JP6075717B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、本体とリモコンの間で無線信号を送受信する無線通信システムに関する。
従来、2つの無線機の間で無線信号を送受信する無線通信システムとして特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載されている従来システムでは、各無線局が間欠的に受信回路を起動して所望の無線信号(他の無線局が送信した無線信号)を受信できるか否かをチェックし、当該無線信号が捉えられなければ直ちに受信回路を停止して待機状態に移行することで平均消費電力を大幅に低減している。
しかしながら、上述のように間欠受信動作を行うと、本来受信しなければならない無線信号を受信するタイミングが受信回路の間欠受信間隔の分だけ遅延することになる。したがって、消費電力の低減を目的として単純に間欠受信間隔を伸ばすことはできない。
特開2008−176515号公報
そこで本発明者は、受信回路が起動するタイミングを学習し、受信回路の起動のタイミングに合わせて無線信号を送信する無線通信システムを開発した。
しかしながら、間欠受信間隔の周期をカウントするリモコンに設置されたタイマは、カウントに必ず僅かな誤差が生じるため、受信回路の起動タイミングに合わせて指令信号を送信していたタイミングが徐々にずれてしまう。そして、その誤差の積み重ねにより、受信回路の起動タイミングと送信タイミングとがずれ、受信回路が停止している誤ったタイミングで所定の無線信号を送信してしまい、受信回路が信号を受信できず、無駄なエネルギーを消費してしまうといった新たな問題が生じた。
本発明は前記事情にて鑑みて為されたものであり、その目的は、間欠受信間隔をカウントするタイマの誤差の積み重ねに起因した、送信部の無駄な通信を防ぐことができ、省電力にて動作する無線通信システムを提供することにある。
本発明の態様の1つは、本体とリモコンの間で無線信号を送受信する無線通信システムであって、使用者の操作に基づく指令信号を送信するリモコン送信部と、前記リモコン送信部の動作に基づいて駆動され、前記本体から送信されてきた受信完了信号を受信するリモコン受信部と、前記リモコン送信部と前記リモコン受信部との動作を制御するリモコン通信制御部と、を備えたリモコンと、前記リモコンから送信されてきた前記指令信号を受信する本体受信部と、前記本体受信部が前記指令信号を受信すると、受信完了信号を前記リモコンへ送信する本体送信部と、前記本体受信部と前記本体送信部との動作を制御する本体通信制御部と、を備えた本体と、を有し、前記リモコン通信制御部は、前記受信完了信号を前記リモコン受信部が受信するまで前記リモコン送信部を駆動し、前記本体通信制御部は、前記本体受信部を所定の周期で間欠的に駆動する無線通信システムにおいて、前記リモコンは、前記周期の1周期分を所定のフレーム数に分割しカウントを繰り返すリモコンタイマ手段を備え、前記リモコン通信制御部は、前記リモコン受信部が前記受信完了信号を受信した時点の前記リモコンタイマ手段におけるフレーム値を目標フレーム値として記憶し、その後、使用者の操作が発生してから前記目標フレーム値より規定数だけ前のフレームに前記リモコンタイマ手段のカウントが達すると前記リモコン送信部を駆動することを特徴とする無線通信システムである。
従って、リモコンは受信完了信号を受信するまでリモコン送信部を駆動することで、本体部への受信ミスを防いでいるが、リモコン受信部が受信完了信号を受信した時点をフレーム値として記憶することで、目標フレーム値は本体受信部が駆動するタイミングに設定されるので、リモコン通信制御部は常に本体受信部の駆動するタイミングで所定の指令信号を送信でき、受信完了信号をリモコン受信部が受信すればリモコン送信部を停止するので、リモコン送信部の駆動時間を短くでき、リモコン送信部の消費電力を抑えて動作させることができる。また、本体受信部の駆動するタイミングが目標フレーム値より前にずれたとしても、無駄なエネルギーを消費しない。
