JP6079002B2 - 液体吐出装置、配線接続構造及び配線接続構造の製造方法 - Google Patents

液体吐出装置、配線接続構造及び配線接続構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置、液体吐出装置などに用いられる、可撓性を有する配線部材が基板に接続された配線接続構造、及び、配線接続構造の製造方法に関する。
特許文献1には、複数のノズルが形成された主走査方向に長尺の流路ユニットの上面に、4つのアクチュエータユニットが主走査方向に沿って配列されており、各アクチュエータユニットの上面に接続された複数のCOFが、インクジェットヘッド(ヘッド本体)の上方に配置された1つの中継基板に接続されていることが記載されている。特許文献1では、このとき、主走査方向に配列された4つのアクチュエータユニットのうち、1つおきに配置された2つのアクチュエータユニットに接続されたCOFが、副走査方向の一方側から引き回されて、中継基板の上記一方の端部に設けられた端子部に接続されている。一方で、残りの2つのアクチュエータユニットに接続されたCOFは、副走査方向の他方側から引き回されて、中継基板の上記他方の端部に設けられた端子部に接続されている。また、特許文献1には、中継基板が、装置全体の制御を司る制御装置と接続されていることが記載されている。
特開2008−91435号公報
ここで、特許文献1に記載されているような中継基板と制御装置との接続には、FFCのような可撓性を有する配線部材が用いられることがある。そして、可撓性を有する配線部材を用いて中継基板と制御装置との接続を行う場合には、通常、配線部材の両端の接続端子のうち、一方の端子を中継基板に接続し、他方の端子が制御装置に接続する。
この場合、中継基板に、上記配線接続部材との接続部分と、COFと接続された端子部とをそれぞれ接続する配線を形成することになるが、配線部材が1か所においてのみ中継基板と接続されることとなるため、中継基板に形成される配線が複雑になってしまう虞がある。
具体的に説明すると、例えば、複数の端子部と、基板のCOFとの接続部分との位置関係が互いに異なるため、端子間で、配線の引き回しを大きく異ならせる必要がある。あるいは、中継基板に形成される配線には、インクジェットヘッドの複数のノズルに対して個別に設けられた多数の配線(個別配線)が含まれ、中継基板のCOFとの接続部分には、全ての個別配線が密集して配置されるため、これらの個別配線が、ショートしないように配線の間隔を確保する必要がある。
本発明の目的は、可撓性を有する配線部材により外部と接続される基板に形成される配線を簡単にすることが可能な液体吐出装置、液体吐出装置などに用いられる配線接続構造、及び、配線接続構造の製造方法を提供することである。
第1の発明に係る液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する経路を有する基板と、前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、を備え、前記配線部材は、複数の配線と、途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする。
第9の発明に係る配線接続構造は、基板と、前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、を備え、前記配線部材は、複数の配線と、途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線がそれぞれ露出した、前記配線接続部と接続された複数の接続部と、を備え、前記複数の配線は、前記複数の接続部において前記基材と電気的に接続されていることを特徴とする。
第10の発明に係る配線接続構造の製造方法は、基板に可撓性を有する配線部材が接続された配線接続構造の製造方法であって、前記配線部材は、複数の配線と、途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線がそれぞれ露出した、複数の接続部と、を備え、前記複数の配線を、前記複数の接続部において前記基材と電気的に接続する接続工程を備えていることを特徴とする。
これらの発明によると、配線部材の配線を複数の接続部において基板と電気的に接続することができるため、全ての配線を1か所において基板と電気的に接続する場合と比べて、基板上の配線を簡単にすることができる。
第2の発明に係る液体吐出装置は、第1の発明に係る液体吐出装置において、前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICをさらに備え、前記複数の接続部は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられ、前記複数の配線は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられた複数の個別配線を有し、前記複数の個別配線は、それぞれ、対応する前記接続部において、前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によると、複数の制御用ICに対して設けられた個別配線が、対応する接続部において基板と電気的に接続されるため、各接続部においては、一部の個別配線のみが基板と電気的に接続されることとなる。これにより、基板の配線部材との接続部分における配線の間隔を大きくすることができ、基板上でのショートを防止することができる。
第3の発明に係る液体吐出装置は、第1又は第2の発明に係る液体吐出装置において、前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICをさらに備え、前記複数の接続部は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられ、前記複数の配線は、前記複数の制御用ICに共通に設けられた共通配線を含んでおり、前記共通配線は、前記複数の接続部において、それぞれ、前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によると、共通配線が、複数の制御用ICに対応した位置に設けられた複数の接続部において基板と電気的に接続されるため、共通配線を1か所においてのみ基板と電気的に接続する場合と比べて、基板上における共通配線と電気的に接続される配線を簡単にすることができる。
第4の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第3のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記基板の、前記複数の接続部との電気的な接続を行うための複数の配線接続部が、前記基板の面方向と平行な所定の第1方向に沿って並んでおり、前記基板の、前記複数の制御用ICとの電気的な接続を行うための複数のIC接続部が、前記基板の面方向と平行で且つ前記第1方向と直交する第2方向における、複数の前記配線接続部を挟んだ両側に配置されていることを特徴とする。
