JP6056873B2 - ケイ素酸化物の製造方法、及び、二次電池の製造方法 - Google Patents

ケイ素酸化物の製造方法、及び、二次電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6056873B2
JP6056873B2 JP2014550230A JP2014550230A JP6056873B2 JP 6056873 B2 JP6056873 B2 JP 6056873B2 JP 2014550230 A JP2014550230 A JP 2014550230A JP 2014550230 A JP2014550230 A JP 2014550230A JP 6056873 B2 JP6056873 B2 JP 6056873B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon oxide
silicon
negative electrode
secondary battery
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014550230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015502026A (ja
Inventor
キュ リム、ビュン
キュ リム、ビュン
ユン ジュン、サン
ユン ジュン、サン
ヒー パク、チョル
ヒー パク、チョル
ナ ジョン、ハン
ナ ジョン、ハン
ヨン キム、ジェ
ヨン キム、ジェ
ジュ リー、ヨン
ジュ リー、ヨン
チュル キム、ヒュン
チュル キム、ヒュン
Original Assignee
エルジー・ケム・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー・ケム・リミテッド filed Critical エルジー・ケム・リミテッド
Publication of JP2015502026A publication Critical patent/JP2015502026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056873B2 publication Critical patent/JP6056873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/113Silicon oxides; Hydrates thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/04Processes of manufacture in general
    • H01M4/0471Processes of manufacture in general involving thermal treatment, e.g. firing, sintering, backing particulate active material, thermal decomposition, pyrolysis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/04Processes of manufacture in general
    • H01M4/049Manufacturing of an active layer by chemical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/485Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、相対的に酸素含有量の高いケイ素酸化物から酸素の含量を減らすことにより、ケイ素酸化物内にケイ素と酸素の含量を適宜調節してこれを含む負極活物質を用いた二次電池の安定性を確保するとともに、電池の容量及び寿命特性を向上させ得る、ケイ素酸化物の製造方法、これによって製造されたケイ素酸化物及びこれを含む二次電池に関する。
リチウム二次電池は、リチウムが放電過程で負極から正極に移動し、充電時にはリチウムイオンが正極から負極に移動しながら、電池内に電気エネルギーを貯蔵するエネルギー貯蔵装置である。他の電池と比べてみると、高いエネルギー密度を有し、自家放電の起こる程度が小さいため、多様な事業全般に亘って用いられている。
リチウム二次電池の構成要素は、正極、負極、電解質及び分離膜などに分けることができる。初期リチウム二次電池では負極活物質としてリチウム金属が用いられたが、充電と放電が繰り返されるに伴う安全性問題が現われることにより、黒煙(graphite)など炭素系物質に代替された。炭素系負極活物質は、リチウムイオンとの電気化学的反応電位がリチウム金属と類似し、継続的なリチウムイオンの挿入・脱離過程の間、結晶構造の変化が少ないため、持続的な充電・放電が可能となり、したがって優れた充放電寿命を有するようになった。
しかし、最近、携帯機器に用いる小型リチウム二次電池から自動車に用いられる大型二次電池まで市場が拡がることによって、負極活物質の高容量・高出力化技術が求められている。したがって、炭素系負極活物質より理論容量の高いケイ素、錫、ゲルマニウム、亜鉛、鉛などを中心に、非炭素系負極活物質の開発が進められている。
しかし、これら負極活物質は、全て充放電容量を向上させてエネルギー密度を高めることができるが、充放電の繰り返しによって、電極上にデンドライトや不導体化合物が生成されるため、充放電が劣化されるか、リチウムイオンの挿入・脱離時の膨張及び収縮が大きくなる。このため、これら負極活物質を用いた二次電池は充放電の繰り返しによる放電容量の保持性(以下、サイクル特性)が十分でなく、製造後に最初の放電容量と最初の充電容量の比の値(放電容量/充電容量;以下、初期効率)も十分でない問題がある。
前記のような背景の下で、本発明者らは電池安定性及び寿命特性を有するとともに、電池の容量特性を向上させ得るケイ素系負極活物質の研究中、相対的に酸素含有量の多いケイ素酸化物(第1ケイ素酸化物)を還元雰囲気で熱処理してケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)を製造し、これを負極活物質として用いた二次電池が優れた電池安定性及び寿命特性を有するとともに、電池の容量特性が向上されることを確認することにより本発明を完成した。
本発明の目的は、相対的に酸素含有量の高いケイ素酸化物から酸素の含量を減らすことにより、ケイ素酸化物内にケイ素と酸素の含量を調節し、これを含む負極活物質を用いた二次電池の安定性を確保するとともに、電池の容量及び寿命特性を向上させ得るケイ素酸化物の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記の製造方法で製造された適切な比率(Si:SiO=1:0.7〜0.98)のケイ素及び酸素を含有するケイ素酸化物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、前記のケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む二次電池を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して第2ケイ素酸化物を製造する段階を含み;前記第1ケイ素酸化物はSiOx(0<x<2)であり、前記第2ケイ素酸化物はSiOy(0<y<1)であり、前記y<xであることを特徴とするケイ素酸化物の製造方法を提供する。
また、本発明は前記の製造方法で製造された、すなわち後処理を介して酸素の含量を減らすことにより、ケイ素と酸素含量が調節されたケイ素酸化物を提供する。
さらに、本発明は前記のケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む負極、正極、前記負極と正極との間に介在された分離膜及び電解質を含む二次電池を提供する。
