JP6058612B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルに関する。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場内に置かれた被検体に高周波磁場を印加し、高周波磁場の印加によって被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出して画像を生成する装置である。かかる磁気共鳴イメージング装置は、被検体に傾斜磁場を印加することで、磁気共鳴信号に空間的な位置情報を付加する傾斜磁場コイルを備える。
この傾斜磁場コイルは、撮像中にパルス電流が繰り返して供給されることによって大きく発熱する。特に、近年では、イメージング技術の高速化にともなって、傾斜磁場のスイッチングの高速化および傾斜磁場の高強度化が必須となっており、傾斜磁場コイルの発熱がさらに顕著になっている。
そして、傾斜磁場コイルの発熱は、撮像される画像の画質に影響を与えたり、撮像対象となる被検体に苦痛を与えたりする可能性がある。そこで、例えば、傾斜磁場コイルの内部に設けられた冷却管に冷媒を循環させることによって、撮像中に傾斜磁場コイルを冷却させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、冷却管を用いた従来技術の一例を説明するための図である。図11は、傾斜磁場コイルとして一般的に用いられるASGC(Actively Shielded Gradient Coil)を示している。図11において、上側の面はASGCの外周面を示しており、下側の面はASGCの内周面を示している。ここで、ASGCの内側には、被検体が置かれる撮像領域が形成される。
図11に示すように、ASGCは、それぞれ円筒状に形成されたメインコイル1およびシールドコイル2を有する。また、例えば、メインコイル1とシールドコイル2との間には、傾斜磁場コイル20の両端面に開口を形成する貫通穴がシムトレイ挿入ガイド3として形成される。このシムトレイ挿入ガイド3には、被検体が置かれる撮像領域内の静磁場不均一性を補正するための鉄シム5を収容したシムトレイ4が挿入される。さらに、メインコイル1の内側には、ASGCの内側に配置されるRF(Radio Frequency)コイルから発せられる高周波磁場を遮蔽するためのRFシールド7が設けられる。
かかるASGCにおいて、例えば、メインコイル1とシムトレイ挿入ガイド3との間に、螺旋状に形成されたメインコイル側冷却管6aが設けられる。また、シールドコイル2とシムトレイ挿入ガイド3との間に、螺旋状に形成されたシールドコイル側冷却管6bが設けられる。これらメインコイル側冷却管6aおよびシールドコイル側冷却管6bに冷却水などの冷媒を循環させることでASGCが冷却される。
特開2006−311957号公報
しかしながら、近年、磁気共鳴イメージング装置は、撮像領域を形成するボアの口径が大きくなる傾向にある。ボアの口径が大きくなると、傾斜磁場コイルの径も大きくなるため、傾斜磁場コイルに供給される電力がさらに大きくなる。その結果、傾斜磁場コイルの発熱がますます大きくなり、それにともなって、傾斜磁場コイルの内側にある撮像領域内の温度上昇がさらに顕著になってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、傾斜磁場コイルの冷却を強化するとともに、被検体が置かれる撮像領域の温度上昇を抑えることができる磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルを提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石と、メインコイルと、シールドコイルと、高周波コイルとを備える。静磁場磁石は、静磁場を発生させる。メインコイルは、前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させる。シールドコイルは、前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽する。高周波コイルは、前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる。そして、管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管の管径より小さい管径を有する。また、本発明の他の態様にかかる磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石と、メインコイルと、シールドコイルと、高周波コイルとを備える。静磁場磁石は、静磁場を発生させる。メインコイルは、前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させる。シールドコイルは、前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽する。