JP6054090B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は洗濯機に関する。
洗い槽と脱水受槽とを備えた二槽式洗濯機において、一つの操作つまみにより一つの回動部材を回動操作することで、水流の切替と排水弁の開閉とができる構成のものがある。これは次のような構成となっている、操作つまみによって回動操作される回動部材と、この回動部材に設けられた排水弁操作部と、回動部材に設けられたほぼ円弧状をなすガイド溝と、回動可能な水流切替レバーを有した洗濯タイマーと、一端部が前記水流切替レバーに回動可能に連結されるとともに他端部の突起が前記ガイド溝に移動可能に挿入(遊嵌)された連動部材と、この連動部材を所定方向に付勢するばねと、を備えている。
この構成において、操作つまみが「標準」位置にある状態から操作つまみにより回動部材を一方向へ回動操作して「弱」位置へ回動させた場合には、ガイド溝の端部により前記ばねの付勢力に抗して連動部材の突起を押して当該連動部材を移動させることで水流切替レバーを回動操作し、これにより水流が「弱」に切り替えられる。また、操作つまみが「弱」位置にある状態から当該操作つまみにより回動部材を前記一方向とは反対方向へ回動操作して「標準」位置へ回動させた場合には、前記ガイド溝も同方向へ移動するが前記連動部材の突起を押すことはできない。このため、連動部材はばねの付勢力により復帰方向へ移動することになり、これにより水流切替レバーが元の位置へ戻され、水流が「標準」に切り替えられる。このとき、排水弁操作部も回動部材と一体に回動するが、排水弁は閉鎖したままである。
一方、操作つまみが前記「標準」位置にある状態から操作つまみを前記一方向とは反対方向へ回動操作し「排水」位置まで回した場合には、ガイド溝が連動部材の突起を残したままで回動部材が同方向へ回動し、これに伴い排水弁操作部が同方向へ回動して弁操作ワイヤを介して排水弁の弁体を引っ張ることにより当該排水弁を開放させるようになる。また、操作つまみを「排水」位置から「標準」位置方向へ回動操作した場合には、前述とは逆に排水弁操作部が元位置へ戻り、これに伴い排水弁は閉鎖方向へ付勢するばねの付勢力により閉鎖状態に戻される。このとき、連動部材は移動せず、水流切替レバーは「弱」位置のままである。
上記した構成のものでは、回動部材の回動操作に伴いガイド溝により連動部材を一方向へは移動させるが、反対方向へは戻すことができない。このため、連動部材を元位置方向へ戻すためのばね(付勢手段)が別途必要となる。
特許第3812109号公報
そこで、一つの回動部材を回動操作することで、水流の切替と排水弁の開閉動作の切替とができる構成のものにおいて、連動部材を所定位置へ戻すための付勢手段を別途必要としない洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、水流の切替と排水弁の開閉とを行う回動部材と、この回動部材に設けられ、水流切替用溝部およびこれに連なった排水弁開閉用溝部を有するカム溝と、このカム溝に対して交差するように設けられた固定側ガイド溝と、回動部材に設けられた排水弁操作部と、回動可能な水流切替用レバーを有した洗濯タイマーと、一端部が前記水流切替用レバーに回動可能に連結されるとともに、他端部の挿入部が前記カム溝および前記固定側ガイド溝に移動可能に挿入された連動部材と、を備え、前記固定側ガイド溝は前記連動部材の移動方向に向けて延びている。回動部材の回動操作によりカム溝のうち水流切替用溝部が連動部材の挿入部を動かす領域では連動部材を介して水流切替用レバーを回動させて水流の切替を行い、回動部材の回動操作によりカム溝のうち排水弁開閉用溝部が連動部材の挿入部を残して回動する領域では排水弁操作部により排水弁を開閉動作させる。
一実施形態の洗濯機の概略的な破断正面図 全体の外観斜視図 洗濯槽下部付近の縦断正面図 操作部付近の平面図 操作部におけるベース部材の裏側付近の背面図(回動部材が「強水流」位置にある状態) 図5中X6−X6線に沿う断面図 図5中X7−X7線に沿う断面図 操作部におけるベース部材単体の背面図 連動部材における他端部の挿入部付近の斜視図 回動部材が「弱水流」位置に回動された状態での図5相当図 回動部材が「排水」位置に回動された状態での図5相当図
以下、一実施形態につき、図面を参照して説明する。
