約完了コンテンツ情報と一緒に通信部121を通じて送信する。予約完了コンテンツ情報の生成について説明をする。コンテンツ情報生成部123は、通信部121で予約完了コンテンツ送信依頼情報を受信した場合、記憶部122に格納される予約完了コンテンツ情報のテンプレート文章データを参照して予約完了コンテンツ情報を生成する機能を有する。予約完了コンテンツ情報のテンプレート文章データは、「ご予約が完了致しました。」といったテキストデータである。コンテンツ情報生成部123は、上述の予約完了コンテンツ情報のテンプレート文章データと、顧客が選択した金融店舗情報と選択日時情報と、顧客が当該表示を終了する「終了」ボタン情報とを含めて予約完了コンテンツ情報として生成する。予約完了コンテンツ情報の一例を示す図11について説明する。図11の予約完了コンテンツ情報には、予約完了コンテンツ情報のテンプレート文章のテキストデータ1240、金融機関名情報と金融店舗情報と選択日時情報1241、「終了」ボタン1242が含まれる。
なお、コンテンツ情報生成部123は、生成した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報にコンテンツID情報を付与する機能を有する。コンテンツID情報は生成する確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報に応じて予め定めた固定値である。また、コンテンツ情報生成部123は、通信部121で受信した確認コンテンツ送信依頼情、又は取扱案内コンテンツ送信依頼情報、又は予約完了コンテンツ送信依頼情報に含まれるサイネージID情報を抽出する機能を有する。さらに、コンテンツ情報生成部123は、通信部121で受信した取扱案内コンテンツ送信依頼情報、又は予約完了コンテンツ送信依頼情報に含まれる抽出コンテンツID情報を抽出する機能を有する。
コンテンツ情報生成部123は、生成した各種コンテンツ情報と、抽出したサイネージID情報と抽出コンテンツID情報とを制御部124に出力する機能を有する。
制御部124は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM等のハードウェアであって、コンテンツ提供サーバ12の動作を全般的に制御するプログラムが格納される。制御部124は記憶部122を参照して抽出したサイネージID情報からデジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した確認コンテンツ情報、取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報と抽出コンテンツID情報とを通信部121からデジタルサイネージ13に送信する制御機能を有する。コンテンツ情報生成部123が確認コンテンツ情報を出力した場合、制御部124は確認コンテンツ情報と一緒に出力されたサイネージID情報からデジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した確認コンテンツ情報をデジタルサイネージ13に送信する。また、コンテンツ情報生成部123が取扱案内コンテンツ情報を出力した場合、制御部124は取扱案内コンテンツ情報と一緒に出力されたサイネージID情報からデジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した取扱案内コンテンツ情報と、取扱案内コンテンツ情報と一緒に出力された抽出コンテンツID情報とをデジタルサイネージ13に送信する。また、コンテンツ情報生成部123が予約完了コンテンツ情報を出力した場合、制御部124は予約完了コンテンツ情報と一緒に出力されたサイネージID情報からデジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した予約完了コンテンツ情報と、予約完了コンテンツ情報と一緒に出力された抽出コンテンツID情報とをデジタルサイネージ13に送信する。
[1.1.5 デジタルサイネージ13の構成例]
図12は、本実施形態に係るデジタルサイネージ13の構成を示すブロック図である。デジタルサイネージ13は、感知部131と、撮像部132と、通信部133と、操作表示部134と、記憶部135と、操作検出部136と、予約依頼情報生成部137と、制御部138とを有する。
感知部131は、デジタルサイネージ13の前に人物がいることを感知するセンサである。感知部131は、人感センサである。感知部131は、デジタルサイネージ13の前にいる人物を感知し、感知したことを示す感知情報を撮像部132に出力する機能を有する。
撮像部132は、デジタルサイネージ13の前を撮像する二次元CCD(Charge Coupled Device)であり、CCDで取得した光を電気信号(RGBデータである画像データ)に変換する。撮像部132は、デジタルサイネージ13を見ようとしている人物の顔が撮像できる高さの位置に設置される。撮像部132は、感知部131から感知情報を受信した場合、または操作検出部136から検出情報を受信した場合に撮像する機能を有する。また、撮像部132は撮像した画像データを通信部133に出力する機能を有する。
