JP6050627B2 - 遊技機、及び遊技機用外部端末 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技情報を外部端末に向けて出力する遊技機に関する。
従来、スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機の多くは、主制御基板のほかに演出用の副制御基板(サブ基板)を備えている。主制御基板は、役の抽選の実行や、管理装置や呼出ランプの外部信号の出力に関する処理を実行する。副制御基板は、演出の実行に関する処理を実行する。
近年、押順や狙うべき図柄が遊技者に報知され、これにより、内部当選した役の入賞が容易になるAT状態を発生させるスロットマシンが増えている。AT状態下の押順や狙うべき図柄の報知は演出であり、副制御基板の処理として実行される。副制御基板は、一般に、外部に信号を出力する機能を有しておらず、AT状態中であることを特定可能な情報を主制御基板に出力することもない。そのため、従来の遊技機は、AT状態中であることを特定可能な信号を外部端末等に向けて出力することができなかった。
AT状態中であることを外部端末側で特定できるようにするための技術としては、AT状態中に点灯するランプの発光を検知する光センサを利用した技術が実現されている(例えば、特許文献1参照。)。このような光センサの検知信号を取り込み可能な外部端末等であれば、対応する遊技機がAT状態中であることを特定できる。
しかしながら、AT状態中に点灯するランプの発光を検知する光センサを設けても、AT状態中であるか否かを特定できるのみであり、AT状態以外の他の遊技状態が発生しているか否かを特定することは困難である。複数種類の遊技状態が発生する遊技機について、発生中の遊技状態を外部端末側できめ細かく把握するためには、複数種類の遊技状態にそれぞれ対応する光センサを複数設ける必要があるが、設置コストの上昇や、設置作業に要する時間の増大や、信号線の煩雑な取り回し等、様々な問題が誘発され現実的ではない。
特開2012−29774号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、様々な遊技情報を効率良く外部出力する遊技機を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、遊技結果を決定する特別遊技結果決定手段と、
発光可能であって当該発光を遊技者が視認可能な位置に設けられた発光手段と、
遊技者に対する演出用に前記発光手段を発光させる通常制御と、前記特別遊技結果決定手段により、複数種類設定された特別遊技結果のいずれかが前記遊技結果として決定された場合に、当該特別遊技結果に応じて発光パターンが異なると共に前記通常制御における発光パターンと異なるように前記発光手段を発光させる特別制御と、を実行する発光制御手段と、
前記発光手段の発光を検知するよう遊技機用外部端末に設けられた光検知手段を設置する光検知手段設置部と、を備え
前記発光制御手段は、前記特別制御として、前記特別遊技結果に応じて発光パターンが異なるように前記発光手段を発光させる第1特別制御と、前記通常制御における発光パターンとは異なる発光パターンにて前記第1特別制御の実行前に前記発光手段を発光させる第2特別制御と、を実行するものであり、少なくとも一の特別遊技結果に対応した前記第1特別制御における発光パターンを、前記通常制御における発光パターンと同じにすることを特徴とする遊技機にある(請求項1)。
本発明の遊技機では、特別遊技結果に応じて発光手段の発光パターンが異なっている。発光手段の発光パターンを検知すれば、対応する遊技機における特別遊技結果を特定可能である。この遊技機は、遊技機用外部端末に設けられた光検知手段を設置するための光検知手段設置部を有している。この光検知手段設置部に光検知手段を設置してあれば、遊技機用外部端末側で複数種類の特別遊技結果を特定可能である。
このように本発明の遊技機によれば、複数種類の特別遊技結果を効率良く外部出力でき、特別遊技結果を遊技機用外部端末に特定させることが可能である。
本発明における遊技機としては、パチンコ玉の入賞口を備えるパチンコ遊技機や、停止表示された図柄の組合せに応じて入賞を発生させるスロットマシン等がある。パチンコ遊技機としては、パチンコ玉を遊技価値として使用するタイプであっても良いが、パチンコ玉を遊技価値として利用しない、いわゆる封入式のタイプであっても良い。スロットマシンとしては、メダルやコイン等を遊技媒体として使用するスロットマシンでも良いが、遊技媒体を使用しない、いわゆる完全クレジット式のスロットマシンであっても良い。さらに、スロットマシンの場合であれば、パチンコ玉を遊技媒体として使用するパロット(R)であっても良い。
本発明における遊技機用外部端末としては、呼出ランプや、遊技機が出力する遊技信号を中継する中継装置や、遊技媒体の貸出装置など、遊技機に対応して別体で設置される機器を採用できる。
本発明に係る遊技機が備える発光手段は、当該発光手段の発光を遊技者が視認可能な位置に設けられており、
前記発光制御手段は、遊技者に対する演出用に前記発光手段を発光させる通常制御と、当該通常制御における発光パターンと異なると共に前記特別遊技結果に応じて発光パターンが異なるように前記発光手段を発光させる特別制御と、を実行する
発光手段による発光パターンとしては、特別遊技結果を特定可能な発光パターンと、演出用の発光パターンと、がある。このような発光手段であれば、特別遊技結果を特定させるための発光手段を演出用の発光手段とは別に設ける必要がなくなる。したがって、特別遊技結果となった場合にのみ発光する発光手段を設ける必要がある構成に比べ、コストアップを抑制できるほか、発光手段の設置位置の制約を抑制できる。
本発明に係る遊技機が備える発光制御手段による前記特別制御としては、前記特別遊技結果に応じて発光パターンが異なるように前記発光手段を発光させる第1特別制御と、前記通常制御における発光パターンとは異なる発光パターンにて前記第1特別制御の実行前に前記発光手段を発光させる第2特別制御と、がある
発光手段は、特別遊技結果に応じて異なる発光パターンにて発光する前に、通常の発光パターンとは異なる発光パターンにて発光する。光検知手段は、第2特別制御に基づく発光パターンの検知を行った場合に、特別遊技結果による発光パターンの実行を特定すれば良い。つまり、光検知手段は、第2特別制御による発光パターンを検知しない限り、特別遊技結果による発光パターンを特定することがない。それ故、ノイズ等の影響により特別遊技結果による発光パターンを誤って特定してしまうおそれが少ない。
