JP6061376B2 - 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋 - Google Patents

開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6061376B2
JP6061376B2 JP2012228323A JP2012228323A JP6061376B2 JP 6061376 B2 JP6061376 B2 JP 6061376B2 JP 2012228323 A JP2012228323 A JP 2012228323A JP 2012228323 A JP2012228323 A JP 2012228323A JP 6061376 B2 JP6061376 B2 JP 6061376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
opening
folded
bag
easy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012228323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014080202A (ja
Inventor
晴彦 酒本
晴彦 酒本
孝敏 前島
孝敏 前島
Original Assignee
石川株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川株式会社 filed Critical 石川株式会社
Priority to JP2012228323A priority Critical patent/JP6061376B2/ja
Publication of JP2014080202A publication Critical patent/JP2014080202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6061376B2 publication Critical patent/JP6061376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

本発明は、米、麦、コンスターチ、デンプンなどの食品に由来する粉粒体、飼料、プラスチック樹脂、セメント、石灰、カーボンブラックなどの粉粒体を収納するための開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋に関するものであり、より詳しくは、簡易な構造でありながら、内容物である粉粒体の漏れを完全に阻止するとともに、優れた強度有し、開封を容易且つ完全に行うことが出来る開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋に関する。
従来の開封容易な袋として、図11に示すように、閉塞時に、上下の水平折込線折込部50、51の重接しない下側の水平折込線折込部51の上に位置するように開封テープ52付のアウターパッチ53を底部に貼り付けてなり、上下の水平折込線折込部50、51裏面に剥離容易なノリを塗布し、さらに、アウターパッチ53の裏面に長手方向両外側に固着接合用の帯状ノリ54を、その内側に剥離容易な帯状ノリ55を塗布することで、上記底部にアウターパッチ53を貼り付けてなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図12に示すように、平坦に折り潰した紙状筒60の一方の開口端61の両角に三角折込み部62(63)を形成すると共に、その状態で紙状筒60の折り潰しにより形成した上紙64及び下紙65の一方を開いて展開面66を形成し、この展開面66の中心部開口67を覆うために上紙64及び下紙65に折れ筋68を付けて、展開面66の両三角折込み部62、63を渡り中心部開口67を覆うと共に折れ筋68を外方にはみ出し且つ引き剥がし片69付のインナーパッチ70を、展開面66に易剥離性接着剤71にて貼り合わせて開封側開口部72とし、上記折れ筋68に沿い上紙64及び下紙65を折り畳み貼り合わせ、その上に開封テープ付のアウターパッチを貼り付けてなる開封容易な袋が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、図13に示すように、平坦に折り潰した紙状筒60の一方の開口端61の両角に三角折込み部62、63を形成すると共に、その状態で紙状筒60の折り潰しにより形成した上紙64及び下紙65の一方を第1折線73に沿い開いて展開面66を形成し、上紙64及び下紙65を第1折線73に平行な第2折線74に沿って内側に折り曲げ重