本発明に係るケイ素酸化物の製造方法は、相対的に高い酸素含有量を有するケイ素酸化物(第1ケイ素酸化物)を還元雰囲気で熱処理することにより、前記ケイ素酸化物(第1ケイ素酸化物)内に酸素含有量を減らし、ケイ素と酸素が適切な比率(Si:SiO=1:0.7〜0.98)で存在するケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)を製造することにより、前記ケイ素によって電池の容量特性、特に初期効率を向上させる効果を有するとともに、前記酸素によって充放電時に膨張されることを緩和させて、電池安定性及び電池の寿命特性を保持又は改善させる効果がある。
したがって、本発明によって製造されたケイ素酸化物は、二次電池の負極活物質として優れた電池特性を有するだけでなく、電池安定性と寿命特性を保持又は改善することができるので、これを要する産業に容易に適用することができる。
本発明の一実施例に係る還元性気体又は混合気体を用いたケイ素酸化物の製造装置を示した模式図である。 本発明の一実施例に係る還元性気体又は混合気体及び還元性物質を用いたケイ素酸化物の製造装置を示した模式図である。 本発明の一実施例に係るケイ素酸化物のX線回折(XRD)分析結果を示したグラフである。
以下、本発明に対する理解を助けるため本発明をさらに詳しく説明する。
本明細書及び請求範囲で用いられた用語や単語は、通常的又は辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適宜定義することができるとの原則に即し、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈されなければならない。
本発明は、相対的に酸素含有量の高いケイ素酸化物(第1ケイ素酸化物)から酸素の含量を減らすことにより、ケイ素酸化物内にケイ素と酸素の含量を適宜調節してこれを含む負極活物質を用いた二次電池の安定性を確保するとともに、電池の容量及び寿命特性を向上させ得るケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)の製造方法を提供する。
一般に、リチウム二次電池は、正極、負極、前記正極と負極との間に介在された分離膜及び電解質などで構成され、前記正極と負極はそれぞれ正極活物質と負極活物質を含む。前記負極活物質は主に炭素系物質が用いられているが、最近、小型電子機器から大型自動車に至るまで市場が拡がることによって、負極活物質の高容量・高出力化技術が求められている。よって、炭素系負極活物質より理論容量の高いケイ素を中心に非炭素系負極活物質の開発が活発に進められている。
しかし、前記ケイ素を含むケイ素系負極活物質は、充放電容量が炭素系負極活物質に比べ大きいため、エネルギー密度を高めることができるが、充放電によって電極上にデンドライトや不導体化合物を生成させ、充放電が劣化されるか、リチウムイオンの挿入・脱離時に膨張及び収縮が大きくなるので、前記電池の安定性が低下するだけでなく、充放電の繰り返しによる放電容量の保持性(寿命特性)が十分でなく、初期効率もまた十分ではない問題がある。
よって、本発明は二次電池の安定性を確保するとともに、二次電池の容量及び寿命特性を向上させ得る、相対的に酸素含有量の高いケイ素酸化物から酸素の含量を減らすことにより、ケイ素酸化物内にケイ素と酸素の含量を調節するケイ素酸化物の製造方法を提供する。
本発明の一実施例に係る前記ケイ素酸化物の製造方法は、第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して第2ケイ素酸化物を製造する段階を含み;前記第1ケイ素酸化物はSiOx(0<x<2)であり、前記第2ケイ素酸化物はSiOy(0<y<1)であり、前記y<xであることを特徴とする。
本発明で前記ケイ素酸化物と第2ケイ素酸化物は、同じ物質を意味することであり得る。すなわち、前記ケイ素酸化物の製造方法は、第2ケイ素酸化物の製造方法を現わすものであり得る。
本発明の前記ケイ素酸化物は、ケイ素(Si)及び二酸化ケイ素(SiO)が複合体を成して共存する形態であり得る。すなわち、前記ケイ素酸化物内にはダングリングボンドを有するケイ素原子とその最近接原子からなる結合種、例えばSi=Si、Si=SiO、Si=SiO及びSi=Oの4種の結合種が存在することができる。
一般的に、ケイ素酸化物内にケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質が多いと、これを負極活物質として含む二次電池の充放電容量を向上させてエネルギー密度を高めることができるが、前記二次電池の充電時にリチウムイオンを挿入して大きく膨張され、放電時にも解消されない問題がある。具体的に、二次電池におけるケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質(ケイ素粒子)は、リチウム原子を電気化学的に吸収・貯蔵して放出する反応で非常に複雑な結晶変化を伴う。リチウム原子を電気化学的に吸収・貯蔵して放出する反応が進められるに伴い、前記ケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質(ケイ素粒子)の組成と結晶構造は、Si(結晶構造:Fd3m)、LiSi(結晶構造:I41/a)、Li2Si(結晶構造:C2/m)、Li7Si2(Pbam)、Li22Si5(F23)などに変化する。また、複雑な結晶構造の変化に伴い、前記ケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質(ケイ素粒子)の体積は約4倍に膨張する。よって、充放電を繰り返すと、大きく膨張されて、電池安定性が低下するだけでなく、電池の寿命特性も良くないことがある。その反面、ケイ素酸化物内にケイ素-酸素(Si-O)結合物質が多いと、前記二次電池の充電時にリチウムイオンが挿入されても膨張されることを抑制することができるので、前記二次電池の繰り返された充放電時においても、前記二次電池の安定性を保持し得るが、電池の容量特性が低下し得る。したがって、ケイ素酸化物内にケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質とケイ素-酸素(Si-O)結合物質が適切な比率で混合していることが重要である。
本発明の一実施例によれば、前記ケイ素-酸素(Si-O)結合物質はSiOであり得る。
本発明の前記製造方法で製造されたケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)は、相対的に酸素の含量が多いため、電池の容量特性の良くない第1ケイ素酸化物を還元雰囲気で熱処理することにより、ケイ素と酸素の含量が適宜調節され得る。すなわち、本発明のケイ素酸化物は、前記ケイ素酸化物内にケイ素-ケイ素(Si-Si)結合物質とケイ素-酸素(Si-O)結合物質が適切な比率にあるため、これを負極活物質として含む二次電池の電池安定性を保持するとともに、電池特性を向上させることができる。
具体的に、前記ケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)は前記で言及したように、第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して製造することができる。このとき、前記第1ケイ素酸化物はSiOxであり、第2ケイ素酸化物はSiOyであり、前記y<xであり得る。具体的に、前記0.9<x<1.5であり、前記0.7<y<0.98であり得る。
ここで、前記yは、前記x値によってその値が異なり得て、例えば、前記x値が小さいほど前記y値も小さくなり得、これとは逆に、前記x値が大きいほど前記y値の値も大きくなり得る。すなわち、前記第1ケイ素酸化物の酸素含量(x値)が高いと、これを還元雰囲気で熱処理して製造された第2ケイ素酸化物の酸素含量(y値)が、酸素含量(x値)の低い第1ケイ素酸化物を還元雰囲気で熱処理して製造された第2酸化物の酸素含量(y値)より相対的に大きいこともある。
前記第2ケイ素酸化物を製造するための還元雰囲気は、還元性気体又はこれを含有する混合気体の気体を供給するか、チャンバ内に別途の容器に還元性物質を備えさせるか、又はこれらを同時に用いて組成することができる。好ましくは、還元性気体又はこれを含有する混合気体を供給して組成するものであり得る。
前記還元性気体は、H、NH及びCOからなる群から選択される1種以上であり得、好ましくはHであり得る。
