JP6072669B2 - 巡回作業支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、巡回作業者の状態を把握することが可能な巡回作業支援システムに関するものである。
近年、配電設備の点検などの作業において、GPS(Global Positioning System)機能やカメラ機能を持つタブレット端末の利用が広がっている。GPS機能及びカメラ機能を持つタブレット端末を用いることの利点としては、例えば、GPS機能により取得した現在位置を地図上に表示することによって、点検を実施する巡回作業者が目的地点(例えば点検対象設備の設置地点)まで迷うことなく到達できること、巡回作業者の現在位置及び点検結果を、通信機能により事務所側の装置に即座にアップロードすることによって、事務所側のオペレータ(管理者)が巡回作業者の現在の位置及び作業状況を把握できること、などが挙げられる。
特許文献1には、作業者側端末のGPS機能を用いて、事務所側の管理者が、屋外の巡回作業者の状態を把握するシステムが開示されている。このシステムでは、事務所側サーバが、巡回作業者の点検結果を保持し、作業者側端末が、作業者側端末の現在位置と、事務所側サーバから取得した次の点検対象設備の設置地点とに基づいて作業順路を表示するとともに、巡回作業者から入力された点検結果を事務所側サーバにアップロードする。
特開2012−27274号公報
特許文献1の技術では、事務所側サーバと作業者側端末との間で通信ができない通信不可状態になった場合に、事務所側サーバ(作業管理者)は、作業者側端末(巡回作業者)と通信不可状態になったことまでは把握することができる。しかしながら、当該技術では、通信不可状態の巡回作業者が、現在どこで何をしているかといった状態については把握することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、通信不可地域に滞在している巡回作業者の現在の位置及び現在の状況を把握可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る巡回作業支援システムは、巡回作業者の状態を把握することが可能な巡回作業支援システムであって、前記巡回作業者に携帯された作業者端末が、前記巡回作業支援システムのサーバと通信できない予め定められた通信不可地域に進入しているか否かを判断する通信不可地域進入判断部を備える。そして、前記巡回作業支援システムは、前記通信不可地域進入判断部にて前記作業者端末が前記通信不可地域に進入していると判断された場合に、前記通信不可地域に進入した時刻である進入時刻と、現在の時刻と、前記巡回作業者の行動予定を示す行動予定情報とに基づいて、前記巡回作業者の現在の位置及び現在の状況を推定する作業者状態推定部を備える。
本発明によれば、巡回作業者が通信不可地域に滞在している場合であっても、当該巡回作業者の現在の位置及び現在の状況を容易に把握することができる。
実施の形態1に係る地図情報システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る地図情報配信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る地図情報システムの動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る通信不可地域進入判断装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業者状態推定部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る作業者状態推定部の処理を説明するための図である。 実施の形態1に係る作業者状態推定部の処理を説明するための図である。 実施の形態2に係る地図情報システムの動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る作業者状態推定部の処理を説明するための図である。 実施の形態2に係る作業者状態推定部の処理を説明するための図である。
<実施の形態1>
<全体構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る地図情報システムの概略構成を示すブロック図である。以下の説明で明らかになるように、この地図情報システムでは、巡回作業者の状態を把握することが可能な巡回作業支援システムが実現されている。なお、巡回作業者としては、例えば、配電設備に移動し、配電設備の点検などの作業を実施する者が想定される。以下の説明では、巡回作業者を略して「作業者」と記す。
図1に示す地図情報システムは、地図情報システムサーバ1と、地図情報システムサーバ1とネットワーク2(例えばインターネットまたはイントラネット)を介して接続されたオペレータ端末3及び作業者端末4とを備える。
地図情報システムサーバ1は、地図情報システム(巡回作業支援システム)のサーバである。この地図情報システムサーバ1は、ネットワーク2を通じてオペレータ端末3または作業者端末4から、それら端末にて地図を表示するための情報の送信を要求する送信要求情報を取得(受信)すると、当該送信要求情報に応じた地図・作業者情報を、送信要求情報の要求元(オペレータ端末3または作業者端末4)に送信する。
オペレータ端末3は、オペレータ(作業管理者)が作業者の状態を把握するための事務所側の通信端末である。このオペレータ端末3は、ネットワーク2を通じて地図情報システムサーバ1に送信要求情報を送信し、地図情報システムサーバ1からネットワーク2を通じて地図・作業者情報を取得(受信)する。
