JP6052233B2 - 積層型圧電素子 - Google Patents

積層型圧電素子 Download PDF

Info

Publication number
JP6052233B2
JP6052233B2 JP2014107973A JP2014107973A JP6052233B2 JP 6052233 B2 JP6052233 B2 JP 6052233B2 JP 2014107973 A JP2014107973 A JP 2014107973A JP 2014107973 A JP2014107973 A JP 2014107973A JP 6052233 B2 JP6052233 B2 JP 6052233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal electrode
drive unit
driving
electrode
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014107973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015225879A (ja
Inventor
靖行 佐藤
靖行 佐藤
圭助 板倉
圭助 板倉
菅原 潤
潤 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2014107973A priority Critical patent/JP6052233B2/ja
Priority to US14/720,062 priority patent/US9450168B2/en
Publication of JP2015225879A publication Critical patent/JP2015225879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6052233B2 publication Critical patent/JP6052233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/50Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
    • H10N30/506Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure having a cylindrical shape and having stacking in the radial direction, e.g. coaxial or spiral type rolls
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/50Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
    • H10N30/871Single-layered electrodes of multilayer piezoelectric or electrostrictive devices, e.g. internal electrodes

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、積層型圧電素子に関する。
特許文献1は、例えば、インクジェットプリンタが備えるインク吐出ヘッドに用いられる積層型圧電素子を開示している。当該積層型圧電素子は、圧電体層が積層された積層体と、共通外部電極と、複数の個別外部電極とを備える。積層体は、基部と、圧電体層の積層方向に沿って基部の主面から延びている複数の駆動部及び一対の非駆動部とを有する。積層体は、当該積層方向に直交する方向において対向する第1及び第2の側面を有する。第1の側面は、基部、複数の駆動部及び一対の非駆動部の一の側面をなしており、第2の側面は、基部、複数の駆動部及び一対の非駆動部の他の側面をなしている。
複数の駆動部及び一対の非駆動部は、複数の駆動部が一対の非駆動部の間に位置するように、当該積層方向と、第1及び第2の側面の対向方向との双方に直交する方向に沿って並んでいる。複数の駆動部は、圧電体層を間において第1の内部電極と第2の内部電極とが当該積層方向に沿って交互に並んでいる。一対の非駆動部は、圧電体層と第3の内部電極とが当該積層方向に沿って交互に並んでいる。
第1の内部電極の一端は第1の側面に露出しているが、第1の内部電極の他端は第2の側面に露出していない。第2の内部電極の一端は第1の側面に露出していないが、第2の内部電極の他端は第2の側面に露出している。第3の内部電極の一端及び他端はそれぞれ、第1及び第2の側面に露出している。
共通外部電極は、積層体の第1の側面に配置されており、第1の内部電極の一端及び第3の内部電極の一端と接続されている。個別外部電極は、複数の駆動部及び一対の非駆動部の他の側面に配置されており、第2の内部電極の他端及び第3の内部電極の他端と接続されている。そのため、第1及び第3の内部電極は同極である。第1及び第3の内部電極と第2の内部電極とは、異極である。
特開2003−250281号公報(特許第4222592号)
特許文献1に記載の積層型圧電素子において、電流は、第1の内部電極、共通外部電極、第3の内部電極、非駆動部の個別外部電極の順に流れる。そのため、複数の駆動部及び一対の非駆動部が並ぶ方向において素子の中央側に位置する駆動部の第1の内部電極から非駆動部の個別外部電極に至る第1の導電経路は、当該並ぶ方向において非駆動部寄りに位置する駆動部の第1の内部電極から非駆動部の個別外部電極に至る第2の導電経路よりも、非駆動部から離れている分だけ長くなる。そのため、第1の導電経路は、第2の導電経路よりも抵抗値が大きくなる。従って、駆動部ごとにその等価回路の時定数が異なる結果、各駆動部の応答性に差異が生じてしまい、各駆動部が駆動したときの変位にばらつきが生じうる。