通信部133は、専用網14を通じて休眠口座情報提供サーバ10と、コンテンツ提供サーバ12と接続するインターフェースである。通信部133は、コンテンツ提供サーバ12から確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報と抽出コンテンツID情報、又は予約完了コンテンツ情報と抽出コンテンツID情報、を受信する機能を有する。通信部133は、受信した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報と抽出コンテンツID情報、又は予約完了コンテンツ情報と抽出コンテンツID情報、を制御部138に出力する。また、通信部133は、休眠口座情報提供サーバ10へ撮像部132で撮像した画像データと、記憶部135に格納しているサイネージID情報と、制御部138で抽出した抽出コンテンツID情報と、制御部138で管理される確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報の表示領域座標情報とを送信する機能を有する。また、通信部133は、制御部138の制御情報により、休眠口座情報提供サーバ10へ予約依頼情報生成部137で生成した予約依頼情報と、記憶部135に格納しているサイネージID情報と、制御部138で抽出した抽出コンテンツID情報と送信する機能を有する。
操作表示部134は、タッチパネル型のディスプレイで構成される。操作表示部134は、制御部138の制御情報に従って、確認コンテンツ情報と、取扱案内コンテンツ情報と、予約完了コンテンツ情報を表示する。操作表示部134は、制御部138の制御情報に従って、上述の図9で示した確認コンテンツ情報を表示する。操作表示部134は、確認コンテンツ情報に含まれる「調べる」ボタン1232、「調べない」ボタン1233の選択等、顧客による入力を受け付ける機能を有する。また、操作表示部134は、制御部138の制御情報に従って、上述の図10で示した取扱案内コンテンツ情報を表示する。操作表示部134は、取扱案内コンテンツ情報に含まれる「金融店舗」ボタン1235、「終了」ボタン1237、「予約可能日時」ボタン1238、「決定」ボタン1239の選択等の入力を受け付ける機能を有する。また、操作表示部134は、制御部138の制御情報に従って、上述の図11で示した予約完了コンテンツ情報を表示する。操作表示部134は、予約完了コンテンツ情報に含まれる「終了」ボタン1242の選択等の入力を受け付ける機能を有する。また、操作表示部134は、顧客が選択した「金融店舗」ボタン1235における選択店舗、「予約可能日時」ボタン1238における選択日時の情報を含む予約依頼情報を予約依頼情報生成部137に出力する機能を有する。
記憶部135は、各種のデータやプログラムを格納する、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部135には、デジタルサイネージ13を制御するための複数の制御プログラムが格納されている。また、記憶部135には、サイネージID情報が格納される。
操作検出部136は、顧客の入力操作を検出する機能を有する。操作検出部136は、入力操作を検出したことを示す検出情報を撮像部132に出力する。
予約依頼情報生成部137は、操作表示部134で顧客が選択した選択店舗情報、選択日時情報に基づき、予約依頼情報を生成する機能を有する。予約依頼情報生成部137は、生成した予約依頼情報を通信部133に出力する。
制御部138は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM等のハードウェアであって、デジタルサイネージ13の動作を全般的に制御するプログラムが格納される。制御部138は、通信部133で受信した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報からコンテンツID情報を抽出する機能を有する。確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報から抽出されたコンテンツID情報を、抽出コンテンツID情報と呼ぶ。抽出コンテンツID情報には、2つの抽出コンテンツID情報がある。1つは、通信部133で受信した確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報から抽出した抽出コンテンツID情報である。もう1つは、通信部133で確認コンテンツ情報、又は取扱案内コンテンツ情報、又は予約完了コンテンツ情報と一緒に受信する抽出コンテンツID情報である。コンテンツ情報と一緒に受信する抽出コンテンツID情報は、前回に受信したコンテンツ情報から抽出したコンテンツID情報であり、前回に受信したコンテンツの操作に関する情報とともに、デジタルサイネージ13から休眠口座情報提供サーバ10に送信されたものである。デジタルサイネージ13は、新たなコンテンツ情報を抽出コンテンツID情報とともに受信することで、表示中のコンテンツと関連する新たなコンテンツを差し替えて表示することが可能になる。2つの抽出コンテンツID情報に関し、制御部138の制御機能について説明する。