本発明によると、制御用IC間で、基板の配線部材との接続部と、IC接続部との間の配線の長さを均一にすることができる。
第5の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第4のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、ブラックのインクを吐出するブラックノズルと、カラーのインクを吐出するカラーノズルとを有し、前記複数の制御用ICは、前記液体吐出ヘッドを駆動して前記ブラックノズルからインクを吐出させるブラック用ICと、前記液体吐出ヘッドを駆動して前記カラーノズルからインクを吐出させるカラー用ICとを有し、前記配線部材の前記基板と反対側の端は、前記制御用ICの動作を制御するための制御装置と電気的に接続されており、前記基板は、前記制御装置からの制御信号を中継して前記制御用ICに伝送するための基板であって、前記基板に形成された基板上配線のうち、前記ブラック用ICと接続されるブラック用基板上配線は、前記カラー用ICと接続されるカラー用基板上配線よりも、前記制御装置に近い位置に配置された接続部において前記配線と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によると、ブラックのインクはカラーのインクに比べて、ノイズの影響により着弾位置のずれなどが生じたときに、目立ちやすい。本発明では、基板上配線のうち、ブラック用ICと接続されるブラック用基板上配線が、カラー用ICと接続されるカラー用基板上配線よりも、制御装置に近い位置に配置された接続部において配線と電気的に接続されているため、制御装置からブラック用ICに伝送される信号にノイズを乗りにくくすることができる。
第6の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第5のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記複数の配線は、前記基板と対向する位置において、前記基板の面方向と平行な第3方向に延びているとともに、前記基板の面方向と平行で且つ前記第3方向と直交する第4方向に配列されており、複数の前記配線接続部が、前記第3方向に沿って配列されており、且つ、前記第4方向において同じ位置にあり、前記配線部材の前記基板側の端に近い前記配線接続部ほど、前記第4方向において当該配線接続部に近い配線と電気的に接続されることを特徴とする。
本発明によると、複数の配線接続部と電気的に接続される配線の長さの差を極力小さくすることができる。
第7の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第6のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、複数の前記液体吐出ヘッドを備え、複数の前記基板が、前記複数の液体吐出ヘッドに対して個別に設けられており、前記配線部材が、複数の前記基板にまたがって延びており、前記複数の接続部において、複数の前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によると、1つの配線部材の複数の接続部が、液体吐出ヘッドに対応して設けられた複数の基板と電気的に接続されているため、配線部材を基板毎に個別に設ける、あるいは、配線部材を1つの基板とのみ電気的に接続し、さらに、基板間を電気的に接続するための配線部材を別途設ける場合などと比較して、装置の構成を簡単にすることができる。
第8の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第7のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記基板の、前記接続部との電気的な接続を行うための配線接続部が、前記複数の接続部に対応して、前記複数の前記接続部と同数設けられていることを特徴とする。
本発明によると、基板の配線接続部が、配線基板の接続部と同じ数だけ設けられているため、複数の配線を、複数の接続部において基板と電気的に接続することができる。
本発明によれば、配線部材の配線を複数の接続部において基板と電気的に接続することができるため、全ての配線を1か所において基板と電気的に接続する場合と比べて、基板上の配線を簡単にすることができる。
第1実施形態のプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドを矢印IIの方向から見た図である。 図2を矢印IIIの方向から見た図である。 図3のIV−IV線断面図である。 第2実施形態のプリンタの概略構成図である。 図5のインクジェットヘッドを矢印VIの方向から見た図である。 図6を矢印VIIの方向から見た図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の好適な第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るプリンタ1(液体吐出装置)は、図1に示すように、キャリッジ2、2つのインクジェットヘッド3a、3b(液体吐出ヘッド)、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は2本のガイドレール6に沿って走査方向に往復移動する。
インクジェットヘッド3aは、キャリッジ2に搭載されており、その下面に形成された複数のノズル10a(ブラックノズル)からブラックのインクを吐出する。インクジェットヘッド3bは、インクジェットヘッド3aの走査方向左側に隣接するようにキャリッジ2に搭載されており、その下面に形成された複数のノズル10b(カラーノズル)からカラーのインクを吐出する。ここで、インクジェットヘッド3a、3bは、それぞれ、図示しないチューブを介して図示しないインクカートリッジと接続されており、インクカートリッジからインクが供給される。用紙搬送ローラ4は、記録用紙Pを走査方向と直交する搬送方向に搬送する。
そして、プリンタ1では、用紙搬送ローラ4により記録用紙Pを搬送方向に搬送させつつ、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3a、3bから記録用紙Pにインクを吐出させることにより、記録用紙Pに印刷を行う。
