JP6053061B2 - 車両の強制停止装置 - Google Patents
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Description
さらにオートマチック式乗用車等の普及に伴い、遮断機降下中の踏切にブレーキとアクセルの踏み間違い等で踏切内に進入し、電車側のブレーキも間に合わない悲惨な衝突事故がしばしば起きている。
また、立体駐車場においても、ブレーキとアクセルの踏み間違い等で立体駐車場の外壁に突進し転落するという悲惨な衝突事故がしばしば起きている。
このような事故防止のための方策も未開発という現状にある。
また、本願出願人の先行技術調査によると、例えば、(1)幹線道路や高速道路等を逆走する逆走車両の事故防止、(2)警報信号を発している踏切内に進入しようとする車両の踏切事故防止、あるいは、(3)立体駐車場における誤操作による転落事故防止のために、当該車両等を強制的に停止させる装置ないしは方法、システム等についての特許文献は、発見されなかった。
(1)そこで、本願発明が解決しようとする第1の課題は、
多額の建設費用を要することなく、既設の設備を活用し、幹線道路や高速道路等を逆走する逆走車両を、外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
(2)第2の課題は、警報信号を発している踏切内に進入しようとする車両を強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
(3)第3の課題は、立体駐車場における車両の誤操作による車両の転落事故防止のために、当該車両を外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
第1発明は、請求項1に記載の発明であり、
第2発明は、請求項2に記載の発明であり、
第3発明は、請求項3に記載の発明であり、
第4発明は、請求項4に記載の発明であり、
第5発明は、請求項5に記載の発明であり、
第6発明は、請求項6に記載の発明であり、
第7発明は、請求項7に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
○車両とは、自動車、又は、バイク、又は、その他の車両を含む。
○逆走とは、国道等の幹線道路や高速道路等において、車両が定められた進行方向と逆方向に走行することをいう。逆走行為がなされれば、重大事故につながる可能性が高く、逆走行為は、第三者へ危害を及ぼす非常に危険な行為といえる。
○制限速度オーバー又は走行速度マイナスの違反車両の取締装置とは、自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)から構成される装置をいう。
○自動速度違反取締装置(10)とは、本件発明においては、走行速度がマイナスの場合(車両が逆走する場合)も測定できる自動速度違反取締装置をいう。
○走行速度がマイナスとは、幹線道路や高速道路等を通常走行する方向とは逆方向の速度(マイナスの走行速度)をいう。
車両が自動速度違反取締装置に近づく場合は、車両の走行速度はプラスで表示され、車両が自動速度違反取締装置から遠ざかる場合は、車両の走行速度はマイナスで表示される。
ただし、従来の自動速度違反取締装置は、車両の走行速度はプラスで表示されることを前提とし、車両の走行速度はマイナスで表示されないが、
本件発明に係る、自動速度違反取締装置は、車両が自動速度違反取締装置に近づく場合は、車両の走行速度はプラスで表示され、車両が自動速度違反取締装置から遠ざかる場合は、車両の走行速度はマイナスで表示される(両方の場合の車両の速度が表示される。)。
なお、従来の自動速度違反取締装置とは向きを反対に向けて設置(逆走車両が自動速度違反取締装置に近づいてくるように自動速度違反取締装置を設置する)した場合は、従来の自動速度違反取締装置で逆走車両の速度を測定し、マイナスの符号をそして、逆走車両の速度であることを表すようにすることもできる(図2において、上下を反転させた図を参照)。
○電磁波増幅器とは、電磁波放射装置から放射される電磁波を増幅する装置をいう(請求項5〜7の何れかに記載された発明)。
○LED点滅装置(60)は、音声警告装置(50)に連動し、点滅させて視覚的に警告する装置をいう(請求項1〜7の何れかに記載された発明)。
そして、請求項毎に、以下のように、さらに限定される。
・請求項1〜5の何れかに記載された発明にあっては、
LED点滅装置(60)は、記走行速度がマイナスの違反車両(VC)に対して音声で警告をする音声警告装置(50)と連動して点滅するLED点滅装置(60)をいう。
・請求項6に記載された発明にあっては、
LED点滅装置(60)は、踏切遮断機に近接して車両進入方向に対面するように立設された電磁波放射装置に装備されてなり、LED点滅装置と電磁波放射装置は、踏切遮断機の降下と連動して自動的に始動する装置をいう。
・請求項7に記載された発明にあっては、
LED点滅装置(60)は、立体駐車場の外壁に近接して車両接近方向に対面するように立設された電磁波放射装置に装備されてなり、LED点滅装置と電磁波放射装置は、位置検出装置が車両が立体駐車場の外壁に近寄ると判断した場合始動する装置である。
○位置検出装置が車両が立体駐車場の外壁に近寄ると判断とは、位置検出装置が車両の位置を検出し、車両と位置検出装置との距離lを求め、時間t、t+Δtとし、車両と位置検出装置l(t)、l(t+Δt)から、車両の速度v= {l(t+Δt)−l(t)}/ Δtを求め、下記の(1)式、(2)式の何れかの場合に、車両が立体駐車場の外壁に近寄ると判断とする。
l<lo……(1)式
l/v<cto……(2)式
ここに、t、t+Δt:それぞれ時間を表す、l0、ct0:それぞれ予め定められた立許容値を表す。
