JP6051914B2 - シート搬送装置とシート繰り出し装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置とシート繰り出し装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、静電吸着方式のシート搬送装置とシート繰り出し装置、及びそのシート搬送装置又はシート繰り出し装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられるシート(用紙、記録用紙、転写紙、普通紙、記録又は印刷用シートなどを総称する)を搬送するシート搬送装置として、静電吸着方式のシート搬送装置が知られている。例えば、特許文献1には、静電吸着方式によるシート搬送装置の一種であるシート繰り出し装置が開示されている。
そのシート繰り出し装置は、駆動ローラと従動ローラの間に掛け渡されて周回移動する電極埋め込み型の静電吸着ベルトを備えている。その静電吸着ベルトは、その移動方向に間隔を置いて交互に逆極性の電圧が印加される電極が絶縁層内に配置されており、その電極に電圧を印加することによって、その表面に接触するシートに表面分極を誘起させる。そのため、シートと静電吸着ベルト内の電極との間に静電界が形成され、それによる静電吸着力によって静電吸着ベルトの表面にシートを吸着して搬送する。
特許文献1に記載されたシート繰り出し装置では、上述した静電吸着ベルト内の電極に電圧を印加するために、給電用のリード線を駆動ローラの軸内に通し、駆動ローラの外周面に沿って設けたスリップリングに接続している。一方、静電吸着ベルト内の電極と接続し、静電吸着ベルトの内面に露出して上記スリップリングと接触する給電リングを設けている。そして、上記リード線とスリップリング及び給電リングを通して、外部から静電吸着ベルト内のプラスとマイナスの各電極に電圧を印加するようにしている。
しかしながら、静電吸着ベルト内の電極への給電部を上述した構造にすると、静電吸着ベルトの給電リングを形成した部分が駆動ローラ側のスリップリングと、常に小さな面積で接触しながら周回移動することになる。そのため、静電吸着ベルトのスリップリングと接触する接点部分が摩耗して劣化するため、静電吸着ベルトの耐久性が低下するという問題があった
また、スリップリングと給電リングとの接触面積が少ないため、静電吸着ベルト内の電極に安定して電圧を印加することができないという問題もあった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電極埋め込み型の静電吸着ベルトを備えたシート搬送装置において、静電吸着ベルトの耐久性を向上させると共に、静電吸着ベルト内の電極へ常に安定した給電ができるようにすることを目的とする。
この発明によるシート搬送装置は、可撓性を有する帯状の絶縁材からなるベルト基材内に複数の電極を設けた電極埋め込み型の静電吸着ベルトを、少なくとも2本のローラ間に掛け渡し、上記複数の電極に電圧を印加しながら上記静電吸着ベルトを周回移動させることにより、その静電吸着ベルトの表面に静電吸引力によってシートを吸着して搬送するシート搬送装置であって、上記の目的を達成するため、次のように構成したことを特徴とする。
上記静電吸着ベルトの内周面に、その静電吸着ベルトの移動方向に沿って上記複数の電極の一部がそれぞれ露出した複数の給電箇所を形成し、その複数の給電箇所に対して、少なくとも一対の給電部を設ける。
その各給電部が、それぞれ少なくとも1個が導電性の複数の回転体の間に無端状に掛け渡された導電性の給電ベルトを有し、その給電ベルトが上記静電吸着ベルトの上記給電箇所を形成した部位を含む内周面に接触しながら、その静電吸着ベルトの周回移動に伴って連れ回りするように構成されている。
そして、上記各給電部に電圧が印加されることによって、上前記給電ベルトを通して上記静電吸着ベルトの複数の電極に電圧が印加され、その静電吸着ベルトの外周面に上記静電吸引力が発生するようにした。