高周波コイルは、前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる。そして、管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管、及び、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管は、それぞれ螺旋状に配設されており、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管より螺旋の間隔が小さい。また、本発明の他の態様にかかる磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石と、メインコイルと、シールドコイルと、高周波コイルとを備える。静磁場磁石は、静磁場を発生させる。メインコイルは、前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させる。シールドコイルは、前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽する。高周波コイルは、前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる。そして、管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管、及び、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管は、それぞれ螺旋状に配設されており、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管より螺旋軸に沿う方向の長さが大きい。
本発明の他の態様にかかる傾斜磁場コイルは、メインコイルと、シールドコイルとを備える。メインコイルは、傾斜磁場を発生させる。シールドコイルは、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽する。そして、管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管の管径より小さい管径を有する。
本発明によれば、傾斜磁場コイルの冷却を強化するとともに、被検体が置かれる撮像領域の温度上昇を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係るMRI装置の構成を示す構成図である。 図2は、傾斜磁場コイルの構造を示す斜視図である。 図3は、傾斜磁場コイルの内部構造を示す構造図である。 図4は、RFシールドの外観図である。 図5は、RFシールドの展開図である。 図6は、RFシールドに形成された各スリットの役割を説明するための図である。 図7は、RFコイル側冷却系の全体構成を示す斜視図である。 図8は、RFコイル側冷却系が有する冷却管の一端を示す図である。 図9は、RFコイル側冷却系が有する冷却管の他端を示す図である。 図10は、傾斜磁場コイルの端部における内部構造を示す断面図である。 図11は、冷却管を用いた従来技術の一例を説明するための図である。
以下に、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼ぶ)及び傾斜磁場コイルの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施例によって本発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施例では、傾斜磁場コイルを冷却するための冷媒として水(以下、「冷却水」と呼ぶ)を用いた場合について説明する。
まず、図1を用いて、本実施例に係るMRI装置100の構成について説明する。図1は、本実施例に係るMRI装置100の構成を示す構成図である。図1に示すように、このMRI装置100は、静磁場磁石10と、傾斜磁場コイル20と、RFコイル30と、天板40と、傾斜磁場電源50と、送信部60と、受信部65と、シーケンス制御装置70と、計算機システム80と、冷却装置90とを有する。
静磁場磁石10は、概略円筒状に形成された真空容器11と、真空容器11の中で冷却液に浸漬された超伝導コイル12とを有し、撮像領域であるボア(静磁場磁石10の円筒内部の空間)内に静磁場を発生させる。
傾斜磁場コイル20は、概略円筒状に形成され、静磁場磁石10の内側に設けられる。この傾斜磁場コイル20は、一般的なASGC(Actively Shielded Gradient Coil)であって、メインコイル21とシールドコイル22とを有する。メインコイル21は、傾斜磁場電源50から供給される電流により、X軸,Y軸,Z軸の方向に強さが変化する傾斜磁場を被検体Pに印加する。シールドコイル22は、傾斜磁場コイル20から供給される電流によりメインコイル21の外側に磁場を発生させることで、メインコイル21によって発生する傾斜磁場を遮蔽する。
