JP6079625B2 - Ctpフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物およびそれから得られる印刷原版 - Google Patents

Ctpフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物およびそれから得られる印刷原版 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータ製版(Computer to Plate)技術によりフレキソ印刷版を製造するために使用される感光性樹脂組成物に関する。
近年、フレキソ印刷の分野において、デジタル画像形成技術として知られるCTP技術は、極めて一般的なものになってきている。CTP技術は、コンピュータ上で処理された情報を印刷版上に直接出力してレリーフとなる凹凸パターンを得る方法である。この技術により、ネガフィルムの製造工程が不要となり、コストとネガ作成に必要な時間を削減することができる。
CTP感光性フレキソ印刷原版としては、感光性樹脂層の上に保護層(バリア層)を設け、さらにその上に感熱マスク層を設けた構成の水現像性感光性フレキソ印刷原版が提案されている(特許文献1)。特許文献1は、優れたレーザーアブレーション性を有する感光性フレキソ印刷原版を提供することができるが、ネガ方式では問題とならなかったレリーフエッジ部の印刷カスレが発生する。そもそもCTP用に設けたアブレーション層はネガフィルムに比べて容易に変形する。このため、レリーフトップ部の形状が容易に変形する欠点を持っている。そのために、印刷ではこのエッジ部盛り上がりによるインク転移ムラ(印刷カスレ)が発生しやすくなっていた。
また、特許文献1のCTP感光性フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物は、機械的強度が不足し、印刷時の耐刷性が不足するという欠点があり、その改善が求められていた。
このように、従来の水現像可能な感光性樹脂組成物を用いたCTPフレキソ印刷原版では、レーザーアブレーション性能、水現像性、耐刷性、及びレリーフトップ形状変化に伴う印刷カスレの解決に関して全てを満足させるというものではなかった。
特許第4332865号
本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、感光性樹脂組成物中に水分散性ラテックスを含有するCTP水現像性フレキソ版において、従来通りの現像性・画像再現性を保持しながら、CTP版特有の課題であるレリーフエッジ部の盛り上がりによる印刷カスレを抑え、さらに耐刷性をも満足する高性能なCTP感光性フレキソ印刷原版及びそのための感光性樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、感光性樹脂層の架橋成分に特定の水酸基含有光重合性モノマーを使用することにより、所望の効果が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、以下の(1)〜()の構成を有するものである。
(1)少なくとも(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)親水性重合体、(C)光重合性不飽和化合物、及び(D)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物であって、(C)光重合性不飽和化合物が、(C−1)水酸基非含有光重合性オリゴマー、(C−2)ペンタエリスリトール骨格、ジペンタエリスリトール骨格又はグリセリン骨格を持つ重量平均分子量200〜1500の水酸基含有光重合性モノマー、及び所望により(C−3)水酸基非含有光重合性モノマーからなり、(C−2)水酸基含有光重合性モノマーの含有量が感光性樹脂組成物の固形分中1〜20質量%であること、感光性樹脂組成物が、(E)ゴムをさらに含有し、(E)ゴムの含有量が感光性樹脂組成物の固形分中1〜7質量%であること、(E)ゴムが、感光性樹脂組成物にゴム弾性を付与するためのものであること、及び(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体の含有量が感光性樹脂組成物の固形分中40〜80質量%であることを特徴とするCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
)(C−2)水酸基含有光重合性モノマー由来の水酸基濃度が0.1〜1.5等量モル/kgであることを特徴とする(1)に記載のCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
)(1)又は(2)に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、感熱マスク層を設けたことを特徴とするCTPフレキソ印刷原版。