また、本発明の選択的な態様においては、前記リモコンは、前記リモコン通信制御部に接続された電力ラインを介して前記リモコン通信制御部に電力を供給する内部電源又は外部電源と、前記内部電源又は外部電源からの電力供給を制御するリモコン制御部と、を有し、前記リモコン制御部は、前記リモコン通信制御部から前記リモコン受信部が受信完了信号を受信したことを判断し、前記内部電源又は前記外部電源に基づいて、前記リモコン受信部が受信完了信号を受信した時点から、前記内部電源又は前記外部電源からの電力供給が停止するまでの時間の長さを変更し、前記リモコン通信制御部は、その時間の長さに基づいて、前記内部電源か前記外部電源かを判断し、前記リモコン通信制御部に記憶された複数の制御方法から何れか1つの制御方法を選択できることを特徴とする無線通信システムである。
従って、リモコン通信制御部は、既存の電源ラインの情報から電源が内部電源であるか外部電源であるかを判断できるので、電源の種別情報を伝達する通信ラインが不要であり、それぞれの電源にあった最適な制御方法を選択することができる。
また、本発明の選択的な態様においては、前記本体は、前記本体通信制御部に接続された電力ラインを介して前記本体通信制御部に電力を供給する内部電源又は外部電源と、前記内部電源又は外部電源からの電力供給を制御する本体制御部と、を有し、前記本体制御部は、前記本体通信制御部から前記本体送信部が受信完了信号を送信したことを判断し、前記内部電源又は前記外部電源に基づいて、前記本体送信部が受信完了信号を送信した時点から、前記内部電源又は前記外部電源からの電力供給が停止するまでの時間の長さを変更し、前記本体通信制御部は、その時間の長さに基づいて、前記内部電源か前記外部電源かを判断し、前記本体通信制御部に記憶された複数の制御方法から何れか1つの制御方法を選択できることを特徴とする無線通信システムである。
従って、本体通信制御部は、既存の電源ラインの情報から電源が内部電源であるか外部電源であるかを判断できるので、電源の種別情報を伝達する通信ラインが不要であり、それぞれの電源にあった最適な制御プログラムを選択することができる。
また、本発明の選択的な態様においては、前記本体通信制御部は、前記本体通信制御部への電力供給が外部電源の場合、前記本体受信部を常に駆動し、内部電源の場合、前記本体受信部を所定の周期で間欠的に駆動し、前記リモコン通信制御部は、前記受信完了信号を前記リモコン受信部が受信するまで間欠的に前記指令信号を前記リモコン送信部に送信させる無線通信システムにおいて、前記リモコン通信制御部は、前記リモコンと前記本体との間で所定回数通信が完了する間、前記受信完了信号を受信するまでの前記指令信号の送信回数が複数であるかどうかを判断し、所定回数通信が完了した後、前記リモコン通信制御部は、前記本体通信制御部に電力を供給する電源は外部電源と判断し、使用者の操作が発生した時点にて前記リモコン送信部を駆動し前記指令信号を送信させ、前記送信回数が複数であると判断された場合、前記リモコン通信制御部は、前記本体通信制御部に電力を供給する電源は内部電源と判断し、目標フレーム値より規定数だけ前のフレームに前記リモコンタイマ手段のカウントが達すると前記リモコン送信部を駆動することを特徴とする無線通信システムである。
従って、前記リモコン通信制御部は、指令信号の送信回数が複数か否かで、本体通信制御部へ電力供給している電源種別が判断でき、外部電源のときは、本体受信部を常時起動しているため、使用者の操作が発生した時点でリモコン送信部を起動し、内部電源のときは、本体受信部は間欠的に動作しているため、カウントが達した時点からリモコン送信部を駆動することで、最適な制御方法をとることができる。