制御部138は、通信部133で受信した確認コンテンツ情報に基づき確認コンテンツの表示を開始すると共に、確認コンテンツ情報から抽出した抽出コンテンツID情報と確認コンテンツ情報の表示領域座標の情報の管理を開始する。制御部138は、確認コンテンツ情報の表示中に通信部133にて取扱案内コンテンツ情報を受信すると、取扱案内コンテンツ情報と一緒に受信した抽出コンテンツID情報と、現在管理している抽出コンテンツID情報とを比較する。これらが一致する場合に、制御部138は、確認コンテンツ情報を表示している表示領域座標に、確認コンテンツ情報に換えて、取扱案内コンテンツ情報を表示する。また、このとき制御部138は、通信部133で受信した取扱案内コンテンツ情報から抽出した抽出コンテンツID情報と取扱案内コンテンツ情報の表示領域座標の情報の管理を新たに開始する。例えば、確認コンテンツ情報から抽出した抽出コンテンツID情報が「999999」であり、取扱案内コンテンツ情報と一緒に受信した抽出コンテンツID情報が「999999」の場合、制御部138は現在確認コンテンツ情報を表示している表示領域座標が「領域A」とすると、制御部138は当該「領域A」に現在表示している確認コンテンツ情報から取扱案内コンテンツ情報に置換して表示するように制御する。また、制御部138は、感知部131で人物を感知した場合、通信部133を介して撮像部132で撮像した画像データと、サイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10へ送信する制御機能を有する。また、制御部138は、表示しているコンテンツのコンテンツID情報に応じて操作検出部136で顧客による操作入力が検出された場合の制御を変える。確認コンテンツ情報が表示されている場合にタッチを検出すると、制御部138は通信部133を介して撮像部132で撮像した画像データと、サイネージID情報と、表示領域座標情報と、制御部138で抽出した抽出コンテンツID情報とを休眠口座情報提供サーバ10へ送信する制御機能を有する。また、取扱案内コンテンツ情報が表示されている場合にタッチを検出すると、制御部138は通信部133を介して予約依頼情報生成部137で生成した予約依頼情報と、サイネージID情報と、制御部138で抽出した抽出コンテンツID情報とを休眠口座情報提供サーバ10へ送信する制御機能を有する。
[1.2 情報処理システム1の休眠口座判断に関する動作例]
第1の実施形態に係る情報処理システム1の休眠口座判断に関する動作例について図13を参照しながら詳細に説明する。図13は、情報処理システム1の休眠口座判断に関する動作の処理フローの例を示す図である。
まず、ATM16、窓口端末17、及びインターネットバンキングサーバ19の各チャネルは、取引の都度、取引情報を金融機関サーバ11に送信する(STEP100)。金融機関サーバ11は、上述の各チャネルから取引情報を受信する(STEP110)。金融機関サーバ11は、受信した取引情報に基づき取引処理を実行し、取引内容を登録口座情報DB1121に格納する(STEP120)。金融機関サーバ11は、0時になると登録口座情報DB1121に格納される登録口座情報を参照し、各登録口座が休眠口座の条件に該当するか否かを判断する(STEP130)。金融機関サーバ11は、登録口座について最後の取引日時が10年以上前の日付に該当する場合、当該口座を休眠口座と判断して休眠口座フラグ「1」の情報を登録口座情報DB1121に格納する。登録口座について最後の取引日時が10年以上前の日付に該当しない場合、金融機関サーバ11は、当該口座を休眠口座ではない判断して休眠口座フラグ「0」の情報を登録口座情報DB1121に格納する。金融機関サーバ11は、登録口座情報DB1121に格納される全ての登録口座について休眠口座に該当するか否かの判断を繰り返し、全ての登録口座について判断が終了したかを確認する(STEP140)。全ての登録口座について休眠口座の判断が終了していない場合(No)に、金融機関サーバ11は次の登録口座について休眠口座の条件に該当するか否かを判断する。一方で、全ての登録口座について休眠口座に関する判断が終了した場合(Yes)に、金融機関サーバ11は、登録口座情報DB1121を参照して休眠口座フラグ「1」が付与されている登録口座情報を休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP150)。休眠口座情報提供サーバ10は、金融機関サーバ11から休眠口座情報として登録口座情報を受信する(STEP160)。休眠口座情報提供サーバ10は、受信した休眠口座情報を休眠口座情報テーブル1021に格納する(STEP170)。なお、休眠口座情報テーブル1021に前日に受信した休眠口座情報がある場合、休眠口座情報提供サーバ10は、当該休眠口座情報を削除し、受信した新しいと休眠口座情報を休眠口座情報テーブル1021に格納する。
[1.3 情報処理システム1の主たる動作例]
次に、第1の実施形態に係る情報処理システム1の主たる動作例について図14を参照しながら詳細に説明する。図14は、情報処理システム1の主たる動作の処理フローの例を示す図である。