本発明の感光性樹脂組成物は、使用する光重合性不飽和化合物において特定の水酸基含有光重合性モノマーを含有し、さらには特定量のゴムを使用するようにしたので、カッピング、カバーフィルム剥離性、感熱マスク層耐性、機械的強伸度、及び現像性に優れたCTP感光性フレキソ印刷原版を提供することができる。
以下、本発明のCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びそれから得られるCTPフレキソ印刷原版について説明する。
本発明のCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物は、少なくとも(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)親水性重合体、(C)光重合性不飽和化合物、(D)光重合開始剤、及び所望により(E)ゴムを含み、特に(C)光重合性不飽和化合物として特定の(C−2)水酸基含有光重合性モノマーを使用したこと、及び特定量のゴムを使用したことに特徴がある。
(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体としては、ポリブタジエン(BR)ラテックス、天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)ラテックス、ポリクロロプレンラテックス、ポリイソプレンラテックス、ポリウレタンラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、ビニルピリジン重合体ラテックス、ブチル重合体ラテックス、チオコール重合体ラテックス、アクリレート重合体ラテックスなどの水分散ラテックス重合体やこれら重合体にアクリル酸やメタクリル酸などの他の成分を共重合して得られる重合体が挙げられる。これらの中でも、分子鎖中にブタジエン骨格またはイソプレン骨格を含有する水分散ラテックス重合体が、硬度やゴム弾性の点から好ましく用いられる。具体的には、ポリブタジエンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、ポリイソプレンラテックスが好ましい。ラテックスは、独立した微粒子としてその存在が確認できることが必要である。(A)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は40〜80質量%であることが好ましい。40質量%未満では、印刷板としての強度が不足し、80質量%を超えると、水現像に時間を要するおそれがある。
(B)親水性重合体としては、−COOH、−COOM(Mは1価、2価あるいは3価の金属イオンまたは置換または無置換のアンモニウムイオン)、−OH、−NH、−SOH、リン酸エステル基などの親水基を有するものが好ましく、具体的には、(メタ)アクリル酸またはその塩類の重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とアルキル(メタ)アクリレートとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とスチレンとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類と酢酸ビニルとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とアクリロニトリルとの共重合体、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン、−COOM基を有するポリウレタン、−COOM基を有するポリウレアウレタン、−COOM基を有するポリアミド酸およびこれらの塩類または誘導体が挙げられる。これらはそれぞれを単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。(B)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は2〜10質量%であることが好ましい。2質量%未満では、現像性が悪化し、10質量%を超えると、レリーフの耐水性が悪化するおそれがある。
(C)光重合性不飽和化合物は、(C−1)水酸基非含有光重合性オリゴマー、(C−2)水酸基含有光重合性モノマー、及び所望により(C−3)水酸基非含有光重合性モノマーからなる。(C)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は25〜45質量%であることが好ましい。25質量%未満では、現像性が悪化し、45質量%を超えると、強靭性が悪化するおそれがある。
