JP6061141B2 - オフセット印刷インキバインダー用組成物、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、オフセット印刷インキ - Google Patents

オフセット印刷インキバインダー用組成物、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、オフセット印刷インキ Download PDF

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Description

本発明は、ロジン変性フェノール樹脂を用いたオフセット印刷インキバインダー用組成物、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびオフセット印刷インキに関する。
ロジン変性フェノール樹脂とは一般的に、ロジン類、フェノール樹脂及びポリオール類が反応してなる高分子量の樹脂組成物をいい、インキ皮膜のセット性や光沢等において優れた性能を示すことから(例えば特許文献1、2を参照)、従来、各種印刷インキ用のバインダー、特にオフセット印刷インキ用のバインダーとして賞用されている。
オフセット印刷インキは、前記ロジン変性フェノール樹脂を植物油や石油溶剤等の溶剤に溶解させて得られるワニスに顔料を配合し、機械的に混練りすることにより得られる。そして、得られたインキは、インキ壷より複数のローラーを介して印刷版胴に供給され、別途供給された湿し水とともにブランケット胴を経由して印刷用紙に転移し、画像を形成する。
ところで、オフセット印刷インキを調製する際、ワニス中で顔料が十分に分散しないと得られるインキの流動性が失われる。そして、流動性が不足するインキは、印刷中にインキつぼから呼び出しローラーに移らなくなる所謂つぼ上がり現象を生じることがあり、印刷物の色度低下等を招く。こうした問題は、機械的な分散工程を長時間実施したり、適当な分散剤を添加したりすることによって解消可能であるが、生産性の低下を招くとともに、添加物によるインキ皮膜物性(光沢、耐水性等)への悪影響が懸念される。
一方、前記特許文献1や2でも指摘されているように、オフセット印刷は生産性の向上や省力化のため高速印刷化の要請が強く、印刷版胴とブランケット胴を極めて高速で回転させる必要があるため、供給された印刷インキが霧状に飛散して周囲の機器や作業空間を汚染するミスチングが発生しやすくなる。
しかし、前記した印刷インキの流動性と耐ミスチング性を両立し得た印刷インキの例は少ない。これは、例えば特許文献3でも指摘されているように、印刷インキの流動性が高まるとミスチングが発生し易くなるためである。そこで特許文献3では、そのように相反するインキ物性を両立させるために、重量平均分子量が相互に異なる2種のロジン変性フェノール樹脂を組み合わせたワニスをバインダーとして使用することが提案されているが、2種のロジン変性フェノール樹脂を別ロットで製造し、混合する必要があるため、品質・在庫管理上の問題や、作業性・生産性の問題がある。
一方、特許文献4では、印刷インキの流動性と耐ミスチング性を1種のロジン変性フェノール樹脂によって両立させるべく、デヒドロアビエチン酸を5〜20%含むロジン類、ポリオールおよびフェノール−ホルムアルデヒドの縮合物を反応させてなり、かつ低分子量成分の含有量を2〜6%に設定したロジン変性フェノール樹脂が有用であることが提案
されているが、ゲルワニスとしたときの弾性率が十分でなく、効果が不十分な場合があった。
なお、印刷時の損紙としては、印刷インキの強い粘着性に由来して印刷用紙がブランケット胴にとられる現象が挙げられ、紙剥けや断紙の原因となる。一方、転移不良とは、インキがブランケット胴から印刷用紙表面へ転写しなくなる現象をいい、画素の欠陥や画線部のかすれ等を生じさせる。そしてこの転移不良は、インキの粘着性が不足し、印刷用紙に付着し難くなることが一因とされているため、前記現象とはトレードオフの関係にあると考えられている。
特開平1−36668号公報 特開平1−170676号公報 特開2011−89021号公報 特開2011−184660号公報
本発明は、印刷インキの流動性と耐ミスチング性を同時に満足する新規なロジン変性フェノール樹脂系の印刷インキバインダーを提供することを課題とする。