ここで、メインコイル21とシールドコイル22との間には、シムトレイ挿入ガイド23が形成される。このシムトレイ挿入ガイド23には、ボア内における静磁場の不均一性を補正するための鉄シム25を収納したシムトレイ24が挿入される。また、メインコイル21とRFコイル30との間には、RFコイル30によって発生する高周波磁場を遮蔽するRFシールド27が設けられる。なお、かかる傾斜磁場コイル20およびRFシールド27の構造については、後に詳細に説明する。
RFコイル30は、傾斜磁場コイル20の内側に、被検体Pを挟んで対向するように固定される。このRFコイル30は、送信部60から送信されるRFパルスに基づいて被検体Pに高周波磁場を印加する。また、RFコイル30は、水素原子核の励起によって被検体Pから放出される磁気共鳴信号を受信する。
天板40は、図示していない寝台に水平方向へ移動可能に設けられ、撮影時には被検体Pが載置されてボア内へ移動される。傾斜磁場電源50は、シーケンス制御装置70からの指示に基づいて、傾斜磁場コイル20に電流を供給する。
送信部60は、シーケンス制御装置70からの指示に基づいて、RFコイル30にRFパルスを送信する。受信部65は、RFコイル30によって受信された磁気共鳴信号を検出し、検出した磁気共鳴信号をデジタル化して得られる生データをシーケンス制御装置70に対して送信する。
シーケンス制御装置70は、計算機システム80による制御のもと、傾斜磁場電源50、送信部60および受信部65をそれぞれ駆動することによって被検体Pのスキャンを行う。そして、シーケンス制御装置70は、スキャンを行った結果、受信部65から生データが送信されると、その生データを計算機システム80に送信する。
計算機システム80は、MRI装置100全体を制御する。例えば、入力部を介して操作者から撮像条件の入力を受け付け、受け付けた撮像条件に基づいてシーケンス制御装置70にスキャンを実行させる。また、計算機システム80は、シーケンス制御装置70から送信された生データから画像を再構成する。また、計算機システム80は、再構成された画像を表示部に表示する。
冷却装置90は、傾斜磁場コイル20に設けられた複数の冷却管それぞれに冷却水を供給する。なお、本実施例では、冷媒として冷却水を用いた場合について説明するが、他の種類の冷媒が用いられてもよい。
次に、図2および3を用いて、傾斜磁場コイル20の構造について説明する。図2は、傾斜磁場コイル20の構造を示す斜視図である。図2に示すように、傾斜磁場コイル20は、それぞれ概略円筒状に形成されたメインコイル21、シールドコイル22およびRFシールド27を有する。ここで、シールドコイル22は、メインコイル21の外側に設けられ、RFシールド27は、メインコイル21の内側に設けられる。
また、メインコイル21とシールドコイル22との間には、複数のシムトレイ挿入ガイド23が形成される。シムトレイ挿入ガイド23は、傾斜磁場コイル20の両端面に開口を形成する貫通穴であり、傾斜磁場コイル20の長手方向に全長にわたって形成される。このシムトレイ挿入ガイド23は、メインコイル21およびシールドコイル22に挟まれた領域に、互いに平行となるように円周方向に等間隔に形成される。そして、かかるシムトレイ挿入ガイド23には、シムトレイ24が挿入される。
シムトレイ24は、非磁性かつ非電導性材料である樹脂にて作製され、概略棒状に形成される。このシムトレイ24には、所定の数の鉄シム25が収納される。そして、シムトレイ24は、シムトレイ挿入ガイド23に挿入されて、それぞれ傾斜磁場コイル20の中央部に固定される。
ここで、図2では図示を省略しているが、傾斜磁場コイル20の各所には、円筒形状に沿って螺旋状に複数の冷却管が埋設される。図3は、傾斜磁場コイル20の内部構造を示す構造図である。図3は、傾斜磁場コイル20の一部分を示している。図3において、上側の面は傾斜磁場コイル20の外周面を示しており、下側の面は傾斜磁場コイル20の内周面を示している。ここで、傾斜磁場コイル20の内側には、被検体が置かれる撮像領域が形成される。
このような構成のもと、本実施例では、傾斜磁場コイル20の内部に冷却管が設けられるとともに、傾斜磁場コイル20の最内層にも冷却管が設けられる。これにより、本実施例では、傾斜磁場コイル20の冷却を強化するとともに、被検体が置かれる撮像領域の温度上昇を抑えることができるようにしている。
図3に示すように、具体的には、シムトレイ挿入ガイド23とメインコイル21との間には、螺旋状に形成されたメインコイル側冷却管26aが埋設される。また、シムトレイ挿入ガイド23とシールドコイル22との間には、螺旋状に形成されたシールドコイル側冷却管26bが埋設される。これらメインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bには、冷却装置90から送られる冷却水が流入し、流入した冷却水は各冷却管を通って傾斜磁場コイル20の内部を循環したうえで傾斜磁場コイル20の外へ流出する。このように、メインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bを通って冷却水が循環することによって、メインコイル21、シールドコイル22および鉄シム25が冷却される。