本発明の無線送信システムによれば、間欠受信間隔をカウントするタイマの時間ずれに起因した、送信部の無駄な通信を防ぐことができ、省電力にて動作する無線通信システムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置が設置されているトイレ室内を示す外観斜視図。 無線通信システムの主要な構成を表す構成図。 本発明の一実施形態のリモコン送信部が受信タイミングを学習する方法を説明するためのタイミングチャート図。 本発明の一実施形態のリモコン送信部が受信タイミングを学習する方法を説明するための具体例を例示するフローチャート図。 本発明の一実施形態の送信タイミングの補正方法についての動作を説明するタイミングチャート図。 本発明の一実施形態の送信タイミングの補正方法についての具体例を例示するフローチャート図。 本発明の一実施形態のリモコン又は本体の電源種別判定方法についての具体例を例示するフローチャート図。 本発明の一実施形態のリモコンで本体の電源種別判定方法についての具体例を示すフローチャート図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の付号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本発明は、無線通信を用いた装置について適用可能であり、実施例の一例として、無線通信システムをトイレ装置に適用した場合について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における衛生洗浄装置が設置されているトイレ室内を示す外観斜視図である。図2は、無線通信システムの主要な構成を表す構成図、図3は、本発明の一実施形態のリモコン送信部が受信タイミングを学習する方法を説明するための具体例を例示するフローチャート図、図4は、本発明の一実施形態のリモコン送信部が受信タイミングを学習する方法を説明するための具体例を例示するフローチャート図、図5は、本発明の一実施形態の送信タイミングの更新方法についての動作を説明するタイミングチャート図、図6は、本発明の一実施形態の送信タイミングの更新方法についての具体例を例示するフローチャート図、図7は、本発明の一実施形態のリモコン又は本体の電源種別判定方法についての具体例を例示するフローチャート図、図8は、本発明の一実施形態のリモコンで本体の電源種別判定方法についての具体例を示すフローチャート図である。
図1に示すように、トイレ室10内には、衛生洗浄装置1と、手洗い場11がそれぞれ設置されている。衛生洗浄装置1は、トイレ室10内の奥側の床面上に、手洗い場11は、トイレ室10内の手前側にそれぞれ設置されている。
この衛生洗浄装置1は、陶器からなる便器2と、合成樹脂などからなるケーシング3、便座4および便蓋5と、から構成されている。
ケーシング3は、便器2の後方に設けられ、ケーシング3には、局部洗浄用のノズル装置(図示略)、局部乾燥装置(図示略)、制御装置(図示略)などの電装品が内蔵されている。また、便座4および便蓋5は、ケーシング3に設けられた便座回転軸および便蓋回転軸により軸支され、いずれもケーシング3の上部に回転自在に取り付けられている。
また、リモコン20は、衛生洗浄装置1横のトイレ室10壁面に設置されている。このリモコン20は、使用者(以下「人」ともいう)が便座4に座った状態、もしくは使用者が衛生洗浄装置1の前に立った状態で操作することができ、かつ邪魔にならない位置に設置する必要があるため、衛生洗浄装置1横のトイレ室10の壁面(左右いずれかの壁面)で、便座4に座った使用者の肩の高さ付近の位置に着脱自在に設置されている。リモコン20には、大洗浄、小洗浄、肛門洗浄、ビデ洗浄、温風乾燥の機能の他、便座4、便蓋5の開閉などを行なうために、使用者により操作される操作ボタン21が備えられている。本実施形態では、リモコン20の電源は一例として電池を使用しており、操作ボタン21の指令信号を電波若しくは赤外線などの無線通信により衛生洗浄装置1へ送信する。
次に図2に示すように、無線通信システムの構成について説明する。本体である衛生洗浄装置1のケーシング3の内部には、リモコン20の指令信号を受信して、所定の動作を行わせる本体側通信システム30が内蔵されている。本体側通信システム30は、リモコン20からの指令信号を受信する本体受信部34と、指令信号を受信すると、受信完了信号をリモコン20へ送信する本体送信部36と、本体受信部34と本体送信部36の動作を制御する本体通信制御部38と、所定の周期を繰り返しカウントする本体タイマ手段40によって構成される。本体側通信システム30を駆動させるための電力は本体電力ライン52を介して商用電源54から供給され、本体制御部56によって電力の供給が制御されている。
