JP6057629B2 - 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、2枚の画像間の動きベクトルを検出して画像処理を行う画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関する。
一般に、2枚の画像間における動きベクトルを検出して、その動きベクトルを用いて種々の画像処理を行う画像処理装置が知られている。
例えば、動画像データを扱う際には、動画像データにおいて2画面間の動きベクトルを用いることによって、動画像データを高効率で圧縮することができる。さらに、動きベクトルを用いることによって、テレビジョンカメラのパン・チルト検出や被写体追尾などの処理を行うことができる。
加えて、近年、動きベクトルを用いて画像を重ね合わせて、2枚の画像を合成すること、そして、低照度撮影の際のノイズ除去など種々の面で画像処理の応用が進められている。
動きベクトルの検出手法として、例えば、ブロックマッチングおよび勾配法などが知られており、一般的にブロックマッチングが広く用いられている。
ブロックマッチングでは、注目画像である参照画像と基準画像との相関に応じて動きベクトルを検出する。この際、参照画像および基準画像の各々を所定の大きさの矩形状のブロック(領域)に分割して、当該ブロック毎に参照画像と基準画像との相関を算出する。
ここで、従来のブロックマッチングによる動きベクトルの検出ついて説明する。
図16は、従来のブロックマッチングによる動きベクトルの検出を説明するための図である。そして、図16(a)は基準画像を示す図であり、図16(b)は参照画像における探索を示す図である。
図16において、ブロックマッチング対象である2枚の画像のうちの一方が基準画像(図16(a))1701とされる。当該基準画像は所定の大きさの矩形状領域(以下基準ブロックと呼ぶ)1602に分割される。基準ブロック1602の各々は水平方向に複数の画素と垂直方向に複数のラインとを有している。なお、2枚の画像のうちの他方は参照画像とされる。
ブロックマッチングでは、基準ブロック1602と相関性の高いブロック(参照ブロックと呼ぶ)を参照画像(図16(b))1603から検索する。参照画像1603には参照ブロック1604が設定されており、参照ブロック1604の大きさは基準ブロック1602の大きさと同一である。
探索の際には、参照画像1603に設定された矩形領域である探索範囲1605(この探索範囲は参照ブロックよりも大きい)において、基準ブロック1602と最も近似する参照ブロック1604の位置を探索する。
ここで、基準ブロック1602と最も近似する参照ブロック1604の位置を探索する場合には、探索範囲1605における全画素についてSAD(差分絶対値和)演算が用いられる。SAD値が最小となる位置が基準ブロック1602と最も近似する参照ブロック1604の位置とされる。そして、探索によって得られた参照ブロック1604の座標と基準ブロック1602の座標との差分が動きベクトル1607とされる。
図17は、図16に示す動きベクトル検出の際に算出されるSAD値について説明するための図である。
基準ブロック1602の位置(座標)で基準ブロック1602を参照画像1603に射影した射影イメージ1606を中心とする探索範囲1605の内側に基準ブロック1602と同一サイズの参照ブロック1604を設定する。
参照ブロック1604と基準ブロック1602とをそれぞれ切り出して、SAD演算処理部1701に入力すると、SAD演算処理部1701は処理結果としてSAD値を出力する。
探索範囲1605においてとり得る全ての参照ブロック1604についてSAD値を求める。そして、SAD値が最小となる参照ブロック1604が基準ブロック1602に最も近似する参照ブロック1604とされ、当該参照ブロック1604の位置と基準ブロック1602の位置とに応じて動きベクトル1607が検出される。なお、SAD値が最小となる参照ブロック1604の位置を結像位置の座標とすることを探索と呼ぶ。
ところで、図16で説明したブロックマッチングにおいては、探索範囲1605に設定される複数の参照ブロック1604の各々と基準ブロック1602との相関を算出するので、不可避的にSAD値を算出するための演算処理量が多くなる。
演算処理量を削減するため、基準画像および参照画像の各々について、高解像度の画像と高解像度の画像を縮小して得た低解像度の画像とによって階層を構成して、階層毎に動きベクトルを検出する手法がある(特許文献参照)。
一方、ブロックマッチングを用いて階層的に動きベクトルを検出する際、画像が平坦(低コントラスト)である箇所および繰り返し模様の箇所では、動きベクトルが誤検出されることがある。つまり、低コントラストである箇所においては、参照ブロックと基準ブロックとの間の相関を測る模様が存在しないので、SAD値が最小となる値が明確に定まらない。
また、繰り返し模様の箇所においては、繰り返し模様の周期に一致する箇所でSAD値が小さい値となるので、相関性の高い箇所が複数現れてしまう。その結果、たとえ、最小となるSAD値を選択したとしても、所望の動きベクトルではない可能性が高くなって、動きベクトルの誤検出に繋がってしまう。
特に、動きベクトルを用いて異なる2枚の画像を位置合わせして合成する際に、誤検出された動きベクトルを用いてしまうと、位置合わせの精度が低下して合成後の画像の画質が低下してしまう。
このような誤検出に対処するため、上記の特許文献1では、画像全体において1つの統合された動きベクトルを検出する際に、低コントラストおよび繰り返し縞模様の箇所について相関値を用いると動きベクトルの精度が低下するので、低コントラストおよび繰り返し縞模様の箇所を検出すると、当該箇所を動きベクトルの検出に当たって除外するようにしている。
一方、階層的に動きベクトルを検出する際、高解像度層における動きベクトルの算出をなるべく少なくして演算処理量を低減するようにしたものがある(特許文献2参照)。