前記混合気体は、前記還元性気体と非活性気体を混合したものであって、前記混合気体は前記還元性気体、すなわちH、NH又はCOを1体積%から99%体積%で含むことができる。
前記還元性気体又は混合気体は、還元させようとする第1ケイ素酸化物の量と反応容器(反応器)によって異なる流量に供給され得るが、例えば1 sccm(standard cubic centimeter per minutes)から1000sccmの流量に供給され得る。もし、前記流量が1sccm未満の場合は、還元雰囲気を組成することができないので、第1ケイ素酸化物がまともに還元されず、製造された第2ケイ素酸化物内の酸素含有量が減少されないことがあり、1000sccmを超える場合は、過量の気体が供給され、エネルギー効率の観点で非效率的な工程になり得る。
前記還元性物質は、活性炭、タンタリウム及びモリブデニウムからなる群から選択される1種以上のものであり得る。
前記熱処理は、800℃から1000℃で行うことであり得、具体的には前記反応器の内部温度を800℃から1000℃まで上げて合わせた後、前記の温度を10時間から20時間の間保持して行うことであり得る。もし、前記熱処理温度が800℃未満の場合、製造された第2ケイ素酸化物内に酸素含有量が、第1ケイ素酸化物に比べて減少されないことがあり、1000℃を超える場合は、製造された第2ケイ素酸化物内にケイ素が大きな結晶に成長して二次電池の寿命特性を低下させることができる。
一方、本発明の一実施例に係る前記第1ケイ素酸化物は、特に限定するものではないが、例えば、ケイ素及び二酸化ケイ素を混合して反応チャンバ内の反応器に備えさせ、昇温させながら減圧して第1還元雰囲気(第1ケイ素酸化物を製造するための還元雰囲気)で製造されたものであり得る。
前記ケイ素及び二酸化ケイ素の混合は特に限定せず、前記ケイ素及び二酸化ケイ素を均一に混合し得る方法であれば、いずれも用いることができるが、機械的装置、例えば、ペイントシェーカー(paint shaker)を用いて行うことができる。前記ケイ素及び二酸化ケイ素は、0.5〜2:2〜0.5のモル比で混合することができる。前記範囲を外れたモル比で混合する場合は、未反応したケイ素又は未反応した二酸化ケイ素の量が増加して生産性が低下し得る。
前記昇温は、チャンバ内の反応器の内部温度を反応温度に上昇させた後、これを保持させることを含むものであって、前記チャンバ内の反応器の内部温度を1300℃から1500℃の温度まで上昇させた後、前記の温度を2時間から4時間の間保持させることであり得る。前記内部温度が1300℃未満の場合は、ケイ素及び二酸化ケイ素の反応が低下して第1ケイ素酸化物の生産性が低下することができ、前記内部温度が1500℃を超える場合は、ケイ素が溶融され得る。また、前記温度の保持時間が2時間未満の場合は、前記内部温度が1300℃未満の場合に発生し得る問題が起こることがあり、前記保持時間が4時間を超える場合は、前記内部温度が1500℃を超える場合に発生し得る問題が起こることがある。
前記減圧は、10-4torrから10-1torrの圧力まで減圧して高真空を形成させることであり得る。前記高真空は回転ポンプ(rotary pump)とターボ分子ポンプ(turbo molecular pump)などを用いて高真空を形成させ得るが、これに制限されるものではない。熱力学的に高真空で反応性が高く、低温反応が可能であるため、高真空を保持するのが目当ての反応のために有利であり得る。前記圧力が10-1torrを超える場合は、ケイ素及び二酸化ケイ素の反応が低下して第1ケイ素酸化物の生産性が低下することがあり、前記圧力が10-4torr未満の場合は装備及び工程上の具現が容易でないことがある。
前記第1ケイ素酸化物を製造するための第1還元雰囲気は、還元性気体又はこれを含有する混合気体を供給して組成することができる。前記還元性気体、混合気体又は還元性物質は前記で言及したものと同一であるか、含まれるものであり得、気体の混合比率、流量又は条件などは前記で言及したものと同様である。
以下、図1を参考して本発明の一実施例に係るケイ素酸化物の製造方法をさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るケイ素酸化物の製造装置を模式的に示した図である。
図1を参照すれば、本発明の一実施例に係るケイ素酸化物の製造装置は、反応チャンバ1、前記反応チャンバ1の内部に位置する反応器2、前記反応チャンバ1の外部、反応器2の上部及び下部部分に位置する電気炉4、前記反応チャンバ1の外部に位置して内部へ連結される真空ポンプ5、及び前記反応チャンバ1の上部に位置するコレクター6を含むことができる(図1(a)参照)。また、前記製造装置は、還元雰囲気の組成方法に伴い、前記反応チャンバ1の側面に連結される気体ノズル7又は内部反応器2の側に別途の容器3をさらに含むことができる(図1(b)参照)。
本発明の一実施例に係る前記ケイ素酸化物は、前記反応チャンバ1内に反応器2に第1ケイ素酸化物を備えさせ、前記気体ノズル7を介して反応チャンバ1内に還元性気体又はこれを含有する混合気体を供給するか(図1(a))、容器3に活性炭、タンタリウム及びモリブデニウムからなる群から選択される1種以上の還元性物質を備えることにより(図1(b))、還元雰囲気を組成することができる。還元雰囲気が組成された後、電気炉4を介して熱処理し、第2ケイ素酸化物を製造することができ、製造された第2ケイ素酸化物は、前記コレクター6に収集され得る。このとき、前記熱処理は前記で言及したように、800℃から1000℃に合わせた後、10時間から20時間の間保持させて行うことができる。
また、本発明の一実施例に係る前記第1ケイ素酸化物もまた、前記の製造装置を用いて製造することができる。
具体的に、前記反応チャンバ1内に反応器2にケイ素及び二酸化ケイ素を備えさせた後、電気炉4で反応チャンバ1内の反応器2の内部温度を1300℃から1500℃まで昇温させ、真空ポンプ5(例えば、回転ポンプ、ターボ分子ポンプなど)を用いて高真空を形成させることができる。高真空が形成された反応チャンバ1内に第1還元雰囲気を組成して第1ケイ素酸化物を製造することができ、製造された第1ケイ素酸化物はコレクター6に収集され得る。
本発明の一実施例に係る前記製造方法は、第1ケイ素酸化物を還元雰囲気で相対的に低い温度に熱処理することにより酸素含有量を減らし、ケイ素及び酸素含量が調節された第2ケイ素酸化物を製造することができ、これを含有する負極活物質を含む二次電池の充放電時に膨張されることを抑制し、前記二次電池の安定性を保持できるだけでなく、高いケイ素含量を有することにより電池の容量特性も向上させることができる。
また、本発明は、前記の製造方法で製造されたケイ素酸化物を提供する。
本発明の一実施例によって製造されたケイ素酸化物は、前記で言及した第2ケイ素酸化物であり得、SiOy(0.7<y<0.98)に示され得る。前記ケイ素酸化物の成分及び結晶性分析のためにX線回折分析を行っており、その結果は図2の通りである。
図2で確認できるように、前記ケイ素酸化物は、Cu-Kαを用いたX線回折(XRD)分析結果グラフで、25゜<2θ<31゜における最大ピークの半値幅(Full width at Half-maximum;FWHM)が1.5゜から2.5゜のものであり得る。
本発明の一実施例に係る前記X線回折(XRD)分析は、ケイ素酸化物を粉砕してX-線回折分析機(Bruker AXS D4-Endeavor XRD)で測定することができる。印加電圧を40kV、印加電流を40mAにすることができ、測定した2θの範囲は10゜から90゜であり、0.05゜間隔でスキャンして測定することができる。このとき、スリット(slit)はvariable divergence slit 6mmを用いることができ、PMMAホルダーによるバックグラウンドノイズ(background noise)を無くすため、大きさの大きいPMMAホルダー(直径=20mm)を用いることができる。
本発明の前記半値幅(FWHM)は、前記ケイ素酸化物のX-線回折(XRD)分析から得た2θの25゜から31゜範囲における最大ピーク強さの1/2位置でのピーク幅を数値化したものである。
