JP6075728B2 - Ptpカセット - Google Patents

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Description

この発明は、幾つかの薬剤を一枚のシートに区分収納したPTP包装剤またはそれと等価なシート状包装剤であるPTP包装剤等を整列収納して順次排出するPTPカセットに関し、詳しくは、PTP包装剤等を積み重ねて多数保持するとともに下から順に長手方向へ横送りして排出するPTPカセットに関する。なお、PTP包装剤と等価なシート状包装剤の典型例としてはブリスタ包装剤が挙げられる。
片面が平坦で他面に薬剤を閉じ込めたポケット(区分収納用の突起部)が縦横に並んで形成されているPTP包装剤等を対象として、それぞれを横向きの姿勢にしたうえで積み重ねて多数保持するとともに下から順に長手方向へ横送りして順次排出するようになったPTPカセットが、幾つか開発されている(例えば特許文献1〜12参照)。
何れのPTPカセットも、整列収納空間を画する箱状の整列収納部と、その下に設けられた順次排出機構とを備えており、そのうち整列収納部は、PTP包装剤等を各々は横にしたうえで整列収納空間の内底の部材の上に載せて縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するようになっており、順次排出機構は、整列収納部に保持されているPTP包装剤等を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている。
整列収納部は、何れのカセットでも構成が似ており、整列状態維持のため内底の上の整列収納空間が前板と両側板で囲まれているが、PTP包装剤等の補充のため、上面が解放されている。また、補充作業容易化のため後背面まで解放されたり、整列状態安定化のため整列収納空間の内底部材が少し前下がりに傾けられたりしている。さらに、横送り排出のため、前板のうち内底の前端のところが切り欠かれて、排出口が形成されており、排出確認のため排出口の下方や上方には排出センサが置かれている。前板については、PTP包装剤等の送り方向を定める内底部材が水平であろうと傾斜していようと前板が鉛直になっているものもあれば、前板が内底部材に対して直角・垂直になっているものもある(特許文献7参照)。また、前板には、排出口の上部に位置して排出口の開度を加減する調整部材が付設されており、調整部材には、髭状の可撓性留具や単純な板状体が採用されているが、調整部材と内底部材とが直角のものもあれば鈍角のものもある(特許文献7参照)。
順次排出機構は、整列収納部に保持されているPTP包装剤等のうち最下のものに接触作用する可動部材と、この可動部材を運動させて最下のPTP包装剤等を前送りさせることにより排出口から前方へ放出させる駆動機構とを備えている点は、何れのカセットにも共通しているが、可動部材がPTP包装剤の後端に当接作用する引掛部材や押出部材であって駆動機構がその可動部材を内底部材に沿って前送りする機構になっている後端当接タイプと(特許文献1〜7,12参照)、平坦面を上にし突起部形成面を下にして縦に積み重ねられたPTP包装剤の突起部に可動部材が当接作用して最下のPTP包装剤を前送りする突起部当接タイプと(特許文献8〜10参照)、平坦面を下にして縦に積み重ねられたPTP包装剤等の平坦面に可動部材としての回転輪が摩擦作用することで最下のPTP包装剤を前送りする平坦面摩擦タイプとがある(特許文献11参照)。
また、そのような順次排出について排出口での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちは防止しうるようにした二枚通過許容タイプと言えるものもある(特許文献12参照)。これは、上述した整列収納部および順次排出機構とを備えていてPTP包装剤等を下から順に横送りして排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、前記PTP包装剤等が複数枚重なって前記排出口から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤等を上下に分ける仕分部材を前記排出口の前方に設けたものである。さらに、前記仕分部材の上方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材と、前記仕分部材の下方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の下に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する下側落下遅延部材とのうち、何れか一方または双方も設けられている。
このような二枚通過許容タイプのPTPカセットにあっては、逐次排出対象のPTP包装剤等が一枚ずつ排出口から前方に出てきたときには、従来通り、何の不都合もなく、逐次排出が遂行される。また、二枚のPTP包装剤等が重なったまま一緒に排出口から前方に出てきたときには、それら複数枚のPTP包装剤等が仕分部材によって上下に分けられるとともに落下遅延部材にて落下タイミングをずらされるので、簡便に、排出口での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちを防止して逐次排出を維持することができる。そのため、排出口のところで厳しく二枚落ちを防止する必要がないうえ、PTP包装剤等を積み重ねて整列収納部の整列収納空間に整列収納させるときにPTP包装剤等の表裏の上下を揃える必要すらなくなるので、安価かつ便利なものになっている。
さらに、それらと同じくPTP包装剤等の整列収納と逐次排出を行うが、構造も収納排出態様も異なるカセットとして、PTP包装剤等の整列維持と整列前進と順次排出とを振動にて行うようになった振動排出カセットも実用に供されている(例えば特許文献13参照)。この振動排出カセットは、PTP包装剤等を整列収納する外板と、その解放前面の上部で先頭PTP包装剤等の上端部と干渉して収納PTP包装剤等の前倒を止める上枠と、前記収納PTP包装剤等を載せて振動時には前進させる内板と、この内板を振動させる振動部材とを備えたものであり、PTP包装剤等を外板内の整列収納空間に入れて振動部材の上に立てて並べ、その収納PTP包装剤等の先頭のものを上枠に立て掛けると、多数のPTP包装剤等が倒れずに整列収納される。
そして、振動部材で内板を振動させると、振動によって一つずつ順次排出されるようになっている。さらに、この振動排出カセットは、幅や長さの大きく違うPTP包装剤等に適合させるために、取付穴にて上枠の設置高さが可変され、軸回転にて上枠のPTP包装剤等の当接面の傾きが可変され、外板のうち右側板には右幅寄部材が装着され、外板のうち左側板には左幅寄部材が装着されるようにもなっている。
特開2009−131560号公報 特開2009−165675号公報 特開2009−297466号公報 特開2011−172675号公報 特開2011−172677号公報 特開2012−055365号公報 特開2012−065930号公報 特開2012−065931号公報 特開2012−075754号公報 特開2012−100724号公報 特開2012−147813号公報 特開2012−187264号公報 特開2008−168082号公報 特願2013−005137号