そこで、本発明は、駆動部の変位のばらつきを抑制することが可能な積層型圧電素子を提供することを目的とする。
本発明の一つの観点に係る積層型圧電素子は、基部と、同じ第1の方向に向けて基部から延びている非駆動部並びに第1及び第2の駆動部とを有し、複数の圧電体層が第1の方向に沿って積層されてなる積層体と、互いに電気的に絶縁された状態で積層体の表面に配置されている第1及び第2の外部電極とを備え、第1及び第2の駆動部並びに非駆動部は、第1の駆動部が第2の駆動部よりも非駆動部寄りに位置するように、第1の方向に直交する第2の方向に沿って並び、第1及び第2の駆動部はそれぞれ、圧電体層を介して第1の方向で対向する第1及び第2の内部電極を有し、基部は、第1の方向と直交する面に沿って延びている第3の内部電極を有し、第1の内部電極は、第1の外部電極と電気的に接続され且つ第2の外部電極とは電気的に絶縁され、第2及び第3の内部電極は、第2の外部電極と電気的に接続され且つ第1の外部電極とは電気的に絶縁され、第1及び第2の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極は共に、第1の方向において第3の内部電極と隣り合い、且つ、第1の方向から見て第3の内部電極と部分的に重なり合っており、第1の方向から見たときに、第3の内部電極と、第1の駆動部が有する第2の内部電極とが重なり合う第1の面積は、第3の内部電極と、第2の駆動部が有する第2の内部電極とが重なり合う第2の面積よりも大きい。
本発明の一つの観点に係る積層型圧電素子では、第1及び第2の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極が、第1の方向において基部が有する第3の内部電極と隣り合い、且つ、第1の方向から見て第3の内部電極と部分的に重なり合っている。第2及び第3の内部電極は共に、第2の外部電極に電気的に接続されているので同極である。そのため、第2の内部電極と第3の内部電極との間には浮遊容量(寄生容量ともいう)が生ずる。加えて、第1の方向から見たときに、第3の内部電極と、第1の駆動部が有する第2の内部電極とが重なり合う第1の面積は、第3の内部電極と、第2の駆動部が有する第2の内部電極とが重なり合う第2の面積よりも大きい。そのため、非駆動部寄りに位置する第1の駆動部が有する第2の内部電極と第3の内部電極との間に生ずる浮遊容量は、非駆動部から離れた側に位置する第2の駆動部が有する第2の内部電極と第3の内部電極との間に生ずる浮遊容量よりも大きい。従って、非駆動部寄りに位置する第1の駆動部と外部電極との間に生ずる抵抗値よりも、非駆動部から離れた側に位置する第2の駆動部と外部電極との間に生ずる抵抗値が大きい場合には、浮遊容量の大きさと抵抗値との積に基づく時定数が、各駆動部の等価回路においていずれも同等となる。以上より、各駆動部の応答性が同等となり、駆動部の変位のばらつきを抑制することが可能となる。
積層体は、2つの非駆動部を有し、第1及び第2の駆動部は、2つの非駆動部の間に位置するように、第2の方向に沿って並び、第2の方向に延びる仮想直線上において2つの非駆動部からの距離が等しい点を中間位置としたときに、第1の駆動部が第2の駆動部よりも非駆動部寄りに位置すると共に、第2の駆動部が第1の駆動部よりも中間位置寄りに位置していてもよい。
本発明の他の観点に係る積層型圧電素子は、基部と、同じ第1の方向に向けて基部から延びている非駆動部並びに第1〜第3の駆動部とを有し、複数の圧電体層が第1の方向に沿って積層されてなる積層体と、互いに電気的に絶縁された状態で積層体の表面に配置されている第1及び第2の外部電極とを備え、第1〜第3の駆動部並びに非駆動部は、第1〜第3の駆動部の順で非駆動部寄りに位置するように、第1の方向に直交する第2の方向に沿って並び、第1〜第3の駆動部はそれぞれ、圧電体層を介して第1の方向で対向する第1及び第2の内部電極を有し、基部は、第1の方向と直交する面に沿って延びている第3の内部電極を有し、第1の内部電極は、第1の外部電極と電気的に接続され且つ第2の外部電極とは電気的に絶縁され、第2及び第3の内部電極は、第2の外部電極と電気的に接続され且つ第1の外部電極とは電気的に絶縁され、第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極は共に、第1の方向において第3の内部電極と隣り合い、且つ、第1の方向から見て第3の内部電極と部分的に重なり合っており、第1の方向から見たときに、第3の内部電極と、第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極とが重なり合う第1〜第3の面積は、第1〜第3の面積の順に小さくなっている。
本発明の他の観点に係る積層型圧電素子では、第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極が、第1の方向において基部が有する第3の内部電極と隣り合い、且つ、第1の方向から見て第3の内部電極と部分的に重なり合っている。第2及び第3の内部電極は共に、第2の外部電極に電気的に接続されているので同極である。そのため、第2の内部電極と第3の内部電極との間には浮遊容量が生ずる。加えて、第1の方向から見たときに、第3の内部電極と、第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する第2の内部電極とが重なり合う第1〜第3の面積は、第1〜第3の面積の順に小さい。そのため、各駆動部が有する第2の内部電極と第3の内部電極との間にそれぞれ生ずる浮遊容量は、非駆動部寄りに位置する第1の駆動部ほど大きく、非駆動部から離れた側に位置する第3の駆動部ほど小さい。従って、非駆動部寄りに位置する第1の駆動部と外部電極との間に生ずる抵抗値ほど大きく、非駆動部から離れた側に位置する第3の駆動部と外部電極との間に生ずる抵抗値ほど小さくなっている場合には、浮遊容量の大きさと抵抗値との積に基づく時定数が、各駆動部の等価回路においていずれも同等となる。以上より、各駆動部の応答性が同等となり、駆動部の変位のばらつきを抑制することが可能となる。