この発明によるシート搬送装置は、静電吸着力でシートを搬送する電極埋め込み型の静電吸着ベルトの耐久性を向上させると共に、その静電吸着ベルト内の電極へ常に安定して給電することができる。
この発明によるシート搬送装置の一実施形態を回転体の支持枠を除いて示す側面図である。 図1のY−Y線に沿う回転体の支持枠を含む断面図である。 図1に示したシート搬送装置の給電部10のみを上方から見た平面図である。 図1に示した静電吸着ベルト4の内部構成を示す模式的な拡大断面図である。 図4に示した静電吸着ベルトの帯電時の状態を吸着されるシートと共に示す説明図である。 この発明によるシート搬送装置の他の実施形態を示す図2と同様な断面図である。
同じくそのシート搬送装置の給電部10を上方から見た平面図である。 この発明によるシート搬送装置をシート繰り出し装置として用いた場合の一実施形態を示す側面図である。 図8に示したシート繰り出し装置の静電吸着ベルトがシートを吸着する様子を示す側面図である。 同じくそのシート繰り出し装置の要部を図2と同様な断面にして示す図である。 この発明によるシート搬送装置を備えた電子写真方式のカラー画像形成装置の一実施形態の要部構成を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
〔シート搬送装置の実施形態〕
まず、この発明によるシート搬送装置の一実施形態を図1〜図5によって説明する。
図1はそのシート搬送装置を回転体の支持枠を除いて示す側面図であり、図2は図1のY−Yに沿う回転体の支持枠を含む断面図である。図3はその給電部のみを上方から見た平面図である。これらの図によって、このシート搬送装置の全体構成を説明する。
図1に示すように、このシート搬送装置1は、間隔を置いて互いに平行に配置された駆動ローラ2及び従動ローラ3と、その間に掛け渡された静電吸着ベルト4とを備えている。その駆動ローラ2は、モータ5の回転力が簡略化して直線で示す伝達機構5aを介して伝達されて、矢示B方向に回転駆動され、静電吸着ベルト4を矢示A方向へ周回移動(以下「回動」という)させる。従動ローラ3はその静電吸着ベルト4の回動によって矢示方向へ従動回転する。
伝達機構5aは、歯車減速機構又はベルト減速機構等の減速機構を含んでいる。モータ5は、図示していない駆動制御回路によって駆動制御される。
この実施形態では、静電吸着ベルト4を2本のローラ間に掛け渡しているが、3本以上のローラによって掛け渡してもよい。
さらに、このシート搬送装置1は、図2と図3に示すように、静電吸着ベルト4の回動による走行方向(矢示A方向)に直交する幅方向に間隔を置いて対に、それぞれ静電吸着ベルト4を挟持するように対向して給電部10と回転補助部15を設けている。
なお、図1では静電吸着ベルト4の下側の外周面にシートを吸着して搬送するので、左側がシート搬送方向の上流側である。図3では静電吸着ベルト4を仮想線で示している。
一対の各給電部10は静電吸着ベルト4の内周面側に設けられ、少なくとも1個が導電性の複数(図示の例では2個)の回転体11の間に無端状に掛け渡された導電性の給電ベルト12を有する。この例では、各回転体11はそれぞれ導電性のプーリ11aと導電性の回転軸11bとからなり、その各回転軸11bが共通の導電性材料で形成された支持部材13によって回転可能に保持されている。
各給電部10をこのように構成すれば、支持部材13に電圧を印加すると、その電圧が複数の回転軸11bを通して各プーリ11aに印加され、その各プーリ11aから給電ベルト12に均一に印加される。また、給電部10の組み付けも容易になる。
しかし、少なくとも1個の回転体11が導電性であれば、その回転体に電圧を印加することによって、給電ベルト12に電圧を印加することができる。その場合は、支持部材13の一部又は全部を絶縁材で形成してもよい。
各給電部10は、その各給電ベルト12が静電吸着ベルト4の移動方向に沿って、その内周面に接触するように配置され、静電吸着ベルト4の矢示A方向への回動に伴って各給電ベルト12が同方向に連れ回りする。