本発明者は鋭意検討の結果、所定の樹脂酸を一定量含有するロジン類を用いたロジン変性フェノール樹脂により前記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、デヒドロアビエチン酸を少なくとも20重量%、ならびにジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸を少なくとも5重量%含むロジン類(a1)ならびにフェノール・ホルムアルデヒド縮合物(a2)より得られる重付加物(A)にポリオール類(B)がエステル化反応してなるロジン変性フェノール樹脂分(1)と、当該(1)成分に対して2〜8重量%となる遊離の樹脂酸類(2)とを含有する、オフセット印刷インキバインダー用組成物の製造方法;当該製造方法で得られるオフセット印刷インキバインダー用組成物、植物油およびゲル化剤を含有するオフセット印刷インキバインダー用ゲルワニス;当該ゲルワニスと顔料を含むオフセット印刷インキ、に関する。
本発明のバインダー用組成物や、これを用いて得られるゲルワニスによれば、流動性と耐ミスチング性に優れ、しかも皮膜の光沢に優れるオフセット印刷インキが得られる。また、当該オフセット印刷インキは、例えばオフセット枚葉インキ(枚葉インキ)、オフセット輪転インキ(オフ輪インキ)、新聞インキ等として有用である。
本発明のバインダー組成物(実施例2に相当)の重量平均分子量のチャートを示す。
本発明の製造方法に係るオフセット印刷インキ用バインダー組成物(以下、単にバインダーという)は、所定のロジン類(a1)(以下、(a1)成分という)およびフェノール・ホルムアルデヒド縮合物(a2)(以下、(a2)成分という)より得られる重付加物(A)(以下、(A)成分という)にポリオール類(B)(以下、(B)成分という)がエステル化反応してなるロジン変性フェノール樹脂分(1)(以下、(1)成分という)と、所定量の遊離樹脂酸分(2)(以下、(2)成分という)を含有する。
本発明においては、(a1)成分として、デヒドロアビエチン酸を少なくとも20重量%、好ましくは20〜30重量%含み、また、ジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸を少なくとも5重量%、好ましくは5〜20重量%含むロジン類を用いる。前者が20重量%未満であったり、後者が5重量%未満であったりすると、後述するゲルワニスの弾性率が小さくなり、また、印刷インキの流動性や耐ミスチング性が不良となる。
一方、(a1)成分におけるデヒドロアビエチン酸ならびにジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸の合計は、特に耐ミスチング性の観点より、多くとも50重量%、好ましくは30〜40重量%である。
なお、(a1)成分には、その残部に他の樹脂酸(アビエチン酸、ネオアビエチン酸、レボピマル酸等)が通常70重量%未満、好ましくは60〜70重量%の範囲で含まれていてもよい。
(a1)成分を調製する方法としては、例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンなどの天然ロジンやその精製物(以下、原料ロジン類という)の溶融物に、別途調製ないし調達した樹脂酸類を所定量(25〜50重量%)となるように配合し、(a1)成分となす方法が挙げられる。なお、デヒドロアビエチン酸の調製は例えばジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(1966年,31巻,4246〜4247頁)に記載の方法を、またジヒドロアビエチン酸は例えば特開昭51−149256号公報に記載の方法を、またテトラヒドロアビエチン酸は例えばジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(1966年,31巻,4128‐4133頁)に記載の方法を採用できる。また、各樹脂酸は市販品を利用してもよい。
また、(a1)成分を調製する方法としては、他にも、前記原料ロジン類を、本願所定の樹脂酸の含有量が前記所定の範囲となるよう、各種触媒や水素の存在下で加熱処理する方法が挙げられる。当該触媒としては、例えば、一般式[1]:(R−O−)−P(式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、または炭素数1〜12のアルキル基を有していてもよいフェニル基を示す。)で表される、例えばトリフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルホスファイト)、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイトなどを例示できる。上記のうち、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト等の有機リン系化合物;パラジウムカーボン、ロジウムカーボン、ルテニウムカーボン、白金カーボンなどの担持触媒;ニッケル、白金等の金属粉末;ヨウ素、ヨウ素化鉄等のヨウ素化物等が挙げられ、これらの中でもロジン変性フェノール樹脂を高分子量化できる点において前記一般式[1]で表される有機リン化合物が好ましい。なお、これら触媒の使用量は、原料ロジン類に対して通常0.01〜10重量%程度、好ましくは0.5〜5.0重量%程度である。