第1の方向から見たときに、第1の方向及び第2の方向の双方に直交する第3の方向における第3の内部電極の幅は、非駆動部側に向かうにつれて大きくなっていてもよい。
積層体は、2つの非駆動部を有し、第2の方向に延びる仮想直線上において2つの非駆動部からの距離が等しい点を中間位置としたときに、2つの非駆動部のうちの一方から中間位置に向けて第1〜第3の駆動部の順で第2の方向に沿って並んでいてもよい。
第1の方向から見たときに、第1の方向及び第2の方向の双方に直交する第3の方向における第3の内部電極の幅は、中間位置から非駆動部側に向かうにつれて大きくなっていてもよい。
本発明に係る積層型圧電素子によれば、駆動部の変位のばらつきを抑制することが可能となる。
図1は、積層型圧電素子を上方から見た斜視図である。 図2は、積層型圧電素子を下方から見た斜視図である。 図3の(a)は、図1のIIIA−IIIA線断面を示し、図3の(b)は、図1のIIIB−IIIB線断面を示し、図3の(c)は、図1のIIIC−IIIC線断面を示す。 図4は、図3の(a)のIV−IV線断面図である。 図5は、図3の(a)のV−V線断面図である。 図6は、図3の(a)のVI−VI線断面図である。 図7は、駆動部を拡大して示す斜視図である。 図8は、積層型圧電素子の等価回路を示す図である。 図9は、他の例に係る積層型圧電素子における、図1のIIIA−IIIA線での断面を示す。 図10は、他の例に係る積層型圧電素子における、図3の(a)のVI−VI線での断面を示す。 図11は、他の例に係る積層型圧電素子における、図3の(a)のVI−VI線での断面を示す。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
積層型圧電素子1は、積層体2と、外部電極3,4とを備える。積層型圧電素子1の長さ(図1及び図2のX軸方向における大きさ)は、例えば、36.95mm〜37.05mm程度に設定されていてもよい。積層型圧電素子1の幅(図1及び図2のY軸方向における大きさ)は、1.85mm〜1.95mm程度に設定されていてもよい。積層型圧電素子1の厚さ(図1及び図2のZ軸方向における大きさ)は、0.95mm〜1.05mm程度に設定されていてもよい。
積層体2は、複数の圧電体層30が積層されてなる。積層体2は、一対の端面2a,2bと、一対の主面2c,2dと、一対の側面2e,2fとを有する。端面2a,2bは、積層体2の長手方向において対向している。端面2a,2bの対向方向は、積層体2の長手方向であり、図1及び図2のX軸方向である。端面2a,2bは、互いに略平行に延び且つX軸方向に略直交している。
主面2c,2dは、積層体2の厚さ方向において対向している。主面2c,2dの対向方向は、積層体2の厚さ方向であり、図1及び図2のZ軸方向である。主面2c,2dは、互いに略平行に延び且つZ軸方向に略直交している。主面2c,2dは、端面2a,2bを連結している。
側面2e,2fは、積層体2の幅方向において対向している。側面2e,2fの対向方向は、積層体2の幅方向であり、図1及び図2のY軸方向である。側面2e,2fは、互いに略平行に延び且つY軸方向に略直交している。側面2e,2fは、端面2a,2b及び主面2c,2dを連結している。
積層体2は、8つの第1の部分10と、2つの第2の部分11とを有する。第1及び第2の部分10,11は、X軸方向に沿って並んでいる。第1の部分10は、X軸方向において第2の部分11の間に位置している。すなわち、第2の部分11は、X軸方向において両端側に位置している。第1及び第2の部分10,11は、互いに離間している。第1及び第2の部分10,11の数は、上述の数に限られず、それぞれ少なくとも一つずつであってもよい。
第1の部分10は、図1及び図2に示されるように、駆動部50と、基部51の一部とからなる。いずれの第1の部分10においても、駆動部50は、Z軸方向に沿うように基部51から同一方向に向けて延びている。駆動部50と基部51とは、一体成形されている。駆動部50は、圧電的に活性な活性部(活性領域)を含む。
駆動部50は、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれから見て、矩形状を呈している。駆動部50のうちY軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、側面2eの一部をなしている。駆動部50のうちY軸方向において対向する側面のうち他方の側面は、側面2fの一部をなしている。駆動部50のうちZ軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、駆動部50の一方の側面と他方の側面とを連結しており、主面2cの一部をなしている。
Y軸方向における駆動部50の長さは、X軸方向における駆動部50の長さよりも長い。隣り合う駆動部50の間には、略等しい間隔をもってスリットSが形成されている。従って、本実施形態においては、9本のスリットSが存在する。スリットSは、主面2c側に開口し、且つ、Z軸方向において延びている。
図3の(a)及び図7に詳しく示されるように、駆動部50は、複数の圧電体層30と、矩形状を呈する複数の内部電極31,32とを含む。圧電体層30及び内部電極31,32は、Z軸方向において積層されている。圧電体層30及び内部電極31,32の積層方向(以下、積層方向という。)は、主面2c,2dの対向方向であり、積層体2の厚さ方向であり、図1及び図2のZ軸方向である。
圧電体層30は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti1−x)O)を主成分とする圧電セラミックス材料からなる。実際の積層型圧電素子1では、各圧電体層30は、視認できない程度に一体化されている。本実施形態では、各圧電体層30の厚みは、10μm〜50μm程度に設定されていてもよい。
