JP6065776B2 - インクジェットプリンタ、カラーチャート印刷方法 - Google Patents
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Description
また、インクジェットプリンタ(ink jet printer)とは、非衝撃式印字装置であって、文字が用紙上にインクの粒子又は小滴の噴射によって形成されるもの、である(JIS X0012−1990)。ドットプリンタの一形態であり、インクの粒子又は小滴の噴射によって形成される複数の点で表現される文字や画像を印字する。
しかし、画像データが、4色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)で規定されることで、3色(レッド、グリーン、ブルー)で規定されている場合に比べて、色の次元が1つ増えることとなり、色票の数を増加させる。色票が増加するとユーザによる色票の選択を困難にさせてしまう。
そして、カラーチャート生成部により印刷されるカラーチャートは、最も明るい明度となる第1色票が一方の端に配置されており、前記第1色票の対角方向の他方の端に最も暗い明度となる第2色票が配置されている。そして、各色票の配列は、前記第1色票側から前記第2色票側に前記対角方向に移行するに従い、各色票におけるシアン、マゼンダ、イエローの濃度が増加し、及び、明度が所定閾値以下となる色票においてブラックの濃度が増加する。即ち、カラーチャートは第1色票側から第2色票側に移行するに従い、シアン、マゼンダ、イエローのそれぞれの濃度が増加するよう色票が配列しているため、ユーザがこの色票の配列の規則性をもとに各色票の選択を行うことが可能となる。
また、色域の全てを離散的に網羅する場合、低明度となる暗部に割当てる色票はブラックの濃度を変化させる必要が生じる。しかし、ブラックの濃度を変化させる場合、他の色を含めて4次元での変化が生じるため、色票の数を増加させてしまう。
しかし、本発明では、暗部に対応する色票においては、ブラックの濃度を変化させているため、少ない色票の数で暗部側の色域を再現することができる。その結果、ユーザが色票を選択し易くすることができる。
また、印刷ヘッドとは、インクの液滴を連続的又は断続的に生成する、プリンタ本体の機械部又は電気部、である。以下、印刷ヘッドには、シリアルプリンタに用いられるシリアルプリンタ用ヘッド(head for serial printer)や、ラインプリンタに用いられるラインプリンタ用ヘッド(head for line printer)が含まれる。
上記のように構成されることで、色域の低明度域に割当てられた色票の数を少なくすることができる。
減法混色ではシアン、マゼンダ、イエローを等量、混色することでブラックを再現することができる。そのため、濃度が等量となる値に応じてブラックの濃度が設定されるため、色票の配列の前後で明度の反転が起こらず、濃度変化の連続性を保ったまま、色票に色を割当てることができる。
上記のように構成されることで、本発明に係るカラーチャートを用いて色の探索を行うことができ、探索に要する時間を短くすることができる。
上記のように構成されることで、色票を用いて指定した色を調整することが可能となり、より柔軟な色の探索を行なうことができる。
1.第1の実施形態:
2.各種変形例:
1.1.装置の概略
図1は、本実施形態にかかるハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示している。図1では、プリンタ10を示している。プリンタ10はインクジェットプリンタに該当する。プリンタ10は、印刷処理を制御するための制御ユニット11を有する。制御ユニット11では、CPU(Central Processing Unit)12が、ROM(Read Only Memory)14等のメモリーに記憶されたプログラムデータ14aをRAM(Random Access Memory)13に展開してプログラムデータ14aに従った演算を行なうことにより、自機を制御するためのファームウェアが実行される。ファームウェアは、印刷制御部17等の機能をCPU12に実行させるためのプログラムである。また、印刷制御部17は、ファームウェアを実行することで、チャート画像生成部17a、第1変換部17b、第2変換部17c、ハーフトーン処理部17d、吐出制御部17e、指定受付け部17f等を機能的に有する。これら各機能については後述する。
図2は、本発明に係る色探索処理を説明する図である。色探索処理の一例として、図2(a)に示す社章40を被印刷物に印刷する場合を例に説明を行う。社章40は、『S』の文字からなる部位41と、背景色としての部位42とで構成されている。そして、部位41、42は、コーポレートカラーであり、色の範囲が定められている。以下、部位41、42に指定される色を、単に、ターゲット色とも記載する。
また、減法混色ではC、M、Yを等量、混色することでKを再現することができるため、濃度が増加する方向に移行するに従い、等量のC、M、Yが混色する割合が増加する。その結果、カラーチャート30は、対角方向D3において、色票(1、1)側から色票(18、12)側に移行するに従い、色票の明度が低下していく。例えば、色票(1、1)と色票(18、12)を結ぶ対角線と交差する線分をL1、L2、L3とすると、L2とL3で囲まれた色票の明度は、L1、L2で囲まれた色票の明度と比べて低くなる。
これ以外にも、明度が10%と比較的明度が高い範囲から、色票のKの濃度を順次増加させていくものであってもよい。
なお、第1方向D1、第2方向D2における各色の濃度を変化させる色票の配列は、対角方向D3において濃度が増加するよう色票が配列されていれば、どの様な配列であってもよい。
図4は、色探索処理の内、カラーチャートを印刷する処理(カラーチャート生成工程)を説明するフローチャートである。また、図5、図6は、カラーチャートを印刷する処理を説明する図である。この処理では、ユーザがプリンタ10にカラーチャート30を印刷させる場合(図2のステップS1)に実行される。
図5(a)に示すように、色域CSの高明度側は、C、M、Yの階調値の組合せ、即ち、ステップS11で取得するグリットによりその位置を規定することができる。例えば、グリットの各階調値は、Lc、Lm、Lyの各軸を均等に6分割した値を色毎に組み合わせて構成されている。
一方、色域CS内の点線で囲まれる位置(以下、暗部とも記載する。)は、C、M、Yの3色では再現できない色を示す。
無論、チャート画像生成部17aは階調値をもとに明度を直接算出するものであってもよい。