静電吸着ベルト4は、静電吸引力によってシートを吸着する電極埋め込み型の静電吸着ベルトである。この静電吸着ベルト4は図4に示すように、帯状の絶縁材からなるベルト基材16内に、導電性材料からなる複数の電極であるプラスの電極17とマイナスの電極18が対になって埋め込まれている。
電極17と電極18は、それぞれ静電吸着ベルト4の幅方向(図4では紙面に垂直な方向)に延び、互いに僅かな間隔を置いて交互に対向する櫛歯状のパターンに形成されている。その電極17と電極18が、ゴムや樹脂等による可撓性を有する帯状の絶縁材(絶縁シート)からなるベルト基材16で被覆され、全体として無端状の静電吸着ベルト4を形成している。
対の各給電部10は、静電吸着ベルト4内に埋め込まれたプラスの電極17とマイナスの電極18に給電する各給電部であり、一方の給電部10がプラス電圧を印加する方に割り当てられ、他方の給電部10がマイナス電圧を印加する方に割り当てられる。
そして、図1に示す電源部6は給電線6aを通して、一方の給電部10の回転体11にプラスの電圧を、他方の給電部10の回転体11にマイナス電圧をそれぞれ印加する。
一方、静電吸着ベルト4のベルト基材16の内周面には、一方の側縁部に沿って全周に亘って一方の電極17の一部を露出させた給電箇所(図示省略)を、他方の側縁部に沿って全周に亘って他方の電極18の一部を露出させた給電箇所を形成している。
その一方の電極17の一部を露出させた給電箇所には、プラス電圧を供給する給電部10の給電ベルト12が接触して、静電吸着ベルト4の内周面から電極17にプラスの電圧を印加することができる。
他方の電極18の一部を露出させた給電箇所には、マイナス電圧を供給する給電部10の給電ベルト12が接触して、静電吸着ベルト4の内周面から電極18にマイナスの電圧を印加することができる。
すなわち、静電吸着ベルト4の内周面に、その静電吸着ベルト4の移動方向に沿って複数の電極17,18の一部がそれぞれ露出した複数の給電箇所を形成し、その複数の給電箇所に対して、少なくとも一対の給電部10を設けている。
一方、一対の回転補助部15は、静電吸着ベルト4の外周面側に設けられている。その各回転補助部15は、それぞれ回転補助部材である回転体15a、その回転体15aを静電吸着ベルト4に押圧するための押圧部材である圧縮スプリング15b、およびそれらを収納したホルダ15cによって構成されている。そのホルダ15cは、シート搬送装置1を取り付ける図示を省略した固定部材に装着されている。
図1と図2では回転補助部15の構成を簡略化して示している。実際には、例えば、回転体15aの回転軸を支持する部材とホルダ15cとの間に、圧縮スプリング15bに装着し、その復元力(弾性力)によって回転体15aを静電吸着ベルト4に向けて押圧するように構成される。
したがって、各回転補助部15は、圧縮スプリング15bの復元力によって回転補助部材である回転体15aを、各給電部10との間に静電吸着ベルト4を狭持するように押圧している。
そして、図1に示すモータ5を含む駆動手段によって駆動ローラ2を矢示B方向に回転駆動させ、静電吸着ベルト4を矢示A方向に回動させると、その内周面に接触する各給電部10の給電ベルト12がそれぞれ同じ方向に連れ回りする。
その際、各給電部10の給電ベルト12は、静電吸着ベルト4の各給電箇所を形成した部位を含む内周面に接触しながら連れ回りする。それによって、電源部6から給電線6a及び各回転体11を通して各給電ベルト12に給電されるプラス電圧とマイナス電圧を、それぞれ電極17と電極18に印加する。
次に、静電吸着ベルト4がシートを静電吸着する原理について図5によって説明する。
図5は、図4に示した静電吸着ベルトの帯電時の状態を吸着されるシートとと共に示す説明図である。
上述した静電吸着ベルト4のプラスの電極17とマイナスの電極18に対して、例えば+1kVと−1kVのような正負の異なる高電圧をそれぞれ印加することにより、その各電極17,18は、図5に示すように正電荷と負電荷に帯電する。