作業者端末4は、作業者に携帯されるタブレット端末などの通信端末であり、作業者からの操作を適宜受け付ける。この作業者端末4は、ネットワーク2を通じて地図情報システムサーバ1に、送信要求情報を送信したり、位置・点検結果情報を送信したりする。また、作業者端末4は、地図情報システムサーバ1からネットワーク2を通じて地図・作業者情報を取得(受信)する。作業者端末4は、取得した地図・作業者情報に基づいて、作業者の作業対象である設備(地物)、及び、その設置地点に到達するための巡回路などの情報などを表示する。以下、作業者の作業対象である設備及び地物などの作業対象設備を、作業者が設備の点検を実施することに鑑みて「点検対象設備」と記す。
ここで、送信要求情報には、例えば、表示したい地図上の範囲(位置)である表示範囲、表示したい地図の縮尺である表示縮尺、及び、各作業者のIDなどが含まれる。送信要求情報は、オペレータ端末3または作業者端末4が、それら端末の表示装置に所望の地図画像を表示するために、それら端末から地図情報システムサーバ1に事前に送信される情報である。
地図・作業者情報には、例えば、背景地図及び道路地図などの地図情報、各作業者に携帯された作業者端末4の現在位置(例えば緯度経度など)、各作業者が点検中か否かを示す現在の作業状況(現在の状況)、作業者端末4と地図情報システムサーバ1との間の通信が可能であるか否かを示す通信可否、並びに、各作業者の行動予定情報などが含まれる。なお、行動予定情報は、各作業者のID及び各作業者の点検対象設備などを含む情報であり、その情報の詳細については後で説明する。
位置・点検結果情報には、例えば、各作業者の作業者端末4の現在位置(例えば緯度経度など)、及び、各作業者によって実施された点検結果(例えば点検開始日時、点検完了日時、設備の異常の有無、設備の異常個所、点検を実施した作業者名及び備考など)が含まれる。
<地図情報システムサーバ1>
次に、地図情報システムサーバ1の構成について詳細に説明する。地図情報システムサーバ1は、WEBサーバ5と、端末情報処理装置6と、通信不可地域進入判断装置7と、地図情報配信装置8と、データベース(以下「DB」と略す)サーバ9とを備える。また、地図情報配信装置8は、作業者状態推定部17を備える。
地図情報配信装置8のハードウェア構成は、例えば図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)81と、地図情報配信装置8の処理動作を定義したプログラム等が保存されたメモリ82と、取得・送信すべき情報を特定するための各種情報を保存する外部記憶装置83と、入力装置84と、表示装置85と、WEBサーバ5及びDBサーバ9との通信を行う通信装置86とを備えている。CPU81は、メモリ82に格納された上記プログラムを実行することで地図情報配信装置8の処理動作を実行する。またこの実行により、地図情報配信装置8が備える作業者状態推定部17の機能も実現される。外部記憶装置83は、例えば磁気ディスクを備えたハードディスクにより構成される。入力装置84は、キーボードやマウスなどを含み、データ入力などを受け付ける。表示装置85は、CPU81で処理されたデータを表示する。
端末情報処理装置6、通信不可地域進入判断装置7及びDBサーバ9のハードウェア構成は、地図情報配信装置8のハードウェア構成と同様であるため、それらハードウェア構成の説明については省略する。なお、ここでは、端末情報処理装置6、通信不可地域進入判断装置7、地図情報配信装置8及びDBサーバ9のそれぞれが、図2に示すハードウェアから構成されるものとして説明したが、これに限ったものではない。例えば、端末情報処理装置6及び通信不可地域進入判断装置7及び地図情報配信装置8の機能(処理動作)が、図2に示す一つのハードウェアに備えられたCPU81によって実現されてもよいし、DBサーバ9の機能(処理動作)が、当該一つのハードウェアに備えられたメモリ82または外部記憶装置83によって実現されてもよい。
次に、地図情報システムサーバ1の各構成要素について詳細に説明する。
図1のWEBサーバ5は、ネットワーク2との接続を管理するとともに、ネットワーク2を通じてオペレータ端末3及び作業者端末4と通信を行う。ここでは、WEBサーバ5は、作業者端末4から受信した位置・点検結果情報を端末情報処理装置6に出力する。また、WEBサーバ5は、オペレータ端末3または作業者端末4から受信した送信要求情報を地図情報配信装置8に出力し、地図情報配信装置8から取得した地図・作業者情報をオペレータ端末3または作業者端末4に送信する。大規模WEBサービスを行う場合、WEBサーバ5は、負荷分散を行うためのロードバランサを含む場合もある。
端末情報処理装置6は、WEBサーバ5などを介して作業者端末4から位置・点検結果情報を取得し、当該情報をDBサーバ9(後述する設備情報DB11及び作業者情報DB12)に格納する。
DBサーバ9は、背景地図DB10と、設備情報DB11と、作業者情報DB12と、通信不可地域DB13とを備えている。
背景地図DB10には、背景地図などの地図情報などが保存されている。
設備情報DB11には、点検対象設備の情報(設置地点、設備種別及び設置年月日)、及び、上述の点検結果などが保存されている。端末情報処理装置6が上述したように位置・点検結果情報を設備情報DB11に格納することによって、設備情報DB11の点検結果が更新される。
作業者情報DB12には、作業者のIDごとに、作業者の最終位置(作業者端末4から送信された位置・点検結果情報に含まれる現在の位置のうち最終つまり最新のもの)、作業者の位置の履歴、作業者の作業状況、作業者端末4と地図情報システムサーバ1との間の通信が可能であるか否かを示す通信可否、作業者端末4と地図情報システムサーバ1とが通信した最終の時刻である最終通信時刻、及び、予め定められた行動予定情報が保存されている。
