JP6053161B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、大音圧の下で使用されても電子回路部の振動を抑制して、良好な周波数応答と、附帯音の無い高音質の音声信号を得ることができるコンデンサマイクロホンに関するものである。
楽器の演奏音を収音するために楽器の近傍の強大な音圧の下で使用されるマイクロホンがある。楽器の近傍で用いられるマイクロホンは、演奏者の動作の妨げや視界の妨げにならないように、ダイナミックマイクロホンよりも小型化が容易なコンデンサマイクロホンが多く用いられている。マイクロホンで収音した楽器の演奏音は演奏会場などにおいて拡声する(「PA」といわれる場合もある)のに用いられることが多く、指向性は単一指向性であることが多い。単一指向性コンデンサマイクロホンは、マイクロホンケースの側部に開口が設けられ、コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子と上記開口が連通している。上記開口は、コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に音波を取り込む役目を持っている。
コンデンサマイクロホンは、マイクロホンユニットの出力インピーダンスを低くするためのインピーダンス変換器などの電子回路を必要とする。この点、ボイスコイルの両端から信号を出力するダイナミックマイクロホンと異なる。コンデンサマイクロホンは、上記のように電子回路を必要とする一方、なるべく小型にする必要があることから、マイクロホンユニットの後部音響端子付近に、電子回路部品が搭載された回路基板が組み込まれる。
このような構成のコンデンサマイクロホンを楽器の近傍などで使用すると、マイクロホンケース内に取り込まれる大きな音圧の音波が回路基板を振動させる。回路基板が振動すると、回路基板に搭載されている電子回路部品が振動し、マイクロホンユニットによって電気音響変換される目的音以外の附帯音が発生する。回路基板に例えばフィルムコンデンサが実装されていると、振動によってフィルム間隔が変動して静電容量が変化し、附帯音の発生原因となる。回路基板自体の振動によって静電容量が変化し、附帯音の発生原因となる。これらの附帯音は音質の劣化をもたらすので、電子回路部品が音波によって振動しないようにすることが望ましい。
マイクロホンユニットケース(以下、単に「ユニットケース」という)内には、マイクロホンユニットの後部音響端子の後方に、ユニットケースの開口に通じる空間があり、この空間に上記電子回路部品を搭載した回路基板を収納している。上記空間は音響容量として動作するため、この空間の音響質量と上記ユニットケースの開口とで共振が発生する。この共振はマイクロホンの周波数応答を劣化させる。上記空間の容積が大きければ電子回路部品およびこれを搭載した回路基板の収納は容易であるが、音響容量のインピーダンスが低くなり、主要な収音周波数帯域で共振しやすくなる。
したがって、上記音響容量のインピーダンスを高めるためには、上記空間の容積を減じる必要がある。上記空間の容積を減じることによって上記音響容量のインピーダンスが高くなり、上記空間の共振周波数が高くなる。このようにして上記空間の共振周波数を主要収音周波数帯域の上限よりも高くすると、共振周波数以下の周波数帯域においては、指向周波数応答は劣化しない。
コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子後方に形成されているマイクロホンケースの空間の共振を防止するために、上記空間に音響抵抗として機能する充填部材を配置したコンデンサマイクロホンが知られている(特許文献1参照)。特許文献1記載のコンデンサマイクロホンで使用される充填部材は、無数の連続気孔を有するプラスチックの焼結体で、マイクロホンケースの上記空間に配置されている。上記充填部材は、マイクロホンケースの側面の開口から上記空間に進入する音波に対し音響抵抗として機能し、上記空間の共振を防止する。
特許文献1記載の発明によれば、マイクロホンケースの内部空間の共振防止効果が認められる。しかし、特許文献1記載の発明は、マイクロホンケースの小さな容積の内部空間に電子回路部を配置するものではなく、マイクロホンケース内に進入する音波によって電子回路部が振動することを防止する構成としたものでもない。