複数の内部電極31は、積層方向で対向するように積層方向に沿って並んでいる。内部電極31は、互いに略平行に延び且つZ軸方向に略直交している。内部電極31の数は特に限定されないが、図3の(a),(b)及び図7では10枚である。図3の(a),(b)及び図5に示されるように、内部電極31の一端は、側面2eまで延びており、側面2eに露出している。内部電極31の他端は、側面2fの近傍にまで延びているが、側面2e,2fの対向方向において側面2fから離れている。そのため、内部電極31の他端は、側面2fには露出していない。
複数の内部電極32は、積層方向で対向するように積層方向に沿って並んでいる。内部電極32は、互いに略平行に延び且つZ軸方向に略直交している。内部電極32の数は、特に限定されないが、図3の(a),(b)及び図7では11枚である。図3の(a),(b)及び図4に示されるように、内部電極32の一端は、側面2fまで延びており、側面2fに露出している。内部電極32の他端は、側面2eの近傍にまで延びているが、側面2e,2fの対向方向において側面2eから離れている。そのため、内部電極32の他端は、側面2eには露出していない。本実施形態では、内部電極31,32のうち積層方向において最も基部51寄りに位置する電極は、内部電極32である。以下では、各駆動部50内において最も基部51寄りに位置する内部電極32を、内部電極32Aと称する。
内部電極31,32は、銀(Ag)及びパラジウム(Pd)を主成分とする導電材料からなっていてもよい。内部電極31,32の厚みは、例えば、0.5μm〜3μm程度に設定されていてもよい。導電材料として、Cu(銅)を用いてもよい。積層方向において隣り合う内部電極31と内部電極32との間隔は、例えば10μm〜50μm程度、すなわち隣り合う内部電極31と内部電極32との間に位置する圧電体層30の厚みと同程度に設定されていてもよく、20μm程度に設定されていてもよい。
内部電極32Aを除き、内部電極31と内部電極32とは、積層方向において交互に並んでいる。図7に示されるように、内部電極31,32は、積層方向において重なり合う部分Pと、積層方向において重なり合わない部分Qとを有する。部分Pは、駆動部50のうち活性部に対応する部分である。部分Qは、駆動部50のうち不活性部に対応する部分である。
第2の部分11は、図1及び図2に示されるように、非駆動部52と、基部51の一部とからなる。いずれの第2の部分11においても、非駆動部52は、Z軸方向に沿うように基部51から同一方向に向けて延びている。非駆動部52が基部51から延びる方向は、駆動部50が基部51から延びる方向と同じである。非駆動部52と基部51とは、一体成形されている。非駆動部52は、圧電的に不活性な不活性部(不活性領域)を含む。
非駆動部52のうちY軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、側面2eの一部をなしている。非駆動部52のうちY軸方向において対向する側面のうち他方の側面は、側面2fの一部をなしている。非駆動部52のうちZ軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、非駆動部52の一方の側面と他方の側面とを連結しており、主面2cの一部をなしている。非駆動部52のうち側面2e側には、Z軸方向に延びる溝35が形成されている。
図3の(c)に詳しく示されるように、非駆動部52は、複数の圧電体層30と、矩形状を呈する複数の内部電極33とを含む。圧電体層30及び内部電極33は、Z軸方向において積層されている。圧電体層30及び内部電極33の積層方向は、圧電体層30及び内部電極31,32の積層方向と略同一である。
複数の内部電極33は、積層方向で対向するように積層方向に沿って並んでいる。内部電極33同士は、圧電体層30を介して隣り合い且つ対向している。内部電極33は、互いに略平行に延び且つZ軸方向に略直交している。内部電極33の数は、特に限定されないが、図3の(c)では21枚である。内部電極33の一端は、側面2fまで延びており、側面2fに露出している。内部電極33の他端は、側面2eまで延びており、側面2eに露出している。
内部電極33は、銀(Ag)及びパラジウム(Pd)を主成分とする導電材料からなっていてもよい。内部電極33の厚みは、例えば、0.5μm〜3μm程度に設定されていてもよい。導電材料として、Cu(銅)を用いてもよい。積層方向において隣り合う内部電極33の直線距離は、例えば10μm〜50μm程度、すなわち隣り合う内部電極33間に位置する圧電体層30の厚みと同程度に設定されていてもよく、20μm程度に設定されていてもよい。
基部51は、直方体形状を呈している。基部51のうちX軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、端面2aの一部をなしている。基部51のうちX軸方向において対向する側面のうち他方の側面は、端面2bの一部をなしている。基部51のうちY軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、側面2eの一部をなしている。基部51のうちY軸方向において対向する側面のうち他方の側面は、側面2fの一部をなしている。基部51のうちZ軸方向において対向する側面のうち一方の側面は、基部51の一方の側面と他方の側面とを連結しており、主面2dの一部をなしている。
図2、図3及び図7に示されるように、基部51は、複数の圧電体層30と、内部電極34とを含む。圧電体層30及び内部電極34は、Z軸方向において積層されている。圧電体層30及び内部電極34の積層方向は、圧電体層30及び内部電極31,32の積層方向と略同一である。
本実施形態では、内部電極34の数は1つである。図6に詳しく示されるように、内部電極34は、基部51内において、積層方向と直交する面沿って延びている。内部電極34は、積層方向から見て、駆動部50及び非駆動部52と重なり合っている。
