JP6072132B2 - モバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線網20に接続可能な遠隔地のモバイル端末50とインターネットに接続されたユーザー端末10との間の中継サーバー31を経由した通信路を開設する方法に係り、ユーザー端末10の要請に応じて、中継サーバー31、又は中継サーバー31に接続された受付サーバー32が、プッシュサービスを提供するプッシュサーバー40に、接続対象となるモバイル端末50に関する情報を転送すると、モバイル端末50に搭載されたエージェントが、プッシュサービスの呼出しに応答して能動的に中継サーバー31に接続し、中継サーバー31が、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路を接続するようにしたモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法に関する。
移動通信網21を用いたデータ処理能力の飛躍的な発展及び無線LAN(wireless LAN)22の拡散に伴って、大容量の制御演算装置及び記憶装置だけでなく、高解像度のタッチスクリーンが入出力装置に取り付けられた高機能の移動通信端末が大きく普及したことによって、マルチメディア情報の処理等のような、過去にデスクトップコンピュータを用いて行っていた作業が、いわゆるスマートフォンと呼ばれる高機能の移動通信端末によって行われるようになっている。
また、タッチスクリーンを用いて入出力機器を集約し、様々な規格の無線通信を支援する一方で、高性能バッテリーを用いて携帯性を確保したタブレットPCが登場するのに伴って、コンピュータ及びインターネット等の通信網の使用環境における空間的・時間的な制限が緩和されている。
これらに加えて、家電製品の代表的な商品であるテレビ、オーディオ等の映像・音響家電製品だけでなく、白色家電と呼ばれる、伝統的な技術の斬新性より機能の安定性に主眼点が置かれた冷蔵庫、洗濯機等の生活型家電製品にも、通信機能及びマルチメディア処理機能が与えられ、本然の機能だけでなく、ユーザーの使い勝手を高くした様々な知能型家電製品が開発されている。
このように、最近の電気、電子機器の開発傾向は、消費電力を節減し、小型化及び軽量化により携帯性を確保して機器を使用する上での時間的・空間的な制約をなくすとともに、知能化された多数の機器を通信網を介して互いに接続してユーザーの使い勝手及び個々の機器の性能を向上させるだけでなく、エネルギー効率を高くし、機能を多様化することにあるが、このための先決条件として、個々の機器間の通信路が、効率よく、しかも、簡便、かつ、迅速に開設されることが求められる。
図1は、従来の、ユーザー端末10と遠隔地のモバイル端末50との間の通信路の開設方法を示す図であり、図に示されるように、インターネット(INTERNET)に接続されたユーザー端末10、並びにインターネットに接続された中継サーバー31及び無線網20に接続されたモバイル端末50によって構成される。
ユーザー端末10は、遠隔地のモバイル端末50との接続を試みるためのコンピュータ、スマートフォン、タブレットPC等の情報機器であり、インターネットを介して中継サーバー31に接続され、モバイル端末50は、無線網20及びインターネットを介して中継サーバー31に接続されるスマートフォン、タブレットPC又は知能型家電製品である。ユーザー端末10と遠隔地のモバイル端末50との間の通信路が開設された後に、ユーザー端末10によってモバイル端末50の遠隔制御等のデータ通信が行われるが、このようなユーザー端末10と遠隔地のモバイル端末50との間の無線網20及びインターネットに基づく通信路の開設に関する従来の技術としては、例えば、次の特許文献1に記載のものが挙げられる(特許文献1参照。)。
韓国公開特許第2010−84146号公報
前記特許文献1をはじめとする、従来の、ユーザー端末10と遠隔地のモバイル端末50との間の通信路の開設方法には、下記のような限界及び問題がある。
まず、従来の通信路の開設方法においては、ユーザー端末10及びモバイル端末50が、いずれも、各端末のユーザーが直接的に操作することができる状態にない場合は、通信路を開設することができないという問題があった。
ここで、モバイル端末50の操作とは、単に中継サーバー31のドメイン又はIPアドレスを入力する操作、複雑な接続コマンドを入力する高度の専門的な操作等に限らず、一連の接続過程を自動的に行う応用プログラムの起動及び操作を網羅するものであり、図1に示されるような、モバイル端末50のタッチスクリーン画面上において特定のアイコンをタッチする単純な操作も含むものである。
すなわち、従来の技術においては、モバイル端末50のユーザーが、いかなる形態であれ、モバイル端末50を操作しなければ通信路の開設を行うことができず、モバイル端末50のユーザーが不在である場合には、ユーザー端末10側からのモバイル端末50に対する呼出は事実上行うことができない。これは、無線網20に基づいてインターネットに接続されるモバイル端末50の特性上、固定IPアドレスが割り当てられないためである。
例えば、動的IPアドレスが割り当てられたモバイル端末50であれば、ユーザー端末10のユーザーがモバイル端末50の動的IPアドレスを正確に把握している場合に、モバイル端末50のユーザーが不在であってもモバイル端末50に対する呼出及び通信路の開設を行うことができるが、そのためには、モバイル端末50のインターネットへの接続状態を常時維持しなければならないだけでなく、モバイル端末50からユーザー端末10又は中継サーバー31に動的IPアドレスが随時通知されなければならない。この場合、膨大な通信負荷が発生するとともに、多くの電力が消費されるので、そのほとんどが携帯型機器であるモバイル端末50の特性上、通信路の開設を行うことは事実上不可能である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、固定IPアドレスが与えられていないモバイル端末50に対して通信路を開設し、モバイル端末50の資源及び電力を効率よく利用することが可能な、モバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法を提供することにある。