水素存在下における加熱処理の条件は特に限定されないが、通常、前記触媒の存在下、100〜300℃程度の温度において、1〜25MPa程度の水素圧下で前記原料ロジン類を処理すればよい。
また、(a1)成分は、他にも、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸およびテトラヒドロアビエチン酸を含む複数のロジン類(ガムロジン、トール油ロジン、水添ロジン等)を、本願所定の樹脂酸の含有量が前記所定範囲となるように組み合わせた混合物であってもよい。
こうして得られた(a1)成分における本願所定の樹脂酸や、他の樹脂酸の含有量は、ガスクロマトグラフィー法等の手段により測定できる。
(a2)成分としては、フェノール類とホルムアルデヒドの縮合物であれば各種公知のもの、例えばレゾール型フェノール樹脂やノボラック型フェノール樹脂等が挙げられる。該レゾール型フェノール樹脂としては、各種塩基性触媒の存在下において、フェノール類(P)とホルムアルデヒド(F)とをF/P(モル比)が通常1〜3程度となる範囲内で付加・縮合反応させた縮合物が挙げられる。また、該ノボラック型フェノール樹脂としては、各種酸触媒の存在下において、F/Pが通常0.5〜2程度となる範囲内で、付加・縮合反応させた縮合物が挙げられる。また、各縮合物は中和・水洗したものであってよい。また、各縮合物の製造は、水や有機溶剤(キシレン等)の存在下で実施できる。(B)成分としては、(1)成分を高分子量化できる観点よりレゾール型フェノール樹脂が好ましい。
なお、フェノール類としては、石炭酸、クレゾール、アミルフェノール、ビスフェノールA、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール等が挙げられる。また、ホルムアルデヒドとしては、ホルマリン、パラホルムアルデヒド等が挙げられる。また、塩基性触媒としては有機アミン、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛等が挙げられる。また、酸性触媒としては、塩酸、硫酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。
(A)成分は、前記(a1)成分と(a2)成分より得られる重付加物であり、例えば両成分を所定量ずつ反応容器に仕込み、必要に応じて各種公知の触媒の存在下、100〜200℃程度で1〜24時間程度反応させればよい。(a1)成分の(a2)成分の使用量は特に限定されないが、通常、重量比(a1)/(a2)が1/0.3〜1/1となる範囲である。
また、(1)成分の重量平均分子量を調整し、印刷インキの粘度を確保する目的で、反応途中でアクリル酸やメタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等のα,β不飽和カルボン酸を、(A)成分の総量(固形分換算)100部に対して通常0.5〜10重量部程度添加してもよい。
本発明の組成物は、(A)成分に(B)成分をエステル化反応させることにより得られる。なお、その理由は定かではないが、(a1)成分と(B)成分より得られるロジンエステルに(a2)成分を反応させて得られる組成物は不溶物が多く発生する傾向にあるため、印刷インキ用バインダーとしては利用し難い。
(B)成分としては、1分子中に少なくとも2つのヒドロキシル基を有する化合物であれば、特に限定されず、各種公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等のジオール類、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等のトリオール類、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジトリメチロールプロパン等のテトラオール類、ジペンタエリスリトール等の5価以上のポリオール類等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。また、これらのなかでも本発明であるロジン変性フェノール樹脂の物性(軟化点、重量平均分子量等)を制御し易いことから、トリオール類および/またはテトラオール類が好ましい。
(A)成分と(B)成分のエステル化反応の条件は特に限定されないが、例えば、両性分を反応容器に仕込み、必要に応じて各種公知の触媒の存在下、100〜300℃程度で1〜24時間程度エステル化反応を進行させればよい。
(A)成分と(B)成分の使用量は特に限定されないが、印刷インキの流動性や耐ミスチング性、インキ被膜の光沢等の印刷インキ性能を考慮すると、(B)成分の全ヒドロキシル基当量数(OH)と(A)成分の全カルボキシル基当量数(COOH)との比(OH/COOH)が通常0.5〜1.5程度となる範囲であるのがよい。