端末情報処理装置6が上述したように位置・点検結果情報を作業者情報DB12に格納することによって、作業者情報DB12の最終位置などが更新される。また、後述するように、通信不可地域進入判断装置7は、作業者端末4が地図情報システムサーバ1と通信できない予め定められた通信不可地域(領域)に進入しているか否かについての判断を行う。通信不可地域進入判断装置7がその判断結果を作業者情報DB12に格納することによって、作業者情報DB12の通信可否が更新される。
作業者情報DB12に保存された行動予定情報は、作業者の行動予定を示す情報である。この行動予定情報には、例えば、作業者が点検(作業)を予定している点検対象設備(作業対象設備)及び緯度経度などで示される点検対象設備の設置地点、当該点検対象設備に対して点検(作業)を開始する予定の時刻である点検開始予定時刻(作業開始予定時刻)、当該点検対象設備に対して点検(作業)を完了する予定の時刻である点検完了予定時刻(作業完了予定時刻)、当該点検対象設備の点検(作業)を行うために作業者が移動を予定している巡回路(順路)、作業者(作業者端末4)が通信不可地域での滞在を開始する予定の時刻である滞在開始予定時刻、及び、作業者(作業者端末4)が通信不可地域での滞在を完了する予定の時刻である滞在完了予定時刻などが含まれる。
以上、作業者情報DB12に保存された各種情報について説明した。以下の説明では、作業者情報DB12に保存された各種情報をまとめて、作業者情報と記すこともある。
通信不可地域DB13には、通信不可地域の情報(例えば、通信不可地域の形状を示すポリゴン情報など)が保存されている。
通信不可地域進入判断装置7は、作業者情報DB12から、各作業者の最終位置、最終通信時刻、及び、行動予定情報を取得するとともに、通信不可地域DB13から、通信不可地域の情報を取得する。そして、通信不可地域進入判断装置7(通信不可地域進入判断部)は、取得した最終位置、最終通信時刻、行動予定情報、及び、通信不可地域の情報に基づいて、作業者に携帯された作業者端末4が、通信不可地域に進入しているか否かを作業者ごとに判断する。この判断処理については、後で図5を用いて詳細に説明する。通信不可地域進入判断装置7は、判断結果を作業者情報DB12に格納する。
地図情報配信装置8は、WEBサーバ5を介してオペレータ端末3及び作業者端末4から送信要求情報を受信する。地図情報配信装置8は、送信要求情報を受信すると、当該送信要求情報に含まれる表示範囲及び表示縮尺などの設定情報に応じた情報を、背景地図DB10、設備情報DB11及び作業者情報DB12から取得し、当該取得した情報などを地図・作業者情報として要求元に返信する。
地図情報配信装置8が備える作業者状態推定部17は、作業者情報DB12に保存された作業者情報と、現在の時刻とに基づいて、作業者の状態(作業者の現在の位置及び現在の作業状況)を推定する。具体的には、通信不可地域進入判断装置7にて作業者端末4が通信不可地域に進入していると判断された場合に、作業者状態推定部17は、通信不可地域に進入した時刻である進入時刻(ここでは上述した最終通信時刻)と、現在の時刻と、行動予定情報とに基づいて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定する。この推定処理については、後で図6及び図7を用いて詳細に説明する。なお、推定に用いる現在の時刻には、例えば地図情報配信装置8に内蔵されたタイマーが示す現在の時刻などが用いられる。作業者状態推定部17は、推定結果を地図・作業者情報に含めたり、作業者情報DB12に格納したりする。
<動作>
次に、図3を用いて、地図情報配信装置8が、作業者端末4から送信要求情報を受ける場合の動作の概要を説明する。
最初に、ステップS1にて、作業者により作業者端末4のシステムの起動が実施されると、作業者端末4はWEBサーバ5にアクセスする。
ステップS2にて、WEBサーバ5は、そのアクセスに応答して、作業者端末4にクライアントシステムファイルを送信する。
ステップS3にて、作業者端末4は、受信したクライアントシステムファイルを読み込む。
ステップS4にて、作業者端末4は、読み込んだクライアントシステムに基づいて、表示情報システム(巡回作業支援システム)の作業者端末として起動する。
ステップS5にて、作業者端末4は、初期表示指定(地図画像の初期表示を行うための表示範囲、表示縮尺等の指定)を作業者から受け付ける。
ステップS6にて、作業者端末4は、受け付けた初期表示指定に応じた初期表示設定と、作業者IDとを含む送信要求情報を作成し、当該送信要求情報をWEBサーバ5を介して地図情報配信装置8に送信する。
ステップS7にて、地図情報配信装置8は、受信した送信要求情報に応じた情報(例えば地図情報及び行動予定情報など)を、背景地図DB10、設備情報DB11及び作業者情報DB12から取得する。地図情報配信装置8は、当該取得した情報を含む地図・作業者情報を、WEBサーバ5を介して作業者端末4に返信する。
ステップS8にて、作業者端末4は、地図・作業者情報を受信(取得)する。そして、ステップS9にて、作業者端末4は、取得した地図・作業者情報に基づいて、地図描画処理などを行う。
以上、図3を用いて、地図情報配信装置8が、作業者端末4から送信要求情報を受ける場合の動作の概要について説明した。次に、地図情報配信装置8が、オペレータ端末3から送信要求情報を受ける場合の動作の概要について説明する。この場合の動作は、基本的には、図3を用いて説明した動作と同様である。ただし、ある作業者端末4が通信不可状態である場合、つまり、ある作業者が通信不可地域に進入している場合には、ステップS7にて作業者状態推定部17が、作業者情報DB12から取得した情報に基づいて、当該作業者の状態(現在の位置及び現在の作業状況)を推定する。そして、地図情報配信装置8は、推定された作業者の状態を含む地図・作業者情報を、WEBサーバ5を介してオペレータ端末3に返信する。