本発明は、上述した問題を解決するために案出されたものであり、インターネットに接続されたユーザー端末10及び中継サーバー31と、無線網20に接続された遠隔地のモバイル端末50とが構成されて、中継サーバー31を経由するユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路を開設する方法において、中継サーバー31に接続された端末データベース35及び無線網20に接続されたプッシュサーバー40が構築され、モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)をプッシュサーバー(40)に接続して、中継サーバー(31)がモバイル端末(50)を呼び出すための呼出情報を要請し、プッシュサーバー(40)が、呼出情報を設定し、モバイル端末(50)に転送するステップと、モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)と一対一で対応する固有の情報から成る端末情報、及びプッシュサーバー(40)によって設定され、転送された呼出情報を、無線網(20)を介して中継サーバー(31)に転送するステップと、中継サーバー31が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース35に記録するステップと、ユーザー端末10が中継サーバー31にユーザー情報を転送し、ユーザー情報が有効である場合に、中継サーバー31がユーザー端末10の接続を受諾してユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップと、中継サーバー31が、ユーザー端末10が接続可能なモバイル端末50の一覧を端末データベース35から読み出してユーザー端末10に転送するステップと、ユーザー端末10が、転送されたモバイル端末50の一覧のうち、接続しようとするモバイル端末50を指定することによって特定し、中継サーバー31に特定したモバイル端末50の端末情報を転送し、モバイル端末50との接続を要請するステップと、中継サーバー31が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送するステップと、呼出情報を受信したプッシュサーバー40が、プッシュサービスを介して、呼出情報によって特定される当該モバイル端末50のエージェントに、モバイル端末50の中継サーバー31への接続を指示するためのコマンドから成る接続情報を転送するステップと、接続情報を受信したモバイル端末50のエージェントが、モバイル端末50を中継サーバー31に接続してモバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップと、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を接続するステップと、を含むことを特徴とするモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法を提供する。
また、本発明は、インターネットに接続されたユーザー端末10及び中継サーバー31と、無線網20に接続された遠隔地のモバイル端末50とが構成されて、中継サーバー31を経由するユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路を開設する方法において、中継サーバー31に接続された受付サーバー32、受付サーバー32に接続された端末データベース35及び無線網20に接続されたプッシュサーバー40が構築され、モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)をプッシュサーバー(40)に接続して、受付サーバー(32)がモバイル端末(50)を呼び出すための呼出情報を要請し、プッシュサーバー(40)が、呼出情報を設定し、モバイル端末(50)に転送するステップと、モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)と一対一で対応する固有の情報から成る端末情報、及びプッシュサーバー(40)によって設定され、転送された呼出情報を、無線網(20)を介して受付サーバー(32)に転送するステップと、受付サーバー32が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース35に記録するステップと、ユーザー端末10が受付サーバー32にユーザー情報を転送し、ユーザー情報が有効である場合に、受付サーバー32がユーザー端末10の接続を受諾するステップと、受付サーバー32が、ユーザー端末10が接続可能なモバイル端末50の一覧を端末データベース35から読み出してユーザー端末10に転送するステップと、ユーザー端末10が、転送されたモバイル端末50の一覧のうち、接続しようとするモバイル端末50を指定することによって特定し、受付サーバー32に特定したモバイル端末50の端末情報を転送し、モバイル端末50との接続を要請するステップと、受付サーバー32が中継サーバー31の状態を表すリンク情報をユーザー端末10に転送するステップと、リンク情報を受信したユーザー端末10が、ユーザー端末10を中継サーバー31に接続してユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップと、受付サーバー32が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送するステップと、呼出情報を受信したプッシュサーバー40が、プッシュサービスを介して、呼出情報によって特定される当該モバイル端末50のエージェントに、モバイル端末50の中継サーバー31への接続を指示するためのコマンドから成る接続情報を転送するステップと、接続情報を受信したモバイル端末50のエージェントが、中継サーバー31に接続してモバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップと、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を接続するステップと、を含むことを特徴とするモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法を提供する。
好ましくは、モバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法は、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を接続するステップが行われた後に、中継サーバー31が新たなポートを設定するステップと、中継サーバー31が、前記接続された通信路を介して設定されたポートの特性情報をユーザー端末10及びモバイル端末50に転送するステップと、ユーザー端末10の応用プログラムが特性情報を受信した後に、中継サーバー31に新たに設定されたポートに接続し、モバイル端末50のエージェントが特性情報を受信した後に、中継サーバー31に新たに設定されたポートに接続するステップと、を含む。
本発明によれば、固定IPアドレスが与えられていないモバイル端末50に対する効果的な通信路の開設を行うことができる。
特に、単発的な呼出を用いることによってモバイル端末50が中継サーバー31に接続されるので、モバイル端末50が、あらかじめ指定された中継サーバー31との接続状態を維持したり周期的に接続を繰り返し行ったりしてユーザー端末10の接続要請の有無を持続的に照会することなく、通信路を開設することができる。また、通信負荷を画期的に軽減することができるだけでなく、モバイル端末50の資源及び電力を効率よく活用することができる。
また、モバイル端末50の呼出過程において中継サーバー31を自由に指定することができるので、通信路の開設に関する諸処理に当たって通信網及び関連装備を弾力的且つ効率よく運用することができる。
