JP6046167B2 - 染料を含有する洗濯ケア組成物 - Google Patents

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Description

発明の分野
関連出願への相互参照
本願は、2012年2月13日に出願された、「Laundry Care Compositions Containing Dyes」と題される米国仮特許出願第61/597,925号に対し優先権を主張する。
本発明は、布地シェーディング染料を含む洗濯ケア組成物、およびかかる組成物を使用して布地を処理する方法に関する。
発明の背景
テキスタイル素材は、古くなるにつれて、光、空気、汚れに曝されるために、また素材を成す繊維が自然劣化するために、その色は退色するまたは黄変する傾向がある。こうした望ましくない影響を弱めるために、洗濯洗剤製造業者は、その製品にシェーディング染料を組み込んでいる。シェーディング染料の目的は典型的には、洗濯された布地に青紫色の色相を与えることによってテキスタイル素材の退色および黄変を弱め、黄変の視覚的なインパクトを低減させることである。洗剤におけるシェーディング染料については多くの開示がなされている。一般に、シェーディング染料は、特定のテキスタイルのタイプ、すなわち綿または合成布地、具体的にはポリエステルのいずれかをシェーディングするのに有効である。ある範囲のテキスタイルにわたるシェーディングを実施するためには、WO2006/32327およびWO2008/090091に記載される通りに、染料の混合物または染料と顔料の混合物が一般に必要である。
したがって、様々なタイプの繊維、たとえば綿ならびに合成繊維、たとえばナイロンおよび/またはポリエステルにわたって染着するような染料を見出すことが依然として求められており、様々なテキスタイルのタイプにわたって、それが混合繊維タイプ、たとえばポリコットンであっても、実質的に均一に染着する染料を見出すことが望ましい。本発明はこの問題を軽減することが見出された。さらに、本発明は、処理される布地に時間とともに蓄積したり、望ましくない色落ちを生じたりすることなく、布地に色相効果(hueing effect)、たとえば白色化効果をもたらすのに有利な組成物を提供する。
本発明は、ポリエステルおよび/またはナイロンを含むテキスタイルを処理する方法に関し、該方法は、(i)洗濯ケア補助剤と1ppbから500ppmのチオフェンアゾカルボキシレート染料とを含む水溶液でテキスタイルを処理する工程;および(ii)テキスタイルをすすぎ、乾燥させる工程を含み、該染料は、式Iの構造を有する染料を含み:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1および/またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、ならびにC3〜18またはC4〜C18またはさらにはC4〜7および/もしくはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)、該方法は、テキスタイルが、ポリエステルおよび/またはナイロンに加えて、セルロース系テキスタイルを含む場合に好ましい。
本発明はまた、ポリエステルおよび/またはナイロンを含むテキスタイル、好ましくはセルロース系テキスタイルを追加的に含むテキスタイルを処理するための、洗濯ケア補助剤と、式Iの構造を有する0.00001wt%から0.5wt%のチオフェンアゾカルボキシレート染料とを含む洗濯ケア組成物の使用も提供する:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1および/またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、ならびにC3〜18またはC4〜C18またはさらにはC4〜7および/もしくはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
本発明はまた、式Iの構造を有する0.00001wt%から0.5wt%のチオフェンアゾカルボキシレート染料:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1および/またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよび−CH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、ならびにC3〜18またはC4〜C18またはさらにはC4〜7および/もしくはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)と、洗濯ケア補助剤とを含む洗濯ケア組成物であって、該洗濯ケア補助剤が、第1洗浄リパーゼ(first wash lipase)、ならびに/または、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、ポリビニルイミダゾールおよびそれらの混合物からなる群から選択される移染防止剤(dye transfer inhibitor)、ならびに/または、(a)両親媒性のアルコキシル化ポリアミン、両親媒性のグラフトコポリマー、両性イオン性汚れ懸濁ポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される汚れ懸濁ポリマーを含む、洗濯ケア組成物を提供する。
本発明の一側面では、組成物は、単一または多区画の一回用量の洗濯ケア組成物の形態である。
本発明はまた、式Iの構造を有するチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物に関する:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1および/またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、およびC3〜18またはC4〜C18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
別の側面では、本発明はチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物に関し、該染料は、式Iの構造を有する染料を含む:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1および/またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、およびC4〜7またはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
発明の詳細な説明
定義
ここで使用される場合、用語「アルコキシ」には、C1〜C8アルコキシ、および反復単位、たとえばブチレンオキシド、グリシドールオキシド、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを有する、ポリオールのアルコキシ誘導体が含まれることが意図される。
ここで使用される場合、別段の指定がない限り、用語「アルキル」および「アルキルで末端保護された」には、C1〜C18アルキル基、および一側面ではC1〜C6アルキル基が含まれることが意図される。
ここで使用される場合、別段の指定のない限り、用語「アリール」には、C3〜C12アリール基が含まれることが意図される。
ここで使用される場合、別段の指定のない限り、用語「アリールアルキル」には、C1〜C18アルキル基、および一側面ではC1〜C6アルキル基が含まれることが意図される。
用語「エチレンオキシド」、「プロピレンオキシド」および「ブチレンオキシド」は、ここでは、それぞれその一般的な呼称である「EO」、「PO」および「BO」で示される場合がある。
ここで使用される場合、用語「洗濯ケア組成物」には、別段の指示のない限り、顆粒、粉末、液体、ゲル、ペースト、一回用量、バーの形態および/もしくはフレークタイプの洗浄剤ならびに/または布地処理組成物が含まれ、それには、布地を洗濯するための製品、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地フレッシュニング組成物、および、布地を手入れおよびメンテナンスするための他の製品ならびにそれらの組み合わせが含まれるが、それだけには限らない。かかる組成物は、洗浄工程の前に使用する前処理用組成物であっても、すすぎに添加される組成物であってもよく、それだけでなく、清浄補助剤、たとえば漂白用添加剤および/もしくは「染み用スティック」もしくは前処理用組成物、または素材に付ける製品、たとえば乾燥機に加えるシートであってもよい。
ここで使用される場合、用語「洗剤組成物」は、洗濯ケア組成物のサブセットであり、それには布地を洗濯する製品を含めた清浄用組成物が含まれるが、それだけには限らない。かかる組成物は、洗浄工程の前に使用する前処理用組成物であっても、すすぎに添加される組成物であってもよく、それだけでなく、清浄補助剤、たとえば漂白用添加剤および「染み用スティック」または前処理タイプであってもよい。
ここで使用される場合、「セルロース系素材」には、重量でセルロースが少なくとも大部分を占める任意の素材が含まれることが意図される。セルロースは、木材、綿、リネン、ジュート、およびヘンプに見出すことができる。セルロース系素材は、粉末、繊維、パルプの形態、ならびに粉末、繊維およびパルプから形成される物品の形態であってもよい。セルロース系繊維には、それだけには限らないが、綿、レーヨン(再生セルロース)、アセテート(酢酸セルロース)、トリアセテート(三酢酸セルロース)、およびそれらの混合物が含まれる。セルロース系繊維から形成される物品には、テキスタイル物品、たとえば布地が含まれる。パルプから形成される物品には、紙が含まれる。
ここで使用される場合、用語「極大吸光係数」は、400ナノメートルから750ナノメートルの範囲内の極大吸収の波長(ここでは極大波長とも称される)でのモル吸光係数を表すことが意図される。
ここで使用される場合、チオフェンアゾカルボキシレート染料の「平均分子量」は、その分子量分布によって決定される平均分子量として報告される。すなわち、ここに開示されるチオフェンアゾカルボキシレート染料は、その製造プロセスの結果として、そのポリマー部分に反復単位の分布を含有し得る。
本出願人の発明のパラメータの各値を求めるために、本出願の試験方法の項に開示される試験方法が使用されるべきである。
ここで使用される場合、冠詞、たとえば「a」および「an」は、特許請求の範囲で使用されるとき、1つ以上の請求されるまたは記載されるものを意味すると理解される。
ここで使用される場合、用語「含む」および「含めた」は、非限定的であることを意味する。
ここで使用される場合、用語「固体」には、顆粒、粉末、バーおよびタブレットの製品形態が含まれる。
ここで使用される場合、用語「流動体」には、液体、ゲル、ペーストおよび気体の製品形態が含まれる。
別段の記載のない限り、構成成分または組成物のレベルはすべて、その構成成分または組成物の活性部分に関するものであり、かかる構成成分または組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、たとえば残留溶媒または副生成物を除いたものである。
百分率および比はすべて、別段の指示のない限り重量によって計算される。百分率および比はすべて、別段の指示のない限り全組成物に基づいて計算される。
染料
適切な染料は、式Iの構造を有するものから選択されるチオフェンアゾカルボキシレート染料である:
Figure 0006046167
(式中、R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキルから選択されるが、R1またはR2の少なくとも1つは[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であることを要件とし、
R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよび−CH2OR5からなる群から選択され;
R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、該染料は、YであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、ならびにC3〜18またはC4〜C18またはさらにはC4〜7および/もしくはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
特に、染料は、式Iであって、式中、
(a)R1およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]から選択され、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQからなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zQからなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、R1またはR2のいずれかに少なくとも1つのQ基があり、好ましくはR1およびR2のそれぞれに1つのQ基があり、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする;あるいは、
(b)R1=C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキル、およびR2=[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]であり、
R’およびR”は上で定義される通りであり;x+y≦10であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする;あるいは、
(c)R1およびR2は独立に、C1〜12アルキル、C6〜10アリール、C7〜C22アリールアルキル、および式IIIからなる群から選択され、
Figure 0006046167
式中、各R3は、フェニルおよび−CH2OR5からなる群から選択され;各R4は、H、C1〜C4アルキル、およびそれらの混合物からなる群から選択され;好ましくは、R4はHまたはメチル、さらにより好ましくはHであり;qは、0から50の整数、好ましくは1〜25の整数、さらにより好ましくは1〜10の整数であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、R1またはR2に少なくとも1つのQがあり、好ましくはR1およびR2のそれぞれに1つのQがあり、少なくとも1つのQがYであることを条件とし;各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R5は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R8は独立に、H、ならびにC3〜18、好ましくはC4〜C18またはさらにはC4〜7および/もしくはC9〜18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない。
本発明に使用するのに好ましい部類の染料は、式IVを有する:
Figure 0006046167
(式中、R’はH、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり、少なくとも1つのQ基はYである)。
一態様では、R1およびR2は、好ましくは、スチレンオキシド、グリシジルメチルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、およびグリシジルヘキサデシルエーテルのアミノ付加反応を行い、続いて1から10個のアルキレンオキシド単位を付加することによって形成され、ここでは、前記アルキレンオキシド単位の少なくとも1つは、無水物との反応を介してYで終端される。