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)を用いた制限速度オーバー又は走行速度マイナスの違反車両の取締装置において、自動速度違反取締装置が、車両が自動速度違反取締装置に近づく場合は、車両の走行速度はプラスで表示され、車両が自動速度違反取締装置から遠ざかる場合は、車両の走行速度はマイナスで表示される装置であり、前記自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動し、走行速度がマイナスの違反車両(VC)を追跡するモニター装置(40)と、前記走行速度がマイナスの違反車両(VC)に対して音声で警告をする音声警告装置音声警告装置(50)と、前記走行速度がマイナスの違反車両(VC)に対して音声で警告をする音声警告装置(50)と連動して点滅するLED点滅装置(60)と、前記音声警告装置(50)や前記LED点滅装置(60)の警告を無視して走行する前記違反車両(VC)が搭載しているECUに向けて異常発生信号となる電磁波(W)を放射する電磁波放射装置(70)と、前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)と、から構成されたことを特徴とする車両の強制停止装置(100)である。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)は、前記自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
前記電磁波放射装置(70)は、前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
前記音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び前記電磁波放射装置(70)は、固定又は移動可能とされている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
前記電磁波放射装置(70)から放射される電磁波(W)は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置に使用しているミリ波周波数を超えるように電磁波増幅器(71)で増幅されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、車両通行可能な道路(R)に設置された警報機付き踏切遮断機(FS)と、前記踏切遮断機(FS)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)と、前記踏切遮断機(FS)に近接して車両進入方向に対面するように立設された電磁波放射装置(70)に装備された請求項1〜請求項5の何れかに記載のLED点滅装置(60)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記踏切遮断機(FS)の降下と連動して自動的に始動し、前記踏切遮断機(FS)が降下中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波(W)は車両進入方向に向けて連続的に放射され、前記踏切遮断機(FS)の上昇が終われば、LED(61)の点滅と電磁波(W)の放射は、自動的に停止することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載された車両の強制停止装置(100)である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、立体駐車場の外壁(OW)又はその近傍に設置された警報機付き位置検出装置(PD)と、前記位置検出装置(PD)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)と、立体駐車場の外壁(OW)に近接して車両接近方向に対面するように立設された電磁波放射装置(71)に装備された請求項1〜請求項5の何れかに記載のLED点滅装置(60)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記位置検出装置(PD)が、車両が立体駐車場の外壁(OW)に接近していると判断した場合始動し、前記位置検出装置(PD)が、車両が立体駐車場の外壁(OW)に接近していると判断している間中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波は車両接近方向に向けて連続的に放射され、当該車両の接近が終われば、LEDの点滅と電磁波の放射は、自動的に停止することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載された車両の強制停止装置(100)。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)を用いた制限速度オーバー又は走行速度マイナスの違反車両の取締装置において、自動速度違反取締装置が、車両が自動速度違反取締装置に近づく場合は、車両の走行速度はプラスで表示され、車両が自動速度違反取締装置から遠ざかる場合は、車両の走行速度はマイナスで表示される装置であり、前記自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動し、走行速度がマイナスの違反車両(VC)を追跡するモニター装置(40)と、前記走行速度がマイナスの違反車両(VC)に対して音声で警告をする音声警告装置音声警告装置(50)と、前記走行速度がマイナスの違反車両(VC)に対して音声で警告をする音声警告装置(50)と連動して点滅するLED点滅装置(60)と、前記音声警告装置(50)や前記LED点滅装置(60)の警告を無視して走行する前記違反車両(VC)が搭載しているECUに向けて異常発生信号となる電磁波(W)を放射する電磁波放射装置(70)と、前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