エステル化触媒としては、塩酸、硫酸等の鉱酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の金属酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の金属の水酸化物、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛等の酢酸塩等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。
こうして得られる本発明の組成物には、(1)成分(ロジン変性フェノール樹脂分)の他、当該(1)成分に対して2〜8重量%となる(2)成分(遊離の樹脂酸類)が含まれており、(2)成分がこの量で含まれていることにより、後述するゲルワニスの高弾性化が可能となり、ひいては印刷インキの流動性や耐ミスチング性が良好になる。かかる観点より、(2)成分の含有量は好ましくは2〜6重量%である。
なお、(1)成分に対する(2)成分の含有量(重量%)は、本発明の組成物の重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によるポリスチレン換算値をいう。以下、同様。)のチャート(以下、GPCチャートという)より求めた値である。具体的には、当該組成物全体の重量平均分子量を測定し、得られたGPCチャートの全区画(SALL)より(1)成分に相当する区画(S(1))と(2)成分に相当する区画(S(2))とを特定した後、(2)成分の面積比〔S(2)/(S(1)+S(2))〕として算出した値である。
本発明の組成物に(2)成分を所定量存在させる方法は特に限定されないが、例えば、(1)成分を製造する際に(a1)成分(ロジン類)の使用量を調整することにより、目的物である(1)成分中に前記所定量の(2)成分を残すことができる。また、(2)成分を殆ど含まない(1)成分を一旦製造しておき、これに別途用意した(a1)成分を所定量配合する方法によっても、本発明の組成物における(2)成分の含有量を調製できる。
なお、本発明のバインダー組成物全体の重量平均分子量は特に限定されないが、印刷インキの流動性や耐ミスチング性を考慮すると通常50,000〜300,000程度、好ましくは50,000〜200,000である。
本発明のゲルワニスは、本発明のバインダー用組成物、植物油およびゲル化剤、ならびに必要に応じて石油溶剤を含有するものである。
植物油類としては、例えば、アマニ油、桐油、サフラワー油、脱水ヒマシ油、大豆油等の植物油の他、アマニ油脂肪酸メチル、大豆油脂肪酸メチル、アマニ油脂肪酸エチル、大豆油脂肪酸エチル、アマニ油脂肪酸プロピル、大豆油脂肪酸プロピル、アマニ油脂肪酸ブチル、大豆油脂肪酸ブチル等といった前記植物油のモノエステル等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。これらの中では、印刷物の乾燥性の点より、分子中に不飽和結合を有する植物油が好ましい。
石油系溶剤としては、例えば、JX日鉱日石エネルギー(株)製の石油系溶剤である0号ソルベント、4号ソルベント、5号ソルベント、6号ソルベント、7号ソルベント、AFソルベント4号、AFソルベント5号、AFソルベント6号、AFソルベント7号等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。これらの中でも、特に環境対策面から沸点が200℃以上で芳香族炭化水素の含有率が1重量%以下である溶剤を使用することが好ましい。なお、環境負荷を低減した印刷インキが必要な場合には、石油系溶剤を用いず植物油類のみを用いればよい。
ゲル化剤としては、例えば、オクチル酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリブトキシド、アルミニウムジプロポキシドモノアセチルアセテート、アルミニウムジブトキシドモノアセチルアセテート、アルミニウムトリアセチルアセテート等のアルミニウム化合物が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明の印刷インキ用ゲルワニスは、上記した成分を混合し、撹拌することにより製造できる。また、混合撹拌時の温度は特に制限されないが、100〜240℃程度であるのが好ましい。また、本発明のインキ組成物はバインダー用組成物30〜50重量%程度、植物油類および/または石油系溶剤を48〜70重量%程度、ゲル化剤を0〜2.0重量%程度含むものである。
当発明の
こうして得られるゲルワニスは、特に本発明のバインダー用組成物をなす(1)成分だけでなく、(2)成分(遊離の樹脂酸分)の寄与により高弾性化されていることを特徴としており、そのことにより印刷インキの流動性や耐ミスチング性等の高速印刷適性が改善されるものと考えられる。