金融機関サーバ11は、予約可能日時情報と混雑度情報を休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP200)。休眠口座情報提供サーバ10は、金融機関サーバ11から予約可能日時情報と混雑度情報を受信する(STEP210)。デジタルサイネージ13は、デジタルサイネージ13の前に人物がいる場合、人物を感知する(STEP220)。デジタルサイネージ13は、人物を感知した場合、撮像した画像データとサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP230)。休眠口座情報提供サーバ10は、デジタルサイネージ13から画像データとサイネージID情報を受信する(STEP240)。休眠口座情報提供サーバ10は、受信した画像データに対し画像処理を実施する(STEP250)。画像処理とは、休眠口座情報提供サーバ10が受信した画像データから顔領域を抽出し、抽出した抽出顔画像毎に検出人物ID情報を付与することである。休眠口座情報提供サーバ10は、抽出顔画像と休眠口座情報テーブル1021に格納される各登録顔画像とを比較して一致率を算定する(STEP260)。休眠口座情報提供サーバ10は、付与した検出人物ID情報の人数分、当該処理を繰り返す。つまり、休眠口座情報提供サーバ10は、画像データに写っている全ての人物について休眠口座保持者であるか否かを判定する1次判定を行う。
休眠口座情報提供サーバ10は、1次判定の結果、一致率が閾値以上の登録顔画像を特定できた場合に「休眠口座保持者有り」と判定し、一致率が閾値以上の登録顔画像を特定できない場合に「休眠口座保持者無し」と判定する(STEP270)。「休眠口座保持者無し」の場合、休眠口座情報提供サーバ10は、次の画像データとサイネージID情報を受信するまで待機する。一方で、「休眠口座保持者有り」の場合、休眠口座情報提供サーバ10は、確認コンテンツ送信依頼情報を生成し、コンテンツ提供サーバ12へ送信する(STEP280)。コンテンツ提供サーバ12は、休眠口座情報提供サーバ10から確認コンテンツ送信依頼情報を受信する(STEP290)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した確認コンテンツ送信依頼情報に基づき、確認コンテンツ情報を生成する(STEP300)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した確認コンテンツ送信依頼情報に含まれるサイネージID情報から当該デジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した確認コンテンツ情報をデジタルサイネージ13へ送信する(STEP310)。
デジタルサイネージ13は、コンテンツ提供サーバ12から確認コンテンツ情報を受信する(STEP320)。この際に、デジタルサイネージ13は、受信した確認コンテンツ情報に含まれるコンテンツID情報を抽出し、抽出コンテンツID情報と表示領域座標の管理を開始する。デジタルサイネージ13は、受信した確認コンテンツ情報を表示する(STEP330)。デジタルサイネージ13は、顧客が表示している確認コンテンツ情報の「調べる」ボタン1232をタッチしたことを検出すると、撮像した画像データとサイネージID情報と抽出コンテンツID情報と表示領域座標情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP340)。なお、確認コンテンツ情報の「調べる」ボタン1232をタッチしたことを検出しない場合、デジタルサイネージ13は所定時間経過後、確認コンテンツ情報を非表示にする。所定時間とは顧客によるタッチが見込めないと判断できる時間であり、例えば1分である。
休眠口座情報提供サーバ10は、デジタルサイネージ13から画像データとサイネージID情報と抽出コンテンツID情報と表示領域座標情報を受信する(STEP350)。休眠口座情報提供サーバ10は、受信した画像データに対し画像処理を実施する(STEP360)。休眠口座情報提供サーバ10は、受信した画像データから確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の顔画像を抽出する顔領域を抽出し、抽出した抽出顔画像に検出人物ID情報を付与する。休眠口座情報提供サーバ10は、確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物の抽出顔画像と休眠口座情報テーブル1021に格納される各登録顔画像とを比較して一致率を算定する(STEP370)。つまり、休眠口座情報提供サーバ10は、確認コンテンツ情報の表示位置にタッチした人物について休眠口座保持者であるか否かを判定する2次判定を行う。休眠口座情報提供サーバ10は、2次判定の結果、一致率が閾値以上の登録顔画像を特定できた場合に「休眠口座保持者有り」と判定し、一致率が閾値以上の登録顔画像を特定できない場合に「休眠口座保持者無し」と判定する(STEP380)。「休眠口座保持者有り」の場合、休眠口座情報提供サーバ10は、取扱案内コンテンツ送信依頼情報を生成し、コンテンツ提供サーバ12へ送信する(STEP390)。