ここでは、高解像度の基準ブロックに対応する位置にある低解像度の基準ブロックにおけるエッジ量を求めて、当該エッジ量が所定の閾値以上であると、高解像度層で動きベクトルを検出する。一方、エッジ量が閾値未満であると、低解像度層における動きベクトルをスケーリングして高解像度層の動きベクトルとして代用する。
特開2009−153093号公報 特開2010−288110号公報
CVIMチュートリアルシリーズ−コンピュータビジョン 最新ガイド1 アドコム・メディア株式会社 倉爪亮、石川博、加藤文和、佐藤淳、三田雄志(著) 第2章グラフカット P69−P71
ところが、上述の特許文献1に記載の手法では、低コントラスト又は繰り返し縞模様の箇所を除外するので、当該箇所が画像に多く含まれていると、結果的に画像において検出される動きベクトルの数が少なくなる。このため、かえって統合後の動きベクトルの精度が低下してしまうことがある。
また、特許文献2に記載の手法では、エッジ量が閾値未満である低解像度層においては基準ブロックが低コントラストの箇所となってしまい、正確な動きベクトルを検出することが困難となってしまう。
従って、本発明の目的は、低コントラストおよび繰り返し模様の箇所があっても、高精度に動きベクトルを検出して位置合わせの精度を向上させることのできる画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、入力された2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更手段とを有し、前記動きベクトル検出手段は、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、前記解像度変更手段は、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、前記動きベクトル検出手段は、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする。
本発明による制御方法は、入力された2つの画像間における動きベクトルを検出する画像処理装置の制御方法であって、前記2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更ステップとを有し、前記動きベクトル検出ステップでは、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、前記解像度変更ステップでは、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、前記動きベクトル検出ステップでは、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、入力された2つの画像間における動きベクトルを検出する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更ステップとを実行させ、前記動きベクトル検出ステップでは、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、前記解像度変更ステップでは、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、前記動きベクトル検出ステップでは、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする。
本発明によれば、低コントラストおよび繰り返し模様の領域(箇所)があっても、高精度に動きベクトルを検出して、複数の画像の位置合わせの精度を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置における動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す画像処理装置に入力される画像の一例を示す図であり、(a)は基準画像を示す図、(b)は参照画像を示す図である。 図1に示す基準ブロック決定部および参照ブロック決定部で行われる基準画像および参照画像の分割を説明するための図であり、(a)は基準画像の分割を示す図、(b)は参照画像の分割を示す図である。 図4で説明したSAD値テーブルの一例を示す図である。 繰り返し模様が存在する画像におけるSAD値の分布の一例を示す図である。 図4に示す基準ブロックおよび参照ブロックの拡大処理を説明するための図であり、(a)は基準ブロックの拡大を示す図、(b)は参照ブロックの拡大を示す図である。 図2に示す動きベクトル検出処理で検出された動きベクトルの一例を説明するための図であり、(a)は入力画像である基準画像の一例を複数のブロックに分割した状態を示す図、(b)はブロック毎の動きベクトルを示す図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置で行われる階層的な動きベクトルの検出を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置についてその構成の一例を示すブロック図である。 図10に示す画像処理装置における動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。 図11に示す画像縮小部で生成される階層的な画像の一例を示す図であり、(a)は基準画像の階層構造を示す図、(b)は参照画像の階層構造を示す図である。 図11に示す現階層よりも下階層の画像が存在しない場合の縮小処理によって生成された基準画像を説明するための図であり、(a)は第3階層の基準画像を示す図、(b)は第3階層の基準画像を1/2倍した第4階層の基準画像を示す図である。 本発明の第3の実施形態による画像処理装置で行われる動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による画像処理装置で生成される階層的な画像の一例を示す図であり、(a)は基準画像の階層構造を示す図、(b)は参照画像の階層構造を示す図である。 従来のブロックマッチングによる動きベクトルの検出を説明するための図であり、(a)は基準画像を示す図、(b)は参照画像における探索を示す図である。 図16に示す動きベクトル検出の際に算出されるSAD値について説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について図面を参照した説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図1において、画像処理装置100は、メモリ部101、基準ブロック決定部102、参照ブロック決定部103、ブロック状態判定部104、および動きベクトル算出部105を備えている。