また、メインコイル21の内側には、RFコイル側冷却系29が設けられる。本実施例では、RFコイル側冷却系29は、メインコイル21の内側に設けられたRFシールド27の内側に設けられる。このRFコイル側冷却系29は、銅を用いて螺旋状に形成された複数の冷却管を有する。なお、かかるRFコイル側冷却系29の構成については、後に詳細説明する。
ここで、例えば、メインコイル21とRFシールド27との間に冷却管を設けると、冷却管の分だけRFシールド27がRFコイル30に近付くことになるので、RFコイル30がより強い高周波磁場を発生させる必要がある。しかし、高周波磁場を強くすると、SAR(Specific Absorption Rate)が増加するため、被検体に対する安全性が低下する可能性がある。
これに対し、本実施例では、RFコイル側冷却系29はRFシールド27の内側に設けられるので、RFシールド27とRFコイル30との間に十分な距離を確保することができる。これにより、高周波磁場の強度を強める必要がなくなるので、被検体に対する安全性が保たれる。
また、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、メインコイル側冷却管26aの管径より小さい管径を有するように形成される。また、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、メインコイル側冷却管26aと比べて螺旋の間隔が小さくなるように形成される。また、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、それぞれ、断面が傾斜磁場コイル20の積層方向に圧縮された楕円となるように形成される。
さらに、RFコイル側冷却系29が有する複数の冷却管の間には、低誘電率の物質2Aが充填される。ここでいう低誘電率の物質とは、例えば、テフロン(登録商標)やPET(Polyethylene Terephthalate)などである。これにより、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管が電気的に結合するのを防ぐことができる。
また、RFコイル側冷却系29が有する冷却管とRFシールド27との間には、絶縁材で形成された絶縁膜28が設けられる。ここでいう絶縁材とは、例えば、テフロン(登録商標)やPETなどである。または、絶縁材はFRP(Fiberglass Reinforced Plastics)であってもよい。これにより、RFコイル側冷却系29が有する冷却管とRFシールド27とが電気的に結合するのを防ぐことができる。
また、RFコイル側冷却系29およびメインコイル側冷却管26aは、メインコイル21を挟むようにそれぞれ設けられる。これにより、メインコイル21を効果的に冷却することができる。
次に、図4および5を用いて、RFシールド27の構造について説明する。図4は、RFシールド27の外観図である。図4に示すように、RFシールド27は、概略円筒状に形成される。例えば、RFシールド27は、図4に示すように、断面が半円状となるように湾曲させた2枚の導体板27aおよび27bを組み合せて形成される。なお、ここでは、2枚の導体板を用いた場合について説明するが、RFシールド27は、1枚の導体板で形成されてもよいし、3枚以上の導体板を組み合せて形成されてもよい。
そして、RFシールド27の表面および裏面には、所定の位置に複数のスリットが形成される。図5は、RFシールド27の展開図である。図5において、点線の矢印Aが示す方向が、RFシールド27における円周方向を示しており、点線の矢印Bが示す方向が、RFシールド27における筒方向を示している。また、範囲Gは、RFシールド27がメインコイル21とRFコイル30との間に設置された場合に、RFシールド27とメインコイル21とが重複する範囲を示している。また、範囲Rは、RFシールド27がメインコイル21とRFコイル30との間に設置された場合に、RFコイル30において導体パターンが形成されている範囲とメインコイル21とが重複する範囲を示している。
図5に示すように、RFシールド27の表面には、範囲Gの範囲内であり、かつ、範囲Rの範囲外である位置に、筒方向に沿って複数のスリット27cが形成される。また、RFシールド27の裏面には、筒方向に沿って複数のスリット27dが形成される。ここで、RFシールド27の裏面に形成された各スリット27dは、それぞれ、表面に形成された各スリット27cの間に位置するように形成される。
ここで、RFシールド27に形成された各スリット27cおよび27dの役割について説明する。図6は、RFシールド27に形成された各スリット27cおよび27dの役割を説明するための図である。図6は、RFシールド27がメインコイル21とRFコイル30との間に設置された状態を示している。図6に示すように、例えば、RFコイル30には、導体パターンとして、円筒方向における両端にエンドリング30aが形成され、エンドリング30aの間を架け渡すようにラング30bが形成される。