本発明においてY部分の作成に使用するのに適した特に好ましい無水物には、それだけには限らないが、次が含まれる:3−(2−ブテン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;3−(2−ヘキセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−オクテン−1−イル)−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2,7−オクタジエン−1−イル)−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−ノネン−1−イル)−2,5−フランジオン;3−(2−デセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;3−(2E)−2−ドデセン−1−イルジヒドロ−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−テトラデセン−1−イル)−2,5−フランジオン;3−(2−ヘキサデセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;およびジヒドロ−3−(2−オクタデセン−1−イル)−2,5−フランジオン。
かかる適切な無水物は、次のうちの1つ以上から入手することができる:Sigma−Aldrich、セントルイス、MO63178;City Chemical LLC、ウェストヘーブン、CT06516;Ryan Scientific,Inc.、マウントプレザント、SC29465;TCI America、ポートランド、OR97203;Aurora Fine Chemicals LLC、サンディエゴ、CA92126;Accel Pharmtech、LLC、イースト・ブランスウィック、NJ08816;ABI Chem、ミュンヘン、ドイツ;BOC Sciences、シャーリー、NY11967;ChemSampCo,Inc.、ダラス、TX75220;およびReagent World,Inc.、オンタリオ、CA91761。
典型的には、染料は、使用される有機合成経路によって形成される反応生成物の混合物の形態で組成物に組み込まれることとなる。かかる反応混合物は、典型的には式Iの染料の混合物と、多くの場合それに加えて副反応の反応生成物および/または少量の未反応出発物質とを含むこととなる。式Iに定義される通りの染料以外の不純物を取り除くことが好ましい場合もあるが、必須でなくてもよいので、反応生成物の混合物は、本発明による組成物中で直接使用してもよい。特に、染料が無水物との反応によって形成されるとき、無水物の開環の位置選択性が高くない場合がある。理論に縛られることを望むものではないが、混合物中に存在する最も豊富な染料は、アルコールが最も障害の少ないカルボニル基を攻撃した場合に生成したものであり得るが、より障害の多いカルボニル基を攻撃することによって形成される反応生成物も同様に存在する可能性があると思われる。
典型的には、式Iの染料または染料の混合物は、組成物の0.00001から5wt%の量で組成物中に存在することとなり、より一般には、組成物の0.0001から1wt%または0.5wt%の量で存在することとなる。
染料がまずプレミックス、たとえば組成物に混入するための粒子または濃縮液に形成される場合、染料は、プレミックスの重量に基づいて、0.001またはさらに0.01wt%以上から、最大2wt%または10wt%の量のレベルで存在してもよい。
適切な染料の例を表1に示す。
Figure 0006046167
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染料の合成
Figure 0006046167
25部のチオフェンアゾポリマー色素(Klugerらの米国特許第4,912,203号に開示される手順に従って合成される)に、22部のジヒドロ−3−(2−オクテン−1−イル)−2,5−フランジオン(Jarvinenらの米国特許第5,512,685号の例1に記載の通りに調製される)を添加する。2.1:1.0の無水物対ポリマー色素のモル比を含む反応物を、85℃で12時間加熱し、次いで室温に冷却する。水酸化ナトリウムを使用して混合物のpHを7に調整し、回転蒸発によって混合物から水を除去する。得られた反応混合物は、上で示したものを含めた位置異性体の混合物を含み、HPLCで評価すると実質的に定量的な転化率で得られる。反応は、代わりの無水物または代わりのチオフェンアゾポリマー色素、たとえばWO08/087487に記載されるものを用いて行ってもよく、反応混合物中に最高レベルの所望の製品を確実にもたらす無水物対色素のモル比を使用して行ってもよい。かかる比は、当然のことながら、採用されるポリマー色素中の無水物との反応に使用できる第一級および/または第二級アルコール基の数に応じて変わることとなる。ある場合では、採用されるポリマー色素中の無水物との反応に使用できる第一級および/または第二級アルコール基1当量に対して1.0〜5.0、またはさらには10.0当量までの無水物を使用することが好ましい場合もある。反応が、反応性アルコール基、たとえば溶剤、または染料の合成から持ち越された過剰な出発物質も含有する材料の存在下で実行されるのであれば、使用される無水物の量は、前記非染料材料と反応した後で残留する過剰な無水物が、採用されるポリマー色素中の無水物との反応に使用できる第一級および/または第二級アルコール基1当量に対して1.0〜5.0、またはさらには10.0当量までの無水物をもたらすのに十分であることが確実であるように調整されてもよい。
たとえば、上の染料Aの合成は、適正なジアゾ化チオフェンアミンと、対応するビス−エトキシル化アミノトルエン非染料材料とのカップリングを介して達成されてもよい。ジアゾ化アミンが残留しないことが確実であるようにするために、過剰なビス−エトキシル化アミノトルエンが採用されてもよい。かかる場合は、染料Aは、過剰なビス−エトキシル化アミノトルエン非染料材料の存在下で形成される。こうした混合物は精製されてもよいし、さらなる精製を行わずにここに記述する色素の形成に使用されてもよい。
本発明においてY部分の作成に使用するのに適したとりわけ好ましい代わりの無水物には、それだけには限らないが、次が含まれる:3−(2−ブテン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;3−(2−ヘキセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−オクテン−1−イル)−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2,7−オクタジエン−1−イル)−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−ノネン−1−イル)−2,5−フランジオン;3−(2−デセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;3−(2E)−2−ドデセン−1−イルジヒドロ−2,5−フランジオン;ジヒドロ−3−(2−テトラデセン−1−イル)−2,5−フランジオン;3−(2−ヘキサデセン−1−イル)ジヒドロ−2,5−フランジオン;およびジヒドロ−3−(2−オクタデセン−1−イル)−2,5−フランジオン。
かかる適切な無水物は、次のうちの1つ以上から入手することができる:Sigma−Aldrich、セントルイス、MO63178;City Chemical LLC、ウェストヘーブン、CT06516;Ryan Scientific,Inc.、マウントプレザント、SC29465;TCI America、ポートランド、OR97203;Aurora Fine Chemicals LLC、サンディエゴ、CA92126;Accel Pharmtech、LLC、イースト・ブランスウィック、NJ08816;ABI Chem、ミュンヘン、ドイツ;BOC Sciences、シャーリー、NY11967;ChemSampCo,Inc.、ダラス、TX75220;およびReagent World,Inc.、オンタリオ、CA 91761。
本発明に使用するのに適切なグリシジルエーテルには、それだけには限らないが、次が含まれる:2−(メトキシメチル)−オキシラン;2−(エトキシメチル)−オキシラン;2−(プロポキシメチル)−オキシラン;2−[(1−メチルエトキシ)メチル]−オキシラン;2−(ブトキシメチル)−オキシラン;2−[(1−メチルプロポキシ)メチル]−オキシラン;2−[(2−メチルプロポキシ)メチル]−オキシラン;2−[(1,1−ジメチルエトキシ)メチル]−オキシラン;2−(ヘキシルオキシメチル)−オキシラン;2−(オクチルオキシメチル)−オキシラン;2−(デシルオキシメチル)−オキシラン;2−(ドデシルオキシメチル)−オキシラン;2−(テトラデシルオキシメチル)−オキシラン;2−(ヘキサデシルオキシメチル)−オキシラン;2−(フェノキシメチル)−オキシラン;2−[(フェニルメトキシ)メチル]−オキシラン;2−[(フェニルエトキシ)メチル]−オキシラン;2−[(1−ナフタレニルオキシ)メチル]−オキシラン;および2−[(2−ナフタレニルオキシ)メチル]−オキシラン。
かかる適切なグリシジルエーテルは、次の供給業者の1つから入手することができる:VWR International,LLC、ラドノー、PA、19087;TCI America、ポートランド、OR、97203;3B Scientific Corporation、リバティービル、IL、60048;City Chemical LLC、ウェストヘーブン、CT、06516;Sigma−Aldrich、セントルイス、MO、63178;Ryan Scientific,Inc.,マウントプレザント、SC、29465;ABI Chem、ミュンヘン、58356、ドイツ;BOC Sciences、シャーリー、NY、11967;およびToronto Research Chemicals Inc.、ノースヨーク、ON、M3J 2J8、カナダ。
洗濯ケア補助剤材料
適切な補助剤は、たとえば、洗浄性能を支援するもしくは強化するためのもの、たとえば柔軟化するもしくはフレッシュニングすることによって清浄にしようとする素材を処理するためのもの、または香料、色素、非布地シェーディング染料などを用いる場合は、組成物の美観を改変するためのものであってもよい。適切な補助剤材料には、それだけには限らないが、界面活性剤、ビルダー、キレート化剤、移染防止剤、分散剤、酵素、および酵素安定剤、触媒系材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、予備形成された過酸、ポリマー分散剤、土汚れ除去剤/再染着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリヤー、ヒドロトロープ、加工助剤、溶剤、追加的な染料および/または顔料が含まれ、そのうち幾つかは、以降でさらに詳細に考察する。下の開示に加え、かかる他の補助剤および使用のレベルの適切な例は、米国特許第5,576,282号、第6,306,812B1号および第6,326,348B1号に見出され、それらは参照により組み込まれる。
追加的な布地色相剤。追加的な布地シェーディング染料をチオフェンアゾ染料に加えて組み込むことは好ましくないが、組成物は1種以上の追加的な布地色相剤を含んでもよい。適切な布地色相剤には、染料、染料−粘土コンジュゲート、および顔料が含まれる。適切な染料には、合成テキスタイル、たとえばポリエステルおよび/またはナイロン上への染着と比較して、綿テキスタイルによく染着するものが含まれる。さらに適切な染料には、綿と比較して合成繊維、たとえばポリエステルおよび/またはナイロン上によく染着するものが含まれる。適切な染料には、小分子染料およびポリマー染料が含まれる。適切な小分子染料には、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレットおよびベーシックレッドである、カラーインデックス(C.I.)分類に分類される染料ならびにそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が含まれる。小分子染料の例には、カラーインデックス(英国染料染色学会、英国ブラッドフォード)番号の、ダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット35、ダイレクトバイオレット48、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトバイオレット66、ダイレクトバイオレット99、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトブルー80、ダイレクトブルー279、アシッドレッド17、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドバイオレット15、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット24、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドバイオレット49、アシッドバイオレット50、アシッドブルー15、アシッドブルー17、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー40、アシッドブルー45、アシッドブルー75、アシッドブルー80、アシッドブルー83、アシッドブルー90およびアシッドブルー113、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット1、ベーシックバイオレット3、ベーシックバイオレット4、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット35、ベーシックブルー3、ベーシックブルー16、ベーシックブルー22、ベーシックブルー47、ベーシックブルー66、ベーシックブルー75、ベーシックブルー159、カラーインデックス(英国染料染色学会、英国ブラッドフォード)番号のアシッドバイオレット17、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー45、アシッドブルー113、アシッドブラック1、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71からなる群から選択される小分子染料からなる群から選択されるものが含まれる。ダイレクトバイオレット小分子染料が好ましい場合がある。アシッドバイオレット17、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113およびそれらの混合物からなる群から選択される染料が好ましい場合がある。
適切なポリマー染料には、共有結合している色原体(染料−ポリマーコンジュゲート)を含有するポリマー、およびポリマーの主鎖に共重合した色原体を有するポリマーならびにそれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料、ならびに、Liquitint(登録商標)(Milliken、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ)の名称で販売される布地直接着色剤、少なくとも1つの反応性染料と、ヒドロキシル部分、一級アミン部分、二級アミン部分、チオール部分からなる群から選択される部分を含むポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるポリマーとから形成される染料−ポリマーコンジュゲートからなる群から選択されるポリマー染料が含まれる。さらに別の側面では、適切なポリマー染料には、Liquitint(登録商標)(Milliken、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ)Violet CT、リアクティブブルー、リアクティブバイオレット、またはリアクティブレッド染料とコンジュゲートされたカルボキシメチルセルロース(CMC)、たとえば、Megazyme(アイルランド、ウィックロー)により、製品名AZO−CM−CELLULOSE、製品コードS−ACMCで販売される、C.I.リアクティブブルー19とコンジュゲートされたCMC、アルコキシル化トリフェニル−メタンポリマー着色料、アルコキシル化チオフェンポリマー着色料およびそれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が含まれる。好ましい追加的な色相染料には、WO08/87497A1に見出される白色化剤が含まれる。こうした白色化剤は、次の構造(IV)によって特徴付けることができる:
Figure 0006046167
式中、R1およびR2は独立に、以下から選択されてもよい:a) [(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yH](式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5である);
b) R1=アルキル、アリールまたはアリールアルキル、およびR2=[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yH]
(式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦10であり;y≧1であり;z=0から5である);
c) R1=[CH2CH(OR3)CH2OR4]およびR2=[CH2CH(OR3)CH2OR4
(式中、R3は、H、(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;z=0から10であり;
4は、(C1〜C16)アルキル、アリール基、およびそれらの混合物からなる群から選択される);ならびに
d) R1およびR2は独立に、スチレンオキシド、グリシジルメチルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、およびグリシジルヘキサデシルエーテルのアミノ付加生成物に、続いて1から10個のアルキレンオキシド単位を付加したものから選択されてもよい。
本発明の組成物に組み込むことができる好ましい追加的な布地色相剤は、次の構造(IV)によって特徴付けることができる:
Figure 0006046167
(式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5である)。
さらに好ましい追加の色相染料は、次の構造(V)によって特徴付けることができる:
Figure 0006046167
この染料は、典型的には、1分子当り平均3〜10個のEO基、好ましくは5個のEO基を有する化合物の混合物である。
さらなる追加的なシェーディング染料は、USPN200834511A1(Unilever)に記載されるものである。好ましい作用剤は、「ソルベントバイオレット13」である。
適切な染料粘土コンジュゲートには、少なくとも1種のカチオン性/塩基性染料およびスメクタイト粘土を含む群から選択される染料粘土コンジュゲートならびにそれらの混合物が含まれる。別の側面では、適切な染料粘土コンジュゲートには、C.I.ベーシックイエロー1から108、C.I.ベーシックオレンジ1から69、C.I.ベーシックレッド1から118、C.I.ベーシックバイオレット1から51、C.I.ベーシックブルー1から164、C.I.ベーシックグリーン1から14、C.I.ベーシックブラウン1から23、CIベーシックブラック1から11からなる群から選択される1種のカチオン性/塩基性染料と、モンモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土、サポナイト粘土およびそれらの混合物からなる群から選択される粘土とからなる群から選択される染料粘土コンジュゲートが含まれる。さらに別の側面では、適切な染料粘土コンジュゲートには、モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲート、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、ヘクトライトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲート、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、サポナイトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲートおよびそれらの混合物からなる群から選択される染料粘土コンジュゲートが含まれる。
適切な顔料には、フラバントロン、インダントロン、1から4個の塩素原子を含有する塩素化インダントロン、ピラントロン、ジクロロピラントロン、モノブロモジクロロピラントロン、ジブロモジクロロピラントロン、テトラブロモピラントロン、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド(イミド基は、無置換であっても、C1〜C3−アルキルまたはフェニルまたは複素環式ラジカルで置換されていてもよく、フェニルおよび複素環式ラジカルは、水に対する溶解性を付与しない置換基を追加的に有していてもよい)、アントラピリミジンカルボン酸アミド、ビオラントロン、イソビオラントロン、ジオキサジン顔料、1分子当り2個までの塩素原子を含有してもよい銅フタロシアニン、ポリクロロ−銅フタロシアニンまたは1分子当り14個までの臭素原子を含有するポリブロモクロロ−銅フタロシアニン、およびそれらの混合物からなる群から選択される顔料が含まれる。特に好ましいのは、ピグメントブルー15から20、とりわけピグメントブルー15および/または16である。他の適切な顔料には、ウルトラマリンブルー(C.I.ピグメントブルー29)、ウルトラマリンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット15)およびそれらの混合物からなる群から選択されるものが含まれる。適切な色相剤は、US7,208,459B2にさらに詳しく記載される。
封入体。組成物は、封入体を含有してもよい。一側面では、封入体は、コア、内表面および外表面を有するシェルを含み、前記シェルは前記コアを封入する。コアはいかなる洗濯ケア補助剤を含んでもよいが、コアは典型的には、香料;増白剤;染料;防虫剤;シリコーン;ワックス;着香料;ビタミン;布地柔軟化剤;肌荒れ防止剤、一側面ではパラフィン;酵素;抗菌剤;漂白剤;センセート;およびそれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでもよく、また前記シェルは、ポリエチレン;ポリアミド;他のコモノマーを任意に含有するポリビニルアルコール;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリアクリレート;アミノプラスト(一側面では、前記アミノプラストは、ポリ尿素、ポリウレタン、および/またはポリ尿素ウレタンを含んでもよく、一側面では、前記ポリ尿素は、ポリオキシメチレン尿素および/またはメラミンホルムアルデヒドを含んでもよい);ポリオレフィン;多糖類(一側面では、前記多糖類はアルギネートおよび/またはキトサンを含んでもよい);ゼラチン;シェラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;水不溶性無機物;シリコーン;ならびにそれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでもよい。好ましい封入体は、香料を含む。好ましい封入体は、メラミンホルムアルデヒドおよび/または架橋したメラミンホルムアルデヒドを含んでもよいシェルを含む。コア材料とシェルとを含み、前記シェルが前記コア材料を部分的に取り囲む、好ましい封入体が開示されている。前記封入体の少なくとも75%、85%またはさらには90%は、0.2MPaから10MPaの破壊強度を有してもよく、また最初に封入された全有益剤に基づいて0%から20%、またはさらには10%未満もしくは5%未満の有益剤漏出率を有してもよい。好ましいのは、前記封入体の少なくとも75%、85%またはさらには90%が、(i)1ミクロンから80ミクロン、5ミクロンから60ミクロン、10ミクロンから50ミクロン、またはさらには15ミクロンから40ミクロンの粒径を有することができ、かつ/または(ii)前記封入体の少なくとも75%、85%またはさらには90%が、30nmから250nm、80nmから180nm、またはさらには100nmから160nmの粒子壁厚を有することができるものである。封入体とともにホルムアルデヒド捕捉剤を、たとえば、カプセルスラリー中に、および/または、封入体をかかる組成物に添加する前、間、または後に組成物に添加して、採用してもよい。適切なカプセルは、USPA2008/0305982A1;および/またはUSPA2009/0247449A1の教示に従うことによって作製することができる。あるいは、適切なカプセルは、米国ウィスコンシン州アップルトンのAppleton Papers Inc.から購入することができる。
好ましい側面では、組成物は、好ましくは封入体に加えて染着助剤を含んでもよい。好ましい染着助剤は、カチオン性および非イオン性ポリマーからなる群から選択される。適切なポリマーには、カチオン性デンプン、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルホルムアルデヒド、ローカストビーンガム、マンナン、キシログルカン、タマリンドガム、ポリエチレンテレフタレート、ならびに、メタクリル酸ジメチルアミノエチルを含有し、アクリル酸およびアクリルアミドを含む群から選択される1種以上のモノマーを任意に有するポリマーが含まれる。
香料。本発明の好ましい組成物は、香料を含む。典型的には、組成物は、WO08/87497に記載される通りの群から選択される1種以上の香料原材料を含んでいる香料を含む。しかし、洗濯ケア組成物に有用ないかなる香料が使用されてもよい。香料を本発明の組成物に組み込む好ましい方法は、水溶性ヒドロキシル化合物またはメラミン−ホルムアルデヒドまたは変性ポリビニルアルコールのいずれかを含む封入香料粒子を介するものである。一側面では、該封入体は、(a)1種以上の水溶性ヒドロキシル化合物、好ましくはデンプンを含む、少なくとも部分的に水溶性の固体マトリックス;および(b)該固体マトリックスに封入された香油を含む。さらなる側面では、香料は、シッフ塩基を形成するように、ポリアミン、好ましくはポリエチレンイミンと予め複合化されてもよい。
ポリマー。組成物は、1種以上のポリマーを含んでもよい。例には、任意に変性された、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、たとえばポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマーおよびメタクリル酸ラウリル/アクリル酸コポリマーがある。
組成物は、1種以上の両親媒性清浄ポリマー、たとえば次の一般構造を有する化合物:ビス((C25O)(C24O)n)(CH3)−N+−Cx2x−N+−(CH3)−ビス((C25O)(C24O)n)(式中、n=20から30、x=3から8)、またはそれらの硫酸化もしくはスルホン化変性体を含んでもよい。一側面では、こうしたポリマーは硫酸化またはスルホン化され、両性イオン汚れ懸濁ポリマーとなる。
組成物は、好ましくは、油脂粒子を布地および表面から取り除くように親水性と疎水性の特性の釣り合いが取れている両親媒性アルコキシル化油脂清浄ポリマーを含む。好ましい両親媒性アルコキシル化油脂清浄ポリマーは、コア構造と、そのコア構造に結合する複数のアルコキシレート基とを含む。これらは、好ましくは内側のポリエチレンオキシドブロックと外側のポリプロピレンオキシドブロックとを有する、アルコキシル化ポリアルキレンイミンを含んでもよい。典型的には、これらは、0.005から10wt%、一般には0.5から8wt%の量で、本発明の組成物に組み込まれてもよい。
アルコキシル化ポリカルボキシレート、たとえばポリアクリレートから調製されるものは、追加的な油脂除去性能をもたらすために、ここで有用である。かかる材料は、WO91/08281およびPCT90/01815に記載される。化学的には、これらの材料は、7〜8個のアクリレート単位毎に1個のエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。側鎖は、式−(CH2CH2O)m(CH2nCH3のものであり、式中、mは2〜3であり、nは6〜12である。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル結合され、「櫛形」ポリマータイプの構造をもたらす。分子量は変動し得るが、典型的には、約2000から約50,000の範囲内である。かかるアルコキシル化ポリカルボキシレートは、ここでの組成物の約0.05重量%〜約10重量%を占めてもよい。
共界面活性剤と他の補助剤成分との混合物は、両親媒性グラフトコポリマーとともに使用するのに特に適している。好ましい両親媒性グラフトコポリマー(複数可)は、(i)ポリチエレングリコールの主鎖と;(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびそれらの混合物から選択される、少なくとも1種のペンダント部分とを含む。好ましい両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されるSokalan HP22である。適切なポリマーには、ランダムグラフトコポリマー、好ましくは、ポリエチレンオキシドの主鎖と複数のポリ酢酸ビニルの側鎖を有する、ポリ酢酸ビニルグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーが含まれる。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は、好ましくは約6000であり、ポリエチレンオキシド対ポリ酢酸ビニルの重量比は、約40対60であり、グラフト点は50個のエチレンオキシド単位当りに1つ以下である。典型的には、こうしたものは、0.005から10wt%、より一般には0.05から8wt%の量で、本発明の組成物に組み込まれる。好ましくは、組成物は、1種以上のカルボキシレートポリマー、たとえばマレエート/アクリレートランダムコポリマーまたはポリアクリレートホモポリマーを含む。一側面では、カルボキシレートポリマーは、4,000Daから9,000Da、または6,000Daから9,000Daの分子量を有するポリアクリレートホモポリマーである。典型的には、これらは、0.005から10wt%、または0.05から8wt%の量で本発明の組成物に組み込まれる。
好ましくは、組成物は、1種以上のソイルリリースポリマーを含む。例には、次式(VI)、(VII)または(VIII)の1つによって定義される通りの構造を有するソイルリリースポリマーが含まれる:
(VI) −[(OCHR1−CHR2a−O−OC−Ar−CO−]d
(VII) −[(OCHR3−CHR4b−O−OC−sAr−CO−]e
(VIII) −[(OCHR5−CHR6c−OR7f
式中:
a、bおよびcは、1から200であり;
d、eおよびfは、1から50であり;
Arは、1,4−置換フェニレンであり;
sArは、5位がSO3Meで置換された1,3−置換フェニレンであり;
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−、またはテトラアルキルアンモニウムであり、アルキル基はC1〜C18アルキルもしくはC2〜C10ヒドロキシアルキル、またはそれらの混合物であり;
1、R2、R3、R4、R5およびR6は独立に、HまたはC1〜C18のn−もしくはイソ−アルキルから選択され;
