JP6082411B2 - 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6082411B2
JP6082411B2 JP2015016868A JP2015016868A JP6082411B2 JP 6082411 B2 JP6082411 B2 JP 6082411B2 JP 2015016868 A JP2015016868 A JP 2015016868A JP 2015016868 A JP2015016868 A JP 2015016868A JP 6082411 B2 JP6082411 B2 JP 6082411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing belt
rotation
peripheral surface
support shaft
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015016868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016142824A (ja
Inventor
健一 笠間
健一 笠間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015016868A priority Critical patent/JP6082411B2/ja
Priority to CN201610068154.3A priority patent/CN105843023B/zh
Priority to US15/011,825 priority patent/US9483000B2/en
Publication of JP2016142824A publication Critical patent/JP2016142824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6082411B2 publication Critical patent/JP6082411B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、加熱手段により加熱される無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの内周面に当接する押圧パッドと、押圧パッドに対して定着ベルトを挟んで所定の圧力で圧接される加圧ローラーとを備えた定着装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。加圧ローラーは、定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成すると共に定着ベルトに対して回転駆動力を付与する。
この種の定着装置では、定着ベルトが加圧ローラーに対してスリップすると、定着ベルトが加熱手段によって局所的に加熱されて破損するという問題がある。この問題を回避するべく、例えば特許文献1に示す定着装置では、定着ベルトの回転軸方向の端部にキャップ部材を装着し、キャップ部材の回転を回転検出手段により検出することで定着ベルトの回転を間接的に検出するようにしている。この定着装置は、回転検出手段によってキャップ部材(つまりは定着ベルト)の回転が検出された場合にのみ加熱手段を作動させるようにしている。キャップ部材は、定着ベルトの端部の外周面を覆う円筒部と円筒部の一端側を覆う円板部とを有している。円筒部の内周面には弾性部材からなる回転伝達部材が接着されている。回転伝達部材は、定着ベルトの外周面に接触して定着ベルトの回転をキャップ部材の円筒部に伝達する。回転伝達部材は、定着ベルトとの接触部において圧縮変形することで接触圧を確保する。
特開2014−167566号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す定着装置では、回転伝達部材の形状寸法のバラツキや経年劣化による弾性力の低下等に起因して、定着ベルトの回転を回転伝達部材によってキャップ部材に効率良く伝達することができない場合がある。この結果、キャップ部材を利用した定着ベルトの回転検出を精度良く行うことができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、定着ベルトの回転軸方向の端部に回転伝達部材を介して装着されるキャップ部材を備えた定着装置において、キャップ部材を利用した定着ベルトの回転検出を精度良く行えるようにすることにある。
本発明に係る定着装置は、無端状の定着ベルトと、上記定着ベルトを加熱する加熱手段と、上記定着ベルトの内側に配置され、該定着ベルトの内周面に当接する当接部材と、上記当接部材に対して上記定着ベルトを挟んで所定の圧力で圧接されることで上記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成するとともに上記定着ベルトに回転駆動力を付与する加圧ローラーと、上記定着ベルトの回転軸方向の端部の外周面を覆うように配置された円筒部と円筒部の一端側を覆う円板部とを有するキャップ部材と、上記キャップ部材の円板部を貫通して該キャップ部材を回動可能に支持する支持軸部と、弾性部材からなり、上記円筒部の内周面に固定されて上記定着ベルトの外周面の少なくとも一部に接触することで該定着ベルトの回転を上記キャップ部材に伝達する回転伝達部材と、上記キャップ部材の回転を検出するための回転検出手段と、を備えている。