その静電吸着ベルト4のベルト基材16の表面に記録用紙等の絶縁性のシートSが接触すると、そのシートSの表面に静電分極を誘発する。そして、プラスの電極17とマイナスの電極18とそれぞれ対向するシートSの位置には、その対向する電極17又は18の電荷と逆極性の電荷が誘起される。この逆極性の電荷によって各電極17と18とシートSとの間に静電界が発生し、それぞれ破線矢印で示すように静電吸引力による吸着力が発生する。
すなわち、静電吸着ベルト4の外周面に静電吸引力が発生し、その静電吸引力によってシートSを吸着する。
なお、正電荷と負電荷にそれぞれ帯電した電極17と18が静電吸着ベルト4の走行方向(矢示A方向)に交互に並んでいるため、シートSの表面にもベルト走行方向に正電荷と負電荷が交互に現れる。
それにより、静電吸着ベルト4とシートSとの間に同極性の電荷によって反発力も発生するが、その反発力のベルト走行方向の分力が交互に逆向きになる。そのため、静電吸着ベルト4の表面にシートSが一度静電吸着されると、その吸着された位置からずれなくなる。
このように静電吸着ベルト4の表面にシートSを吸着させて、駆動ローラ2の回転によって静電吸着ベルト4を図5の矢示A方向へ走行させれば、そのシートSを浮き上がりや位置ずれを発生することなく、精度よく矢示A方向へ搬送することができる。
この実施形態のシート搬送装置1によれば、静電吸着ベルト4の回動時に各給電部10の給電ベルト12が、静電吸着ベルト4の回動に伴って連れ回りする。そのため、静電吸着ベルト4の給電箇所に対する押圧力の負荷が小さくて済み、給電箇所にダメージを与えることなく給電が可能であり、静電吸着ベルト4の耐久性が向上する。
また、各給電部10の給電ベルト12は、静電吸着ベルト4との接触面が広く取れるため、静電吸着ベルト4の各電極17,18に対して安定して給電することができる。
さらに、給電部10の給電ベルト12が静電吸着ベルト4の内周面に当接し、回転補助部15の回転補助部材である回転体15aが外周面に当接して、静電吸着ベルト4を狭持している。したがって、静電吸着ベルト4の回動中における各給電部10と各給電箇所との接触性が向上する。そのため、静電吸着ベルト4に多少の撓みが発生しても安定して給電することができる。
給電ベルト12は、導電性を有する部材、例えば、電気抵抗を大幅に下げたウレタンゴムやポリイソプレンゴム(PI)等の材質で構成するとよい。しかし、給電ベルト12は、導電性を有して耐久性がある材質であれば、これに限るものではない。
各給電部10における複数の回転体11を共通の支持部材13によって支持させることにより、給電ベルト12の張りを一定に保つことが可能になる。それによって、静電吸着ベルト4への当接が安定するため、静電吸着ベルト4の吸着安定性を向上させることができる。
さらに、各回転補助部15の回転体15aは、それぞれ圧縮スプリング15bの復元力によって静電吸着ベルト4に押圧されている。これにより、静電吸着ベルト4が高速で回動して振動(ばたつき)が発生しても、安定して給電することができる。
図2、図3には、対の各給電部10,10の支持部材13を別体にした例を示した。しかし、図6、図7に示すように、対の各給電部10,10のそれぞれ給電ベルト12を掛け渡す2組の回転体11の各回転軸11bを、全て共通の支持部材19によって支持するように構成してもよい。この場合、共通の支持部材19は絶縁材料で形成されるか、対に設けられた一方の給電部10と他方の給電部10の間で絶縁されていることが必要である。
このようにすれば、静電吸着ベルト4に対して対の給電部10,10を一度に組み付けることができるので、シート搬送装置1における給電部10の組付性ががよくなる。
さらに、静電吸着ベルト4の外周面に対して、各給電部10における給電ベルト12のベルト面の高さズレを抑えることができるので、静電吸着ベルト4の外周面への各給電ベルト12の高さの偏りを低減することができる。したがって、静電吸着ベルト4の回転負荷を低減して耐久性を向上させることができる。
