JP2017180115A - 羽根車、回転機械 - Google Patents

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真成 飯野
Masanari Iino
真成 飯野
佐野 岳志
Takashi Sano
岳志 佐野
郷 岡本
Go Okamoto
郷 岡本
公彦 光田
Kimihiko Mitsuta
公彦 光田
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/22Rotors specially for centrifugal pumps
    • F04D29/24Vanes
    • F04D29/242Geometry, shape

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Abstract

【課題】効率の向上した羽根車、回転機械を提供する。
【解決手段】軸線Acを中心とするディスク11と、ディスク11の軸線Ac方向一方側を向く主面11Aに、軸線Acの周方向に間隔をあけて複数配置されて、軸線Acの径方向に延在する主ブレード12と、主面11Aの各主ブレード12の周方向一方側に設けられ、ディスク11の外周側から径方向内側に向かって延在し、主ブレード12よりも径方向の寸法が小さい補助ブレード13と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、羽根車、回転機械に関する。
回転機械の一例として、流体を圧送するための遠心ポンプが広く用いられている(下記特許文献1参照)。このような遠心ポンプでは、複数の羽根を有する羽根車を回転させることで、流体が圧送される。羽根車は、円盤状のディスクと、ディスクの面上で周方向に間隔をあけて配列された複数の羽根と、を有している。すなわち、隣接する一対の羽根同士の間の空間(流路)は、ディスクの径方向内側から外側に向かうに従って次第にその面積が拡大している。また、ポンプのディフューザとして同様の羽根を備えるものも知られている(下記特許文献2参照)。
特開2003−166491号公報 特開平4−012200号公報
しかしながら、上記のような羽根車では、羽根同士の間に形成される流路の面積拡大率(径方向内側から外側にかけての面積拡大率)が大きいことから、径方向内側から外側に向かって流れる流体が羽根の表面に追従しきれずに、該表面で流れの剥離を生じる虞がある。このような流れの剥離を生じた場合、所期の揚程が得られないばかりでなく、遠心ポンプの効率に影響が及ぶ場合もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、流れの剥離を低減することで効率の向上した羽根車、回転機械を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、羽根車は、軸線を中心とするディスクと、前記ディスクの軸線方向一方側を向く主面に、軸線の周方向に間隔をあけて複数配置されて、軸線の径方向に延在する主ブレードと、前記主面の各前記主ブレードの周方向一方側に設けられ、前記ディスクの外周側から径方向内側に向かって延在し、該主ブレードよりも径方向の寸法が小さい補助ブレードと、を備える。
この構成によれば、主ブレードの周方向一方側に、該主ブレードよりも径方向の寸法が小さい補助ブレードが設けられている。このような補助ブレードを設けることにより、隣接する一対の主ブレード同士の間に形成される流路の、見かけ上の面積拡大率を小さくすることができる。
加えて、主ブレードと補助ブレードとの間の間隙を通じて、主ブレードの周方向一方側に存在する流体を径方向外側に向かって流通させることができる。ここで、ディスクの外周側では、周囲の流体との流速差に起因してウェーク(乱流)が発生しやすい。上記の構成によれば、主ブレードと補助ブレードとの間の間隙を流通してきた流体によって、ディスクの外周側で生じウェークを外周側に吹き飛ばすことができる。
本発明の第二の態様によれば、上記の羽根車は、周方向に間隔をあけて配列された複数の前記補助ブレードを有してもよい。
この構成によれば、主ブレードの周方向一方側に、周方向に間隔をあけて配列された複数の補助ブレードが設けられている。これにより、主ブレード同士の間に形成される流路の、見かけ上の面積拡大率をさらに小さくすることができる。加えて、補助ブレード同士の間を流通する流体によって、上記のようにディスクの外周側で生じたウェークをより広範囲にわたって解消することができる。
