JP6056631B2 - モータ制御装置及びブロアモータの保護処理管理方法 - Google Patents

モータ制御装置及びブロアモータの保護処理管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載される送風機を構成するブロアモータを駆動制御するモータ制御装置,及び前記駆動制御の際に実行される保護処理管理方法に関する。
車両のブロアモータを駆動制御する制御装置は、その駆動制御中において、例えば過電圧や負荷ショートなどの複数の項目につき故障診断を実行している。そして、複数の故障が同時に発生した際には、予め各項目に付与されている優先順位に従い、順位が上位の項目から保護を実行するなどしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−28694号公報
しかしながら、故障診断を、異常があった場合に保護動作を行い、正常な状態へ復帰させるまでを含めて捉えると、その内容には、異常の判定中であったり、正常状態への復帰中であったりといった様々な実行状態がある。したがって、それらの実行状態についても考慮すると、故障に対して確実に保護を行うための実体的な優先順位は、必ずしも予め保護診断項目のみについて定めた優先順位と一致しない場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、故障診断の実行状態も考慮して、より確実な保護処理を行うことができるモータ制御装置及びブロアモータの保護処理管理方法を提供することにある。
請求項1記載のモータ制御装置によれば、保護処理管理手段は、ブロアモータを駆動制御する際に、その駆動制御に並行して実行される複数の故障診断項目について、各診断の実行状態を複数の状態に区分し、区分した各実行状態についてそれぞれ異なる優先度を予めテーブルに設定する。そして、複数の故障診断項目で異常が判定されると、それぞれの実行状態の優先度を比較して、優先度が高い実行状態の故障診断項目における保護動作を優先して実行させる。
ここで、従来より故障診断項目のみについて付与されていた優先度を「縦の優先度」と称し、上述のようにそれぞれの故障診断項目の各実行状態に付与した優先度を「横の優先度」と称すると、「縦の優先度」と「横の優先度」とが総合的に考慮された結果、その時点での優先度が最も高いものから実行されるようになる。したがって、より早期に処置すべき故障について対応することができ、従来よりも保護処理を確実に行うことができる。また、優先度をテーブルで管理するので、優先度の変更や、故障診断項目の追加,削除などを容易に行うことができる。
請求項2記載のモータ制御装置によれば、保護処理管理手段は、前記診断の実行状態を、少なくとも、「異常診断中」,「保護動作」,「正常復帰リトライ」,「正常復帰中」,「再スタート」,「正常」の6つに区分する。すなわち、一般的な故障診断については、これらの実行状態間を遷移しつつ、故障が検出された際には「正常」に向けて復帰するように処理が行われることが多い。したがって、これらの実行状態に優先度を付与すれば、上述した「横の優先度」を妥当に評価して設定できる。
請求項3記載のモータ制御装置によれば、保護処理管理手段は、6つの状態区分について、(1)「再スタート」>(2)「保護動作」>(3)「正常復帰リトライ」>(4)「正常復帰中」>(5)「異常診断中」>(6)「正常」の順位で優先度を設定する。すなわち、(1)「再スタート」は、現状での正常状態への復帰を断念した結果行なわれるから最優先する必要がある。(2)「保護動作」は、異常を解消するために対処している状態であるから次に優先させ、(3)「正常復帰リトライ」は、保護動作の再試行又は正常復帰中への移行途中であるから、その次の順位とする。
(4)「正常復帰中」は、「正常」又は「異常診断中」への移行途中であるから、「正常」に復帰できる場合は早期に復帰させるのが望ましいのでその次の順位とし、(5)「異常診断中」は、故障の有無を判定している段階であるから「正常」よりも高い順位とする。「横の優先度」を上記のように設定することで、故障診断を適切な順位に従って実行できる。