このようなシート搬送装置は、プリンタ,複写機,ファクシミリ装置,あるいはそれらの複数の機能を備えたデジタル複合機、またはオフセット印刷機等の各種の画像形成装置や印刷装置の用紙搬送装置や用紙繰り出し装置として使用できる。さらに、その他のシートを扱う各種の装置(各種の用紙や紙幣等の仕分け、計数、搬送、処理などを行う装置)にも適用できる。なお、静電吸着ベルトを3本以上のローラによって張り渡すようにしてもよい。また、各給電部の給電ベルトを3個以上の回転体によって張り渡すようにしてもよい。
静電吸着ベルトを張り渡す各ローラは、静電吸着ベルトの複数の給電箇所に接触することがあっても、その複数の給電箇所を導通させないように、絶縁材で形成されるか、少なくとも外周部は絶縁材で被覆されていることが望ましい。静電吸着ベルトに設ける給電箇所の数は2本に限らず、その給電箇所の数に応じて、給電部と回転補助部の数もさらに増加することができる。
また、静電吸着ベルト内の各電極に印加する電圧も極性が異なる電圧に限らず、接地電位(0V)と正又は負の電圧、あるいは同極性で異なる電位の電圧などでもよい。すなわち、静電吸着ベルトに接触する紙のような絶縁性のシートに誘電分極を発生させて、静電吸引力によってシート吸着させることができるような電界を生じる電圧であればよい。
〔シート繰り出し装置の実施形態〕
次に、この発明によるシート搬送装置をシート繰り出し装置として用いた給紙部の一実施形態を、図8〜図10によって説明する。これらの図において、図1〜図7と対応する部分には同一の符号を付している。なお、図8、図9ではそれぞれ左側がシート搬送方向の上流側である。
図8〜図10に示すシート繰り出し装置7は、プリンタ,複写機,ファクシミリ装置,あるいはそれらの複数の機能を備えたデジタル複合機、またはオフセット印刷機等の各種画像形成装置の給紙部に備えた場合の例を示している。このシート繰り出し装置7は、図1〜図7によって説明したシート搬送装置1と同様に、駆動ローラ2と従動ローラ3の間に掛け渡された静電吸着ベルト4を備えている。
また、このシート繰り出し装置7は、静電吸着ベルト4の内周面側と外周面側にベルト給電箇所を挟むように対向して設けられた一対ずつの給電部10と回転補助部15と、静電吸着ベルト4を回動させるためのモータ5と電源部6等も備えている。それらの各部の構成及び機能は上述したシート搬送装置1と同様であるから、それらの説明は省略する。
このシート繰り出し装置7の下側にはシート収納部20が設けられている。そのシート収納部20内には、昇降可能なシート昇降部材であるシート積載板21と、シート収納部20内で各シートSの搬送方向上流側の先端部を揃えるための搬送方向上流端部規制部材22を備えている。また、シート収納部20内には、図10に示すように、各シートSの搬送方向の両側端部をそれぞれ揃えるための搬送方向側端部規制部材23,24を備えている。
さらに、このシート繰り出し装置7は、シート積載板21を昇降させる機構部と、その機構部を駆動させる動力源であるモータ25を含む昇降駆動手段を備えている。
その昇降駆動手段は、このシート繰り出し装置7を備えた画像形成装置の制御部(図示省略)によってモータ25を駆動制御して、シート積載板21を昇降させる。そして、シート積載板21上に積載された記録用紙等のシートSの最上位のシートが、シート繰り出し装置7の静電吸着ベルト4の下面に接するように、シート積載板21を上昇させる。
それによって、シート繰り出し装置7の静電吸着ベルト4が最上位のシートを外周面に静電吸着する。そして、駆動ローラ2を矢示B方向に回転させて、静電吸着ベルト4を矢示A方向に回動させることによって、その最上位のシートを矢示C方向へ繰り出すことができる。
このようにして、このシート繰り出し装置7は、シート収納部20内に積載された各シートを一枚ずつ吸着して繰り出す。なお、静電吸着ベルト4の表面からシートを分離させる位置に、分離爪を設けるとよい。
シート収納部20に代えて、給紙カセットや給紙トレイ、あるいは手差し給紙トレイなどを設けてもよい。このようなシート繰り出し装置7とシート収納部20や給紙カセット等を、画像形成装置や印刷装置の給紙部に設ければ、画像形成(印刷)するための用紙を一枚ずつ確実に繰り出すことができる。
その他のシートを扱う各種の装置においても、必要なシートを一枚ずつ確実に繰り出すことができる。