従来の技術における構成要素の接続状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における構成要素の接続状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における構成要素のシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態における通信路の開設方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザー端末及びモバイル端末の画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における構成要素の接続状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における構成要素のシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態における通信路の開設方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における構成要素のシーケンス図である。
以下、添付した図面に基づいて、本発明の詳細な構成及び実行過程について説明する。
まず、図2は本発明の第1の実施の形態における構成要素の接続状態を示す図であり、図に示されるように、本発明の通信路開設システムは、インターネット(INTERNET)に接続されたユーザー端末10、インターネットに接続された中継サーバー31、中継サーバー31に接続された端末データベース35、無線網20に接続されたプッシュサーバー40、無線網20に接続されたモバイル端末50等を備える。
ユーザー端末10は、遠隔地のモバイル端末50への接続を試みるコンピュータ、スマートフォン、タブレットPC等の情報機器であり、インターネットを介して中継サーバー31に接続される。ユーザー端末10には、ユーザー端末10を中継サーバー31に接続し、中継サーバー31から転送された情報を出力し、ユーザーの操作に基づいて通信路の開設対象となるモバイル端末50を指定する等の機能を行うための応用プログラムが搭載される。
ユーザー端末10と中継サーバー31との接続は、ドメイン又はIPアドレスが与えられた中継サーバー31に、ユーザー端末10の応用プログラムがクライアントとして接続することによって行われ、中継サーバー31には端末データベース35が接続され、端末データベース35にユーザー端末10を認証するためのユーザー情報、後述される端末情報等が記録される。図2においては、中継サーバー31と端末データベース35とが物理的に分離させて示されているが、これは、本発明の構成要素の機能を区別して表現するためであり、中継サーバー31の記憶装置に端末データベース35を構築することができる。
ユーザー端末10の通信路の開設の試みに対する目的物であるモバイル端末50も、また、ユーザー端末10と同様に、インターネットに接続可能な遠隔地のスマートフォン、タブレットPC、知能型家電製品等であり、図2に示されるように、無線網20を介してインターネットに接続される。ここで、無線網20とは、移動通信網21及び無線LAN22を網羅するものであり、モバイル端末50が、無線LAN22への接続を支援するタブレットPCである場合、モバイル端末50は、無線LAN22を介してインターネットに接続され、モバイル端末50が、移動通信網21の移動局である移動通信端末である場合、モバイル端末50は、インターネットに接続された通信会社のサーバーを有する移動通信網21を介してインターネットに接続される。
また、プッシュサーバー40は、プッシュサービスを提供するサーバーであり、移動通信網21又は無線LAN22等の無線網20に接続され、モバイル端末50に後述される接続情報を転送する。
無線網20に基づくプッシュサービスは、移動通信端末又はタブレットPC等の無線網20への接続機器が、インターネット上の特定のサーバーにクライアントとして接続して特定の情報を要請する従来のプル(pull)方式の通信とは区別される通信方式であり、無線網20への接続機器、すなわち、本発明のモバイル端末50による要請の有無、情報提供者であるインターネット上の特定のサーバーへの接続の有無等とは関係なく、無線網20に接続されたプッシュサーバー40が、単なる文字列の形態等のような、比較的に小容量の情報を一方的に転送するようになっている。
無線網20に基づくプッシュサービスは、通常、無線網20への接続機器のオペレーティングシステムの製作者又は通信会社等により提供されるが、その代表例として、iOS(商品名)の製作会社であるアップル社が提供するAPNS(Apple Push Notification Service)(商品名)、及びAndroid(商品名)の製作会社であるグーグル社が提供するGCM(Google Cloud Messaging)(商品名)が挙げられる。
このような無線網20に基づくプッシュサービスは、一種のブロードキャスト又はマルチキャスト方式の通信であるといえるので、無線網20への接続機器、すなわち、モバイル端末50の資源の蚕食(通信負荷の増大)及び電力の消費を抑制することができる。すなわち、モバイル端末50がサーバーに周期的にクライアントとして接続する従来のプル(pull)方式においては、通信路を開設するに当たり、ユーザー端末10の要請に応答するために、非常に短い周期で頻繁にサーバーに接続することを余儀なくされるが、本発明においては、上述したプッシュサービスを活用することによって、モバイル端末50の資源の蚕食及び電力の消費を極力抑制することができる。
図3は本発明の第1の実施の形態における構成要素のシーケンス図、図4は本発明の第1の実施の形態における通信路の開設方法を示すフローチャートであり、本発明の通信路の開設は、以下のとおり行われる。
図に示されるように、本発明は、モバイル端末50に搭載されたエージェントが、端末情報及び呼出情報を無線網20を介して中継サーバー31に転送するステップS1から始まる。
モバイル端末50に搭載されたエージェントは、モバイル端末50を無線網20及びインターネットを介して中継サーバー31に接続して各種の情報を送受信する機能だけでなく、プッシュサーバー40からプッシュサービスを介して提供される情報を受信する機能も行うためのプログラム(処理手段)であり、モバイル端末50のオペレーティングシステムの応用プログラムの形でインストールされるか、又はオペレーティングシステムのモジュール(要素)として構成される。
モバイル端末50を中継サーバー31に接続するに当たり、中継サーバー31のドメイン又はIPアドレスは、モバイル端末50のユーザー、エージェントの配布者又は中継サーバー31の運用者がエージェントを最初に搭載するとき又は更新するときに、モバイル端末50の記憶装置に記録される。したがって、一旦、モバイル端末50の記憶装置に中継サーバー31のドメイン又はIPアドレスが記録されると、それ以降、エージェントが起動されるときに、エージェントが中継サーバー31のドメイン又はIPアドレスを読み出して、モバイル端末50の中継サーバー31への接続に利用するので、モバイル端末50のユーザーは、モバイル端末50を直接的に操作することなく、モバイル端末50を中継サーバー31に接続して本発明を行うことができる。
本発明のような、ユーザー端末10と遠隔地のモバイル端末50との間の通信路の開設は、通信会社、移動通信端末等の無線網20への接続機器の製造会社、無線網20への接続機器におけるオペレーティングシステムの製作会社、又は無線網20と連携するインターネットの情報提供業者等によって、対顧客サービスとして提供されることが一般的であるので、通信路が経由する中継サーバー31を運用する者と、モバイル端末50に搭載されるエージェントを製作する者とが同じである場合がほとんどである。したがって、エージェントによる中継サーバー31のドメイン又はIPアドレスの取得及び利用に当たっての障害要素はないといえる。