本発明の第三の態様によれば、上記の羽根車では、前記複数の補助ブレードは、周方向一方側に設けられた該補助ブレードになるほど、径方向における寸法が小さくなってもよい。
この構成によれば、複数の補助ブレードのうち、周方向一方側に設けられた補助ブレードになるほど、径方向における寸法が小さい。これにより、主ブレードの周方向一方側を流通する流体の流れが、これら補助ブレードによって妨げられる虞を低減することができる。
本発明の第四の態様によれば、上記の羽根車では、前記主ブレードと前記補助ブレードとの間の距離、及び複数の前記補助ブレード同士の間の距離が、径方向内側から外側に向かうに従って次第に拡大していてもよい。
この構成によれば、主ブレードと補助ブレードとの間の距離、及び複数の補助ブレード同士の間の距離が、径方向内側から外側に向かうに従って次第に拡大する。これにより、これらブレード同士の間の領域を径方向外側に向かって流れる流体の流速が、径方向外側に向かうにつれて小さくなる。すなわち、ディスクの外周側で滞留する流体との流速差を小さくすることができるため、該ディスクの外周側でウェークが生じる虞をさらに低減することができる。
本発明の第五の態様によれば、上記の羽根車では、前記主ブレード、及び前記補助ブレードは、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって湾曲していてもよい。
この構成によれば、主ブレード、及び補助ブレードが、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって、すなわち、羽根車の回転方向前方側から後方側に向かって湾曲している。これにより、主ブレード及び補助ブレードの表面で流体が剥離を起こす可能性をさらに低減することができる。
本発明の第六の態様によれば、回転機械は、軸線に沿って延びるロータと、前記ロータに取り付けられた上記第一から第五のいずれか一態様に係る羽根車と、前記羽根車を外周側から覆うケーシングと、を備える。
この構成によれば、効率の向上した羽根車、及びこれを備える回転機械を提供することができる。
本発明によれば、効率の向上した羽根車、回転機械を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る回転機械(ポンプ)の構成を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る羽根車を軸線方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る羽根車の要部拡大図である。 本発明の第二実施形態に係る羽根車の要部拡大図である。 本発明の実施形態に係る羽根車の変形例を示す要部拡大図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る遠心ポンプ1(回転機械)の構成を示す図である。同図に示すように、遠心ポンプ1は、軸線Acに沿って延びるロータ2と、ロータ2の外周面に取り付けられた羽根車3と、ロータ2及び羽根車3を外周側から覆うケーシング4と、を備えている。
ロータ2は、軸線Acを中心とする円柱状をなしている。ロータ2の軸線Ac方向両側の端部には、軸受装置5(ジャーナル軸受6、及びスラスト軸受7)が設けられている。これら軸受装置5によって、ロータ2は軸線Ac回りに回転可能に支持されている。ジャーナル軸受6はロータ2の荷重を径方向から支持するための軸受である。スラスト軸受7はロータ2にかかるスラスト方向(軸線Ac方向)の荷重を支持するための軸受である。
羽根車3は、ロータ2の外周面に対して、例えば締り嵌め等を施すことによって固定されている。すなわち、羽根車3はロータ2と一体に軸線Ac回りに回転する。詳しくは後述するが、羽根車3は、円盤状のディスク11と、このディスク11における軸線Ac方向一方側の面に設けられた複数のブレードと、を有している。ロータ2上には、複数(6つ)の羽根車3が軸線Ac方向に配列されている。
ケーシング4は、上記のロータ2、及び羽根車3を内部に収容するとともに、流体を流通させるための流体流路8を形成する。より詳細には、ケーシング4の内周面は、軸線Ac方向一方側から他方側に向かうにしたがって拡径と縮径とを繰り返すことで、上記の流体流路8を形成している。ケーシング4の軸線Ac方向一方側には、外部から流体を導入するための導入口9が形成されている。他方で、ケーシング4の軸線Ac方向他方側には、流体流路8を通じて圧送された流体を吐出する吐出口10が形成されている。以降の説明では、導入口9が位置する側を上流側と呼び、吐出口10が位置する側を下流側と呼ぶ。