まず、図1および図2には、洗濯機、特には二槽式洗濯機の全体構成が示されている。これら図1および図2において、洗濯機本体1の基台2は、合成樹脂製で、矩形容器状をなしている。この基台2上に、合成樹脂製の槽体3が設けられている。この槽体3には、洗濯槽4と脱水槽5とが左右に並置された状態で一体に設けられている。洗濯槽4には、内周側部の一箇所に溢水ストレーナ6が装着されており、また、内下部にパルセータ7が回転可能に配設されている。パルセータ7には、上面に複数の撹拌突起8が設けられている。脱水槽5の内部には、周側部に多数の脱水孔9を有する脱水かご10が回転可能に配設されている。脱水槽5の下方には、脱水かご10を回転駆動する脱水用モータ11と、その脱水用モータ11の回転を制止するブレーキ装置12が配設されている。
洗濯槽4の底部には、図3に示すように排水口13が設けられており、この排水口13には排水管路14が接続されている。排水管路14の先端部には、排水弁15における弁ケース16の入水口16aが接続されている。従って、排水弁15は排水管路14を介して排水口13に通じている。排水弁15は、弁ケース16の内部に有した弁体17を、常時は圧縮スプリング18により弁座19に圧接させて閉塞状態に保ち、この状態から、弁棒20および連結スプリング21を介し弁操作ワイヤ22により引き上げて開放状態とするものである。弁操作ワイヤ22の他端部は、後述する操作部37に設けられた回動部材50の排水弁操作部56に連結されている。
弁ケース16の出水口16bには、機外排水のための図示しない排水ホースが接続されるようになっている。脱水槽5の底部にも排水口23(図1参照)が設けられており、この排水口23も前記排水ホースに接続されている。前記排水管路14において、排水口13の下方であって且つ前記排水弁15より上流側に位置させて、図3に示すように異物捕獲部24が形成されている。この異物捕獲部24は、この場合、排水管路14の該当部分を一段低めた凹部から形成されているが、それに代えて、排水管路14の該当部分に複数のとげ状突起等を設けることにより構成するようにしても良い。
洗濯槽4の外下面部には軸受ハウジング25が設けられている。この軸受ハウジング25から上方へ突出した軸端部26aは、洗濯槽4の底部を水密且つ回転可能に貫通させて洗濯槽4の内下部に突出していて、その突出部分に前記パルセータ7がねじ27により着脱可能に取り付けられている。軸受ハウジング25から下方へ突出した他方の軸端部26bには従動プーリ28が取り付けられている。洗濯槽4の下方において従動プーリ28からやや離間した位置には、図1に示すように洗濯用モータ29が配設されていて、この洗濯用モータ29の回転軸に取り付けられた駆動プーリ30と従動プーリ28との間に伝動ベルト31が掛け渡されている。
この結果、パルセータ7は、洗濯用モータ29により、駆動プーリ30、伝動ベルト31、従動プーリ28を順に介して回転駆動、特には時計回りと反時計回りの正逆両方向に交互に低速回転駆動され、その回転により、洗濯槽4に収容された洗濯物(図示せず)を洗濯水(これも図示せず)と共に撹拌して洗濯をするようになっている。また、脱水かご10は、前記脱水用モータ11により直に回転駆動、中でも一方向に高速回転駆動され、その回転により、脱水かご10内に収容された洗濯物を遠心脱水するようになっている。従って、洗濯用モータ26、駆動プーリ30、伝動ベルト31、従動プーリ28は、パルセータ5を回転駆動する駆動装置を構成するものであり、脱水用モータ11は脱水かご10を回転駆動する駆動装置として機能するものである。
前記槽体3の上部には上部カバー34が装着されている。この上部カバー34には、前記洗濯槽4の上面開口部を開閉する洗濯蓋35が着脱可能に設けられているとともに、前記脱水槽5の上面開口部を開閉する脱水蓋36が設けられている。脱水蓋36は、後部を支点に上下方向に回動可能とされている。上部カバー34の後部には、操作部37が設けられている。
この操作部37におけるベース部材38の上面38aには、図4にも示すように、左から洗濯タイマー用の操作つまみ40と、水流切替用および排水弁開閉用の操作つまみ41と、脱水タイマー用の操作つまみ42と、ホース接続口43と、注水先切替用の操作つまみ44とが設けられている。このうち、洗濯タイマー用の操作つまみ40は、ベース部材38の裏面38b側に設けられた洗濯タイマー45(図5参照)を操作するためのものである。洗濯タイマー45の裏面には、水流切替用レバー46が軸部46aを支点に回動可能に設けられている。この水流切替用レバー46は、水流を形成するパルセータ7の反転時限を切り替えるためのもので、その回動により強水流と弱水流とを切り替えることができる。