ね貼り合わせて底部を形成し、その底部過程で、折り曲げ部同士を剥離容易に貼り合わせ、且つ展開面66の中央に、長辺が三角折込み部62、63を渡り短辺が第2折線74を越えるインナーパッチ70を、一方の第2折線74の外側に沿い線状に貼り合わせ、その上に開封テープ付のアウターパッチを貼り付けてなるた開封容易な袋が知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、図14に示すように、平坦に折り潰した紙状筒60の一方の開口端61の両角に三角折込み部62、63を形成すると共に、その状態で紙状筒60の折り潰しにより形成した上紙64及び下紙65の一方を第1折線73に沿い開いて展開面66を形成し、上紙64及び下紙65を第1折線73に平行な第2折線74に沿って内側に折り曲げ重ね貼り合わせて底部を形成し、上紙64及び下紙65の内側に、それらの端縁から第1折線73を越える長さで上紙64及び下紙65に密に嵌合する閉鎖筒体75及び76を、それらの端縁と上紙64及び下紙65の端縁とを一致させて貼設してなる、バルブ付の開封容易な袋が知られている(例えば、特許文献4参照)。
実公平1−26598号公報 特開2004−307008号公報 特開平9−142490号公報 特開平7−52957号公報
特許文献1の開封容易な袋は、アウターパッチ53を開封テープ52によって切断すると、アウターパッチ53と下の水平折込線折込部51及び斜め折込線折込部とは、剥離容易なノリにより糊付けされているので、一体となって切断されたアウターパッチ53と上の水平折込線折込部50は、下の水平折込線折込部51及び斜め折込線折込部から容易に剥離できる。さらに、下の水平折込線折込部51も斜め折込線折込部に剥離容易なノリにより糊付けされているので、斜め折込線折込部から容易に剥離でき、完全に開封することができる。しかしながら、この袋を完全に開封するには、まず開封テープ52によりアウターパッチ53を切断して、アウターパッチ53と上の水平折込線折込部50を剥離し、さらに下の水平折込線折込部51も剥離しないと、完全に開封することができないという、二段構えとなる不都合が生ずる虞がある。加えて、水平折込線折込部50及び51の折込幅が狭いと、密封性が低下し内容物が漏れる虞もある。
特許文献2の開封容易な袋は、アウターパッチを開封テープにより切断し、上紙64及び下紙65を剥がしてインナーパッチ70を裸出し、さらに、インナーパッチ70を引き剥がし片69により剥がすことができる。しかしながら、この開封容易な袋を開封するには、上記したように、三段構えとなってしまう不都合が生ずる虞がある。加えて、密封性を確保するために、別途インナーパッチ70を設ける必要がある。
特許文献3の開封容易な袋は、アウターパッチを開封テープにより切断し、上紙64及び下紙65を裸出して、上紙64及び下紙65を剥がしてインナーパッチ70を裸出し、その状態で開封容易な袋をインナーパッチ70側を下方に向けると、内容物の重みにより、インナーパッチ70が強固に接着している一辺を除き他の辺が開くことで、インナーパッチ70を開封することができる。しかしながら、この開封容易な袋を開封するには、上記したように、二段構えとなってしまい、その上、最終的に開封するか、どうかが、内容物の重みに依存しているという、不都合が生ずる虞がある。加えて、密封性を確保するために、別途インナーパッチ70を設ける必要がある。
特許文献4の開封容易な袋は、アウターパッチを開封テープにより切断し、上紙64及び下紙65を裸出すれば、上紙64及び下紙65を剥がし、開封することができる。しかしながら、この開封容易な袋は、密封性を確保するために、別途閉鎖筒体75及び76を設ける必要があり、さらに、この閉鎖筒体75及び76を設けることは、袋製造の際に、製袋機械にセットするのが難しい。
そこで、本発明の目的は、簡易な構造でありながら、粉粒体の漏れの完全な阻止や必要な強度に対し充分に満足した上で、開封を容易且つ完全に行うことが出来る開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、平坦に折り潰した紙状筒の一方の開口端部にこれと平行な折り目を開口端から充分に離れた位置に付け、前記折り目まで開口端の両角を折り込み、その状態で形成した上紙及び下紙の一方を折り目に沿い展開して、両側及びそれらの中心部に三角折込み部及び開口部を有する展開面を形成し、該展開面の前記上紙及び下紙に、これらを前記開口部側に折り畳んで前記開口部を充分に塞ぎ、且つ折り目と平行な折れ筋を付けて、該折れ筋に沿い前記下紙を前記開口部側に折り畳んで両側の三角折込み部同士で貼り合わせ、且つ前記上紙の端辺を折れ筋と平行に所定幅を有して前記開口部側に折り畳んで折曲げ片を形成し、その状