一方、リモコン20の内部には、使用者によって操作ボタン21が押され、その操作ボタン21に基づく指令信号を衛生洗浄装置1に送信するリモコン側通信システム42が内蔵されている。リモコン側通信システム42は、使用者の操作に基づく指令信号を送信するリモコン送信部44と、リモコン送信部44の動作直後に駆動し、本体送信部36からの受信完了信号を受信するリモコン受信部46と、リモコン送信部44とリモコン受信部46の動作を制御するリモコン通信制御部48と、所定の周期を繰り返しカウントするリモコンタイマ手段50によって構成される。リモコン側通信システム42を駆動させるための電力はリモコン電力ライン58を介して内部電源である電池60から供給され、リモコン制御部62によって電力の供給が制御されている。なお、本発明の一実施形態では、衛生洗浄装置1の電力を外部電源である商用電源54とし、リモコン20の電力を、内部電源である電池60としているが、これに限ることではない。また内部電源は、電池や発電タイプのものが含まれる。
次に図3に示すように本発明の一実施形態に本体受信部34における無線通信システムの動作について説明する。本体タイマ手段40は、0秒から1秒までの周期を繰り返しカウントし、1秒間を10分割してそれぞれに対してフレーム0からフレーム9までのフレーム(0.1秒/フレーム)を割り当て、現在のフレーム値が何かを本体通信制御部38に知らせている。本体受信部34の駆動のタイミングは、この本体タイマ手段40に基づき、フレーム値がフレーム7の間、本体受信部34を駆動させ衛生洗浄装置1を受信待機状態としている。そして本体タイマ手段40のフレーム値がフレーム8になると本体通信制御部38は本体受信部34の駆動を停止させる。カウントが進みフレーム値が再びフレーム7になると、本体通信制御部38は本体受信部34を駆動させ受信待機状態とする。以上を繰り返し、本体受信部34を間欠的に駆動させることで、電力の消耗を抑えることが可能となる。なお、1周期の時間やフレームの分割数はこれに限ることではなく、設計者が適宜設定するものである。
また、リモコン通信制御部48は、リモコン送信部44を、操作ボタン21が使用者によって押された時刻a1の時点から所定時間駆動させ、指令信号を本体受信部34へ送信する。その後、リモコン受信部46を所定時間駆動させ、リモコン受信部46が受信完了信号を受信する時刻a2の時点までそれらを交互に繰り返す。時刻a2の時点にて、本体送信部36から受信完了信号がリモコン受信部46に送信され、その信号をリモコン受信部46が受信し、リモコン通信制御部48は時刻a2のリモコンタイマ手段50のリモコンカウンタのフレーム値を本体受信部34が駆動するタイミングであると学習し、時刻a2のリモコンカウンタのフレーム値を目標フレーム値として設定する。つまり、本実施例では、目標フレーム値をリモコンカウンタのフレーム2としている。
一度目標フレーム値を設定した状態だと、リモコンカウンタの目標フレーム値の前フレーム値であるフレーム1までリモコン送信部44は指令信号を送信しない。例えば図3の時刻a3にて操作ボタン21が使用者によって押されても、指令信号をすぐには送信せず、時刻a4(フレーム1)になった時点から送信を開始する。つまり、リモコン通信制御部48は、本体受信部34が受信待機状態時のタイミングで、指令信号を送信することができる。従って、本体受信部34が受信待機状態でないときに、リモコン送信部44から指令信号が送信されることはないので、必要最小限の送信回数にて指令信号は受信され、電池60の消費を抑えることができる。また、リモコンの送信タイミングは前フレームだけでなく、所定の算出方法によって導き出せるフレーム値にしておく。