(C−1)水酸基非含有光重合性オリゴマーは、共役ジエン系重合体の末端および/または側鎖にエチレン性不飽和基が結合した重合体であって、数平均分子量が1000以上、10000以下のものであることが好ましい。共役ジエン系エチレン性重合体を構成する共役ジエン系重合体は、共役ジエン不飽和化合物の単独重合体または共役ジエン不飽和化合物とモノエチレン性不飽和化合物との共重合体によって構成される。かかる共重合体としては、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロプレン重合体、スチレン−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−クロロプレン−スチレン共重合体等が挙げられる。これらのうち、ゴム弾性と光硬化性の点で、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体が好ましく、特に好ましくはブタジエン重合体、イソプレン重合体である。(C−1)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は10〜30質量%であることが好ましい。10質量%未満では、レリーフの耐溶剤性が悪化し、30質量%を超えると、樹脂の粘着性が増大しハンドリングが悪化するおそれがある。
(C−2)水酸基含有光重合性モノマーは、分子内に少なくとも1個以上の水酸基を有するエチレン重合性不飽和炭化水素化合物である。構造としては、ペンタエリスリトール骨格、ジペンタエリスリトール骨格、またはグリセリン骨格の中で少なくとも一つの骨格を持ち、前記骨格由来の水酸基を分子内に持つ。これらの骨格にはエチレングリコールやプロピレングリコール等の二価アルコールを付加させても良い。感光性樹脂組成物中の水酸基含有光重合性モノマー由来の水酸基濃度としては、0.01〜5等量モル/kgが好ましく、0.05〜2等量モル/kgがより好ましく、0.1〜1.5等量モル/kgが更に好ましい。また、水酸基含有光重合性モノマーの重量平均分子量は、200〜1500であり、200〜1000が好ましく、210〜900がより好ましい。この(C−2)成分は、主露光時に非露後部から露光部に感光性樹脂成分が感光性樹脂版表層に染み出し、感熱マスク層や保護層などの感光性樹脂版表層の組織を膨潤、溶解させて離型部分のタック性を増加することから防ぐ役割を有する。
水酸基含有光重合性モノマーとしては、具体的には、ペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、プロポキシ化ペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、(ポリ)グリシジルエーテルペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、ジペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、エトキシ化ジペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、プロポキシ化ジペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、ポリグリシジルエーテルジペンタエリスリトール(ポリ)アクリレート、フタル酸グリシジル(ポリ)アクリレート、フタル酸ポリグリシジル(ポリ)アクリレート、ヘキサヒドロフタル酸グリシジル(ポリ)アクリレート、ヘキサヒドロフタル酸ポリグリシジル(ポリ)アクリレート、トリメチロールプロパングリシジル(ポリ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリグリシジル(ポリ)アクリレート、グリシジル(ジ)アクリレート、エトキシ化グリシジル(ジ)アクリレート、プロポキシ化グリシジル(ジ)アクリレート、ポリグリシジル(ポリ)アクリレート、以上のアクリレート及び/又はメタクリレートが挙げられる。(C−2)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は、1〜20質量%であり、好ましくは1.5〜18質量%である。(C−2)成分が上記範囲未満では、印刷カスレが生じ、上記範囲を超えると、レリーフの強靭性が損なわれるおそれがある。
(C−3)水酸基非含有光重合性モノマーは、分子内に水酸基を有さないエチレン重合性不飽和炭化水素化合物である。(C−3)成分は、刷版表面の架橋密度を上げるために、本発明の効果を阻害しない範囲で添加されることができる。水酸基非含有光重合性モノマーは、分子量が100〜500で、少なくとも2個以上のエチレン性不飽和基を末端又は側鎖に有する化合物であることが好ましく、具体的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、PEG#200ジ(メタ)アクリレート、PEG#400ジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ライトエステルP−2M[共栄社化学(株)製]、ペンタエリスリトールの3モルエチレンオキサイド付加物のトリアクリレート、オリゴプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられ、特にアルキレングリコール系及びアルキレンエーテル系の架橋剤が好ましい。