図2は、図1に示す画像処理装置100における動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。また、図3は図1に示す画像処理装置100に入力される画像の一例を示す図である。そして、図3(a)は基準画像を示す図であり、図3(b)は参照画像を示す図である。
動きベクトル検出処理を開始すると、画像処理装置100は基準画像301および基準画像302を入力して、それぞれメモリ部101に記憶する(ステップS200)。これら基準画像および参照画像は、例えば、図3に示すように、繰り返し模様を有する被写体303が撮影されているものとする。
なお、ここでは、メモリ部101には基準画像301および参照画像302の2枚の画像が記憶されるが、メモリ部101に記憶する画像の枚数は少なくとも2枚であればよく、複数の画像を用いるようにしてもよい。また、基準画像301および参照画像302には繰り返し模様を有する被写体303が撮影されているが、繰り返し模様を有する被写体303に限定されるものではない。そして、事前に縮小処理された画像を入力画像とするようにしてもよい。
続いて、基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103はメモリ部101からそれぞれ基準画像301および参照画像302を読み出す。そして、基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103は基準画像301および参照画像302を所定のサイズのブロックに分割する(ステップS201)。
図4は、図1に示す基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103で行われる基準画像301および参照画像302の分割を説明するための図である。そして、図4(a)は基準画像301の分割を示す図であり、図4(b)は参照画像302の分割を示す図である。
図4において、基準画像301および参照画像302は水平方向に7分割、垂直方向に10分割されて、それぞれ複数の基準ブロック401および参照ブロック402に分割される。ここでは、基準ブロック401および参照ブロック402の各々のサイズは、例えば、256×256画素であるとする。
なお、ここでは、70個の基準ブロック401に左上から順に、参照符号blk[0]〜blk[69]を付し、70個の参照ブロック402に左上から順に参照符号blk_r[0]〜blk_r[69]を付す。そして、基準ブロック401はblk[0]から順番に処理される。
ブロック状態判定部104は基準ブロックについて当該基準ブロックのコントラストが予め設定されたコントラスト以下の低コントラストであるか否かを判定する(ステップS202)。
この判定に当たっては、ブロック状態判定部104は基準ブロックについて高周波帯域のみを通過させるハイパスフィルタ処理を行ってそのエッジを抽出する。続いて、ブロック状態判定部104は当該エッジについてその画素値を合計してエッジ積分値を算出する。
そして、ブロック状態判定部104はエッジ積分値と予め定められた閾値とを比較して、エッジ積分値がこの閾値よりも小さいと、ハイパスフィルタ処理を行う前の画素値を用いてヒストグラムを生成する。当該ヒストグラムにおいて極大値が1つであると、ブロック状態判定部104は基準ブロックを低コントラストの基準ブロックであると判定する。
基準ブロックが低コントラストの基準ブロックではないと判定すると(ステップS202において、NO)、ブロック状態判定部104は基準ブロックおよび参照ブロックを用いて、前述の図16で説明したようにして、SAD(差分絶対和演算)値を求める(ステップS203)。ここでは、探索範囲における複数の参照ブロックについて算出されたSAD値の配列をSAD値テーブルと呼ぶ。
図5は、図4で説明したSAD値テーブルの一例を示す図である。
図5に示す例では、基準ブロックに対してそれぞれ水平方向に±3、垂直方向に±3として探索範囲を設定してSAD値を求めた。続いて、ブロック状態判定部104はSAD値テーブルを参照して、基準ブロックが繰り返し模様のブロックであるか否かを判定する(ステップS204)。
ここでは、ブロック状態判定部104は、例えば、特開2011−35814号公報に記載の手法を用いて繰り返し模様のブロックであるか否かを判定する。
図6は、繰り返し模様が存在する画像におけるSAD値の分布の一例を示す図である。
図6に示すように、繰り返し模様が存在する画像においては、SAD値の分布に複数の極小値(ここでは、極小値1および2)が存在する。そこで、ブロック状態判定部104は、図5に示すSAD値テーブルに応じてSAD値の分布を描く。そして、ブロック状態判定部104は当該分布に予め設定した閾値よりも小さい極小値が2つ以上存在すると、この基準ブロックを繰り返し模様が存在する基準ブロックであると判定する。
基準ブロックが繰り返し模様の基準ブロックであると判定すると(ステップS204において、YES)、ブロック状態判定部104は当該基準ブロックおよびこの基準ブロックに対応する参照ブロックのサイズを拡大する(ステップS205)。図4(a)に示す例では、例えば、基準ブロックblk[55]が繰り返し模様の基準ブロックと判定されることになる。
図7は、図4に示す基準ブロックおよび参照ブロックの拡大処理を説明するための図である。そして、図7(a)は基準ブロックの拡大を示す図であり、図7(b)は参照ブロックの拡大を示す図である。