7は、直鎖状もしくは分枝C1〜C18アルキル、または直鎖状もしくは分枝C2〜C30アルケニル、または5から9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、またはC8〜C30アリール基、またはC6〜C30アリールアルキル基である。
適切なソイルリリースポリマーは、ポリエステルソイルリリースポリマー、たとえばRhodiaによって供給されるRepel−o−texポリマーであり、それには、Repel−o−tex SF、SF−2およびSRP6が含まれる。他の適切なソイルリリースポリマーには、Clariantによって供給されるTexcareポリマーが含まれ、それには、Texcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300およびSRN325が含まれる。他の適切なソイルリリースポリマーは、Sasolによって供給されるMarloquestポリマー、たとえばMarloquest SLである。
好ましくは、組成物は1種以上のセルロース系ポリマーを含み、それには、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものが含まれる。好ましいセルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、およびそれらの混合物(mixure)を含む群から選択される。一側面では、カルボキシメチルセルロースは、0.5から0.9のカルボキシメチル置換度、および100,000Daから300,000Daの分子量を有する。
酵素。好ましくは、組成物は1種以上の酵素を含む。好ましい酵素は、清浄性能および/または布地ケアの有益性をもたらす。適切な酵素の例には、それだけには限らないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ(malanase)、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、およびアミラーゼ、またはそれらの混合物が含まれる。典型的な組み合わせは、たとえば、プロテアーゼおよびリパーゼをアミラーゼとともに含んでもよい酵素混合液である。上述の追加酵素は、組成物中に存在するとき、組成物の約0.00001重量%から約2重量%、約0.0001重量%から約1重量%またはさらには約0.001重量%から約0.5重量%の酵素タンパク質のレベルで存在してもよい。
プロテアーゼ。好ましくは、組成物は1種以上のプロテアーゼを含む。適切なプロテアーゼには、メタロプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼが含まれ、それには中性またはアルカリ性の微生物セリンプロテアーゼ、たとえばサブチリシン(EC3.4.21.62)が含まれる。適切なプロテアーゼには、動物、植物または微生物起源のものが含まれる。一側面では、かかる適切なプロテアーゼは、微生物起源のものであってもよい。適切なプロテアーゼには、上述の適切なプロテアーゼの化学修飾または遺伝子組換えの突然変異体が含まれる。一側面では、適切なプロテアーゼは、セリンプロテアーゼ、たとえばアルカリ性微生物プロテアーゼまたは/およびトリプシン型プロテアーゼであってもよい。適切な中性またはアルカリ性プロテアーゼの例には、以下が含まれる:
(a)サブチリシン(EC3.4.21.62)、それには、Bacillusに由来するもの、たとえば、US6,312,936B1、US5,679,630、US4,760,025、US7,262,042およびWO09/021867に記載される、Bacillus lentus、B.alkalophilus、B.subtilis、B.amyloliquefaciens、Bacillus pumilusおよびBacillus gibsoniiが含まれる。
(b)トリプシン型またはキモトリプシン型プロテアーゼ、たとえばトリプシン(たとえば、ブタまたはウシ起源のもの)、それには、WO89/06270に記載されるFusariumプロテアーゼ、ならびにWO05/052161およびWO05/052146に記載されるCellumonas由来のキモトリプシンプロテアーゼが含まれる。
(c)メタロプロテアーゼ、それにはWO07/044993A2に記載される、Bacillus amyloliquefaciensに由来するものが含まれる。
好ましいプロテアーゼには、Bacillus gibsoniiまたはBacillus Lentusに由来するものが含まれる。
適切な市販のプロテアーゼ酵素には、Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)およびEsperase(登録商標)という商品名でNovozymes A/S(デンマーク)により販売されるもの、Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)およびPurafect OXP(登録商標)という商品名でGenencor Internationalにより販売されるもの、Opticlean(登録商標)およびOptimase(登録商標)という商品名でSolvay Enzymesから販売されるもの、Henkel/Kemiraから入手できるもの、すなわち、すべてHenkel/Kemira製の、BLAP(US5,352,604の図29に示される配列に次の変異S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有するもの、以降BLAPと呼ぶ)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)およびBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP);ならびに花王製のKAP(変異A230V+S256G+S259Nを有するBacillus alkalophilus subtilisin)が含まれる。
アミラーゼ。好ましくは、組成物はアミラーゼを含んでもよい。適切なアルファ−アミラーゼには、細菌または真菌起源のものが含まれる。化学修飾または遺伝子操作された突然変異体(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性アルファ−アミラーゼは、Bacillus株、たとえばBacillus licheniformis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus stearothermophilus、Bacillus subtilis、または他のBacillus属、たとえばBacillus属NCIB12289、NCIB12512、NCIB12513、DSM9375(USP7,153,818)DSM12368、DSMZ番号12649、KSM AP1378(WO97/00324)、KSM K36またはKSM K38(EP1,022,334)に由来する。好ましいアミラーゼには、以下が含まれる:
(a)WO94/02597、WO94/18314、WO96/23874およびWO97/43424に記載される変異体、とりわけ、WO96/23874で配列番号2としてリストされる酵素に対して、次の位置の1つ以上に置換を有する変異体:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408および444。
(b)USP5,856,164ならびにWO99/23211、WO96/23873、WO00/60060およびWO06/002643に記載される変異体、とりわけ、WO06/002643で配列番号12としてリストされるAA560酵素に対して、次の位置に1つ以上の置換を有する変異体:
26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、203、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484であり、好ましくはD183*およびG184*の欠失も含有するもの。
(c)WO06/002643における配列番号4、Bacillus SP722からの野生型酵素と少なくとも90%の同一性を呈する変異体、とりわけ、183および184の位置に欠失を有する変異体、ならびに参照により本明細書に組み込まれているWO00/60060に記載される変異体。
(d)Bacillus属707(US6,093,562における配列番号7)からの野生型酵素と少なくとも95%の同一性を呈する変異体、とりわけ次の変異、M202、M208、S255、R172、および/またはM261のうち1つ以上を含むもの。好ましくは、前記アミラーゼは、M202L、M202V、M202S、M202T、M202I、M202Q、M202W、S255Nおよび/またはR172Qのうち1つ以上を含む。特に好ましいのは、M202LまたはM202Tの変異を含むものである。
(e)WO09/149130に記載される変異体、好ましくはWO09/149130における配列番号1または配列番号2と少なくとも90%の同一性を呈するもの、Geobacillus Stearophermophilusからの野生型酵素またはその短縮型。
適切な市販のアルファ−アミラーゼには、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)およびBAN(登録商標)(Novozymes A/S、デンマーク、バグスバード)、KEMZYM(登録商標)AT9000Biozym Biotech Trading GmbH、オーストリア、ウィーン、A−1200、Wehlistrasse 27b、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)およびPURASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.、カリフォルニア州パロアルト)ならびにKAM(登録商標)(花王、日本、103−8210、東京都中央区日本橋茅場町1丁目14−10)が含まれる。一側面では、適切なアミラーゼには、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)およびSTAINZYME PLUS(登録商標)ならびにそれらの混合物が含まれる。
リパーゼ。好ましくは、本発明は1種以上のリパーゼを含み、それには「第1サイクルリパーゼ」、たとえば米国特許第6,939,702B1号および米国特許第2009/0217464号に記載されるものが含まれる。好ましいリパーゼは、第1洗浄リパーゼである。本発明の一態様では、組成物は第1洗浄リパーゼを含む。第1洗浄リパーゼには、次のアミノ酸配列を有するポリペプチドであるリパーゼが含まれる:(a)Humicola lanuginosa株DSM4109に由来する野生型リパーゼと少なくとも90%の同一性を有するもの;(b)前記野生型リパーゼと比較して、E1またはQ249の15A以内の三次元構造の表面で、電気的に中性または負に荷電したアミノ酸が正に荷電したアミノ酸によって置換されたもの;ならびに(c)C末端にペプチド付加を含むもの;ならびに/あるいは(d)N末端にペプチド付加を含むもの、ならびに/あるいは(e)次の制限を満たすもの:i)前記野生型リパーゼのE210の位置に負のアミノ酸を含む;ii)前記野生型リパーゼの90〜101の位置に相当する領域に負に荷電したアミノ酸を含む;およびiii)前記野生型リパーゼもしくはN94に相当する位置に中性もしくは負のアミノ酸を含む、および/または前記野生型リパーゼの90〜101の位置に相当する領域に負または中性の正味電荷を有する。好ましいのは、T231RおよびN233Rの変異の1つ以上を含む、Thermomyces lanuginosusからの野生型リパーゼの変異体である。野生型配列は、Swissprotアクセッション番号Swiss−Prot O59952(Thermomyces lanuginosus(Humicola lanuginosa)に由来する)の269個のアミノ酸(アミノ酸23〜291)である。好ましいリパーゼには、Lipex(登録商標)およびLipolex(登録商標)およびLipoclean(登録商標)という商品名で販売されるものが含まれるであろう。
エンドグルカナーゼ。他の好ましい酵素には、アミノ酸配列、US7,141,403B2)における配列番号2と少なくとも90%、94%、97%およびさらには99%の同一性の配列を有するBacillus属のメンバーに内在性の細菌ポリペプチドを含めた、エンド−ベータ−1,4−グルカナーゼ活性(E.C.3.2.1.4)を呈する微生物由来のエンドグルカナーゼ、ならびにそれらの混合物が含まれる。適切なエンドグルカナーゼは、Celluclean(登録商標)およびWhitezyme(登録商標)という商品名で販売されている(Novozymes A/S、デンマーク、バグスバード)。
ペクチン酸リアーゼ。他の好ましい酵素には、Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)、Xpect(登録商標)という商品名で販売されているペクチン酸リアーゼ、ならびにMannaway(登録商標)(すべてNovozymes A/S(デンマーク、バグスバード)製)およびPurabrite(登録商標)(Genencor International Inc.、カリフォルニア州パロアルト)という商品名で販売されているマンナナーゼが含まれる。
漂白剤。組成物は、1種以上の漂白剤を含むことが好ましい場合がある。漂白触媒以外の適切な漂白剤には、光漂白剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、予備形成された過酸およびそれらの混合物が含まれる。一般に、漂白剤が使用されるとき、本発明の組成物は、主題組成物の約0.1重量%〜約50重量%、またはさらには約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤または漂白剤の混合物を含んでもよい。適切な漂白剤の例には、以下が含まれる:
(1)光漂白剤、たとえば、スルホン化亜鉛フタロシアニン スルホン化アルミニウムフタロシアニン、キサンテン染料およびそれらの混合物;
(2)予備形成された過酸:適切な予備形成された過酸には、それだけには限らないが、予備形成された過酸またはその塩、典型的には、過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、過硫酸および塩、たとえばOxone(登録商標)、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される化合物が含まれる。適切な例には、ペルオキシカルボン酸もしくはその塩、またはペルオキシスルホン酸もしくはその塩が含まれる。ここでの使用に適した典型的なペルオキシカルボン酸塩は、次の化学式に相当する化学構造を有する:
Figure 0006046167
式中、R14は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールまたは複素環基から選択され;R14基は、直鎖状でも分枝でもよく、置換されていても置換されていなくてもよく;過酸が疎水性であるとき、6から14個の炭素原子、または8から12個の炭素原子を有し、過酸が親水性であるとき、6個未満の炭素原子、またはさらには4個未満の炭素原子を有し、Yは、電気的中性を実現する任意の適切な対イオンであり、好ましくは、Yは、水素、ナトリウムまたはカリウムから選択される。好ましくは、R14は、直鎖状または分枝の、置換または無置換のC6〜9アルキルである。好ましくは、過酸またはその塩は、ペルオキシヘキサン酸、ペルオキシヘプタン酸、ペルオキシオクタン酸、ペルオキシノナン酸、ペルオキシデカン酸、それらの任意の塩、またはそれらの任意の組み合わせから選択される。特に好ましい過酸は、フタルイミドペルオキシアルカン酸、特にε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)である。好ましくは、過酸またはその塩は、30℃から60℃の範囲内の融点を有する。