そこで本発明者は、コンデンサマイクロホンユニットと、上記コンデンサマイクロホンユニットを収納し、上記コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に連なる空間を有するとともに周壁に形成されていて上記空間に連なる開口を有するマイクロホンケースと、上記マイクロホンケースの上記空間内に配置されて上記空間の容積を減ずる容積制限部材と、上記マイクロホンケースの上記空間内に配置されるとともに上記容積制限部材で包囲された電子回路部と、を有してなり、上記容積制限部材は、上記マイクロホンケースの上記開口から上記空間に進入する音波が上記電子回路部に到達することを遮蔽する遮蔽部材を兼ねていることを特徴とするコンデンサマイクロホンを発明し、先に特許出願した(特願2012−148150参照)。
上記特許出願に係る発明によれば、マイクロホンユニットの後部音響端子およびマイクロホンケースの開口に連なるマイクロホンケースの空間の容積が小さくなり、上記空間は共振しにくく、良好な周波数応答特性を得ることができる。大きな音圧の音波がマイクロホンケース内に進入しても、容積制限部材が電子回路部まで到達することを遮蔽するから、電子回路部品の振動による附帯音の発生がなくなる効果もある。
特開2011−9807号公報
上記特許出願の明細書および図面に記載されているコンデンサマイクロホンの実施例では、電子回路部品が配置された回路基板の一端部が容積制限部材の外方に突出している。そして、上記回路基板の一端部が導電性の保持部材を介してマイクロホンユニットの信号出力端に電気的に導通している。したがって、回路基板の一部を容積制限部材から外方に突出させる構造にする必要があり、設計上の自由度が制限される難点がある。
本発明は、上記特許出願に係る発明をさらに改良し、電子回路部品が配置される回路基板の設計上の自由度を高めることができるコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明に係るコンデンサマイクロホンは、
コンデンサマイクロホンユニットと、
上記コンデンサマイクロホンユニットを保持し、上記コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に連なる空間を有するとともに上記空間に連なる開口が周壁に形成されているユニットケースと、
上記ユニットケースの上記空間内に配置され上記空間を区画することにより上記空間の容積を減ずる容積制限部材と、
上記ユニットケースの上記容積制限部材で区画された空間内に配置され上記容積制限部材で包囲された回路基板と、
上記コンデンサマイクロホンユニットの信号出力端と上記回路基板を電気的につなぐ剛性導電体と、を有してなり、
上記回路基板は、その基板面が上記ユニットケースの中心軸線を横切る姿勢で配置され、
上記剛性導電体は容積制限部材をガイドにしてスライド可能に保持され、
上記剛性導電体と上記回路基板との間または上記剛性導電体と上記コンデンサマイクロホンユニットの信号出力端との間に弾性導電体が圧縮されて介在していることを最も主要な特徴とする。
容積制限部材によってユニットケース内の空間の容積は小さくなるため、上記空間は共振しにくくなり、良好な周波数応答特性を得ることができる。大きな音圧の音波がユニットケース内に進入しても、音圧が回路基板まで到達することを容積制限部材が遮蔽するから、電子回路部品の振動による附帯音の発生がなくなる。マイクロホンユニットと回路基板の電気的な接続は、スライド可能な剛性導電体を介して行われるため、回路基板は、剛性導電体と導通をとるための特殊な構造を必要とせず、回路基板の設計上の自由度が高まる。
本発明に係るコンデンサマイクロホンの実施例を示す縦断面図である。 上記実施例の要部を示す分解縦断面図である。
以下、本発明に係るコンデンサマイクロホンの実施例について図1、図2を参照しながら説明する。