当該ゲルワニスの弾性率は特に限定されないが、通常、貯蔵弾性率G’(30℃、振動周波数10Hz、振幅角5°)が少なくとも3,000N/m以上、好ましくは3,000N/m〜15,000N/mである。
本発明のオフセット印刷インキは、本発明のゲルワニスと顔料(黄、紅、藍、墨)を含むものであり、必要に応じて各種公知の添加剤配合した後、ロールミル、ボールミル、アトライター、サンドミルといった公知のインキ製造装置を用いて適切なインキ恒数となるよう、練肉・調製したうえで利用に供される。前記添加剤としては、インキ流動性やインキ表面被膜を改善するための界面活性剤、ワックス等があげられる。
以下、製造例、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが、これらにより本発明の範囲が限定されることはない。なお、以下「部」とは重量部を示す。
各例中、用いたロジン類に含まれる樹脂酸の種類と含有量はガスクロマトグラフィーにより特定した。
また、各例中、33重量%アマニ油粘度とは、樹脂とアマニ油を1対2重量比で加熱混合したものを、日本レオロジー(株)製コーン・アンド・プレート型粘度計を用いて25℃で測定した粘度をいう(以下、同様)。
また、各例中、重量平均分子量は、ゲルパーメーションクロマトグラフィー(東ソー(株)製、HLC−8120GPC)および東ソー(株)製TSK−GELカラムを用い、テトラヒドロフラン(THF)溶媒下で測定したポリスチレン換算による値である。
製造例1
((a2)成分の製造)
撹拌機、還流冷却管および温度計を備えた反応容器に、p−t−ブチルフェノール800部およびオクチルフェノール200部、92%パラホルムアルデヒド410部、キシレン604部および水500部を仕込み、撹拌下に50℃まで昇温した。次いで、同反応容器に45%水酸化ナトリウム溶液89部を仕込み、冷却しながら反応系を90℃まで徐々に昇温した後、2時間保温し、更に硫酸を滴下してpHを6付近に調整した。その後、ホルムアルデヒドなどを含んだ水層部を除去し、再度水洗した後に内容物を冷却して、レゾール型アルキルフェノールの70重量%キシレン溶液を得た。
実施例1
撹拌機、分水器付き還流冷却管および温度計を備えた反応容器に、中国ガムロジン(荒川化学工業(株)製)650部および水添ロジン(荒川化学工業(株)製)350部からなる混合物(デヒドロアビエチン酸21.3重量%、ジヒドロアビエチン酸3.6重量%、テトラヒドロアビエチン酸11.6重量%)を仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、無水マレイン酸を10部添加して220℃まで昇温することにより、ディールスアルダー反応を実施した。次いで、製造例1のレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を4時間掛けて系内へ滴下した。滴下終了後、ペンタエリスリトール99.1部およびパラトルエンスルホン酸1.0部を添加し、230〜290℃の温度範囲内で酸価が25以下となるまで反応させた。反応終了後、33%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように内容物を調整し、0.02MPaで10分間減圧することにより、バインダー組成物を得た。なお、当該組成物の物性(重量平均分子量、酸価)および遊離樹脂酸類の残存量を表1に示す(以下、同様。)
実施例2
実施例1と同様の反応容器に、中国トール油ロジン(荒川化学工業(株)製)1,000部(デヒドロアビエチン酸28.0重量%、ジヒドロアビエチン酸5.1重量%、テトラヒドロアビエチン酸0重量%)を仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、240℃まで昇温し、製造例1に係るレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を4時間掛けて系内へ滴下した。滴下終了後、ペンタエリスリトール72.20部およびパラトルエンスルホン酸1.0部を添加し、230〜290℃の温度範囲内で酸価が25以下となるまで反応させた。反応終了後、33%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように内容物を調整し、0.02MPaで10分間減圧することにより、バインダー組成物を得た。
実施例3