予備形成された過酸またはその塩はまた、ペルオキシスルホン酸またはその塩であってもよく、典型的には次の化学式に相当する化学構造を有する:
Figure 0006046167
式中、R15は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールまたは複素環基から選択され;R15基は、直鎖状でも分枝でもよく、置換されていても置換されていなくてもよく;Zは、電気的中性を実現する任意の適切な対イオンであり、好ましくは、Zは、水素、ナトリウムまたはカリウムから選択される。好ましくは、R15は、直鎖状または分枝の、置換または無置換のC4〜14、好ましくはC6〜14アルキルである。好ましくは、かかる漂白構成成分は、本発明の組成物中に0.01から50%、最も好ましくは0.1%から20%の量で存在してもよい。
(3)過酸化水素供給源、たとえば無機過酸化水素化物塩、それにはアルカリ金属塩、たとえば、過ホウ酸(通常、一水和物または四水和物)のナトリウム塩、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩およびそれらの混合物が含まれる。本発明の一側面では、無機過酸化水素化物塩は、過ホウ酸、過炭酸およびそれらの混合物のナトリウム塩からなる群から選択される。無機過酸化水素化物塩は、採用されるとき、典型的には布地およびホームケア製品全体の0.05から40wt%、または1から30wt%の量で存在し、典型的にはコーティングされていてもよい結晶性固体としてかかる布地およびホームケア製品に組み込まれる。適切なコーティングには、無機塩、たとえばアルカリ金属のケイ酸塩、炭酸塩もしくはホウ酸塩またはそれらの混合物、あるいは有機材料、たとえば水溶性または水分散性のポリマー、ワックス、油もしくは脂肪石鹸が含まれる;
(4)R−(C=O)−Lを有する漂白活性化剤、式中、Rはアルキル基であり、任意に分枝でもよく、漂白活性化剤が疎水性であるとき、6から14個の炭素原子、または8から12個の炭素原子を有し、漂白活性化剤が親水性であるとき、6個未満の炭素原子またはさらに4個未満の炭素原子を有し;Lは脱離基である。適切な脱離基の例は、安息香酸およびその誘導体、とりわけベンゼンスルホネートである。適切な漂白活性化剤には、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸またはそれらの塩、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)およびノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が含まれる。適切な漂白活性化剤は、WO98/17767にも開示されている。任意の適切な漂白活性化剤が採用されてもよいが、本発明の一側面では、主題組成物は、NOBS、TAEDまたはそれらの混合物を含んでもよい。
(5)漂白触媒。本発明の組成物はまた、過酸および/またはその塩から酸素原子を受け取り、酸素原子を酸化可能な素材に受け渡すことができる、1種以上の漂白触媒を含んでもよい。適切な漂白触媒には、それだけには限らないが、イミニウムカチオンおよびポリイオン;イミニウム双性イオン;変性アミン;変性アミンオキシド;N−スルホニルイミン;N−ホスホニルイミン;N−アシルイミン;チアジアゾールジオキシド;ペルフルオロイミン;環状糖ケトンおよびアルファアミノケトンならびにそれらの混合物が含まれる。適切なアルファアミノケトンは、たとえば、WO2012/000846A1、WO2008/015443A1、およびWO2008/014965A1に記載される通りである。適切な混合物は、USPA2007/0173430A1に記載の通りである。
理論に縛られることを望むものではないが、本発明者らは、上述のこのような方式で求電子性(electophilicity)および疎水性を制御することによって、実質的に、より疎水性の布地部分、および求電子性の高い酸化性物質によって漂白されやすい、可視発色団を含めた電子豊富な汚れを含有する布地部分だけに、漂白成分を送達することが可能となると考える。
一側面では、漂白触媒は以下の一般式に相当する構造を有する:
Figure 0006046167
式中、R13は、2−エチルヘキシル、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、イソ−ノニル、イソ−デシル、イソ−トリデシルおよびイソ−ペンタデシルからなる群から選択される;
(6)組成物は、好ましくは触媒金属錯体を含んでもよい。金属含有漂白触媒の1つの好ましいタイプは、触媒系であって、所定の漂白触媒活性の遷移金属カチオン、たとえば、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、またはマンガンカチオンと;漂白触媒活性をほとんどまたはまったく有していない補助金属カチオン、たとえば、亜鉛またはアルミニウムカチオンと;触媒および補助金属カチオンに対する所定の安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特に、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびそれらの水溶性の塩とを含む触媒系である。かかる触媒は、U.S.4,430,243に開示されている。
所望であれば、ここでの組成物は、マンガン化合物によって触媒されてもよい。かかる化合物および使用のレベルは当技術分野で周知であり、たとえばU.S.5,576,282に開示されるマンガン系触媒が含まれる。
ここで有用なコバルト漂白触媒は既知であり、たとえばU.S.5,597,936;U.S.5,595,967に記載されている。かかるコバルト触媒は、既知の手順、たとえば、U.S.5,597,936およびU.S.5,595,967に教示されるものによって容易に調製される。
ここでの組成物はまた、配位子、たとえばビスピドン(WO05/042532A1)および/または巨大多環式固定配位子(「MRL」と略される)の遷移金属錯体を適切に含んでもよい。実用的事項として、限定されるものではないが、ここでの組成物およびプロセスは、水性洗浄媒体中に少なくとも約1億分の1の活性MRL種をもたらすように調整されてもよく、典型的には、約0.005ppmから約25ppm、約0.05ppmから約10ppm、またはさらには約0.1ppmから約5ppmのMRLが洗浄液中にもたらされることとなる。
本遷移金属漂白触媒における適切な遷移金属には、たとえば、マンガン、鉄およびクロムが含まれる。適切なMRLには、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが含まれる。
適切な遷移金属MRLは、既知の手順、たとえばWO00/32601およびU.S.6,225,464に教示されるものによって容易に調製される。
過酸化水素供給源/過酸および/または漂白活性化剤が存在するとき、それらは一般に、布地およびホームケア製品に基づいて、約0.1から約60wt%、約0.5から約40wt%またはさらには約0.6から約10wt%の量で組成物中に存在する。1種以上の疎水性過酸またはそれらの前駆体が、1種以上の親水性過酸またはそれらの前駆体と組み合わされて使用されてもよい。
典型的には、過酸化水素供給源および漂白活性化剤は、共に組み込まれることとなる。過酸化水素供給源および過酸または漂白活性化剤の量は、有効酸素(過酸化物の供給源からのもの)対過酸のモル比が1:1から35:1、またはさらには2:1から10:1であるように選択されてもよい。
界面活性剤。好ましくは、組成物は、界面活性剤または界面活性剤系を含む。界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性、両性電解質、両親媒性、双性イオン性、半極性非イオン性界面活性剤およびそれらの混合物から選択されてもよい。好ましい組成物は、界面活性剤/界面活性剤系の混合物を含む。好ましい界面活性剤系は、1種以上のアニオン性界面活性剤を含み、最も好ましくは共界面活性剤と組み合わせて、最も好ましくは非イオン性および/または両性および/または双性イオン性界面活性剤と組み合わせて含む。好ましい界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の両方を、好ましくは90:1から1:90の重量比で含む。場合によっては、アニオン性対非イオン性界面活性剤の重量比が少なくとも1:1であることが好ましい。しかし、10:1未満の比が好ましい場合もある。界面活性剤が存在する場合、その総レベルは、好ましくは主題組成物の0.1重量%から60重量%、1重量%から50重量%またはさらには5重量%から40重量%である。
好ましくは、組成物は、アニオン性洗浄界面活性剤を含み、好ましくはスルフェートおよび/またはスルホネート界面活性剤を含む。好ましい例には、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェートおよびアルキルアルコキシル化スルフェートが含まれる。好ましいスルホネートは、C10〜13アルキルベンゼンスルホネートである。好ましいアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得てもよい。適切なLABには、低級2−フェニルLAB、たとえば、Isochem(登録商標)という商品名でSasolにより供給されるもの、またはPetrelab(登録商標)という商品名でPetresaにより供給されるものが含まれ、他の適切なLABには、高級2−フェニルLAB、たとえばHyblene(登録商標)という商品名でSasolにより供給されるものが含まれる。適切なアニオン性洗浄界面活性剤は、DETAL触媒法によって得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、他の合成経路、たとえばHFも適切である場合がある。一側面では、LASのマグネシウム塩が使用される。
好ましいスルフェート洗浄界面活性剤には、アルキルスルフェートが含まれ、典型的にはC8〜18アルキルスルフェート、または主にC12アルキルスルフェートが含まれる。さらに好ましいアルキルスルフェートは、アルキルアルコキシル化スルフェートであり、好ましくはC8〜18アルキルアルコキシル化スルフェートである。好ましくは、アルコキシル化基はエトキシル化基である。典型的には、アルキルアルコキシル化スルフェートは、0.5から30もしくは20、または0.5から10の平均アルコキシル化度を有する。特に好ましいのは、0.5から10、0.5から7、0.5から5、またはさらには0.5から3の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化スルフェートである。
アルキルスルフェート、アルキルアルコキシル化スルフェートおよびアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖状でも分枝でもよく、置換されていても置換されていなくてもよい。界面活性剤が分枝であるとき、好ましくは界面活性剤は中間鎖分枝スルフェートまたはスルホネート界面活性剤を含むこととなる。好ましくは、分枝基はC1〜4アルキル基を含み、典型的にはメチルおよび/またはエチル基を含む。
好ましくは、組成物は非イオン性洗浄界面活性剤を含む。適切な非イオン性界面活性剤は、C8〜C18アルキルエトキシレート、たとえばShell製NEODOL(登録商標)非イオン界面活性剤;C6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート、ここでは、アルコキシレート単位は、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位またはそれらの混合物であってもよい;エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC12〜C18アルコール縮合物およびC6〜C12アルキルフェノール縮合物、たとえばBASF製のPluronic(登録商標);C14〜C22中間鎖分枝アルコール;典型的には1から30の平均アルコキシル化度を有する、C14〜C22中間鎖分枝アルキルアルコキシレート;アルキル多糖類、一側面ではアルキルポリグリコシド;ポリヒドロキシ脂肪酸アミド;エーテルで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤;ならびにそれらの混合物からなる群から選択される。
適切な非イオン性洗浄界面活性剤には、アルキルポリグルコシドおよび/またはアルキルアルコキシル化アルコールが含まれる。
一側面では、非イオン性洗浄界面活性剤にはアルキルアルコキシル化アルコールが含まれ、一側面ではC8〜18アルキルアルコキシル化アルコール、たとえばC8〜18アルキルエトキシル化アルコールが含まれ、アルキルアルコキシル化アルコールは、1から80、好ましくは1から50、最も好ましくは1から30、1から20、または1から10の平均アルコキシル化度を有していてもよい。一側面では、アルキルアルコキシル化アルコールは、1から10、1から7、さらに1から5もしくは3から7、またはさらに3もしくは2未満の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化アルコールであってもよい。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖状でも分枝でもよく、置換されていても置換されていなくてもよい。
適切な非イオン界面活性剤には、BASF製のLutensol(登録商標)という商品名を有するものが含まれる。
適切なカチオン性洗浄界面活性剤には、アルキルピリジニウム化合物、アルキル第四級アンモニウム化合物、アルキル第四級ホスホニウム化合物、アルキル第四級スルホニウム化合物、およびそれらの混合物が含まれる。
適切なカチオン性洗浄界面活性剤は、次の一般式を有する第四級アンモニウム化合物である:
(R)(R1)(R2)(R3)N+-
式中、Rは、直鎖状または分枝の、置換または無置換の、C6〜18アルキルまたはアルケニル部分であり、R1およびR2は独立に、メチルまたはエチル部分から選択され、R3は、ヒドロキシル、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチル部分であり、Xは電気的中性をもたらすアニオンであり、適切なアニオンには、ハロゲン化物、たとえば塩化物、スルフェート、およびスルホネートが含まれる。適切なカチオン性洗浄界面活性剤は、モノC6〜18アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロリドである。非常に適切なカチオン性洗浄界面活性剤は、モノC8〜10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロリド、モノC10〜12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロリドおよびモノC10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロリドである。
適切な両性/双性イオン性界面活性剤には、アミンオキシドおよびベタインが含まれる。
アミン中和されたアニオン性界面活性剤−本発明のアニオン性界面活性剤および補助的なアニオン性共界面活性剤は酸型で存在してもよく、前記酸型は中和されて、本洗剤組成物を使用するのに望ましい、界面活性剤の塩を形成してもよい。典型的な中和剤には、対イオンの金属塩基、たとえば水酸化物、たとえばNaOHまたはKOHが含まれる。酸型での本発明のアニオン性界面活性剤および補助的なアニオン性界面活性剤または共界面活性剤を中和するためにさらに好ましい作用剤には、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミンが含まれる。アルカノールアミンが好ましい。非限定的な適切な例には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、および当技術分野で既知の他の直鎖状または分枝アルカノールアミンが含まれ、たとえば、非常に好ましいアルカノールアミンには、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、または1−アミノ−3−プロパノールが含まれる。アミン中和は、全体的に行われても部分的な範囲で行われてもよく、たとえば、アニオン性界面活性剤混合物の一部はナトリウムまたはカリウムで中和されてもよく、またアニオン性界面活性剤混合物の一部はアミンまたはアルカノールアミンで中和されてもよい。