このように、PTP包装剤等を前後に並べて前から順に排出する振動排出カセットでは、幅や長さの大きく違うPTP包装剤等に適合させるための工夫も施されていたが、PTP包装剤等を積み重ね収納して下から横送り排出するPTPカセットでは、未だ、そのようにはなっておらず、多少の融通や微調整はできても、同じPTPカセットを簡便かつ大幅に調整して広範なサイズのPTP包装剤等に適合させることはできなかった。このため、PTP払出装置に多数のPTPカセットを縦横に並べて種々のサイズのPTP包装剤等を収容するには、各種サイズのPTPカセットを用意しておく必要があり、初期導入時ばかりか、導入後のPTP包装剤等の追加変更時などにも、コストが嵩みがちである。
また、整列収納部の整列収納空間にPTP包装剤等を補充する作業は、整列収納空間を挟んで対峙している両側板の間にPTP包装剤等を整列させて積み重ねていく整列収納行為であるため、能率向上が難しい。特に、PTP包装剤等の長さが整列収納空間の長さよりも短いと、PTP包装剤の補充作業時に両側板が邪魔になる。
そのため、PTP包装剤等を積み重ね収納して下から横送り排出するPTPカセットにも、振動排出カセットと同様、幅や長さの大きく違うPTP包装剤等に適合させるための改良が求められる。
しかしながら、上述したようにPTP包装剤等を積み重ね収納して下から横送り排出するPTPカセットは、構造も収納排出態様も振動排出カセットと異なるため、振動排出カセットの改良手法をそのまま踏襲する訳にはいかない。
そこで、簡便かつ大幅な調整機能を独自の構造で具体化することにより、幅や長さの違うPTP包装剤等に適合するPTPカセットを実現することが、基本的な技術課題となる。そして、かかる基本課題を解決するものとして、次のようなPTPカセットが開発されている(特許文献14参照)。
すなわち、上述した整列収納部および順次排出機構とを備えていてPTP包装剤等を下から順に横送りして排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、前記整列収納部が、前記排出口の上方に位置する前板と、左右に分かれてそれぞれ前記順次排出機構に立設された左側板および右側板と、前記左側板から右方へ延びていて前記前板を支持する左基端前板支持部材と、前記右側板から左方へ延びていて前記前板を支持する右基端前板支持部材とを具備したものであり、前記左基端前板支持部材も前記右基端前板支持部材も前記前板に対する左右方向の支持位置を変更しうるようになっており、前記左側板に対する前記左基端前板支持部材の左基端取付位置も、前記右側板に対する前記右基端前板支持部材の右基端取付位置も、前後方向に変更しうるようになっている、というものである。
このように両前板支持部材の取付位置を前後方向に変更できるようにしたことにより、前板の前後位置の可変調整が容易に行える。そのため、整列収納空間に入れられて整列収納部の前板に前端を当接させたPTP包装剤等の後端が整列収納部の両側板の後端の近くに来るように前板の位置を調整しておくことが簡便にでき、そうすることで、PTP包装剤等の長さの長短に拘わらず両側板が邪魔になることなく楽にPTP包装剤等をPTPカセットに補充することができるので、長さの違うPTP包装剤等に適合する。
さらに、前記左側板も前記右側板も前記順次排出機構に対する左右方向の立設位置を変更しうるようにもしたものにあっては、両側板の位置変更にて容易に整列収納空間の横幅ばかりか排出口までもPTP包装剤等の横幅に適合させることができる。
しかしながら、このような改良の実用化を推し進めるうち、上述した二枚通過許容タイプのPTPカセットについては不所望な副作用を及ぼす場合のあることが判明した。すなわち、二枚通過許容タイプのPTPカセットでは排出口の前方に仕分部材が設けられているところ、前板の位置を後退させると排出口と仕分部材との離隔距離が広がるため、排出中に前端が仕分部材に届いたPTP包装剤等に係る排出口より前方の部分と排出口より後方の部分との比が大きくなることから、PTP包装剤等の前端の姿勢が安定し難くなり、特にPTP包装剤等の前端が反り上がったり浮き上がったりし易くなり、その前端上昇変動量が大きいと仕分部材の二枚通過時上下仕分機能が損なわれるので、不都合である。
そこで、二枚通過許容タイプのPTPカセットについても前板の前後位置の可変調整が容易に行えるように改良を重ねることが更なる技術課題となる。
本発明のPTPカセットは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、
薬剤をシートに区分収納したPTP包装剤またはそれと等価なシート状包装剤であるPTP包装剤等を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する整列収納部と、前記PTP包装剤等のうち最下のものに前記整列収納部の内底で可動部材を接触させて前進させる順次排出機構とを備えていて、前記PTP包装剤等を下から順に横送りして前記整列収納部の排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、
前記PTP包装剤等が複数枚重なって前記排出口から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤等を上下に分ける仕分部材が、前記排出口の前方に設けられており、
前記整列収納部が、前記排出口の上方に位置する前板と、左右に分かれてそれぞれ前記順次排出機構に立設された左側板および右側板とを具備したものであって、前記前板の前後方向の立設位置を変更しうるようになっており、
前記PTP包装剤等のうち前記排出口から前方に出てきたものの上面に当接して上昇を抑制する前端上昇抑制部材が、前記排出口と前記仕分部材との間に設けられていることを特徴とする。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段2)、上記解決手段1のPTPカセットであって、前記前端上昇抑制部材が、固定端部と自由端部とを有する可撓性部材からなるものであり、前記固定端部が前記前板の下端部に固定されており、前記自由端部が自由状態では前記内底に接していることを特徴とする。
さらに、本発明のPTPカセットは(解決手段3)、上記解決手段1,2のPTPカセットであって、前記整列収納部が、前記左側板から右方へ延びていて前記前板を支持する左基端前板支持部材と、前記右側板から左方へ延びていて前記前板を支持する右基端前板支持部材とを具備したものであり、前記左基端前板支持部材も前記右基端前板支持部材も前記前板に対する左右方向の支持位置を変更しうるようになっており、前記左側板も前記右側板も前記順次排出機構に対する左右方向の立設位置を変更しうるようになっていることを特徴とする。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段4)、上記解決手段3のPTPカセットであって、前記左側板がその下端部から右方へ延びて前記内底の左側部分を成す左内底部材を具備したものであり、前記右側板がその下端部から左方へ延びて前記内底の右側部分を成す右内底部材を具備したものであり、前記左内底部材が前記順次排出機構に対する前記左側板の立設位置変更を前記順次排出機構の左端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記右内底部材が前記順次排出機構に対する前記右側板の立設位置変更を前記順次排出機構の右端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記左基端前板支持部材と前記右基端前板支持部材とが前記前板の前面に沿って縦方向に交互配置されていることを特徴とする。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段5)、上記解決手段1〜4のPTPカセットであって、