図7に示す例では、基準ブロックが繰り返し模様の基準ブロックであると判定すると、ブロック状態判定部104は当該基準ブロック401とこの基準ブロック401に対応する参照ブロック402のサイズを256×256画素から512×512画素に拡大する。ここでは、基準ブロック401および参照ブロック402に最も近い被写体303の境界(境界部分ともいう)が拡大後の基準ブロック701および参照ブロック702に含まれるように拡大率が決定される。
なお、拡大率を算出する際には、上記の非特許文献1に記載されたグラフカットアルゴリズムを用いて被写体を抽出して、現在の基準ブロック(又は参照ブロック)の中心座標から最近傍の被写体の境界までの距離を求める。そして、当該距離に応じて拡大率が算出される。
図7に示すように、拡大後の基準ブロック701および参照ブロック702については繰り返し模様の部分のみではなく、被写体の境界の一部分が含まれている。
このため、拡大前の基準ブロック401および参照ブロック402においては繰り返し模様によって相関性の高い部分が複数現れているが、拡大後の基準ブロック701および参照ブロック702では被写体の境界の一部分と一致する箇所で相関性が最も高くなる。よって、上述のように、基準ブロックおよび参照ブロックを拡大すれば、相関性の高い部分が複数出現することがなくなる。
なお、基準ブロックが低コントラストであると(ステップS202において、YES)、ブロック状態判定部104は、ステップS205の処理に進んで当該基準ブロックとこの基準ブロックに対応する参照ブロックを拡大処理する。
続いて、ブロック状態判定部104は拡大処理後の基準ブロックおよび参照ブロックを用いて、ステップS203の処理と同様にしてSAD値テーブルを生成する(ステップS206)。
次に、動きベクトル算出部105は、ステップS206で算出されたSAD値テーブルを用いて動きベクトルを算出する(ステップS207)。この場合、SAD値テーブルにおいて最小を示すずらし量が動きベクトルとなる。例えば、図5に示すSAD値テーブルにおいては、最小値が”8”であるので、基準ブロックの中心を移動前の原点(SAD値が”45”の位置)とすると、動きベクトルは(+2,+2)となる。
上述のように、基準ブロックおよび参照ブロックを拡大処理して、SAD値テーブルを求めて、当該SADテーブルに応じて動きベクトルを算出すれば、繰り返し模様の基準ブロックであっても、高精度に動きベクトルを算出することができる。そして、基準ブロックが低コントラストであっても同様に高精度に動きベクトルを算出することができる。
次に、動きベクトル算出部105は、全ての基準ブロックについて動きベクトルが算出されたか否かを判定する(ステップS208)。全ての基準ブロックで動きベクトルが算出されていないと(ステップS208において、NO)、処理はステップS202に戻って、次の基準ブロックについて同様の処理が行われる。一方、全ての基準ブロックで動きベクトルが算出されると(ステップS208において、YES)、画像処理装置100は動きベクトル検出処理を終了する。
図8は、図2に示す動きベクトル検出処理で検出された動きベクトルの一例を説明するための図である。そして、図8(a)は入力画像である基準画像の一例を複数のブロックに分割した状態を示す図であり、図8(b)はブロック毎の動きベクトルを示す図である。
上述のようにして、図2に示す動きベクトル検出処理を行うと、図8(a)に示す入力画像(基準画像)の複数のブロック801毎に動きベクトル802が求められて、図8(b)に示すように、ブロック毎に異なる動きベクトル802が決定される。
このように、本発明の第1の実施形態では、低コントラストの基準ブロックおよび繰り返し模様を有する基準ブロックがあると、当該基準ブロックおよびこの基準ブロックに対応する参照ブロックを拡大処理する。その後、基準ブロックおよび参照ブロックに応じてSAD値テーブルを生成して、当該SADブロックテーブルに応じて動きベクトルを検出するようにしたので、高精度に動きベクトルを検出して、画像の位置合わせの精度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による画像処理装置について説明する。
第2の実施形態による画像処理装置では、階層的に動きベクトルを検出する。ここでは、基準ブロックが低コントラストの基準ブロック又は繰り返し模様を有する基準ブロックと判定された場合に、低解像度画像において動きベクトルを検出する処理について説明する。
まず、階層的に動きベクトルを検出する手法について説明する。
階層的に動きベクトルを検出する際には、元画像(基準画像および参照画像)について、水平方向および垂直方向のそれぞれを1/n(nは1を超える正の数)に縮小してそれぞれ縮小画像を生成する。そして、当該縮小画像を用いてブロックマッチングを行って、縮小画像において動きベクトルの検出を行う。その後、縮小画像で得られた動きベクトルの検出結果に基づいて、元画像を用いてブロックマッチングを行う。なお、縮小するとその画像の解像度は低くなる。
図9は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置で行われる階層的な動きベクトルの検出を説明するための図である。なお、ここでは、n=2である。
図9において、入力画像(基準画像および参照画像)を第1階層、入力画像を1/2倍に縮小した画像を第2階層、第2階層の画像をさらに1/2倍(つまり、入力画像を1/4倍)した画像を第3階層と呼ぶことにする。ここで、元画像とは第(N+1)階層の画像に対して第N階層の画像のことをいう。また、第N階層を現階層とし、第(N+1)階層を下階層、第(N−1)階層を上階層と呼ぶことにする。
階層的に動きベクトルを検出する際には、最下層から動きベクトルを算出する。図9において、第2階層の基準画像902には第2階層の基準ブロック903に対応する第3階層の基準ブロック904が設定され、第3階層の基準画像901上に、第2階層の基準画像902に設定される第2階層の基準ブロック903に対応する第3階層の基準ブロック904が設定される。そして、この第3階層の基準ブロック904について第3階層の参照画像905とのブロックマッチングを行って第3階層の動きベクトルV1を求める。