態の前記上紙を折れ筋に沿い前記開口部側に折り畳んで前記折曲げ片を不貼り状態で前記下紙上に貼り合わせて前記開口部を塞ぎ、上紙及び下紙上に、前記折曲げ片より外側に位置している開封テープ付の化粧紙を貼り合わせてなることを特徴とする開封容易な袋の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、前記折り目における開口端から充分に離れた位置は、紙状筒の一方の開口端から、平坦に折り潰した紙状筒の幅寸法Wに対して、最大で1/3W以下、および/または前記折曲げ片の幅寸法wは、10ないし20mmの範囲内である開封容易な袋の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、前記製造方法によって得られる開封容易な袋が提供される。
本発明によって得られる開封容易な袋の作用は次の通りである。
すなわち、展開面の中心部の開口部を、上紙及び下紙を折り畳むことで充分に塞ぎ、且つ、下紙を両側の三角折込み部同士で貼り合わせ、下紙上に上紙をその折曲げ片を不貼り状態で貼り合わせて、折曲げ片より外側に位置している開封テープにより化粧紙を開封し、折曲げ片を裸出して、不貼り状態の折曲げ片を手指でつかみ押し開いて、開口部を開放し内容物を取り出すことができる。
また、折り目の位置が紙状筒の開口端から紙状筒の幅寸法Wの最大で1/3Wの位置にあると、上紙及び下紙を開口部側に折り畳んで開口部を充分に塞ぐことになり、内容物の漏れを阻止することができる。
また、折曲げ片の幅寸法wが、10ないし20mmの範囲にあることにより、不貼り状態の折曲げ片を手指でつかみ得て上紙を押し開き、開口部を開放することができる。
本発明の製造方法によって得られる開封容易な袋によれば、簡易な構造でありながら、内容物である粉粒体の漏れの完全な阻止や、必要な強度に対し充分に満足した上で、開封を容易且つ完全に行うことが出来る効果がある。
また、本発明の開封容易な袋によれば、上記の効果に加えて、内容物である粉粒体の漏れの完全な阻止を確実にする効果がある。
また、本発明の開封容易な袋によれば、上記の効果に加えて、開口部を確実に開放できる効果がある。
実施例1に示した、本発明の実施の形態を示す開封容易な袋の製作状態を示す 平面図である。 同じく上記袋の製作状態を示す平面図である。 同じく上記袋の製作状態を示す平面図である。 同じく上記袋の製作状態(下図)と従来例の製作状態(上図)との対比を示 す平面図である。 同じく上記袋の製作状態を示す平面図である。 同じく上記袋の製作状態(下図)と従来例の製作状態(上図)との対比を示 す平面図である。 同じく上記袋の製作状態を示す平面図である。 図7のVIII−VIII線 に沿う断面図である。 本発明の袋の利用状態を示す斜視図である。 本発明の袋の利用状態を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す平面図である。 従来例を示す平面図である。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図面において、1は開封容易な袋であり、この開封容易な袋1は、平坦に折り潰した紙状筒2の一方の開口端部3Aにこれと平行な折り目4を開口端3aから充分に離れた位置に付け、折り目4まで開口端3aの両角C1、C1を折り込み、その状態で形成した上紙2a及び下紙2bの一方を折り目4に沿い展開して、両側及びそれらの中心部に三角折込み部5、6及び開口部7を有する展開面8を形成し、この展開面8の上紙2a及び下紙2bに、これらを開口部7側に折り畳んで開口部7を充分に塞ぎ且つ折り目4と平行な折れ筋9a、9bを付けて、これらの折れ筋9bに沿い下紙2bを開口部7側に折り畳んで両側の三角折込み部5、6同士で貼り合わせる(図3参照)。
次に、上紙2aの端辺を折れ筋9aと平行に所定幅wを有して開口部7側に折り畳んで折曲げ片10を形成し、その状態の上紙2aを、折れ筋9aに沿い開口部7側に折り畳んで折曲げ片10を貼らない状態で下紙2b上に、貼り合わせて開口部7を塞ぎ、さらに、上紙2a及び下紙2b上に開封テープ11付の化粧紙12(図7参照)を貼り合わせるものであり、開封テープ11は、上紙2aの折曲げ片10より外側に位置している。
この紙状筒2は、径及び長さとも使用目的に合わせた任意のものが選択され、この実施例では2枚重ねにしたものが使用されているが、これに限定されず3層以上の多層でも良い。紙状筒2の材質はクラフト紙に限らず、脱気性を付与し且つ所定の強度を有したものであれば、特に限定がなく、樹脂シート、紙に樹脂シートを貼り付けたものなどが使用される。なお、化粧紙12などの材質も、上記紙状筒2と同様に適宜任意のものが選択される。