一実施形態であり、マイコンに内蔵されるメモリに記憶されている、各故障診断項目の優先順位の一例を示す図 各故障診断項目の概要を説明する図 故障診断項目の各実行状態間の状態遷移図 マイコンの制御内容を示すフローチャート(その1) 同フローチャート(その2) モータ制御装置を中心とするハードウェア構成を示す機能ブロック図
図6に示すように、電源+Bとグランドとの間には、ダイオード1及びコンデンサ2の直列回路が接続されており、両者の共通接続点は、車載LANであるLINインターフェイス3及び5V電源回路4の電源端子に接続されている。LINインターフェイス3は、通信信号端子5を介して図示しない通信ネットワークに接続されており、外部より受信した信号を復調してマイクロコンピュータ(マイコン,μC)6にシリアルに出力する(RxD)。また、LINインターフェイス3は、マイコン6(保護処理管理手段,制御回路)がシリアルに出力した信号(TxD)を変調して通信信号端子5より外部に出力する。
5V電源回路4は、ダイオード1を介して供給される電源を降圧して5V電源を生成し、マイコン6などに供給する。マイコン6の外部信号入力端子7は、抵抗素子8により5V電源にプルアップされている。また、5V電源回路4は、ダイオード1を介して供給される電源を降圧して5V電源を生成し、マイコン6などに供給する。マイコン6の外部信号入力端子7は、抵抗素子8により5V電源にプルアップされている。また、上述したLINインターフェイス3とマイコン6との間の信号線も、抵抗素子9及び10によりそれぞれプルアップされている。
5V電源とグランドとの間には、抵抗素子11及びサーミスタ12の直列回路と、抵抗素子13及びサーミスタ14の直列回路とが接続されており、これらの直列回路の共通接続点は、それぞれマイコン6の入力端子に接続されている。サーミスタ12,14は、後述するMOSFETなどの温度を検出するために使用され、マイコン6は、サーミスタ12,14により検出された温度(電圧)をA/D変換して読み込む。
電源+Bは、PチャネルMOSFET15及び16,コイル17,コンデンサ18の直列回路を介してグランドに接続されている。PチャネルMOSFET15は、車両のバッテリ+Bに対して電源極性が逆の状態で接続された場合の保護用であり、ドレインが電源+Bに接続されている。そして、ゲートは抵抗素子19を介してグランドに接続されている。PチャネルMOSFET16(半導体リレー)は、ソースがPチャネルMOSFET15のソースに接続されており、電源+Bの供給を断続するためマイコン6によりオンオフが制御される。
コイル17及びコンデンサ18の共通接続点とグランドとの間には、逆方向のダイオード20,NチャネルMOSFET21,抵抗素子22の直列回路が接続されている。ダイオード20のカソード,アノードは、それぞれモータ接続端子M+,M−となっており、モータ接続端子M+,M−間にDCモータ23(以下、単にモータと称す)が接続されている。DCモータ23は、送風機を構成するファンを駆動するモータ(ブロアモータ)である。
マイコン6の出力端子は、ゲートドライバ24を介してNチャネルMOSFET21のゲートに接続されており、NチャネルMOSFET21は、マイコン6が出力するゲート信号によりPWM制御又はリニア制御される(ローサイド駆動方式)。ダイオード20は、NチャネルMOSFET21がオフした場合に電流を流す回生ダイオードである。前述したサーミスタ12,14は、PチャネルMOSFET16及びNチャネルMOSFET21の温度を検出するために使用される。ゲートドライバ24には、コイル17の一端側より電源+Bが供給されている。
また、コイル17の一端とグランドとの間には、抵抗素子25及び26の直列回路が接続されており、モータ接続端子M−とグランドとの間にも、抵抗素子27及び28の直列回路が接続されている。各直列回路の共通接続点は、それぞれマイコン6の入力端子に接続されている。マイコン6は、分圧された電源+Bの電圧,モータ接続端子M−の電圧をA/D変換して読み込む。
NチャネルMOSFET21のソースは、コンパレータ29及びオペアンプ30の入力端子に接続されている。NチャネルMOSFET21がオンした際にモータ23に通電される電流は、抵抗素子22の端子電圧として検出される。コンパレータ29は、前記端子電圧を所定の基準電圧と比較し、前者が後者を上回ると過電流検出信号をマイコン6に出力し、割り込みを発生させる。オペアンプ30は、抵抗素子22の端子電圧を差動増幅してマイコン6に出力する。マイコン6は、オペアンプ30の出力信号をA/D変換して読み込む。