次に、インクジェットヘッド3a、3b、及び、インクジェットヘッド3a、3bを駆動するための構成について説明する。インクジェットヘッド3aは、図2に示すように、それぞれ、流路ユニット11a及び圧電アクチュエータ12aを備えている。流路ユニット11aには、複数のノズル10aや、複数のノズル10aに連通する図示しない複数の圧力室などのインク流路が形成されている。圧電アクチュエータ12aは、流路ユニット11aの上面に配置されており、図示しない圧力室内のインクに圧力を付与することによって、圧力室に連通するノズル10aからインクを吐出させる。
インクジェットヘッド3bは、流路ユニット11b及び圧電アクチュエータ12bを備えている。流路ユニット11bには、複数のノズル10bや、複数のノズル10bに連通する図示しない複数の圧力室などのインク流路が形成されている。圧電アクチュエータ12bは、流路ユニット11bの上面に配置されており、図示しない圧力室内のインクに圧力を付与することによって、圧力室に連通するノズル10bからインクを吐出させる。
なお、流路ユニット11a、11b及び圧電アクチュエータ12a、12bの構造等は、従来と同様であるので、ここでは詳細な説明については省略する。
圧電アクチュエータ12a、12bの上面には、それぞれ、図2、図3に示すように、COF(Chip On Film)21a、21bが電気的に接続されている。COF21a、21bは、圧電アクチュエータ12a、12bとの接続部分から上方に引き出されており、その上端部が、それぞれ、インクジェットヘッド3a、3bの上方に配置されたヘッド基板22a、22bの端子部31a、31b(IC接続部)と電気的に接続されている。また、COF21a、21bの途中部分には、圧電アクチュエータ12a、12bを駆動するドライバIC(制御用IC)13a、13bが実装されている。なお、第1実施形態では、ドライバIC13aが本発明に係るブラック用ICに相当し、ドライバIC13bが本発明に係るカラー用ICに相当する。
ヘッド基板22a、22bは、図3、図4に示すように、ヘッド基板22a、22bに対して共通に設けられたFFC(Flexible Flat Cable)23(配線部材)を介して、プリンタ1全体の動作を制御する制御装置24と電気的に接続されている。プリンタ1では、制御装置24から、FFC23a、23bを介して、ドライバIC13a、13bを制御するための信号が伝送され、ヘッド基板22a、22bは、制御装置24から伝送されてきた信号を中継して、COF21a、21bを介してドライバIC13a、13bに伝送する。そして、ドライバIC13a、13bは、このようにして制御装置24から伝送されてきた信号に応じて圧電アクチュエータ12a、12bを駆動する。なお、第1実施形態では、ヘッド基板22a、22bとFFC23とを合わせたものが、本発明に係る配線接続構造に相当する。
次に、ヘッド基板22a、22b及びFFC23の構成について説明する。図2〜図4に示すように、ヘッド基板22a、22bの上面には、COF21a、21bと電気的に接続される上述の端子部31a、31bが、その走査方向左側の端部に設けられている。端子部31aと31bとは、搬送方向(第4方向)においてほぼ同じ位置に配置されている。また、ヘッド基板22a、22bの上面には、それぞれ、搬送方向上流側の端部の、端子部31a、31bよりも走査方向右側で、且つ、搬送方向上流側に位置する部分に、FFC23との電気的接続を行うための端子部32a、32b(配線接続部)が設けられている。これにより、端子部32aと端子部32bとは走査方向(第3方向)に並んでいる。
さらに、ヘッド基板22a、22bの上面には、端子部31aと端子部32a、及び、端子部31bと端子部32bとを電気的に接続する複数の配線26a、26bが形成されている。なお、本実施の形態では、配線26a、26bを合わせたものが、本発明に係る基板上配線に相当する。また、このうち、配線26aが、本発明に係るブラック用基板上配線に相当し、配線26bが、本発明に係るカラー用基板上配線に相当する。
FFC23は、合成樹脂などの可撓性を有する材料からなるフィルム状の基材41の内部に、複数の配線42が形成されたものであり、その一端部及びこれに連なる部分が、ヘッド基板22a、22bの端子部32a、32bと対向するように、ヘッド基板22a、22bにまたがって走査方向に延びているとともに、その他端部が、制御装置24と電気的に接続されている。
また、FFC23には、端子部32aと対向する途中部分、及び、端子部32bと対向する一端部に、それぞれ、下面において複数の配線42が露出した接続部43a、43bが設けられている。そして、FFC23の配線42は、接続部43a、43bにおいて、それぞれ、端子部32a、32bと電気的に接続されている。なお、図4では、配線42の基材41の下面に露出している部分をわかりやすくするために、本来破線で描くべき配線42の基材41の下面に露出している部分を実線で図示している。
ここで、FFC23の複数の配線42について詳細に説明する。複数の配線42は、ヘッド基板22a、22b側の端部、及び、これに連なる部分において、走査方向(第3方向)に延びているとともに、搬送方向(第4方向)に沿って配列されている。また、複数の配線42は、インクジェットヘッド3aの複数のノズル10aに対して個別に設けられた個別配線42a、インクジェットヘッド3bの複数のノズル10bに対して個別に設けられた個別配線42b、及び、インクジェットヘッド3a、3bの複数のノズル10a、10bに対して共通に設けられた共通配線42cとを有している。
なお、図4では、便宜上、個別配線42a、42bをそれぞれ2本のみ図示し、共通配線42cを1本のみ図示しているが、実際には、個別配線42a、42bは、それぞれ、各ノズル10a、10bに対して少なくとも1本ずつ設けられている。また、共通配線42cも、複数設けられている。ここで、個別配線42a、42bは、具体的には、ドライバIC13a、13bに各ノズル10a、10bからインクを吐出させることを指示する信号を伝送するための配線などである。また、共通配線42cは、具体的には、クロックを伝送する配線、吐出タイミングを指示する信号を伝送する配線、電源配線、グランド配線などである。
また、複数の個別配線42a、42b及び共通配線42cの互いの位置関係について説明すると、例えば、FFC23のヘッド基板22a、22b側の端部及びこれに連なる部分において、FFC23の搬送方向における略中央部に共通配線42cが配置されており、共通配線42cの搬送方向上流側に個別配線42aが配置されており、共通配線42cの搬送方向下流側に個別配線42bが配置されている。
そして、接続部43aにおいて、個別配線42a及び共通配線42cが、端子部32aを介して配線26aと電気的に接続されており、接続部43bにおいて、個別配線42b及び共通配線42cが、端子部32bを介して配線26bと電気的に接続されている。なお、図4では、配線26a、26bについても、個別配線42a、42b及び共通配線42cに合わせた本数のみを描いている。