上記構成になる開封容易な袋1は、以下のようにして作られる。
まず、2層以上の紙状筒2について、その径及び長さとも使用目的に合わせた任意のものを選択する。そして、図1に示すように、選択した紙状筒2を折り潰し、その折り潰した紙状筒2の一方の開口端部3A側、すなわち、内容物の取出口側に、この開口端3aと平行な折り目4を付けるが、この際、折り目4を開口端3aから充分に離れた位置Pに付ける。具体的には、この折り目4における開口端3aから充分に離れた位置Pは、紙状筒2の一方の開口端3aから、平坦に折り潰した紙状筒2の幅寸法Wの最大で1/3W以下であるのがよい。理論的にみると、この位置Pは1/2Wまで可能であるが、紙状筒2の素材使用量に対して、袋の容量が非常に少なくなり、経済的でなくなる。逆に、この位置Pが1/5W以下になると、上紙2a及び下紙2bを開口部7側に折り畳んでも、開口部7を充分に塞いだことにならず、内容物が漏れる虞が生じる。
本発明の実施形態を示す図4の下図では、位置Pが1/4Wであり、従来例を示す図4の上図(便宜上、実施例1と同じ符号を付す。)では、位置Pは1/4.6Wであるが、開口部7を塞ぐ幅は、従来例では両側ともにa寸法だけ短くなって、開口部7を充分に塞いだことになりづらくなり、内容物が漏れる虞が増すことになる。逆に、本発明の実施形態では、折り目4の位置Pが従来例の1/4.6Wから1/4Wに代わっただけで、従来例に比べて両側ともにa寸法だけ長くなって、内容物が漏れる虞が大幅に減り、事実上内容物が漏れないことになる。
そして、この紙状筒2の開口端3aの両角C1、C1を図1の二点鎖線で示すように、折り目4まで折り込む。同じく、この紙状筒2の他方の開口端部側、すなわち、底部側に、にも、この開口端と平行な折り目を所定幅で付け、他方の開口端の両角も、折り目まで折り込む。
次に、紙状筒2の両角C1、C1を図1の二点鎖線で示す折り目4まで折り込んだ状態で、紙状筒2の折り潰しにより形成した上紙2a及び下紙2bのうち、下紙2bを折り目4に沿って展開し、図2に示すように、両側及びその中心部に三角折込み部5、6及び開口部7を有する展開面8を形成する。さらに、展開面8の上紙2a及び下紙2bを開口部7側に折り畳んで、開口部7を充分に塞ぐことができる折れ筋9a、9bを上紙2a及び下紙2bに付ける。すなわち、開口部7を充分に塞げる折り目4の位置Pは、既述のとおり、紙状筒2の開口端3aからほぼ1/4Wないし1/3Wの範囲であり、折り目4の位置Pが上記の範囲であると、上紙2a及び下紙2bにより開口部7を充分に塞ぐことができる。
そして、本発明の実施形態を示す図4の下図の斜線で示す範囲における展開面8の上紙2a及び下紙2bに、充分な接着強度を有しながら必要時に剥離できる、いわゆる剥離のりを塗布する。そのあと、図3に示すように、下紙2bを折れ筋9bに沿い折り畳んで両側の三角折込み部5、6同士で貼り付ける。さらに、上紙2aの端辺を折れ筋9aと平行に所定幅wを有して開口部7側に折り畳んで、折曲げ片10を形成する。なお、この折曲げ片10には、図4の下図で示したように、剥離のりを塗布しない。この状態の上紙2aを折れ筋9bに沿い折り畳んで下紙2b上に貼り付ける(図5参照)。また、この折曲げ片10は、その幅寸法wが10ないし20mmの範囲内であり、この範囲内で適宜決定される。折曲げ片10が上記の範囲内の幅寸法wであれば、不貼り状態の折曲げ片10を手指でつかみ得て、上紙2aを押し開き、開口部7を容易に開放し得ることになる。
図6に示すように、斜線部分が剥離のりによる貼り付け部分であり、本発明の実施形態を示す図4の下図では、位置Pが1/4Wであり、従来例を示す図4の上図では、位置Pは1/4.6Wであるが、開口部7を塞ぐ幅は、本発明の実施形態では両側ともにa寸法だけ長くなり、内容物が漏れる虞がなくなる。また、上紙2aの所定幅wを有した折曲げ片10により、本発明の実施形態を示す図6の下図におけるb寸法と、従来例を示す図6の上図におけるc寸法とが、ほぼ同じ(b寸法≒c寸法)となる。したがって、図7、8に示すように、上紙2a及び下紙2b上に開封テープ11付の化粧紙12を貼り合わせても、開封テープ11は、上紙2aの折曲げ片10より外側に位置することになる。
このため、開封テープ11にて化粧紙12を切断すれば、上紙2aの折曲げ片10部分を裸出でき、折曲げ片10部分は貼り合わせされていないので、10ないし20mmの範囲内の折曲げ片10部分を手指で容易につまむことができ、上紙2aの剥離のりで貼り合わせてある部分を剥がせば、開口部7を開放でき、内容物を取り出すことができる。なお、図8において、仮に、上紙2aに折曲げ片10部分がなく、2点鎖線で示すように、折曲げ片10相当部分を延ばした状態で、下紙2b上に上紙2aを貼り付けた場合、その上に開封テープ11付の化粧紙12を貼り合わせると、上紙2a上に開封テープ11を貼り付けることになる。したがって、開封テープ11にて化粧紙12を開封しても、下紙2b上に上紙2aを貼り付けた状態となって、上紙2aを手指でつまむことが出来ず、カッターなどで上紙2a及び下紙2bを切除しなければ、開口部7を開放することができず、内容物を取り出すことができないことになる。