図6に示されるように、内部電極34のうち端面2a,2b寄りの両端は、端面2a,2bのそれぞれから露出していない。内部電極34のうち側面2e寄りの端は、側面2e,2fのうち非駆動部52の側面を構成する部分から露出している。内部電極34のうち側面2f寄りの端は、側面2fから露出していない。
内部電極34のY軸方向における幅は、Z軸方向に延びる仮想直線上において2つの非駆動部52からの距離が等しい点を中間位置としたときに、当該中間位置から非駆動部52に向かうにつれて(X軸方向における積層体2の中央から端面2a,2bに向かうにつれて)大きくなっている。そのため、積層方向から見たときに、内部電極34のうち側面2f寄りの側縁であって、X軸方向において2つの非駆動部52の間に位置する部分34aは、X軸方向において中間位置から非駆動部52側に向かうにつれて、側面2fに近づく。本実施形態では、部分34aは、図6に示されるように階段状に形成されている。なお、以下では、端面2a,2b寄りに位置する1つの駆動部50を駆動部50Aと称し、X方向において積層体2の中央寄りに位置する1つの駆動部50を駆動部50Bと称する(図1〜図3参照)。
内部電極34は、積層方向において内部電極32Aと隣り合っている。積層方向から見て、内部電極34と内部電極32Aとは、部分的に重なり合っている。内部電極34の部分34aが上述のような形状を呈しているので、積層方向から見たときに内部電極34と内部電極32Aとが重なり合う面積は、X軸方向において中間位置から非駆動部52に向かうにつれて大きくなっている。すなわち、積層方向から見たときに、内部電極34と駆動部50Aが有する内部電極32Aとが重なり合う面積は、内部電極34と駆動部50Bが有する内部電極32Aとが重なり合う面積よりも大きい。
図1〜図5に示されるように、外部電極3は、駆動部50における側面2eのそれぞれに配置されている。外部電極3は、内部電極31のうち側面2eに露出している端と物理的且つ電気的に接続されている。外部電極3のそれぞれは、互いに物理的且つ電気的に独立している。外部電極3は、例えば、Cr、Cu/Ni、Auの3層の金属膜からなっていてもよい。外部電極3の厚みは、例えば、0.3μm〜5.0μm程度に設定されていてもよい。Auの金属膜の代わりに、例えばAg、Ag−Pd、Ag−Sn等を用いてもよい。
外部電極4は、外部電極3と電気的に絶縁されている。外部電極4は、図1及び図2に示されるように、側面2fの全面にわたって配置されている領域4aと、非駆動部52における側面2eのそれぞれに配置されている領域4bと、主面2dの全面にわたって配置されている領域4cとを有する。外部電極4の構成は、外部電極3の構成と同様である。
領域4aは、内部電極32のうち側面2fに露出している端と物理的且つ電気的に接続されている。領域4aは、駆動部50の形状に対応した形状を成しており、駆動部50に対応した位置において凹凸を呈している。領域4bは、内部電極33,34のうち側面2eに露出している端と物理的且つ電気的に接続されている。領域4cは、領域4aと領域4bとを物理的且つ電気的に接続している。
X軸方向において、積層体2のうち2つの溝35の間に位置する部分であって、側面2eと主面2dとがなす角部分には、積層体2が切り欠かれた切欠部36が形成されている。切欠部36は、側面2e及び主面2dに対して傾斜する傾斜面である。
以上のように構成されている積層型圧電素子1においては、内部電極31と外部電極3とが電気的に接続されており、これらが同極である。内部電極32〜34と、外部電極4とが電気的に接続されており、これらが同極である。内部電極31及び外部電極3と、内部電極32〜34及び外部電極4とは、電気的に接続されていない。
外部電極3と外部電極4との間に電圧が印加されると、内部電極31と内部電極32との間にも電圧が印加される。そのため、駆動部50のうち活性部に位置する圧電体層30に電界が生じ、駆動部50が変位する。一方、非駆動部52においては、圧電体層30が内部電極33の間に位置しているので、圧電体層30に電界が生じない。そのため、非駆動部52は変位しない。
続いて、図8を参照して、積層型圧電素子1の等価回路について説明する。図8には、8つある駆動部50のうち2つの駆動部50A,50Bが示され、他の駆動部50が省略されている。駆動部50Aは、容量成分C1,C2及び抵抗成分R1,R2を有する。駆動部50Bは、容量成分C3,C4及び抵抗成分R3,R4を有する。駆動部50Aを構成する等価回路と、駆動部50Bを構成する等価回路とは、並列に接続されている。
容量成分C1は、駆動部50Aが有する内部電極31,32により構成される容量成分を表わす。容量成分C2は、駆動部50Aが有する内部電極32Aと基部51が有する内部電極34との間で生ずる浮遊容量による容量成分を表わす。抵抗成分R1は、駆動部50Aが有する内部電極32、外部電極4の領域4a、外部電極4の領域4c(又は内部電極33)、外部電極4の領域4bの順に電流が流れる導電経路の抵抗成分を表わす。抵抗成分R2は、内部電極34、外部電極4の領域4bの順に電流が流れる導電経路の抵抗成分を表わす。
容量成分C1と、容量成分C2及び抵抗成分R1,R2とは、直列に接続されている。抵抗成分R1と、容量成分C2及び抵抗成分R2とは、並列に接続されている。容量成分C2と抵抗成分R2とは、直列に接続されている。このときの駆動部50Aの等価回路の時定数τAを、式1に示す。
τA=(C1−1+C2−1−1×(R1−1+R2−1−1 ・・・ (1)
容量成分C3は、駆動部50Bが有する内部電極31,32により構成される容量成分を表わす。駆動部50A,50Bの構成が同じ場合には、容量成分C3の大きさは容量成分C1の大きさと同じである。容量成分C4は、駆動部50Bが有する内部電極32Aと基部51が有する内部電極34との間で生ずる浮遊容量による容量成分を表わす。抵抗成分R3は、駆動部50Bが有する内部電極32、外部電極4の領域4a、外部電極4の領域4c(又は内部電極33)、外部電極4の領域4bの順に電流が流れる導電経路の抵抗成分を表わす。抵抗成分R4は、内部電極34、外部電極4の領域4bの順に電流が流れる導電経路の抵抗成分を表わす。