<通信不可地域進入判断装置7の処理>
図4は、通信不可地域進入判断装置7の処理を示すフローチャートである。次に、図4のフローチャートを用いて、通信不可地域進入判断装置7の処理を説明する。なお、以下に説明する処理は、例えば一定時間ごとに各作業者に対して行われる。
まず、ステップS11にて、通信不可地域進入判断装置7は、作業者情報DB12から作業者の最終位置、位置情報の最終更新時刻(ここでは上述の最終通信時刻)、及び、作業者が通信不可地域に進入することを予定しているか否かを示す進入予定情報(ここでは上述の滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻)を取得する。また、通信不可地域進入判断装置7は、通信不可地域DB13から通信不可地域の情報を取得する。
ステップS12にて、通信不可地域進入判断装置7は、現在の時刻が、位置情報の最終更新時刻(ここでは上述の最終通信時刻)から予め定められた時間経過しているかを判断するとともに、進入予定情報(ここでは上述の滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻)から、作業者が通信不可地域に進入する予定があるかを判断する。いずれにも該当する場合にはステップS13に進み、そうでない場合にはステップS16に進む。
ステップS13にて、通信不可地域進入判断装置7は、例えば空間検索を用いて、作業者の最終位置と、通信不可地域上の代表地点との間の距離を算出する。通信不可地域上の代表地点には、例えば当該距離を最小にする通信不可地域上の地点を用いる。
ステップS14にて、通信不可地域進入判断装置7は、算出した距離が予め定められた距離以内かを判断する。該当する場合にはステップS15に進み、そうでない場合にはステップS16に進む。
ステップS14からステップS15に進んだ場合、ステップS15にて、通信不可地域進入判断装置7は、作業者は通信不可状態である、つまり作業者(作業者端末4)が上述の通信不可地域に進入していると判断し、当該判断結果を作業者情報DB12に格納する。そして図4に示す処理を終了する。
ステップS12またはS14からステップS16に進んだ場合、ステップS16にて、通信不可地域進入判断装置7は、作業者は通信可能状態であると判断し、当該判断結果を作業者情報DB12に格納する。そして図4に示す処理を終了する。
以上のように、本実施の形態1に係る通信不可地域進入判断装置7は、作業者の作業者端末4の位置が更新された時刻と、進入予定情報と、作業者端末4の位置と当該通信不可地域上の代表地点との間の距離という3つの要素に基づいて、作業者(作業者端末4)が通信不可地域に進入しているか否かを判断する。
ただしこれに限ったものではなく、通信不可地域進入判断装置7は、3つの要素の1つまたは2つに基づいて、作業者端末4が通信不可地域に進入しているか否かを判断してもよい。しかし本実施の形態1のように、3つの要素に基づいて作業者端末4が通信不可地域に進入しているか否かを判断すれば、その判断精度を高めることができる。
<作業者状態推定部17の処理>
図5は、作業者状態推定部17の処理を示すフローチャートである。次に、図5のフローチャートを用いて、作業者状態推定部17の処理を説明する。なお、以下に説明する処理は、例えば、地図情報配信装置8が送信要求情報を受信した場合に、所望の作業者に対して行われる。
まず、ステップS21にて、作業者状態推定部17は、作業者情報DB12から最終通信時刻、通信可否及び行動予定情報を取得する。
ステップS22にて、作業者状態推定部17は、取得した通信可否に基づいて、作業者が通信不可状態であるか否かを確認する。すなわち、作業者状態推定部17は、作業者(作業者端末4)が通信不可地域に進入しているか否かを確認する。該当する場合にはステップS23に進み、そうでない場合には図5に示す処理を終了する。
ステップS23にて、作業者状態推定部17は、作業者(作業者端末4)が通信不可地域に進入した進入時刻(ここでは上述の最終通信時刻)と、現在の時刻と、行動予定情報とに基づいて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定(算出)する。そして図5に示す処理を終了する。
その後、図示しない工程において、ステップS23の推定結果は、オペレータ端末3などに送信される地図・作業者情報に含められたり、作業者情報DB12に格納されたりする。また、ステップS22からステップS23に進まずに図5に示す処理を終了した場合には、端末情報処理装置6により設備情報DB11及び作業者情報DB12に格納された作業者の現在の位置などの情報が、オペレータ端末3などに送信される地図・作業者情報にそのまま含められる。
図6は、本実施の形態1に係る作業者状態推定部17のステップS23における推定処理を説明するための図である。具体的には、この図6には、作業者情報DB12に保存された情報、及び、作業者状態推定部17で推定された現在の位置の一例が示されている。
図6の現在位置は、作業者状態推定部17で推定された現在の位置に相当し、ここでは135.000という経度と、34.00という緯度が示されている。
図6の現在位置取得時間は、作業者(作業者端末4)が通信不可地域に進入した進入時刻(ここでは上述の最終通信時刻)に相当する。