前記仕分部材が、後端の尖った楔状に形成されていて、前記後端に連なる上下の斜面を具備したものであり、
前記仕分部材の上方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材と、前記仕分部材の下方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の下に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する下側落下遅延部材とのうち、何れか一方または双方が設けられており、
この落下遅延部材が、前記仕分部材の前記斜面との対向位置に配置されていることを特徴とする。
このような本発明のPTPカセットにあっては(解決手段1)、排出口の前方に仕分部材が設けられている二枚通過許容タイプのものについて、前板の前後位置を可変調整しうるようにした場合、さらに、排出口と仕分部材との間に前端上昇抑制部材を設けて、排出口から前方に出てきたPTP包装剤等の上面に前端上昇抑制部材が当接してPTP包装剤等の上昇を抑制するようにもしたことにより、PTP包装剤等の前端上昇変動量が小さくなるので、仕分部材の二枚通過時上下仕分機能が確実に維持される。
したがって、この発明によれば、排出口の前方に仕分部材を設けた二枚通過許容タイプであっても前板の前後位置の可変調整が容易に行えるPTPカセットを実現することができ、その結果、上記の基本課題に加えて更なる技術課題まで解決される。
また、本発明のPTPカセットにあっては(解決手段2)、前端上昇抑制部材が一般に安価で加工も調達も容易な可撓性部材にて具体化されているうえ、前端上昇抑制部材のカセットへの取り付けまでも自由端部の向きを定めて固定端部を前板に固定するといったことで簡便に行えるものとなっている。しかも、抑制力作用点となる自由端部の位置が仕分部材に寄るので、小さな力でも効果的に上昇を抑制することができる。
さらに、本発明のPTPカセットにあっては(解決手段3)、整列収納部において整列収納空間の左右端面を画する左右の両側板である左側板と右側板が順次排出機構に立設されているうえ、その立設位置が変更可能になっているので、両側板の位置変更にて容易に整列収納空間の横幅をPTP包装剤等の横幅に適合させることができる。しかも、前板は左基端前板支持部材と右基端前板支持部材を介して間接的に左側板と右側板が支持するようにしたうえで、左基端前板支持部材も右基端前板支持部材も前板に対する左右方向の支持位置を変更しうるようにしたことにより、前板の前後位置の可変調整を横幅の調整時期に束縛されることなく容易に行うことができるものとなっている。
また、本発明のPTPカセットにあっては(解決手段4)、内底部材を左右に分割して左内底部材を左側板と一体化するとともに右内底部材を右側板と一体化したうえで、両内底部材によって両側板の立設位置変更が順次排出機構の両端の左右に及ぶようにしたことにより、整列収納空間の横幅が順次排出機構の横幅より狭い状態はもちろんのこと広い状態にまで大幅に可変調整しうるものとなる。しかも、左基端前板支持部材も右基端前板支持部材も両前板支持部材の交互配置によって相互干渉無しで延伸可能になっているため、整列収納空間の横幅調整に随伴する排出口の横幅調整も大幅に拡張することができる。
落下遅延部材を仕分部材の後端寄り斜面でなく前端寄り水平面などに対向させた場合、一旦留め置かれたPTP包装剤等に作用する留め置き面への押付力に起因してPTP包装剤等の後半部を上か下に振ろうとする副作用力が生じ、この副作用力が前端上昇抑制部材の上昇抑制力を不所望に減じたり増したりするところ、
本発明のPTPカセットにあっては(解決手段5)、仕分部材の後端寄り斜面に落下遅延部材を対向させたことにより、不所望な副作用力が生じないか生じても小さくて済むので、前端上昇抑制部材の選定や調整が楽に行える。
本発明の実施例1について、PTPカセットの構造を示す展開斜視図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も未装着のPTPカセットを示し、(a)が平面図、(b)が左側板を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も未装着のPTPカセットを示し、(a)が平面図、(b)が左側板を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も未装着のPTPカセットに最大のPTP包装剤を整列収納した状態を示し、(a)が平面図、(b)が左側板を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も未装着のPTPカセットに最小のPTP包装剤を整列収納した状態を示し、(a)が平面図、(b)が左側板を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。 上下仕分部を装着して前端上昇抑制部材を装着しないPTPカセットに最小のPTP包装剤を整列収納した状態を示し、(a),(b)何れも左側板を外した状態の左側面図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も装着したPTPカセットに最小のPTP包装剤を整列収納した状態を示し、(a),(b)何れも左側板を外した状態の左側面図である。 上下仕分部も前端上昇抑制部材も装着したPTPカセットに最小のPTP包装剤を整列収納した状態を示し、(a),(b)何れも左側板を外した状態の左側面図である。 上下仕分部の幅調整を例示し、(a)が左側板を外した状態の左側面図、(b)が更に左板枠を外した状態の左側面図、(c)〜(e)が何れも上下仕分部に係る正面図と右板枠除外の斜視図である。
このような本発明のPTPカセットについて、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜9に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、電動モータ等の駆動源や,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明のPTPカセットの実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、PTPカセット10の構造を示す展開斜視図である。また、図2,図3は、何れも、(a)が平面図、(b)が左側板ユニット20を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図であり、図2は整列収納空間を最大に広げた状態を示し、図3は整列収納空間を最小に縮めた状態を示している。さらに、図7は、(a),(b)何れも左側板ユニット20を外した状態の左側面図であり、上下仕分部80も前端上昇抑制部材48も装着したPTPカセット10に最小のPTP包装剤94を整列収納した状態を示している。