本発明に係る遊技機が備える発光制御手段は、少なくとも一の特別遊技結果に対応した前記第1特別制御における発光パターンを、前記通常制御における発光パターンと同じにする
第1特別制御による発光パターンの中には、通常制御による発光パターンと同じ発光パターンのものがある。遊技機用外部端末は、第2特別制御による発光パターンの後に第1特別制御による発光パターンが発生したとき、特別遊技結果が発生したことを特定できる。一方、第1特別制御に基づく一の発光パターンと同様の発光パターンであっても、その前に第2特別制御に基づく発光パターンが発生していなければ、特別遊技結果を特定しないようにできる。つまり、第2特別制御に基づく発光パターンが通常制御による発光パターンとは異なっていれば良く、第1特別制御に基づく発光パターンとしては、通常制御による発光パターンと同じパターンを設定可能である。これにより、特別遊技結果を特定させるための発光パターンの設計自由度を高く確保できる。
本発明の好適な一態様の遊技機が備える発光制御手段は、前記第1特別制御の開始から終了までの時間よりも、前記第2特別制御の開始から終了までの時間の方が長くなるように各特別制御を実行する(請求項)。
第2特別制御による発光パターンは、第1特別制御による発光パターンよりも長くなっている。これにより、特別遊技結果を特定させるための発光パターンがこれから開始されることを発光検知手段が特定し易くなる。つまり、第2特別制御による発光パターンが比較的長ければ、ノイズ等の影響によって第2特別制御による発光パターンが発生したと光検知手段が誤検知するおそれを抑制できる。
本発明の一態様をなす遊技機用外部端末は、前記特別制御を複数回繰り返し実行する発光制御手段を備える遊技機に対応し、
前記光検知手段は、複数回繰り返し実行される前記特別制御のうち、一回の前記特別制御に対応した前記発光手段の発光パターンを特定することで、当該発光パターンに対応した前記遊技結果が発生したことを特定するものであり、一回の前記特別制御に対応した前記発光手段の発光パターンを特定した場合、前記発光制御手段が前記特別制御を複数回繰り返し実行する時間よりも長い特別時間が経過した後に、前記発光手段の発光パターンの特定を再開する(請求項)。
複数回繰り返し実行される特別制御のうち、一回の特別制御を検知できれば、特別遊技結果が発生したことを遊技機用外部端末側で特定可能である。特別制御は、複数回に渡って繰り返し実行されるため、特別遊技結果が発生したにも関わらず遊技機用外部端末側でその旨を特定できないという状況が発生するおそれを抑制できる。また、複数回のうち一回の特別制御を検知した場合、複数回実行される他の特別制御を特定しないようになっている。そのため、一回の特別遊技結果について、特別遊技結果が複数回発生したと遊技機用外部端末側が誤って特定してしまうおそれもない。
本発明の好適な一態様の遊技機は、前記遊技機用外部端末に対して信号を出力可能な主制御部と、
前記発光制御手段及び前記特別遊技結果決定手段を備えると共に、前記主制御部から信号を受信する一方前記主制御部及び前記遊技機用外部端末に信号を出力することがない副制御部と、を備えている
主制御部や遊技機用外部端末に直接信号を出力するための有線の信号線等が接続されていない副制御部を備える遊技機であれば、発光パターンによって遊技機用外部端末に特別遊技結果を特定させることができるという本発明の作用効果が一層有用になる。
実施例における、遊技システムの構成を示すシステム図。 実施例における、スロットマシンを示す正面図。 実施例における、スロットマシンが備える台ランプ部を示す正面図、及びA−A線矢視断面図。 実施例における、図柄表示窓に設定された入賞ラインを説明する説明図。 実施例における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例における、スロットマシンのスロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例における、遊技システムの電気的な構成を示すブロック図。 実施例における、内部当選役抽選テーブルにおける各役の当選乱数の個数を示す説明図。 実施例における、スロットマシンにおける遊技状態の遷移を示す状態遷移図。 実施例における、演出3の演出情報出力パターンを例示するタイムチャート図。 実施例における、演出毎の演出情報出力パターンの違いを説明するタイムチャート図。 実施例における、中継装置の動作を示すフロー図。 実施例における、呼出ランプによる演出1の表示画面を示す正面図。 実施例における、呼出ランプによる演出2の表示画面を示す正面図。 実施例における、呼出ランプによる演出3の表示画面を示す正面図。 実施例における、呼出ランプによる演出4の表示画面を示す正面図(上段の図は、スロットマシンによるAT突入演出画面。)。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例)
本例は、特定LED(発光手段)560Sの点滅制御により遊技情報を外部出力するスロットマシン(遊技機)1、及びこの遊技情報を取り込み可能な中継装置(遊技機用外部端末)45に関する例である。この内容について、図1〜図16を用いて説明する。
本例の遊技場では、スロットマシン1及び中継装置45を含む遊技場システム3が構築されている。この遊技場システム3では、スロットマシン1、呼出ランプ41及び貸出装置42等が中継装置45を介して場内ネットワーク300に接続され、遊技場管理装置30によって管理されている。遊技場では、貸出装置42から借り受けたメダルを利用してスロットマシン1の遊技を楽しむことができる。この遊技場システム3では、スロットマシン1、呼出ランプ41及び貸出装置42が中継装置45に対して2台ずつ接続されている。
中継装置45は、スロットマシン1側から取り込んだ遊技信号や遊技情報を呼出ランプ41に中継したり、場内ネットワーク300に送出する機能等を備えている。この中継装置45は、対応するスロットマシン1と信号線を介して電気的に接続されている。さらに、図1では省略しているが、本例の中継装置45には、特定LED560S(図3)の発光パターンを検知するための光センサユニット(光検知手段)451が電気的に延設されている。