〔電子写真方式のカラー画像形成装置の実施形態〕
次に、この発明によるシート搬送装置を備えた電子写真方式のカラー画像形成装置の実施形態を、図11によって説明する。
図11は、その電子写真方式のカラー画像形成装置の要部構成を示す概略図であり、図1〜図7と対応する部分には同一の符号を付している。
この画像形成装置は、転写搬送ベルトに沿って各色用の画像形成部が並んだタンデム型で、直接転写方式のカラー画像形成装置である。
なお、この発明によるシート搬送装置を備えた画像形成装置は、プリンタ,複写機,ファクシミリ装置,あるいはそれらの複数の機能を備えたデジタル複合機、またはオフセット印刷機等のいずれでもよいが、それらに共通する部分を図11に示している。この画像形成装置では、この発明によるシート搬送装置を転写搬送装置30として使用している。
その転写搬送装置30は、図1〜図3によって説明したシート搬送装置1と同様に、駆動ローラ2と従動ローラ3の間に掛け渡された静電吸着ベルト4と、対の給電部10及び回転補助部15等によって構成されている。それらの各部の構成及び機能は前述したシート搬送装置1と同様であるから、その説明を省略する。
なお、この画像形成装置では、各給電部10と各回転補助部15は、静電吸着ベルト4の下側部の内周面側と外周面側に対向して設けられている。そして、静電吸着ベルト4が転写搬送ベルトとして機能する。
図11に示すように、転写搬送装置30の上部には、各々異なる色(イエロー:Y,マゼンタ:M,シアン:C,ブラック:K)の画像を形成する各画像形成部が、シートSを矢示F方向に搬送する静電吸着ベルト4に沿って一列に配置されている。なお、この画像形成装置に使用されるシートSは、一般に「転写紙」と称する記録用紙である。
静電吸着ベルト4の下部には、多数枚のシートSが収納された給紙トレイ31を備えている。その給紙トレイ31に収納されたシートSのうち最上位置にあるシートSが、画像形成時に図示していない繰り出しローラ等によって矢示D方向に給紙される。そのシートSが、転写搬送装置30の各給電部10によって各電極に電圧が印加された静電吸着ベルト4の表面に静電吸着される。
静電吸着ベルト4に吸着されたシートSは、Yで示す画像形成部に搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。各画像形成部は、感光体ドラム32と、その感光体ドラム32の周囲に配置された帯電器33、現像器34、感光体クリーナ35等と、静電吸着ベルト4を挟んで下側に配置された転写器36と、4個の画像形成部に共通の露光器37によって構成されている。但し、各現像器34は図11で右側から順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーで現像する現像器である。
露光器37は、各色用の画像形成部の各感光体ドラム32に対して、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像に対応したレーザ光LY、LM、LC、LKを照射して露光する。Yで示す画像形成部では、感光体ドラム32の表面が、帯電器33で一様に帯電された後、露光器37によってイエローの画像に対応したレーザ光LYで露光され、イエロー部分の画像の静電潜像が形成される。
感光体ドラム32上に形成された静電潜像は現像器34でイエローのトナーで現像され、感光体ドラム32上にイエローのトナー画像が形成される。このイエローのトナー画像は、感光体ドラム32と静電吸着ベルト4上のシートSとが接する位置(転写位置)で転写器36によって転写され、シートS上にイエローの画像を形成する。トナー画像の転写が終わった感光体ドラム32は、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ35によってクリーニングされ、次の画像形成に備える。
このように、Yで示す画像形成部でイエローの画像が転写されたシートSは、静電吸着ベルト4によってMで示す画像形成部に搬送される。ここでも、上述と同様にして、感光体ドラム32がマゼンタの画像に対応したレーザ光LMで露光されて形成された静電潜像が、現像器34によってマゼンタのトナーで現像されて形成されるマゼンタのトナー画像が、シートS上に重ねて転写される。