水流切替用および排水弁開閉用の操作つまみ41は、後述するように、前記水流切替用レバー46を介して水流の強弱の切り替えと、前記排水弁15の開閉動作の切り替えとを操作するためのものである。脱水タイマー用の操作つまみ42は、ベース部材38の裏面38b側に設けられた脱水タイマー47(図5参照)を操作するためのものである。ホース接続口43は、一端部が水道の蛇口に接続される図示しない給水ホースの他端部を接続するためのものである。注水先切替用の操作つまみ44は、左右方向にスライド可能に設けられていて、その操作つまみ44を左方向へスライド操作した場合には、給水ホースから供給される水道水を洗濯槽4側へ供給し、操作つまみ44を右方向へスライド操作した場合には、給水ホースから供給される水道水を脱水かご10側へ供給する構成となっている。
さて、上記水流切替用および排水弁開閉用の操作つまみ41によって操作される部分について、図5〜図11も参照して説明する。ベース部材38には、操作つまみ41を取り付ける部分に対応して円形の取付孔49(図6、図8参照)が設けられていて、この取付孔49に、回動部材50がベース部材38の裏側から回動可能に嵌合されている。回動部材50の回動中心となる連結軸部51が取付孔49を貫通してベース部材38の上面38a側に突出していて、この連結軸部51に前記操作つまみ41が取着されている。したがって、操作つまみ41を回動操作することにより、回動部材50も同方向へ回動操作されるようになっている。回動部材50の回動中心をOで示す。
回動部材50には、これの厚さ方向に貫通したカム溝52が形成されている。このカム溝52は、排水弁開閉用溝部53と水流切替用溝部54とが連続するように有している。このうち排水弁開閉用溝部53は、回動部材50の回動中心Oからの半径rがほぼ一定の円弧状に形成されている。また、水流切替用溝部54は、その回動中心Oからの半径rが変化する曲線状に形成されている。そして、排水弁開閉用溝部53と水流切替用溝部54との接続部分55(図10参照)では、それぞれの接線が連続するように曲線でつながっている。
回動部材50には、カム溝52を設けた部分と回動中心Oを挟んだ反対側に位置させて、排水弁操作部56が設けられていて、この排水弁操作部56に、前記弁操作ワイヤ22の他端部が連結されている。なお、図5において、符号57は、弁操作ワイヤ22の途中部を引っ掛ける引掛け部で、操作部37においてベース部材38とは別の部材に設けられている。また、回動部材50の外周部の1箇所には、位置決め凸部50aが設けられている。
ベース部材38の裏面38bには、図8に示すように、取付孔49の外側に位置させて固定側ガイド溝58が設けられている。この固定側ガイド溝58は、取付孔49の外側から脱水タイマー取付部59側に向けて直線状に延びている。前記回動部材50をベース部材38の裏側に配置した状態で、前記カム溝52と固定側ガイド溝58とは、回動部材50の回動位置にかかわらず常に交差するようになっている。ベース部材38の裏面38bにおいて、取付孔49の周りに位置させて、第1位置決め部60と第2位置決め部61とが設けられている。このうち第1位置決め部60は、図8において取付孔49の手前側に配置され、半円筒部を2つ並べて立設した形態となっていて、平面的に見て「m」字状をなしている(図5参照)。半円筒部間に凹部60aが形成されている。第2位置決め部61は、図8において第1位置決め部60の左側に配置され、一つの半円筒部を立設した形態となっていて、平面的に見て円弧状をなしている(図10参照)。これら第1および第2位置決め部60,61は、それぞれ弾性変形が可能に形成されている。
そして、回動部材50におけるカム溝52と前記水流切替用レバー46の他端部との間に連動部材63が設けられている。この連動部材63は、図5中左右方向に延びるレバー状をなしていて、図6に示すように、一端部の連結部64が、水流切替用レバー46における他端部の連結孔46bに回動可能に連結されている。また、連動部材63の他端部には、図9に示すように、軸状の挿入部65が設けられていて、この挿入部65の先端部が、図6および図7に示すように、前記カム溝52および固定側ガイド溝58に移動可能に挿入されている。挿入部65の外周部には、連動部材63の長手方向に突出する鍔部66が突設されている。この鍔部66は、図6に示すように、固定側ガイド溝58とカム溝52との間に位置して、カム溝52に対して交差していて、挿入部65がカム溝52から抜けることを防止している。なお、図8において、ベース部材38には、取付孔49を挟んで脱水タイマー取付部59とは反対側に洗濯タイマー用取付孔67が設けられていて、ここに洗濯タイマー45が取り付けられている。