そして、上記支持軸部の軸心は、上記定着ベルトの回転軸心に対して偏心し、上記定着ベルトの回転軸方向から見て、上記定着ベルトの回転軸心と上記加圧ローラーの軸心とを通る直線を跨ぐ円弧状をなし、外周面が定着ベルトの内周面に当接して該定着ベルトの回転をガイドするガイド部材をさらに備え、上記定着ベルトは、上記加圧ローラーより付与される回転駆動力によって、上記ガイド部材の外周面上において該外周面の周方向の一端から他端に向かって回転し、上記支持軸部の軸心は、上記定着ベルトの回転軸心に対して、上記直線よりも上記一端側に偏心している。
この構成によれば、定着ベルトが加圧ローラーからの駆動力を受けて回転すると、定着ベルトの回転が回転伝達部材を介してキャップ部材の円筒部に伝達される。これにより、キャップ部材は、定着ベルトと同期して回転する。キャップ部材の回転は回転検出手段によって検出される。したがって、回転検出手段を利用して定着ベルトの回転を検出することができる。ここで、上記キャップ部材(円板部)を支持する支持軸部の軸心は、定着ベルトの回転軸心に対して偏心しているので、回転伝達部材における支持軸部の偏心側とは反対側に位置する部分において、回転伝達部材と定着ベルトとの接触圧を可及的に高めることができる。よって、定着ベルトと回転伝達部材との接触部において生じる摩擦力を十分に高めることができる。よって、回転伝達部材(弾性部材)の形状寸法の誤差や経年劣化に伴う弾性力の低下に影響されることなく、定着ベルトの回転を回転伝達部材によってキャップ部材に確実に伝達することができる。
また上記構成によれば、定着ベルトは、ガイド部材の外周面における周方向の一端から他端に向かって回転駆動される。したがって、定着ベルトは、ガイド部材の周方向の他端側ではガイド部材の外周面に沿い易くなる一方、一端側においては弛み易くなる。上記構成によれば、上記支持軸部の軸心を上記一端が位置する側つまり定着ベルトの弛み側に偏心させるようにしたことで、定着ベルトの沿い側における回転伝達部材と定着ベルトとの接触圧を高めることができる。これにより、回転伝達部材による回転伝達効率をより一層高めることができる。
上記円板部には上記支持軸部を貫通させると共に該支持軸部に嵌合する貫通孔が形成され、上記貫通孔の内周面又は上記支持軸部における上記貫通孔を貫通する部分の外周面の表面荒さはRa50μm以上であることが好ましい。
この構成によれば、支持軸部の外周面と貫通孔の内周面との接触面積を出来る限り少なくすることで両者の間に生じる摩擦抵抗を低減することができる。したがって、支持軸部をベルトの回転軸心に対して偏心させることで生じる支持軸部の外周面と貫通孔の内周面との摩擦抵抗の増加を抑制することができる。延いては、キャップ部材が定着ベルトに対してスリップするのを防止することができる。
上記円板部には上記支持軸部を貫通させると共に該支持軸部に嵌合する貫通孔が形成され、上記貫通孔の内周面と上記支持軸部の外周面との間にはベアリングが設けられており、上記キャップ部材は、上記ベアリングを介して上記支持軸部に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、支持軸部をベルトの回転軸心に対して偏心させることで生じる支持軸部の外周面と貫通孔の内周面との摩擦抵抗の増加をより一層確実に抑制することができる。
上記定着ベルトは、その回転軸方向から見て、当該定着ベルトにおける上記加圧ローラーとの当接部以外の部分が楕円形状の回転経路に沿って回転するように構成され、上記定着ベルトの回転軸心は、上記楕円形状の中心である。
本発明に係る画像形成装置は上記定着装置を備えている。
この構成によれば、キャップ部材を利用した定着ベルトの回転検出を精度良く行うことができる。よって、例えば定着ベルトの回転が停止しているときは加熱手段の作動を停止することで、定着ベルトの破損を防止することができる。よって、画像形成装置の故障メンテナンスに要する時間を低減することができる。
本発明によれば、キャップ部材を利用した定着ベルトの回転検出を精度良く行うことができる。
図1は、実施形態における定着装置を備えた画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 図2は、定着装置を示す、定着ベルトの回転軸方向に垂直な断面で切った断面図である。 図3は、定着装置を示す、定着ベルトの回転軸方向に直交する方向から見た側面図である。 図4は、定着装置の前端部の部分断面図である。 図5は、図4のV−V線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態における画像形成装置1の一例であるレーザープリンターを示す概略図である。以下の説明において、「前」、「後」は画像形成装置1の前側、後側を意味し、「左」、「右」は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味する。
この画像形成装置1は、図1に示すように、箱状のプリンタ本体2と、手差し給紙部6と、カセット給紙部7と、画像形成部8と、定着装置9と、排紙部10とを備えている。そうして、画像形成装置1は、プリンタ本体2内の搬送路Tに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
手差し給紙部6は、プリンタ本体2の1つの側部に開閉可能に設けられた手差しトレイ4と、プリンタ本体2の内部に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラー5とを有している。