そして、図6に示すように、RFシールド27がメインコイル21とRFコイル30との間に設置された状態では、スリット27cおよび27dは、それぞれ、RFコイル30の両端にあるエンドリング30aとメインコイル21の両端との間に位置する(図6に示す位置C)。本来であれば、この位置では、メインコイル21によって発生する傾斜磁場が頻繁に変動するため、渦電流が顕著に発生する。しかし、本実施例では、スリット27cおよび27dが形成されているため、この位置に発生する渦電流の閉ループが分断される。その結果、RFシールド27に発生する渦電流を低減させることができる。
この一方で、RFシールド27において、RFコイル30に形成されたエンドリング30aおよびラング30bに対面する範囲(図6に示す範囲D)は、スリットが形成されていない。したがって、RFコイル30からメインコイル21に向かって発生する高周波磁場を高い精度で遮蔽することができる。
従来、RFシールドは、傾斜磁場によって発生する渦電流を低減させるために、高周波磁場のパターンに沿ってスリットが形成され、スリットをまたぐようにコンデンサを設けることでパターン間が結合されていた。しかし、本実施例に係るRFシールド27は、コンデンサを用いることなく、渦電流の発生を低減させ、かつ、高周波磁場を高い精度で遮蔽することができる。
次に、図7〜9を用いて、RFコイル側冷却系29の構成について説明する。図7は、RFコイル側冷却系29の全体構成を示す斜視図である。図7に示すように、RFコイル側冷却系29は、それぞれ螺旋状に形成された3本の第1冷却管29aと、第1冷却管29aと並列に設けられた3本の第2冷却管29bとを有する。ここで、第1冷却管29aおよび第2冷却管29bの端部には、それぞれ、冷却水を分岐または合流するマニホールド(分岐管)が設けられる。なお、マニホールドは、真鍮などの金属で形成される。
具体的には、第1冷却管29aの一方の端部には、入口側マニホールド29cが設けられ、他方の端部には出口側マニホールド29dが設けられる。ここで、入口側マニホールド29cは、冷却装置90から供給される冷却水を分岐し、分岐した冷却水を3本の第1冷却管29aそれぞれに流入させる。また、出口側マニホールド29dは、3本の第1冷却管20aから流出する冷却水を合流して冷却装置90へ戻す。なお、図7に示す実線の矢印は、第1冷却管29aに流れる冷却水の向きを示している。
同様に、第2冷却管29bの一方の端部には、入口側マニホールド29eが設けられ、他方の端部には出口側マニホールド29fが設けられる。ここで、入口側マニホールド29eは、冷却装置90から供給される冷却水を分岐し、分岐した冷却水を3本の第2冷却管29bそれぞれに流入させる。また、出口側マニホールド29fは、3本の第2冷却管29bから流出する冷却水を合流して冷却装置90へ戻す。なお、図7に示す点線の矢印は、第2冷却管29bに流れる冷却水の向きを示している。
なお、図7に示すように、第1冷却管29aの入口側マニホールド29cと第2冷却管29bの入口側マニホールド29eとは、それぞれ反対側の端部に設けられる。また、第1冷却管29aの出口側マニホールド29dと第2冷却管29bの出口側マニホールド29fとは、それぞれ、反対の側に設けられる。すなわち、第1冷却管29aと第2冷却管29bとは、それぞれ反対の方向に冷却水を流通させることになる。
これにより、第1冷却管29aを流れる冷却水の温度が高くなる箇所では、第2冷却管29bを流れる冷却水の温度が低くなり、逆に、第2冷却管29bを流れる冷却水の温度が高くなる箇所では、第1冷却管29aを流れる冷却水の温度が低くなる。したがって、RFコイル側冷却系29全体として冷却水の温度が均一になるので、被検体が置かれる撮像領域を均等に冷却することができる。
また、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管と各マニホールドとは、それぞれ、絶縁材で形成された管を介してそれぞれ接続される。図8は、RFコイル側冷却系29が有する冷却管の一端を示す図である。また、図9は、RFコイル側冷却系29が有する冷却管の他端を示す図である。
図8に示すように、例えば、第1冷却管29aの一方の端部は、絶縁材で形成されたチューブ29gを介して出口側マニホールド29dに接続される。また、図9に示すように、例えば、第1冷却管29aの他方の端部は、絶縁材で形成されたチューブ29gを介して入口側マニホールド29cに接続される。なお、ここでいう絶縁材とは、例えば、テフロン(登録商標)やPETなどである。また、第2冷却管29bも同様に、絶縁材で形成されたチューブを介して入口側マニホールド29eおよび出口側マニホールド29fそれぞれに接続される。
このように、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管と各マニホールドとの間に絶縁材で形成されたチューブを設けることで、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管によって電気的な閉ループが形成されるのを防ぐことができる。