一般に、X-線回折(XRD)分析ピークの半値幅は結晶の大きさに反比例し、半値幅が大きくなるほど結晶の大きさは小さく、半値幅が小さくなるほど結晶の大きさは大きいとのことを意味する。これと同じ意味で、非晶質であるほど半値幅が大きくなり、結晶質であるほど半値幅が小さくなる。前記半値幅が大きいほど(非晶質)電池の安定性は高くなるが、相対的に電池の容量特性は低下することができ、半値幅が小さくなるほど(結晶質)容量特性は向上し得るが、膨張によって電池の安定性が低下し、よって電池の寿命特性が低下することができる。
本発明の前記ケイ素酸化物は前記で言及したように、1.5゜から2.5゜範囲の半値幅(Cu-Kαを用いたX-線回折(XRD)分析結果グラフで、25゜<2θ<31゜における最大ピークの1/2)を有し、これは前記ケイ素酸化物が結晶質(例えば、ケイ素)と非晶質(例えば、ケイ素酸化物、二酸化ケイ素)が適切な比率で存在していることを意味し、したがってこれを負極活物質として含む二次電池の安定性を保持するとともに、前記二次電池の寿命特性を向上させるだけでなく、容量特性を改善させることができる。
前記ケイ素酸化物内にケイ素(Si)は非晶質又は結晶質であり得、前記ケイ素が結晶質の場合、前記結晶の大きさは0.2nmから5nmであり得る。前記結晶の大きさが0.2nm未満の場合、これを負極活物質として含む二次電池の電池容量特性が低下することがあり得、前記結晶の大きさが5nmを超える場合は、前記二次電池の安定性及び寿命特性が低下することがあり得る。このとき、前記結晶の大きさは、X-線回折分析(XRD)又は電子顕微鏡(SEM、TEM)などの分析装置を介して分析することができる。
また、前記ケイ素酸化物は、ESR(電子スピン共鳴)分光装置で測定したg値(g-value、放射線が物質に作用して起こる放射線化学反応の数量を示す値)が2.0015から2.0055であり得る。
ESR分光装置で測定したg値は、二次電池の寿命特性の劣化に係る数値である。前記ケイ素酸化物内にはダングリングボンドを有するケイ素原子とその最近接原子からなる結合種が存在し、前記ESR分光装置は前記結合種に因るダングリングボンド(ケイ素原子)を検出し、ケイ素酸化物のg値を計測することができる。前記g値はケイ素-ケイ素の結合が多いほど大きく、ケイ素-酸素の結合が多いほど小さい。前記で言及したように、前記ケイ素酸化物内にケイ素-ケイ素の結合が多いほど、すなわち、g値が大きいほどこれを負極活物質として含む二次電池の充電時に膨張率が大きく、ケイ素-酸素の結合が多いほど、すなわちg値が小さいほど充電時に膨張は緩和されるが、電池の容量特性が低下することができる。これは、ケイ素酸化物内に酸素の含有量が過多となり、電気伝導性が落ちるためである。
したがって、本発明に係る前記ケイ素酸化物は、これを用いた二次電池の電池安定性及び寿命特性を保持しながら電池の容量特性を向上させるため、2.0015から2.0055のg値を有することを特徴とする。もし、前記g値が2.0015未満の場合は、前記ケイ素酸化物を負極活物質として含む二次電池の膨張率は低下して電池安定性及び寿命特性は向上し得るが、ケイ素酸化物内に酸素の含有量が過多となり、電気伝導性が落ちて電池の容量特性、すなわち電池性能が低下することができ、これに反し、2.0055が超える場合は、前記ケイ素酸化物内に多量のケイ素を含有しているため、電池の容量特性が向上して電池性能は優れることとなるが、電池の充放電時に膨張率が大きくなるので、電池の安定性及び電池の寿命特性が低下することができる。
さらに、本発明は、前記のケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む負極、正極、前記負極と正極との間に介在された分離膜、及び電解質を含む二次電池を提供する。
前記負極は特に限定せず、負極集電体上に前記のケイ素酸化物を含有する負極活物質、導電材及び決着剤の混合物を塗布した後、乾燥して製造することができ、必要に応じては前記混合物に充填剤をさらに添加することもできる。
前記負極集電体は、当該電池に化学的変化を誘発しないながら導電性を有するものであれば特に限定するものではないが、例えば、銅、ステンレススチール、アルミニウム、ニッケル、チタン、燒成炭素、銅やステンレススチールの表面にカーボン、ニッケル、チタン、銀などで表面処理したものであり得る。また、表面に微細な凹凸を形成して負極活物質の結合力を強化させることもでき、フィルム、シート、ホイル、ネット、多孔質体、発泡体、不織布体など多様な形態で用いられ得る。
前記導電材は、当該電池に化学的変化を誘発しないながら導電性を有するものであれば特に限定するものではないが、例えば、天然黒煙や人造黒煙などの黒煙;カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラックなどのカーボンブラック;炭素繊維や金属繊維などの導電性繊維などであり得る。
前記決着剤は、活物質と導電材などの結合と集電体に対する結合に助力する成分であって、前記耐腐食性物質として言及した成分を含むのが好ましい。通常、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリレート、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、澱粉、ヒドロキシプロピルセルロース、再生セルロース、ポリビニルピロリドン、テトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ジエンテルポリマー、スルホン化エチレン−プロピレン−ジエンテルポリマー、スチレンブチレンゴム、またはフッ素ゴムなどであり得る。
また、前記正極は、正極集電体上に正極活物質、導電材及び決着剤を含む混合物を塗布し乾燥して製造することができ、必要に応じては前記混合物に充填剤をさらに含むことができる。
前記導電材及び決着剤は前記で言及したものと同一であり得る。
前記正極集電体は、当該電池に化学的変化を誘発しないながら高い導電性を有するものであれば特に限定するものではないが、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、ニッケル、チタン、焼成炭素、又はアルミニウムやステンレススチールの表面にカーボン、ニッケル、チタン、銀などで表面処理したものなどであり得る。前記集電体はその表面に微細な凹凸を形成し、正極活物質の接着力を高めることもでき、フィルム、シート、ホイル、ネット、多孔質体、発泡体、不織布体など多様な形態であり得る。
前記正極活物質は、当業界で通常用いられるものであれば限定しないが、例えばリチウムコバルト酸化物(LiCoO)、リチウムニッケル酸化物(LiNiO)などの層状化合物や、1又はそれ以上の遷移金属に置換された化合物;リチウムマンガン酸化物(LiMnO);リチウム銅酸化物(LiCuO);バナジウム酸化物;ニッケルサイト型リチウムニッケル酸化物(lithiated nickel oxide);リチウムマンガン複合酸化物;ジスルフィド化合物、又はこれらの組合せによって形成される複合酸化物などのように、リチウム吸着物質(lithium intercalation material)を主成分とする化合物であり得る。
前記分離膜は特に限定せず、高いイオン透過度と機械的強度を有する絶縁性の薄い薄膜を用いることができる。例えば、微細多孔構造を有するポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、及びこれらの組合せなどであり得る。
また、前記電解質は、電解質に通常用いられる有機溶媒及びリチウム塩を含むことができ、特に制限するものではない。
前記リチウム塩のアニオン としては、F-、Cl-、I-、NO -、N(CN) -、 BF -、ClO -、 PF -、(CF)PF -、(CF)PF -、(CF)PF -、(CF)PF-、(CF)P-、CFSO -、CFCFSO -、(CFSO)N-、(FSO)N-、CFCF(CF)CO-、(CFSO)CH-、(SF)C-、(CFSO)C-、CF(CF)SO -、CFCO -、CHCO -、SCN- 、及び(CFCFSO)N-からなる群から選択される1種以上であり得る。
前記有機溶媒としては、代表的にプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、ビニレンカーボネート、スルホラン、ガンマ−ブチロラクトン、プロピレンスルフィド及びテトラヒドロピランからなる群から選択される1種以上であり得る。