本発明の通信路の開設が開始されるとともにエージェントが中継サーバー31に転送する端末情報は、後述されるユーザー情報と通ずるものであり、無線網20への接続機器であるモバイル端末50を特定するための固有情報である。モバイル端末50が移動通信端末である場合、端末情報としては、電話番号等のような、唯一性が確保された情報が利用されるが、機器の通し番号又はあらかじめ設定されたIDタイプの情報を利用することもできる。
端末情報と共に中継サーバー31に転送される呼出情報は、その後の本格的な通信路の開設に際して中継サーバー31がプッシュサーバー40を介してモバイル端末50を呼び出すときに使用される情報である。呼出情報として、例えば、プッシュサービスの提供時に利用されるデバイストークン(device token)等が使用される。
このような端末情報及び呼出情報が、いずれもモバイル端末50を特定するための情報であるにもかかわらず、本発明において、端末情報と呼出情報とが区別して構成される理由は、端末情報はモバイル端末50と一対一で対応する唯一無二な情報であって不変性が保証されるのに対し、呼出情報は可変的な情報であって本発明を遂行するのに先立ってモバイル端末50とプッシュサーバー40との間の通信によりあらかじめ設定又は更新される情報であるからである。
すなわち、図3に示されるように、本発明を本格的に遂行するに先立って、モバイル端末50のオペレーティングシステム又はモバイル端末50に搭載されたエージェントが、モバイル端末50をプッシュサーバー40に接続してデバイストークン等の自身の呼出情報を要請すると、プッシュサーバー40は呼出情報をモバイル端末50に与えて転送する。プッシュサーバー40は、その後、プッシュサービスを提供するに当たり、呼出情報を介して受信先のモバイル端末50を特定することができる。呼出情報の付与は、モバイル端末50のオペレーティングシステムが再起動されるたびに、又はモバイル端末50が特定の無線網20を離脱した後に新たな無線網20に進入する場合等に間欠的に行われるので、呼出情報は、通信路が開設される特定の時点においては唯一無二な情報であるが、通信路を開設するたびに不変的に使用され、適用される情報ではない。
このような、モバイル端末50による呼出情報の要請及びプッシュサーバー40による呼出情報の付与は、一見すると従来のプル(pull)方式の通信を用いた通信路の開設と同様であるかのように思われるが、従来のプル方式の通信路の開設においては、待機中のモバイル端末50が中継サーバー31に頻繁に、かつ、持続的に接続されるので、通信資源を消耗し、電力を大量に消費するのに対し、本発明における呼出情報の要請及び付与は、モバイル端末50のオペレーティングシステムが再起動されたり、無線網20が切り換わったりする等、特殊な状況下においてだけ単発的又は間欠的に行われるだけではなく、その後、開設される実際の通信路とは完全に別個の経路を介して行われるので、通信資源の消耗及び電力の消費を抑制することができる。
モバイル端末50のエージェントが、端末情報及び呼出情報を無線網20を介して中継サーバー31に転送する前記ステップS1が終わると、中継サーバー31が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース35に記録するステップS2が行われ、続いて、モバイル端末50は、ユーザー端末10の接続、すなわち、通信路の開設を待機する状態に入る。このような、通信路の開設を待機する状態で、モバイル端末50は、モバイル端末50を中継サーバー31に随時接続したり、中継サーバー31に自分の通信網上の位置を持続的に報告したりする等の通信行為をまったく行わないので、通信網を占有する等の通信資源の消耗は発生しない。
続いて、通信路の開設の対象となるモバイル端末50が待機中の状態で、ユーザー端末10が、モバイル端末50との通信路の開設のために中継サーバー31に接続し、接続対象となるモバイル端末50を特定すると、中継サーバー31及びプッシュサーバー40がプッシュサービスを介してモバイル端末50を呼び出す。
すなわち、図3及び4に示されるように、まず、ユーザー端末10が中継サーバー31にユーザー情報を転送するステップS3が行われ、中継サーバー31が、ユーザー情報の有効性を認証するためにユーザー情報が有効であるかどうかを判断するステップS4が行われる。そして、ユーザー情報が有効である場合、中継サーバー31が、ユーザー端末10の接続を受諾し、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップ5が行われ、ユーザー情報が有効でない場合、中継サーバー31が接続を拒否するステップS6が行われる。続いて、ユーザー端末10が、中継サーバー31に端末情報を転送し、中継サーバー31とモバイル端末50との接続を要請するステップS7、中継サーバー31が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送するステップS8、及び呼出情報を受信したプッシュサーバー40が、プッシュサービスを介してモバイル端末50のエージェントに接続情報を転送するステップS9が行われる。
なお、ステップS3で、ユーザー端末10が中継サーバー31に転送するユーザー情報は、当該ユーザーの適格性を認証するための情報であり、通常のID及びパスワード等の認証情報が使用される。このようなユーザー情報は、前記端末データベース35に記録されるようになっていて、ユーザー端末10からユーザー情報が転送されると、中継サーバー31が、転送されたユーザー情報を、端末データベース35に記録されたユーザー情報と照合し、ユーザー情報が有効であるかどうかを判断する。
この場合、ユーザー端末10には、ユーザー端末10を中継サーバー31に接続し、中継サーバー31から転送された情報を出力し、ユーザーの操作に基づく通信路の開設の対象となるモバイル端末50を指定する等の機能を有する応用プログラムが搭載されるが、このような応用プログラムとしては、通常のブラウザーが使用される。また、図3に示されるように、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)又はセキュリティ性が強化されたHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)により行われる。
また、前述されたように、前記ステップS4でユーザー端末10が転送したユーザー情報の有効性が認証されてユーザー端末10の中継サーバー31への接続が受諾されると、ステップS5でユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路が開設されるが、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の本通信路、すなわち、後述されるモバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路に接続される本通信路は、最初にユーザー端末10と中継サーバー31との間を接続する際にユーザー情報を転送するために使用された通信路とは別途に開設される。このような本通信路を開設する場合、図3に示されるように、ウェブソケットに基づく通信路を適用することによって、一層効率よく通信を行うことができる。