なお、ここでは、真鍮などの金属で形成されたマニホールドを用いる場合について説明するが、例えば、テフロン(登録商標)やPETなどの絶縁材で形成されたマニホールドを用いてもよい。これにより、各冷却管によって電気的な閉ループが形成されるのをより確実に防ぐことができる。
上述したように、本実施例では、MRI装置100が、被検体Pが置かれる撮像領域に静磁場を発生させる静磁場磁石10と、静磁場磁石10の内側に設けられ、静磁場内に置かれた被検体Pに傾斜磁場を印加するメインコイル21と、静磁場磁石10とメインコイル21との間に設けられ、メインコイル21によって発生する傾斜磁場を遮蔽するシールドコイル22とを備える。また、管内に冷媒を流通させる複数の冷却管を有するRFコイル側冷却系29が、メインコイル21の内側に設けられる。したがって、本実施例によれば、傾斜磁場コイル20の冷却を強化するとともに、被検体Pが置かれる撮像領域の温度上昇を抑えることができる。
また、本実施例では、RFコイル30によって発生する高周波磁場を遮蔽するRFシールド27は、メインコイル21とRFコイル側冷却系29との間に設けられている。これにより、RFシールド27とRFコイル30との間に十分な距離を確保することができる。したがって、本実施例によれば、高周波磁場の強度を強める必要がないので、被検体Pに対する安全性を保つことができる。
また、本実施例では、メインコイル側冷却管26aは、メインコイル21の外側に設けられる。したがって、本実施例によれば、メインコイル21が内側および外側それぞれから冷却されるので、傾斜磁場コイル20の冷却をさらに強化することができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、メインコイル側冷却管26aの管径より小さい管径を有するように形成されている。したがって、本実施例によれば、撮像領域であるボアの口径をより大きくすることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、それぞれ、断面が傾斜磁場コイル20の積層方向に圧縮された楕円となるように形成されている。これにより、撮像領域であるボアの口径をさらに広げることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が有する冷却管およびメインコイル側冷却管26aは、それぞれ螺旋状に形成されて配設されている。そして、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、メインコイル側冷却管26aと比べて螺旋の間隔が小さくなるように形成されている。したがって、本実施例によれば、被検体Pが置かれる撮像領域をより均一に冷却することができる。
また、本実施例では、RFシールド27は、導体を用いて概略円筒状に形成され、メインコイル21とRFコイル30との間に設置された状態で、メインコイル21によって渦電流が発生する位置にスリット27cおよび27dが形成されている。したがって、本実施例によれば、RFシールド27に発生する渦電流を低減させることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が、並列に配置された複数の冷却管を有する。そして、入口側マニホールドが、冷却装置90から供給される冷却水を分岐し、分岐した冷却水を複数の冷却管それぞれに流入させる。また、出口側マニホールドが、各冷却管から流出する冷却水を合流して冷却装置90へ戻す。ここで、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管と入口側マニホールドおよび出口側マニホールドとは、絶縁材で形成されたチューブを介してそれぞれ接続されている。これにより、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管によって電気的な閉ループが形成されるのを防ぐことができる。したがって、本実施例によれば、冷却管と高周波磁場とのカップリングを避けることが可能になり、撮像領域内における静磁場の均一性を安定させることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が、所定の方向に冷却水を流通させる第1冷却管29aと、第1冷却管29aと並列に設けられた第2冷却管29bとを有する。そして、第2冷却管29bが、第1冷却管29aが冷却水を流通させる方向と反対の方向に冷却水を流通させる。したがって、本実施例によれば、RFコイル側冷却系29全体として冷却水の温度が均一になるので、被検体Pが置かれる撮像領域を均等に冷却することができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管の間には、低誘電率の物質が充填されている。