なお、FFC23の接続部43a、43bにおいて露出した配線42と、ヘッド基板22a、22bの端子部32a、32bとの電気的接続は、プリンタ1の製造時(配線接続構造の製造時)に、例えば、ハンダ付けなどによって行われる。そして、このときに、接続部43a、43bにおいて露出した配線42と端子部32a、32bとを電気的に接続する工程が、本発明に係る接続工程に相当する。
ここで、第1実施形態とは異なり、仮に、FFC23が、ヘッド基板22a、22b側の端に1つだけ接続部を備えたものである(接続部43aがなく、接続部43bのみを備えたもの)であるとした場合、FFC23の当該接続部を、端子部32a、32bのいずれか一方と電気的に接続することとなる。そして、この場合には、制御装置24からFFC23を介して2つのヘッド基板22a、22bに信号を伝送しようとすると、例えば、2つのヘッド基板22a、22bを別の配線部材で互いに電気的に接続するとともに、上記一方のヘッド基板に、他方のヘッド基板に信号を伝送するための配線を形成する必要がある。
また、この場合には、上記一方のヘッド基板のFFCとの電気的接続を行うための端子部近傍の部分に、個別配線42a、42b及び共通配線42cと電気的に接続される配線が密集して配置されるため、配線間がショートしないように配線間隔を確保するように配線を引き回す必要がある。そして、これらのことから、上記一方のヘッド基板の配線が複雑になってしまう虞がある。
これに対して、第1実施形態では、FFC23が、2つの接続部43a、43bを備え、配線42は、接続部43a、43bにおいて、それぞれ、ヘッド基板22aの端子部32a及びヘッド基板22bの端子部32bと電気的に接続されている。そして、接続部43aにおいては、個別配線42a及び共通配線42cのみが端子部32aと電気的に接続され、接続部43bにおいては、個別配線42b及び共通配線42cのみが端子部32bと電気的に接続される。
したがって、上述したような、ヘッド基板22a、22bに、ヘッド基板22aとヘッド基板22bとを電気的に接続するための配線を形成する必要がない。さらに、ヘッド基板22aの端子部32a近傍の部分には、個別配線42a及び共通配線42cと電気的に接続される配線26aのみを配置すればよく、個別配線42bと電気的に接続される配線を配置する必要がないので、ヘッド基板22aの端子部32a近傍の部分における配線の密度が小さくなり、配線の間隔を大きくとることができる。同様に、ヘッド基板22bの端子部32b近傍の部分には、個別配線42b及び共通配線42cと電気的に接続される配線26bのみを配置すればよく、個別配線42aと電気的に接続される配線を配置する必要がないので、ヘッド基板22bの端子部32b近傍の部分における配線の密度が小さくなり、配線の間隔を大きくとることができる。そして、以上のことから、ヘッド基板22a、22bにおける配線を簡単にすることができる。
また、制御装置24からFFC23を介してヘッド基板22a、22bに信号を伝送する場合、信号にノイズが乗ってしまうことがある。信号にノイズが乗った場合、ノズル10a、10bからのインクの吐出特性を変動させてしまうことがあるが、色の濃いブラックのインクの方が、色の薄いカラーのインクよりも、吐出特性の変動による、印刷される画像の画質への影響が大きくなる。
第1実施形態では、カラーのインクを吐出させるインクジェットヘッド3bを駆動するためのドライバIC13bと電気的に接続されたヘッド基板22bの端子部32bが、FFC23のヘッド基板22a、22b側の端に設けられた接続部43bにおいて、配線42と電気的に接続されているのに対して、ブラックのインクを吐出させるインクジェットヘッド3aを駆動するためのドライバIC13aと電気的に接続されたヘッド基板22aの端子部32aが、FFC23の接続部43bよりも制御装置24に近い接続部43aにおいて、配線42と電気的に接続されている。これにより、制御装置24とヘッド基板22aとの間の配線の長さが短くなり、制御装置24からFFC23を介してヘッド基板22aに伝送される信号にノイズが乗りにくくなる。
さらに、第1実施形態では、搬送方向において、個別配線42aが個別配線42bよりも、端子部31a、31b側に配置されているため、個別配線42aと個別配線42bとの位置関係が反対であるとしたときよりも、端子部32aと端子部31aとを電気的に接続する配線26aの長さを短くすることができる。そして、これによっても、制御装置24からFFC23を介してヘッド基板22aに伝送される信号にノイズが乗りにくくなる。
また、第1実施形態では、FFC23が、2つのヘッド基板22a、22bにまたがって延びており、2つの接続部43a、43bにおいて、それぞれ、ヘッド基板22aの端子部32a、及び、ヘッド基板22bの端子部32bと電気的に接続されているため、ヘッド基板22a、22bに対して個別にFFCを設ける必要がなく、装置の構成を簡単にすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態のプリンタ100では、第1実施形態の、走査方向に移動しつつノズル10a、10bからインクを吐出するインクジェットヘッド3a、3bの代わりに、プリンタ100に固定されたインクジェットヘッド101が設けられている。インクジェットヘッド101以外の構成については、第1実施形態と同様であるので、以下では、インクジェットヘッド101について説明する。
インクジェットヘッド101は、図5に示すように、記録用紙Pのほぼ全長にわたって走査方向に延びた、いわゆるラインヘッドであって、その下面に形成された複数のノズル110からインクを吐出する。そして、プリンタ100では、用紙搬送ローラ4により記録用紙Pを搬送方向に搬送させつつ、インクジェットヘッド101からインクを吐出させることにより、記録用紙Pに印刷を行う。
インクジェットヘッド101は、図5、図6に示すように、流路ユニット102及び4つの圧電アクチュエータ103a〜103dを備えている。流路ユニット102は、記録用紙Pのほぼ全長にわたって走査方向に延びており、内部に、複数のノズル110や、複数のノズル110に連通する図示しない圧力室などのインク流路が形成されている。4つの圧電アクチュエータ103a〜103dは、流路ユニット102よりも小さい略長方形の平面形状を有しており、流路ユニット102の上面に、走査方向に沿って千鳥状に配列されている。圧電アクチュエータ103a〜103dは、図示しない圧力室内のインクに圧力を付与することによって、ノズル110からインクを吐出させる。なお、流路ユニット102や圧電アクチュエータ103a〜103dの構造等は従来と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