ビルダー。好ましくは、組成物は、1種以上のビルダーまたはビルダー系を含む。ビルダーが使用されるとき、本発明の組成物は、典型的には、少なくとも1%、2%から60%のビルダーを含むこととなる。組成物は、低レベルのリン酸塩および/またはゼオライトを、たとえば1から10または5wt%含むことが好ましい場合がある。組成物は、強力なビルダーを実質的に含まない場合さえある。強力なビルダーを実質的に含まないとは、ゼオライトおよび/またはリン酸塩が「意図的に添加されていない」ことを意味する。典型的なゼオライトビルダーには、ゼオライトA、ゼオライトPおよびゼオライトMAPが含まれる。典型的なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウムである。
キレート化剤。好ましくは、組成物はキレート化剤および/または結晶成長抑制剤を含む。適切な分子には、銅、鉄および/またはマンガンキレート化剤、ならびにそれらの混合物が含まれる。適切な分子には、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、サクシネート、それらの塩およびそれらの混合物が含まれる。ここでの使用に適切なキレート剤の非限定的な例には、エチレンジアミンテトラアセテート、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、エタノールジグリシン、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、エチレンジアミンジサクシネート(EDDS)、ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸(HEDP)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、それらの塩、およびそれらの混合物が含まれる。本発明で使用するキレート剤の他の非限定的な例は、米国特許第7445644号、第7585376号および第2009/0176684A1号に見出される。ここで使用するのに適切な他のキレート化剤は、市販のDEQUESTシリーズ、ならびにMonsanto、DuPont、およびNalco,Inc製のキレート剤である。
移染防止剤(DTI)。組成物は、1種以上の移染防止剤を含んでもよい。本発明の一態様において、驚いたことに、本発明者らは、組成物が特定の染料に加えてポリマー移染防止剤を含むと性能の向上がもたらされることを見出した。こうしたポリマーは染料の染着を防ぐので、これは驚くべきことである。適切な移染防止剤には、それだけには限らないが、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたはそれらの混合物が含まれる。適切な例には、Ashland Aqualon製のPVP−K15、PVP−K30、ChromaBond S−400、ChromaBond S−403EおよびChromabond S−100、ならびにBASF製のSokalan HP165、Sokalan HP50、Sokalan HP53、Sokalan HP59、Sokalan(登録商標)HP56K、Sokalan(登録商標)HP66が含まれる。他の適切なDTIは、WO2012/004134に記載される通りである。移染防止剤が主題組成物に存在する場合、それは、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%またはさらには約0.1重量%〜約3重量%のレベルで存在してもよい。
蛍光増白剤。好ましくは、組成物は1種以上の蛍光増白剤を含む。本発明に有用であり得る市販の光学増白剤はサブグループに分類することができ、それには、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5および6員環式複素環、ならびに他の種々の作用剤の誘導体が含まれるが、それだけに限らない。特に好ましい増白剤は、ナトリウム2(4−スチリル−3−スルホフェニル)−2H−ナフトール[1,2−d]トリアゾール、二ナトリウム4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−(Nメチル−N−2ヒドロキシエチル)アミノ1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2−ジスルホネート、二ナトリウム4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2’ジスルホネート、および二ナトリウム4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルから選択される。かかる増白剤の他の例は、「The Production and Application of fluorescent Brightening Agents」、M.Zahradnik、John Wiley&Sons(ニューヨーク)発行(1982)に開示されている。本組成物に有用な光学増白剤の非限定的な具体例は、米国特許第4,790,856号および米国特許第3,646,015号に特定されるものである。
好ましい増白剤は、以下の構造を有する:
Figure 0006046167
適切な蛍光増白剤のレベルには、下限レベルである約0.01、約0.05、約0.1、またはさらには約0.2wt%から、上限レベルである0.5wt%、またはさらには0.75wt%までが含まれる。
一側面では、増白剤は粘土上に担持され、粒子を形成していてもよい。
好ましい増白剤は、全体的にまた大部分が(典型的には少なくとも50wt%、少なくとも75wt%、少なくとも90wt%、少なくとも99wt%)アルファ型結晶の形態である。非常に好ましい増白剤は、C.I.フルオレッセントブライトナー260を含み、好ましくは次の構造を有する:
Figure 0006046167
これは、冷水、たとえば30℃または25℃またはさらには20℃未満の冷水によく溶解するので、特に有用であり得る。
好ましくは増白剤は、最も好ましくは、3から30マイクロメートル、3マイクロメートルから20マイクロメートル、または3から10マイクロメートルの重量平均一次粒径を有する、微粉化粒状の形態で組成物に組み込まれる。
組成物は、ベータ型結晶の形態のC.I.フルオレッセントブライトナー260を含んでもよく、(i)アルファ型結晶の形態のC.I.フルオレッセントブライトナー260対(ii)ベータ型結晶の形態のC.I.フルオレッセントブライトナー260の重量比は、少なくとも0.1、または少なくとも0.6であってもよい。
BE680847は、アルファ型結晶の形態のC.I.フルオレッセントブライトナー260を作製するプロセスに関する。
ケイ酸塩。組成物は、好ましくは、ケイ酸塩、たとえば、ケイ酸ナトリウムまたはケイ酸カリウムも含有してもよい。組成物は、0wt%から10wt%未満まで、9wt%まで、または8wt%まで、または7wt%まで、または6wt%まで、または5wt%まで、または4wt%まで、または3wt%まで、またはさらには2wt%までのケイ酸塩を含んでもよく、好ましくは、0wt%超から、または0.5wt%から、またはさらには1wt%からのケイ酸塩を含んでもよい。適切なケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウムである。
分散剤。組成物は、好ましくは分散剤も含有してもよい。適切な水溶性有機材料には、ホモポリマーまたはコポリマーの酸またはその塩が含まれ、それらにおいて、ポリカルボン酸は、2個より多い炭素原子で互いに隔てられていない少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
酵素安定化剤。組成物は、好ましくは酵素安定剤も含んでもよい。従来のいかなる酵素安定剤が使用されてもよく、たとえば、最終的な布地およびホームケア製品中に、カルシウムおよび/またはマグネシウムイオンを酵素に与える、かかるイオンの水溶性供給源を存在させることによる。水性組成物がプロテアーゼを含む場合、可逆的プロテアーゼ阻害剤、たとえば、ホウ素化合物、たとえば、ボレート、もしくは好ましくは、4−ホルミルフェニルボロン酸、フェニルボロン酸およびそれらの誘導体、または化合物、たとえば、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、および1,2−プロパンジオールを添加して、安定性をさらに向上させてもよい。
溶剤系。本組成物における溶剤系は、水だけを含有する溶剤系であっても、水を含まないまたは好ましくは水を含む、いずれかである有機溶剤の混合物を含有する溶剤系であってもよい。好ましい有機溶剤には、1,2−プロパンジオール、エタノール、グリセロール、ジプロピレングリコール、メチルプロパンジオールおよびそれらの混合物が含まれる。他の低級アルコール、C1〜C4アルカノールアミン、たとえば、モノエタノールアミンおよびトリエタノールアミンも使用されてもよい。溶剤系は、たとえば本発明の無水固体の態様では存在しなくてもよいが、より典型的には、約0.1%〜約98%、好ましくは少なくとも約1%から約50%、より一般には約5%〜約25%の範囲内のレベルで存在する。
本発明の幾つかの態様では、組成物は構造化液体(structured liquid)の形態である。たとえば増粘剤として使用するために、かかる構造化液体は、構造が主成分(たとえば界面活性剤材料)によって形成されることにより内部的に構造化されていてもよく、かつ/または、副成分(たとえばポリマー、粘土および/またはケイ酸塩材料)を使用して三次元マトリックス構造をもたらすことにより外部的に構造化されていてもよい。組成物は構造化剤(structurant)を含んでもよく、好ましくは0.01wt%から5wt%、0.1wt%から2.0wt%の構造化剤を含んでもよい。適切な構造化剤の例は、US2006/0205631A1、US2005/0203213A1、US7294611、US6855680に与えられている。構造化剤は、典型的には、ジグリセリドおよびトリグリセリド、ジステアリン酸エチレングリコール、結晶セルロース、セルロース系材料、マイクロファイバーセルロース、疎水的に変性されたアルカリ膨潤性エマルション、たとえばPolygel W30(3VSigma)、バイオポリマー、キサンタンガム、ゲランガム、水添ヒマシ油、水添ヒマシ油の誘導体、たとえばその非エトキシル化誘導体、ならびにそれらの混合物からなる群から選択され、特に、水添ヒマシ油、水添ヒマシ油の誘導体、極微細繊維セルロース、ヒドロキシ官能性結晶性材料、長鎖脂肪族アルコール、12−ヒドロキシステアリン酸、粘土およびそれらの混合物の群から選択されるものである。好ましい構造化剤は、米国特許第6,855,680号に記載され、そこに適切なヒドロキシ官能性結晶性材料が詳細に定義されている。好ましいのは、水添ヒマシ油である。有用な構造化剤の非限定的な例には、含まれる。かかる構造化剤は、ある範囲の縦横比を有する糸状構造化系を有する。他の適切な構造化剤およびそれらを作製する方法は、WO2010/034736に記載されている。
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含んでもよい。ここで有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコールの誘導体、脂肪酸の誘導体、およびそれらの混合物からなる群から選択される。かかる化合物の低融点のものは、この項に含まれないことが意図される。高融点化合物の非限定的な例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary、第5版、1993、およびCTFA Cosmetic Ingredient Handbook、第2版、1992に見出される。高融点脂肪族化合物が存在する場合、それは、好ましくは、組成物の0.1重量%から40重量%、好ましくは1重量%から30重量%、より好ましくは1.5重量%から16重量%のレベルで組成物に含まれ、コンディショニングの有益性、たとえば、濡れた髪に施用する間は滑りのよい感触であり、乾いた髪のときは柔軟でしっとりした感触であることなどを向上させることを考慮すれば、1.5重量%から8重量%のレベルで組成物に含まれる。
カチオン性ポリマー。本発明の組成物は、カチオン性ポリマーを含有してもよい。組成物中のカチオン性ポリマーの濃度は、典型的には、0.05%から3%、別の態様では0.075%から2.0%、さらに別の態様では0.1%から1.0%の範囲である。適切なカチオン性ポリマーは、組成物の意図された使用のpHで、カチオン電荷密度が少なくとも0.5meq/gm、別の態様では少なくとも0.9meq/gm、別の態様では少なくとも1.2meq/gm、さらに別の態様では少なくとも1.5meq/gmとなり、しかし一態様ではまた7meq/gm未満、別の態様では5meq/gm未満となり、そのpHは、一般にpH3からpH9、一態様ではpH4〜pH8の範囲となる。ここでは、ポリマーの「カチオン電荷密度」は、ポリマーの分子量に対するポリマー上の正電荷数の比を指す。かかる適切なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般に10,000〜1000万、一態様では50,000〜500万、別の態様では100,000〜300万となる。
本発明の組成物で使用するのに適したカチオン性ポリマーは、カチオン性窒素含有部分、たとえば第四級アンモニウム、またはカチオン性プロトン化アミノ部分を含有する。任意のアニオン性対イオンをカチオン性ポリマーと合わせて使用してもよいが、ただし、ポリマーが、水中、組成物中または組成物のコアセルベート相中で可溶のままであり、また対イオンが組成物の必須な構成成分と物理的および化学的に適合性があり、さもなければ製品の性能、安定性または美観を不当に損ねない範囲内とする。かかる対イオンの非限定的な例には、ハロゲン化物(たとえば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、スルフェートおよび硫酸メチルが含まれる。
かかるポリマーの非限定的な例は、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary、第3版、Estrin、CrosleyおよびHaynes編(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.,ワシントンD.C.(1982))に記載されている。
組成物で使用するのに適切な他のカチオン性ポリマーには、多糖類ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロースとグアーとデンプンとのコポリマーが含まれる。ここでカチオン性ポリマーが使用される場合、それは、組成物に可溶であるか、またはカチオン性ポリマーと上述のアニオン性、両性および/もしくは双性イオン性界面活性剤構成成分とによって形成される組成物中の複合コアセルベート相に可溶であるかのいずれかである。カチオン性ポリマーの複合コアセルベートは、組成物中の他の荷電材料と形成されてもよい。
適切なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、第3,958,581号、および米国特許出願公開第2007/0207109A1号に記載されている。
非イオン性ポリマー。本発明の組成物は、非イオン性ポリマーをコンディショニング剤として含んでもよい。ここでは、1000より大きい分子量を有するポリアルキレングリコールが有用である。有用なのは、次の一般式を有するものである:
Figure 0006046167
式中、R95は、H、メチル、およびそれらの混合物からなる群から選択される。コンディショニング剤、および特にシリコーンが、組成物に含まれてもよい。本発明の組成物に有用なコンディショニング剤は、典型的には、乳化液体粒子を形成する、水不溶性、水分散性の不揮発性液体を含む。組成物に使用するのに適したコンディショニング剤は、シリコーン(たとえば、シリコーン油、カチオン性シリコーン、シリコーンゴム、高屈折率シリコーン、およびシリコーン樹脂)、有機コンディショニング油(たとえば、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪酸エステル)もしくはそれらの組み合わせとして一般に特徴付けられるコンディショニング剤、またはさもなければ本明細書の水性界面活性剤マトリックス中に液体の分散粒子を形成するコンディショニング剤である。かかるコンディショニング剤は、組成物の必須な構成成分と物理的および化学的に適合すべきであり、さもなければ製品の安定性、美観または性能を不当に損ねるべきではない。
組成物中のコンディショニング剤の濃度は、所望のコンディショニングの有益性をもたらすのに十分なものであるべきである。かかる濃度は、コンディショニング剤、所望のコンディショニング性能、コンディショニング剤粒子の平均粒径、他の構成成分の種類および濃度、ならびに他の同様の要因によって変動し得る。
シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的には約0.01%から約10%の範囲である。適切なシリコーンコンディショニング剤、および任意でのシリコーン用懸濁化剤の非限定的な例は、米国再発行特許第34,584号;米国特許第5,104,646号;第5,106,609号;第4,152,416号;第2,826,551号;第3,964,500号;第4,364,837号;第6,607,717号;第6,482,969号;第5,807,956号;第5,981,681号;第6,207,782号;第7,465,439号;第7,041,767号;第7,217,77号;米国特許出願第2007/0286837A1号;第2005/0048549A1号;2007/0041929A1号;英国特許第849,433号;独国特許第10036533号(これらはすべて参照により本明細書に組み込まれている);Chemistry and Technology of Silicones、ニューヨーク:Academic Press(1968);General Electric Silicone Rubber Product Data Sheets SE30、SE33、SE54およびSE76;Silicon Compounds、Petrarch Systems,Inc.(1984);ならびにEncyclopedia of Polymer Science and Engineering、第15巻、第2版、204〜308頁、John Wiley&Sons,Inc.(1989)に記載されている。
有機コンディショニング油。本発明の組成物は、コンディショニング剤として、単独または他のコンディショニング剤、たとえば(ここで記載される)シリコーンとの組み合わせのいずれかで、約0.05%〜約3%の少なくとも1種の有機コンディショニング油も含んでもよい。適切なコンディショニング油には、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪酸エステルが含まれる。ここでの組成物で使用するのに同様に適しているのは、Procter&Gamble Companyによって米国特許第5,674,478号および第5,750,122号に記載されるコンディショニング剤である。ここで使用するのに同様に適しているのは、米国特許第4,529,586号、第4,507,280号、第4,663,158号、第4,197,865号、第4,217,914号、第4,381,919号、および第4,422,853号に記載されるコンディショニング剤である。
衛生剤。本発明の組成物は、衛生および/または悪臭面での有益性を送達する構成成分、たとえば、リシノール酸亜鉛、チモール、第四級アンモニウム塩、たとえばBardac(登録商標)、ポリエチレンイミン(たとえばBASF製Lupasol(登録商標))およびそれらの亜鉛錯体、銀および銀化合物、とりわけ、Ag+をゆっくり放出するように設計されたものまたはナノ銀分散体のうちの1種以上も含んでもよい。
プロバイオティクス。組成物は、プロバイオティクス、たとえばWO2009/043709に記載されるものを含んでもよい。
起泡促進剤。高起泡性が所望されるのであれば、組成物は、好ましくは起泡促進剤を含んでもよい。適切な例は、C10〜C16アルカノールアミドまたはC10〜C14アルキルスルフェートであり、それらは、好ましくは1%〜10%のレベルで組み込まれる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、かかる起泡促進剤の典型的な部類の例である。かかる起泡促進剤を、高起泡性の補助的な界面活性剤、たとえば上述のアミンオキシド、ベタインおよびスルタインと共に使用しても有利である。所望であれば、水溶性マグネシウムおよび/またはカルシウム塩、たとえばMgCl2、MgSO4、CaCl2、CaSO4などを、典型的には0.1%〜2%のレベルで添加して、追加的な泡をもたらし、油脂除去性能を強化してもよい。
抑泡剤。泡の形成を低減するまたは抑制するための化合物が、本発明の組成物に組み込まれてもよい。泡の抑制は、米国特許第4,489,455号および第4,489,574号に記載される通りの、いわゆる「高濃度清浄プロセス」において、またフロントローディング方式の洗濯機において、特に重要であり得る。広範な材料が抑泡剤として使用されてもよく、抑泡剤は当業者に周知である。たとえば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7巻、430〜447頁(John Wiley&Sons,Inc.,1979)を参照されたい。抑泡剤の例には、モノカルボン酸の脂肪酸およびその可溶塩、高分子量の炭化水素、たとえばパラフィン、脂肪酸エステル(たとえば脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(たとえば、ステアロン)、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは約100℃未満の融点を有する蝋様炭化水素、シリコーン抑泡剤、ならびに第二級アルコールが含まれる。抑泡剤は、米国特許第2,954,347号;第4,265,779号;第4,265,779号;第3,455,839号;第3,933,672号;第4,652,392号;第4,978,471号;第4,983,316号;第5,288,431号;第4,639,489号;第4,749,740号;および第4,798,679号;第4,075,118号;欧州特許出願第89307851.9号;EP150,872;およびDOS2,124,526に記載されている。
自動洗濯機に使用される任意の洗剤組成物の場合、泡は洗濯機からあふれるほど形成されるべきではない。泡抑制剤が利用されるとき、それは好ましくは泡抑制量で存在する。「泡抑制量」とは、自動洗濯機で使用するための低起泡性洗濯洗剤となるように、泡を十分に制御するこうした泡制御剤の量を、組成物の配合者が選択できることを意味する。ここでの組成物は、一般に0%から10%の泡抑制剤を含むこととなる。モノカルボン酸の脂肪酸およびその中の塩は、泡抑制剤として利用されるとき、典型的には洗剤組成物の重量で5%までの量で存在することとなる。好ましくは、0.5%から3%の脂肪族モノカルボキシレート泡抑制剤が利用される。シリコーン泡抑制剤は、典型的には洗剤組成物の重量で2.0%までの量で利用されるが、それより多い量で使用されてもよい。モノステアリルホスフェート泡抑制剤は、一般に、組成物の重量で0.1%から2%の範囲の量で利用される。炭化水素泡抑制剤は、典型的には0.01%から5.0%の範囲の量で利用されるが、それより高いレベルが使用されてもよい。アルコール泡抑制剤は、典型的には最終組成物の重量で0.2%〜3%で使用される。
真珠光沢剤。WO2011/163457に記載される通りの真珠光沢剤が、本発明の組成物に組み込まれてもよい。
香料。好ましくは、組成物は香料を、好ましくは0.001から3wt%の範囲で、最も好ましくは0.1から1wt%の範囲で含む。香料の多くの適切な例が、CTFA(Cosmetic,Toiletry and Fragrance Association)1992 International Buyers Guide、CFTA Publications発行、およびOPD1993Chemicals Buyers Directory 80th Annual Edition、Schnell Publishing Co.発行に提供されている。本発明の組成物中に複数の香料構成成分が存在するのが普通であり、たとえば、4種以上、5種以上、6種以上、7種以上が存在する。香料混合物中で、好ましくは15から25wt%がトップノートである。トップノートは、Poucher(Journal of the Society of Cosmetic Chemists6(2):80 [1995])によって定義されている。好ましいトップノートには、ローズオキシド、柑橘類の油、酢酸リナリル、ラベンダー、リナロール、ジヒドロミルセノールおよびcis−3−ヘキサノールが含まれる。
包装。従来のいかなる包装が使用されてもよく、本発明に必須な染料の色によってもたらされてもよい、または本発明に必須な染料の色が寄与してもよい製品の色を消費者が見ることができるように、包装は完全にまたは部分的に透明であってもよい。UV吸収化合物が、包装の一部または全部に含まれていてもよい。
組成物を作製する方法
本発明の組成物は、上述の通りの任意の有用な形態であってもよい。それらは、配合者によって選択される任意のプロセスによって作製されてもよく、その非限定的な例は、例、およびU.S.4,990,280;U.S.20030087791A1;U.S.20030087790A1;U.S.20050003983A1;U.S.20040048764A1;U.S.4,762,636;U.S.6,291,412;U.S.20050227891A1;EP1070115A2;U.S.5,879,584;U.S.5,691,297;U.S.5,574,005;U.S.5,569,645;U.S.5,565,422;U.S.5,516,448;U.S.5,489,392;U.S.5,486に記載されている。
本発明の洗濯ケア組成物が液体の形態であるとき、それは、水性(典型的には、2wt%より多く、またはさらには5wt%もしくは10wt%より多く、90wt%までまたは80wt%もしくは70wt%までの総水量)であっても、非水性(典型的には2wt%未満の総含水量)であってもよい。典型的には、本発明の組成物は、界面活性剤、シェーディング染料、およびある種の他の任意成分の水溶液または均一な分散液もしくは懸濁液の形態となり、そのうちの幾つかは、通常液体の組成物構成成分、たとえば、液体アルコールエトキシレート非イオン性、水性液体キャリヤー、および任意の他の通常液体の任意成分と組み合わせられた、通常固体の形態であってもよい。かかる溶液、分散液または懸濁液は、許容可能に相安定となる。本発明の洗濯ケア組成物が液体の形態であるとき、その粘度は、好ましくは、20s−1および21℃で、1から1500センチポアズ(1〜1500mPa*s)、より好ましくは100から1000センチポアズ(100〜1000mPa*s)、最も好ましくは200から500センチポアズ(200〜500mPa*s)である。粘度は、従来の方法によって決定されてもよい。粘度は、直径40mmおよび間隙サイズ500μmで平板の鋼製スピンドルを使用する、TA instruments製のAR550レオメーターを使用して測定されてもよい。20s−1での高せん断粘度および0.05−1での低せん断粘度は、21℃で3分間の0.1−1から25−1までの対数せん断速度掃引から得ることができる。ここに記載される好ましいレオロジーは、内部に存在する洗剤成分での構造化を使用して実現されても、または外部のレオロジー変性剤を採用することによって実現されてもよい。より好ましくは、洗濯ケア組成物、たとえば洗剤液体組成物は、約100センチポアズから1500センチポアズ、より好ましくは100から1000cpsの高せん断速度粘度を有する。一回用量の洗濯ケア組成物、たとえば、洗剤液体組成物は、400から1000cpsの高せん断速度粘度を有する。洗濯ケア組成物、たとえば洗濯柔軟化組成物は、典型的には、10から1000、より好ましくは10から800cps、最も好ましくは10から500cpsの高せん断速度粘度を有する。手洗い食器洗浄組成物は、300から4000cps、より好ましくは300から1000cpsの高せん断速度粘度を有する。
液体組成物、ここでは好ましくは液体洗剤組成物は、その構成成分を都合のよい任意の順で合わせ、構成成分を合わせて得られたものを混合する、たとえば撹拌することによって相安定な液体洗剤組成物を形成することによって調製することができる。かかる組成物を調製する方法では液体マトリックスが形成され、それは、液体構成成分、たとえば、非イオン性界面活性剤、非表面活性液体キャリヤー、および他の液体の任意構成成分の少なくとも大部分、またはさらには実質的にすべてを含有し、こうした液体を合わせたものにせん断撹拌を付与することによって液体構成成分を完全に混合して形成される。たとえば、機械式撹拌機での高速撹拌が、有用に採用されてもよい。せん断撹拌が維持される間に、任意のアニオン性界面活性剤および固体形態成分の実質的にすべてが添加されてもよい。混合物の撹拌を継続し、必要であればこの時点で増やして、溶液または不溶性固相粒状物の液相中均一な分散液を形成してもよい。固体形態の材料の幾つかまたはすべてがこの撹拌混合物に添加された後、含ませようとする任意の酵素材料の粒子、たとえば酵素プリルが組み込まれる。前述の組成物調製手順の変法として、固体構成成分の1つ以上が、液体構成成分の1つ以上の少量部分で予混合された粒子の溶液またはスラリーとして、撹拌された混合物に添加されてもよい。組成物構成成分のすべてが添加された後、混合物の撹拌は、要求される粘度および相安定特性を有する組成物を形成するのに十分な時間継続される。これには約30から60分間の撹拌が必要となることが多い。
液体組成物を形成する一側面では、染料はまず1種以上の液体構成成分と合わされて染料プレミックスが形成され、この染料プレミックスが、実質的部分、たとえば洗濯洗剤組成物の構成成分の残部の50重量%超、より具体的には70重量%超、さらにより具体的には90重量%超を含有する組成物配合物に添加される。たとえば、上述の方法では、染料プレミックスと酵素構成成分の両方は、構成成分添加の最後の段階で添加される。別の側面では、染料は、洗剤組成物に添加される前に封入され、封入された染料は構造化液体中に懸濁され、懸濁液が、洗濯洗剤組成物の構成成分の残部の実質的部分を含有する組成物配合物に添加される。
パウチ。本発明の好ましい態様では、組成物は、1回分の用量の形態で、すなわち、タブレットの形態、または好ましくはパウチまたはポッドとして知られる水溶性フィルム内に保持された液体/固体(任意に顆粒)/ゲル/ペーストの形態のいずれかで提供される。組成物は、単一または多区画パウチに封入することができる。多区画パウチは、EP−A−2133410により詳細に記載されている。組成物が多区画パウチに存在するとき、本発明の組成物は1つまたは2つ以上の区画に存在してもよく、よって、染料は1つ以上の区画に存在してもよく、任意にすべての区画に存在してもよい。非シェーディング染料もしくは顔料または他の美観用物質も、1つ以上の区画に使用されてもよい。一態様では、組成物は、多区画パウチの単一区画に存在する。