また、印刷版の機械的強度を上げ、耐刷性を向上させるためには、(C−3)水酸基非含有光重合性モノマーは、前記以外に、少なくとも一種がアルキルメタクリレートであることが好ましく、特に、炭素数8〜18でありかつ直鎖状であるアルキルメタクリレートが好ましい。具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のシクロアルキル(メタ)アクリレート、クロロエチル(メタ)アクリレート、クロロプロピル(メタ)アクリレート等のハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレートなどのフェノキシアルキル(メタ)アクリレートなどを挙げることができ、特に好ましくはn−ラウリルメタクリレート、アルキル(C12〜13)メタクリレート、トリデシルメタクリレート、アルキル(C12〜15)メタクリレート等が挙げられる。(C−3)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は、0〜20質量%であることが好ましい。20質量%を超えると、樹脂の粘着性が増大しハンドリングが悪化するおそれがある。
(D)光重合開始剤は、光によって重合性の炭素−炭素不飽和基を重合させることができるものであれば、特に限定されない。なかでも、光吸収によって、自己分解や水素引き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものが好ましく用いられる。例えば、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、ベンジル類、アセトフェノン類、ジアセチル類などが挙げられる。(D)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は、0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜5質量%である。(D)成分が上記範囲未満では、上記重合効果が十分に得られず、上記範囲を超えると、樹脂の透明性が損なわれ、シャープなレリーフが得られないことがある。
(E)ゴムは、感光性樹脂組成物にゴム弾性を付与するために用いられる。(E)成分としては、具体的には、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、塩素化ポリエチレンなどが挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上を併合して用いてもよい。この中でも、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)が好ましく、ブタジエンゴム(BR)が最も好ましい。また、前記(A)成分の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と(E)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することが好ましい。これにより、感光性樹脂組成物の機械的強度が向上し、耐刷性を備えた印刷版を得ることができる。(E)成分の感光性樹脂組成物中の配合量は、好ましくは0.5〜15質量%であり、より好ましくは1〜10質量%、さらに好ましくは1〜7質量%である。(E)成分が上記範囲未満では、レリーフの強靭性が損なわれ、上記範囲を超えると、水現像に時間を要するなどの問題が生じうる。
感光性樹脂組成物中における(A)成分と(E)成分との配合比率は、(A)成分と(E)成分との合計質量に対する(E)成分の質量の比率(E/(A+E)質量比率)で0.5〜35%の範囲であることが好ましい。より好ましくは3〜25%の範囲、さらに好ましくは5〜20%の範囲である。質量比率が上記範囲未満では、機械的強伸度が低下する。上記範囲を超えると、微細画像再現性が低下する、水現像に時間を要する、などの問題がある。
本発明の感光性樹脂組成物においては、本発明の効果を阻害しない範囲において、種々の特性向上を目的として、凝集防止剤、可塑剤、重合禁止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、消泡剤、香料などの他の成分を適宜添加することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、CTPフレキソ印刷原版の感光性樹脂層に用いるためのものである。本発明のCTPフレキソ印刷原版は、少なくとも支持体、感光性樹脂層、保護層及び感熱マスク層の構成からなるものである。