容量成分C3と、容量成分C4及び抵抗成分R3,R4とは、直列に接続されている。抵抗成分R3と、容量成分C4及び抵抗成分R4とは、並列に接続されている。容量成分C4と抵抗成分R4とは、直列に接続されている。このときの駆動部50Bの等価回路の時定数τBを、式2に示す。
τB=(C3−1+C4−1−1×(R3−1+R4−1−1 ・・・ (2)
続いて、積層型圧電素子1の製造方法の一例について説明する。まず、チタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電セラミックス材料に有機バインダや有機溶剤等を混合して基体ペーストを作製し、その基体ペーストを用いて圧電体層30となるグリーンシートをドクターブレード法により成形する。また、所定比率の銀とパラジウムとからなる金属材料に有機バインダや有機溶剤等を混合して電極パターン形成用の導電ペーストを作製する。
次に、導電ペーストを用いて、内部電極31〜34に対応する電極パターンのそれぞれをグリーンシート上にスクリーン印刷法により形成する。そして、内部電極31及び内部電極33に対応する電極パターンが形成されたグリーンシート、内部電極32及び内部電極33に対応する電極パターンが形成されたグリーンシート、内部電極34に対応する電極パターンが形成されたグリーンシート、及び圧電体層30となるグリーンシートを積層して、積層体グリーンを作製する。
続いて、積層体グリーンを所定の温度(例えば、60℃程度)で加熱しながら、積層方向に所定の圧力でプレスした後、積層体グリーンを所定の大きさに切断する。そして、積層体グリーンを所定の温度(例えば、400℃程度)で脱脂した後、所定の温度(例えば、1100℃程度)で所定時間焼成して、積層体2を得る。
続いて、積層体2の側面2e,2f及び主面2dに対応する面に、Cr、Cu/Ni、Auの順に3層の金属膜をスパッタリング法により形成して外部電極を形成する。そして、積層体2において側面2eに対応する面に積層方向に沿って溝35を形成することにより、外部電極を分断する。積層体2の側面2eと主面2dとの角部分に、切欠部36を形成する。
続いて、スリットSを例えばダイシングブレードによって形成する。以上により、積層型圧電素子1が得られる。
以上のような本実施形態では、積層方向から見たときに、内部電極34と駆動部50Aが有する内部電極32Aとが重なり合う面積は、内部電極34と駆動部50Bが有する内部電極32Aとが重なり合う面積よりも大きい。そのため、容量成分C2の大きさが、容量成分C4の大きさよりも大きい。一方、駆動部50Aは、駆動部50Bよりも非駆動部52寄りに位置しているので、抵抗成分R1の大きさが、抵抗成分R3の大きさよりも小さい。時定数τAを示す式1は抵抗成分R1と容量成分C2との積を含み、時定数τBを示す式2は抵抗成分R3と容量成分C4との積を含んでいる。そのため、時定数τAと時定数τBとが同等となる。以上より、各駆動部50の応答性が同等となり、駆動部50の変位のばらつきを抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。例えば、駆動部50内の内部電極のうち最も基部51寄りに位置する電極が、基部51内の内部電極34と同極であればよいので、図9に示されるように、駆動部50内の内部電極のうち基部51寄りにおいて複数の内部電極32が積層方向に並んでいてもよい。
部分34aは、Y軸方向における幅が、X軸方向において中間位置から非駆動部52に向かうにつれて(X軸方向における積層体2の中央から端面2a,2bに向かうにつれて)大きくなっていればよい。そのため、部分34aの形状は特に限定されない。部分34aの形状は、例えば、図10に示されるような曲線状(弧状)を呈していてもよいし、図11に示されるような三角形状を呈していてもよいし、図示はしていないが直線と曲線とが組み合わされた形状を呈していてもよい。
積層体2は、X軸方向において連続して並ぶ複数の駆動部50からなる駆動部群を有し、当該駆動部群の各駆動部50において、各内部電極32Aと内部電極34とが重なり合う面積(以下、面積Aと称する。)がいずれも同等であってもよい。このとき、X軸方向において当該駆動部群よりも非駆動部52寄りに他の駆動部50が位置している場合には、当該他の駆動部50の内部電極32Aと内部電極34とが重なり合う面積が、面積Aよりも大きい。一方、X軸方向において他の駆動部50よりも非駆動部52寄りに当該駆動部群が位置している場合には、当該他の駆動部50の内部電極32Aと内部電極34とが重なり合う面積が、面積Aよりも小さい。
1…積層型圧電素子、2…積層体、2a,2b…端面、2c,2d…主面、2e,2f…側面、3,4…外部電極、4a〜4c…領域、30…圧電体層、31〜34…内部電極、32A…内部電極、34a…部分、50,50A,50B…駆動部、51…基部、52…非駆動部。

Claims (6)

  1. 基部と、同じ第1の方向に向けて前記基部から延びている非駆動部並びに第1及び第2の駆動部とを有し、複数の圧電体層が前記第1の方向に沿って積層されてなる積層体と、
    互いに電気的に絶縁された状態で前記積層体の表面に配置されている第1及び第2の外部電極とを備え、
    前記第1及び第2の駆動部並びに前記非駆動部は、前記第1の駆動部が前記第2の駆動部よりも前記非駆動部寄りに位置するように、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って並び、
    前記第1及び第2の駆動部はそれぞれ、前記圧電体層を介して前記第1の方向で対向する第1及び第2の内部電極を有し、
    前記基部は、前記第1の方向と直交する面に沿って延びている第3の内部電極を有し、
    前記第1の内部電極は、前記第1の外部電極と電気的に接続され且つ前記第2の外部電極とは電気的に絶縁され、
    前記第2及び第3の内部電極は、前記第2の外部電極と電気的に接続され且つ前記第1の外部電極とは電気的に絶縁され、