次に、本実施形態の作用について説明する。図1に示すように、マイコン6がモータ23の駆動制御中に行う故障診断項目としては、「過電圧」,「低電圧」,「GND/Mショート」,「負荷ショート」,「負荷オープン」,「モータロック」,「高温度」,「+B/M+ショート」がある。そして、図2に示すように、一覧の上位側に位置する項目の優先度(縦の優先度)がより高くなるように設定されている。
また、図1に示すように、故障診断項目には、NORMAL(正常),MONITORING(異常診断中),PROTECTION(保護動作),RETRY(正常復帰リトライ),RECOVERY(正常復帰中),RESTART(再スタート)の6つの実行状態がある。そして、これらの実行状態についても優先度(横の優先度)が設定されており、図1では各優先度を数値で示している。すなわち、6つの実行状態について、
(1)「再スタート」>(2)「保護動作」>(3)「正常復帰リトライ」>
(4)「正常復帰中」>(5)「異常診断中」>(6)「正常」
の順位で優先度が設定されている。尚、この図1に示す優先度の一覧は、データテーブル31としてマイコン6に内蔵されているフラッシュメモリなどの記憶手段に記憶されている。
次に、図3について説明する。尚、図中の丸数字は括弧付き数字で示す。前提として、
・診断条件が診断許可になると、(1)〜(7)の判定を実施する。
・診断条件が強制正常復帰になると、(8)の判定を実施する。すなわち、何れか1つの故障診断項目について異常が検出されると、その他の故障診断項目についてはNORMALに遷移させる。
・診断条件が診断禁止であれば状態を保持し、異常判定時間及び正常復帰時間を計測するためのタイマをクリアする。
<NORMAL−MONITORING間>
(1)NORMALにある状態で、異常検出条件が成立するとMONITORINGに遷移する。
(4)MONITORINGにある状態で、異常検出条件が非成立になるとNORMALに遷移する。
<MONITORING−PROTECTION間>
(3)異常検出条件成立の状態が、異常判定時間(例えば数ms〜数10s。診断項目に応じて異なる。以下同じ。)継続するとPROTECTIONに遷移する。ここでPROTECTIONは、モータ23の駆動を停止することに対応する。
<PROTECTION−RETRY間>
PROTECTIONに遷移した後、Retry時間(例えば数ms〜数10s)が経過した時点で
(5)−1 Retry実施回数が、Retry回数以下であればRETRYに遷移する。
(5)−3 Retry実施回数が、Retry回数を超えた際に、RESTARTへの遷移禁止の場合は(診断項目によっては、RESTARTへ遷移しないものがある)PROTECTIONに留まる。
(6)−1 RETRYに遷移後、Retryタイムアウト時間(例えば数ms〜数10s)が経過するとPROTECTIONに遷移する。
(6)−2 異常検出条件成立の状態が、Retry時異常判定時間(例えば数ms〜数10s)継続するとPROTECTIONに遷移する。
<PROTECTION−RESTART間>
(5)−2 Retry実施回数が、Retry回数を超えた際に、RESTARTへの遷移許可の場合はRESTARTに遷移する。
<RETRY−RECOVERY間>
(7)正常復帰判定条件成立の状態が、Retry時正常復帰判定時間(例えば数ms〜数10s)継続するとRECOVERYに遷移する。
<RECOVERY−NORMAL間>
(2)異常検出条件非成立の状態が、正常復帰判定時間(例えば数ms〜数10s)継続するとNORMALに遷移する。
<MONITORING/PROTECTION/RETRY/RECOVERY−NORMAL間>
(8)診断条件が強制復帰になると、上記(1)〜(7)の遷移よりも優先して、NORMALに遷移する。
次に、マイコン6の制御内容について説明する。図4(a)に示すように、マイコン6は、5V電源が投入されて起動すると初期化処理を行う(S1)。続いて、例えば1ms毎にタイマ割り込みが発生すると(S2:YES)割り込み処理を行う(S3)。それから、タイマ割り込みの発生数をカウントしてタイミング判定を行い(S4)、2ms,4ms,8ms,…,1024msの各タイミングか否かに応じて、各周期ごとの処理に分岐して実行する(S5〜S8)。