また、本発明の電解質は必要に応じて通常に電解質に含まれる過充填防止剤などのような添加剤をさらに含むことができる。
本発明の二次電池は、正極と負極との間に分離膜を配置して電極組立体を形成し、前記電極組立体を円筒型電池ケース又は角型電池ケースに入れた後、電解質を注入して製造することができる。または、前記電極組立体を積層した後、これを電解質に合浸させ、得られた結果物を電池ケースに入れて密封して製造することもできる。
本発明で用いられる電池ケースは、当分野で通常用いられるものが採択され得、電池の用途に伴う外形に制限はなく、例えば、缶を用いた円筒型、角型、パウチ(pouch)型又はコイン(coin)型などになり得る。
以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げて詳細に説明する。しかし、本発明に係る実施例は、幾多の異なる形態に変形され得、本発明の範囲が下記で詳述する実施例に限定されるものと解釈されてはならない。本発明の実施例は当業界で平均的な知識を有する者に、本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
[製造例]第1ケイ素酸化物の製造
40gのケイ素(Si)と86gの二酸化ケイ素(SiO)を瓶(bottle)内に入れ、ペイントシェーカー(paint shaker)で300rpmの速度で3時間以上撹拌して完全に混合した。前記で混合した12.5gのケイ素(Si)と二酸化ケイ素(SiO)を反応チャンバ内に反応器に入れた後、真空ポンプを稼働させて反応器の真空度を高めつつ、電気炉を介して反応チャンバ内の温度を1400℃に昇温させた。昇温は、1時間30分の間常温で800℃になるようにし、2時間30分の間に800℃で反応温度である1400℃になるようにした。前記反応温度1400℃で3時間の間保持されるようにしながら、圧力を1.2×10-1torrになるように減圧し、H/N(H:2%)の混合気体を800sccmの流量に供給した。前記工程後に自然冷凍させて反応器の温度が300℃以下になると、気体供給を中断し、コレクターから製造された粉末を収集した。前記収集されたケイ素酸化物の粉末はSiO1.05であった。
[実施例1]
前記製造例で製造した第1ケイ素酸化物(SiO1.05)を反応チャンバ内の反応器に備えさせ、H/N(H:2%)混合気体を300sccmで供給しながら前記反応器の内部温度が800℃になるように加熱した後、800℃に至ると、12時間の間保持させながら反応を進めて第2ケイ素酸化物を製造しており、コレクターに収集された第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例2]
内部温度を900℃になるように合わせた後、反応の間900℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例3]
内部温度を1000℃になるように合わせた後、反応の間1000℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例4]
混合気体を800sccmで供給したことを除いては、前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例5]
混合気体を800sccmで供給して内部温度を900℃になるように合わせた後、反応の間900℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例6]
混合気体を800sccmで供給して内部温度を1000℃になるように合わせた後、反応の間1000℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例7]
H/N (4%H)混合気体を用いたことを除いては、前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例8]
H/N(4%H)混合気体を用いて内部温度を900℃になるように合わせた後、反応の間900℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例9]
H/N(4%H)混合気体を用いて内部温度を1000℃になるように合わせた後、反応の間1000℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例10]
H/N(4%H)混合気体を用いたことを除いては、前記実施例4と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例11]
H/N(4%H)混合気体を用いて内部温度を900℃になるように合わせた後、反応の間900℃に保持させたことを除いては前記実施例4と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例12]
H/N(4%H)混合気体を用いて内部温度を1000℃になるように合わせた後、反応の間1000℃に保持させたことを除いては前記実施例4と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例13]
混合気体の代りに活性炭を用いて還元雰囲気を組成したことを除いては、前記実施例5と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例14]
チャコールをさらに添加して還元雰囲気を組成したことを除いては、前記実施例5と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[比較例1]
前記製造例で製造した第1ケイ素酸化物をさらに処理せず、前記第1ケイ素酸化物の粉末をそのまま用いた。
[比較例2]
内部温度を700℃になるように合わせた後、反応の間700℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[比較例3]
内部温度を1100℃になるように合わせた後、反応の間1100℃に保持させたことを除いては前記実施例1と同じ方法を介して第2ケイ素酸化物の粉末を収得した。
[実施例1-1]
前記実施例1で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を含むリチウム二次電池を製造した。前記リチウム二次電池は通常の方法によって製造した。
正極は、LiCoO正極活物質を含む正極活物質混合物を、正極集電体に塗布し乾燥して正極を製造しており、負極は前記実施例1で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む負極活物質混合物を、負極集電体に塗布し乾燥して負極を製造した。
前記製造された正極と負極との間にポリオレフィン分離膜を介在させた後、電解液を注入してリチウム二次電池を製造した。このとき、前記電解液はエチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを混合した有機溶媒に1.0MのLiPFを添加して製造した非水性電解液を用いた。
[実施例2-1]
前記実施例2で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例3-1]
前記実施例3で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例4-1]
前記実施例4で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例5-1]
前記実施例5で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例6-1]
前記実施例6で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例7-1]
前記実施例7で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例8-1]
前記実施例8で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例9-1]