次に図4に示すように、リモコン20のリモコン通信制御部48が本体受信部34の駆動のタイミングを学習する方法についてフローチャートを用いて説明する。リモコン20を起動させると、指令信号を送信するタイミングである目標フレームの値をリセットする(S1)。次に本体タイマ手段40と同様に1秒間を10フレームに分割しカウントしているリモコンタイマ手段50のカウントを開始する(S2)。次にリモコン通信制御部48は使用者によって操作ボタン21が押されたかどうかを判断する(S4)。操作ボタン21が押されたらリモコン通信制御部48は、リモコン送信部44を駆動させ、指令信号を0.05秒間の間送信し続ける(S6)。次にリモコン受信部46を駆動させ、0.05秒間受信待機状態とする(S8)。受信待機状態の間に本体送信部36から送信される受信完了信号をリモコン受信部46が受信したかどうかを判断し(S10)、受信されない場合はもう一度指令信号を0.05秒間の間送信し続ける。一方受信した場合は、受信時のフレーム値を目標フレーム値としてリモコン通信制御部48に記憶する(S12)。このように目標フレーム値は設定され、リモコン通信制御部48は、本体受信部34が受信待機状態時のタイミングで、指令信号を送信することができる。従って、本体受信部34が受信待機状態でないときに、リモコン送信部44から指令信号が送信されることはないので、必要最小限の送信回数にて指令信号は受信され、電池60の消費を抑えることができる。
次に本体タイマ手段40又はリモコンタイマ手段50のカウント誤差によって、本体受信部34の受信待機状態とリモコン送信部44の送信タイミングがずれた場合、リモコン通信制御部48の目標フレーム値の補正方法について説明する。リモコンカウンタの目標フレームをフレーム2としているとき、リモコンカウンタがフレーム2の前フレームから指令信号を送信し始め、フレーム2で指令信号を送信したとき、本体タイマ手段40の本体カウンタのフレーム7において本体受信部34が駆動しており、送受信のタイミングが合っている(a5)。しかし、時間の経過と共にそれぞれのカウンタのずれによって、リモコンカウンタと本体カウンタの誤差が生じてタイミングがずれてくる。その結果、リモコンカウンタのフレーム2の前フレームであるフレーム1から指令信号を送信したときに、本体カウンタのフレーム7で本体受信部34の駆動が行われており、すぐに本体送信部36からの受信完了信号をリモコン受信部46が受信し、目標フレームがリモコンカウンタのフレーム1に更新されるという場合が生じる(a6)。そのとき、次の指令信号の送信タイミングは、時刻a7(フレーム0)から指令信号を送信する。
図6を用いて目標フレーム値の補正方法についてのリモコン通信制御部48の処理を具体的に説明する。まず使用者によって操作ボタン21が押されたかどうかを判断する(S14)。押された場合、現時点のフレーム値が記憶している目標フレーム値の1つ前と一致するかどうかを判断する(S16)。一致していればリモコン送信部44から指令信号を送信し、一致していなければ目標フレーム値と一致するまで待機する。指令信号送信から受信待機までの流れは、上述したS6、S8と同じである(S18、S20)。そして、本体送信部36からの受信完了信号をリモコン受信部46が受信したかどうかを判断する(S22)。受信していない場合、一定時間経過したかどうか判断し(S24)、経過してない場合S18に戻り繰り返す。経過した場合、目標フレーム値を変更せず処理を終了する(S26)。一定時間経過したかどうかを判断する理由は、障害物などによって指令信号が本体受信部34に届かない場合、指令信号を送信し続けるのを防ぐためである。一定時間は例えば1周期(1秒間)程度である。次に、受信完了信号をリモコン受信部46が受信した場合、その時点のフレーム値と目標フレーム値を比較する(S28)。一致していれば目標フレーム値を変更せず、処理を終了する(S30)。一致していなければ、リモコン受信部46が受信完了信号を受信した時点のフレーム値に目標フレーム値を変更し、処理を終了する(S32)。もし、S16において、リモコン送信部44の送信タイミングを目標フレーム値の前からではなく、目標フレーム値にした場合、本体タイマ手段40又はリモコンタイマ手段50のカウント誤差によって、本体受信部34の受信待機状態のタイミングが目標フレーム値よりも前にずれた際に、ほぼ1周期の間、リモコン通信制御部48は送信と受信の動作を繰り返す。実施形態のように目標フレーム値の1つ前から送信することで、1周期の間送信・受信を繰り返すエネルギーよりも少ないエネルギーで、目標フレーム値を変更できる。