4つの圧電アクチュエータ103a〜103dのうち、搬送方向下流側に配置された2つの圧電アクチュエータ103a、103cの上面には、それぞれ、図6、図7に示すように、COF121a、121cが電気的に接続されている。COF121a、121cは、搬送方向下流側から上方に引き出されており、その上端部が、それぞれ、インクジェットヘッド101の上方に配置されたヘッド基板122の端子部131a、131c(IC接続部)と電気的に接続されている。また、COF121a、121bの途中部分には、圧電アクチュエータ103a、103bを駆動するドライバIC113a、113cが実装されている。
4つの圧電アクチュエータ103a〜103dのうち、搬送方向上流側に配置された2つの圧電アクチュエータ103b、103dの上面には、それぞれ、COF121b、121dが電気的に接続されている。COF121b、121dは、搬送方向下流側から上方に引き出されており、その上端部が、それぞれ、ヘッド基板122の端子部131b、131d(IC接続部)と電気的に接続されている。また、COF121b、121dの途中部分には、圧電アクチュエータ103b、103dを駆動するドライバIC113b、113dが実装されている。
ヘッド基板122は、図7、図8に示すように、FFC123(配線部材)を介して、プリンタ100全体の動作を制御する制御装置124と電気的に接続されている。プリンタ100では、ドライバIC113a〜113dを制御するための信号が、制御装置124からFFC123を介してヘッド基板122に伝送され、ヘッド基板122は、制御装置124から伝送されてきた信号を中継して、COF121a〜121dを介してドライバIC113a〜113dに伝送する。そして、ドライバIC113a〜113dは、このようにして制御装置124から伝送されてきた信号に応じて圧電アクチュエータ103a〜103dを駆動する。なお、第2実施形態では、ヘッド基板122とFFC123とを合わせたものが、本発明に係る配線接続構造に相当する。
次に、ヘッド基板122及びFFC123の構成について説明する。図6〜図8に示すように、ヘッド基板122の上面には、搬送方向上流側の端部に、COF121a、121cと電気的に接続される上述の端子部131a、131cが設けられており、走査方向に並ぶ端子部131aと131bとが、搬送方向において同じ位置に位置している。また、ヘッド基板122の上面には、搬送方向下流側の端部に、COF121b、121dと電気的に接続される上述の端子部131b、131dが設けられており、走査方向に並ぶ端子部131bと131dとは、搬送方向において同じ位置に位置している。
また、ヘッド基板122の上面には、搬送方向における略中央部に、走査方向(第1方向)に沿って並んだ、FFC123との電気的接続を行うための4つの端子部132a〜132d(配線接続部)が設けられている。これにより、第2実施形態では、端子部131a〜131dが、端子部132a〜132dの、搬送方向(第2方向)における両側に配置されている。また、4つの端子部132a〜132dは、それぞれ、端子部131a〜131dと搬送方向に重なっている。
さらに、ヘッド基板122の上面には、端子部131aと端子部132a、端子部131bと端子部132b、端子部131cと端子部132d、及び、端子部131dと端子部132dとを電気的に接続する複数の配線126a〜126dが形成されている。
FFC123は、合成樹脂などの可撓性を有する材料からなるフィルム状の基材141の内部に、複数の配線142が形成されたものであり、その一端部、及び、これに連なる部分が、ヘッド基板122の端子部132a〜132dと対向するように走査方向に延びているとともに、その他端部が、制御装置124と電気的に接続されている。
また、FFC123には、端子部132a〜132cと対向するその途中部分、及び、端子部132dと対向する上記一端部に、走査方向に配列されており、下面において複数の配線142がそれぞれ露出した接続部143a〜143bが設けられている。そして、FFC123の配線142は、接続部143a〜143dにおいて、それぞれ、端子部132a〜132dと電気的に接続されている。なお、図7では、配線142の基材141の下面に露出している部分をわかりやすくするために、本来破線で描くべき配線142の基材141の下面に露出している部分を実線で図示している。
ここで、FFC123の複数の配線142について詳細に説明する。複数の配線142は、ヘッド基板122側の端部、及び、これに連なる部分において、走査方向(第3方向)に延びているとともに、搬送方向(第4方向)に沿って配列されている。また、複数の配線142は、圧電アクチュエータ103a〜103dに対応する複数のノズル110に対して、それぞれ個別に設けられた個別配線142a〜142d、複数のノズル110に対して共通に設けられた共通配線142eとを有している。
なお、図7では、便宜上、個別配線142a〜142dをそれぞれ1本のみ図示し、共通配線142eを1本のみ図示しているが、実際には、個別配線142a〜142dは、それぞれ、1つのノズル110に対して少なくとも1本ずつ設けられている。また、共通配線142eも、複数設けられている。ここで、個別配線142a〜142dは、具体的には、ドライバIC113a〜113dに、各ノズル110からインクを吐出させることを指示する信号を伝送するための配線などである。また、共通配線142eは、具体的には、クロックを伝送する配線、吐出タイミングを指示する信号を伝送する配線、電源配線、グランド配線などである。
また、個別配線142a〜142d及び共通配線142eの互いの位置関係について説明すると、例えば、FFC123のヘッド基板122側の端部及びこれに連なる部分において、FFC23の搬送方向における略中央部に、共通配線142eが配置されている。また、共通配線142eの搬送方向上流側に個別配線142dが配置されており、個別配線142dの搬送方向上流側に個別配線142bが配置されている。また、共通配線142eの搬送方向下流側に複数の個別配線142cが配置されており、個別配線142cの搬送方向下流側に複数の個別配線142aが配置されている。
そして、FFC123は、接続部143aにおいて、個別配線142a及び共通配線142eが、端子部132を介して配線126aと電気的に接続されている。また、接続部143bにおいて、複数の個別配線142b及び共通配線142eが、端子部132bを介して配線126bと電気的に接続されている。また、接続部143cにおいて、複数の個別配線142c及び共通配線142eが、端子部132cを介して配線126cと電気的に接続されている。また、接続部143dにおいて、複数の個別配線142d及び共通配線142eが、端子部132dを介して配線126dと電気的に接続されている。なお、図7では、配線126a〜126dについても、個別配線142a〜142d及び共通配線142eに合わせた本数のみを描いている。