次に、図2と図3を参照して、羽根車3の詳細な構成について説明する。図2に示すように、本実施形態における羽根車3は、軸線Acを中心とする円盤状のディスク11と、このディスク11における軸線Ac方向一方側の面(主面11A)に設けられた複数の主ブレード12及び補助ブレード13と、を有している。
ディスク11の中心を含む領域には、上記の流体流路8を通じて流れてきた流体を導くための導入開孔14が形成されている。本実施形態では3つの主ブレード12が、この導入開孔14の外周縁から径方向外側(ディスク11の外周縁)にかけて延在している。より具体的には、これら3つの主ブレード12は、軸線Acの周方向に等間隔をあけて主面11A上に配列されている。
さらに、各主ブレード12は、軸線Acの径方向内側から外側に向かうに従って、周方向の他方側から一方側に向かって徐々に湾曲している。すなわち、主ブレード12の周方向一方側の面は、周方向他方側に向かって湾曲するように凹没している。一方で、主ブレード12の周方向他方側の面は、周方向他方側に向かって湾曲するように突出している。
これら主ブレード12の周方向両面のうち、周方向他方側の面(突出する面)は正圧面12Pとされている。主ブレード12の周方向両面のうち、周方向一方側の面(凹没する面)は負圧面12Nとされている。なお、各主ブレード12の周方向における寸法(すなわち、軸線Ac方向から見た場合における主ブレード12の厚み)は、径方向の全域にわたって同一とされている。
主面11A上における各主ブレード12の周方向一方側の領域(各主ブレード12同士の間の領域)には、互いに隣接する複数(2つ)の補助ブレード13が設けられている。これら2つの補助ブレード13は、いずれも主ブレード12よりも径方向における寸法が小さく設定されている。さらに、2つの補助ブレード13のうち、周方向一方側の補助ブレード13は、周方向他方側の補助ブレード13よりも径方向の寸法が小さく設定されている。すなわち、周方向一方側の補助ブレード13になるほど、径方向の寸法が小さくなっている。
なお、以降の説明では、2つの補助ブレード13のうち、周方向他方側(主ブレード12と隣接する側)の補助ブレード13を第一補助ブレード131と呼び、第一補助ブレード131に隣接する補助ブレード13を第二補助ブレード132と呼ぶ。すなわち、第二補助ブレード132は、第一補助ブレード131よりも径方向における寸法が小さく設定されている。
さらに、これら第一補助ブレード131、及び第二補助ブレード132も、上記主ブレード12と同様に、径方向内側から外側に向かうにしたがって、周方向他方側から一方側に向かって湾曲している。より詳細には、本実施形態では、第一補助ブレード131、及び第二補助ブレード132は、いずれも同一の中心点を有する同心円弧状をなしている。
また、第一補助ブレード131、第二補助ブレード132の径方向内側の端部は、周方向一方側から他方側に向かう円弧状をなしている。言い換えれば、これら第一補助ブレード131、第二補助ブレード132の径方向内側の端部は鈍頭状をなしている。
主ブレード12と第一補助ブレード131との間には、径方向に延びる間隙が形成されている。この間隙は、第一補助流路F1とされている。また、第一補助ブレード131と第二補助ブレード132との間に形成された間隙は、第二補助流路F2とされている。すなわち、第二補助流路F2は、第一補助流路F1よりも径方向における寸法が小さく設定されている。
さらに、図2の鎖線で示すように、主ブレード12、第一補助ブレード131、第二補助ブレード132それぞれにおける径方向内側の端部を結ぶ線(包絡線L)は、径方向内側から外側に向かうにしたがって周方向他方側から一方側に向かって連続的に湾曲した曲線状をなしている。この包絡線Lと、該包絡線Lの周方向一方側に位置する他の主ブレード12の正圧面12Pとによって囲まれる空間は、上記の導入開孔14を通じて流体流路8から導かれた流体が流通するための主流路Fmとされている。
すなわち、この主流路Fmは、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向における寸法が徐々に拡大している。さらに、この主流路Fmは、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって湾曲している。