図1、図2において、符号1はマイクロホンユニットケースを示している。ユニットケース1は、ほぼ円筒形のケース本体11と、ケース本体11の先端開口部に被せられているヘッドケース23を有してなる。ケース本体11の内部は空間12になっている。ヘッドケース23内にはコンデンサマイクロホンユニット2が収納されている。コンデンサマイクロホンユニット2は、音波を受けて振動する振動板18と、振動板18との間に所定の間隙をおいて対向配置された固定極20と、これらの部材をヘッドケース23内に保持する絶縁保持体24を有している。ケース本体11の周壁には適宜数の開口13が形成されていて、ケース本体11の内部の空間12は開口13に連通し、空間12は開口13からマイクロホン外に開放している。コンデンサマイクロホンユニット2の指向性は単一指向性である。
上記振動板18と固定電極20はコンデンサを構成していて、振動板18が振動すると上記コンデンサの容量が変化することにより電気音響変換される。ヘッドケース23にはマイクロホンユニット2に音波を導入する開口19が形成されている。開口19は前部音響端子となっている。対向電極20には、この対向電極20を厚さ方向に貫通して上記振動板18の背面側空間をマイクロホンユニット2の外部に連通させる適宜数の孔が形成され、これらの孔は後部音響端子21を構成している。ケース本体11の内部の空間12は後部音響端子21に連通し、また、前述のとおり開口13に連通している。
ケース本体11の内部には、回路基板4が、基板面すなわち電子回路部品の実装面をケース本体11の中心軸線を横切る方向、より具体的には上記中心線に直交する方向に向けて固定されている。ケース本体11の内部は、回路基板4により図1、図2において上下に二分されている。二分されたケース本体11の内部のうち上側の内部が上記空間12となっている。回路基板4の上には、半球形状に形成された容積制限部材3が上に向かって突出した姿勢で配置されている。容積制限部材3の外周縁と回路基板4を貫いた止めねじがケース本体11の平坦な支持部にねじ込まれることにより、容積制限部材3の外周が回路基板4の上面に密着して固定されている。容積制限部材3の内部空間の気密性を高めるために、容積制限部材3の外周縁と回路基板4との対向面に隙間を密閉するシーラントを介在させるとよい。
上記の構成により、回路基板4と容積制限部材3で囲まれた半球形状の密閉空間が形成されていている。容積制限部材3は、上記空間12を区画し、上記密閉空間が空間12の多くの容積を占有して空間12の容積を減じている。容積制限部材3はまた、ケース本体11の開口13を遮蔽することのないような大きさに形成されるとともに、容積制限部材3は回路基板4の回路部品実装面を包囲している。
容積制限部材3は、その中心部に円筒状のガイド部31を有している。ガイド部31は容積制限部材3の中心軸線に沿って一体成形により形成されている。ガイド部31により、棒状の剛性導電体15が保持されている。剛性導電体15はガイド部31をガイドとして容積制限部材3の中心軸線に沿いかつ剛性導電体15の長手方向にスライドすることができる。剛性導電体15は円柱形で長さ方向両端は半球面になっている。
剛性導電体15は、コンデンサマイクロホンユニット2の信号出力端である固定電極20と回路基板4の所定の電極パターンを電気的につなぐものである。剛性導電体15と回路基板4の所定の電極パターンとの間には、例えば導電布からなる弾性導電体16が圧縮されて介在している。したがって、剛性導電体15は弾性導電体16の反発力により固定電極20に向かって付勢され、固定電極20と回路基板4の所定の電極パターンとを電気的に確実に接続している。弾性導電体16は、剛性導電体15とコンデンサマイクロホンユニットの信号出力端との間に介在させてもよいし、剛性導電体15の両端に配置してもよい。剛性導電体15の上端が接触する固定電極20の中心部には、剛性導電体15を受け入れる窪み22が形成されている。
容積制限部材3の素材は、電気的には絶縁性で、音波を通しにくい素材を用いる。本実施例では、樹脂、より具体的にはポリカーボネイト(PC)素材を用いたが、他の同等の素材を用いてもよい。剛性導電体15をスライド可能に保持するために、剛性導電体15の外周面とガイド部31の内周面との間に微小な隙間が生じる。この隙間を通して外部からの音波が容積制限部材3の内部空間に進入すると、回路基板4の回路部品を振動させるので、上記隙間にシール材を介在させて上記隙間を密閉している。上記シール材に代えてシーラントあるいはグリスなどの潤滑剤を介在させてもよい。