本発明の原版に使用される支持体は、可撓性であるが、寸法安定性に優れた材料が好ましく、例えばスチール、アルミニウム、銅、ニッケルなどの金属製支持体、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、またはポリカーボネートフィルムなどの熱可塑性樹脂製支持体を挙げることができる。これらの中でも、寸法安定性に優れ、充分に高い粘弾性を有するポリエチレンテレフタレートフイルムが特に好ましい。支持体の厚みは、機械的特性、形状安定性あるいは印刷版製版時の取り扱い性等から50〜350μm、好ましくは100〜250μmが望ましい。また、必要により、支持体と感光性樹脂層との接着性を向上させるために、それらの間に接着剤を設けても良い。
本発明の原版に使用される保護層は、感光性樹脂層と感熱マスク層の間の物質移動と、感光性樹脂層の酸素による重合阻害を防止するために設けられる。保護層は特に制限されず、水に可溶性または不溶性のいずれのポリマーを使用しても構成することができる。保護層を構成するポリマーとしては、例えば可溶性ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキシド、アルキルセルロース、セルロース系ポリマー(特にヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセルロース)、セルロースアセテートブチレート、ポリブチラール、ブチルゴム、NBRゴム、アクリルゴム、スチレン―ブタジエンゴム、ラテックス、可溶性ポリエステルが挙げられる。これらのポリマーは、一種類の使用に限定されず、二種類以上のポリマーを組み合わせて使用することもできる。保護層としては、感熱マスク層よりも熱分解温度の高いものが好ましい。保護層の熱分解温度が感熱マスク層よりも低ければ、感熱マスク層のアブレーションの際に、保護層も熱分解されてしまうことがあるからである。
保護層の層厚としては、0.2μm〜3.0μmが好ましく、さらに好ましくは0.2m〜1.5μmの範囲である。上記下限未満になると酸素バリア性が不十分であり、レリーフの版面に荒れが生じるおそれがある。上記上限を越えると、細線再現不良が起こるおそれがある。
本発明の原版に使用される感熱マスク層は、赤外線レーザーを吸収し熱に変換する機能と紫外光を遮断する機能を有する材料であるカーボンブラックと、その分散バインダーとから構成される。また、これら以外の任意成分として、顔料分散剤、フィラー、界面活性剤又は塗布助剤などを本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。
感熱マスク層は、化学線に関して2.0以上の光学濃度であることが好ましく、さらに好ましくは2.0〜3.0の光学濃度であり、特に好ましくは、2.2〜2.5の光学濃度である。
感熱マスク層の層厚は、0.5〜2.5μmが好ましく、1.0〜2.0μmがより好ましい。上記下限以上であれば、高い塗工技術を必要とせず、一定以上の光学濃度を得ることができる。また、上記上限以下であれば、感熱マスク層の蒸発に高いエネルギーを必要とせず、コスト的に有利である。
感熱マスク層上には、剥離可能な可撓性カバーフィルムを設けて印刷原版を保護することが好ましい。好適な剥離可能な可撓性カバーフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルムを挙げることができる。しかしながら、このような保護フィルムは絶対に必要というものではない。
本発明の印刷原版から印刷版を製造する方法としては、保護フィルムが存在する場合には、まず保護フィルムを感光性印刷版から除去する。その後、感熱マスク層をIRレーザにより画像様に照射して、感光性樹脂層上にマスクを形成する。好適なIRレーザの例としては、ND/YAGレーザ(1064nm)又はダイオードレーザ(例、830nm)を挙げることができる。コンピュータ製版技術に好適なレーザシステムは、市販されており、例えばCDI SpArk(エスコ・グラフィックス社)を使用することができる。このレーザシステムは、印刷原版を保持する回転円筒ドラム、IRレーザの照射装置、及びレイアウトコンピュータを含み、画像情報は、レイアウトコンピュータからレーザ装置に直接移される。
画像情報を感熱マスク層に書き込んだ後、感光性印刷原版にマスクを介して活性光線を全面照射する。これは版をレーザシリンダに取り付けた状態で行うことも可能であるが、版をレーザ装置から除去し、慣用の平板な照射ユニットで照射する方が規格外の版サイズに対応可能な点で有利であり一般的である。活性光線としては、150〜500nm、特に300〜400nmの波長を有する紫外線を使用することができる。その光源としては、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ジルコニウムランプ、カーボンアーク灯、紫外線用蛍光灯等を使用することができる。その後、照射された版は現像され、印刷版を得る。現像工程は、慣用の現像ユニットで実施することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
<感光性樹脂原版の作成>