次に上記構成の作用を説明する。
水流切替用および排水弁開閉用の操作つまみ41が、図4に示すように「強水流」位置に位置された状態では、裏側の回動部材50は、図5に示す位置に回動されている。この状態では、回動部材50の位置決め凸部50aが、ベース部材38の裏面38bにおける第1位置決め部60の凹部60aに入り込んでいて、回動部材50ひいては操作つまみ41は「強水流」位置に位置決めされている。また、この状態では、回動部材50のカム溝52における排水弁開閉用溝部53と水流切替用溝部54との接続部分55が、固定側ガイド溝58の先端部付近に位置している。また、連動部材63における他端部の挿入部65が、カム溝52の前記接続部分55および固定側ガイド溝58の先端部付近に挿入配置されていて、連動部材63における一端部の連結部64が連結された水流切替用レバー46は、図5において矢印B1方向へ回動された状態となっている。この状態では、「強水流」が設定されている。さらに、回動部材50に設けられた排水弁操作部56は、図5において、回動部材50の回動中心Oの右横に位置している。この状態では、排水弁15の弁体17は圧縮スプリング18の付勢力で閉鎖位置に保持されていて、排水弁15としては閉鎖状態となっている。
そして、操作つまみ41が、図4の「強水流」位置から「弱水流」位置方向である図4の矢印A1方向へ回動操作されると、回動部材50も同矢印A1方向へ回動される。図5では、裏側から見ているため、矢印の向きが逆向きとなる。すると、カム溝52における水流切替用溝部54が、連動部材63の挿入部65を移動させるとともに、挿入部65は固定側ガイド溝58に沿って移動する。このとき、水流切替用溝部54は、回動中心Oからの半径が小さくなるように変化しているので、連動部材63の挿入部65は固定側ガイド溝58に沿って回動部材50の回動中心Oに近付く方向(図10の矢印C1方向)へ移動するようになる。これに伴い、連動部材63が同矢印C1方向へ移動するとともに、水流切替用レバー46が図10の矢印B2方向へ回動する。そして、操作つまみ41が「弱水流」位置まで回動すると、回動部材50の位置決め凸部50aが、図10に示すように第2位置決め部61を乗り越えてこれに係合することで、回動部材50ひいては操作つまみ41は「弱水流」位置に位置決めされる。この状態では、水流切替用レバー46が矢印B2方向へ回動されることで、「弱水流」に設定される。この場合、回動部材50の回動に伴い排水弁操作部56も矢印A1方向へ回動されるが、これは弁操作ワイヤ22が緩む方向であるため、排水弁15は閉鎖されたままである。
図10の「弱水流」位置にある状態から操作つまみ41が「強水流」位置まで回動される場合は、各部材が上述とは逆向きに回動または移動し、図5に示す「強水流」位置の状態へ戻される。具体的には、操作つまみ41により回動部材50が、図10の矢印A2方向へ回動されると、カム溝52における水流切替用溝部54が、連動部材63の挿入部65を移動させるとともに、挿入部65は固定側ガイド溝58に沿って移動する。このとき、水流切替用溝部54は、回動中心Oからの半径が大きくなるように変化しているので、連動部材63の挿入部65は固定側ガイド溝58に沿って回動部材50の回動中心Oから遠ざかる方向(図10の矢印C1とは反対方向)へ移動するようになる。これに伴い、連動部材63が同矢印C1とは反対方向へ移動するとともに、水流切替用レバー46が図10の矢印B2とは反対方向(図5の矢印B1方向)へ回動する。そして、操作つまみ41が「強水流」位置まで回動すると、回動部材50の位置決め凸部50aが、図5に示すように第1位置決め部60の凹部60aに入り込むことで、回動部材50ひいては操作つまみ41は「強水流」位置に位置決めされる。この状態では、水流切替用レバー46が矢印B1方向へ回動されることで、「強水流」に設定される。この場合、回動部材50の回動に伴い排水弁操作部56も矢印A2方向へ回動されるが、排水弁15は閉鎖されたままである。