本例の光センサユニット451は、略円筒状の筐体の内部に受光素子等が収容されたユニットである。この光センサユニット451は、特定LED560Sの発光を検知しているときに検知信号を出力し、非検知のときは出力をゼロレベルに保持し信号出力を停止する。
呼出ランプ41は、対応するスロットマシン1の上側に配置された装置である。呼出ランプ41は、従業員を呼び出すための呼出ランプ41のほか、各種の遊技情報を表示するための表示部410を備えている。表示部410には、対応するスロットマシン1の遊技データや遊技情報等が表示されるほか、周囲のスロットマシン1の遊技情報が表示される。表示部410に表示される遊技データとしては、ボーナス回数やART回数やボーナス間ゲーム回数等の遊技データがある。遊技情報としては、特定の遊技状態に突入した旨を表す情報や、突入可能性を示唆する情報等がある。
スロットマシン1は、ボーナス役の入賞に応じてボーナス状態を発生する遊技機である。非ボーナス状態としては、通常状態であるRT0状態及びRT1状態のほか、リプレイ役の入賞確率が高くなり有利なRT2状態が設定されている。AT状態を伴ってRT2状態が発生すれば、非ボーナス状態の中で最も有利なART状態となる。RT2状態への昇格可能性が高くなる点などでRT1状態の方がRT0状態よりもアツイ状態となっている。
スロットマシン1の前面は、図2のごとく、略矩形状の図柄表示窓11を設けた前面枠体10により形成されている。前面枠体10では、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、複数のLED560により構成された台ランプ部56、スピーカ57が配設されている。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が設けられている。
台ランプ部56は、複数のLED560を保持するLED保持板561の表面側に透明樹脂製の保護プレート563を積層して形成されている(図3参照。)。LED保持板561では、四角形のエリア内に複数のLED560が配列されている。左の台ランプ部56を構成する複数のLED560のうちの右上角の1個の特定LED560Sは、遊技演出に利用されるほか、遊技情報を出力するために利用される。左の台ランプ部56を構成する保護プレート563では、この特定LED560Sに当たる位置に、光センサユニット451を取り付けるための光検知手段設置部565が形成されている。本例の光検知手段設置部565は、略円筒状の光センサユニット451を収容するための略円筒状の窪みである。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部に棚面状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出す受皿15を有し、操作面14の下側に隣接して操作パネル13を有している。図柄表示窓11の右側には、ART状態の発生中に点灯するARTランプ部555、入賞時の払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジットされたメダル数を表示するクレジット表示部552が配置されている。
操作面14には、クレジット機能によりクレジットされたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットの精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630と、が配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61と、が配置されている。
本例のスロットマシン1では、3枚賭け遊技の非ボーナス状態下でベットボタン64が操作されたとき投入数3を表す3ベット信号が発生する。一方、2枚賭け遊技のボーナス状態(BB状態、RB状態)下でベットボタン64が操作されたときには2ベット信号が発生する。ただし、残りのクレジットが不足している場合には1ベット信号等が発生し、クレジットがゼロの場合はベット信号は発生しない。
スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入に応じてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
図柄表示窓11は、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜214が設定されている(図4参照。)。本例の入賞ラインは、最下段を除く2本の水平方向の入賞ライン211、214、及び対角方向の入賞ライン212、213よりなる4ラインにより構成されている。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2(図7参照。)を構成する円柱形状のリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである(図5参照。)。
スロットマシン1では、図6のごとく、BB状態の契機となるBB役、RB状態の契機となるRB役、6種類の5枚役A〜Fを含む小役、通常リプレイ役、昇格リプレイ役、及び3種類の転落リプレイ役A〜Cが設定されている。昇格リプレイ役は、リプレイ高確状態であるRT2状態への昇格契機となる役である。転落リプレイ役は、通常状態であるRT1状態からRT0状態への転落契機となる役である。なお、同図では、左列に入賞役の名称を、中列に入賞図柄を、右列に入賞に応じた利益を示してある。さらに、本例のスロットマシン1では、RT2状態あるいはRT1状態からRT0状態への転落図柄が設定されている。
スロットマシン1は、図7のごとく、主制御部31を中心として電気的に構成されている。主制御部31に対しては、前出の構成のほか、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、遊技演出を制御する表示制御部(副制御部)32、リール21を回転駆動するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを受皿15に払い出すメダル払出部54、遊技者の有利度合いを表す設定値を選択するための設定値操作部68等が電気的に接続されている。
主制御部31には、中継装置45に向けて信号を出力する外部出力端子319が延設されている。主制御部31は、この外部出力端子319を介して、メダルの消費を表すアウト信号、入賞に応じたメダルの払出を表すセーフ信号、ボーナス状態の発生中を表すボーナス信号(BB信号、RB信号)を出力する。