次に、本実施形態に係る遠心ポンプ1、及び羽根車3の動作について説明する。遠心ポンプ1を運転するに当たっては、まず駆動源(図示省略)によって、ロータ2を軸線Ac回りに回転駆動する。ロータ2の回転に伴って、ロータ2上に一体に設けられた羽根車3も回転する。この羽根車3の回転によって、導入口9を通じて外部の流体が流体流路8中に導かれる。このとき、羽根車3に形成された主流路Fmを通過する間に流体の圧力が上昇する。ここで、本実施形態では、遠心ポンプ1に6つの羽根車3が設けられている。すなわち、これら6つの羽根車3によって圧力が順次高められながら、上流側から下流側に向かって流体が圧送される。その後、高圧となった流体は、ケーシング4の下流側に設けられた吐出口10から外部に向かって吐出される。遠心ポンプ1の運転中には、以上のようなサイクルが連続的に繰り返される。
続いて、再び図3を参照して、主流路Fm中における流体の挙動について説明する。同図に示すように、遠心ポンプ1の運転中には、羽根車3は周方向他方側から一方側に向かって回転している(図3中の矢印)。羽根車3の回転に伴って、ディスク11の導入開孔14から主流路Fm中に流入した流体は、該主流路Fmに沿って径方向内側から外側に流れる。
ここで、羽根車3に上記の補助ブレード13が設けられていない場合、すなわち、主ブレード12のみが主面11A上に設けられている場合、3つの主ブレード12同士の間の間隙は、補助ブレード13が設けられている場合に比べて大きくなる。すなわち、主ブレード12同士の間の領域における面積拡大率が大きくなってしまう。このように面積拡大率が大きい場合、径方向内側から外側に向かって流れる流体が主ブレード12の表面に追従しきれずに、該表面で流れの剥離を生じる虞がある。このような流れの剥離を生じた場合、所期の揚程が得られないばかりでなく、遠心ポンプ1の効率に影響が及ぶ場合もある。
さらに、ディスク11の外周側の領域では、他の領域に比べて流体の流動が乏しいことから、ウェークWが発生しやすい。ウェークWとは、流速の異なる流体同士が衝突することによって生じる乱流場を指す。このようなウェークWが発達した場合、遠心ポンプ1の効率に影響を与える虞がある。
しかしながら、本実施形態に係る羽根車3では、主ブレード12の周方向一方側に、該主ブレード12よりも径方向の寸法が小さい補助ブレード13が設けられている。このような補助ブレード13を設けることにより、隣接する一対の主ブレード12同士の間に形成される流路の、見かけ上の面積拡大率を小さくすることができる。
加えて、主ブレード12と補助ブレード13との間の間隙を通じて、主ブレード12の周方向一方側に存在する流体を径方向外側に向かって流通させることができる。すなわち、主ブレード12と補助ブレード13との間、及び補助ブレード13同士の間の間隙を流通してきた流体によって、ディスク11の外周側で生じウェークWを外周側に吹き飛ばすことができる。
より詳細には、主流路Fmを流通する流体に対しては、羽根車3の回転に伴って、径方向内側から外側に向かう遠心力が働く。この遠心力によって、主流路Fm中の流体は、第一補助流路F1、及び第二補助流路F2内に流れ込む。これら第一補助流路F1、及び第二補助流路F2内に流れ込んだ流体は、さらに径方向外側に向かって流れた後、ディスク11の外周側に流れ出す。これにより、ディスク11の外周側で生じウェークWを外周側に吹き飛ばすことができる。したがって、遠心ポンプ1の効率を向上させることができる。
加えて、上記のような構成によれば、主ブレード12、及び補助ブレード13が、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって、すなわち、羽根車3の回転方向前方側から後方側に向かって湾曲している。これにより、主ブレード12及び補助ブレード13の表面で流体が剥離を起こす可能性をさらに低減することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態では、2つの補助ブレード13(第一補助ブレード131、第二補助ブレード132)同士の間の間隔(距離)が、径方向内側から外側に向かうに従って次第に拡大している。
すなわち、第一補助ブレード131は主ブレード12と同一の方向に延びている一方で、第二補助ブレード132は、これら主ブレード12及び第一補助ブレード131とは異なる方向に向かって延びている。より詳細には、第二補助ブレード132の径方向外側の端部は、第一実施形態における第二補助ブレード132の径方向外側の端部よりも、さらに周方向一方側に位置している。