このPTPカセット10は(図1〜図3参照)、多数のPTP包装剤をそれぞれは横にして縦に積み重ねて整列収納するとともに最下のPTP包装剤から前方へ順次排出するために、PTP包装剤の整列収納空間を囲う上部の整列収納部20〜60と、最下のPTP包装剤を前送りする下部の順次排出機構70と、順次排出機構70にて送り出されたPTP包装剤の上面に当接してそのPTP包装剤の上昇を抑制する前端上昇抑制部材48と、順次排出機構70にて送り出されたPTP包装剤が複数枚重なっていたときにはその複数枚のPTP包装剤等を上下に分ける上下仕分部80と、を具備している。
それらのうち、整列収納部20〜60と順次排出機構70は基本装備であるが、前端上昇抑制部材48と上下仕分部80は、それぞれ、前板ユニット40と順次排出機構70に対して着脱可能になっていて、使用状況等に応じて選択的に装着されるものである。
整列収納部20〜60は、整列収納空間の左側を画する左側板ユニット20と、整列収納空間の前側を画する前板ユニット40と、この前板ユニット40を左右から支持する左基端前板支持ユニット30及び右基端前板支持ユニット60と、整列収納空間の右側を画する右側板ユニット50とを具備している。
左側板ユニット20と右側板ユニット50は、何れも順次排出機構70の上面に立設されるが、立設位置が左右に分かれるので、両者の間隙にて整列収納空間の横幅が決まるようになっている。左側板ユニット20も右側板ユニット50も順次排出機構70に対する立設位置がネジ止めのやり直しで左右方向に変更できるので、整列収納空間は横幅を最大横幅Wx(図2(a)参照)から最小横幅Wn(図3(a)参照)の間で連続的に調節しうるものである。また、前板ユニット40の支持位置もネジ止め穴の選択で前後方向に変更できるので、整列収納空間は前後の長さを最大長Lx(図2(b)参照)から最小長Ln(図3(b)参照)の間で段階的に調節しうるものである。さらに、(図1〜図3参照)、整列収納空間の内底は、左側板ユニット20の下端部の左内底部材25と右側板ユニット50の下端部の右内底部材55と順次排出機構70の順次排出機構筐体71の上面の一部とで画されるが、上面と背面がPTP包装剤を入れるために解放されている。
順次排出機構70は、整列収納空間に積み上げられたPTP包装剤のうち最下のPTP包装剤に左右の内底部材25,55の間隙の所で可動部材74を接触させて前進させることで、最下のPTP包装剤を前板ユニット40の下方の排出口47から前方へ送り出すことができるものであり、具体的には、既述した従来の後端当接タイプでも突起部当接タイプでも平坦面摩擦タイプでも或いは他のタイプでも良いので、図では、上面にネジ穴72,73の形成された順次排出機構筐体71と、その上面中央の溝内を後方から前方へ走行する鈎爪状の可動部材74と、付設の排出センサ75とを簡略表示し、内蔵の又は外付けの電動モータや制御用コントローラなど細部の説明は割愛する。
左側板ユニット20は、縦置き平板状体からなる左側板本体21と、横置き平板状体からなる左内底部材25と、立設位置左右方向固定用ネジ27,27とを具備したものであり、左側板本体21と左内底部材25は、一枚の板体を折り曲げ加工したものでも別部材を連結したものでも良いが、左内底部材25が左側板本体21の下端部から右方へ延びて整列収納空間の内底の左側部分を成すものとなっている。左内底部材25には前側にも後側にも左右に長い立設位置左右方向可変用長穴26,26が形成されており、これらの長穴26,26に挿通させた立設位置左右方向固定用ネジ27,27を順次排出機構筐体71のネジ穴72,72に螺合させることで、左側板ユニット20が順次排出機構70に対して立設されるとともに、その左右方向の立設位置が変更可能なものとなる。
しかも、左内底部材25の立設位置左右方向可変用長穴26の長さが、整列収納空間の横幅を順次排出機構70より狭めることも広げることも可能なように、十分長くなっている。これにより、順次排出機構70に対する左側板ユニット20の立設位置が、より具体的には順次排出機構筐体71の左端に対する左側板本体21の左右方向位置が、順次排出機構筐体71の左端の左右に及ぶ範囲内で連続的に変更しうるようになっている。
また、左側板本体21には、次に詳述する左基端前板支持ユニット30の左側の基端を上下2カ所で取り付けるための支持位置前後上下方向可変用穴23,24が形成されているが、上側の支持位置前後上下方向可変用穴23も、下側の支持位置前後上下方向可変用穴24も、左側板ユニット20に対する左基端前板支持ユニット30の取付位置を前後方向ばかりか上下方向にも段階的に変更可能とするために、図示の例では前後に5カ所かつ上下に3カ所の計15カ所に、多数列設されている。
左基端前板支持ユニット30は、左側板本体21の右面に取り付けられる前板支持基端部31と、前板支持基端部31から右方へ延びている上下2本の前板支持延伸部32,32と、支持位置前後上下方向可変用穴23,24に螺合して前板支持基端部31を左側板本体21に固定する支持位置前後方向固定用ネジ35,35と、前板ユニット40を取り付けるための支持位置左右方向固定用ネジ34,34とを具備している。前板支持延伸部32には左右に長い支持位置左右方向可変用長穴33が形成されており、この長穴33に挿通させた支持位置左右方向固定用ネジ34を後述の前板ユニット40のネジ穴43に螺合させることで、前板ユニット40が左基端前板支持ユニット30ひいては左側板ユニット20によって順次排出機構70の上方に支持されるとともに、その左右方向の支持位置が変更可能なものとなる。支持位置左右方向可変用長穴33の長さは、上述の立設位置左右方向可変用長穴26の機能維持のため、それと同じかそれより長くなっている。
右側板ユニット50は、縦置き平板状体からなる右側板本体51と、横置き平板状体からなる右内底部材55と、立設位置左右方向固定用ネジ57,57とを具備したものであり、右側板本体51と右内底部材55は、一枚の板体を折り曲げ加工したものでも別部材を連結したものでも良いが、右内底部材55が右側板本体51の下端部から左方へ延びて整列収納空間の内底の右側部分を成すものとなっている。右内底部材55には前側にも後側にも左右に長い立設位置左右方向可変用長穴56,56が形成されており、これらの長穴56,56に挿通させた立設位置左右方向固定用ネジ57,57を順次排出機構筐体71のネジ穴73,73に螺合させることで、右側板ユニット50が順次排出機構70に対して立設されるとともに、その左右方向の立設位置が変更可能なものとなる。