図6の点検対象リストは、行動予定情報に含まれる点検対象設備に相当する。
図6の点検作業予定時刻リストは、行動予定情報に含まれる点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻に相当する。なお、図6の点検作業予定時刻リストのうち[9:30,11:30]は、点検対象リストに設定された点検対象設備A021の点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻であり、[11:50,12:50]は、点検対象リストに設定された点検対象設備A038の点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻である。
図6の通信可否は、通信不可地域進入判断装置7の判断結果に相当する。
図6の通信不可地域滞在予定時間リストは、行動予定情報に含まれる上述の滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻に相当する。
図7は、本実施の形態1に係る作業者状態推定部17のステップS23における推定処理を説明するための図である。具体的には、この図7には、作業者情報DB12に保存された情報の一例が示されている。
図7には、点検対象設備の設置地点と、点検対象設備の点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻と、通信不可地域51における作業者の滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻と、行動予定情報に含まれる巡回路52とが示されている。なお、図7に示す点検対象設備及び点検開始予定時刻などは、図6に示す点検対象設備及び点検開始予定時刻などと合わせている。また、図7に示す巡回路52には、作業者が予定している移動の方向が規定されており、その方向が矢印で図示されている。
次に、図6及び図7を用いて、ステップS23における作業者状態推定部17の推定処理について説明する。なお、ステップS23は、作業者端末4が通信不可地域に進入している場合に行われることから、通信可否は通信不可状態となっている。
まず、図6及び図7の例において、通信不可地域51の滞在開始予定時刻は9:00であるのに対し、図6の現在位置取得時間(通信不可地域51の進入時刻)は9:20である。この場合、作業者状態推定部17は、滞在開始予定時刻と現在位置取得時間(通信不可地域51の進入時刻)との差である20分だけ、作業者が予定より遅れて通信不可地域51に進入したと推定する。
そして、作業者状態推定部17は、点検作業予定時刻リストの時間に相当する点検開始予定時刻9:30及び点検完了予定時刻11:10を、20分遅らせた9:50及び11:30に変更し、当該変更された時刻の間に点検対象設備A021の点検作業が実施されると推定する。また、作業者状態推定部17は、通信不可地域滞在予定時間リストの時間に相当する滞在開始予定時刻9:00及び滞在完了予定時刻11:30を、20分遅らせた9:20及び11:50に変更し、当該変更された時刻の間、作業者は通信不可地域51に滞在すると推定する。
ここで、例えば、現在の時刻が11:20である場合、現在の時刻は、変更された点検開始予定時刻9:50及び点検完了予定時刻11:30の間に含まれる。このような場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、図7の×印が付された地点A、つまり点検対象設備A021の設置地点(経度緯度)と推定し、作業者の現在の作業状況を、点検中と推定する。
一方、例えば、現在の時刻が11:40である場合、現在の時刻は、変更された点検開始予定時刻9:50及び点検完了予定時刻11:30よりも後である。このような場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、図7の×印が付された地点B、つまり点検対象設備A021の設置地点(図7の地点A)から移動の方向に進んだ巡回路52上の地点と推定し、作業者の現在の作業状況を、点検中ではない(移動中)と推定する。
同様に、例えば、現在の時刻が9:40である場合、現在の時刻は、変更された点検開始予定時刻9:50及び点検完了予定時刻11:30よりも前である。このような場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、点検対象設備A021の設置地点(図7の地点A)から移動の方向と逆に進んだ巡回路52上の地点(図示せず)と推定し、作業者の現在の作業状況を、点検中ではない(移動中)と推定する。
<効果>
以上のような本実施の形態1に係る地図情報システムによれば、作業者が通信不可地域に滞在している場合であっても、オペレータは、オペレータ端末3などを介して、地図情報システムサーバ1にアクセスすることにより、当該作業者の現在の位置及び現在の作業状況を容易に把握することができる。この結果、例えば新規の点検の割当可否(新規の作業の割当可否)を容易に判断することができる。また、作業者の現在の位置を把握することで、例えば緊急に作業者に連絡する事項が発生した場合などに、迅速に当該当業者のもとへ向かうなどの措置を取ることができる。
<実施の形態1の変形例>
上述した実施の形態1では、作業者状態推定部17は、通信不可地域51の滞在開始予定時刻と、それよりも遅い最終通信時刻(通信不可地域51の進入時刻)との差を算出し、当該算出した差だけ点検開始予定時刻、点検完了予定時刻、滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻のそれぞれを遅らせた。しかしこれに限ったものではなく、作業者状態推定部17は、通信不可地域51の滞在開始予定時刻と、それよりも早い最終通信時刻(通信不可地域51の進入時刻)との差を算出した場合には、当該算出した差だけ点検開始予定時刻、点検完了予定時刻、滞在開始予定時刻及び滞在完了予定時刻のそれぞれを早めてもよい。
