JP6080898B2 - シャープペンシル - Google Patents
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Description
ところで、前記のような従来のシャープペンシルにおいては、筆記時に、鉛芯に対し軸筒後方への力が加わるとともに径方向の力も加わるため、鉛芯の外周面が芯保護管(16)内における芯挿通孔の前端の角部分に押し付けられて削られたり、このことに起因して鉛芯が折れ易くなったりする場合がある。また、鉛芯が芯保護管(16)に挿入される際に、鉛芯の外周面が芯挿通孔の後端の角部分に擦れて削れたり、落下衝撃に起因して鉛芯が外周部を芯挿通孔前後の角部分に当接させて折れたり等するおそれもある。
ここで、前記「芯挿通孔の端部側」には、前記芯挿通孔の前端側と後端側の双方を含む。
前記構成によれば、芯挿通孔の端部に擦れて鉛芯が削れたり折れやすくなったりするのを低減することができる。
このシャープペンシルAは、軸筒10と、該軸筒10内に収容された鉛芯繰出し機構20とを備え、軸筒10内の鉛芯1を、鉛芯繰出し機構20の動作により前進させ、軸筒10前端側の芯挿通孔12aの内壁面に摺接させながら、該芯挿通孔の前方へ繰り出す。
なお、図示例の軸筒10は、軸筒本体11を前軸及び後軸等の複数の筒状部材から構成し、これらの前端側に先口部12を着脱可能に接続しているが、この軸筒10の他例としては、単一の部材とすることも可能である。
図示例の鉛芯繰出し機構20は、軸筒10の後端から後方へ突出するノック部22のノック操作により、チャック23に挟持された鉛芯1を該チャック23の前方へ繰り出すようにした周知の機構である。
この鉛芯繰出し機構20は、外部から受ける操作により鉛芯1を繰出すようにした機構であればよく、例えば、軸筒側面に設けられるボタンを押す操作により鉛芯1を繰出すようにした機構や、当該軸筒全体を振る操作により鉛芯1を繰出すようにした機構、芯タンクの後端側を回転させる操作により鉛芯1を繰り出すようにした機構等に置換することも可能である。
この芯挿通孔12aの前端側には、後方へ向かって縮径された前側面取り部12a1が形成される。また、同芯挿通孔12aの後端側には、前方へ向かって縮径された後側面取り部12a2が形成される。
なお、鉛芯導入面12bは、鉛芯繰出し機構20により前進する鉛芯1を芯挿通孔12a内へ導きいれるようにした先細円錐状の面である。
鉛芯繰出し機構20の動作により鉛芯1が前進すると、この鉛芯1の前端部は、鉛芯導入面12bによって軸筒中心寄りに矯正されながら更に前進し、凸曲面状の後側面取り部12a2内を通過して、芯挿通孔12a内へ挿入される。したがって、従来技術のように鉛芯1の外周部が芯挿通孔後端の角部等に擦れることがなく、鉛芯1の外周部が削れるのを防止することができる。
また、落下衝撃等に起因して鉛芯1に径方向の比較的強い力が作用した場合も、芯挿通孔12a内周壁の前後端側に角部がないため、鉛芯1の外周部が角部等に押圧されて削れたり折れたりするようなことがない。
よって、上記構成のシャープペンシルAによれば、鉛芯1の繰り出し操作中や、筆記時、落下衝撃を受けた際等に、芯削れや芯折れが生じるのを防ぐことができる。
この他例においても、C面取り状の前側面取り部12a1’及び後側面取り部12a2’によって鉛芯1の削れや折れを低減することができる。
このシャープペンシルBは、軸筒30の前端側に、鉛芯1から受ける軸筒径外方向の力により軸筒30及び鉛芯1に相対し前進するスライダー40を具備し、スライダー40内の前端側に上述したものと同様の芯挿通孔12aを有する。
付勢部材51の付勢力は、鉛芯1に後方及び径外方向への過剰な筆圧が加わった際に、スライダー40のカム斜面41を開口縁31に摺接させることで、スライダー40を鉛芯1及び軸筒30に相対し前進させ、前記筆圧が除去された際に同スライダー40を後方へ戻すように、適宜に設定される。
鉛芯繰出し機構60は、軸筒30の後端から後方へ突出するノック部(図示せず)のノック操作によりチャック61に挟持された鉛芯1を繰り出す機構である。この鉛芯繰出し機構60には、上述した鉛芯繰出し機構20についての説明と同様に他の機構を用いることが可能である。
この鉛芯繰出し機構60は、保持部材62を介して軸筒30内に係合することで、軸筒30に対し前進不能且つ後退可能であるとともに、スライダー40の移動に伴い径方向へ微動するように保持される。
また、鉛芯繰出し機構60は、軸筒30内に係止された付勢部材63(図示例によればコイルバネ)により前方へ付勢されている。付勢部材63の付勢力は、チャック61に挟持された鉛芯1に、軸筒後方への過剰な筆圧が加わった場合に、この力により鉛芯1及び鉛芯繰出し機構60を後退させるように、適宜に設定される。
先ず、鉛芯1が鉛芯繰出し機構60から繰出されて前進する際や、鉛芯1の前端部が芯挿通孔12aの前端部よりも前方に突出した状態で筆記が行われる際、落下衝撃が加わった際等には、上述したシャープペンシルAと同様に、芯挿通孔12aの前側面取り部12a1及び後側面取り部12a2によって鉛芯1の外周部が削れたり鉛芯1が折れたりするのを防ぐことができる。
このスライダー40の前進の際、芯挿通孔12aの前端側が角部のない凸曲面状の前側面取り部12a1になっているため、この芯挿通孔12aの前端側により鉛芯1の外周面が削られるようなことを低減することができる。
また、前記過剰な筆圧が除去されて、スライダー40が軸筒30及び鉛芯1に相対し後退する際には、芯挿通孔12aの後端側が角部のない凸曲面状の前側面取り部12a2になっているため、この芯挿通孔12aの後端側により鉛芯1の外周面が削られるようなことを低減することができる。
この鉛芯1の後退の際、芯挿通孔12aの前端側が角部のない凸曲面状の前側面取り部12a1になっているため、この芯挿通孔12aの前端側により鉛芯1の外周面が削られるようなことを低減することができる。
また、前記軸筒後方への過剰な筆圧が除去された場合には、鉛芯1及び鉛芯繰出し機構60がスライダー40に相対し前進して元の状態に復帰する。この復帰動作の際、芯挿通孔12aの後端側が凸曲面状の後側面取り部12a2になっているため、この芯挿通孔12aの後端側により鉛芯1の外周面が削られるようなことを低減することができる。
10,30:軸筒
12,12’:先口部
12a:芯挿通孔
12a1,12a1’:前側面取り部
12a2,12a2’:後側面取り部
20,60:鉛芯繰出し機構
40:スライダー
A,B:シャープペンシル
Claims (2)
- 軸筒の前端側に、鉛芯から受ける軸筒径外方向の力により軸筒及び鉛芯に相対し前進するスライダーを具備し、鉛芯を前記スライダー前側の芯挿通孔の内壁面に摺接させながら前方へ繰り出すようにしたシャープペンシルにおいて、
前記芯挿通孔の前端側に、芯挿通孔内の後方へ向かって角部のない凸曲面状に縮径する面取り部を設けたことを特徴とするシャープペンシル。 - 前記芯挿通孔の後端側に、芯挿通孔内の前方へ向かって角部のない凸曲面状に縮径する面取り部を設けたことを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
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Family
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