なお、FFC123の接続部143a〜143dにおいて露出した配線142と、ヘッド基板122の端子部132a〜132dとの電気的接続は、プリンタ100の製造時(配線接続構造の製造時)に、例えば、ハンダ付けを行うことによって行われる。そして、このときに、接続部143a〜143dにおいて露出した配線142と端子部132a〜132dとを電気的に接続する工程が、本発明に係る接続工程に相当する。
ここで、第2実施形態とは異なり、仮に、FFC123が、ヘッド基板122側の端に1つだけ接続部を備えたものである(接続部143b〜143dがなく、接続部143aのみを備えたもの)であるとした場合には、FFC123の当該接続部を、例えば、端子部132a〜132dのいずれかと電気的に接続することとなる。そして、この場合には、ヘッド基板122の当該接続部近傍の部分に、個別配線142a〜142d及び共通配線142eと電気的に接続される配線が密集するため、配線間がショートしないように配線間隔を確保しつつ配線を引き回す必要がある。また、この場合には、ヘッド基板122のFFC123との接続部分と、各端子部131a〜131dとの位置関係が互いに異なるため、端子部131a〜131d間で、ヘッド基板122のFFC123との接続部分との間の配線の引き回しが大きく異なる。そして、これらのことから、ヘッド基板122の配線126a〜126dが複雑になってしまう虞がある。
これに対して、第2実施形態では、FFC123が、4つの接続部143a〜143dを備え、接続部143a〜143dにおいて、それぞれ、ヘッド基板122の端子部132a〜132dと電気的に接続されている。そして、接続部143aにおいては、個別配線142a及び共通配線142eのみが端子部132aと電気的に接続され、個別配線142b〜142dは端子部132aと電気的に接続されない。また、接続部143bにおいては、個別配線142b及び共通配線142eのみが端子部132bと電気的に接続され、個別配線142a、142c、142dは端子部132bと電気的に接続されない。また、接続部143cにおいては、個別配線142c及び共通配線142eのみが端子部132cと電気的に接続され、個別配線142a、142b、142dは端子部132cと電気的に接続されない。また、接続部143dにおいては、個別配線142d及び共通配線142eのみが端子部132bと電気的に接続され、個別配線142a〜142cは、端子部132dと電気的に接続されない。
したがって、ヘッド基板122においては、端子部132a近傍の部分に、個別配線142a及び共通配線142eと電気的に接続される配線126aのみを配置すればよく、個別配線142b〜142dと電気的に接続される配線126b〜126dを配置する必要がない。また、端子部132b近傍の部分に、個別配線142b及び共通配線142eと電気的に接続される配線126bのみを配置すればよく、個別配線142a、142c、142dと電気的に接続される配線126a、126c、126dを配置する必要がない。また、端子部132c近傍の部分に、個別配線142c及び共通配線142eと電気的に接続される配線126cのみを配置すればよく、個別配線142a、142b、142dと電気的に接続される配線126a、126b、126dを配置する必要がない。また、端子部132d近傍の部分に、個別配線142d及び共通配線142eと電気的に接続される配線126dのみを配置すればよく、個別配線142a〜142cと電気的に接続される配線126a〜126cを配置する必要がない。したがって、端子部132a〜132d近傍の部分における配線の密度が小さくなり、配線の間隔を大きくとることができる。
さらに、このとき、第2実施形態では、端子部132a〜132dが走査方向に互いに離れて配置されているとともに、それぞれ、端子部131a〜131dと搬送方向に対向するように配置されているため、配線126a〜126dが互いに干渉することなく、配線126a〜126dの引き回しが容易になる。また、端子部132a〜132dが、それぞれ、端子部131a〜131dから比較的近い位置に設けられているため、配線126a〜126dの長さを短くすることができる。
そして、以上のことから、ヘッド基板122における配線126a〜126dを簡単にすることができる。
さらに、第2実施形態では、端子部131a、131cが、ヘッド基板122の搬送方向下流側の端部に設けられているとともに、端子部131b、131dが、ヘッド基板122の搬送方向上流側の端部に設けられている。これに対して、端子部132a〜132dが、端子部131a、131cと端子部131b、131dとの間に位置する、ヘッド基板122の搬送方向における略中央部設けられている。したがって、端子部131a〜131dと、端子部132a〜132dとを電気的に接続する配線126a〜126dの長さを均一にすることができる。
また、第2実施形態では、FFC123において、端子部131aと電気的に接続され個別配線142aが、端子部131cと電気的に接続される個別配線142cよりも、搬送方向上流側に配置されている。ここで、端子部131a、131cは、ともにヘッド基板122の搬送方向下流側に配置されているが、端子部131cは、端子部131aよりも制御装置124から遠いため、個別配線142aの制御装置124と端子部132aとの間の部分の長さは、個別配線142cの制御装置124と端子部132cとの間の部分の長さよりも長い。そのため、個別配線142aと個別配線142cとの位置関係が第2実施形態と逆であるとすると、配線126aの長さが長くなり、配線126cの長さが短くなる。その結果、制御装置124と端子部131aとの間の配線の長さと、制御装置124と端子部131cとの間の配線の長さとの差が大きくなってしまう。
これに対して、第2実施形態では、搬送方向において、個別配線142aが個別配線142cよりも端子部131a、131cに近い位置にあるため、個別配線142aと個別配線142cとの位置関係が逆であるときよりも、配線126aの長さが短くなり、配線126cの長さが長くなる。したがって、その結果、制御装置124と端子部131aとの間の配線の長さと、制御装置124と端子部131cとの間の配線の長さとの差を極力小さくすることができる。
また、第2実施形態では、FFC123において、端子部131bと電気的に接続され個別配線142bが、端子部131dと電気的に接続される個別配線142dよりも、搬送方向上流側に配置されている。ここで、端子部131b、131dは、ともにヘッド基板122の搬送方向上流側に配置されているが、端子部131bは、端子部131dよりも制御装置124から遠いため、個別配線142bの制御装置124と端子部132bとの間の部分の長さは、個別配線142dの制御装置124と端子部132dとの間の部分の長さよりも長い。そのため、個別配線142bと個別配線142dとの位置関係が第2実施形態と逆であるとすると、配線126bの長さが長くなり、配線126dの長さが短くなる。その結果、制御装置124と端子部131bとの間の配線の長さと、制御装置124と端子部131dとの間の配線の長さとの差が大きくなってしまう。