実施例1と同様の反応容器に、中国トール油ロジン900部(荒川化学工業(株)製)および市販のテトラヒドロアビエチン酸(和光純薬工業(株)製)100部からなる混合物(デヒドロアビエチン酸25.2重量%、ジヒドロアビエチン酸4.6重量%、テトラヒドロアビエチン酸10.0重量%)を仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、240℃まで昇温し、製造例1に係るレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を4時間掛けて系内へ滴下した。滴下終了後、ペンタエリスリトール72.2部およびパラトルエンスルホン酸1.0部を添加し、230〜290℃の温度範囲内で酸価が25以下となるまで反応させた。反応終了後、33%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように内容物を調整し、0.02MPaで10分間減圧することにより、バインダー組成物を得た。
実施例4
実施例1と同様の反応容器に、中国ガムロジン720部(荒川化学工業(株)製)、市販のデヒドロアビエチン酸200部(和光純薬工業(株)製)および市販のテトラヒドロアビエチン酸80部(和光純薬工業(株)製)からなる混合物(デヒドロアビエチン酸22.2重量%、ジヒドロアビエチン酸0重量%、テトラヒドロアビエチン酸0重量%)を仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、240℃まで昇温し、製造例1に係るレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を4時間掛けて系内へ滴下した。滴下終了後、ペンタエリスリトール92.8部およびパラトルエンスルホン酸1.0部を添加し、230〜290℃の温度範囲内で酸価が25以下となるまで反応させた。反応終了後、33%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように内容物を調整し、0.02MPaで10分間減圧することにより、バインダー組成物を得た。
比較例1
実施例1において、ロジン類として中国ガムロジン(デヒドロアビエチン酸3.1重量%、ジヒドロアビエチン酸0重量%、テトラヒドロアビエチン酸0重量%)を1000部用いた他は同様にして、バインダー組成物を得た。
比較例2
実施例1と同様の反応容器に、中国ガムロジン450部(荒川化学工業(株)製)および水添ロジン550部(荒川化学工業(株)製)からなる混合物(デヒドロアビエチン酸31.6重量%、ジヒドロアビエチン酸5.2重量%、テトラヒドロアビエチン酸18.3重量%)を仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、無水マレイン酸を30部添加して240℃まで昇温することにより、ディールスアルダー反応を実施した。次いで、製造例1に係るレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を4時間掛けて系内へ滴下した。滴下終了後、ペンタエリスリトール111.6部およびパラトルエンスルホン酸1.0部を添加し、230〜290℃の温度範囲内で酸価が25以下となるまで反応させた。反応終了後、33%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように内容物を調整し、0.02MPaで10分間減圧することにより、バインダー組成物を得た。
比較例3
実施例1において、ロジン類として中国ガムロジン800部(荒川化学工業(株)製)及び市販のジヒドロアビエチン酸200部(和光純薬工業(株)製)からなる混合物(デヒドロアビエチン酸2.5重量%、ジヒドロアビエチン酸20.0重量%、テトラヒドロアビエチン酸0重量%)を用いた他は同様にして、バインダー組成物を得た。
比較例4
実施例1において、ロジン類として中国ガムロジン800部(荒川化学工業(株)製)及び市販のテトラヒドロアビエチン酸200部(和光純薬工業(株)製)からなる混合物(デヒドロアビエチン酸2.5重量%、ジヒドロアビエチン酸0重量%、テトラヒドロアビエチン酸20.0重量%)を用いた他は同様にして、バインダー組成物を得た。
比較例5
実施例1と同様の反応容器に、中国ガムロジン650部(荒川化学工業(株)製)および水添ロジン350部(荒川化学工業(株)製)からなる混合物(デヒドロアビエチン酸21.3重量%、ジヒドロアビエチン酸3.6重量%、テトラヒドロアビエチン酸11.6重量%)仕込み、これを窒素雰囲気下に撹拌しながら180℃まで昇温して溶融させた。次いで、無水マレイン酸を10部添加して、ディールスアルダー反応を実施した。次いで、ペンタエリスリトール99.1部および水酸化マグネシウム3部を添加し、撹拌下に280℃まで昇温し、酸価が25mgKOH/g以下となるまで反応させた。更に230℃まで冷却した後、製造例1のレゾール型アルキルフェノール樹脂溶液857部(固形分600部)を230〜260℃の温度範囲内9時間かけて系内へ滴下した。滴下終了後、33重量%アマニ油粘度が10Pa・sとなるように調整し、0.02MPaで10分間減圧して、バインダー組成物を得た。当該組成物は、ロジン混合物とペンタエリスリトールを先にエステル化反応させた態様であるが、不溶物が多量に含んでいたため、物性の評価はせず、またゲルワニスの調製にも供しなかった。