カセット給紙部7は、プリンタ本体2の底部に設けられている。カセット給紙部7は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Tへと送り出すフィードローラ13及びリタードローラ14とを備えている。
画像形成部8は、プリン本体2内におけるカセット給紙部7の上方に設けられている。画像形成部8は、プリンタ本体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光ドラム16と、感光ドラム16の周囲に配置された帯電器17と、現像部18と、転写ローラー19及びクリーニング部20と、感光ドラム16の上方に配置された光走査装置であるレーザスキャナユニット(LSU)30と、トナーホッパー21とを備えている。そうして、画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙に画像を形成するようになっている。
尚、搬送路Tには、送り出された用紙を、一時的に待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8に供給する一対のレジストローラ15が設けられている。
定着装置9は、画像形成部8の側方に配置されている。定着装置9は、定着ベルト22と不図示の付勢部材により定着ベルト22に圧接される加圧ローラー23とを備えている。そうして、定着装置9は、画像形成部8で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させるように構成されている。
排紙部10は、定着装置9の上方に設けられている。排紙部10は、排紙トレイ3と、排紙トレイ3へ用紙を搬送するための排紙ローラー対24と、排紙ローラー対24へ用紙を案内する複数の搬送ガイドリブ25とを備えている。排紙トレイ3は、プリンタ本体2の上部に凹状に形成されている。
画像形成装置1が画像データを受信すると、画像形成部8において、感光ドラム16が回転駆動されると共に、帯電器17が感光ドラム16の表面を帯電させる。
そして、画像データに基づいて、レーザ光がレーザスキャナユニット30から感光ドラム16へ出射される。感光ドラム16の表面には、レーザ光が照射されることによって静電潜像が形成される。感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像部18で帯電したトナーにより現像されることで、トナー像として可視像となる。
その後、用紙は転写ローラー19により感光ドラム16の表面に押し付けられ、それと同時に当該用紙に対してトナーと逆帯電極性のバイアスが印加される。この結果、感光ドラム16のトナー像が用紙へ転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置9において定着ベルト22と加圧ローラー23とにより加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
定着装置9は、図2に示すように、上記定着ベルト22、上記加圧ローラー23、誘導加熱部30、ステー40、押圧パッド41、磁気遮蔽部材42、ガイド部材43を備えている。
定着ベルト22は、無端状の耐熱ベルトであり、内周側から順に、電鋳ニッケルからなる誘導発熱層と、シリコンゴム等からなる弾性層と、フッ素樹脂等からなりニップ部Nで未定着トナー像を溶融定着する際の離型性を向上させる離型層と、が積層されて構成されている。尚、図2では、各層を区別せずに簡略化して描いている。
加圧ローラー23は、定着装置9のハウジングに回転可能に支持されている。加圧ローラー23は、ステンレス鋼等からなる芯金23aと、芯金23aの外周面に設けられ、シリコンゴム等からなる弾性層23bと、弾性層23bの表面を覆うフッ素樹脂等からなる離型層(図示省略)と、を備えている。また、加圧ローラー23は図示しないモーター等の駆動源によって回転駆動され、加圧ローラー23の回転によって定着ベルト22は従動回転する。加圧ローラー23と定着ベルト22との圧接する部分にはニップ部Nが形成され、ニップ部Nでは、搬送される用紙上の未定着トナー像を加熱及び加圧して当該用紙に定着させる。
誘導加熱部30は、定着ベルト22の上端部を覆うように配置されている。誘導加熱部30は、電磁誘導により定着ベルト22を加熱する。誘導加熱部30は、ケース部材31とケース部材31内に収容されたコイル32とを有している。コイル32の発熱量(つまり電流)は、後述するコントローラー100(図3参照)によって制御される。
ステー40は、断面矩形状の金属製の筒体からなる。ステー40は、定着ベルト22の内部において前後方向(定着ベルト22の回転軸方向)に延びている。
押圧パッド41は、ステー40の下面に固定されている。押圧パッド41は、例えば液晶ポリマーからなり、定着ベルト22を加圧ローラー23側に押圧する。加圧ローラー23は、不図示の付勢部材によって押圧パッド41側に付勢されている。加圧ローラー23は、押圧パッド41に対して定着ベルト22を挟んで押し付けられている。
磁気遮蔽部材42は、上側に凸となる断面円弧状の湾曲板部42aと湾曲板部42aの左右両端部に接続された屈曲板部42bとを有している。湾曲板部42aは、屈曲板部42bを介してステー40の側面に固定されている。磁気遮蔽部材42は、非磁性で導電性の良い材料により構成されている。磁気遮蔽部材42は、誘導加熱部30が発生させる磁界がステー40を貫くのを防止している。