したがって、本実施例によれば、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管が電気的に結合するのを防ぐことが可能になるので、撮像領域内における静磁場の均一性をより安定させることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が有する冷却管とRFシールド27との間には、絶縁材で形成された絶縁膜28が設けられる。したがって、本実施例によれば、RFコイル側冷却系29が有する冷却管とRFシールド27とが電気的に結合するのを防ぐことが可能になるので、撮像領域内における静磁場の均一性をさらに安定させることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29およびメインコイル側冷却管26aは、メインコイル21を挟むようにそれぞれ設けられる。したがって、メインコイル21を効果的に冷却することができるので、被検体Pが置かれる撮像領域の温度上昇を抑えることができる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29が、第1冷却管29aおよび第2冷却管29bをそれぞれ3本ずつ有する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、各冷却管の本数をさらに増やした場合には、個々の冷却管の長さが短くてすむようになる。その結果、各冷却管の圧力損失が抑えられるので、冷却水の流量を増やすことが可能になる。これにより、より効率よく撮像領域を冷却することができるようになる。
また、本実施例では、RFコイル側冷却系29において、第1冷却管29aおよび第2冷却管29bがそれぞれ螺旋状に配置される場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、各冷却管が傾斜磁場コイル20の長手方向に沿って並列に配置される場合でも同様に適用することが可能である。
ここで、本実施例に係る傾斜磁場コイル20の内部構造についてさらに具体的に説明する。図10は、傾斜磁場コイル20の端部における内部構造を示す断面図である。図10において、上側は傾斜磁場コイル20の円筒外側を示しており、下側は円筒内側を示している。また、図10において、左側は傾斜磁場コイル20の側端を示しており、右側は傾斜磁場コイル20の中央側を示している。
図10に示すように、本実施例に係る傾斜磁場コイル20では、円筒の外側(図10の上側)から内側(図10の下側)に向かって、シールドコイル22、シールドコイル側冷却管26b、メインコイル側冷却管26a、メインコイル21、RFシールド27、RFコイル側冷却系29の順でそれぞれが積層される。
具体的には、シールドコイル22の内側には、シールドコイル側冷却管26bが配設される。また、シールドコイル側冷却管26bの内側には、シムトレイを挿入するためのシムトレイ挿入ガイド23を挟んで、メインコイル側冷却管26aが配設される。ここで、メインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bは、それぞれ螺旋状に形成されている。
さらに、メインコイル側冷却管26aの内側には、メインコイル21が配設される。また、メインコイル21の内側には、RFシールド27が配設される。また、RFシールド27の内側には、絶縁膜28を挟んでRFコイル側冷却系29が配設される。ここで、RFコイル側冷却系29が有する複数の冷却管は、それぞれ螺旋状に形成されている。また、RFコイル側冷却系29が有する各冷却管の間には、低誘電率の物質2Aが充填されている。このように、本実施例では、RFコイル側冷却系29が、RFシールド27の内面を覆うように設けられる。これにより、RFシールド27が、傾斜磁場コイル20内に埋設されることになる。
なお、MRI装置では、渦電流によってRFシールドに高い電圧が発生する。そのため、RFシールドには、渦電流によって発生する電圧を逃がすためのアース板が設けられるのが一般的である。そして、このアース板によってノイズが発生する場合があった。また、RFシールド上には傾斜磁場コイルの製造中に金属粉等が紛れ込むことがあり、この金属粉等が原因でノイズが発生する場合もあった。
これに対し、本実施例では、前述したように、複数のスリットがRFシールド27に形成されるので、RFシールド27に発生する渦電流を低減させることができる。これにより、RFシールドを設置する必要がなくなるので、アース板を不要にすることができる。さらに、本実施例では、RFシールド27が傾斜磁場コイル20内に埋設されるので、RFシールド27の表面が露出しない。そのため、傾斜磁場コイル20の製造中にRFシールド27上に金属粉等が紛れ込むのを防ぐことができる。これらのことから、本実施例によれば、アース板や金属粉等によるノイズの発生を防ぐことができる。また、アース板が不要になるので、アース板の設置工数や部品代を低減することができる。