表示制御部32には、遊技を演出するための各種表示部556、スピーカ57を制御する音声出力部、台ランプ部56、ARTランプ部555、液晶表示部53等が電気的に接続されている。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して操作可能であり、操作に応じて、ボーナス役の当選確率を6段階に規定した設定値を変更可能である。
主制御部31は、CPU311と、メモリ手段であるROM312・RAM313と、遊技信号を信号線を介して外部出力するI/O部314と、内部当選役抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部315と、乱数を発生する乱数発生部316と、を有している。なお、表示制御部32も主制御部31と同様、CPU321、ROM322・RAM323、及びI/O部324等を備えている。
主制御部31及び表示制御部32は、ROM312、322から読み込みしたソフトウェアプログラムをCPU311、321で実行することにより、以下の各手段としての機能を実現する。以下の手段のうち(1)〜(6)の各手段が主制御部31によって実現され、(7)〜(10)の各手段が表示制御部32によって実現される。
(1)抽選手段71:内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段。
(2)フラグ制御手段710:抽選手段71が成立させた内部当選フラグを制御する手段。
(3)リール制御手段72:リール21の図柄変動を制御する手段。
(4)入賞役判定手段73:3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄20の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段。
(5)利益付与手段74:入賞役判定手段73により判定された入賞役に対応する利益を付与する手段。
(6)遊技状態制御手段75:ボーナス役の入賞に応じてボーナス状態を発生させるほか、RT0状態、RT1状態、RT2状態の開始・終了を制御する手段。
(7)特別遊技結果決定手段76:遊技結果を決定する手段。後述するART発生条件が満たされたとき、ART状態の確定という特別遊技結果を決定する。
(8)表示制御手段77:液晶表示部53による演出表示を制御する手段。
(9)AT状態発生手段78:AT状態を発生させる手段。
(10)発光制御手段79:特定LED560Sを含め、台ランプ部56の各LED560を点滅制御する手段。
主制御部31のROM312は、内部当選役抽選テーブル(図示略)、リール制御テーブル(図示略)を記憶している。
表示制御部32のROM322は、ART抽選に適用されるART抽選テーブル(図示略)を記憶している。
表示制御部32のRAM323の記憶領域には、ART権利(1セット50ゲームに渡るART状態の実行に必要な権利)の取得数を格納するART権利数カウンタが設けられている。
リール制御テーブルは、リール21の停止制御に適用される制御テーブルである。このリール制御テーブルでは、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されている。
ART抽選テーブルとしては、通常状態下でART契機役(6枚役及び2枚役)が内部当選した時に実行されるART抽選用のART抽選テーブルと、BB状態下で1枚役が内部当選した時に実行されるART抽選用のART抽選テーブルと、が用意されている。
内部当選役抽選テーブルは、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうちの各役の当選乱数が規定された抽選テーブルである。この内部当選役抽選テーブルでは、各役の当選乱数の個数が図8のごとく設定されている。なお、同図では、リプレイ役及び小役についてのみ当選乱数の個数を示し、ボーナス役については当選乱数の個数表示を省略してある。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態であるRT0状態及びRT1状態に適用される各テーブルと、ATに当選していればART状態となるRT2状態に適用されるテーブルと、RB状態に適用されるテーブルと、BB状態に適用されるテーブルと、がある。
図8から知られる通り本例のスロットマシン1では、5枚役A〜Fについて、5枚役Aが単独で内部当選する場合と、5枚役B〜Fの何れか1つと同時に内部当選する場合と、の全部で6通りが設定されており、何れの場合も5枚役Aのみが入賞する。但し、5枚役B〜Fの何れか1つと同時当選した場合は、その組み合わせと押し順に応じて「ベル」が中リール21Cの上段か中段に停止するように制御される。上段に停止した場合(有効ライン1本でシングル入賞)には5枚、中段に停止した場合(有効ライン3本のトリプル入賞)には15枚のメダルが払い出される。なお、5枚役Aの単独当選時は押し順に関わらず「ベル」が中リール21Cの中段に停止する。
具体的には、5枚役が同時当選したとき、以下の操作に応じて「ベル」が中段で停止し、その他の操作がなされた場合には上段で停止する。中リール21Cの上段に「ベル」が停止した場合には、上段水平方向の入賞ライン214に沿って「ベル」が並ぶように他のリール21L、Rが制御される。このとき、右下がり対角の入賞ライン213に沿って必ず転落図柄が停止表示される。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選の場合について、中リール21Cを最初に停止(中⇒右⇒左、又は中⇒左⇒右)する操作。
・5枚役A+5枚役Cが同時当選の場合について、左⇒中⇒右の操作。
・5枚役A+5枚役Dが同時当選の場合について、左⇒右⇒中の操作。
・5枚役A+5枚役Eが同時当選の場合について、右⇒中⇒左の操作。
・5枚役A+5枚役Fが同時当選の場合について、右⇒左⇒中の操作。
リプレイ役については、RT1状態において転落リプレイ役を含む同時当選が発生する一方、RT0状態及びRT2状態では同時当選がなく通常リプレイ役が単独当選するのみである。RT1状態下でリプレイ役が同時当選した場合、以下の各場合の所定の操作に応じて通常リプレイ役又は昇格リプレイ役が入賞し、その他の操作がなされた場合には転落リプレイ役が入賞する。