ウェブソケットは、通常のHTTPとは異なり、サーバーによるクライアントへのデータのプッシュが行える通信方式であり、HTTP又はHTTPSにおいては、クライアントの要請によるサーバーの応答が順次に行われるポーリング(polling)方式の通信しか行うことができなかったのに対して、ウェブソケットにおいては、クライアントの持続的、かつ、反復的な要請がなくても、サーバーによるデータの提供が行えるので、実質的にリアルタイムの双方向通信が行えるという特性がある。
本発明においては、このようなウェブソケットの特性を利用することによって、ユーザー端末10に搭載される応用プログラムを簡素化することができるだけでなく、通信路の運用の効率を高くすることができるが、これは、本発明の通信路の利用態様が、ユーザー端末10を遠隔地のモバイル端末50に接続して各種のマルチメディア情報を送受信したり、遠隔制御を行ったりすることに起因する。
すなわち、本発明の通信路の開設後に、通信路の運用を様々な分野に利用することができるが、現在、関連する技術分野において直ちに適用することができる利用態様としては、ユーザー端末10のユーザーが、自身が所有するモバイル端末50に遠隔地から接続してマルチメディア情報をはじめとする各種のデータを送受信する利用態様、ユーザー端末10のユーザーが、自身が所有するモバイル端末50を遠隔制御して操作する利用態様、又は、ユーザー端末10のユーザーが、モバイル端末50の所有者の同意の下にモバイル端末50を遠隔制御する利用態様等を想定することができるが、これらの利用態様は、いずれもマルチメディア情報等のデータをリアルタイムで連続して転送することを必要とするものであり、特に、遠隔制御を行う場合には、被制御側であるモバイル端末50の画面情報が過不足なくリアルタイムにユーザー端末10に転送される必要があるので、ウェブソケットを利用することによって、限られた通信資源を効率よく利用しながら、通信品質を維持することができる。
ここで、遠隔地とは、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の物理的な距離と正確に一致する概念ではなく、本発明において、ユーザー端末10から、インターネット、中継サーバー31、インターネット、及び無線網20を介してモバイル端末50に至る経路を順次経由する通信路が開設される点に鑑みて使用される用語である。ユーザー端末10及びモバイル端末50は、インターネット及び無線網20が構築された場所であれば、実際に制限されることなく互いに遠距離に配置することが可能であり、ユーザー端末10及びモバイル端末50が物理的に隣接させて配置されていても、ユーザー端末10が遠隔地のモバイル端末50に接続されることになる。
また、ステップS5で、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路が開設されると、ステップS7で、ユーザー端末10が、中継サーバー31に端末情報を転送して中継サーバー31とモバイル端末50との接続を要請するが、このとき、ユーザー端末10が中継サーバー31に転送する端末情報は、中継サーバー31とモバイル端末50とを接続するのに必要な情報であり、前述されたように、モバイル端末50を特定するための固有の情報である。そして、モバイル端末50が移動通信端末である場合、電話番号等のように唯一性が確保された情報が利用されるが、機器の連続番号又はあらかじめ設定されたIDタイプの情報を利用することもできる。
なお、ユーザー端末10によるモバイル端末50の端末情報の転送は、図3に示されるように、中継サーバー31が、通信路が開設されたユーザー端末10が接続可能なモバイル端末50の一覧を端末データベース35から取り出してユーザー端末10に転送し、ユーザー端末10が、転送されたモバイル端末50の一覧のうち、接続しようとするモバイル端末50を指定する方法によって行われる。このような、モバイル端末50の一覧の転送、特定のモバイル端末50の指定、並びにユーザー端末10、中継サーバー31及びモバイル端末50に至る通信路が接続された状態におけるユーザー端末10及びモバイル端末50の画面の状態の例が図5に示されている。
図5は、ユーザー端末10が、ユーザー端末10を遠隔地のモバイル端末50に接続して、当該モバイル端末50を遠隔制御する利用態様を想定した図であり、ユーザー端末10とモバイル端末50との間に中継サーバー31を介したウェブソケット通信路が開設され、モバイル端末50の画面がユーザー端末10の画面に過不足なくリアルタイムで出力され、ユーザー端末10のユーザーの操作による制御信号もモバイル端末50にリアルタイムで転送される。
特に、図5のユーザー端末10の画面の左側の部分に示されるように、当該ユーザー端末10を介して接続可能な複数のモバイル端末50が一覧の形で並べられ、ユーザー端末10のユーザーが、並べられたモバイル端末50のうちから特定のモバイル端末50を選択して指定すると、当該モバイル端末50とユーザー端末10との間の通信路が開設されるが、これは、前述されたように、中継サーバー31が、端末データベース35を照会して、ユーザー端末10が接続可能なモバイル端末50の一覧を読み出し、これをユーザー端末10に転送し、ユーザー端末10が、一覧のうちの特定のモバイル端末50を指定する過程で具体的に実現される。
また、ステップS7で、ユーザー端末10が、通信路の開設の対象となるモバイル端末50を特定して中継サーバー31に接続を要請すると、ステップS8で、中継サーバー31が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送し、続いて、ステップS9で、呼出情報を受信したプッシュサーバー40が、プッシュサービスを介して当該モバイル端末50のエージェントに接続情報を転送するが、このとき、モバイル端末50のエージェントに転送される接続情報は、単に中継サーバー31への接続を指示するコマンドの形式で構成されてもよく、中継サーバー31のIPアドレスを含んでいてもよく、中継サーバー31のIPアドレスと共に、個別のモバイル端末50に対して割り当てられたポート等の細部情報を含んでいてもよい。
プッシュサービスを用いたモバイル端末50の呼出情報の受信から、その後の中継サーバー31への接続に至る一連の過程は、いずれもエージェントにより行われる。本発明においては、前述されたように、初期の段階で、エージェントが中継サーバー31に接続して端末情報及び呼出情報を登録するようになっているので、単に、中継サーバー31に接続コマンドだけを接続情報として送ることによって通信路を開設することが可能である。ところが、本発明が、通信会社、移動通信端末等の無線網20への接続機器の製造会社、無線網20への接続機器におけるオペレーティングシステムの製作会社、又は無線網20と連携するインターネットの情報提供業者等による商用サービスの形で実施される場合には、不特定多数のユーザー端末10及びモバイル端末50が混在する可能性があり、その場合、互いに接続され、情報を共有する多数の中継サーバー31が構築されたり、たとえ、単一の中継サーバー31であっても、多数のポートが設定されたりすると、セキュリティ上問題がある。そこで、本実施の形態においては、中継サーバー31に送る接続情報には、接続コマンドだけでなく、当該時点において有効な中継サーバー31のIPアドレス、ポート番号等が含まれることが好ましい。