前記実施例9で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例10-1]
前記実施例10で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例11-1]
前記実施例11で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例12-1]
前記実施例12で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例13-1]
前記実施例13で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実施例14-1]
前記実施例14で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[比較例1-1]
前記比較例1の第1ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[比較例2-1]
前記比較例2で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[比較例3-1]
前記比較例3で製造した第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を用いたことを除いては、前記実施例1-1と同じ方法を介してリチウム二次電池を製造した。
[実験例1]酸素含有量の分析
前記実施例1から14及び比較例1から3で製造したそれぞれの第2ケイ素酸化物の酸素含有量を測定した。酸素含有量は、無機物ONH分析機(Oxygen Nitrogen Determinator、ONH2000、Eltra)を用いて各第2ケイ素酸化物当たり5回ずつ測定した。各第2ケイ素酸化物を80℃で2時間前処理した後、標準試料SiO3mgと前記各第2ケイ素酸化物3mgを比較して酸素の含量を測定した。5回測定結果のうち最大と最小を除いた中間3つの値で平均を求め、結果値の散布を相対標準偏差で求めた。結果を下記表1に示した。
Figure 0006056873
前記表1で示しているように、本発明の一実施例に係る製造方法で後処理して製造された実施例1から実施例14のケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)が、本発明によって後処理しないケイ素酸化物(比較例1)、本発明の温度範囲よりも低い範囲で後処理して製造されたケイ素酸化物(比較例2)に比べてケイ素対比酸素の含量が減少したことを確認しており、本発明の温度範囲よりも高い範囲で後処理して製造されたケイ素酸化物(比較例3)に比べてはケイ素対比酸素の含有量が多かった。これは、本発明に係る製造方法によって製造されたケイ素酸化物内にケイ素と酸素が適切な比率(Si:SiO=1:0.7〜0.98)で存在していることを意味し、よって電池安定性及び電池の寿命特性を保持し得るとともに、電池の容量特性(効率)が向上し得る。
[実験例2]X-線回折(XRD)分析
前記実施例1から3及び比較例1から3で製造したそれぞれの第2ケイ素酸化物の結晶質の特性及び結晶の大きさを分析するためにX-線回折(XRD)分析を行った。結果を下記表2及び図2に示した。
前記X-線回折分析は、X-線回折分析機(Bruker AXS D4-Endeavor XRD)で測定した。印加電圧を40kV、印加電流を40mAとしており、測定した2θの範囲は10゜から90゜であり、0.05゜間隔にスキャンして測定した。このとき、スリット(slit)はvariable divergence slit 6mmを用いており、PMMAホルダーによるバックグラウンドノイズ(background noise)を無くすために大きさの大きいPMMAホルダー(直径=20mm)を用いた。
また、前記実施例1から3、及び比較例1から3で製造されたケイ素酸化物の結晶性を確認しており、X-線回折(XRD)によって収得されたデータグラフで2θの25゜から31゜範囲における最大ピークの半値幅(Full Width at Half-Maximum;FWHM)を分析した。
Figure 0006056873
前記表2で示しているように、本発明の一実施例に係る製造方法で後処理(第2還元雰囲気で熱処理)して製造された実施例1から実施例3のケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)内に成長したケイ素結晶が、本発明によって後処理しないケイ素酸化物(比較例1)内に成長したケイ素結晶、本発明の温度範囲を外れる範囲で後処理して製造されたケイ素酸化物(比較例2及び比較例3)内に成長したケイ素結晶に比べ小さすぎるか、あまり大きく成長していないことを確認した。
また、表2及び図2に示しているように、25゜<2θ<31゜で形成されたX-線回折(XRD)ピークの半値幅を検討してみれば、本発明の一実施例に係る製造方法で後処理して製造された実施例1から実施例3のケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)のピークが、本発明によって後処理しないケイ素酸化物(比較例1)、本発明の温度範囲を外れる範囲で後処理して製造されたケイ素酸化物(比較例2及び比較例3)に比べ小さすぎるか、大きくないことを確認した。これは、表2に示しているように、ケイ素酸化物内に形成されたケイ素結晶が過度に成長していないことを現わす。
前記表2及び図2で確認されたように、本発明に係るケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)は結晶質(例えば、ケイ素)と非晶質(例えば、ケイ素酸化物、二酸化ケイ素)が適切な比率で存在しているので、これを負極活物質として含む二次電池の安定性を保持するとともに、前記二次電池の寿命特性を向上させるだけでなく、容量特性を改善させることができる。
[実験例3]電池効率の分析
前記実施例1-1から14-1及び比較例1-1から3-1で製造した各リチウム二次電池の電池効率特性を比較分析するため、各電池の効率分析を行った。各実施例及び比較例で製造したリチウム二次電池に対して5mVまで定電流で充電をした後、5mVで電流が0.005Cに到逹するまで定電圧で充電した。その後、1.5V及び1.0Vまで定電流で放電を行った。各充放電容量を測定し、これを介して電池効率を計算した。結果を下記表3に示した。
Figure 0006056873
前記表3に示しているように、本発明の一実施例に係る製造方法で後処理して製造されたケイ素酸化物(第2ケイ素酸化物)を含む負極活物質を用いて製造した実施例1-1から実施例14-1の二次電池が、本発明によって後処理しないケイ素酸化物を含む負極活物質を用いて製造した二次電池(比較例1-1)、本発明の温度範囲を外れる範囲で後処理して製造されたケイ素酸化物を含む負極活物質を用いて製造した二次電池(比較例2及び比較例3)に比べて、電池の初期効率が向上することを確認した。これは、本発明によって製造したケイ素酸化物内にケイ素と酸素が適切な比率で混合しているので、ケイ素によって優れた電池の容量特性、特に電池初期効率が優れることができることを現わす。
[項目1]
第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して第2ケイ素酸化物を製造する段階を含み;
上記第1ケイ素酸化物はSiO x (0<x<2)であり、
上記第2ケイ素酸化物はSiO y (0<y<1)であり、
y<xであることを特徴とするケイ素酸化物の製造方法。
[項目2]
上記第1ケイ素酸化物でSi:SiO =1:xであり、上記xは0.9<x<1.5であることを特徴とする項目1に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目3]
上記第2ケイ素酸化物でSi:SiO =1:yであり、上記yは0.7<y<0.98であることを特徴とする項目1又は2に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目4]
上記還元雰囲気は、H 、NH 及びCOからなる群から選択される1種以上の還元性気体、又は上記還元性気体と非活性気体の混合気体を供給して組成されるものであることを特徴とする項目1から項目3のいずれか一項に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目5]