このような構成によれば、主ブレード12と補助ブレード13との間の距離、及び複数の補助ブレード13同士の間の距離が、径方向内側から外側に向かうに従って次第に拡大する。これにより、これらブレード同士の間の領域を径方向外側に向かって流れる流体の流速が、径方向外側に向かうにつれて小さくなる。すなわち、ディスク11の外周側で滞留する流体との流速差を小さくすることができるため、該ディスク11の外周側でウェークWが生じる虞をさらに低減することができる。また、仮にウェークWが生じた場合であっても、上述の第一実施形態と同様に、主ブレード12と補助ブレード13との間の間隙(第一補助流路F1)、及び補助ブレード13同士の間の間隙(第二補助流路F2)を流通してきた流体によって、ディスク11の外周側で生じウェークWを外周側に吹き飛ばすことができる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の各構成に種々の変更を施すことが可能である。
例えば、上記の実施形態の他、図5に示す構成を採ることも可能である。同図の構成では、第一補助ブレード131、及び第二補助ブレード132が、周方向において互いに反対の方向に延びている。より詳細には、第一補助ブレード131は、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向一方側から他方側に向かって延びている。一方で、第二補助ブレード132は、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって延びている。これにより、第一補助流路F1は、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向の寸法が次第に小さくなっている。一方で、第二補助流路F2は、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向の寸法が次第に大きくなっている。このような構成であっても、上記実施形態で説明したものと同様の作用効果を得ることができる。
1…遠心ポンプ
2…ロータ
3…羽根車
4…ケーシング
5…軸受装置
6…ジャーナル軸受
7…スラスト軸受
8…流体流路
9…導入口
10…吐出口
11…ディスク
11A…主面
12…主ブレード
12P…正圧面
12N…負圧面
13…補助ブレード
131…第一補助ブレード
132…第二補助ブレード
14…導入開孔
Ac…軸線
Fm…主流路
F1…第一補助流路
F2…第二補助流路
L…包絡線
W…ウェーク

Claims (6)

  1. 軸線を中心とするディスクと、
    前記ディスクの軸線方向一方側を向く主面に、軸線の周方向に間隔をあけて複数配置されて、軸線の径方向に延在する主ブレードと、
    前記主面の各前記主ブレードの周方向一方側に設けられ、前記ディスクの外周側から径方向内側に向かって延在し、該主ブレードよりも径方向の寸法が小さい補助ブレードと、
    を備える羽根車。
  2. 周方向に間隔をあけて配列された複数の前記補助ブレードを有する請求項1に記載の羽根車。
  3. 前記複数の補助ブレードは、周方向一方側に設けられた該補助ブレードになるほど、径方向における寸法が次第に小さくなる請求項2に記載の羽根車。
  4. 前記主ブレードと前記補助ブレードとの間の距離、及び複数の前記補助ブレード同士の間の距離が、径方向内側から外側に向かうに従って次第に拡大している請求項2又は3に記載の羽根車。
  5. 前記主ブレード、及び前記補助ブレードは、径方向内側から外側に向かうに従って、周方向他方側から一方側に向かって湾曲している請求項1から4のいずれか一項に記載の羽根車。
  6. 軸線に沿って延びるロータと、
    前記ロータに取り付けられた請求項1から5のいずれか一項に記載の羽根車と、
    前記羽根車を外周側から覆うケーシングと、
    を備える回転機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108953222A (zh) * 2018-08-16 2018-12-07 泛仕达机电股份有限公司 一种离心叶轮

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