そのシートSはさらに、Cで示す画像形成部とKで示す画像形成部に順次搬送され、それぞれ上述と同様にして、形成されたシアンとブラックの各トナー画像が順次重ねて転写されて、フルカラー画像を形成していく。そして、Kで示す画像形成部を通過してフルカラー画像が形成されたシートSは、静電吸着ベルト4から剥離され、定着器38によってシートS上のカラー画像が定着された後、矢示E方向へ搬送され、図示を省略した排紙トレイへ排紙される。
また、シートSが剥離された後の静電吸着ベルト4に対しては、クリーニングユニット39が設けられており、それによって残存トナーが除去される。この画像形成装置によれば、転写搬送装置30によって転写紙であるシートSを搬送しながら、Y,M,C,K用の各画像形成部によって作成された各色のトナー画像を順次重ねて転写していく。
その際に、シートSは、静電吸着ベルト4の表面から浮き上がったりスリップしたりすることなく、精度よく搬送される。そのため色ズレが発生することなく、高品質な画像が得られる。なお、この画像形成装置の給紙部にも、図8〜図10で説明したシート繰り出し装置7を設けて、給紙トレイ31からシートSを順次繰り出して給紙するようにしてもよい。
さらに、この発明によるシート搬送装置を、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の記録ヘッドからなる画像形成部によって、各色のインク滴を吐出して画像を形成する、インクジェット方式の画像形成装置のシート搬送装置にも適用することができる。
その場合のシート搬送装置も、図1〜図3によって説明したシート搬送装置1と同様に、駆動ローラ及び従動ローラに掛け渡された静電吸着ベルトと、各給電部と回転補助部等によって構成される。
そのインクジェット方式の画像形成装置では、静電吸着ベルトの表面にシートを静電吸着して画像形成部を搬送しながら、記録ヘッドから吐出するインクによってそそシート上に画像を形成する。
なお、これらの画像形成装置の給紙部にも、図8〜図10で説明したシート繰り出し装置7を設けて、給紙トレイからシートを順次繰り出して給紙するようにしてもよい。
また、この発明によるシート搬送装置を上述のような各種の画像形成装置におけるシートの搬送路中で、中継用搬送装置として用いることもできる。
この発明によるシート搬送装置及びシート繰り出し装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、オフセット印刷機など、種々の画像形成装置に搭載することができる。さらに、印刷物や紙幣などを含む各種シートを扱う装置、例えば仕分け、計数、搬送、コーティングその他の処理などを行う各種の装置にも利用できる。そして、それらの各装置における印刷や画像読み取りの際のシート搬送動作を良好にすることができる。
また、上述した実施形態は一例であり、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更や、追加及び省略などが可能である。例えば、プラスとマイナスの電極を2枚の櫛歯状パターンにしてもよいし、誘電分極による静電吸着力が発生すればよいので、種々のパターンに変更することが可能である。給電部及び回転補助部も電極の数に応じて増減することが可能である。さらに、各実施形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
1:シート搬送装置 2:駆動ローラ 3:従動ローラ 4:静電吸着ベルト
5:モータ(電吸着ベルト駆動用) 6:電源部 7:シート繰り出し装置
10:給電部 11:回転体 11a:プーリ 11b:回転軸
12:給電ベルト 13,19:支持部材 15:回転補助部
15a:回転体(回転補助部材) 15b:圧縮スプリング 15c:ホルダ
16:ベルト基材 17,18:電極 20:シート収納部
21:シート積載板 22:搬送方向上流端部規制部材