しかも、右内底部材55の立設位置左右方向可変用長穴56の長さが、整列収納空間の横幅を順次排出機構70より狭めることも広げることも可能なように、十分長くなっている。これにより、順次排出機構70に対する右側板ユニット50の立設位置が、より具体的には順次排出機構筐体71の右端に対する右側板本体51の左右方向位置が、順次排出機構筐体71の右端の左右に及ぶ範囲内で連続的に変更しうるようになっている。
また、右側板本体51には、次に詳述する右基端前板支持ユニット60の右側の基端を上下2カ所で取り付けるための支持位置前後上下方向可変用穴53,54が形成されているが、上側の支持位置前後上下方向可変用穴53も、下側の支持位置前後上下方向可変用穴54も、右側板ユニット50に対する右基端前板支持ユニット60の取付位置を前後方向ばかりか上下方向にも段階的に変更可能とするために、図示の例では前後に5カ所かつ上下に3カ所の計15カ所に、多数列設されている。
右基端前板支持ユニット60は、右側板本体51の左面に取り付けられる前板支持基端部61と、前板支持基端部61から左方へ延びている上下2本の前板支持延伸部62,62と、支持位置前後上下方向可変用穴53,54に螺合して前板支持基端部61を右側板本体51に固定する支持位置前後方向固定用ネジ65,65と、前板ユニット40を取り付けるための支持位置左右方向固定用ネジ64,64とを具備している。前板支持延伸部62には左右に長い支持位置左右方向可変用長穴63が形成されており、この長穴63に挿通させた支持位置左右方向固定用ネジ64を後述の前板ユニット40のネジ穴44に螺合させることで、前板ユニット40が右基端前板支持ユニット60ひいては右側板ユニット50によって順次排出機構70の上方に支持されるとともに、その左右方向の支持位置が変更可能なものとなる。支持位置左右方向可変用長穴63の長さは、上述の立設位置左右方向可変用長穴56の機能維持のため、それと同じかそれより長くなっている。
前板ユニット40は、整列収納空間に積み上げられた多数のPTP包装剤を最下のもの以外は前端当接にて整列収納空間内にとどまらせるための前板本体41と、前板本体41を排出口47の上方に支持するのを当接用の後面に影響なく前方からネジ止めにて行えるよう前板本体41の前面に付設された前板前面肉厚部42と、排出中のPTP包装剤の跳ね上がりを防止するために前板本体41の下端部を前方へ折り曲げた排出ガイド46の所で前板本体41に上下位置調整可能な状態で装着されて排出口47の開度を加減する調整部材としての可撓性留具45とを具備している。
前板前面肉厚部42には、前板ユニット40を左基端前板支持ユニット30にて支持する際に支持位置左右方向固定用ネジ34,34を螺合させるネジ穴43,43と、前板ユニット40を右基端前板支持ユニット60にて支持する際に支持位置左右方向固定用ネジ64,64を螺合させるネジ穴44,44とが、形成されているが、それらのネジ穴43,44,43,44の高さ位置がそれぞれ左右の側板ユニット20,50における支持位置前後上下方向可変用穴53,23,54,24の高さ位置に対応していて、それらの高低順に基づいて左基端前板支持ユニット30の前板支持延伸部32と右基端前板支持ユニット60の前板支持延伸部62とが前板ユニット40の前面に沿って縦方向に交互配置されている(図2(d),図3(d)参照)。
また(図1参照)、最も高い位置に形成されている支持位置前後上下方向可変用穴53よりも次に高い支持位置前後上下方向可変用穴23は少し後方の位置に形成されており、その次に高い支持位置前後上下方向可変用穴54はもう少し後方の位置に形成されており、最も低い支持位置前後上下方向可変用穴24は更に後方の位置に形成されているため、前板ユニット40の前板本体41が鉛直面から前方へ傾斜したものとなっており、さらに、その前板本体41の後面と、右側板ユニット50の右内底部材55及び左側板ユニット20の左内底部材25さらには順次排出機構筐体71の上面とのなす角度θが、鈍角になっている(図2(b),図3(b)参照)。
上下仕分部80は(図1,図7参照)、概ね公知なので(特許文献12の拡張部を参照)、ここでは簡潔に説明するが、順次排出機構70に着脱するための図示しない係合部材を具備した板枠と、その板枠に左右両端を固着された水平な支持梁84と、支持梁84の上面に装着された留置センサ83と、支持梁84の中央に装着されて排出口47の前方に位置する仕分部材81と、仕分部材81の上方に設けられた回転輪を主体とする上側落下遅延部材82と、上側落下遅延部材82の回転駆動を行う図示しない電動モータとを具備している。
上下仕分部80を順次排出機構70と一体化させても良いが、この例では、剤種や運用の変更などに柔軟に対応できるよう着脱自在になっており、上下仕分部80は、順次排出機構70に対して図示しない例えばフックやネジ等の係合部材にて取り付けられ、更に必要であれば適宜なロック部材等にて固定されるようになっている。
そして、順次排出機構70に装着された上下仕分部80は、排出口47の前方に位置して、PTP包装剤が複数枚重なって排出口47から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤を上下に分けるものとなる。
仕分部材81は、公知品と同様、順次排出機構70寄りの後端が尖っている鋭角な楔状に形成されていて、その後端に連なる上下の斜面を具備している。やはり公知品と同様、上側落下遅延部材82は、PTP包装剤を仕分部材81の上に一旦留め置きその後で必要が生じてから回転を再開してPTP包装剤を前方へ送り出すことにより、仕分部材81の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出するようになっており、留置センサ83は、仕分部材81の上に分けられて来たPTP包装剤を検出するようになっている。 ただし、公知品と異なり、上側落下遅延部材82が、仕分部材81のうち後端に連なる斜面と対向する位置に配置されているので、その対向部位にPTP包装剤を挟んでもPTP包装剤の姿勢を乱したり急変させたりしないものとなっている。
前端上昇抑制部材48は(図1,図7参照)、排出口47から前方に出てきたPTP包装剤の上面に当接してPTP包装剤を整列収納部20〜60の内底のうち前板ユニット40や整列収納空間より前方に位置する部分に押し付けることによりPTP包装剤の上昇を抑制するために、排出口47と仕分部材81との間に設けられた可動部材からなり、PTP包装剤が排出口47から出てくる前は整列収納部20〜60の内底に軽く当接しており、PTP包装剤が排出口47から出てくるとそれに応じて当接部が上昇することにより、PTP包装剤に対して上昇抑制の付勢力を作用させるようになっている。
しかも、この例の前端上昇抑制部材48は、そのような機能を簡素かつ安価な部材にて具現化するために、例えばポリプロピレン等の可撓性部材からなるシートから打ち抜きや切り取り等で作られ、固定端部(基端部)と自由端部(先端部)とを有した片持梁状部材になっている。固定端部は、着脱自在な例えば磁石やクリップ或いは面ファスナ等で前板ユニット40の下端部の排出ガイド46に固定されており、自由端部は排出ガイド46の下向き傾斜に基づいて又は固定端部の傾斜装着に基づいて固定端部の斜め下方に位置するので自由状態では整列収納部20〜60の内底の前側部分に接するものとなっている。また、大きな曲げモーメントの作用する固定端部に比べて小さな曲げモーメントしか自由端部には作用しないので、図示の例では、自由端部の中央を切り欠いて、自由端部を曲げ変形しやすくしている。