このように、プッシュサーバー40がプッシュサービスを介して当該モバイル端末50のエージェントに接続情報を転送すると、接続情報を受信したモバイル端末50のエージェントが、モバイル端末50を中継サーバー31に接続し、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップS10が行われ、続いて、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路とを接続するステップS11が行われる。これにより、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路の開設が終了する。
ところで、前述されたように、本発明の通信路の開設方法が通信関係の事業者の商用サービスとして実施される場合、不特定多数のユーザー端末10及びモバイル端末50が中継サーバー31に同時に接続される。そして、本発明においては、通信路が中継サーバー31を介して開設され、終点の各通信主体に関する情報が、単発的に転送されるわけではなく、中継サーバー31を介して転送されるので、同時に接続されるユーザー端末10及びモバイル端末50の数が多い場合には、通信路の開設に要する時間が長くなるだけでなく、開設された通信路の処理容量が小さくなり、処理速度が低下する恐れがある。
そこで、後述される本発明の第2の実施の形態においては、中継サーバー31とは別途に受付サーバー32を配設することによって、通信路の仲介機能と中継機能とを分離させて行うようにしている。
図6は本発明の第2の実施の形態における各構成要素の接続状態を示す図であり、図に示されるように、本発明の受付サーバー32が適用される本実施の形態においては、図2の構成要素に加えて受付サーバー32が配設され、端末データベース35は、中継サーバー31ではなく、受付サーバー32に接続される。
また、多数の中継サーバー31が構築されて受付サーバー32に接続されるが、多数の中継サーバー31は、図において仮想線で示されるように、受付サーバー32に直接的に接続されるか、又は図において実線で示されるように、受付サーバー32にインターネットを介して接続される。
このような受付サーバー32が適用される本発明の第2の実施の形態は、図7及び8に示されるように、モバイル端末50に搭載されたエージェントが、端末情報及び呼出情報を、無線網20を介して受付サーバー32に転送するステップS21から始まる。
前述された図2〜4に示される第1の実施の形態と同様に、本発明の本格的な遂行に先立って、モバイル端末50のオペレーティングシステム又はモバイル端末50に搭載されたエージェントが、モバイル端末50をプッシュサーバー40に接続してデバイストークン等の自身の呼出情報を要請すると、プッシュサーバー40が、呼出情報をモバイル端末50に与えて転送するが、これに加えて、本実施の形態においては、本発明の本格的な遂行に先立って、中継サーバー31が受付サーバー32にリンク情報を転送すると、受付サーバー32が、中継サーバー31のIPアドレス、ポート等の通信網上の位置情報と共に、中継サーバー31ごとの利用可能な通信資源の状態を把握することができるようになっている。
すなわち、前記リンク情報は、中継サーバー31のIPアドレス、利用可能なポート番号又は通信資源の占有状況等が含まれる情報であり、本発明の第2の実施の形態は、受付サーバー32とは別途に中継サーバー31が構築された状態、又は単一の受付サーバー32に多数の中継サーバー31が接続された状態を前提として実施されるようになっていて、受付サーバー32は、中継サーバー31の活用、通信資源の配分、遊休状態等のような、中継サーバー31の運用の全般を制御する。そして、受付サーバー32は、このようなリンク情報を受信して、各中継サーバー31の状態を具体的に把握し、これにより、後述される通信路の開設に当たって利用する中継サーバー31を選択する。
そして、端末情報及び呼出情報が受付サーバー32に転送されると、受付サーバー32が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース35に記録するステップS22が行われ、続いて、当該モバイル端末50が、ユーザー端末10の接続、すなわち、通信路の開設を待機する状態に入る。このような、通信路の開設を待機する状態で、モバイル端末50は、受付サーバー32に随時接続したり、受付サーバー32に自分の通信網上の位置を持続的に報告したりする等の通信行為をまったく行わないので、通信網を占有する等の通信資源の消耗は発生しない。
続いて、通信路の開設の対象となるモバイル端末50が待機中の状態で、ユーザー端末10が、モバイル端末50との通信路の開設のために受付サーバー32に接続し、接続対象となるモバイル端末50を特定すると、受付サーバー32及びプッシュサーバー40がプッシュサービスを介してモバイル端末50を呼び出す。
すなわち、図7及び8に示されるように、まず、ユーザー端末10が受付サーバー32にユーザー情報を転送するステップS23が行われ、受付サーバー32が、ユーザー情報の有効性を認証するためにユーザー情報が有効であるかどうかを判断するステップS24が行われる。そして、ユーザー情報が有効である場合、受付サーバー32がユーザー端末10の接続を受諾するステップS25が行われ、ユーザー情報が有効でない場合、受付サーバー32が接続を拒否するステップS26が行われる。続いて、ユーザー端末10が、受付サーバー32にモバイル端末50との接続を要請するステップS27、受付サーバー32が中継サーバ31のリンク情報をユーザー端末10に転送するステップS28、及び受付サーバー32がユーザー端末10と中継サーバー31との間を仲介し、通信路を開設するステップS29が行われる。そして、受付サーバー32が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送するステップS30が行われると、呼出情報を受信したプッシュサーバー40がプッシュサービスを介して当該モバイル端末50のエージェントに接続情報を転送するステップS31が行われ、遠隔地のモバイル端末50に対する呼出しが行われる。
ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路の開設に先立って、ユーザー端末10と受付サーバー32との間で行われる通信の状況を見ると、図7及び8に示されるように、まず、ステップS23で、ユーザー端末10が受付サーバー32にユーザー情報を転送すると、ステップS24及びステップS25で、ユーザー情報の有効性が認証され、ステップS27で、ユーザー端末10が受付サーバー32に端末情報を転送し、受付サーバー32とモバイル端末50との接続が要請される。ここで、ユーザー端末10がモバイル端末50の端末情報を転送することによって、通信路の開設対象となるモバイル端末50が指定されるが、モバイル端末50の指定は、図5に示される方法と同様に、受付サーバー32が、端末データベース35を照会して、当該ユーザー端末10が接続可能なモバイル端末50の一覧を読み出し、これをユーザー端末10に転送し、ユーザー端末10のユーザーが、画面に出力された一覧のモバイル端末50のうちの特定のモバイル端末50を選択して指定することによって行われる。