コンテンツ提供サーバ12は、休眠口座情報提供サーバ10から取扱案内コンテンツ送信依頼情報を受信する(STEP400)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した取扱案内コンテンツ送信依頼情報に基づき、取扱案内コンテンツ情報を生成する(STEP410)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれるサイネージID情報から当該デジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した取扱案内コンテンツ情報をデジタルサイネージ13へ送信する(STEP420)。なお、この際に、コンテンツ提供サーバ12は、受信した取扱案内コンテンツ送信依頼情報に含まれる抽出コンテンツID情報を一緒にデジタルサイネージ13へ送信する。デジタルサイネージ13は、コンテンツ提供サーバ12から取扱案内コンテンツ情報を受信する(STEP430)。デジタルサイネージ13は、受信した抽出コンテンツID情報と一致するコンテンツID情報の表示領域座標に、それまで表示していた確認コンテンツ情報から受信した取扱案内コンテンツ情報に置換して表示する(STEP440)。なお、デジタルサイネージ13は、受信した取扱案内コンテンツ情報に含まれるコンテンツID情報を抽出し、当該取扱案内コンテンツ情報の表示領域座標と抽出コンテンツID情報とを紐付けて管理する。
デジタルサイネージ13は、顧客による予約依頼の選択操作を受け付ける(STEP450)。デジタルサイネージ13は、顧客が表示している取扱案内コンテンツ情報の「金融店舗」ボタン1235と「予約可能日時」ボタン1238と「決定」ボタン1239をタッチしたことを検出した場合に予約依頼の選択有りと判定し、顧客が表示している取扱案内コンテンツ情報の「終了」ボタン1237をタッチしたことを検出した場合、又は所定時間の間タッチを検出しない場合に予約依頼の選択無しと判定する。予約依頼の選択無しの場合は、デジタルサイネージ13は取扱案内コンテンツ情報を非表示にし、STEP220の人物検知されるまで待機する。一方で予約依頼の選択有りの場合、デジタルサイネージ13は、予約依頼情報を生成し、予約依頼情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP460)。送信する抽出コンテンツID情報は、取扱案内コンテンツ情報に含まれるコンテンツID情報である。休眠口座情報提供サーバ10は、デジタルサイネージ13から予約依頼情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを受信し、金融機関サーバ11に転送する(STEP470)。
金融機関サーバ11は、休眠口座情報提供サーバ10から予約依頼情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを受信する(STEP480)。金融機関サーバ11は、受信した予約依頼情報に基づいて予約処理を実行し、予約処理結果情報を出力する(STEP490)。金融機関サーバ11は、予約が完了した場合は予約完了情報を出力し、予約が完了しなかった場合は未完情報を出力する。なお、本実施例においては、テラーが窓口端末17を操作して選択した選択日時と、顧客がデジタルサイネージ13を操作して選択した選択日時とが同一で、タイミングとしてテラーによる当該選択日時の選択が早かったときに、金融機関サーバ11はデジタルサイネージ13から受信した予約依頼情報の予約を未完として処理する。金融機関サーバ11は、予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する(STEP500)。
休眠口座情報提供サーバ10は、金融機関サーバ11から予約処理結果情報と抽出コンテンツID情報とサイネージID情報とを受信する(STEP510)。休眠口座情報提供サーバ10は、受信した予約処理結果が予約完了の情報であるか、未完の情報であるかを確認する(STEP520)。受信した予約処理結果が未完の情報の場合、休眠口座情報提供サーバ10は再度取扱案内コンテンツ送信依頼情報を生成し、コンテンツ提供サーバ12に送信する。その際の取扱案内コンテンツ送信依頼情報には、顧客が選択した選択日時を削除した予約可能日時情報が含まれる。一方で、受信した予約処理結果が予約完了の情報の場合、休眠口座情報提供サーバ10は、予約完了コンテンツ送信依頼情報を生成し、コンテンツ提供サーバ12へ送信する(STEP530)。
コンテンツ提供サーバ12は、休眠口座情報提供サーバ10から予約完了コンテンツ送信依頼情報を受信する(STEP540)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した予約完了コンテンツ送信依頼情報に基づき、予約完了コンテンツ情報を生成する(STEP550)。コンテンツ提供サーバ12は、受信した予約完了コンテンツ送信依頼情報に含まれるサイネージID情報から当該デジタルサイネージ13の通信先アドレスを特定し、生成した予約完了コンテンツ情報をデジタルサイネージ13へ送信する(STEP560)。なお、この際に、コンテンツ提供サーバ12は、受信した予約完了コンテンツ送信依頼情報に含まれる抽出コンテンツID情報を一緒にデジタルサイネージ13へ送信する。デジタルサイネージ13は、コンテンツ提供サーバ12から予約完了コンテンツ情報を受信する(STEP570)。デジタルサイネージ13は、受信した抽出コンテンツID情報と一致するコンテンツID情報の表示領域座標に、それまで表示していた取扱案内コンテンツ情報から受信した予約完了コンテンツ情報に置換して表示する(STEP580)。