この実施例1のPTPカセットについて、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。PTPカセット10に上下仕分部80も前端上昇抑制部材48も装着しない第1段階と、PTPカセット10に上下仕分部80を装着して前端上昇抑制部材48を装着した第2段階と、PTPカセット10に上下仕分部80も前端上昇抑制部材48も装着した第3段階とに分けて、その順に説明する。
先ず、第1段階では、基本課題の解決状況の例示のため、上下仕分部80も前端上昇抑制部材48も装着しない状態でPTPカセット10が使用される。図4,図5は、何れも、(a)が平面図、(b)が左側板ユニット20を外した状態の左側面図、(c)が背面図、(d)が正面図である。そのうり、図4は、最大のPTP包装剤92を整列収納した状態を示し、図5は、最小のPTP包装剤94を整列収納した状態を示している。
取扱対象のPTP包装剤92,94は、何れも、略長方形状のシート状包装剤の代表例であり、既述したように、幾つかの薬剤を一枚のシートに区分収納している。PTP包装剤92,94の片面(図示の例では下面)には、薬剤収納用のポケット(中空突部)が縦横に並んで形成されており、他面(図示の例では上面)は、ポケット封止紙を貼られて平面になっている。横幅も長さもPTP包装剤92の方がPTP包装剤94より大きく、例えば、PTP包装剤92は、横幅が整列収納空間の最大横幅Wxより少し短く、長さが整列収納空間の最大長Lxより少し短い。これに対し、PTP包装剤94は、横幅が整列収納空間の最小横幅Wnよりも短く、長さが整列収納空間の最小長Lnよりも短い。
PTP包装剤92やPTP包装剤94を整列収納して逐次排出するPTPカセット10を取扱量に応じてそれぞれ一つずつ又は複数個を採択したら、各PTPカセット10について整列収納空間を該当PTP包装剤のサイズに適合させる調整作業を行う。
その作業手順の一例を述べると、立設位置左右方向固定用ネジ27,27と支持位置左右方向固定用ネジ34,34を一時的に緩めて左側板ユニット20の順次排出機構70に対する立設位置を左右に変更するとともに、立設位置左右方向固定用ネジ57,57と支持位置左右方向固定用ネジ64,64を一時的に緩めて右側板ユニット50の順次排出機構70に対する立設位置を左右に変更することにより、整列収納空間と排出口47の横幅を該当PTP包装剤の横幅より少しだけ広くしておく。
また、支持位置前後方向固定用ネジ35,35,65,65を一時的に支持位置前後上下方向可変用穴23,24,53,54から抜いて前板ユニット40の支持位置を前後および上下に変更することにより、整列収納空間の長さを該当PTP包装剤の長さより少しだけ長くしておくとともに、排出口47の高さを該当PTP包装剤の厚みに近づけておき、それから可撓性留具45の高さを微調整して排出口47の高さも固定する。
このようにして整列収納空間を該当PTP包装剤に適合させる調整作業は、前板ユニット40の支持位置調整と右側板ユニット50の立設位置調整と左側板ユニット20の立設位置調整とを実施する順序に制約が無いので、気楽に作業することができる。
そして、大きなPTP包装剤92を取り扱うPTPカセット10については整列収納空間の横幅を最大横幅Wxに調整するとともに整列収納空間の長さを最大長Lxに調整しておき(図2参照)、それから、そのPTPカセット10の整列収納空間にPTP包装剤92を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させる(図4参照)。
また、小さなPTP包装剤94を取り扱うPTPカセット10については整列収納空間の横幅を最小横幅Wnに調整するとともに整列収納空間の長さを最小長Lnに調整しておき(図3参照)、それから、そのPTPカセット10の整列収納空間にPTP包装剤94をやはり各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させる(図5参照)。
その際、PTP包装剤92又はPTP包装剤94をPTPカセット10の後上方の解放部から左側板本体21と右側板本体51との間に落としながら前へ押し込むようにして積み上げ、積み上げ途中や積み上げ後の適宜なタイミングで収納済みPTP包装剤の後端を軽く押してPTP包装剤の前端を前板本体41に当接させると、整列状態が安定するが、整列収納対象・補充対象がPTP包装剤92であれPTP包装剤94であれ(図4,図5参照)、上層部のPTP包装剤については、後端部が左右の側板ユニット20,50の切欠22,52の間に来ていて、後方と上方に加えて左右まで解放されているので、整列収納作業が遣りやすい。
こうして、PTPカセット10にPTP包装剤が整列収納されるとともに、そのPTPカセット10が単独型であれば電源が投入されると、またPTPカセット10が組込型であれば図示しないPTP払出装置の前下がり棚の上にセットされると、PTP包装剤の逐次排出の準備が整う。そして、そのPTPカセット10に図示しない内蔵の或いは上位の制御装置の自動制御や調剤者の手動操作にて排出指示が出ると、それに応じて順次排出機構70が順次排出動作を行い、最下のPTP包装剤が左右の内底部材25,55の上面に沿って横送りされて排出口47から前方へ排出される。
このときも、そして最下のPTP包装剤が抜けて二番目以降のPTP包装剤が内底部材25,55の上へ落下するときも、PTP包装剤は、何れも、左右の側板本体21,51によって横ずれを規制されるので、整列収納状態を安定維持する。
また、最下のPTP包装剤が排出口47を通過するときに、二番目以降のPTP包装剤が例え最下のPTP包装剤に引きずられかけたとしても、前板本体41と内底部材25,55との角度θが鈍角になっているため、二番目以降のPTP包装剤は、前板本体41や可撓性留具45に乗り上げるような向きに進もうとして、排出口47から上方へ離れるので、最下のPTP包装剤と一緒に他のPTP包装剤も排出口47から排出されてしまうという不所望な二枚出しが的確に防止される。
次に、第2段階では、更なる技術課題の例示のため、上下仕分部80だけを装着して前端上昇抑制部材48は装着しない状態でPTPカセット10が使用される。
図6は、(a),(b)、何れも、左側板ユニット20を外した状態の左側面図であって、最小のPTP包装剤94を整列収納した状態を示している。
この場合、上下仕分部80が装着されているので、PTPカセット10が二枚通過許容タイプのものとなっている。PTP包装剤94が表裏を揃えて整列収納されていて一枚ずつ排出される状況でも(図5参照)、二枚のPTP包装剤94,94が表裏面を上下反転させ而も突起部を間隙に嵌め込んでPTP包装剤一枚分の厚みのところにすっぽり収まって整列収納されていて二枚ずつ排出される状況でも(図6参照)、前板ユニット40が順次排出機構70の前端ひいては仕分部材81の後端の近くに在れば(図4参照)、仕分部材81の上下仕分けと上側落下遅延部材82の一時留置とによって、不都合なくPTP包装剤94を逐次排出することができる(特許文献12参照)。