そして、上述の紙状筒2の他方の開口端部側、すなわち、底部側も、開口端部3A側、すなわち、内容物の取出口側とほぼ同じようにして閉じる。ただし、開封容易な袋1内に
内容物を充填するためのバルブ20が取り付けられ、底部は開封する必要がないから、化粧紙12Aには開封テープがなく、開口部も開放する必要がないから、貼り合わせには上記した剥離のりではなく、固着するための固着のりを使用する。
上記構成になる本発明の開封容易な袋1は次のように使用される。
まず、開封容易な袋1内に紙状筒2の他方の開口端から、例えば、内容物投入口となるバルブ20が有れば、それに粉粒体などの供給源を接続して、エアーと共に粉粒体を開封容易な袋1内に送り粉粒体を充填する。充填が終了したらバルブ20を封止し、その他の必要作業を終了すれば、粉粒体充填済みの開封容易な袋1となり、流通に乗せることができる。
そして、開封容易な袋1内に充填されている粉粒体を使用したい場合には、図7に示すように、開封テープ11の開封片11aあるいは切裂片11bを手指でつかんで、引っ張れば、化粧紙12を切断することが出来、上紙2aの折曲げ片10部分を裸出でき、折曲げ片10部分は貼り合わせされていないので、折曲げ片10部分を手指で容易につまむことができ、上紙2aの剥離のりで貼り合わせてある部分を剥がせば、開口部7を開放できて、内容物21を取り出すことができる。すなわち、開封容易な袋1を他の器具類を使用しないで、容易に開封出来て、粉粒体を取り出し使用することが出来る。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の開封容易な袋は、簡易な構造であるのに、粉粒体の漏れの完全な阻止や必要な強度に対し充分に満足した上で、開封を容易且つ完全に行いたいような場合に、利用可能性が極めて高くなる。
1 開封容易な袋
2、60 紙状筒
2a、64 上紙
2b、65 下紙
3A 一方の開口端部
3a、61 開口端
4 折り目
5、6、62、63 三角折込み部
7 開口部
8、66 展開面
9a、9b、68 折れ筋
10 折曲げ片
11、52 開封テープ
11a 開封片
11b 切裂片
12、12A 化粧紙
20 バルブ
21 内容物
50、51 水平折込線折込部
53 アウターパッチ
54 固着接合用の帯状ノリ
55 剥離容易な帯状ノリ
67 中心部開口
69 引き剥がし片
70 インナーパッチ
71 易剥離性接着剤
72 開封側開口部
73 第1折線
74 第2折線
75、76 閉鎖筒体
a、b、c 寸法
C1 角
P 位置
W 紙状筒の幅寸法
w 所定幅

Claims (4)

  1. 平坦に折り潰した紙状筒の一方の開口端部にこれと平行な折り目を開口端から充分に離れた位置に付け、前記折り目まで開口端の両角を折り込み、その状態で形成した上紙及び下紙の一方を折り目に沿い展開して、両側及びそれらの中心部に三角折込み部及び開口部を有する展開面を形成し、該展開面の前記上紙及び下紙に、これらを前記開口部側に折り畳んで前記開口部を充分に塞ぎ、且つ折り目と平行な折れ筋を付けて、該折れ筋に沿い前記下紙を前記開口部側に折り畳んで両側の三角折込み部同士で貼り合わせ、且つ前記上紙の端辺を折れ筋と平行に所定幅を有して前記開口部側に折り畳んで折曲げ片を形成し、その状態の前記上紙を折れ筋に沿い前記開口部側に折り畳んで前記折曲げ片を不貼り状態で前記下紙上に貼り合わせて前記開口部を塞ぎ、上紙及び下紙上に、前記折曲げ片より外側に位置している開封テープ付の化粧紙を貼り合わせてなることを特徴とする開封容易な袋の製造方法。
  2. 前記折り目における開口端から充分に離れた位置は、紙状筒の一方の開口端から、平坦に折り潰した紙状筒の幅寸法Wに対して、最大で1/3W以下である請求項1記載の開封容易な袋の製造方法
  3. 前記折曲げ片の幅寸法wは、10ないし20mmの範囲内である請求項1または2記載の開封容易な袋の製造方法
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の製造方法によって得られる開封容易な袋。