次に、第2階層の基準画像902において、第3階層の動きベクトルV1を2倍した動きベクトル(2×V1)が示す位置を原点として第2階層の参照画像906に探索範囲を定める。そして、当該探索範囲内に複数の第2階層の参照ブロックを設定する。続いて、設定した複数の第2階層の参照ブロックと、第2階層の基準ブロック903との間においてブロックマッチングを行って、第2階層の動きベクトルV2を求める。
次に、下記の式(1)によって、第3階層の動きベクトルV1を2倍した動きベクトル(2×V1)と、第2階層の動きベクトルV2とを合成して合成ベクトルとして、最終的な第2階層の動きベクトルV3を算出する。
V3=2×V1+V2 (1)
以降同様にして、第2階層が第(N+1)階層に相当し、第1階層が第N階層に相当するものとして動きベクトルを求めると、第1階層の動きベクトルを求めることができる。つまり、第2階層の動きベクトルV3に応じて、前述のようにして、第1階層の基準画像907および参照画像908についてブロックマッチングを行えば、第1階層の基準ブロック909における動きベクトルを求めることができる。
ここで、第1階層以外の動きベクトルにつてサブピクセル精度で算出するものとする。ブロックマッチングにおいてサブピクセル精度での推定手法については、例えば、特開2009−301181号公報に記載の等角直線フィッティング又はパラボラフィッティングを用いる。
ピクセル精度での動きベクトルの検出においては、例えば、第3階層において算出した動きベクトルが(2、4)であるとすると、第2階層での動きベクトルは(4、8)となる。
一方、サブピクセル精度で動きベクトルを算出すると、例えば、第3階層において算出した動きベクトルが(2.3、4.4)であると、第2階層の動きベクトルは(4.6、8.8)となる。そして、小数点1位以下の数字を四捨五入して、第2階層の動きベクトルは1画素単位の(5.0、9.0)と近似することができる。
このように、サブピクセル精度で動きベクトルを検出すれば、上階層における動きベクトルを1画素単位で検出することができる。
図10は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置についてその構成の一例を示すブロック図である。なお、図10に示す画像処理装置1200において、図1に示す画像処理装置100と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図10に示す画像処理装置1200は画像縮小部1201を有しており、この画像縮小部1201で基準画像および参照画像を前述したようにして縮小処理した後、メモリ部101に記憶する。つまり、メモリ部101には階層的に基準画像および参照画像が記憶されることになる(つまり、メモリ部101には基準画像および参照画像がそれぞれ複数の階層画像として記憶される)。
図11は、図10に示す画像処理装置1200における動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。
動きベクトル検出処理を開始すると、画像処理装置1200は、図3に示す基準画像301および基準画像302を入力する(ステップS110)。そして、画像縮小部1201は、基準画像301および参照画像302を縮小処理して、階層的な画像を生成し、当該階層的な画像をメモリ部101に記憶する(ステップS1101)。
図12は、図11に示す画像縮小部1201で生成される階層的な画像の一例を示す図である。そして、図12(a)は基準画像の階層構造を示す図であり、図12(b)は参照画像の階層構造を示す図である。
画像縮小部1201は、階層的な画像として第3階層の画像まで生成するものとする。ここでは、入力画像(基準画像および参照画像)を第1階層の画像1201および1204とし、第1階層の画像1201および1204を1/2倍に縮小した画像を第2階層の画像1202および1205とする。そして、第2階層の画像1202および1205をさらに1/2倍した画像を第3階層の画像1203および1206とする。
ステップS1101に続く処理では、第3階層、第2階層、および第1階層の順に動きベクトルが検出される。以下の説明では、メモリ部101から第3階層の画像が読み出された場合の処理について説明する。
基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103はメモリ部101からそれぞれ第3階層の基準画像および第3階層の参照画像を読み出す。そして、基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103は第3階層の基準画像および第3階層の参照画像を所定のサイズのブロック(基準ブロックおよび参照ブロック)に分割する(ステップS1102)。
ここでは、図4と同様に、第3階層の基準画像1203および第3階層の参照画像1206を水平方向に7分割、垂直方向に10分割して複数のブロックに分割する。但し、一つのブロックは16×16画素となる。そして、ここでも、第3階層の基準画像1203における基準ブロックをblk[0]〜blk[69]とし、第3階層の参照画像1206における参照ブロックをblk_r[0]〜blk_r[69]とする。
続いて、ブロック状態判定部104は第3階層の基準ブロックが低コントラストのブロックであるか否かを判定する(ステップS1103)。第3階層の基準ブロックが低コントラストの基準ブロックではないと判定すると(ステップS1103において、NO)、ブロック状態判定部104は第3階層の基準ブロックおよび参照ブロックを用いてSAD値テーブルを求める(ステップS1104)。
続いて、ブロック状態判定部104はSAD値テーブルを参照して、第3階層の基準ブロックが繰り返し模様のブロックであるか否かを判定する(ステップS1105)。