)と、から構成された、という特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)は、前記自動速度違反取締装置(10)及び自動車ナンバー自動読取装置(20)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されているという特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、前記電磁波放射装置(70)は、前記音声警告装置(5及びLED点滅装置(60)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されているという特徴的な構成要件により本願発明が解決しようとする第1の課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、前記音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び前記電磁波放射装置(70)は、固定又は移動可能とされているという特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第2課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、前記電磁波放射装置(70)から放射される電磁波(W)は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置に使用しているミリ波周波数を超えるように電磁波増幅器(71)で増幅されている、という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1及び第2課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、車両通行可能な道路(R)に設置された警報機付き踏切遮断機(FS)と、前記踏切遮断機(FS)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)、前記踏切遮断機(FS)に近接して車両進入方向に対面するように立設された電磁波放射装置(70)に装備された請求項1〜請求項5の何れかに記載のLED点滅装置(60)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記踏切遮断機(FS)の降下と連動して自動的に始動し、前記踏切遮断機(FS)が降下中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波(W)は車両進入方向に向けて連続的に放射され、前記踏切遮断機(FS)の上昇が終われば、LED(61)の点滅と電磁波(W)の放射は、自動的に停止することという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、立体駐車場の外壁(OW)又はその近傍に設置された警報機付き位置検出装置(PD)と、前記位置検出装置(PD)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)、立体駐車場の外壁(OW)に近接して車両接近方向に対面するように立設された電磁波放射装置(71)に装備された請求項1〜請求項5の何れかに記載のLED点滅装置(60)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記位置検出装置(PD)が、車両が立体駐車場の外壁(OW)に接近していると判断した場合始動し、前記位置検出装置(PD)が、車両が立体駐車場の外壁(OW)に接近していると判断している間中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波は車両接近方向に向けて連続的に放射され、当該車両の接近が終われば、LEDの点滅と電磁波の放射は、自動的に停止することという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)の一実施形態を示すブロック図である。
図2は、同上各装置の配置の概要を示す平面図である。
図3は、電磁波放射装置の一実施態様を示し、(イ)は固定型の正面図、(ロ)は移動型の正面図である。
図4は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)を踏切に設けた状態を説明する平面図である。
図5は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)を立体駐車場に設けた状態を説明する平面図である。
自動速度違反取締装置10は、レーダーやカメラ等により規定の制限速度を大巾に超過して走行している車両を検知すると、当該車両の速度を記録し、ナンバープレート及び運転者の顔面を撮影する装置である。自動車ナンバー自動読取装置(以下、Nシステム(20)という)は、オービス(10)と同様に、国道等の主要な幹線道路、高速道路等の上方に跨ぐように、又は路肩に設置され、通過した車両の全てをTVカメラで撮影し、モニター装置(40)やパソコン等によって監視すると共に、ATM回線(30)を使って、速度違反車両(以下、車両(VC)という)の画像等を、オービス(10)やNシステム(20)等を管理、運営する交通管制センター(CC)に送信する装置である。ATM回線(30)(Asynchronous Trannsfer Mode:非同期転送モード)は、音声、データ、画像等を一つのネットワークにより高速で送信する転送方法である。モニター装置(40)は、交通管制センター(CC)内に配置された通信装置(41)、蓄積装置(42)及びディスプレイ(43)等からなり、ATM回線(30)で受信した写真、車両ナンバー等のデータをもとに車両(VC)を追跡するものである。