これに対し、前板ユニット40が順次排出機構70の前端ひいては仕分部材81の後端から離れた状態になっているPTPカセット10では、二枚のPTP包装剤94,94が表裏面を上下反転させ而も突起部を間隙に嵌め込んでPTP包装剤一枚分の厚みのところにすっぽり収まって整列収納されていると(図6(a)参照)、最下のPTP包装剤94と下から二番目のPTP包装剤94とが二枚一緒に排出口47から排出されたときに(図6(b)参照)、その二枚組のPTP包装剤94,94の姿勢が乱れ勝ちで、特に二枚組のPTP包装剤94,94の前端(図では右端)が浮き上がりやすい。
この二枚組のPTP包装剤94,94の前端の浮上量は、前板ユニット40と仕分部材81との離隔距離に応じて増加する傾向にあり、二枚組のPTP包装剤94,94の前端が仕分部材81の後端位置に至る前に二枚組のPTP包装剤94,94に対する前板ユニット40の押さえが無くなる状況で最も大きくなる。また、その浮上量は不安定で変動しやすいため、しばしば、二枚組のPTP包装剤94,94の前端が仕分部材81の後端より高く浮上する。そうすると、二枚とも仕分部材81の上へ送り込まれるので、上下仕分部80の上下仕分機能が損なわれる。
最後に、第3段階では、更なる技術課題の解決状況の例示のため、上下仕分部80に加えて前端上昇抑制部材48も装着した状態でPTPカセット10が使用される。
図7,図8は、(a),(b)、何れも、左側板ユニット20を外した状態の左側面図であって、最小のPTP包装剤94を整列収納した状態を示している。
この段階では、上述した第2段階での不都合を無くすために上下仕分部80だけでなく前端上昇抑制部材48も装備されるが、前端上昇抑制部材48は、着脱自在なので、長さや,幅,厚みといった形状の異なる幾つかを予め用意しておくのが望ましい。そうすれば、前板ユニット40と仕分部材81との離隔距離やPTP包装剤94の厚み等に応じて使い分けることができるので、なるべく仕分部材81寄りの所で自由端部にてPTP包装剤94,94を軽く押さえるものを選定して使用するのが良い。また、例えばスライドや継ぎ足し等で前端上昇抑制部材48の長さを調整可能にしておけば、予め用意しておく種類や個数が少なくて済む。さらに、曲がり癖のあるPTP包装剤94などに対しては、前端上昇抑制部材48を重ねて装着する等のことにより、付勢力を強化すると良い。
この第3段階でも、上述した第3段階と同じくPTPカセット10が二枚通過許容タイプなので、PTP包装剤94を整列収納部20〜60に整列収納する際には、二枚のPTP包装剤94,94が表裏面を上下反転させ而も突起部を互いの間隙に嵌め込んでPTP包装剤一枚分の厚みに収まっているものを各々は横にして上下に積み重ねる(図7(a)参照)。もっとも、多くのPTP包装剤がそのような整列収納状態で束ねられてから更にピロー包装や箱詰めされて提供されているので、その場合、整列収納作業は迅速かつ容易に行えることとなる。
この状態からPTP包装剤94を一つずつ排出させるときには、図示しない制御回路に排出の指令や指示を与えて、順次排出機構70に二枚組のPTP包装剤94,94の排出動作を行わせ(図7(b)参照)、上下仕分部80の上下仕分機能によって下側のPTP包装剤94を仕分部材81の下方へ落下排出させるとともに(図8(a)参照)、上側のPTP包装剤94を上側落下遅延部材82にて仕分部材81の上に一旦留め置かせる。それから、PTP包装剤94の排出がもう一つ必要になったときに(図8(b)参照)、上側落下遅延部材82に一時留置中のPTP包装剤94を放出させる。なお、仕分部材81の上に送り込まれたPTP包装剤94は留置センサ83で検出され、仕分部材81の下に送り込まれたPTP包装剤94は排出センサ75で検出される。
このとき、可動部材74によって排出口47から前へ送り出された二枚組のPTP包装剤94,94に着目すると(図7参照)、排出口47を通過中は排出ガイド46によって上面の高さを規制されながら、前端が斜めの前端上昇抑制部材48と整列収納空間の内底との間に割り込むため、前端上昇抑制部材48を少しずつ押し上げながら、その下へ潜り込むようして内底に沿って前進するので、後半部や中央部ばかりか前端部も浮き上がりが抑制される。しかも、その前端上昇抑制部材48の先端部による二枚組のPTP包装剤94,94の上面に対する押さえが、二枚組のPTP包装剤94,94が排出口47を抜け出てからも継続されるので、二枚組のPTP包装剤94,94が確実に仕分部材81に向かって進む。さらに、二枚組のPTP包装剤94,94の前端が仕分部材81の後端に到達しても、上述した上面の押さえが継続されるので、排出口47から送り出された二枚組のPTP包装剤94,94が確実に仕分部材81の所で上下に一枚ずつ分かれる。
最後に、上下仕分部80の幅を調整可能とした例を、図9を引用して、説明する。図9は、(a)が左側板ユニット20を外したPTPカセット10の左側面図、(b)が更に左板枠85も外したPTPカセット10の左側面図、(c)〜(e)が、何れも、上下仕分部80の正面図と、右板枠87を外した上下仕分部80を右斜め上から見下ろした斜視図とである。また、同図(a)〜(c)は幅狭の上下仕分部80に係り、(d),(e)は幅広の上下仕分部80に係る。さらに、同図(d)は横二列ポケット(区分収納用の突起部が横に偶数列)のPTP包装剤に係り、(e)は横三列ポケット(突起部が横に奇数列)のPTP包装剤に係る。
上下仕分部80の横幅(内幅)は、整列収納空間の横幅をなす左側板本体21と右側板本体51との内幅のように緻密に調整する必要が無く、最大のPTP包装剤92から最小のPTP包装剤94まで通過させることができる最大横幅Wx以上であれば固定されていてもPTP包装剤の仕分と排出には不都合がないが、整列収納空間の横幅が順次排出機構筐体71の横幅より狭く調整された複数のPTPカセット10を稠密に並べたい場合などには上下仕分部80の横幅が可変調整しうるのが望ましい。
ここでは、上下仕分部80の横幅が広狭切替可能な簡便な一例を述べる。
仕分部材81を支持する支持梁84は(図9(a)〜(c)参照)、横方向の長さが順次排出機構筐体71の横幅より少し短いものであって、左端が左板枠85にネジ等で取り付けられるとともに、右端が右板枠87にやはりネジ等で取り付けられる。順次排出機構筐体71の左側面にネジ等で取り付けられた左係合板86にて左板枠85が支持され、順次排出機構筐体71の右側面にネジ等で取り付けられた右係合板88にて右板枠87が支持されることで、仕分部材81も、上側落下遅延部材82も、排出口47や前端上昇抑制部材48の前方に位置するものとなっている。この状態では、上下仕分部80の横幅(内幅)が狭いので、最小のPTP包装剤94からそれより少し大きめのPTP包装剤までに取扱対象が限られるが、複数カセットの稠密配置が可能である。
これに対し、左板枠85と左係合板86と右板枠87と右係合板88とを幅広対応のものに交換して、左板枠85と右板枠87との間を最大横幅Wx以上にすると(図9(d),(e)参照)、最大のPTP包装剤92でも取り扱うことができる。支持梁84も横長のものに替えても良いが、適宜なナット89をスペーサとして用いることで、支持梁84も広狭両タイプに共用することができる。