本体側通信システム30又はリモコン側通信システム42は、汎用性の高いモジュール化された部品であり、本実施形態では説明の便宜上リモコンと本体とに分けて説明しているが、本体側通信システム30とリモコン側通信システム42とを交換しても、何ら問題無く駆動する。そのため、本体通信制御部38又はリモコン通信制御部48は、衛生洗浄装置1又はリモコン20のどちらにでも対応できるように、複数の通信制御方法が記憶されており、接続されたシステムによって適切に通信制御方法を設定している。
衛生洗浄装置1に接続される通信システムは、本体用の通信制御方法、リモコン20に接続される通信システムは、リモコン用の通信制御方法に設定されるが、どういった電力源によって駆動されるのかはわからない。内部電源か外部電源かがわかることによって、通信制御を適切に変更できる。内部電源であれば、消費エネルギーを抑えるために、受信部を間欠的に駆動させるような制御方法としたり、外部電源であれば、操作ボタン20を押してから動作が実行するまでの反応速度の視点から、常に受信部を駆動させ、操作ボタン2の操作があれば即送信するような制御方法としたりすることで、電源の種類にあった適切な通信制御ができる。
次に図7に示すように、リモコン20の電源が外部電源か内部電源かを判断する方法について説明する。リモコン制御部62には、あらかじめ内部電源か外部電源かの情報が記憶されており、リモコン電力ライン58を介してリモコン通信制御部48にその情報を伝える。リモコン制御部62はリモコン受信部46が本体送信部36からの受信完了信号を受信した時点からリモコンタイマ手段50のカウントを開始する(S40)。次にリモコン電力ライン58からの電力の供給が切断されたかどうか判断する(S41)。電力が供給されている場合は、そのまま次の処理に進み、電力が切断された場合は、電力が無いため強制的に終了させられる。次に所定時間T1が経過したかどうかを判断する(S42)。所定時間T1が経過したら、リモコン通信制御部48はリモコン20の電源を内部電源と判定し、経過していなければ、S41の処理前まで戻り、S41以降の処理を繰り返す。次にリモコン通信制御部48は電源を内部電源と設定し(S44)、再度リモコン電力ライン58からの電力の供給が切断されたかどうか判断する(S45)。電力が供給されている場合は、そのまま次の処理に進み、電力が切断された場合は、電力が無いため強制的に終了させられる。更にリモコン制御部62からの電力の供給が止まらなければ、所定時間T2が経過したかどうかを判断する(S46)。所定時間T2が経過したら、リモコン通信制御部48は電源を外部電源と設定し(S48)終了する。経過していなければ、S45の処理前まで戻り、S45以降の処理を繰り返す。所定時間T1と所定時間T2の時間関係は、T1<T2である。衛生洗浄装置1の電源が外部電源か内部電源かを判断する場合は、S40のタイミングをリモコン送信部44からの指令信号を本体受信部34が受信したときからカウントすれば、それ以降は同様のフローによって判断できる。
上述したように、リモコン電力ライン58を利用して外部電源か内部電源かを判断することで、電源の種別情報を伝達する通信ラインが不要となり、コスト削減につながる。なお、電源種別情報に限らずリモコンの入力手段などの情報をリモコン通信制御部48に伝えてもよい。入力手段の具体例は、赤外線センサタイプ、メカニカルスイッチタイプなどが挙げられる。それらの情報に基づき、衛生洗浄装置1とリモコン20との通信制御を最適な制御方法に選択することができる。