音声警告装置(50)は、走行速度がマイナスの違反車両に対してラウドスピーカー(51)により音声で警告をする告知装置である。音声警告装置(50)は、規定の制限速度を少なくとも30Km/h〜40Km/h以上と大巾に超過した車両(VC)に対し、「スピード違反していること、減速して路肩に停止すること等」を図2に示すラウドスピーカー(51)による告知装置である。
LED点滅装置(60)は、音声警告装置(50)に連動し、車両(VC)のドライバーに対して、音声と共に複数のLED(61)を車両(VC)に向け点滅させて視覚的に警告するもので、音声警告装置(50)の近傍に配置されている。
電磁波放射装置(70)は、音声警告装置(50)やLED点滅装置(60)の警告を無視して走行する車両(VC)が搭載しているECUに向け異常発生信号となる電磁波(W)を、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置に使用しているミリ波周波数(例えば、30Hz〜)を超えるように電磁波増幅器(71)によって増幅し、放射管(72)を介して車両(VC)に向けて放射する装置であり、固定型と移転型がある(詳細は後述)。
操作装置(80)は、交通管制センター(CC)に配置されたモニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)等を作動させる装置である。
図3(ロ)は、電磁波放射装置(70)の移動型の実施形態を示している。(90)は、警察車両(90)で、例えば、国道(JW)等の検問所の両側又は片側に駐車して、検問等を突破するために急発信する車両(VC)を阻止するために電磁波放射装置(70)を配備することができる。電磁波(W)を放射する放射管(91)は警察車両(90)の上部に配備され、電磁波(W)の放射角度は警察車両(90)内からコントロール自在となっている。また警察車両(90)にはラウドスピーカー(92)及びLED(93)が装備されている。また図示していないが、場合によっては、例えば、指名手配中の重要犯人が運転する車両(VC)が、一般道路等に入り、逃走しているときは、警察ヘリコプターを出動させて、空からこれを追跡し、音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)で警告し、これに従わないときは、空中から車両(VC)のECUに向けて電磁波(W)を放射して逃走車両(VC)を緊急停止させることもできる。
遮断機(FS)降下中の踏切にドライバーがブレーキとアクセルの踏み間違い等で踏切内に進入する車両(VC)を阻止することができ、悲惨な衝突事故を未然に防止することができるので、社会的に有意義な発明である。なお、(FR)はレールである。
これにより、
立体駐車場における車両の誤操作による車両の転落事故防止のために、当該車両を外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供
ドライバーがブレーキとアクセルの踏み間違い等で立体駐車場の外壁(FS)等を突破して転落する車両を外方から強制的に停止させることができ、悲惨な車両転落事故を未然に防止することができるので、社会的に有意義な発明である。
CC…交通管制センター
10…自動速度違反取締装置
20…自動車ナンバー自動読取装置
30…ATM回線
40…モニター装置
50…音声警告装置
51…ラウドスピーカー
60…LED点滅装置
61…LED
70…電磁波放射装置
71…電磁波増幅器
72…放射管
80…操作装置
W…電磁波
VC…車両(違反車両)
90…警察車両
FS…踏切遮断機
OW…立体駐車場の外壁
PD…位置検出装置
Claims (5)
- 自動速度違反取締装置及び自動車ナンバー自動読取装置、ATM回線を用いた制限速度オーバー又は走行速度マイナスの違反車両の取締装置において、自動速度違反取締装置が、車両が自動速度違反取締装置に近づく場合は、車両の走行速度はプラスで表示され、車両が自動速度違反取締装置から遠ざかる場合は、車両の走行速度はマイナスで表示される装置であり、前記自動速度違反取締装置及び自動車ナンバー自動読取装置、ATM回線に連動し、走行速度がマイナスの違反車両を追跡するモニター装置と、前記走行速度がマイナスの違反車両に対して音声で警告をする音声警告装置と、前記走行速度がマイナスの違反車両に対して音声で警告をする音声警告装置と連動して点滅する1〜複数のLED点滅装置と、前記音声警告装置や前記LED点滅装置の警告を無視して走行する前記違反車両が搭載しているECUに向け異常発生信号となる電磁波を放射する電磁波放射装置と、前記モニター装置、音声警告装置、LED点滅装置及び電磁波放射装置を操作する操作装置と、から構成されたことを特徴とする車両の強制停止装置。
- 前記警告装置及びLED点滅装置は、前記自動速度違反取締装置及び自動車ナンバー自動読取装置から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両の強制停止装置。
- 前記電磁波放射装置は、前記警告装置及びLED点滅装置から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の強制停止装置。
- 前記警告装置、LED点滅装置及び前記電磁波放射装置は、固定又は移動可能とされている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車両の強制停止装置。
- 前記電磁波放射装置から放射される電磁波は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置に使用しているミリ波周波数を超えるように電磁波増幅器で増幅されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車両の強制停止装置。
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