上記還元性気体、又は混合気体は、1sccmから1000sccmの流量に供給されることを特徴とする項目4に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目6]
上記還元雰囲気は、上記反応チャンバ内の別途の容器に活性炭、タンタリウム及びモリブデニウムからなる群から選択される1種以上を備えさせて組成されるものであることを特徴とする項目1から項目5のいずれか一項に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目7]
上記熱処理は、800℃から1000℃で行うことを特徴とする項目1から項目6のいずれか一項に記載のケイ素酸化物の製造方法。
[項目8]
項目1から項目7のいずれか一項に記載の製造方法で製造されたケイ素酸化物。
[項目9]
上記ケイ素酸化物はSiO y であり、
上記yは0.7<y<0.98であることを特徴とする項目8に記載のケイ素酸化物。
[項目10]
上記ケイ素酸化物は、Cu-Kαを用いたX-線回折(XRD)分析結果グラフで25゜<2θ<31゜における最大ピークの半値幅(Full width at Half-maximum;FWHM)が、1.5゜から2.5゜であることを特徴とする項目8又は9に記載のケイ素酸化物。
[項目11]
上記ケイ素酸化物内にケイ素(Si)結晶の大きさは、0.2nmから5nmであることを特徴とする項目8から項目10のいずれか一項に記載のケイ素酸化物。
[項目12]
上記ケイ素酸化物は、ESR(電子スピン共鳴)分光装置で測定したg値が2.0015から2.0055であることを特徴とする項目8から項目11のいずれか一項に記載のケイ素酸化物。
[項目13]
項目8から項目12のいずれか一項に記載のケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む負極、正極、上記負極と正極との間に介在された分離膜及び電解質を含む二次電池。
1:反応チャンバ
2:反応器
3:容器
4:電気炉
5:真空ポンプ
6:コレクター
7:気体ノズル

Claims (6)

  1. 第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して第2ケイ素酸化物を製造する段階を含み;
    前記第1ケイ素酸化物はSiO(0<x<2)であり、
    前記第2ケイ素酸化物はSiO0.7<y<0.98)であり、
    y<xであり、
    前記熱処理は、800℃から1000℃の温度で行い、前記温度を12時間から20時間の間、保持して行うことを特徴とする、
    ケイ素酸化物の製造方法。
  2. 前記第1ケイ素酸化物は、SiO であり、前記xは0.9<x<1.5であることを特徴とする、
    請求項1に記載のケイ素酸化物の製造方法。
  3. 前記還元雰囲気は、H、NH及びCOからなる群から選択される1種以上の還元性気体、又は、前記還元性気体と非活性気体との混合気体を供給して組成されるものであることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載のケイ素酸化物の製造方法。
  4. 前記還元性気体または前記混合気体は、1sccmから1000sccmの流量供給されることを特徴とする、
    請求項に記載のケイ素酸化物の製造方法。
  5. 前記還元雰囲気は、
    前記反応チャンバ内の別途の容器に、活性炭、タンタリウム及びモリブデニウムからなる群から選択される1種以上の還元性物質を備えさせて、
    前記還元性物質と、還元性気体又は還元性気体を含む混合気体とを同時に用いて組成されるものであることを特徴とする、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のケイ素酸化物の製造方法。
  6. 第1ケイ素酸化物を反応チャンバ内の反応器内に備えさせた後、還元雰囲気で熱処理して第2ケイ素酸化物を製造する段階と、
    前記第2ケイ素酸化物を含有する負極活物質を含む負極を製造する段階と、
    前記負極、正極、前記負極及び前記正極の間に介在された分離膜、並びに、電解質を備えた二次電池を製造する段階と、
    を有し、
    前記第1ケイ素酸化物はSiO(0<x<2)であり、
    前記第2ケイ素酸化物はSiO0.7<y<0.98)であり、
    y<xであり、
    前記熱処理は、800℃から1000℃の温度で行い、前記温度を12時間から20時間の間、保持して行うことを特徴とする、
    二次電池の製造方法。
JP2014550230A 2012-11-30 2013-11-29 ケイ素酸化物の製造方法、及び、二次電池の製造方法 Active JP6056873B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2012-0138531 2012-11-30
KR20120138531 2012-11-30
PCT/KR2013/011007 WO2014084663A1 (ko) 2012-11-30 2013-11-29 규소 산화물 및 이의 제조방법
KR1020130146854A KR101563788B1 (ko) 2012-11-30 2013-11-29 규소 산화물 및 이의 제조방법
KR10-2013-0146854 2013-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015502026A JP2015502026A (ja) 2015-01-19
JP6056873B2 true JP6056873B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=51125284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014550230A Active JP6056873B2 (ja) 2012-11-30 2013-11-29 ケイ素酸化物の製造方法、及び、二次電池の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9601768B2 (ja)
EP (1) EP2778134A4 (ja)
JP (1) JP6056873B2 (ja)
KR (1) KR101563788B1 (ja)
CN (1) CN103987660B (ja)
WO (1) WO2014084663A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104218213B (zh) * 2014-08-15 2017-02-22 中山大学 一种多层膜电极及其制备方法和应用
US20160156031A1 (en) * 2014-11-28 2016-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Anode active material for lithium secondary battery and lithium secondary battery including the anode active material
KR102307911B1 (ko) * 2017-04-27 2021-10-01 삼성에스디아이 주식회사 리튬이차전지용 음극 활물질 및 이를 포함하는 음극을 구비한 리튬이차전지
CN110364691A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 北京航空航天大学 锂离子电池用石墨烯-硅氧化合物电极材料及其制备方法
JP7178278B2 (ja) * 2019-01-28 2022-11-25 山陽特殊製鋼株式会社 蓄電デバイス用負極材料
CN110071270B (zh) * 2019-04-01 2021-02-09 桂林电子科技大学 氮掺杂氧化亚硅负极材料及其制备方法与应用