23,24:搬送方向側端部規制部材 25:昇降駆動手段のモータ
30:転写搬送装置 31:給紙トレイ 32:感光体ドラム
33:帯電器 34:現像器 35:感光体クリーナ 36:転写器
37:露光器 38:定着器 39:クリーニングユニット S:シート
特開2010−126317号公報

Claims (8)

  1. 可撓性を有する帯状の絶縁材からなるベルト基材内に複数の電極を設た電極埋め込み型の静電吸着ベルトを、少なくとも2本のローラ間に掛け渡し、前記複数の電極に電圧を印加しながら前記静電吸着ベルトを周回移動させることにより、該静電吸着ベルトの表面に静電吸引力によってシートを吸着して搬送するシート搬送装置であって、
    前記静電吸着ベルトの内周面に、該静電吸着ベルトの移動方向に沿って前記複数の電極の一部がそれぞれ露出した複数の給電箇所を形成し、
    該複数の給電箇所に対して、少なくとも一対の給電部を設け、
    その各給電部が、それぞれ少なくとも1個が導電性の複数の回転体の間に無端状に掛け渡された導電性の給電ベルトを有し、該給電ベルトが前記静電吸着ベルトの前記給電箇所を形成した部位を含む内周面に接触しながら、該静電吸着ベルトの周回移動に伴って連れ回りするように構成され、
    前記各給電部に電圧が印加されることによって、前記給電ベルトを通して前記静電吸着ベルトの前記複数の電極に電圧が印加され、該静電吸着ベルトの外周面に前記静電吸引力が発生するようにしたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置において、
    前記各給電部と前記静電吸着ベルトを介して対向する位置にそれぞれ回転補助部材を設け、該回転補助部材を押圧部材によって前記静電吸着ベルトに向けて押圧し、前記回転補助部材と前記給電ベルトとによって前記静電吸着ベルトを挟持するようにしたことを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載のシート搬送装置において、
    前記各給電部が、前記静電吸着ベルトの移動方向に直交する幅方向に間隔を置いて対に設けられ、その各給電部の前記給電ベルトを掛け渡す前記複数の回転体が共通の支持部材によって支持されていることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 前記各給電部の前記給電ベルトを掛け渡す前記複数の回転体が、いずれも導電性の回転軸と導電性のプーリからなり、共通の支持部材が導電性材料で形成され、前記複数の回転体の各回転軸を回転可能に支持することを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 請求項1または2に記載のシート搬送装置において、
    前記各給電部が、前記静電吸着ベルトの移動方向に直交する幅方向に間隔を置いて対に設けられ、その各給電部の前記給電ベルトをそれぞれ掛け渡す少なくとも2組の前記回転体が全て共通の支持部材によって支持され、該共通の支持部材は絶縁材料で形成されるか前記対に設けられた給電部の間で絶縁されていることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のシート搬送装置を、前記静電吸着ベルトによって、積載されたシートを一枚ずつ吸着して繰り出すように設けたことを特徴とするシート繰り出し装置。
  7. 請求項6に記載のシート繰り出し装置を給紙部に備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から5のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備え、該シート搬送装置によって、画像形成部で画像を形成するためのシートを搬送するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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