また、上述した実施の形態1では、作業者状態推定部17は、最終通信時刻(進入時刻)、現在の時刻、滞在開始予定時刻、点検開始予定時刻、点検完了予定時刻、点検対象設備の設置地点、及び、移動の方向が規定された巡回路に基づいて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定した。
しかしこれに限ったものではなく、作業者状態推定部17は、点検対象設備の設置地点及び巡回路を除いた、最終通信時刻(進入時刻)、現在の時刻、滞在開始予定時刻、点検開始予定時刻、及び、点検完了予定時刻に基づいて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定してもよい。例えば、作業者状態推定部17は、実施の形態1と同様に、最終通信時刻(進入時刻)と滞在開始予定時刻との差に基づいて、点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻を変更する。そして、変更した点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻の間に現在の時刻が含まれる場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、点検対象設備A021の設置地点と推定し、作業者の現在の作業状況を、点検中であると推定してもよい。一方、変更した点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻の間に現在の時刻が含まれない場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、点検対象設備A021の設置地点以外の地点と推定し、作業者の現在の作業状況を、移動中であると推定してもよい。
また、実施の形態1では、作業者状態推定部17は、移動の方向が規定された巡回路52を用いて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定した。しかしこれに限ったものではなく、作業者状態推定部17は、移動の方向が規定された巡回路52の代わりに、移動の方向が規定されていない巡回路を用いて、作業者の現在の位置及び現在の作業状況を推定してもよい。例えば、作業者状態推定部17は、実施の形態1と同様に、最終通信時刻(進入時刻)と滞在開始予定時刻との差に基づいて、点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻を変更する。そして、変更した点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻の間に現在の時刻が含まれる場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、点検対象設備A021の設置地点と推定し、作業者の現在の作業状況を、点検中であると推定してもよい。一方、変更した点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻の間に現在の時刻が含まれない場合には、作業者状態推定部17は、作業者の現在の位置を、点検対象設備A021の設置地点以外の巡回路上の地点と推定し、作業者の現在の作業状況を、移動中であると推定してもよい。
また、図7に示す×印が付された地点Cのように、巡回路52上の滞在完了予定時刻に対応する地点、すなわち通信不可地域51の外周線と巡回路52とが交差する地点が、行動予定情報に含まれていてもよい。この構成において、作業者状態推定部17は、(変更された点検対象設備A021の点検完了予定時刻と、現在の時刻との差)/(変更された点検対象設備A021の点検完了予定時刻と、変更された通信不可地域51の滞在完了予定時刻との差)の比の値を、地点Aと地点Cとの間の巡回路52上の距離に乗じる乗算を行ってもよい。そして、作業者状態推定部17は、乗算によって得られた距離だけ図7の地点Aから巡回路52を進んだ地点を、地点Bとして算出してもよい。
<実施の形態2>
配電設備の点検業務などにおいて、点検対処を予定していなかったある設備にて突発的なトラブルが報告された場合には、早急に当該設備(現場)に向かわせる作業員を確保しなければならないことがある。この場合、オペレータが現場に向かわせる作業員を決定するが、この決定を支援できるシステムが求められている。そこで、本発明の実施の形態2では、そのような決定の支援が可能となっている。
図8は、本実施の形態2に係る地図情報システムの動作を説明するための図である。なお、本実施の形態2に係る地図情報システムにおいて、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる点を中心に以下説明する。
本実施の形態2に係る地図情報システムサーバ1は、実施の形態1の構成に加えて図8に示される作業割当支援装置18をさらに備えている。なお、図示しないが、作業割当支援装置18は、例えば、図1の地図情報配信装置8と同様に、WEBサーバ5及びDBサーバ9と情報を入出力できるように、それらの間に設けられる。
さて、図8のステップS31にて、オペレータ端末3は、オペレータによって入力された新規の点検(新規の作業)の情報などを含む緊急作業情報を取得する。