次にリモコン20が衛生洗浄装置1の電源種別を把握する方法について説明する。リモコン通信制御部48は、上述した通り、本体受信部34が駆動している時に間欠的に指令信号をリモコン送信部44から送信させる。衛生洗浄装置1の電源が外部電源の場合、本体通信制御部38は反応速度を上げる為、常時本体受信部34を駆動させ、常に受信待機状態としている。一方、衛生洗浄装置1の電源が内部電源の場合、本体通信制御部38は消費エネルギーを抑える為、間欠的に本体受信部34を駆動させ、一定周期にて受信待機状態としている。外部電源の場合は、常に受信待機状態となっているので、指令信号を常に受信でき、一度送信すれば通信が確実に行われる。内部電源の場合は、タイマ手段のカウント誤差によって、指令信号を一度送信しただけでは、通信が成立しない場合がある。その違いからリモコン通信制御部48は、電源種別を把握する。
図8に示すように、リモコン通信制御部48は、本体送信部36からの受信完了信号をリモコン受信部46にて受信すると通信完了とみなし、通信完了したかどうかを判断する(S50)。通信完了していれば通信完了回数を増やす(S52)。通信完了していなければ、処理を終了する。次に通信が完了した時に、受信完了信号を受信するまでの指令信号の送信回数が複数であるかどうかを判断する(S54)。指令信号が複数回送信されていれば、複数送信回数を増やし(S56)、次の処理に進み、複数送信されていなければ、言い換えると指令信号の送信が1度ならば、そのまま次の処理に進む。つまり、複数送信回数は、受信完了信号を受信するまでに、指令信号を2回以上送信して通信が完了した場合1回増える。次に通信完了回数が所定回数以上かどうかを判断する(S58)。所定回数以上であれば複数送信回数が1回以上あったかどうかを判断する(S60)。所定回数未満であれば、処理を終了する。複数送信回数が1回以上であれば、衛生洗浄装置1の電源は、内部電源であると判断し(S62)、複数送信回数が1回未満、つまり複数送信回数が1回も無ければ、衛生洗浄装置1の電源は、外部電源であると判断する(S64)。最後に通信完了回数及び更新回数を初期値に戻す(S65)。以上の流れからリモコン通信制御部48は、衛生洗浄装置1の電源種別を判断し、それに基づいた通信制御方法を行うことができる。具体的には、衛生洗浄装置1の電源が外部電源の場合、リモコン通信制御部48は、使用者の操作が発生した時点にリモコン送信部44を駆動させ、衛生洗浄装置1の電源が内部電源の場合、リモコン通信制御部48は、目標フレーム値の前フレームの時点からリモコン送信部44を駆動させる通信制御方法を行う。リモコン通信制御部48は、本体送信部36から電源種別の通信を行わなくても、目標フレーム値の更新回数によって、判断できるので通信を節約でき省エネルギーに繋がる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
1 衛生洗浄装置(本体)
2 便器
3 ケーシング
4 便座
5 便蓋
10 トイレ室
11 手洗い場
20 リモコン
21 操作ボタン
30 本体側通信システム
34 本体受信部
36 本体送信部
38 本体通信制御部
40 本体タイマ手段
42 リモコン側通信システム
44 リモコン送信部
46 リモコン受信部
48 リモコン通信制御部
50 リモコンタイマ手段
52 本体電力ライン
54 商用電源
56 本体制御部
58 リモコン電力ライン
60 電池
62 リモコン制御部

Claims (4)

  1. 本体とリモコンの間で無線信号を送受信する無線通信システムであって、
    使用者の操作に基づく指令信号を送信するリモコン送信部と、
    前記リモコン送信部の動作に基づいて駆動され、前記本体から送信されてきた受信完了信号を受信するリモコン受信部と、
    前記リモコン送信部と前記リモコン受信部との動作を制御するリモコン通信制御部と、
    を備えたリモコンと、
    前記リモコンから送信されてきた前記指令信号を受信する本体受信部と、
    前記本体受信部が前記指令信号を受信すると、受信完了信号を前記リモコンへ送信する本体送信部と、