このようにして、ユーザー端末10によって、通信路の開設対象となるモバイル端末50が指定されると、ステップS28で、受付サーバー32が中継サーバー31のリンク情報をユーザー端末10に転送し、ステップS29で、リンク情報を受信したユーザー端末10が、ユーザー端末10を中継サーバー31に接続して、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路を開設する。
この場合、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路は、ウェブソケットを介して開設され、これにより、実質的なリアルタイムの双方向通信を行うことができる通信路が構築される。
そして、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路が開設されると、ステップS31で、受付サーバー32が、接続の要請が行われたモバイル端末50の呼出情報を端末データベース35から読み出してプッシュサーバー40に転送し、これにより、呼出情報を受信したプッシュサーバー40が、プッシュサービスを介して当該モバイル端末50のエージェントに接続情報を転送するステップ31が行われる。
本発明の第2の実施の形態においては、単一の中継サーバー31又は複数の確定された中継サーバー31が構築されるわけではなく、受付サーバー32によって、可変的、かつ、弾力的に運用される複数の中継サーバー31が構築されるので、プッシュサービスを介してモバイル端末50に転送される接続情報には、当該モバイル端末50の当該時点の通信路の開設に割り当てられた中継サーバー31のIPアドレス及びポート番号等が含まれる。
このように、プッシュサーバー40がプッシュサービスを介して当該モバイル端末50のエージェントに接続情報を転送すると、接続情報を受信したモバイル端末50のエージェントが、モバイル端末50を中継サーバー31に接続してモバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路を開設するステップS32が行われ、続いて、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路とを接続するステップS33が行われる。これにより、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路の開設が終了する。
このように、第1、第2の実施の形態に示されるように、本発明においては、固定IPアドレスが与えられていないモバイル端末50に対して、簡便、かつ、安定的に通信路を開設することができるだけでなく、通信路の開設対象となるモバイル端末50において、ユーザーが不在であって、応用プログラムの起動、操作等の最小限の単純な操作さえ行うことができない状況下においても、通信路を開設することができる。
特に、このような、ユーザーが不在の状態にあるモバイル端末50に対して通信路を開設する機能は、知能型家電製品に対する遠隔制御等において有効に利用され、例えば、無線網20に接続可能な知能型冷蔵庫に本発明を適用した場合、外出中のユーザーが、知能型冷蔵庫を遠隔制御して温度を調節したり、知能型冷蔵庫に保存された食品の種類及び数量等を把握したりすることができるようになる。
なお、本発明においては、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路が接続されて、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路の開設が終了した後は、ユーザー端末10とモバイル端末50との間で通信を行うに当たり、プロトコール及びポートの変更及び増減を自由に行うことができる。
すなわち、本発明においては、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路が開設されると、前述されたHTTP及びウェブソケットだけでなく、telnet、FTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコールを適用することができ、ポートを増設して多重通信路を構築したり、ポートごとに異なるプロトコールを適用して通信効率を高くしたりすることができる。
特に、ユーザー端末10とモバイル端末50との間の通信路を運用するに当たり、前述されたように、各種のプロトコールに基づいてポートを増設することによって、限られた通信資源が消耗されるのを極力抑制しながら、通信速度、通信効率、互換性等の通信路の性能を極力高くすることができる。
このような本発明のポートの増設は、図9に示されるように、以下の過程により行われる。
図9は本発明の第3の実施の形態における構成要素のシーケンス図である。
まず、前述されたように、中継サーバー31が、ユーザー端末10と中継サーバー31との間の通信路と、モバイル端末50と中継サーバー31との間の通信路とを接続するステップが行われた後、中継サーバー31が新たなポートを設定するステップが行われる。
次に、中継サーバー31が、前記接続された通信路、すなわち、既に開設されたユーザー端末10とモバイル端末50との間の中継サーバー31を経由する通信路を介して設定されたポートの特性情報を、ユーザー端末10及びモバイル端末50に転送するステップが行われる。
ここで、ポートの特性情報とは、ユーザー端末10に搭載されたブラウザー等の応用プログラム、及びモバイル端末50に搭載されたエージェントが新たに設定されたポートに接続できるように提供される情報であり、ポート番号等の当該ポートの識別情報及び適用プロトコールが含まれる。
ユーザー端末10及びモバイル端末50にそれぞれ特性情報が転送されると、ユーザー端末10の応用プログラムが、特性情報を受信した後、中継サーバー31に新たに設定されたポートに接続し、モバイル端末50のエージェントが、特性情報を受信した後、中継サーバー31に新たに設定されたポートに接続するステップが行われる。このようにして、通信路の増設が行われる。
このように、本実施の形態においては、各種のプロトコールに基づく通信路を自由に増設することによって、通信路の性能を極大化させることができるが、図9に示される実施の形態においては、まず、HTTP通信路が開設された状態で、FTP通信路を新設する過程が示されており、これにより、単純な文字列からマルチメディアファイルに至るまで各種の情報態様が混在するユーザー端末10とモバイル端末50との間で通信路を運用するに当たって効率性を極大化させることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 ユーザー端末
20 無線網
21 移動通信網
22 無線LAN
31 中継サーバー
32 受付サーバー
35 端末データベース
40 プッシュサーバー
50 モバイル端末

Claims (3)

  1. インターネットに接続されたユーザー端末(10)及び中継サーバー(31)と、無線網(20)に接続された遠隔地のモバイル端末(50)とが構成されて、中継サーバー(31)を経由するユーザー端末(10)とモバイル端末(50)との間の通信路を開設する方法において、