減法混色では、等量のC、M、Yを混色した量をKに置き換えることができる。本実施形態では、この考えを応用し、C、M、Yの階調値の重なり量LaqをもとにKの階調値を設定している。重なり量Laqに応じてKの階調値を設定することで、暗部側の色の明度反転を抑制することができる。ここで、重なり量Laqとは、C、M、Yの階調値が全て255となる場合を100%とし、階調値が全て0となる場合を0%とする値である。本実施形態では、図6(a)に示すように、重なり量Laqに係数kをかけ合わせることで、実際のKの値を設定している。
係数kは、例えば、色域CS内のグリットの階調値の連続性や、色の見えを考慮して実験的に決定される数値である。例えば、係数kは定数である他、重なり量Laqに応じた関数であってもよい。
また、これ以外にも、ハーフトーン処理部17dは、周知のディザリングによりハーフトーンを生成するものであってもよい。
図8は、図1のステップS2、S3において実行する処理を示すフローチャートである。そして、図9は、操作パネル15に表示されたUI画面151を示す図である。
以下、各図を参照しながら、プリンタ10における指定色印刷工程を説明する。
図8のステップS31では、指定受付け部17fは、操作パネル15を通じて、ユーザからの色票の指定を受付ける。例えば、指定受付け部17fは、図9に示すUI画面151を操作パネル15に表示させる。ユーザは、このUI画面151を操作して、色票を指定するためのIDや、色票を印刷するインクの組合せの調整値を入力することができる。
これ以外にも、プリンタ10が入力画像に規定された階調値とインク量データとの関係を規定するプロファイルを記録している場合、プリンタ10がこのプロファイルを用いてステップS36、S37の処理を行なうものであってもよい。
かかる並べ替えの処理後のラスターデータを、吐出制御部17eは印刷ヘッド20に順次送信することにより、各ノズル21からのドットの吐出を実行させる。これにより、ハーフトーンに基づいてユーザにより指定された色票に応じた色(ドット)が被印刷物に再現される。
また、色域の全てを離散的に網羅する場合、低明度となる暗部に割当てる色票はブラックの濃度を変化させる必要が生じる。しかし、ブラックの濃度を変化させる場合、他の色を含めて4次元での変化が生じるため、色票の数を増加させてしまう。
しかし、本発明では、暗部に対応する色票においては、ブラックの濃度を変化させているため、少ない色票の数で暗部側の色域を再現することができる。その結果、ユーザが色票を選択し易くすることができる。
変形例1:
チャート画像生成部17aはカラーチャートを印刷するための画像データを内部で生成するのとして説明を行った。しかし、プリンタ10は、予めROM14に記録されたチャート画像用データを用いて、カラーチャートを印刷するものであってもよい。
プリンタ10は、ラインプリンタ用ヘッドとしての印刷ヘッド20を有することを前提としてこれまでの説明を行った。しかしプリンタ10は、上記送り方向と交差する方向を走査軸方向として移動可能な印刷ヘッド20を有する、いわゆるシリアルプリンタであってもよい。
これまでは各処理をプリンタ10が実行する場合を例に説明を行なったが、当該処理の少なくとも一部がプリンタ10とは異なるPC等の外部装置で行なわれるとしてもよい。例えば、PCが、プログラムに従って図4、図8に示す処理を実行し、これら処理の結果得たハーフトーンをプリンタ10に出力し、プリンタ10にハーフトーンに応じた印刷を実行させるとしてもよい。
また、本明細書においてプリンタ10が使用する液体には、インク以外にも、水分や溶剤の蒸発によってその粘性が変化し得る液体や流体であれば、あらゆるものが該当する。
即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
Claims (6)
- 少なくともシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの色の組合せを含んで規定される画像データをもとに、印刷ヘッドにドットを印刷させるインクジェットプリンタであって、
各色の色票が行・列に配列して構成されたカラーチャートを前記印刷ヘッドに印刷させるカラーチャート生成部を有し、
前記カラーチャートは、最も明るい明度となる第1色票が一方の端に配置されており、前記第1色票の対角方向の他方の端に最も暗い明度となる第2色票が配置されており、
各色票の配列は、前記第1色票側から前記第2色票側に前記対角方向に移行するに従い、各色票におけるシアン、マゼンダ、イエローの濃度が増加し、及び、明度が所定閾値以下となる色票においてブラックの濃度が増加する、インクジェットプリンタ。 - 前記カラーチャートは、前記第1色票と前記第2色票とを結ぶ線分が対角方向となる格子状に、各色票を配列させている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記明度が前記所定閾値以下となる色票において、ブラックの濃度は、シアン、マゼンダ、イエローの濃度が等量となる値に基づいて設定されている、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
- 前記色票の指定を受付け、前記指定された色票に応じた濃度のインクを前記印刷ヘッドに印刷させる指定色印刷部を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記指定色印刷部は、前記指定された色票に応じたインクの濃度の調整を受付ける、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
- 少なくともシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの色の組合せを含んで規定される画像データをもとに、各色の色票が行・列に配列して構成されたカラーチャートを印刷ヘッドに記録させるカラーチャート生成工程を有し、
前記カラーチャートは、最も明るい明度となる第1色票が一方の端に配置されており、前記第1色票の対角方向の他方の端に最も暗い明度となる第2色票が配置されており、
各色票の配列は、前記第1色票側から前記第2色票側に前記対角方向に移行するに従い、各色票におけるシアン、マゼンダ、イエローの濃度が増加し、及び、明度が所定閾値以下となる色票においてブラックの濃度が増加する、カラーチャート印刷方法。
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