また、コンパレータ29によって図4(b)に示す負荷ショート割り込みが発生すると、負荷ショートについての故障診断を行い(S9)、図4(c)に示す通信割り込みが発生すると、通信割り込み処理を行う(S10)。
図5(a)に示す1ms毎の処理では、検出される電流,電圧,温度についてA/D変換処理を行い(S11)、続いて通信処理(送受信データの処理)を行う(S12)。図5(c)に示す4ms毎の処理では、図1に示すデータテーブル31に基づく故障診断優先判定を行い(S13)、続いてモータ23の駆動制御を行う(S14)。図5(d)に示す8ms毎の処理では、モータロック,GNDショート,+Bショート,負荷オープン,高温度,過電圧,低電圧の各項目について、それぞれ故障診断を行う(S15〜S21)。
尚、図5(b),(e)に示す2ms,1024ms毎に行う処理の内容については、本発明の要旨とは関係がないため省略する。
図2に示すように、故障診断項目の「過電圧」,「低電圧」については、マイコン6がA/D変換して読み込んだ電源+Bの分圧電圧を各判定用の閾値と比較して、過電圧状態,低電圧状態を検出する。「GND/Mショート」については、上記電源+B(M+)の分圧電圧と、A/D変換して読み込んだM−端子の分圧電圧とから、M+端子又はM−端子とグランドとのショートを検出する。
「負荷オープン」については、モータ23に通電した際に、M−端子がグランド電位のままか否かで検出する。「モータロック」については、通電電流が上昇したことに伴いモータ23に印加する電圧を低下させても、電流が低下しないことを以て検出する。「高温度」については、サーミスタ12,14により検出される温度が閾値を超えたか否かで検出し、「+B/M+ショート」については、PチャネルMOSFET16をオフにした状態で、M+端子が+B電源電圧を示すことを以て検出する。すなわち、図2における「概要」は、各故障診断項目についてのMONITORINGの内容である。
尚、「高温度」については、例えば判定用閾値を2段階で設定し、以下のように制御しても良い。1段階目の閾値を超えた場合の保護動作としてモータ23に印加する電圧を低下させる。それでも温度が低下せず、1段階目の閾値を超えた場合の保護動作としてモータ23の駆動を停止させる。
以上のように本実施形態によれば、マイコン6は、モータ23を駆動制御する際に、その駆動制御に並行して実行される複数の故障診断項目について、各診断の実行状態を複数の状態に区分し、区分した各実行状態についてそれぞれ異なる優先度を予めデータテーブル31に設定する。そして、複数の故障診断項目で異常が判定されると、それぞれの実行状態の優先度を比較して、優先度が高い実行状態の故障診断項目における保護動作を優先して実行させる。
したがって、「縦の優先度」と「横の優先度」とが総合的に考慮された結果、その時点での優先度が最も高いものから実行されるようになるので、より早期に処置すべき故障について対応することができ、従来よりも保護処理を確実に行うことができる。また、優先度をデータテーブル31により管理するので、優先度の変更や、故障診断項目の追加,削除などを容易に行うことができる。
また、マイコン6は、前記診断の実行状態を、少なくとも、「異常診断中」,「保護動作」,「正常復帰リトライ」,「正常復帰中」,「再スタート」,「正常」の6つに区分する。すなわち、一般的な故障診断については、これらの実行状態間を遷移しつつ、故障が検出された際には「正常」に向けて復帰するように処理が行われることが多い。したがって、これらの実行状態に優先度を付与すれば、「横の優先度」を妥当に評価して設定できる。
更に、マイコン6は、6つの状態区分について、(1)「再スタート」>(2)「保護動作」>(3)「正常復帰リトライ」>(4)「正常復帰中」>(5)「異常診断中」>(6)「正常」の順位で優先度を設定する。すなわち、(1)「再スタート」は、現状での正常状態への復帰を断念した結果行なわれるから最優先する必要がある。(2)「保護動作」は、異常を解消するために対処している状態であるから次に優先させ、(3)「正常復帰リトライ」は、保護動作の再試行又は正常復帰中への移行途中であるから、その次の順位とする。