・通常リプレイ役又は昇格リプレイ役+転落リプレイ役A+転落リプレイ役Bが同時当選の場合について、左リール21Lを最初に停止する操作。
・通常リプレイ役又は昇格リプレイ役+転落リプレイ役B+転落リプレイ役Cが同時当選の場合について、右リール21Rを最初に停止する操作。
・通常リプレイ役又は昇格リプレイ役+転落リプレイ役C+転落リプレイ役Aが同時当選の場合について、中リール21Cを最初に停止する操作。
以上のような構成の本例のスロットマシン1では、規定数(非ボーナス状態では3枚、ボーナス状態では2枚)のメダルがベットされた状態でスタートレバー62が有効に操作されたとき、内部当選役を決定するための内部抽選が実行され、リール21の図柄変動が開始される。このとき、メダルの消費を表すアウト信号が外部出力端子319を介して出力される。アウト信号の出力回数は、規定数に一致する回数である。
内部抽選では、まず、乱数発生部316が発生する所定範囲の乱数の中から内部当選役抽選用の乱数が抽出される。この内部当選役抽選用の乱数は、遊技状態に応じて選択された何れかの内部当選役抽選テーブルに規定された各役の当選乱数と照合され、これにより内部当選役が決定される。
何れかの役が内部当選役として決定されたときには、その内部当選役に対応する内部当選フラグがセットされる。ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットされる。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナス役フラグについては、入賞するまで、内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
主制御部31は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転駆動してリール21を回転させる。リール21の図柄変動中の主制御部31は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントしている。このステップ数は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにゼロリセットされるので、直近の検知信号の後に生じたステップ数となる。
ストップボタン61が操作されると、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄20を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御が実行される。本例では、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。具体的には、ストップボタン61の操作時の前記ステップ数が取得され、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたリール制御テーブルに対してこのステップ数が照合されて停止位置が決定される。引込範囲内に内部当選フラグに対応する図柄20があれば、決定された停止位置にその図柄が引き込まれてリール21が停止される。
全てのリール21が停止したとき、入賞ライン211〜214上に停止した図柄20の組合せに応じて入賞役が判定される。具体的には、各リール21L、C、Rが停止した後、対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数が主制御部31に取り込まれる。このステップ数に基づいて入賞ライン211〜214上に停止した図柄20の種類が求められ、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かが判定される。
いずれかの役が入賞すると、入賞した役の種類に応じた特典が付与される。例えば、6枚役が入賞役であれば、メダルが6枚付与される。メダルを付与する際、メダル1枚毎にセーフ信号が1回ずつ外部出力端子319から出力される。
ボーナス役が入賞役であれば、ボーナス状態が発生する。ボーナス状態としては、BB役に対応するBB状態と、RB役に対応するRB状態と、がある。BB状態は、メダル付与数が300枚を超えたときに終了する最も有利なボーナス状態である。RB状態は、8回の小役入賞に応じて終了するボーナス状態である。BB状態、RB状態の発生中には、それぞれ、BB信号、RB信号が外部出力される。
本例のスロットマシン1では、ART状態に関して以下の4種類のART発生条件が用意されている。いずれかのART発生条件が成立するとART権利数カウンタが1回ずつ加算される。なお、このART権利数カウンタは、RT2状態への昇格に応じてART状態が開始されたとき、及び1セット50ゲームのART状態が満了終了に応じて次セットのART状態が開始されたとき等、新たなART状態の開始に応じて1回ずつ減算される。
(1)通常状態(RT0状態及びRT1状態)下でAT契機役(6枚役又は2枚役)が内部当選した時に実行されるART抽選での当選。
(2)BB状態下で1枚役が内部当選した時に実行されるART抽選での当選。
(3)ART状態の発生中にボーナス役が内部当選したこと。
(4)RT1状態下でAT補助を受けることなく自力で昇格リプレイ役に入賞したこと。
なお、通常状態下でART抽選が実行された場合については、3桁の数字が変動表示されるAT抽選ルーレットが液晶表示部53に表示され、777の停止表示に応じてAT突入が確定するというAT突入演出(図16参照。)が実行される場合が設定されている。このAT突入演出が実行される場合は、呼出ランプ41において後述する演出4(図16)が実行される一方、AT突入演出が実行されない場合には後述する演出3(図15)が実行される。
以上のように構成されたスロットマシン1における遊技状態の遷移について、図9を参照して説明する。
(RT0状態)
BB状態又はRB状態の終了に応じて発生する通常状態である。RT0状態は、ボーナス役の入賞、又は1枚役の取りこぼしに応じたRT1状態への移行に応じて終了する。ART権利数カウンタが1回以上であれば、AT状態が発生する。RT0状態下のAT状態では、5枚役Aを含む同時当選したゲームで中リール21Cの中段に「ベル」を停止(5枚役Aのトリプル入賞)させるための押し順、及び1枚役の内部当選が報知される。なお、本例のスロットマシン1では、AT状態の発生中か否かを特定可能なAT信号が外部出力されない仕様となっている。