ステップS32にて、オペレータ端末3は、取得した緊急作業情報を、WEBサーバ5を介して作業割当支援装置18に送信する。
ステップS33にて、作業割当支援装置18は、受信した緊急作業情報と、作業者情報DB12から取得した作業者情報とに基づいて、図9に示すような作業割当支援情報を導出する。なお、図9の作業完了予定時刻及び通信復帰予定時刻は、上述の点検完了予定時刻及び滞在完了予定時刻に相当する。図9の現場到着予定時刻は、作業割当支援装置18により導出される時刻であり、緊急に発生した新規の点検を作業者に割り当てた場合に、当該作業者が新規の点検対象設備の設置地点に到着可能な時刻である。同ステップS33にて、作業割当支援装置18は、導出した作業割当支援情報を、WEBサーバ5を介してオペレータ端末3に送信する。
ステップS34にて、オペレータ端末3は、作業割当支援情報を受信(取得)する。そして、ステップS35にて、オペレータ端末3は、取得した作業割当支援情報をオペレータ端末3の表示装置などに表示する処理を行う。
図10は、本実施の形態2に係る作業割当支援装置18の導出処理を説明するための図である。具体的には、この図10には、作業者情報DB12に保存された情報の一例が示されており、点検対象設備の設置地点と、点検対象設備の点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻と、行動予定情報に含まれる巡回路52とが示されている。なお、図10に示す点検開始予定時刻などは、図9に示す現場到着予定時刻などと合わせている。
次に、図9及び図10を用いて、作業割当支援装置18が作業割当支援情報を導出する処理について説明する。ここでは、作業者IDが014であり、通信不可地域に滞在してない作業者W1(図10の×印)に、新規の点検を割り当てた場合について説明する。
まず、作業割当支援装置18は、作業者W1について、作業者情報DB12から取得した情報から、点検対象設備A1に対する点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻として、図10に示される9:30及び11:10を取得し、点検対象設備B1に対する点検開始予定時刻として、図10に示される11:40を取得する。ここで、緊急の新規の点検として、点検対象設備C1の点検が時刻11:00に発生したとすると、作業割当支援装置18は、点検対象設備A1の点検完了予定時刻(11:10)と、点検対象設備A1と点検対象設備C1との間の巡回路52a上の距離に基づく時間(ここでは30分)とから、作業者W1が点検対象設備A1の点検を完了した後に点検対象設備C1に到着する現場到着予定時刻(11:40)を算出する。
次に、作業割当支援装置18は、算出した点検対象設備C1の現場到着予定時刻(11:40)と、点検対象設備C1の作業予定時間(ここでは50分)とに基づいて、点検対象設備C1の点検完了予定時刻(12:30)を算出する。それから、作業割当支援装置18は、算出した点検対象設備C1の点検完了予定時刻(ここでは12:30)と、点検対象設備C1と点検対象設備B1との間の巡回路52b上の距離に基づく時間(ここでは30分)とから、作業者W1が点検対象設備C1の点検を完了した後に点検対象設備B1に到着する現場到着予定時刻(13:00)を算出する。
ここで、当初の点検対象設備B1に到着する現場到着予定時刻、すなわち点検対象設備B1の点検開始予定時刻は11:40である。作業割当支援装置18は、算出した現場到着予定時刻(13:00)と、点検対象設備B1の点検開始予定時刻(11:40)との差(1:20)を、新規の点検対象設備C1を作業者W1に割り当てた場合の、作業者W1の作業ずれ時間として算出する。
以上においては、作業割当支援装置18が、点検対象設備A1,B1,C1の設置地点と、点検対象設備A1の点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻と、点検対象設備C1の点検開始予定時刻とに基づいて、通信不可地域に滞在していない作業者W1を、新規の点検(別の作業)が割り当てられる候補に含める処理について説明した。
ここで、本実施の形態2に係る作業者状態推定部17は、実施の形態1と同様に、通信不可地域に滞在している作業者について、点検開始予定時刻及び点検完了予定時刻を推定することが可能である。このため、作業割当支援装置18は、当該推定結果と、点検対象設備A1,B1,C1の設置地点とに基づいて、通信不可地域に滞在している作業者も同様に、新規の点検(別の作業)が割り当てられる候補に含める処理が可能である。すなわち、本実施の形態2に係る地図情報システムは、作業者状態推定部17の推定結果に基づいて、通信不可地域に滞在している作業者を、新規の点検(別の作業)が割り当てられる候補に含めることが可能に構成されている。このような本実施の形態2に係る地図情報システムによれば、オペレータは、通信不可地域に滞在していない作業者だけでなく、通信不可地域に滞在する作業者も、緊急作業の割当候補として考慮することができるので、適切な割り当てが実現できる。
<実施の形態3>
実施の形態1及び実施の形態2では、通信不可地域に滞在している作業者から、作業に関する情報を取得することができないが、計画通りに点検(作業)が進行しているものと想定して当該作業者の状態を推定している。現在の時刻が、この推定によって得られた通信復帰予定時刻から予め定められた時間を経過しても通信が復帰しない場合には、通信不可地域に滞在している作業者の点検(作業)に遅れが発生していると考えられる。
そこで、本発明の実施の形態3では、当該遅れが発生している場合に、事務所側の端末であるオペレータ端末3に外部への警告を通知させることが可能となっている。以下、本実施の形態3について詳細に説明する。