回路基板4に搭載されている電子回路部品は、コンデンサマイクロホンユニット2の出力信号をマイクロホン出力信号として出力するための処理回路を構成している。より具体的には、電子回路部5はコンデンサマイクロホンユニット2の出力インピーダンスを変換するためのFETを含み、必要に応じてバッファアンプ、平衡出力するための信号処理回路などを含む。前記振動板18はマイクロホンユニットの信号を出力する他方の電極を構成している。振動板18は、ユニットケー1を通じて回路基板4に形成されている所定の回路パターンに電気的に接続されている。
容積制限部材3は、前記空間12の容積を減ずるばかりでなく、音波を遮蔽する遮蔽部材を兼ねていて、前記開口13から空間12に進入する音波が回路基板4の電子回路部品に到達することを遮蔽する働きもしている。容積制限部材3はまた、回路基板4の制振部材を兼ねている。
ユニットケース1のケース本体11は、下半部が円筒部32になっている。この円筒部32の外周側には一定の間隔をおいて中間円筒42が位置していて、円筒部32の上下がそれぞれダンパ41,43を介して中間円筒42に連結されている。中間円筒42の外周側にはマイクロホンケースの一部を構成する筒形の介在部材44が、中間円筒42の外周との間に一定の間隔をおいて位置し、上記ダンパ41,43の介在のもとに中間円筒42と介在部材44が結合されている。介在部材44は、マイクロホンケースの他の一部を構成する図示されない筒形のグリップに連結可能に構成されている。こうして、ユニットケース1は、ダンパ41,43の介在により緩衝されてマイクロホンケース内に組み込まれている。
介在部材44にはフロントメッシュ45が装着されている。フロントメッシュ45はコンデンサマイクロホンユニット2およびユニットケース1に適宜の間隔をおいて被せるものである。図示の実施例では、介在部材44の外周に形成した雄ねじにフロントメッシュ45の内周に形成した雌ねじをねじ込むことによりフロントメッシュ45が介在部材44に装着されている。フロントメッシュ45は外部からの音波を通すことができる。
以上説明したコンデンサマイクロホンの実施例によれば、コンデンサマイクロホンユニット2の後部音響端子21が連通するユニットケース1の内部の空間12の多くの容積が容積制限部材3によって占有されている。これにより上記空間12の容積が小さくなり、空間12の共振が起こりにくく、仮に共振が起こったとしても共振周波数が高くなる。したがって、通常一般的な音声の周波数帯域において良好な周波数応答性を得ることができる。
また、容積制限部材3は、ユニットケース1の開口13から上記空間12に進入する音波が回路基板4に到達することを遮蔽する遮蔽部材を兼ねている。上記空間12に大音圧の音波が進入したとしても、回路基板4に実装されている電子回路部品にまで大音圧の音波が進入することを容積制限部材3で遮蔽することができる。したがって、大音圧の音波による電子回路部品の振動を防止することができ、電子回路部品が振動することによる附帯音の発生がなく、高音質のコンデンサマイクロホンを得ることができる。
容積制限部材3でスライド可能に保持した剛性導電体15で、マイクロホンユニット2の信号出力端と回路基板4を電気的につなぐ構成にしたため、回路基板4の電気的な接続構造を特殊な構造にする必要はない。よって、電子回路部品が配置される回路基板4の設計上の自由度を高めることができる。また、剛性導電体15と回路基板4との間または剛性導電体15とマイクロホンユニット2の信号出力端との間に弾性導電体16を圧縮して介在させることにより、マイクロホンユニット2と回路基板4との電気的接続を確実に行うことができる。
剛性導電体15と、回路基板4またはマイクロホンユニット2の信号出力端との間に弾性導電体16が介在しているため、剛性導電体15などに寸法のばらつきがあっても、上記信号出力端と回路基板4との導通を確実に図ることができる。剛性導電体15と、回路基板4またはマイクロホンユニット2の信号出力端との間に弾性導電体16を圧縮して介在させることにより、回路基板4などの振動を抑制することができる。