JP6981455B2 (ja) * 2019-09-20 2021-12-15 昭和電工マテリアルズ株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法
EP4055650A4 (en) 2019-11-06 2024-03-27 Nanograf Corp THERMALLY DISPROPORTIONED ANODE ACTIVE MATERIAL INCLUDING TURBOSTRATIC CARBON COATING
JP7465672B2 (ja) 2020-02-20 2024-04-11 山陽特殊製鋼株式会社 蓄電デバイス用負極材料

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3780954T2 (de) * 1987-07-03 1992-12-24 Asahi Glass Co Ltd Verfahren zur herstellung von siliziumdioxid-glasfasern.
US20050048369A1 (en) 2003-08-28 2005-03-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Negative electrode for non-aqueous electrolyte secondary battery, production method thereof and non-aqueous electrolyte secondary battery
JP4966486B2 (ja) * 2004-09-27 2012-07-04 国立大学法人電気通信大学 結晶質シリコン内在SiOx成形体の製造方法とその用途
JP5036161B2 (ja) * 2005-10-14 2012-09-26 パナソニック株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質、その製造方法、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2007213825A (ja) 2006-02-07 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池と、その負極活物質および負極、ならびにそれらの製造方法
JP4900573B2 (ja) 2006-04-24 2012-03-21 信越化学工業株式会社 酸化珪素粉末の製造方法
CN101381083B (zh) * 2008-10-22 2010-10-13 昆明理工大学 真空碳热还原制备高纯球形二氧化硅的方法
JP2010225494A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材及びその製造方法、ならびにリチウムイオン二次電池
JP2010272411A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材及びその製造方法、ならびにリチウムイオン二次電池及び電気化学キャパシタ
KR101084077B1 (ko) * 2009-10-14 2011-11-16 삼성에스디아이 주식회사 리튬이차전지용 음극활물질, 그의 제조방법 및 그를 포함하는 리튬이차전지
JP4809926B2 (ja) 2009-10-22 2011-11-09 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ リチウムイオン二次電池用負極活物質
JP5379026B2 (ja) * 2010-01-07 2013-12-25 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池負極材用珪素酸化物及び非水電解質二次電池負極材用珪素酸化物の製造方法並びにリチウムイオン二次電池及び電気化学キャパシタ
JP5454353B2 (ja) * 2010-05-21 2014-03-26 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池負極材用珪素酸化物及びその製造方法、ならびに負極、リチウムイオン二次電池及び電気化学キャパシタ
KR101290659B1 (ko) * 2011-02-01 2013-07-30 인하대학교 산학협력단 열플라즈마를 이용한 산화규소분말의 제조방법 및 이에 의하여 제조되는 산화규소분말

Also Published As

Publication number Publication date
CN103987660B (zh) 2016-08-24
KR101563788B1 (ko) 2015-11-06
CN103987660A (zh) 2014-08-13
JP2015502026A (ja) 2015-01-19
EP2778134A1 (en) 2014-09-17
EP2778134A4 (en) 2016-04-06
KR20140070451A (ko) 2014-06-10
WO2014084663A1 (ko) 2014-06-05
US9601768B2 (en) 2017-03-21
US20140248538A1 (en) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056873B2 (ja) ケイ素酸化物の製造方法、及び、二次電池の製造方法
KR101913897B1 (ko) 이차전지용 양극활물질 및 이를 포함하는 이차전지
KR102004457B1 (ko) 이차전지용 양극활물질 및 이를 포함하는 이차전지
JP6601593B1 (ja) リチウムイオン二次電池用正極活物質及びリチウムイオン二次電池
EP2995589B1 (en) Anode active material and method for manufacturing same
JP6397007B2 (ja) リチウムイオン電池用の活性材料
EP3355389B1 (en) Anode active material for lithium secondary battery and method for producing same
US20210313557A1 (en) Negative electrode active material for lithium secondary battery and method of preparing the same
KR101673719B1 (ko) 리튬 이차전지용 음극활물질 및 그 제조방법
KR20160030878A (ko) 비수계 전해질 이차전지용 정극 활물질, 이러한 비수계 전해질 이차전지용 정극 활물질의 제조 방법 및 이러한 비수계 전해질 이차전지용 정극 활물질을 이용한 비수계 전해질 이차전지
KR101560454B1 (ko) 규소 산화물―탄소 복합체 및 이의 제조방법
EP2762448B1 (en) Method for preparing silicon oxide
KR101551407B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 활물질, 이의 제조 방법, 이를 포함하는 음극, 및 상기 음극을 포함하는 리튬 이차 전지
US20140091255A1 (en) Method for preparing an electrode active material for improving the properties of a battery, and lithium secondary battery including the electrode active material prepared thereby
KR101627396B1 (ko) 이차전지의 음극 활물질용 규소 산화물
JP2023526641A (ja) 正極活物質の製造方法
CN115152055A (zh) 负极活性材料、电化学装置和电子装置
JP2014002849A (ja) リチウムマンガン含有酸化物とその製造方法、リチウムイオン二次電池の正極活物質、およびリチウムイオン二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250