(RT1状態)
通常状態であるRT1状態は、RT0状態下で内部当選した1枚役が取りこぼされたときに発生する通常状態である。なお、RT1状態に移行したとき、主制御部31側では、偶然1枚役が取りこぼされてRT1状態に移行できたか、AT状態中であるかを特定できない。このRT1状態は、ボーナス役の入賞、昇格リプレイ役の入賞に応じたRT2状態への移行、あるいは転落リプレイ役の入賞に応じたRT0状態への転落に応じて終了する。RT1状態では、転落リプレイ役のうちの何れか2種類が、昇格リプレイ役又は通常リプレイ役と同時に内部当選する可能性がある。昇格リプレイ役を含む同時当選確率は1/30であり、通常リプレイ役を含む同時当選確率は1/4である。リプレイ役の同時当選が発生したとき、押し順に応じて何れかのリプレイ役が入賞する。昇格リプレイ役に入賞すれば、RT1状態からRT2状態に昇格できる。
ART権利数カウンタが1回以上であれば、AT状態が発生する。このAT状態では、5枚役Aを含む同時当選ゲームで中リール21Cの中段に「ベル」を停止させてトリプル入賞を得るための押し順、リプレイ役の同時当選ゲームで通常リプレイ役又は昇格リプレイ役を入賞させるための押し順が報知される。
(RT2状態)
RT2状態は、リプレイ役の内部当選確率が高い有利な遊技状態(リプレイ高確状態)である。RT2状態は、RT1状態下で昇格リプレイ役が入賞したときに発生し、ボーナス役の入賞、転落図柄の停止表示に応じたRT0状態への移行に応じて終了する。RT1状態下の昇格リプレイ役の入賞としては、AT補助による入賞と、AT補助なしの入賞と、がある。AT補助なしの場合には上記のART発生条件が成立し、ART権利数カウンタが1回となる。そのため、AT補助の有無に関わらずRT2状態への移行時には、1セット50ゲームに渡るART状態が開始される。
なお、ART状態の開始時には、ART権利数カウンタが1回減算される。ART状態が1セット終了したとき、AT権利数カウンタが1回以上であれば新たなART状態が開始される。ART権利数カウンタがゼロであればATが終了してRT状態(リプレイタイムの入賞確率が高くなる遊技状態)となる。
ART状態では、5枚役の同時当選ゲームで5枚役Aをトリプル入賞させるための押順が報知される。このART状態の発生中では、前記ARTランプ部555(図2)が点灯してその旨が報知されるが、ART状態が発生中であることを特定可能な信号が信号線を介して外部出力されることはない。また、ART状態中である旨の情報が表示制御部32から主制御部31に出力されない仕様のスロットマシン1では、主制御部31側でART状態中であることを把握することが不可能となっている。
本例のスロットマシン1の遊技中では、台ランプ部56の点滅による演出が実行される。例えば、ボーナス状態の発生中では、所定の色の点滅が繰り返される。このときには、特定LED560Sも他のLED560と同様の通常制御が適用され、専ら演出用のランプとして機能する。ボーナス状態の発生中では、ボーナス信号(BB信号、RB信号)が外部出力端子319を介して中継装置45に出力される。ボーナス状態が発生した旨の遊技情報は、中継装置45を介して呼出ランプ41に出力され、表示部410において図示しないボーナス演出が開始される。
一方、何れかのART発生条件の成立時や、ART抽選の実行時等では、台ランプ部56による演出が行われると共に、特定LED560Sの点滅制御によりその旨を表す遊技情報(演出情報)が外部出力される。この演出情報は、光センサユニット451を備える中継装置45によって特定される。中継装置45は、このように特定した演出情報を、対応する呼出ランプ41や、他のスロットマシン1の呼出ランプ41に出力する。呼出ランプ41は、その演出情報に応じた演出を実行する。
スロットマシンが特定LED560Sを利用して外部出力する演出情報としては、例えば、以下の4種類の演出に関する情報がある。
(1)演出1:通常状態下のAT状態発生時の演出。
(2)演出2:ART状態発生時の演出。
(3)演出3:通常状態下で2枚役又は6枚役が内部当選した時の演出。
(4)演出4:AT突入演出を実行時の演出。
台ランプ部56によるこれら演出の開始時には、その種類を表す演出情報が特定LED560Sの点滅制御による所定の発光パターンによって出力される。特定LED560Sによる発光パターンの仕様について図10及び図11を参照して説明する。図10のごとく本例のスロットマシン1では、台ランプ部56による演出の開始時に、特定LED560Sの点滅による演出情報出力パターンが2回繰り返し実行される。なお、特定LED560Sは、演出情報を外部出力するために点滅する際、目立つことがないように他のLED560と同色で点滅する。
各演出情報出力パターンは、演出情報の出力開始を表す開始制御区間(第2特別制御による制御区間)と、演出の種類(演出番号)を表す演出番号出力区間(第1特別制御による制御区間)と、出力終了を表す終了制御区間と、により構成されている。開始制御区間、及び終了制御区間の発光パターンは、演出の種類によらず共通している一方、演出番号出力区間の発光パターンは演出の種類に応じて異なっている。また、開始制御区間は、演出番号出力区間よりも時間的に長く設定され、これにより、中継装置41側で演出情報の出力開始を確実に検知できる。
図10は、演出3に対応する演出情報出力パターンの例示であり、他の演出に対応する演出情報出力パターンは図11に示す通りである。各演出の演出番号出力区間は、いずれも、2ミリ秒幅のオン(Hi)期間に続いて14ミリ秒幅のオフ(Low)期間が発生する16ミリ秒幅の信号波形を含み、その信号波形の繰り返し回数が演出毎に相違している。演出1、2、3、4について、それぞれ、この繰り返し回数が1回、2回、3回、4回となっている。それ故、演出番号出力区間の時間的長さが演出の種類に応じて相違し、16〜64ミリ秒となっている。そのため、演出情報出力パターンは、演出毎に時間的長さが相違し、160〜208ミリ秒となっている。
本例の遊技場システム3では、スロットマシン1が備える台ランプ部56により演出1〜4の何れかが開始されたとき、特定LED560Sによる点滅により演出情報出力パターン(図11)が2回繰り返し実行される。この演出情報出力パターンの中から演出番号が特定され、演出情報が呼出ランプ41に出力される。