    前記第1及び第2の駆動部がそれぞれ有する前記第2の内部電極は共に、前記第1の方向において前記第3の内部電極と隣り合い、且つ、前記第1の方向から見て前記第3の内部電極と部分的に重なり合っており、
    前記第1の方向から見たときに、前記第3の内部電極と、前記第1の駆動部が有する前記第2の内部電極とが重なり合う第1の面積は、前記第3の内部電極と、前記第2の駆動部が有する前記第2の内部電極とが重なり合う第2の面積よりも大きい、積層型圧電素子。
  2. 前記積層体は、2つの前記非駆動部を有し、
    前記第1及び第2の駆動部は、2つの前記非駆動部の間に位置するように、前記第2の方向に沿って並び、
    前記第2の方向に延びる仮想直線上において2つの前記非駆動部からの距離が等しい点を中間位置としたときに、前記第1の駆動部が前記第2の駆動部よりも2つの前記非駆動部のうち一方寄りに位置すると共に、前記第2の駆動部が前記第1の駆動部よりも前記中間位置寄りに位置している、請求項1に記載の積層型圧電素子。
  3. 基部と、同じ第1の方向に向けて前記基部から延びている非駆動部並びに第1〜第3の駆動部とを有し、複数の圧電体層が前記第1の方向に沿って積層されてなる積層体と、
    互いに電気的に絶縁された状態で前記積層体の表面に配置されている第1及び第2の外部電極とを備え、
    前記第1〜第3の駆動部並びに前記非駆動部は、前記第1〜第3の駆動部の順で前記非駆動部寄りに位置するように、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って並び、
    前記第1〜第3の駆動部はそれぞれ、前記圧電体層を介して前記第1の方向で対向する第1及び第2の内部電極を有し、
    前記基部は、前記第1の方向と直交する面に沿って延びている第3の内部電極を有し、
    前記第1の内部電極は、前記第1の外部電極と電気的に接続され且つ前記第2の外部電極とは電気的に絶縁され、
    前記第2及び第3の内部電極は、前記第2の外部電極と電気的に接続され且つ前記第1の外部電極とは電気的に絶縁され、
    前記第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する前記第2の内部電極は共に、前記第1の方向において前記第3の内部電極と隣り合い、且つ、前記第1の方向から見て前記第3の内部電極と部分的に重なり合っており、
    前記第1の方向から見たときに、前記第3の内部電極と、前記第1〜第3の駆動部がそれぞれ有する前記第2の内部電極とが重なり合う第1〜第3の面積は、前記第1〜第3の面積の順に小さくなっている、積層型圧電素子。
  4. 前記第1の方向から見たときに、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向における前記第3の内部電極の幅は、前記非駆動部側に向かうにつれて大きくなっている、請求項3に記載の積層型圧電素子。
  5. 前記積層体は、2つの前記非駆動部を有し、
    前記第2の方向に延びる仮想直線上において2つの前記非駆動部からの距離が等しい点を中間位置としたときに、2つの前記非駆動部のうちの一方から前記中間位置に向けて前記第1〜第3の駆動部の順で前記第2の方向に沿って並んでいる、請求項3に記載の積層型圧電素子。
  6. 前記第1の方向から見たときに、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向における前記第3の内部電極の幅は、前記中間位置から前記非駆動部側に向かうにつれて大きくなっている、請求項5に記載の積層型圧電素子。
JP2014107973A 2014-05-26 2014-05-26 積層型圧電素子 Active JP6052233B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014107973A JP6052233B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 積層型圧電素子
US14/720,062 US9450168B2 (en) 2014-05-26 2015-05-22 Multilayer piezoelectric device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014107973A JP6052233B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 積層型圧電素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015225879A JP2015225879A (ja) 2015-12-14
JP6052233B2 true JP6052233B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=54556689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014107973A Active JP6052233B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 積層型圧電素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9450168B2 (ja)
JP (1) JP6052233B2 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE98530T1 (de) * 1989-02-22 1994-01-15 Siemens Ag Ultraschall-array mit trapezfoermigen schwingerelementen sowie verfahren und vorrichtung zu seiner herstellung.