ガイド部材43は、磁気遮蔽部材42の上側を覆うように設けられている。ガイド部材43は、上側に凸となる断面円弧状のガイド本体部43aと、ガイド本体部43aの左右両端部に接続された取付部43bとを有している。各取付部43bは、磁気遮蔽部材42の屈曲板部42bに取付けられている。
ガイド本体部43aは、押圧パッド41に対して定着ベルト22の回転軸心C1を挟んで反対側に配置されている。ガイド本体部43aは、定着ベルト22の回転軸方向から見て、加圧ローラー23の軸心C3と定着ベルト22の回転軸心C1とを通る直線L(図5参照)を跨ぐように配置されている。ガイド本体部43aは、誘導加熱部30に対向して配置され、定着ベルト22が該誘導加熱部30に沿って走行するように定着ベルト22の内周面をガイドする。ガイド本体部43aの外周面は定着ベルト22の内周面に当接することでガイド面として機能する。
図3及び図4に示すように、定着装置9は、定着ベルト22の前後方向(回転軸方向)の両端部に装着される一対のキャップ部材50と、各キャップ部材50を回転可能に支持するキャップ支持部材44と、一方のキャップ部材50に従動して回転する被検出部材57と、被検出部材57の回転を検出する回転検出センサー58とをさらに備えている。
キャップ部材50は、定着ベルト22の回転軸方向の端部を径方向外側から覆う円筒部50aと、円筒部50aの軸方向の一端側を覆う円板部50bとを有している。キャップ部材50の軸方向の他端側は開放している。キャップ部材50はこの開放側から定着ベルト22の軸方向の端部に外挿される。円板部50bの中心部には貫通孔50cが形成されている。貫通孔50cには、キャップ支持部材44の支持軸部44aが貫通している。
キャップ部材50の円筒部50aの外周面には、従動ギアー55に噛合するギアー部50d(図3参照)が形成されている。従動ギアー55は、連結シャフト56を介して被検出部材57に連結されている。被検出部材57は円筒キャップ状に形成されている。回転検出センサー58は、発光部と受光部とを有するPIセンサーからなる。回転検出センサー58は、この受光部と発光部との間に被検出部材57の周壁が位置するように配置されている。被検出部材57の周壁には回転検知用のスリット孔が形成されている。回転検出センサー58は、被検出部材57が所定速度で回転しているか否かを検出して、その検出信号をコントローラー100に出力する。
コントローラー100は、CPU、ROM及びRAM等を有するマイクロコンピュータからなる。コントローラー100は、回転検出センサー58からの検出信号を基に、キャップ部材50が所定速度で回転しているか否かを判定する。コントローラー100は、キャップ部材50が所定速度で回転していると判断した場合(つまり定着ベルト22がスリップせずに正常に回転していると判断した場合)には誘導加熱部30を作動させる一方、円筒部50aが所定速度で回転していないと判断した場合(つまり定着ベルト22がスリップしていると判断した場合)には誘導加熱部30の作動を停止する。
キャップ支持部材44は、ステー40の前後方向の両端部のそれぞれに固定されている。上記ステー40は、キャップ支持部材44を介して定着装置9のハウジングに固定されている。キャップ支持部材44は、円柱状の支持軸部44aと、支持軸部44aのステー40側の端部から径方向外側に鍔状に突出するフランジ部44bとを有している。支持軸部44aは、キャップ部材50に形成された貫通孔50cに嵌合してキャップ部材50を回動可能に支持している。支持軸部44aの軸心C2と貫通孔50cの軸心とは一致している。
図4及び図5に示すうように、キャップ部材50の円筒部50aの内周面には、定着ベルト22の回転をキャップ部材50に伝達するための回転伝達部材59が取付けられている。回転伝達部材59は、円筒状に形成されていて、ゴム等の弾性部材により構成されている。回転伝達部材59の外周面は、接着材により円筒部50aの内周面に接着されている。
上記キャップ部材50を定着ベルト22に装着した状態では、回転伝達部材59の内周面における周方向の少なくとも一部が定着ベルト22の外周面に接触する。回転伝達部材59は、この接触部において圧縮変形する。定着ベルト22の回転中は、回転伝達部材59と定着ベルト22との接触圧による摩擦力(つまりグリップ力)が発生する。そうして回転伝達部材59が定着ベルト22と共に回転し、回転伝達部材59を介して定着ベルト22の回転がキャップ部材50に伝達される。
図5に示すように、キャップ部材50の軸心、つまりキャップ支持部材44の支持軸部44aの軸心C2は、定着ベルト22の回転軸心C1に対して偏心している。定着ベルト22の回転軸心C1の位置は、例えば三次元測定により求めることができる。三次元測定に際しては、先ず、ステー40の位置を保持したままキャップ支持部材44を取り外す。そしてこの状態で加圧ローラー23を駆動して定着ベルト22を回転させ、三次元測定器によって該回転中の定着ベルト22の回転中心を測定する。
支持軸部44aの軸心C2は、定着ベルト22の回転軸心C1より下側(定着ベルト22の回転軸心C1に対してガイド部材43が位置する側とは反対側)に距離δvだけ偏心している。支持軸部44aの軸心C2はさらに、上記直線Lよりも右側に距離δhだけ偏心している。