このときの中継装置45の動作の流れは、図12のフロー図の通りである。中継装置45は、過去1秒間に渡る光センサユニット451の検知信号をサンプリングして発光パターンを記録している(S101)。中継装置45は、記録された発光パターンの中から開始制御区間及び終了制御区間の検出を試みる(S102)。16〜64ミリ秒の間隔を空けて時間的に隣り合う開始制御区間及び終了制御区間の両方を検出できたときには(S103:YES)、これら2区間に挟まれた演出番号出力区間を特定し(S104)、その発光パターンに基づいて演出番号を特定する(S105)。
なお、本例のスロットマシン1は、演出情報出力パターンが2回繰り返される。中継装置45は、まず、時間的に先行する演出情報出力パターンに基づいて演出番号の特定を試みる。演出番号を特定できれば、時間的に後続する演出情報出力パターンに基づく演出番号の特定は行われない。先行する演出情報出力パターンに基づく演出番号の特定がノイズなど何らかの原因で失敗したとき、時間的に後続する演出情報出力パターンに基づく演出番号の特定が行われる。
中継装置45は、演出番号を特定できたとき、その演出情報の出力元のスロットマシン1に対応する呼出ランプ41に向けて演出番号を出力する(S106)。その後、1秒間に渡るウェイト時間が経過するまで待機する(S107)。本例では、このウェイト時間として、最長(208ミリ秒)の演出情報出力パターンが2回繰り返される時間よりも長いウェイト時間(例えば、250ミリ秒)を設定している。このように設定されたウェイト時間の経過を待機すれば、1回の演出に応じて演出番号が2回特定されて、同じ演出が2回繰り返し発生したと誤って特定されるおそれを未然に解消できる。
中継装置45から演出番号の出力を受けた呼出ランプ41等は、その演出番号に応じて以下のように動作する。
例えば7番台のスロットマシン1で演出1が開始された旨が中継装置45によって特定されたとき、この演出情報を取り込んだ7番台の呼出ランプ41は、AT状態中の遊技方法の提示と共にAT状態に突入した旨を表示する画面の表示を開始する(図13の左図)。さらに、この呼出ランプ41は、遊技島内において7番台と同じ列に配置された同一機種の他のスロットマシン1の呼出ランプ41に対して、7番台で演出1が開始された旨の演出情報を送信する。この演出情報を受信した呼出ランプ41は、7番台がAT状態に突入した旨の表示画面の表示を開始する(同右図)。
7番台のスロットマシン1で演出2が開始された旨が中継装置45によって特定されたとき、演出情報を取り込んだ7番台の呼出ランプ41は、ART状態への突入回数及び連続して突入している回数(ART状態の連チャン回数)の提示と共にART状態に突入した旨を表示する画面の表示を開始する(図14の左図)。さらに、この呼出ランプ41は、遊技島内において7番台と同じ列に配置された同一機種の他のスロットマシン1の呼出ランプ41に対して、7番台で演出2が開始された旨の演出情報を送信する。この演出情報を受信した呼出ランプ41は、7番台がART状態に突入した旨の表示画面の表示を開始する(同右図)。
なお、演出2の発生回数を集計すれば、呼出ランプ41側でART状態の発生回数を特定可能である。呼出ランプ41でART状態の発生回数を表示することも有用である。
7番台のスロットマシン1で演出3が開始された旨が中継装置45によって特定されたとき、演出情報を取り込んだ7番台の呼出ランプ41は、ART契機役が内部当選した旨を提示して遊技の続行を促す表示画面の表示を開始する(図15の左図)。さらに、この呼出ランプ41は、遊技島内において7番台と同じ列に配置された同一機種の他のスロットマシン1の呼出ランプ41に対して、7番台で演出3が開始された旨の演出情報を送信する。この演出情報を受信した呼出ランプ41は、7番台でART契機役が内部当選した旨の表示画面の表示を開始する(同右図)。
例えば、図16の上段に例示するAT突入演出が7番台で開始された旨が中継装置45によって特定されたとき、演出情報を取り込んだ7番台の呼出ランプ41は、AT抽選ルーレットで7が揃えばAT状態に突入する旨の表示画面の表示を開始する(図16下段の左図)。さらに、この呼出ランプ41は、遊技島内において7番台と同じ列に配置された同一機種の他のスロットマシン1の呼出ランプ41に対して、7番台で演出4が開始された旨の演出情報を送信する。この演出情報を受信した呼出ランプ41は、7番台でAT抽選ルーレットが発生中である旨の表示画面の表示を開始する(同右図)。
以上のように本例のスロットマシン1では、表示制御部32に制御される特定LED560Sの点滅により遊技情報が無線出力される。光センサユニット451を備えた中継装置45は、特定LED560Sの発光パターンに応じてその遊技情報を取得可能である。本例のスロットマシン1は、主制御部31が有線で出力する遊技情報以外の複数種類の遊技情報を、発光パターンの組み合わせに応じて無線で効率良く出力可能である。また、遊技情報(演出番号)を表す発光パターンの時間的前後には、遊技情報の出力の開始を表す発光パターンの区間と、終了を表す発光パターンの区間と、が配置されている。そのため、中継装置45側では、台ランプ部56の演出による発光パターンを遊技情報として誤検知するおそれが少ない。
なお、本例のスロットマシン1の台ランプ部56は、ボーナス状態が発生しているとき、3回高速点滅→インターバル→3回高速点滅という点滅動作を繰り返し実行する。この3回高速点滅の発光パターンは、演出3を表す演出番号出力区間の発光パターン(図11)と同じである。中継装置45は、その発光パターンが開始制御区間と終了制御区間に挟まれた発光パターンであるか否かに応じて、ボーナス状態を表す発光パターンであるか、演出3を表す発光パターンであるか、を区別する。
本例に代えて、以下のような変形例として示す構成を採用することも良い。さらに、以下の変形例を適宜組み合わせた変形例を採用することもできる。
本例は、特定LED560Sの発光パターンにより、表示制御部32が決定した内容を外部出力した例である。これに代えて、主制御部31の決定した内容を検知させるために特定LED560Sを発光させることも良い。例えば、所定の役に当選した場合に、役に当選したことを外部に知らせるために、特定LED560Sを所定の発光パターンで点滅させることも良い。つまり、主制御部31が特別遊技結果決定手段に相当するような構成であっても良い。