実施例及び比較例のそれぞれで得られた感光性樹脂組成物を、厚さ250μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上にポリエステル系接着層を10μm厚でコーティングした支持体と、厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に保護層(ポリビニルアルコール)と感熱マスク層(ブチラール樹脂にカーボンブラックを分散)をコーティングしたカバーフィルムとで、接着層、保護層が感光性樹脂組成物と接触するように挟み、ヒートプレス機で100℃、15MPaの圧力で1分間加温加圧することにより、感光性樹脂層の厚みが1.0mmの感光性樹脂原版を作製した。
<評価レリーフの作成>
感光性樹脂原版を350nmにおける照度8.0w/mの紫外線用蛍光灯(PHILIPS社製 10R)を用いて、10秒の裏露光を行い、カバーフィルムを剥離した。次にIRレーザー照射機で少なくとも線幅300μmの細線を含む画像を樹脂版感熱マスク層にアブレーションした。その後、同様の紫外線用蛍光灯で主露光し、現像装置で7分間現像した。現像液としては、アルキルナフタレンスルホン酸ソーダを4質量%含有する40℃の中性水を使用した。次いで現像された版の水切りを行い、60℃で10分間乾燥し、同様の紫外線用蛍光灯を用いて5分間後露光を行い、その後殺菌灯を5分間照射して表面処理をし、評価レリーフを得た。
各性能評価を以下に示す測定方法によって行なった。
<カッピング評価>
上記方法で作成した評価レリーフを金属製ボードに磁石を使って固定し、KEIENCE製超深度カラー3D形状測定顕微鏡(VK‐9500)で評価レリーフの300μm細線を3D撮影した。300μm細線トップ部の最も低い所から最も高いところまでの距離(μm)をカッピング値とした。カッピング値は、数値が低いほど良好であることを示す。
<カバーフィルム剥離性評価>
カバーフィルム剥離性は、上記方法で作成した感光性樹脂原版を24時間遮光条件で放置した後、カバーフィルムを剥離できるものを○、カバーフィルムを剥離できないものを×とした。
<感熱マスク層(コート層)耐性評価>
(C)光重合性不飽和化合物に対する感熱マスク層(コート層)耐性の評価は、厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に保護層(ポリビニルアルコール)と感熱マスク層(ブチラール樹脂にカーボンブラックを分散)をコーティングしたカバーフィルムのコート表面に、(C)光重合性不飽和化合物を含ませたガーゼを貼り付けた。10分後に(C)光重合性不飽和化合物を含ませたガーゼを外して新しいガーゼでコート面を擦り、その時点でコートがはがれるものを×とし、24時間後に(C)光重合性不飽和化合物を含ませたガーゼを外して新しいガーゼでコート面を擦り、その時点でコートが剥がれるものを△とした。なお、×にも△にも該当するものは×とし、×にも△にも該当しないものを○とした。
<感光性樹脂組成物の機械的強伸度>
厚み1mmにヒートプレスした感光性樹脂組成物を光硬化させたのち、金型で抜き取り、テンシロン(クロスヘッド100kg使用)の引っ張り試験により、試験速度200mm/分で測定した伸度と強度を掛け合わせた(kg%/mm)。
<現像性>
上記方法で作成した評価レリーフの光照射部と非照射部の高さの差(レリーフ深度)が0.2mm未満のものを×、0.2mm以上0.4mm未満のものを△、0.4mm以上のものを○とした。
参考例1A
(A)成分であるブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、日本ゼオン(株)製)45質量部(固形分)、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス(Nipol SX1503、日本ゼオン(株)製)10質量部(固形分)、(B)成分である親水性重合体(PFT−3、共栄社化学(株)製)12質量部(固形分)、(C)成分である(C−1)成分としては、オリゴブタジエンアクリレート(ABU−4、共栄社化学(株)製)12質量部、(C−2)成分としては、グリセリンモノメタクリレート(G101P、共栄社化学(株)製)7.5質量部、(C−3)成分としては、ラウリルメタクリレート7.5質量部、(D)成分である光重合開始剤0.7質量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル0.03質量部、その他の添加剤としてカルボン酸系共重合体0.04質量部をトルエン15質量部とともに容器中で混合し、ニーダーを用いて80℃で混練しながら、トルエンと水を減圧除去した。得られた感光性樹脂組成物を上記感光性樹脂版の作成法のとおり樹脂原版を作成した。得られた原版を上記の方法でカッピング、カバーフィルム剥離性、感熱マスク層(コート層)耐性について評価した。感光性樹脂組成物の詳細((C)成分のみ)と評価結果を表1に示す。
参考例2A〜6A、比較例1A〜6A