以上のように構成された定着装置9では、定着ベルト22が加圧ローラー23からの駆動力を受けて回転すると、定着ベルト22の回転が回転伝達部材59を介してキャップ部材50の円筒部50aに伝達される。これにより、キャップ部材50は、定着ベルト22と同期して回転する。キャップ部材50の回転は従動回転部材55及び連結シャフト56を介して被検出部材57に伝達され、被検出部材57の回転が回転検出センサー58によって検出される。したがって、回転検出センサー58によって定着ベルト22の回転を間接的に検出することができる。
ここで、上記実施形態では、キャップ部材50を支持する支持軸部44aの軸心C2は、定着ベルト22の回転軸心C1に対して偏心している。したがって、回転伝達部材59における支持軸部44aの偏心側とは反対側に位置する部分(図5の二点鎖線Aで囲まれた部分)において、回転伝達部材59と定着ベルト22との接触圧を可及的に高めることができる。よって、定着ベルト22と回転伝達部材59との接触部にて生じる摩擦力を十分に高めることができる。よって、回転伝達部材59の形状寸法の誤差や経年劣化に伴う弾性力の低下に影響されることなく、定着ベルト22の回転を回転伝達部材59によってキャップ部材50に確実に伝達することができる。延いては、キャップ部材50を利用した定着ベルト22の回転検出を精度良く行うことができる。
ここで、上記定着ベルト22は、ガイド本体部43aの外周面上をその右端から左端に(周方向の一端から他端)向かって回転する(図5参照)。したがって、定着ベルト22は、ガイド本体部43aの左端側ではガイド本体部43aの外周面に沿い易くなる一方、右端側においては弛み易くなる。上記実施形態ではこの点に着目して、キャップ部材50を支持する支持軸部44aの軸心C2を、上記直線Lよりも右側つまり定着ベルト22の弛み側に偏心させるようにしたことで、定着ベルト22の沿い側における回転伝達部材59と定着ベルト22との接触圧を高めることができる。したがって、回転伝達部材59による回転伝達効率をより一層向上させることができる。
上記実施形態の如くキャップ支持部材44の支持軸部44aの軸心C2を定着ベルト22の回転軸心C1に対して偏心させるようにした場合、支持軸部44aの外周面とキャップ部材50の貫通孔50c(図4参照)の内周面との摩擦抵抗が増加する虞がある。これを防止するべく、貫通孔50cの内周面、又は支持軸部44aにおける貫通孔50cを貫通する部分の外周面の表面荒さを例えばRa(算術平均荒さ)50μm以上とすることが好ましい。
こうすることで、支持軸部44aの外周面とキャップ部材50の貫通孔50cの内周面との接触面積を出来る限り少なくして、両者の間に生じる摩擦抵抗を低減することができる。延いては、キャップ部材50が定着ベルト22に対してスリップするのを防止することができる。その他の構成として、支持軸部44aの外周面とキャップ部材50の貫通孔50cの内周面との間にベアリング(図示省略)を介在させるようにしてもよい。こうすることで支持軸部44aとキャップ部材50との間の摩擦抵抗をさらに低減することが可能となる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、画像形成装置1はレーザープリンターにより構成されているが、これに限ったものではなく、画像形成装置1は例えば複写機や複合機等であってもよい。
上記実施形態では、誘導加熱部30により定着ベルト22を加熱するようにしているが、これに限ったものではなく、ハロゲンヒーター等によって定着ベルト22を加熱してもよい。
以上説明したように、本発明は、定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置について有用である。
L 直線
C1 定着ベルトの回転軸心
C2 支持軸部の軸心
C3 加圧ローラーの軸心
1 画像形成装置
9 定着装置
22 定着ベルト
23 加圧ローラー
30 誘導加熱部(加熱手段)
43 ガイド部材
44a 支持軸部
50 キャップ部材
50a 円筒部
50c 貫通孔
58 回転検出センサー(回転検出手段)
59 回転伝達部材

Claims (5)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    上記定着ベルトを加熱する加熱手段と、
    上記定着ベルトの内側に配置され、該定着ベルトの内周面に当接する当接部材と、
    上記当接部材に対して上記定着ベルトを挟んで所定の圧力で圧接されることで上記定着ベルトとの間に定着ニップ部を形成するとともに上記定着ベルトに回転駆動力を付与する加圧ローラーと、
    上記定着ベルトの回転軸方向の端部の外周面を覆うように配置された円筒部と円筒部の一端側を覆う円板部とを有するキャップ部材と、
    上記キャップ部材の円板部を貫通して該キャップ部材を回動可能に支持する支持軸部と、
    弾性部材からなり、上記円筒部の内周面に固定されて上記定着ベルトの外周面の少なくとも一部に接触することで該定着ベルトの回転を上記キャップ部材に伝達する回転伝達部材と、
    上記キャップ部材の回転を検出するための回転検出手段と、を備え、
    上記支持軸部の軸心は、上記定着ベルトの回転軸心に対して偏心し
    上記定着ベルトの回転軸方向から見て、上記定着ベルトの回転軸心と上記加圧ローラーの軸心とを通る直線を跨ぐ円弧状をなし、外周面が定着ベルトの内周面に当接して該定着ベルトの回転をガイドするガイド部材をさらに備え、
    上記定着ベルトは、上記加圧ローラーより付与される回転駆動力によって、上記ガイド部材の外周面上において該外周面の周方向の一端から他端に向かって回転し、
    上記支持軸部の軸心は、上記定着ベルトの回転軸心に対して、上記直線よりも上記一端側に偏心している、定着装置。