ブロック状態判定部104によって第3階層の基準ブロックが繰り返し模様の基準ブロックであると判定されると(ステップS1105において、YES)、画像縮小部1201は、現階層よりも下階層の画像が存在しない場合には、現階層の基準画像および参照画像をさらに縮小した画像を作成する(ステップS1106)。そして、画像縮小部1201は当該縮小した画像をメモリ部101に記憶する。
図4に示す例では、第3階層の基準画像の基準ブロックblk[55]は繰り返し模様のブロックと判定される。そして、第3階層よりも下階層の画像は存在しないので、画像縮小部1201はステップS1106の処理を行うことになる。
図13は、図11に示す現階層よりも下階層の画像が存在しない場合の縮小処理によって生成された基準画像を説明するための図である。そして、図13(a)は第3階層の基準画像を示す図であり、図13(b)は第3階層の基準画像を1/2倍した第4階層の基準画像を示す図である。
図13に示すように、画像縮小部1201は第3階層の基準画像1203を1/2倍に縮小した第4階層の基準画像1301を生成する。同様にして、図示はしないが、画像縮小部1201は第3階層の参照画像を1/2倍に縮小した第4階層の参照画像1301を生成する。
基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103はメモリ部101からそれぞれ第4階層の基準画像および第4階層の参照画像を読み出す。そして、基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103は第4階層の基準画像および第3階層の参照画像を所定のサイズのブロックに分割する。
但し、第4階層の基準ブロック1303のサイズは第3階層の基準ブロック1301と同一の64×64画素とする。なお、第4階層の参照ブロックのサイズは第4の基準ブロックのサイズと同一である。
通常の階層的な動きベクトルの検出においては、基準ブロックのサイズは、階層の変化に伴ってそのサイズが変化する。一方、低コントラストの基準ブロック又は繰り返し模様を有する基準ブロックと判定された際の作成される現階層よりも下側の下階層の画像についてはそのブロックサイズは現階層と同一のサイズとされる。
これによって、下階層では画像が縮小されている結果、ブロックサイズは実質的に拡大されたことになって、広い範囲で探索を行うことができる。さらに、現階層においてブロックサイズを拡大して動きベクトルを検出するよりも、動きベクトルの検出に必要な演算処理量を削減することができる。
ブロック状態判定部104は、下階層(ここでは、第4階層)において現階層(ここでは、第3階層)の基準ブロック1301に対応する基準ブロック1303には被写体1304の境界が含まれるか否かを判定する(ステップS1107)。ステップS1107における処理は、図2で説明した処理と同様である。
なお、第3階層の基準ブロックが低コントラストであると(ステップS1103において、YES)、ブロック状態判定部104はステップS1106の処理に進む。
第4階層の基準ブロック1303に被写体1304の境界が含まれないと(ステップS1107において、NO)、ブロック状態判定部104は下階層(第4階層)の基準ブロック1303を現階層の基準ブロックに設定して、ステップS1106の処理に戻る。
一方、第4階層の基準ブロック1303に被写体1304の境界が含まれていると(ステップS1107において、YES)、ブロック状態判定部104は被写体1304の境界を含む下階層の基準ブロック1303および参照ブロックを用いてSAD値テーブルを算出する。そして、動きベクトル算出部105は当該SAD値テーブルを参照して動きベクトルを算出する(ステップS1108)。
なお、図13(b)に示す例では、第4階層の基準ブロック1303には被写体1304の境界が含まれているので、ブロック状態判定部104はステップS1108の処理に進むことになる。
このように、第4階層の基準ブロック1303には被写体1304の境界が含まれているので、相関性の高い部分が複数現れることがなく、高精度に動きベクトルを検出することができる。
続いて、動きベクトル算出部105はステップS1108で求めた下階層の動きベクトルを現階層の動きベクトルのサイズに換算(つまり、変換)する(ステップS1109)。ここでは、第4階層における動きベクトルを第3階層における動きベクトルに換算することになる。第4階層の画像は第3階層の画像を1/2倍に縮小したので、第4階層における動きベクトルを2倍した動きベクトルが第3階層における動きベクトルとなる。
続いて、動きベクトル算出部105は全ての第4階層の基準ブロックについて動きベクトルを検出したか否かを判定する(ステップS1110)。全ての第4階層の基準ブロックについて動きベクトルを検出すると(ステップS1110において、YES)、動きベクトル算出部105は全ての階層で動きベクトルを検出したか否かを判定する(ステップS1111)。そして、動きベクトル算出部105によって全ての階層で動きベクトルを検出したと判定されると(ステップS1111において、YES)、画像処理装置1200は動きベクトル検出処理を終了する。
一方、動きベクトル算出部105によって全ての階層で動きベクトルを検出していないと判定されると(ステップS1111において、YES)、画像処理装置1200は動きベクトルを検出すべき階層を現階層から上階層に移動して(ステップS1112)、ステップS1102の処理に戻る。
ステップS1110において、全ての第4階層の基準ブロックについて動きベクトルを検出していないと(ステップS1110において、NO)、処理はステップS1103の処理に戻って、次の第4階層の基準ブロックについて低コントラストであるか否かが判定される。
ステップS1105において、第3階層の基準ブロックが繰り返し模様の基準ブロックでないと判定すると(ステップS1105において、NO)、ブロック状態判定部104は現階層(第3階層)の基準画像における基準ブロックおよび現階層の参照画像における参照ブロックを用いてSAD値テーブルを求める。そして、動きベクトル算出部105は当該SAD値テーブルを参照して動きベクトルを算出して(ステップS1113)、ステップS1110の処理に進む。