    前記本体受信部と前記本体送信部との動作を制御する本体通信制御部と、
    を備えた本体と、を有し、
    前記リモコン通信制御部は、前記受信完了信号を前記リモコン受信部が受信するまで前記リモコン送信部を駆動し、前記本体通信制御部は、前記本体受信部を所定の周期で間欠的に駆動する無線通信システムにおいて、
    前記リモコンは、前記周期の1周期分を所定のフレーム数に分割しカウントを繰り返すリモコンタイマ手段を備え、
    前記リモコン通信制御部は、前記リモコン受信部が前記受信完了信号を受信した時点の前記リモコンタイマ手段におけるフレーム値を目標フレーム値として記憶し、その後、使用者の操作が発生してから前記目標フレーム値より規定数だけ前のフレームに前記リモコンタイマ手段のカウントが達すると前記リモコン送信部を駆動することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記リモコンは、前記リモコン通信制御部に接続された電力ラインを介して前記リモコン通信制御部に電力を供給する内部電源又は外部電源と、
    前記内部電源又は外部電源からの電力供給を制御するリモコン制御部と、を有し、
    前記リモコン制御部は、前記リモコン通信制御部から前記リモコン受信部が受信完了信号を受信したことを判断し、前記内部電源又は前記外部電源に基づいて、前記リモコン受信部が受信完了信号を受信した時点から、前記内部電源又は前記外部電源からの電力供給が停止するまでの時間の長さを変更し、
    前記リモコン通信制御部は、その時間の長さに基づいて、前記内部電源か前記外部電源かを判断し、前記リモコン通信制御部に記憶された複数の制御方法から何れか1つの制御方法を選択できることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記本体は、前記本体通信制御部に接続された電力ラインを介して前記本体通信制御部に電力を供給する内部電源又は外部電源と、
    前記内部電源又は外部電源からの電力供給を制御する本体制御部と、を有し、
    前記本体制御部は、前記本体通信制御部から前記本体送信部が受信完了信号を送信したことを判断し、前記内部電源又は前記外部電源に基づいて、前記本体送信部が受信完了信号を送信した時点から、前記内部電源又は前記外部電源からの電力供給が停止するまでの時間の長さを変更し、
    前記本体通信制御部は、その時間の長さに基づいて、前記内部電源か前記外部電源かを判断し、前記本体通信制御部に記憶された複数の制御方法から何れか1つの制御方法を選択できることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記本体通信制御部は、前記本体通信制御部への電力供給が外部電源の場合、前記本体受信部を常に駆動し、内部電源の場合、前記本体受信部を所定の周期で間欠的に駆動し、前記リモコン通信制御部は、前記受信完了信号を前記リモコン受信部が受信するまで間欠的に前記指令信号を前記リモコン送信部に送信させる無線通信システムにおいて、
    前記リモコン通信制御部は、前記リモコンと前記本体との間で所定回数通信が完了する間、前記受信完了信号を受信するまでの前記指令信号の送信回数が複数であるかどうかを判断し、所定回数通信が完了した後、
    前記送信回数が複数でないと判断された場合、前記リモコン通信制御部は、前記本体通信制御部に電力を供給する電源は外部電源と判断し、使用者の操作が発生した時点にて前記リモコン送信部を駆動し前記指令信号を送信させ、
    前記送信回数が複数であると判断された場合、前記リモコン通信制御部は、前記本体通信制御部に電力を供給する電源は内部電源と判断し、目標フレーム値より規定数だけ前のフレームに前記リモコンタイマ手段のカウントが達すると前記リモコン送信部を駆動することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
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