例えば、ボーナスゲームの発生を特定LED560Sの発光パターンにより外部出力しても良い。また、所定のタイミングで役に当選したことを外部出力しても良く、例えば、ボーナス終了後1ゲームにてボーナス役に当選したことやボーナスが発生したことを発光パターンにより外部出力しても良い。
特定LED560Sによる発光パターンや、特定LED560Sを含む台ランプ部56の構成や、光センサユニット451の取付位置等は、本例には限定されない。例えば、全面液晶の遊技機であれば、一部の液晶領域の点滅による発光パターンによって何らかの遊技情報を外部出力しても良い。
光センサユニット451を取り付ける光検知手段設置部565の構成は、本例には限定されない。例えば、光センサユニット451を設置することが可能な空間があれば、光検知手段設置部565として利用可能である。つまり、光検知手段設置部565は、凹部等、光センサユニット451を設置する専用箇所に限定されることはなく、設置箇所及び設置箇所の構造を任意に変更しても良い。
また、第1特別制御による演出番号出力区間の時間的長さと、第2特別制御による開始制御区間の時間的長さと、の関係は、本例には限定されない。両者が同じ長さであっても良く、長短の関係が逆であっても良い。
本例では、光センサユニット451を備えた中継装置45による特定内容に応じて、呼出ランプ41の表示画面を切り換えている。これに代えて、あるいは加えて、中継装置45による特定内容を遊技場管理装置30の管理データとして集計することも良い。例えば、遊技場管理装置30でAT状態に突入した回数等を管理するようにしてもよい。
本例は、遊技機としてスロットマシン1を採用した例である。遊技機としてはパチンコ遊技機であっても良い。パチンコ遊技機であれば、リーチ演出や、いわゆる疑似連演出や、連続演出といった所定の演出が発生したことを特定LED560Sの発光パターンによって外部出力することも良い。さらに、遊技領域内の所定の箇所を玉が通過(所定箇所に玉が入賞)したことを発光パターンを利用して外部出力しても良い。例えば、いわゆる∨ゾーンに玉が入賞した場合に、当該入賞を発光パターンを利用して外部出力することも良い。
本例は、光センサユニットを備える遊技機用外部端末として中継装置45を採用した例である。これに代えて、光センサユニットを備える呼出ランプを遊技機用外部端末として採用することも良い。
本例では、開始制御区間の発光パターンとして、通常の演出時には現れない発光パターンを採用している。これに代えて、開始制御区間、演出番号出力区間、終了制御区間の一連の発光パターンの組み合わせに基づいて、通常の演出とは異なる発光パターンであると区別することも良い。
本例では、通常の演出に利用されるLED560Sの発光を光センサユニット451によって検知している。これに代えて、光センサユニット451で検知する専用の光源を設けることも良い。
本例は、演出情報出力パターンを2回繰り返した例である。繰り返しをなくして1回だけ実行しても良いし、繰り返し回数を増やして3回以上、演出情報出力パターンを繰り返すことも良い。
なお、光センサユニット451の配線を外部出力端子319に接続できる構成を採用しても良い。この場合、光センサユニット451の配線を一度行えば、主制御部31から出力される信号を検知するのと同様に発光パターンを取得できるようになる。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 スロットマシン(遊技機)
3 遊技場システム
30 遊技場管理装置
31 主制御部
319 外部出力端子
32 表示制御部(副制御部)
41 呼出ランプ
410 表示部
42 貸出装置
45 中継装置(遊技機用外部端末)
451 光センサユニット(光検知手段)
53 液晶表示部
56 台ランプ部
560 LED
560S 特定LED(発光手段)
561 LED保持板
565 光検知手段設置部
61 ストップボタン
62 スタートレバー
64 ベットボタン
71 抽選手段
72 リール制御手段
73 入賞役判定手段
74 利益付与手段
75 ボーナス状態発生手段
76 特別遊技結果決定手段
77 表示制御手段
78 AT状態発生手段
79 発光制御手段

Claims (3)

  1. 遊技結果を決定する特別遊技結果決定手段と、
    発光可能であって当該発光を遊技者が視認可能な位置に設けられた発光手段と、
    遊技者に対する演出用に前記発光手段を発光させる通常制御と、前記特別遊技結果決定手段により、複数種類設定された特別遊技結果のいずれかが前記遊技結果として決定された場合に、当該特別遊技結果に応じて発光パターンが異なると共に前記通常制御における発光パターンと異なるように前記発光手段を発光させる特別制御と、を実行する発光制御手段と、
    前記発光手段の発光を検知するよう遊技機用外部端末に設けられた光検知手段を設置する光検知手段設置部と、を備え、
    前記発光制御手段は、前記特別制御として、前記特別遊技結果に応じて発光パターンが異なるように前記発光手段を発光させる第1特別制御と、前記通常制御における発光パターンとは異なる発光パターンにて前記第1特別制御の実行前に前記発光手段を発光させる第2特別制御と、を実行するものであり、少なくとも一の特別遊技結果に対応した前記第1特別制御における発光パターンを、前記通常制御における発光パターンと同じにすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光制御手段は、前記第1特別制御の開始から終了までの時間よりも、前記第2特別制御の開始から終了までの時間の方が長くなるように各特別制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記発光制御手段は、前記特別制御を複数回繰り返し実行するものであり、
    前記光検知手段は、複数回繰り返し実行される前記特別制御のうち、一回の前記特別制御に対応した前記発光手段の発光パターンを特定することで、当該発光パターンに対応した前記遊技結果が発生したことを特定するものであり、一回の前記特別制御に対応した前記発光手段の発光パターンを特定した場合、前記発光制御手段が前記特別制御を複数回繰り返し実行する時間よりも長い特別時間が経過した後に、前記発光手段の発光パターンの特定を再開することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用外部端末。
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