図示の実施例では、ユニットケース1を構成するケース本体11とヘッドケース23とが雄ねじと雌ねじの嵌め合いによって結合されており、また、前述のようにフロントメッシュ45は介在部材44に雄ねじと雌ねじの嵌め合いによって結合されている。こうして、フロントメッシュ45を介在部材44から取り外した状態で、ユニットケース1へのヘッドケース23の着脱を容易に行うことができるため、マイクロホンユニット2を交換することも容易である。マイクロホンユニット2の交換によって、マイクロホンユニット2と回路基板4との電気的接続関係が崩れることもなく、マイクロホンユニット2をユニットケース1に装着するだけで上記接続関係を保つことができる。
本発明に係るコンデンサマイクロホンは、大音圧の音波が進入しても高音質の音声信号を得ることができるため、特に、大音響を発する楽器の近傍で使用するマイクロホンとして好適である。しかし、大音響の下で使用することに限られるものではなく、あらゆる条件のもとで使用することができ、たまたま大音響の音波が進入したとしても音質が損なわれないという利点がある。
1 ユニットケース
2 コンデンサマイクロホンユニット
3 容積制限部材
4 回路基板
11 ケース本体
12 空間
13 開口
15 剛性導電体
16 弾性導電体
18 振動板
20 固定電極
21 後部音響端子
23 ヘッドケース
24 絶縁保持体
31 ガイド部

Claims (10)

  1. コンデンサマイクロホンユニットと、
    上記コンデンサマイクロホンユニットを保持し、上記コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に連なる空間を有するとともに上記空間に連なる開口が周壁に形成されているユニットケースと、
    上記ユニットケースの上記空間内に配置され上記空間を区画することにより上記空間の容積を減ずる容積制限部材と、
    上記ユニットケースの上記容積制限部材で区画された空間内に配置され上記容積制限部材で包囲された回路基板と、
    上記コンデンサマイクロホンユニットの信号出力端と上記回路基板を電気的につなぐ剛性導電体と、を有してなり、
    上記回路基板は、その基板面が上記ユニットケースの中心軸線を横切る姿勢で配置され、
    上記剛性導電体は容積制限部材をガイドにしてスライド可能に保持され、
    上記剛性導電体と上記回路基板との間または上記剛性導電体と上記コンデンサマイクロホンユニットの信号出力端との間に弾性導電体が圧縮されて介在しているコンデンサマイクロホン。
  2. 回路基板には、コンデンサマイクロホンユニットの出力信号をマイクロホン出力信号として出力するための処理回路が組み込まれている請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  3. コンデンサマイクロホンユニットの信号出力端は、コンデンサマイクロホンユニットの振動板に対向する固定電極である請求項1または2記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 容積制限部材は、半球形状に形成されて回路基板の回路部品実装面を覆っている請求項1、2または3記載のコンデンサマイクロホン。
  5. 容積制限部材は、剛性導電体をスライド可能に保持する筒状のガイド部を有している請求項1乃至4のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  6. 剛性導電体の外周と筒状のガイド部の内周面との間にはシール材が介在している請求項5記載のコンデンサマイクロホン。
  7. 容積制限部材と回路基板の対向面に、隙間を密閉するシーラントが介在している請求項6記載のコンデンサマイクロホン。
  8. 容積制限部材は、電子回路部品を搭載した回路基板の音波による振動を防止する制振部材を兼ねている請求項1乃至7のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  9. コンデンサマイクロホンユニットは単一指向性マイクロホンユニットである請求項1乃至8のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  10. 容積制限部材は、ポリカーボネイト素材からなる請求項1乃至9のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
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