  2. 請求項記載の定着装置において、
    上記円板部には上記支持軸部を貫通させると共に該支持軸部に嵌合する貫通孔が形成され、
    上記貫通孔の内周面又は上記支持軸部における上記貫通孔を貫通する部分の外周面の表面荒さはRa50μm以上である、定着装置。
  3. 請求項記載の定着装置において、
    上記円板部には上記支持軸部を貫通させると共に該支持軸部に嵌合する貫通孔が形成され、
    上記貫通孔の内周面と上記支持軸部の外周面との間にはベアリングが設けられており、
    上記キャップ部材は、上記ベアリングを介して上記支持軸部に支持されている、定着装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着装置において、
    上記定着ベルトは、その回転軸方向から見て、当該定着ベルトにおける上記加圧ローラーとの当接部以外の部分が楕円形状の回転経路に沿って回転するように構成され、
    上記定着ベルトの回転軸心は、上記楕円形状の中心である、定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
JP2015016868A 2015-01-30 2015-01-30 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 Active JP6082411B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015016868A JP6082411B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
CN201610068154.3A CN105843023B (zh) 2015-01-30 2016-02-01 定影装置及具备该定影装置的图像形成装置
US15/011,825 US9483000B2 (en) 2015-01-30 2016-02-01 Fixing device and image forming apparatus including the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015016868A JP6082411B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016142824A JP2016142824A (ja) 2016-08-08
JP6082411B2 true JP6082411B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=56554164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015016868A Active JP6082411B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9483000B2 (ja)
JP (1) JP6082411B2 (ja)
CN (1) CN105843023B (ja)

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07259861A (ja) * 1994-03-23 1995-10-09 Sutaaraito Kogyo Kk すべり軸受
US6014539A (en) * 1996-04-05 2000-01-11 Canon Kabushiki Kaisha Image heating device
JP3689522B2 (ja) * 1996-05-31 2005-08-31 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2000132001A (ja) * 1998-10-22 2000-05-12 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真装置用無端ベルトおよびその製造方法
JP2001235953A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Konica Corp 画像形成装置
JP2005242333A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Canon Inc 可撓性スリーブを有する像加熱装置
JP2009258453A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5305742B2 (ja) * 2008-05-30 2013-10-02 キヤノン株式会社 加熱装置
JP2010072480A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Panasonic Corp 定着装置
JP5509936B2 (ja) * 2010-03-03 2014-06-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5910110B2 (ja) * 2012-01-26 2016-04-27 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2014109654A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Nok Corp 回転検知用部材及び定着装置
JP5836297B2 (ja) 2013-02-28 2015-12-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5854238B2 (ja) * 2013-05-07 2016-02-09 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5828433B2 (ja) * 2013-06-20 2015-12-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5961144B2 (ja) * 2013-07-12 2016-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9483000B2 (en) 2016-11-01
JP2016142824A (ja) 2016-08-08
US20160223965A1 (en) 2016-08-04
CN105843023A (zh) 2016-08-10
CN105843023B (zh) 2019-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8364051B2 (en) Fixing device and image forming apparatus including same
JP5923462B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5828433B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5836297B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9804547B2 (en) Fixing device and image forming apparatus that reduce rotation failure of fixing belt
US9026023B2 (en) Fixing device and image forming apparatus having the same
JP5923461B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5873824B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5983957B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6082411B2 (ja) 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
US9933736B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2020003642A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5948270B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6050844B2 (ja) 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
JP5409060B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2015125325A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2018185459A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6957947B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6252452B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5584516B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6118742B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6287692B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2020030240A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012133133A (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2012133135A (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160603

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160603

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6082411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150