    中継サーバー(31)に接続された端末データベース(35)及び無線網(20)に接続されたプッシュサーバー(40)が構築され、
    モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)をプッシュサーバー(40)に接続して、中継サーバー(31)がモバイル端末(50)を呼び出すための呼出情報を要請し、プッシュサーバー(40)が、呼出情報を設定し、モバイル端末(50)に転送するステップと、
    モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)と一対一で対応する固有の情報から成る端末情報及びプッシュサーバー(40)によって設定され、転送された呼出情報を無線網(20)を介して中継サーバー(31)に転送するステップと、
    中継サーバー(31)が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース(35)に記録するステップと、
    ユーザー端末(10)が中継サーバー(31)にユーザー情報を転送し、ユーザー情報が有効である場合に、中継サーバー(31)がユーザー端末(10)の接続を受諾してユーザー端末(10)と中継サーバー(31)との間の通信路を開設するステップと、
    中継サーバー(31)が、ユーザー端末(10)が接続可能なモバイル端末(50)の一覧を端末データベース(35)から読み出してユーザー端末(10)に転送するステップと、
    ユーザー端末(10)が、転送されたモバイル端末(50)の一覧のうち、接続しようとするモバイル端末(50)を指定することによって特定し、中継サーバー(31)に特定したモバイル端末(50)の端末情報を転送しモバイル端末(50)との接続を要請するステップと、
    中継サーバー(31)が、接続の要請が行われたモバイル端末(50)の呼出情報を端末データベース(35)から読み出してプッシュサーバー(40)に転送するステップと、
    呼出情報を受信したプッシュサーバー(40)が、プッシュサービスを介して、呼出情報によって特定される当該モバイル端末(50)のエージェントに、モバイル端末(50)の中継サーバー(31)への接続を指示するためのコマンドから成る接続情報を転送するステップと、
    接続情報を受信したモバイル端末(50)のエージェントが、モバイル端末(50)を中継サーバー(31)に接続してモバイル端末(50)と中継サーバー(31)との間の通信路を開設するステップと、
    中継サーバー(31)が、ユーザー端末(10)と中継サーバー(31)との間の通信路と、モバイル端末(50)と中継サーバー(31)との間の通信路を接続するステップと、
    を含むことを特徴とするモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法。
  2. インターネットに接続されたユーザー端末(10)及び中継サーバー(31)と、無線網(20)に接続された遠隔地のモバイル端末(50)とが構成されて、中継サーバー(31)を経由するユーザー端末(10)とモバイル端末(50)との間の通信路を開設する方法において、
    中継サーバー(31)に接続された受付サーバー(32)、受付サーバー(32)に接続された端末データベース(35)及び無線網(20)に接続されたプッシュサーバー(40)が構築され、
    モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)をプッシュサーバー(40)に接続して、受付サーバー(32)がモバイル端末(50)を呼び出すための呼出情報を要請し、プッシュサーバー(40)が、呼出情報を設定し、モバイル端末(50)に転送するステップと、
    モバイル端末(50)に搭載されたエージェントが、モバイル端末(50)と一対一で対応する固有の情報から成る端末情報及びプッシュサーバー(40)によって設定され、転送された呼出情報を無線網(20)を介して受付サーバー(32)に転送するステップと、
    受付サーバー(32)が、転送された端末情報及び呼出情報を端末データベース(35)に記録するステップと、
    ユーザー端末(10)が受付サーバー(32)にユーザー情報を転送し、ユーザー情報が有効である場合に、受付サーバー(32)がユーザー端末(10)の接続を受諾するステップと、
    受付サーバー(32)が、ユーザー端末(10)が接続可能なモバイル端末(50)の一覧を端末データベース(35)から読み出してユーザー端末(10)に転送するステップと、
    ユーザー端末(10)が、転送されたモバイル端末(50)の一覧のうち、接続しようとするモバイル端末(50)を指定することによって特定し、受付サーバー(32)に特定したモバイル端末(50)の端末情報を転送しモバイル端末(50)との接続を要請するステップと、
    受付サーバー(32)が中継サーバー(31)の状態を表すリンク情報をユーザー端末(10)に転送するステップと、
    リンク情報を受信したユーザー端末(10)が、ユーザー端末(10)を中継サーバー(31)に接続してユーザー端末(10)と中継サーバー(31)との間の通信路を開設するステップと、
    受付サーバー(32)が、接続の要請が行われたモバイル端末(50)の呼出情報を端末データベース(35)から読み出してプッシュサーバー(40)に転送するステップと、
    呼出情報を受信したプッシュサーバー(40)が、プッシュサービスを介して、呼出情報によって特定される当該モバイル端末(50)のエージェントに、モバイル端末(50)の中継サーバー(31)への接続を指示するためのコマンドから成る接続情報を転送するステップと、
    接続情報を受信したモバイル端末(50)のエージェントが、中継サーバー(31)に接続してモバイル端末(50)と中継サーバー(31)との間の通信路を開設するステップと、
    中継サーバー(31)が、ユーザー端末(10)と中継サーバー(31)との間の通信路と、モバイル端末(50)と中継サーバー(31)との間の通信路を接続するステップと、
    を含むことを特徴とするモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法。
  3. 中継サーバー(31)が、ユーザー端末(10)と中継サーバー(31)との間の通信路と、モバイル端末(50)と中継サーバー(31)との間の通信路を接続するステップが行われた後に、
    中継サーバー(31)が新たなポートを設定するステップと、
    中継サーバー(31)が、前記接続された通信路を介して設定されたポートの特性情報をユーザー端末(10)及びモバイル端末(50)に転送するステップと、
    ユーザー端末(10)の応用プログラムが特性情報を受信した後に、中継サーバー(31)に新たに設定されたポートに接続し、モバイル端末(50)のエージェントが特性情報を受信した後に、中継サーバー(31)に新たに設定されたポートに接続するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のモバイル端末の中継サーバー能動接続を用いた通信路の開設方法。
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