JP2012228323A 2012-10-15 2012-10-15 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋 Active JP6061376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228323A JP6061376B2 (ja) 2012-10-15 2012-10-15 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228323A JP6061376B2 (ja) 2012-10-15 2012-10-15 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014080202A JP2014080202A (ja) 2014-05-08
JP6061376B2 true JP6061376B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=50784793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012228323A Active JP6061376B2 (ja) 2012-10-15 2012-10-15 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6061376B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7072181B2 (ja) * 2017-11-10 2022-05-20 石川株式会社 開封容易な多層紙袋
JP7481129B2 (ja) * 2020-03-04 2024-05-10 昭和パックス株式会社 紙袋

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188841U (ja) * 1982-06-10 1983-12-15 日清製粉株式会社 紙袋開封部の構造
JPS60139760U (ja) * 1984-02-29 1985-09-14 凸版印刷株式会社 包装体
JPS63126248U (ja) * 1987-02-12 1988-08-17
FR2961184B1 (fr) * 2010-06-09 2012-08-03 Cetec Ind Conditionnement Sac comportant une bande rapportee pour sa fermeture et dispositif de depose d'une bande rapportee pour obtenir un sac selon l'invention

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014080202A (ja) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2016158553A1 (ja) ストロー内蔵式容器
JP6061376B2 (ja) 開封容易な袋の製造方法およびそれによって得られる開封容易な袋
JP2024024084A (ja) 握り飯用包装材および包装握り飯
CN206841924U (zh) 可快速封装的纸箱
US8465205B2 (en) Trash bag
JP5757849B2 (ja) 開封容易な袋
JP2006315724A (ja) 粉体用包装袋
CN209582166U (zh) 可二次利用的零胶带纸箱
JP4076044B2 (ja) 粉体包装袋
JP5995261B2 (ja) 外バルブ付紙袋
CN207089873U (zh) 一种带有粘结盖片且开启方便的包装盒
CN107521796B (zh) 带有粘结盖片且开启方便包装片材的制作方法及该方法获得的包装盒
CN106628670B (zh) 一种卷烟包装及包装方法
JP5574784B2 (ja) バルブ付紙袋
JP4083979B2 (ja) 複数回使用可能な紙袋
JP3288609B2 (ja) 粉体包装用の紙袋
JP5579005B2 (ja) バルブ付紙袋
JP2013203404A (ja) 包装体および開封用罫線構造
JP3760147B2 (ja) 多層袋
JP4072902B2 (ja) 粉粒体用貼袋
JP3238948U (ja) 包装用箱袋のブランクシート
JP7072181B2 (ja) 開封容易な多層紙袋
JP7445941B2 (ja) 包装握り飯
JP5500590B2 (ja) バルブ付紙袋
JP5500591B2 (ja) バルブ付紙袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6061376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250