さらに、RFコイル側冷却系29は、メインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bと比べて螺旋軸に沿う方向の長さが大きくなるように形成されている。これにより、図10に示すように、RFコイル側冷却系29が、傾斜磁場コイル20の円筒方向に沿ってメインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bより広い範囲で配置されることになる。なお、図10において、R1は、メインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bが配置される範囲を示している。また、R2は、RFコイル側冷却系29が配置される範囲を示している。
前述したように、RFコイル側冷却系29が有する冷却管は、メインコイル側冷却管26aやシールドコイル側冷却管26bよりも管径が小さくなるように形成されている。この結果、図10に示すように、傾斜磁場コイル20の円筒方向に沿ってメインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bより広い範囲でRFコイル側冷却系29を配置することができるのである。したがって、本実施例によれば、メインコイル側冷却管26aおよびシールドコイル側冷却管26bのみを用いた場合と比べて、傾斜磁場コイル20のより広い範囲を冷却することができる。
100 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
10 静磁場磁石
20 傾斜磁場コイル
21 メインコイル
22 シールドコイル
27 RFシールド
29 RFコイル側冷却系
30 RFコイル
90 冷却装置

Claims (4)

  1. 静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させるメインコイルと、
    前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽するシールドコイルと、
    前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる高周波コイルとを備え、
    管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管の管径より小さい管径を有する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させるメインコイルと、
    前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽するシールドコイルと、
    前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる高周波コイルとを備え、
    管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管、及び、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管は、それぞれ螺旋状に配設されており、
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管より螺旋の間隔が小さい
    気共鳴イメージング装置。
  3. 静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に設けられ、傾斜磁場を発生させるメインコイルと、
    前記静磁場磁石と前記メインコイルとの間に設けられ、前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽するシールドコイルと、
    前記メインコイルの内側に設けられ、高周波磁場を発生させる高周波コイルとを備え、
    管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され、
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管、及び、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管は、それぞれ螺旋状に配設されており、
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管より螺旋軸に沿う方向の長さが大きい
    気共鳴イメージング装置。
  4. 傾斜磁場を発生させるメインコイルと、
    前記メインコイルによって発生する傾斜磁場を遮蔽するシールドコイルとを備え、
    管内に冷媒を流通させる冷却管が、前記シールドコイルの内層側にある第1層、前記メインコイルの内層側にある第2層、及び前記メインコイルの外層側にある第3層であって前記第1層とは異なる層に配設され
    前記メインコイルの内層側にある前記第2層に配設される冷却管は、前記メインコイルの外層側にある前記第3層に配設される冷却管の管径より小さい管径を有する、
    傾斜磁場コイル。
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