一方、操作つまみ41が図4の「強水流」位置にある状態から「排水」位置方向である図4の矢印A2方向へ回動操作されると、回動部材50も図5の矢印A2方向へ回動される。すると、カム溝52における排水弁開閉用溝部54が、連動部材63の挿入部65を残して同矢印A2方向へ回動することになる。このとき、排水弁開閉用溝部54は、回動中心Oからの半径がほぼ一定となっているので、挿入部65を移動させる力は発生せず、連動部材63は図5に示す位置に留まったままの状態で、水流切替用レバー46は回動操作されず、回動部材50のみが矢印A2方向へ回動することになる。
そして、回動部材50が、図5の位置から矢印A2方向へ約90度回動されると、図11に示すように、排水弁操作部56も同矢印A2方向へ約90度回動され、これに伴い弁操作ワイヤ22を介して排水弁15の弁体17が圧縮スプリング18の付勢力に抗して引張り上げられ、これにより排水弁15が開放状態とされる。このとき、弁操作ワイヤ22が、回動部材50の回動中心Oより図11において左側に位置することで、回動部材50が矢印A1方向へ回動することが阻止され、回動部材50ひいては操作つまみ41が「排水」位置に保持される。
図11の「排水」位置にある状態から操作つまみ41が「強水流」位置まで回動される場合は、回動部材50(排水弁操作部56)が上述とは逆向きに回動し、図5に示す「強水流」位置の状態へ戻されるとともに、排水弁15の弁体17は、圧縮スプリング18の付勢力により閉鎖位置に戻され、排水弁15は閉鎖状態となる。このときも、連動部材63は移動しないとともに、水流切替用レバー46は回動操作されず「強水流」位置のままである。
上記した実施形態においては、次のような作用効果を得ることができる。水流切替用および排水弁開閉用の一つの操作つまみ41により一つの回動部材50を回動操作することで、水流の切替と排水弁15の開閉動作の切替とを行うことができる。しかも、本実施形態においては、特に回動部材50に設けたカム溝52における水流切替用溝部54により連動部材63を介して水流切替用レバー46を往復回動させることができる。このため、「強水流」→「弱水流」、および「弱水流」→「強水流」の両方の切替動作を回動部材50の回動動作のみで行わせることができ、連動部材を元位置へ戻すためのばね等の付勢手段を別途必要とせず、構成部品を少なくすることができるとともに、構成を簡素にでき、しかも、切替動作の信頼性を向上できる。
また、カム溝52のうち排水弁開閉用溝部53は回動部材50の回動中心Oからの半径rがほぼ一定の円弧状に形成されていて、この排水弁開閉用溝部53が連動部材63の挿入部65に対して移動する領域では排水弁操作部56により排水弁15を開閉動作させるが、水流切替用レバー46は回動させない。また、カム溝52のうち水流切替用溝部54は回動部材50の回動中心Oからの半径rが変化するように形成されていて、この水流切替用溝部54が連動部材63の挿入部65に対して移動する領域では連動部材63を介し水流切替用レバー46を回動させて水流の切替を行うが、排水弁15の開閉動作はしないように構成されている。このような構成によれば、一つの回動部材50を使用していながら、水流の切替をしている位置では排水弁15の開閉は変化せず、また、排水弁15の開閉を切り替える位置では、水流切替用レバー46の位置はそのままで変化しないようにでき、操作性を確保することができる。
カム溝52は、回動部材50の回動中心Oからの半径rがほぼ一定の円弧状に形成された排水弁開閉用溝部53と、回動部材50の回動中心Oからの半径rが変化するように形成された水流切替用溝部54とが連続して設けられていて、排水弁開閉用溝部53と水流切替用溝部54との接続部分55ではそれぞれの接線が連続するようにつながっている構成としている。これにより、接続部分55は滑らかな曲線状となる。この結果、回動部材50を回動操作して、挿入部65に対して、半径が一定の排水弁開閉用溝部53から、半径が変化する水流切替用溝部54へ連続して切り替える際に、回動部材50および挿入部65をスムーズに動作させることができ、長期使用でも故障の発生を少なくすることができる。
連動部材63の挿入部65が挿入される固定側ガイド溝58を、回動部材50を回動可能に支持する部品であるベース部材38に一体に設けるとともに、そのベース部材38に、水流切替用レバー46を有する洗濯タイマー45も取り付けている。このような構成とすることで、固定側ガイド溝58、回動部材50、洗濯タイマー45の水流切替用レバー46、連動部材63の組立時の位置ずれを防止でき、安定した切替動作を保障することができる。