(ワニスの調製)
実施例1の組成物43.0部、大豆油30.0部およびAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー(株)製、非芳香族石油系溶剤)26.0部を混合し、200℃で30分間撹拌することにより溶液を得た。次いで、当該溶液を80℃まで冷却し、アルミニウムジプロポキシドモノアセチルアセテート(ホープ製薬(株)製)を1.0部加え、200℃で1時間ゲル化反応させることによりゲルワニスを得た。実施例2〜4および比較例1〜4の組成物についても同様にしてゲルワニスを得た。
各ゲルワニスの弾性率(G’)を市販の測定装置(製品名「MR−500」、日本レオロジー(株)製)により求めた。
(印刷インキの調製)
実施例1〜4および比較例1〜4の各ゲルワニスを用い、次の配合割合で3本ロールミルにより練肉して印刷インキを調製した。
フタロシアニンブルー(藍顔料) 18重量部
前記ゲルワニス 62〜70重量部
日石AFソルベント6号 12〜20重量部
上記配合に基づいて25℃におけるC&P粘度が60〜70Pa・s、25℃におけるスプレッドメーターのフロー値(直径値)が38.0±1.0となるよう適宜調製した。
(印刷インキの性能試験)
各ゲルワニスを用いて調製した印刷インキの性能を下記試験により評価した。結果を表1に示す。
(機上安定性)
インキ1.3mlをインコメーター((株)東洋精機製作所製)上に展開し、ロール温度30℃、400rpmで1分間、更に1200rpmで10分間回転させ、1200rpmでの0分のタック値と10分のタックの差(タック変化)を測定し、評価した。タック変化がより少ないものほど、機上安定性が優れる。
(流動性)
25℃に空調された室内において、インキ1.3mlを地平面と60゜の角度をなすガラス板の上端に置き、30分間に流動した距離を測定した。数値が大きいほど流動性に優れる。
(ミスチング)
インキ2.6mlをインコメーター((株)東洋精機製作所製)上に展開し、ロール温度30℃、400rpmで1分間、更に1800rpmで2分間回転させ、ロール直下に置いた白色紙上へのインキの飛散度を観察して1〜5段階で評価を行った。数値が大きいほど耐ミスチング性に優れる。
(光沢)
インキ0.4mlをRIテスター(石川島産業機械(株)製)にてアート紙に展色した後、23℃、50%R.H.にて24時間調湿し、60゜−60゜の反射率を光沢計により測定した。


Claims (8)

  1. デヒドロアビエチン酸を少なくとも20重量%、ならびにジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸を少なくとも5重量%含むロジン類(a1)ならびにフェノール・ホルムアルデヒド縮合物(a2)より得られる重付加物(A)にポリオール類(B)がエステル化反応してなるロジン変性フェノール樹脂分(1)と、
    当該(1)成分に対して2〜8重量%となる遊離の樹脂酸類(2)とを含有する、
    オフセット印刷インキバインダー用組成物の製造方法。
  2. 前記ロジン類(a1)中のデヒドロアビエチン酸の含有量が20〜30重量%である、請求項1の製造方法。
  3. 前記ロジン類(a1)中のジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸の含有量が5〜20重量%である、請求項1又は2の製造方法。
  4. 前記ロジン類(a1)中のデヒドロアビエチン酸、並びにジヒドロアビエチン酸および/またはテトラヒドロアビエチン酸の合計含有量が30〜40重量%である、請求項1〜3のいずれかの製造方法。
  5. 重量平均分子量が50,000〜300,000である、請求項1〜4のいずれかの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかの製造方法で得られるオフセット印刷インキバインダー用組成物、植物油およびゲル化剤を含有するオフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造方法
  7. 請求項6のゲルワニスであって、貯蔵弾性率G’(30℃、振動周波数10Hz、振幅角5°)が少なくとも3,000N/m以上であるものの製造方法
  8. 請求項6又は7のゲルワニスと顔料を含むオフセット印刷インキの製造方法
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