(4)「正常復帰中」は、「正常」又は「異常診断中」への移行途中であるから、「正常」に復帰できる場合は早期に復帰させるのが望ましいのでその次の順位とし、(5)「異常診断中」は、故障の有無を判定している段階であるから「正常」よりも高い順位とする。「横の優先度」を上記のように設定することで、故障診断を適切な順位に従って実行できる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
図1に示す各項目についての優先度はあくまでも一例であり、個別の設計に応じて適宜変更して実施すれば良い。
また、故障診断項目についても、例示したものに限ることなく、必要な項目を適宜選択したり、その他必要な項目を追加して実施すれば良い。
さらに、故障診断項目の実行状態に関する区分についても、必要に応じて適宜区分すれば良い。
モータの駆動方式はローサイド駆動に限ることなく、ハイサイド駆動でも良い。
半導体リレー等のスイッチング素子は、MOSFETに限ることなく、バイポーラトランジスタやIGBTなどでも良い。
図面中、6はマイクロコンピュータ(保護処理管理手段,制御回路)、23はDCモータ(ブロアモータ)、31はデータテーブルを示す。

Claims (6)

  1. 車両に搭載される送風機を構成するブロアモータ(23)を駆動制御するモータ制御装置において、
    前記駆動制御に並行して実行される複数の故障診断項目について、各診断の実行状態を複数の状態に区分し、区分した各実行状態についてそれぞれ異なる優先度を予めテーブル(31)に設定し、
    複数の故障診断項目で異常が判定されると、それぞれの実行状態の優先度を比較して、優先度が高い故障診断項目のその実行状態における保護動作を優先して実行させる保護処理管理手段(6)を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記保護処理管理手段は、前記診断の実行状態を、少なくとも、異常の有無を診断する「異常診断中」,異常を解消するための保護を行う「保護動作」,保護動作の再試行又は正常復帰中への移行途中である「正常復帰リトライ」,正常又は異常診断中への移行途中である「正常復帰中」,現状での正常状態への復帰を断念し状態をリセットする「再スタート」,異常がない「正常」の6つに区分することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記保護処理管理手段は、前記6つの状態区分について、以下の順位で優先度を設定することを特徴とする請求項2記載のモータ制御装置。
    「再スタート」>「保護動作」>「正常復帰リトライ」>「正常復帰中」
    >「異常診断中」>「正常」
  4. 車両に搭載される送風機を構成するブロアモータ(23)を駆動制御する際に実行される保護処理管理方法において、
    前記駆動制御に並行して実行される複数の故障診断項目について、各診断の実行状態を複数の状態に区分し、区分した各実行状態についてそれぞれ異なる優先度を予め設定し、
    複数の故障診断項目で異常が判定されると、それぞれの実行状態の優先度を比較して、優先度が高い故障診断項目のその実行状態における保護動作を優先して実行することを特徴とするブロアモータ制御の保護処理管理方法。
  5. 前記診断の実行状態を、少なくとも、少なくとも、異常の有無を診断する「異常診断中」,異常を解消するための保護を行う「保護動作」,保護動作の再試行又は正常復帰中への移行途中である「正常復帰リトライ」,正常又は異常診断中への移行途中である「正常復帰中」,現状での正常状態への復帰を断念し状態をリセットする「再スタート」,異常がない「正常」の6つに区分することを特徴とする請求項4記載のブロアモータ制御の保護処理管理方法。
  6. 前記6つの状態区分について、以下の順位で優先度を設定することを特徴とする請求項5記載のブロアモータ制御の保護処理管理方法。
    「再スタート」>「保護動作」>「正常復帰リトライ」>「正常復帰中」
    >「異常診断中」>「正常」
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