これに対して、第2実施形態では、搬送方向において、個別配線142bが個別配線142dよりも端子部131b、131dに近い位置にあるため、個別配線142bと個別配線142dとの位置関係が逆である場合よりも、配線126bの長さが短くなり、配線126dの長さが長くなる。その結果、制御装置124と端子部131bとの間の配線の長さと、制御装置124と端子部131dとの間の配線の長さとの差を極力小さくすることができる。
次に、第1、第2実施形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、第1、第2実施形態と同様の構成を有するものについては、適宜その説明を省略する。
第1実施形態では、ブラックのインクを吐出するインクジェットヘッド3aを駆動するドライバIC13aに伝送される信号にノイズを乗りにくくするという観点から、端子部31aと電気的に接続される個別配線42aが、端子部31bと電気的に接続される個別配線42bよりも、搬送方向において端子部31a、31bに近い位置に配置されていたが、個別配線42aと個別配線42bの位置関係はこれと逆であってもよい。この場合には、制御装置24から近い端子部32aと端子部31aとを電気的に接続する配線26aが長くなり、制御装置24から遠い端子部32bと端子部32bとを電気的に接続する配線26bが短くなる。これにより、制御装置24とドライバIC13aとの間の配線の長さと、制御装置24とドライバIC13bとの間の配線の長さとの差を極力小さくすることができる。
また、第1実施形態では、インクジェットヘッド3a、3bに対して、個別にヘッド基板22a、22bが設けられていたが、これには限られない。インクジェットヘッド3a、3bに対して共通の1つの基板が設けられており、この基板に端子部31a、31bや端子部32a、32bが設けられていてもよい。
また、第1実施形態では、インクジェットヘッド3aがインクジェットヘッド3bの走査方向に右側に配置されていたが、これには限られず、インクジェットヘッド3aが、インクジェットヘッド3bの走査方向左側に配置されていてもよい。すなわち、配線26b(カラー用基板上配線)が、配線26a(ブラック用基板上配線)よりも、制御装置24に近いFFC23の接続部において配線42と電気的に接続されてもよい。
第2実施形態では、端子部131aと電気的に接続される個別配線142aが、端子部131cと電気的に接続される個別配線142cよりも、搬送方向において端子部131a、131cに近い位置に配置されていたが、個別配線142aと個別配線142cとの位置関係は、第2実施形態と逆であってもよい。同様に、個別配線142bと個別配線142dとの位置関係も第2実施形態と逆であってもよい。
また、第2実施形態では、端子部131a、131cと端子部131b、131dとの間に、端子部132a〜132dが配置されていたが、これには限られない。例えば、ヘッド基板122が、端子部131a、131cよりも搬送方向下流側まで延びており、端子部132a〜132dが、ヘッド基板122の端子部131a、131cよりも搬送方向下流側の部分に設けられていてもよい。
あるいは、ヘッド基板122が、端子部131b、131dよりも搬送方向上流側まで延びており、端子部132a〜132dが、ヘッド基板122の端子部131b、131dよりも搬送方向上流側の部分に設けられていてもよい。
なお、これらの場合には、COF121a、121c、あるいは、COF121b、121dをヘッド基板122の途中部分からヘッド基板122の上面に引き出すために、例えば、ヘッド基板122に貫通孔を設けるなどすればよい。
また、第1、第2実施形態では、FFCの配線が、複数のドライバICに対して個別に設けられた個別配線と、複数のドライバICに対して共通に設けられた共通配線とを備えていたが、これには限られない。例えば、クロックを伝送する配線、吐出タイミングを指示する信号を伝送する配線、電源配線、グランド配線などが、複数のドライバICに対して個別に設けられており、FFCの全ての配線が個別配線となっていてもよい。
また、第1、第2実施形態では、複数のドライバIC毎に個別配線が設けられていたが、これには限られない。FFCの複数の配線が1つのドライバICと電気的に接続されるものであってもよい。この場合でも、FFCの複数の接続部において、一部の配線のみがヘッド基板と電気的に接続されるようにすれば、ヘッド基板の各接続部近傍の配線の密度が小さくなり、ヘッド基板の配線の間隔を大きくとることができる。
また、第1、第2実施形態では、端子部31a、31b、131a〜131dや、端子部32a、32b、132a〜132dが、ヘッド基板22、122の上面に設けられていたが、これらはヘッド基板22、122の下面に設けられていてもよい。
また、以上では、インクジェットヘッドからインクを吐出することによって印刷を行うインクジェットプリンタ及びその製造に本発明を適用した例について説明したが、インク以外の液体を吐出する液体吐出装置及びその製造に本発明を適用することも可能である。
この場合、液体吐出装置が、常に全てのノズルから同時に液体を吐出するものであるなど、複数のドライバICに対して同じ制御を行うものであれば、ドライバICに各ノズルから液体を吐出させることを指示する信号を伝送する配線が、複数のドライバICに対して共通に設けられており、FFCの全ての配線が共通配線となっていてもよい。
さらには、本発明は、液体吐出装置以外の装置における、基板に可撓性を有する配線部材が接続された構造を有する配線接続構造及び配線接続構造の製造に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
3a、3b インクジェットヘッド
10a、10b ノズル
22 ヘッド基板
23 FFC
24 制御装置
42 配線
42a、42b 個別配線
42c 共通配線
43 接続部
100 プリンタ
101 インクジェットヘッド
110 ノズル
113a ドライバIC
123 FFC
142 配線
142a〜142d 個別配線
142e 共通配線
143 接続部

Claims (8)

  1. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する経路を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、