(その他の実施形態)
水流切替用レバー46は、水流を形成するパルセータ7の反転時限を切り替えることで水流を強水流と弱水流に切り替えるものであるが、水流の強さそのものを切り替えるものであってもよい。
以上説明したように本実施形態の洗濯機によれば、一つの回動部材を回動操作することで、水流の切替と排水弁の開閉動作の切替とを行うことができる。しかも、本実施形態においては、特に回動部材に設けたカム溝における水流切替用溝部により連動部材を介して水流切替用レバーを往復回動させることができる。このため、「強水流」→「弱水流」、および「弱水流」→「強水流」の両方の切替動作を回動部材の回動動作のみで行わせることができ、連動部材を元位置へ戻すためのばね等の付勢手段を別途必要とせず、構成部品を少なくすることができるとともに、構成を簡素にでき、しかも、切替動作の信頼性を向上できる。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機本体、4は洗濯槽、5は脱水槽、15は排水弁、22は弁操作ワイヤ、37は操作部、41は水流切替用および排水弁開閉用の操作つまみ、45は洗濯タイマー、46は水流切替用レバー、50は回動部材、52はカム溝、53は排水弁開閉用溝部、54は水流切替用溝部、55は接続部分、56は排水弁操作部、58は固定側ガイド溝、63は連動部材、64は連結部(一端部)、65は挿入部(他端部)を示す。

Claims (4)

  1. 水流の切替と排水弁の開閉とを行う回動部材と、
    この回動部材に設けられ、水流切替用溝部およびこれに連なった排水弁開閉用溝部を有するカム溝と、
    このカム溝に対して交差するように設けられた固定側ガイド溝と、
    前記回動部材に設けられた排水弁操作部と、
    回動可能な水流切替用レバーを有した洗濯タイマーと、
    一端部が前記水流切替用レバーに回動可能に連結されるとともに、他端部の挿入部が前記カム溝および前記固定側ガイド溝に移動可能に挿入された連動部材と、を備え、
    前記固定側ガイド溝は前記連動部材の移動方向に向けて延びており、
    前記回動部材の回動操作により前記カム溝のうち前記水流切替用溝部が前記連動部材の前記挿入部を動かす領域では前記連動部材を介して前記水流切替用レバーを回動させて水流の切替を行い、前記回動部材の回動操作により前記カム溝のうち前記排水弁開閉用溝部が前記連動部材の前記挿入部を残して回動する領域では前記排水弁操作部により前記排水弁を開閉動作させることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記カム溝のうち前記排水弁開閉用溝部は前記回動部材の回動中心からの半径がほぼ一定の円弧状に形成されていて、この排水弁開閉用溝部が前記連動部材の前記挿入部に対して移動する領域では前記排水弁操作部により前記排水弁を開閉動作させるが、前記水流切替用レバーは回動させず、
    前記カム溝のうち前記水流切替用溝部は前記回動部材の回動中心からの半径が変化するように形成されていて、この水流切替用溝部が前記連動部材の前記挿入部に対して移動する領域では前記連動部材を介し前記水流切替用レバーを回動させて水流の切替を行うが、前記排水弁の開閉動作はしないように構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記カム溝は、前記回動部材の回動中心からの半径がほぼ一定の円弧状に形成された前記排水弁開閉用溝部と、前記回動部材の回動中心からの半径が変化するように形成された前記水流切替用溝部とが連続して設けられていて、前記排水弁開閉用溝部と前記水流切替用溝部との接続部分ではそれぞれの接線が連続するようにつながっていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記固定側ガイド溝は、前記回動部材を回動可能に支持するベース部材に一体に設けられていて、前記ベース部材に前記洗濯タイマーも取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗濯機。
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