本実施の形態3に係る地図情報システムサーバ1は、実施の形態1の構成に加えて作業遅れ通知装置(図示せず)をさらに備えている。なお、作業遅れ通知装置は、例えば、図1の地図情報配信装置8と同様に、WEBサーバ5及びDBサーバ9と情報を入出力できるように、それらの間に設けられる。
作業遅れ通知装置は、通信不可状態になった各作業者の通信復帰予定時刻を、作業者情報DB12から取得する。なお、通信不可状態の作業者についての通信復帰予定時刻は、作業者の作業者端末4と地図情報システムサーバ1との間の通信が復帰する予定の時刻であり、作業者状態推定部17で推定された滞在完了予定時刻に相当する時刻である。作業遅れ通知装置は、現在の時刻が、通信復帰予定時刻から予め定められた時間を経過しているか否か(通信復帰予定時刻から予め定められた時間を経過しても通信不可状態が維持しているか否か)を判断する。
現在の時刻が、通信復帰予定時刻から予め定められた時間を経過していると判断した場合には、作業遅れ通知装置は、WEBサーバ5を通してオペレータ端末3に、作業遅れが発生しているという警告を外部に通知させる。オペレータ端末3は、外部(例えばオペレータ)への警告の通知として警告の表示または警告音の発生などを実施する。
以上のような本実施の形態3に係る表示情報システムによれば、通信不可地域での作業に遅延が発生した場合に、オペレータがより早期に当該遅延発生を把握することができるようになる。オペレータ端末3(オペレータ)は、遅延発生の早期把握により、例えば、作業者の行動予定に遅延が許可されない点検(作業)などが含まれている場合に、当該作業者とは別の作業者に点検(作業)を割り当てる判断を行うことができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 地図情報システムサーバ、3 オペレータ端末、4 作業者端末、7 通信不可地域進入判断装置、17 作業者状態推定部、51 通信不可地域、52 巡回路。

Claims (6)

  1. 巡回作業者の状態を把握することが可能な巡回作業支援システムであって、
    前記巡回作業者に携帯された作業者端末が、前記巡回作業支援システムのサーバと通信できない予め定められた通信不可地域に進入しているか否かを判断する通信不可地域進入判断部と、
    前記通信不可地域進入判断部にて前記作業者端末が前記通信不可地域に進入していると判断された場合に、前記通信不可地域に進入した時刻である進入時刻と、現在の時刻と、前記巡回作業者の行動予定を示す行動予定情報とに基づいて、前記巡回作業者の現在の位置及び現在の状況を推定する作業者状態推定部と
    を備える、巡回作業支援システム。
  2. 請求項1に記載の巡回作業支援システムであって、
    前記行動予定情報は、
    前記巡回作業者が作業を予定している作業対象設備に対して作業を開始する予定の時刻である作業開始予定時刻と、当該作業対象設備に対して作業を完了する予定の時刻である作業完了予定時刻と、前記巡回作業者が前記通信不可地域での滞在を開始する予定の時刻である滞在開始予定時刻とを含み、
    前記作業者状態推定部は、
    前記進入時刻と前記滞在開始予定時刻との差に基づいて、前記作業開始予定時刻及び前記作業完了予定時刻を変更し、当該変更した前記作業開始予定時刻及び前記作業完了予定時刻と、前記現在の時刻とに基づいて、前記巡回作業者の現在の位置を、前記作業対象設備の設置地点、または、当該設置地点以外の地点と推定する、巡回作業支援システム。
  3. 請求項2に記載の巡回作業支援システムであって、
    前記行動予定情報は、
    前記作業対象設備の設置地点と、当該作業対象設備に対する作業を実施するために前記巡回作業者が移動を予定している巡回路とをさらに含み、
    前記作業者状態推定部は、
    前記変更した前記作業開始予定時刻及び前記作業完了予定時刻と、前記現在の時刻とに基づいて、前記巡回作業者の現在の位置を、前記作業対象設備の設置地点、または、当該設置地点以外の前記巡回路上の地点と推定する、巡回作業支援システム。
  4. 請求項3に記載の巡回作業支援システムであって、
    前記巡回路には、前記巡回作業者が予定している移動の方向が規定されており、
    前記作業者状態推定部は、
    前記変更した前記作業開始予定時刻及び前記作業完了予定時刻と、前記現在の時刻とに基づいて、前記巡回作業者の現在の位置を、前記作業対象設備の設置地点、当該設置地点から前記移動の方向に進んだ前記巡回路上の地点、または、当該設置地点から前記移動の方向と逆に進んだ前記巡回路上の地点と推定する、巡回作業支援システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の巡回作業支援システムであって、
    前記作業者状態推定部の推定結果に基づいて、前記通信不可地域に滞在している前記巡回作業者を、別の作業が割り当てられる候補に含めることが可能な、巡回作業支援システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の巡回作業支援システムであって、
    前記作業者状態推定部は、
    前記進入時刻と、前記行動予定情報とに基づいて、前記巡回作業者の前記作業者端末と前記サーバとの間の通信が復帰する予定の時刻である通信復帰予定時刻を推定し、
    現在の時刻が前記通信復帰予定時刻から予め定められた時間から経過しても、当該通信が復帰しない場合に、事務所側の端末に外部への警告を通知させる、巡回作業支援システム。
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