    前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICと、を備え、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されており、
    前記基板の、前記複数の接続部との電気的な接続を行うための複数の配線接続部が、前記基板の面方向と平行な所定の第1方向に沿って並んでおり、
    前記基板の、前記複数の制御用ICとの電気的な接続を行うための複数のIC接続部が、前記基板の面方向と平行で且つ前記第1方向と直交する第2方向における、前記複数の配線接続部を挟んだ両側に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する基板上配線を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、
    前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICと、を備え、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されており、
    前記液体吐出ヘッドは、ブラックのインクを吐出するブラックノズルと、カラーのインクを吐出するカラーノズルとを有し、
    前記複数の制御用ICは、前記液体吐出ヘッドを駆動して前記ブラックノズルからインクを吐出させるブラック用ICと、前記液体吐出ヘッドを駆動して前記カラーノズルからインクを吐出させるカラー用ICとを有し、
    前記配線部材の前記基板と反対側の端は、前記制御用ICの動作を制御するための制御装置と電気的に接続されており、
    前記基板は、前記制御装置からの制御信号を中継して前記制御用ICに伝送するための基板であって、
    前記基板上配線のうち、前記ブラック用ICと接続されるブラック用基板上配線は、前記カラー用ICと接続されるカラー用基板上配線よりも、前記制御装置に近い位置に配置された接続部において、前記配線と電気的に接続されていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する経路を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、
    前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICと、を備え、
    前記配線部材の前記基板と反対側の端は、前記制御用ICの動作を制御するための制御装置と電気的に接続されており、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されており、
    前記複数の配線は、前記基板と対向する位置において、前記基板の面方向と平行な第3方向に延びているとともに、前記基板の面方向と平行で且つ前記第3方向と直交する第4方向に配列されており、
    前記基板の、前記複数の制御用ICとの電気的な接続を行うための複数のIC接続部が、前記第3方向に沿って配列されており、且つ、前記第4方向において同じ位置にあり、
    前記配線部材の前記基板側の端に近い前記IC接続部ほど、前記第4方向において前記複数のIC接続部が配置されている位置に近い前記配線と電気的に接続されることを特徴とする液体吐出装置。
  4. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する複数の基板上配線を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、を備え、
    前記配線部材の前記基板と反対側の端は、前記液体吐出ヘッドの動作を制御するための制御装置と電気的に接続されており、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板上配線と電気的に接続されており、
    前記複数の配線のうち前記制御装置から電気的に接続された前記接続部までの配線長が長い配線ほど、前記複数の基板上配線のうち配線長の短い基板上配線と接続されることを特徴とする液体吐出装置。
  5. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する経路を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、を備え、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されており、
    複数の前記液体吐出ヘッドを備え、
    複数の前記基板が、前記複数の液体吐出ヘッドに対して個別に設けられており、
    前記配線部材が、複数の前記基板にまたがって延びており、前記複数の接続部において、複数の前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICをさらに備え、
    前記複数の接続部は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられ、
    前記複数の配線は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられた複数の個別配線を有し、
    前記複数の個別配線は、それぞれ、対応する前記接続部において、前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記基板と電気的に接続されており、前記液体吐出ヘッドを駆動する複数の制御用ICをさらに備え、
    前記複数の接続部は、前記複数の制御用ICに対して個別に設けられ、
    前記複数の配線は、前記複数の制御用ICに共通に設けられた共通配線を含んでおり、
    前記共通配線は、前記複数の接続部において、それぞれ、前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  8. 液体吐出ヘッドに対して設けられた、前記液体吐出ヘッドへ信号を伝送する経路を有する基板と、
    前記基板を外部に接続するための可撓性を有する配線部材と、を備え、
    前記配線部材は、
    複数の配線と、
    前記複数の配線が延びている方向における途中部分を含む複数の部分に設けられており、前記複数の配線が露出した、複数の接続部と、を備え、
    前記複数の配線は、前記複数の接続部において、前記基板と電気的に接続されており、
    複数の前記基板が、複数の前記液体吐出ヘッドに対して個別に設けられており、
    前記配線部材が、複数の前記基板にまたがって延びており、前記複数の接続部において、複数の前記基板と電気的に接続されていることを特徴とする配線接続構造。
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