[1.4 第1の実施形態のまとめ]
以上述べたように、本実施の形態によれば、休眠口座を保有する顧客を検出した場合にデジタルサイネージといった街中に設置される表示装置を介して当該顧客に対し休眠口座の検索ができることを通知することで、当該顧客に休眠口座の存在をさり気なく伝えることができる。さらに、デジタルサイネージを通じて、顧客に対し、生体情報を使用して休眠口座の有無を調べることができる旨を通知して、顧客が口座情報といった個人情報を扱う調査に合意した後に休眠口座の有無を通知することで顧客に安心感を与えることに繋がる。
[2.むすび]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の実施形態においては、デジタルサイネージ13は人物を感知した場合に撮像した画像データとサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信したが、人物を感知したことをトリガーに撮像するのに代えて、人物がデジタルサイネージ13にタッチしたか否かによって撮像してもよい。つまり、人物がデジタルサイネージ13にタッチした場合に、デジタルサイネージ13は当該人物の意識がデジタルサイネージ13に向いていると判断し、撮像した画像データとサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する。このように、人物の意識がデジタルサイネージ13に向いていると判断した場合にのみ確認コンテンツ情報を表示することで、デジタルサイネージ13に意識が向いている休眠口座保有者のみに休眠口座の存在をさり気なく伝えることができる。一方で休眠口座保有者であってもデジタルサイネージ13に意識が向いていない場合は休眠口座の存在をさり気なく伝えることができないので、人物がデジタルサイネージ13にタッチせず、人物の意識がデジタルサイネージ13に向いていないと判断した場合には確認コンテンツ情報を表示しない。また、タッチ以外にも、デジタルサイネージ13は撮像した画像の人物の視線がデジタルサイネージ13に向いているか否かによって画像データとサイネージID情報の送信を制御してもよい。デジタルサイネージ13は画像データから人物の視線方向を検出する視線検出部を備え、人物の視線方向がデジタルサイネージ13の操作表示部に向いていると判断した場合に人物の意識がデジタルサイネージ13に向いていると判断し、画像データとサイネージID情報とを休眠口座情報提供サーバ10に送信する。
また、第1の実施形態では休眠口座情報提供サーバ10は1次判定をした後に確認コンテンツ送信依頼情報を生成し、2次判定をした後に取扱案内コンテンツ送信依頼情報を生成し、コンテンツ提供サーバ12を介してデジタルサイネージ13に休眠口座に関するコンテンツ情報である確認コンテンツ情報と取扱案内コンテンツ情報とを段階的に表示させたが、これに限らず、休眠口座情報提供サーバ10は1次判定で休眠口座保有者であると判定した場合に、確認コンテンツ送信依頼情報と取扱案内コンテンツ送信依頼情報とを生成し、確認コンテンツ送信依頼情報と取扱案内コンテンツ送信依頼情報とを一緒にコンテンツ提供サーバ12に送信してもよい。
また、第1の実施形態では各生体情報を顔画像としたが、これに限らず生体情報は静脈情報、又は指紋情報を含んでもよい。その場合、デジタルサイネージ13は操作検出部136から検出情報を受信した場合に静脈情報を取得する静脈情報取得部、又は操作検出部136から検出情報を受信した場合に指紋情報を取得する指紋情報取得部を備える。静脈情報取得部は取得した静脈情報を通信部133に出力する機能を有する。指紋情報取得部は取得した指紋情報を通信部133に出力する機能を有する。通信部133は、休眠口座情報提供サーバ10へ静脈情報取得部で取得した静脈情報、又は指紋情報取得部で取得した指紋情報を、第1の実施形態の画像データと同様に記憶部135に格納しているサイネージID情報と、制御部138で抽出した抽出コンテンツID情報と、制御部138で管理される確認コンテンツ情報の表示領域座標情報と一緒に送信する機能を有する。休眠口座情報提供サーバ10は、2次判定においてデジタルサイネージ13から受信した静脈情報、又は指紋情報を登録生体情報10214に格納される登録静脈情報、又は登録指紋情報を比較して一致率を算定し、一致率が閾値以上の登録静脈情報、又は登録指紋情報を特定する。第1の実施形態では登録生体情報10214に各休眠口座保有者の顔画像データが格納されたが、登録生体情報10214には予め各休眠口座保有者の登録静脈情報、又は登録指紋情報が格納されているものとする。静脈情報、又は指紋情報を生体情報に含むことにより顔画像データの一致率による判定方法に限らず、休眠口座保有者の判定を行うことができる。