参考例2A〜6A、比較例1A〜6Aは、(C−2)、(C−3)成分のみを表1のように変更した以外は参考例1Aと同様に感光性樹脂組成物、樹脂原版を作成し、評価した。感光性樹脂組成物の詳細((C)成分のみ)と評価結果を表1に示す。
Figure 0006079625
表1の結果から明らかなように、参考例1A〜6Aの感光性樹脂を使用したものは、カッピング、カバーフィルム剥離性、感熱マスク層(コート層)耐性においてバランス良く優れていた。
実施例1B
(A)成分であるポリブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、日本ゼオン(株)製)42質量部(固形分)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス(Nipol SX1503、日本ゼオン(株)製)8質量部(固形分)、(E)成分であるBRゴム(Nippol BR1220 日本ゼオン(株)製)5質量部(固形分)、トルエン80質量部を60℃で加熱し、ゴム溶解液を作成した。これを室温まで放冷し、さらに(B)成分である親水性重合体(PFT−4、共栄社化学(株)製)8質量部(固形分)、(C−1)成分であるオリゴブタジエンアクリレート(ABU−4、共栄社化学(株)製)20質量部、(C−2)成分であるグリセリンジメタクリレート(G101P、共栄社化学(株)製)5質量部、(C−3)成分であるラウリルメタクリレート5質量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート5質量部、(D)成分である光重合開始剤(イルガキュア651)1質量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル0.05質量部、その他の添加剤としてカルボン酸系共重合体0.05質量部をトルエン15質量部とともに容器中で混合し、ニーダーを用いて80℃で混練しながら、トルエンと水を減圧除去した。得られた感光性樹脂組成物を用いて上記の感光性樹脂原版の作成に従って樹脂原版を作成した。得られた原版を上記の評価項目の全てについて評価した。感光性樹脂組成物の詳細((A)〜(E)成分のみ)と評価結果を表2に示す。
実施例2B〜9B、参考例10B、実施例11B、比較例1B〜10B
実施例2B〜9B、参考例10B、実施例11B、比較例1B〜10Bは、(A)、(E)、(C−2)、(C−3)成分のみを表2,3のように変更した以外は実施例1Bと同様に感光性樹脂組成物、樹脂原版を作成し、評価した。感光性樹脂組成物の詳細((A)〜(E)成分のみ)と評価結果を表2、表3に示す。
Figure 0006079625
Figure 0006079625
表2,3の結果から明らかなように、実施例1B〜9B、参考例10B、実施例11Bの感光性樹脂組成物を使用したものは、カッピング、カバーフィルム剥離性、感熱マスク層(コート層)耐性、機械的強伸度、現像性においてバランス良く優れていた。
本発明の感光性樹脂組成物を用いたフレキソ印刷原版は、画像再現性、現像性に優れ、なおかつレリーフエッジ部の盛り上がりを最小限に抑えることで印刷カスレが発生せず、しかも耐刷性も満足するので、CTP感光性フレキソ印刷原版として有効に利用することができる。

Claims (3)

  1. 少なくとも(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)親水性重合体、(C)光重合性不飽和化合物、及び(D)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物であって、(C)光重合性不飽和化合物が、(C−1)水酸基非含有光重合性オリゴマー、(C−2)ペンタエリスリトール骨格、ジペンタエリスリトール骨格又はグリセリン骨格を持つ重量平均分子量200〜1500の水酸基含有光重合性モノマー、及び所望により(C−3)水酸基非含有光重合性モノマーからなり、(C−2)水酸基含有光重合性モノマーの含有量が感光性樹脂組成物の固形分中1〜20質量%であること、感光性樹脂組成物が、(E)ゴムをさらに含有し、(E)ゴムの含有量が感光性樹脂組成物の固形分中1〜7質量%であること、(E)ゴムが、感光性樹脂組成物にゴム弾性を付与するためのものであること、及び(A)水分散ラテックスから得られる疎水性重合体の含有量が感光性樹脂組成物の固形分中40〜80質量%であることを特徴とするCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
  2. (C−2)水酸基含有光重合性モノマー由来の水酸基濃度が0.1〜1.5等量モル/kgであることを特徴とする請求項1に記載のCTPフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、感熱マスク層を設けたことを特徴とするCTPフレキソ印刷原版。
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