しかも、取扱対象のPTP包装剤が横二列ポケットで横方向におけるポケット間隙が中央に位置している場合にはナット89を支持梁84の両端に分散付設し(図9(d)参照)、取扱対象のPTP包装剤が横三列ポケットで横方向におけるポケット間隙が中央に位置していない場合にはナット89を支持梁84の片端に集中付設する(図9(e)参照)、といった簡便な対処方で各種のPTP包装剤に適合させることができる。
[その他]
上記実施例では、二枚通過許容下でも逐次排出を維持するために、仕分部材81で上下に分けたPTP包装剤を一旦留め置いてから放出する落下遅延部材として、仕分部材81の上方に設けられて仕分部材81の上に分けられて来たPTP包装剤を一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材82だけが設けられていたが、それに代えて又はそれに加えて、仕分部材81の下方に設けられて仕分部材81の下に分けられて来たPTP包装剤を一旦留め置いてから放出する下側落下遅延部材が設けられていても良い。
上記実施例では、排出センサ75として順次排出機構70の前端に設けられた反射式フォトセンサを図示したが、排出センサ75は、設置箇所が排出経路の下に限られるもので無く、排出経路の上方に設けたものでも良く、排出経路を上下から挟んで透過光の遮断にて排出を検出するものでも良い。
上記実施例では、PTPカセット10の内底が水平になっていたが、単体で前下がり傾斜していても良く、PTP払出装置に搭載されて前下がり傾斜するようにしても良い。
本発明のPTPカセットは、PTP払出装置に一つ又は複数組み込んで使用される他、単体で使用することもできる。
10…PTPカセット、
20〜60…整列収納部、
20…左側板ユニット、
21…左側板本体、22…切欠、
23,24…支持位置前後上下方向可変用穴、25…左内底部材、
26…立設位置左右方向可変用長穴、27…立設位置左右方向固定用ネジ、
30…左基端前板支持ユニット、
31…前板支持基端部、32…前板支持延伸部、33…支持位置左右方向可変用長穴、
34…支持位置左右方向固定用ネジ、35…支持位置前後方向固定用ネジ、
40…前板ユニット、
41…前板本体、42…前板前面肉厚部、43,44…ネジ穴、
45…可撓性留具、46…排出ガイド、47…排出口、48…前端上昇抑制部材、
50…右側板ユニット、
51…右側板本体、52…切欠、
53,54…支持位置前後上下方向可変用穴、55…右内底部材、
56…立設位置左右方向可変用長穴、57…立設位置左右方向固定用ネジ、
60…右基端前板支持ユニット、
61…前板支持基端部、62…前板支持延伸部、63…支持位置左右方向可変用長穴、
64…支持位置左右方向固定用ネジ、65…支持位置前後方向固定用ネジ、
70…順次排出機構、
71…順次排出機構筐体、72,73…ネジ穴、74…可動部材、75…排出センサ、
80…上下仕分部、
81…仕分部材、82…上側落下遅延部材、
83…留置センサ(上側検出部材)、84…支持梁、
85…左板枠、86…左係合板、87…右板枠、88…右係合板、89…ナット、
92,94…PTP包装剤

Claims (5)

  1. 薬剤をシートに区分収納したPTP包装剤またはそれと等価なシート状包装剤であるPTP包装剤等を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する整列収納部と、前記PTP包装剤等のうち最下のものに前記整列収納部の内底で可動部材を接触させて前進させる順次排出機構とを備えていて、前記PTP包装剤等を下から順に横送りして前記整列収納部の排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、
    前記PTP包装剤等が複数枚重なって前記排出口から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤等を上下に分ける仕分部材が、前記排出口の前方に設けられており、
    前記整列収納部が、前記排出口の上方に位置する前板と、左右に分かれてそれぞれ前記順次排出機構に立設された左側板および右側板とを具備したものであって、前記前板の前後方向の立設位置を変更しうるようになっており、
    固定端部と自由端部とを有する可撓性部材からなる前端上昇抑制部材が設けられ、前記固定端部が前記前板の下端部に着脱自在なものであり、前記固定端部が前記前板の下端部に固定されると、前端上昇抑制部材が前記排出口と前記仕分部材との間に位置することにより前記PTP包装剤等のうち前記排出口から前方に出てきたものの上面に当接して上昇を抑制するようになっていることを特徴とするPTPカセット。
  2. 前記前板の前後方向の位置変更により前記左側板および前記右側板の後端に対する前記前板の位置を調整しうるようになっていることを特徴とする請求項1記載のPTPカセット。
  3. 前記整列収納部が、前記左側板から右方へ延びていて前記前板を支持する左基端前板支持部材と、前記右側板から左方へ延びていて前記前板を支持する右基端前板支持部材とを具備したものであり、前記左基端前板支持部材も前記右基端前板支持部材も前記前板に対する左右方向の支持位置を変更しうるようになっており、前記左側板も前記右側板も前記順次排出機構に対する左右方向の立設位置を変更しうるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたPTPカセット。
  4. 前記左側板がその下端部から右方へ延びて前記内底の左側部分を成す左内底部材を具備したものであり、前記右側板がその下端部から左方へ延びて前記内底の右側部分を成す右内底部材を具備したものであり、前記左内底部材が前記順次排出機構に対する前記左側板の立設位置変更を前記順次排出機構の左端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記右内底部材が前記順次排出機構に対する前記右側板の立設位置変更を前記順次排出機構の右端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記左基端前板支持部材と前記右基端前板支持部材とが前記前板の前面に沿って縦方向に交互配置されていることを特徴とする請求項3記載のPTPカセット。
  5. 前記仕分部材が、後端の尖った楔状に形成されていて、前記後端に連なる上下の斜面を具備したものであり、
    前記仕分部材の上方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材と、前記仕分部材の下方に設けられて前記PTP包装剤等のうち前記仕分部材の下に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する下側落下遅延部材とのうち、何れか一方または双方が設けられており、
    この落下遅延部材が、前記仕分部材の前記斜面との対向位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載されたPTPカセット。
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