また、上記の実施形態のフローチャートに示されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に、または個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
1 情報処理システム
10 休眠口座情報提供サーバ
11 金融機関サーバ
12 コンテンツ提供サーバ
13 デジタルサイネージ
16 ATM
17 窓口端末
18 金融店舗サーバ
19 インターネットバンキングサーバ
21 顧客端末

Claims (9)

  1. 複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、
    外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、
    前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、
    前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する生成部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記外部装置から取得された第3の生体情報が記憶される第3の記憶部と、
    前記判定部は前記判定を予備判定とし、前記第1の生体情報と前記第3の生体情報を比較して前記保有者と確定して判定し、
    前記保有者と確定して判定された場合に、前記生成部は前記外部装置に表示する休眠口座の確認結果を含む第2の通知の生成依頼情報を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の通知の生成依頼情報は、前記外部装置の周辺に存在する金融店舗で休眠口座解約手続き、又は休眠口座利用再開手続きができることを示す案内情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の通知の生成依頼情報は、選択可能な前記金融店舗への前記休眠口座解約手続きの予約受付情報、又は前記金融店舗への前記休眠口座利用再開手続きの予約受付情報をさらに含む、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の生体情報、及び前記第2の生体情報、及び第3の生体情報は顔画像である、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報と、外部装置から取得された第2の生体情報を記憶し、
    前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定し、
    前記保有者と判定した場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する、
    情報処理方法。
  7. 複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、
    外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、
    前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、
    前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する第1の生成部と、
    前記生成依頼情報を第2の装置へ送信する第1の通信部と、を備える第1の装置と、
    前記第1の装置から前記生成依頼情報を受信する第2の通信部と、
    前記通知の情報を生成する第2の生成部と、を備え、
    前記第2の通信部は前記外部装置へ生成した前記通知の情報を送信する、第2の装置と、
    前記第2の装置から前記通知の情報を受信し、前記通知の情報を表示する前記外部装置と、
    から構成される情報処理システム。
  8. コンピューターを、
    複数の休眠口座の情報と、該各休眠口座の保有者の第1の生体情報が記憶される第1の記憶部と、
    外部装置から取得された第2の生体情報が記憶される第2の記憶部と、
    前記第1の生体情報と前記第2の生体情報を比較して前記保有者と判定する判定部と、
    前記保有者と判定された場合に、前記外部装置に表示する休眠口座の確認ができる通知の生成依頼情報を生成する生成部と、
    を備える情報処理装置として機能させるプログラム。
  9. 休眠口座の保有者の第1の生体情報との比較用の第2の生体情報を人物から取得する取得部と、
    前記第2の生体情報を外部装置に送信し、前記外部装置における第1の生体情報と前記第2の生体情報との比較結果として前記休眠口座の確認ができる通知情報を受信する通信部と、
    前記通知情報を表示する表示部と、
    を備える情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113240515A (zh) * 2021-06-17 2021-08-10 中国银行股份有限公司 借记卡信息处理方法及***

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