このように、本発明の第2の実施形態では、現階層において低コントラストの基準ブロック又は繰り返し模様を有する基準ブロックであると、現階層に続く下階層の画像を生成する。この際、当該下階層における基準ブロックおよび参照ブロックのサイズは現階層のサイズと同一とする。
これによって、低コントラストの基準ブロック又は繰り返し模様を有する基準ブロックに被写体の境界を含まれる結果、相関性の高くなる部分を限定することができる。この結果、高精度に動きベクトルを検出して、位置合わせの精度を向上させることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態による画像処理装置について説明する。なお、第3の実施形態による画像処理装置の構成は、図10に示す画造形性装置と同様である。
第2の実施形態では、現階層において低コントラストの基準ブロック又は繰り返し模様を有する基準ブロックであると、現階層に続く下階層の画像を生成して、下階層において動きベクトルの検出を行うようにした。第3の実施形態では、現階層において基準ブロックが低コントラストの基準ブロックで繰り返し模様を有する基準ブロックであると、上階層において動きベクトルを検出する。
図14は、本発明の第3の実施形態による画像処理装置で行われる動きベクトル検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、図14において、図11に示すフローチャートと同一の処理を行うステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
図11で説明したように、ステップS1101において、画像縮小部1201は基準画像および参照画像を縮小処理して、階層的な画像を生成し、当該階層的な画像をメモリ部101に記憶する。
図15は、本発明の第3の実施形態による画像処理装置で生成される階層的な画像の一例を示す図である。そして、図15(a)は基準画像の階層構造を示す図であり、図15(b)は参照画像の階層構造を示す図である。
いま、ステップS1101において、図15に示す階層的に画像が得られたものとする。ここでは、入力画像(基準画像および参照画像)を第1階層の画像1501および1504とし、第1階層の画像1501および1504を1/2倍に縮小した画像を第2階層の画像1502および1505とする。そして、第2階層の画像1502および1505をさらに1/2倍した画像を第3階層の画像1503および1205とする。
図15に示すように、第3階層においては、被写体1507に描かれた絵柄1508が縮小処理によって消失してしまっている。このため、ステップS1103において第3階層の基準ブロックが低コントラストの基準ブロックであるか否かを判定する際、例えば、基準ブロックblk[55](図4参照)では、低コントラストの基準ブロックと判定されることになる。
低コントラストの基準ブロックであると判定すると、ブロック状態判定部104は現階層(ここでは、第3階層)の上階層(つまり、第2階層)において、該当基準ブロック対応する基準ブロックに動きベクトルの算出に適した模様が存在するか否かを判定する(ステップS1401)。
ここで、動きベクトル算出に適した模様が存在するか否かを判定する際には、ブロック状態判定部104は上階層において対応する基準ブロックのエッジ積分を行う。そして、当該エッジ積分値が予め設定された閾値以上であり、かつヒストグラムを作成した際に極大値が複数存在すると、ブロック状態判定部104は動きベクトル算出に適した模様が存在すると判定する。
なお、ここでは、現階層および上階層のブロックサイズの比率は一定である。例えば、縮小率が1/2倍の場合には、第3階層のブロックサイズが64×64(pixel)であると、第2階層の分割ブロックサイズは128×128(pixel)となる。
例えば、第3階層において低コントラストと判定された基準ブロック(blk[55])に対応する第2階層の基準ブロックで動きベクトル算出に適した模様は存在するか否かを判定したとする。
この場合には、図15に示すように、第2階層の基準ブロックblk[55]の位置には、絵柄1508の一部が存在するので、ブロック状態判定部104は第2階層において動きベクトル算出に適した模様が存在すると判定することになる。
上階層において基準ブロックに動きベクトルの算出に適した模様が存在しないと判定すると(ステップS1401において、NO)、ブロック状態判定部104はステップS1104の処理に進む。
一方、上階層において基準ブロックに動きベクトルの算出に適した模様が存在すると判定すると(ステップS1401において、YES)、ブロック状態判定部104は第3階層の基準画像における基準ブロックに対応する第2階層の基準ブロックと、第3階層の参照画像における参照ブロックに対応する第2階層の参照ブロックとを用いてSAD値テーブルを求める。そして、動きベクトル算出部105は当該SAD値テーブルを参照して動きベクトルを算出する(ステップS1402)。
続いて、動きベクトル算出部105はステップS1109の処理に進むが、ステップS1402では第2階層における動きベクトルを検出したので、ここでは、動きベクトル算出部105は第2階層における動きベクトルを第3階層における動きベクトルに換算することになる。
第3階層は第2階層を1/2倍に縮小したので、第2階層における動きベクトルを1/2倍した動きベクトルが第3階層における動きベクトルとなる。
なお、図14に示すフローチャートでは、ステップS1105において、基準ブロックが繰り返し模様の基準ブロックであると判定されると、ステップS1106〜S1108で下階層において動きベクトルを算出して、ステップS1109で現階層の動きベクトルに換算するようにしている。この代わりに、第1の実施形態で説明したように、現階層において基準ブロックのサイズを拡大して動きベクトルを検出するようにしてもよい。