JP2927286B1 (ja) * 1998-02-05 1999-07-28 日本電気株式会社 圧電アクチュエータ及びその製造方法
JP4240245B2 (ja) * 1998-12-15 2009-03-18 富士フイルム株式会社 インクジェットプリンタヘッド及びインクジェットプリンタ
JP3454250B2 (ja) * 1999-12-27 2003-10-06 セイコーエプソン株式会社 圧電振動子ユニットの製造方法、及び、液体噴射ヘッド
JP4678809B2 (ja) * 2001-04-19 2011-04-27 株式会社リコー 積層圧電素子、圧電アクチュエータ、インクジェットヘッド及び画像形成装置
JP3852309B2 (ja) * 2001-07-24 2006-11-29 株式会社村田製作所 積層型圧電体素子及びその製造方法、並びに、圧電アクチュエータ
JP4222592B2 (ja) * 2002-02-25 2009-02-12 株式会社リコー 積層型圧電素子及びその製造方法、圧電型アクチュエータ、液滴吐出ヘッド並びにインクジェット記録装置
JP4670225B2 (ja) * 2003-04-04 2011-04-13 セイコーエプソン株式会社 圧電素子形成部材およびその製造方法ならびにそれを用いた圧電素子ユニットおよび液体噴射ヘッド
JP4842520B2 (ja) * 2003-05-30 2011-12-21 日本碍子株式会社 セル駆動型圧電/電歪アクチュエータ及びその製造方法
JP2006175845A (ja) * 2004-11-29 2006-07-06 Ricoh Co Ltd 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び画像形成装置
JP2007230117A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置、液滴吐出装置の製造方法、および電気光学装置の製造方法
JP5375667B2 (ja) * 2010-02-26 2013-12-25 株式会社リコー 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5821536B2 (ja) * 2011-11-02 2015-11-24 Tdk株式会社 積層型圧電素子
WO2013171972A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 パナソニック株式会社 圧電素子及びそれを用いたインクジェット装置とその塗布方法
KR101878019B1 (ko) * 2014-05-12 2018-07-13 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 압전 소자와 케이블 기판의 접속 방법, 케이블 기판 장착 압전 소자 및 이것을 사용한 잉크젯 헤드

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015225879A (ja) 2015-12-14
US20150340589A1 (en) 2015-11-26
US9450168B2 (en) 2016-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005285817A (ja) 圧電素子、圧電アクチュエータ並びに圧電素子及び圧電アクチュエータの製造方法
JP6359893B2 (ja) 積層コンデンサ及びその製造方法
US10916691B2 (en) Mother piezoelectric element, laminated piezoelectric element, and manufacturing method for laminated piezoelectric element
JP2005005680A (ja) 圧電アクチュエータ
JP5821536B2 (ja) 積層型圧電素子
JP2007299984A (ja) 積層セラミック電子部品
JP6277863B2 (ja) 積層型圧電素子
JP6052233B2 (ja) 積層型圧電素子
JP4185486B2 (ja) 積層型圧電素子
JP5561247B2 (ja) 圧電素子
JP5724453B2 (ja) 積層型圧電素子
JP5472218B2 (ja) 圧電素子
JP2005294761A (ja) 積層型圧電素子
JP2004260110A (ja) 積層圧電素子
JP2006245027A (ja) 積層型圧電素子
JP7420063B2 (ja) 圧電素子
JP5747685B2 (ja) 圧電素子
JP7327377B2 (ja) 圧電素子
JP5087822B2 (ja) 圧電素子
JP6123073B2 (ja) 圧電素子及びそれを用いたインクジェット装置とその方法
JP4586352B2 (ja) 積層型圧電素子
JP7151388B2 (ja) 圧電素子及び駆動デバイス
JP4529427B2 (ja) 積層型圧電素子
JP4335192B2 (ja) 積層コンデンサ
JP6898167B2 (ja) 積層型圧電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6052233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150