このように、本発明の第3の実施形態では、階層的に動きベクトルを算出する際、縮小の処理によって絵柄が消失して低コントラストとなると、上階層において対応する基準ブロックに動きベクトル算出に適した模様が存在するか否かを判定する。これによって、低コントラストと判定されて動きベクトルが算出されなくなる事態を防止することができる。
この結果、第3の実施形態では、高精度に動きベクトルを検出して、位置合わせの精度を向上させることができる。
上述の説明から明らかなように、図1および図10に示す例においては、基準ブロック決定部102および参照ブロック決定部103が領域分割手段として機能する。
また、ブロック状態判定部104および画像縮小部1201はサイズ変更手段として機能し、動きベクトル算出部105は動きベクトル検出手段として機能する。
さらに、ブロック状態判定部104は第1の判定手段および第2の判定手段として機能し、画像縮小部1201は解像度変更手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも領域分割ステップ、サイズ変更ステップ、および動きベクトル検出ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100,1200 画像処理装置
101 メモリ部
102 基準ブロック決定部
103 参照ブロック決定部
104 ブロック状態判定部
105 動きベクトル算出部
301 基準画像
302 参照画像
303 被写体
1201 画像縮小部

Claims (7)

  1. 入力された2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更手段とを有し、
    前記動きベクトル検出手段は、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、
    前記解像度変更手段は、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、
    前記動きベクトル検出手段は、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記動きベクトル検出手段は、前記新たな階層の画像における前記基準ブロックの画素数を、前記解像度変更手段が生成した最も解像度が低い階層の画像における前記基準ブロックと同一の画素数とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動きベクトル検出手段が、前記基準ブロックのコントラストが予め定めたコントラスト以下であると判定する条件として、前記基準ブロックのエッジを積分した積分値が予め設定された閾値より小さいことを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記動きベクトル検出手段が、前記解像度変更手段が生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在すると判定する条件として、前記一方の画像の前記基準ブロックと、前記他方の画像の探索範囲との間で得られた差分絶対和演算によって求められたSAD値の分布において、予め設定された閾値よりも小さい前記SAD値が少なくとも2つ以上あることを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記動きベクトル検出手段はサブピクセルの精度で前記動きベクトルを検出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 入力された2つの画像間における動きベクトルを検出する画像処理装置の制御方法であって、
    前記2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更ステップとを有し、
    前記動きベクトル検出ステップでは、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、
    前記解像度変更ステップでは、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、
    前記動きベクトル検出ステップでは、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする制御方法。
  7. 入力された2つの画像間における動きベクトルを検出する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記2つの画像から、一方の画像の基準ブロックと他方の画像の探索範囲のマッチングを行うことで動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記2つの画像の各々について、画素数が異なる複数の階層の階層画像を生成する解像度変更ステップとを実行させ、
    前記動きベクトル検出ステップでは、前記階層画像のうち、最も画素数が少ない階層の画像から画素数が多い階層に向かって順に、階層の各々で設定した基準ブロックにおける前記動きベクトルの検出を行う際、階層の各々における画像で検出された動きベクトルの検出結果に基づいて、次に画素数が多い階層の画像における探索範囲を設定し、
    前記解像度変更ステップでは、生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックのコントラストが予め定められたコントラスト以下であった場合、および生成した最も画素数が少ない階層の画像における前記基準ブロックに繰り返し模様が存在する場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記最も画素数が少ない階層の画像よりもさらに画素数が少ない新たな階層の画像を生成し、
    前記動きベクトル検出ステップでは、前記新たな階層の画像を用いて前記動きベクトルを検出することを特徴とする制御プログラム。
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