パウチを形成するのに適したフィルムは水に可溶性または分散性であり、好ましくは、その水溶解度/水分散度は、20ミクロンの最大孔径を有するガラスフィルターを使用する下記の方法で測定したときに、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、またはさらには少なくとも95%である。
50グラム±0.1グラムのパウチ材料を、予め秤量した400mlビーカーに添加し、245ml±1mlの蒸留水を添加する。これを、600rpmに設定したマグネチックスターラー上で30分間激しく撹拌する。次いで、混合物を、上で定義した通り(最大20ミクロン)の孔径を有する折り畳んだ定性焼結ガラスフィルターを通して濾過する。回収した濾液から任意の従来法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を決定する(これが溶解したまたは分散した画分である)。その後、溶解度%または分散度%を計算することができる。好ましいフィルム材料はポリマー材料である。フィルム材料は、当技術分野で公知の通りに、たとえば、ポリマー材料を鋳込み成形、吹込成形、押出成形または吹込押出成形することによって得ることができる。パウチ材料として使用するのに適切な好ましいポリマー、コポリマーまたはそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸および塩、ポリアミノ酸またはペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプンおよびゼラチンを含めた多糖類、天然ゴム、たとえばキサンタムおよびカラゴム(carragum)から選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレートおよび水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ならびにそれらの組み合わせから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマー、たとえばPVAポリマーのレベルは、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは約1000から1,000,000、より好ましくは約10,000から300,000、さらにより好ましくは約20,000から150,000の重量平均分子量を有してもよい。ポリマーの混合物も、パウチの材料として使用されてもよい。これは、その用途および必要とされる要求に応じて、区画またはパウチの機械的および/または溶解特性を制御するのに有益であり得る。適切な混合物には、たとえば、一方のポリマーがもう一方のポリマーより高い水溶性を有し、かつ/または一方のポリマーがもう一方のポリマーより高い機械的強度を有する混合物が含まれる。同様に適切なのは、異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、たとえば、約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後の重量平均分子量のPVAまたはそのコポリマーと、約100,000から300,000、好ましくは150,000前後の重量平均分子量を有するPVAまたはそのコポリマーとの混合物である。同様にここで適切なのは、ポリマーブレンド組成物であって、たとえば加水分解により分解可能なポリマーと水溶性ポリマーとのブレンド、たとえばポリラクチドとポリビニルアルコールとを含むものであり、それらはポリラクチドとポリビニルアルコールとを混合することによって得られ、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドと約65%から99重量%のポリビニルアルコールとを含む。ここでの使用に好ましいのは、材料の溶解特性を向上させるために、約60%〜約98%加水分解される、好ましくは約80%から約90%加水分解されるポリマーである。
当然ながら、本発明の区画を作製する際に、異なるフィルム材料および/または異なる厚さのフィルムが採用されてもよい。異なるフィルムを選択することの有益性は、得られる区画が異なる溶解特性または放出特性を呈することができるということである。
最も好ましいフィルム材料は、商品参照名MonoSol M8630、M8900、H8779として公知のPVAフィルム(出願人の同時係属出願参照番号44528および11599に記載される通り)、ならびにUS6166117およびUS6787512に記載されるもの、ならびに相当する溶解特性および変形特性のPVAフィルムである。
ここでのフィルム材料は、1種以上の添加剤成分も含んでもよい。たとえば、可塑剤、たとえば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびそれらの混合物を追加すると有益であり得る。他の添加剤には、洗浄水に送達される機能的洗剤添加剤、たとえば有機ポリマー分散剤などが含まれる。
水溶性パウチを作製するプロセス
パウチ形態の本発明の組成物は、任意の適切な機器および方法を使用して作製されてもよい。しかし、多区画パウチは、好ましくは水平型充填プロセスを使用して作製される。フィルムは好ましくは湿潤させ、より好ましくは加熱してその展性を増大させる。さらにより好ましくは、方法は、真空を使用してフィルムを適切な型に引き入れることも含む。型内へのフィルムの真空引きは、フィルムが表面の水平部分の上に置かれた後、0.2から5秒間、好ましくは0.3から3秒間、さらにより好ましくは0.5から1.5秒間施すことができる。この真空は、好ましくは、それが−100ミリバールから−1000ミリバール、またはさらには−200ミリバールから−600ミリバールの負圧をもたらしてもよい。
パウチが作製される型は、必要とされるパウチの寸法に応じて、いかなる形状、長さ、幅および深さを有していてもよい。型はまた、所望であれば、大きさおよび形状が互いに異なっていてもよい。たとえば、最終的なパウチの容積が5〜300ml、またはさらには10〜150ml、またはさらには20〜100mlであり、型の大きさがそれに応じて調整されることが好ましい場合がある。
一般に熱成形として知られるプロセスで、任意の手段によって、熱をフィルムに施すことができる。たとえば、フィルムを、表面上に供給する前にまたは表面上に供給した後に、加熱要素の下または熱風の中を通過させることによって直接加熱してもよい。あるいは、たとえば、表面を加熱するまたはフィルムに熱い物を施すことによって、フィルムを間接的に加熱してもよい。最も好ましくは、フィルムは赤外光を使用して加熱される。フィルムは、好ましくは、50から120℃、またはさらには60から90℃の温度に加熱される。あるいは、フィルムを任意の手段によって湿潤させてもよく、たとえば、表面上に供給する前にまたは表面上に供給した後に湿潤剤(水、フィルム材料またはフィルム材料用可塑剤の溶液が含まれる)をフィルム上に噴霧することによって直接的に、あるいは表面を湿潤させることによってまたは湿潤した物をフィルム上に施すことによって間接的に湿潤させてもよい。
粉末を含むパウチの場合、幾つかの理由からフィルムをピンで穿刺することが有利である。すなわち、(a)パウチを形成する間のフィルムの不具合の可能性を低減させるため、たとえば、フィルムを延ばすのが速過ぎれば、フィルムの破裂を引き起こすフィルムの不具合が生じる可能性がある;(b)たとえば、粉末が漂白剤を含む場合に酸素が形成されるように、パウチに封入された製品に由来する何らかのガスを放出させるため;および/または(c)芳香を持続的に放出させるためである。さらに、加熱および/または湿潤が使用されるとき、ピンでの穿刺は、真空を使用する前、間、または後に使用されてもよく、好ましくは真空を施す間または前に使用されてもよい。したがって、好ましいのは、ここでさらに詳細に記述する通りに、型がそれぞれシステムに接続された1つ以上の孔を含み、システムがこれらの孔を通して孔の上のフィルムに真空をもたらすことができることである。
フィルムは加熱/湿潤された後、適切な型に、好ましくは真空を使用して引き入れられる。成形フィルムの充填は、物を充填する(移動させる)ための任意の公知の方法によって行うことができる。最も好ましい方法は、必要とされる製品形態および充填速度によって決定されることとなる。好ましくは、成形フィルムはインライン充填法によって充填される。次いで、充填済みの開いたパウチは、任意の適切な方法によって第2のフィルムを使用して密閉される。好ましくはこれも、水平に位置する間に、連続的で一定の動作で行われる。好ましくは、密閉は、第2の材料またはフィルム、好ましくは水溶性フィルムを、開いたパウチのウェブに被せてその上に連続的に供給し、次いで好ましくは第1のフィルムと第2のフィルムとを、典型的には型の間、したがってパウチの間の領域で共に封止することによって行われる。
好ましい封止方法には、ヒートシール、溶剤接着、および溶剤シールまたは湿式シールが含まれる。封止を形成しようとする領域だけが、熱または溶剤によって処理されることが好ましい。熱または溶剤は、いかなる方法で施されてもよいが、好ましくは密閉材料上に、好ましくは封止を形成しようとする領域上だけに施されてもよい。溶剤もしくは湿式シールまたは接着が使用されるのであれば、熱も施されることが好ましい場合がある。好ましい湿式または溶剤シール/接着方法は、型の間の領域上または密閉材料上に、たとえばこれらの領域上に溶剤を吹付けるまたは印刷することによって選択的に溶剤を施し、次いでこれらの領域に圧力をかけて封止を形成することを含む。たとえば、上述の通りのシーリングロールおよびベルト(任意に熱も与えられる)が使用されてもよい。
次いで、形成されたパウチは、切断装置によって切断されてもよい。切断は、公知のいかなる方法を使用して行ってもよい。切断も、好ましくは一定の速度で、好ましくは水平に位置する間に、好ましくは連続的に行われてもよい。切断装置は、たとえば鋭利な物または熱い物であってもよく、それによって後者の場合、熱い物はフィルム/封止領域を「焼き」切る。
多区画パウチの異なる区画は横並び方式で共に作製されてもよく、連続したパウチは切断されない。あるいは、区画は別々に作製されてもよい。このプロセスおよび好ましい構成によれば、パウチは以下の工程:
a)第1の区画を形成する工程(上述の通り);
b)工程(a)で形成された密閉区画の一部または全部の内部にくぼみを形成し、第1の区画上に重ね合わされる第2の成形区画を生ずる工程;
c)充填し、第2の区画を第3のフィルムによって密閉する工程;
d)前記第1、第2および第3フィルムを封止する工程;ならびに
e)フィルムを切断し、多区画パウチを生成する工程
を含むプロセスに従って作成される。
工程bで形成される前記くぼみは、好ましくは工程a)で調製された区画に真空を施すことによって実現される。
あるいは、参照により本明細書に組み込まれている、本発明者らの同時係属出願EP08101442.5に記載される通りに、第2のおよび任意に第3の区画(複数可)を別々の工程で作製し、その後第1の区画に合わせてもよい。特に好ましいプロセスは、以下の工程:
a)第1の成形機上で第1のフィルムを使用し、任意に熱および/または真空を使用して、第1の区画を形成する工程;
b)前記第1の区画に第1の組成物を充填する工程;
c)第2の成形機上で、任意に熱および真空を使用して第2のフィルムを変形させて、第2のおよび任意に第3の成形区画を作製する工程;
d)第2のおよび任意に第3の区画を充填する工程;
e)第3のフィルムを使用して、第2のおよび任意に第3の区画を封止する工程;
f)封止された第2のおよび任意に第3の区画を、第1の区画上に配置する工程;
g)第1の、第2の、および任意に第3の区画を封止する工程;ならびに
h)フィルムを切断して、多区画パウチを生成する工程
を含む。
第1および第2の成形機は、上のプロセスを実行するのに適するかどうかに基づいて選択される。第1の成形機は、好ましくは水平型成形機である。第2の成形機は、好ましくは回転ドラム型成形機であり、好ましくは第1の成形機上に置かれる。
適正な供給ステーションを使用することにより、幾つかの異なるもしくは個別の組成物および/または異なるもしくは個別の液体、ゲルもしくはペースト組成物を組み込んだ多区画パウチが製造可能であることが、さらに理解されるであろう。
固体形態。前に述べた通り、洗濯ケア組成物は固体形態であってもよい。適切な固体形態には、タブレットおよび粒状の形態、たとえば、顆粒状粒子、フレークまたはシートが含まれる。かかる固体形態の洗剤組成物を形成するための様々な技法が、当技術分野で周知であり、ここで使用されてもよい。一側面では、たとえば組成物が顆粒状粒子であるとき、染料は粒状の形態で提供され、任意に洗濯洗剤組成物の追加的な、しかしすべてとは限らない構成成分を含む。染料粒状物は、洗濯洗剤組成物の構成成分の残部を含有する1種以上の追加的な粒状物と合わせられる。さらに、任意に洗濯洗剤組成物の追加的な、しかしすべてとは限らない構成成分を含む染料は、封入された形態で提供されてもよく、シェーディング染料の封入体は、洗濯洗剤組成物の構成成分の実質的な残部を含有する粒状物と合わせられる。染料/有益剤を本発明の洗濯ケア組成物に組み込むのに適したプレミックス粒子は、たとえば、WO2010/084039、WO2007/039042、WO2010/022775、WO2009/132870、WO2009/087033、WO2007/006357、WO2007/039042、WO2007/096052、WO2011/020991、WO2006/053598、WO2003/018740およびWO2003/018738に記載されている。
使用方法。前述の通りに調製された本発明の組成物を使用して、水性洗浄/処理溶液を形成し、布地の洗濯/処理に使用することができる。一般には、有効量のかかる組成物を、たとえば従来の布地用自動洗濯機中で、水に添加し、その水性洗濯溶液を形成する。次いで、そのように形成された水性洗浄溶液を、典型的には撹拌下で、それを用いて洗濯/処理しようとする布地に接触させる。水に添加されて水性洗濯溶液を形成した、ここでの液体洗剤組成物の有効量は、水性洗浄溶液中に約500から7,000ppmの組成物を形成するのに十分な量を含んでもよく、または、約1,000から3,000ppmのここでの洗剤組成物が水性洗浄溶液中にもたらされることとなる。
典型的には、洗浄液は、洗濯ケア組成物を洗浄水と接触させることによって形成され、その量は、洗浄液中の洗濯ケア組成物の濃度が、0g/l超から5g/lまで、または1g/lから4.5g/lまで、もしくは4.0g/lまで、もしくは3.5g/lまで、もしくは3.0g/lまで、もしくは2.5g/lまで、もしくはさらには2.0g/lまで、もしくはさらには1.5g/lまでとなるような量である。布地またはテキスタイルを洗濯する方法は、トップローディング式またはフロントローディング式自動洗濯機中で行われてもよいし、手洗い洗濯用途で使用されてもよい。こうした用途において、形成される洗浄液および洗浄液中の洗濯洗剤組成物の濃度は、主要洗浄サイクルのものである。洗浄液の容量を決定するときには、いかなる任意でのすすぎ工程(複数可)中のいかなる水の投入量も含まれない。
洗浄液は、40リットル以下の水、または30リットル以下、または20リットル以下、または10リットル以下、または8リットル以下、またはさらには6リットル以下の水を含んでもよい。洗浄液は、0超から15リットル、または2リットルから12リットルまで、もしくはさらには8リットルまでの水を含んでもよい。典型的には、洗浄液1リットル当り0.01kgから2kgの布地が、前記洗浄液中に投与される。典型的には、洗浄液1リットル当り0.01kgから、または0.05kgから、または0.07kgから、または0.10kgから、または0.15kgから、または0.20kgから、または0.25kgからの布地が、前記洗浄液中に投与される。任意に、50g以下、または45g以下、または40g以下、または35g以下、または30g以下、または25g以下、または20g以下、またはさらには15g以下、またはさらには10g以下の組成物を水と接触させて、洗浄液を形成する。かかる組成物は、典型的には、約500ppmから約15,000ppmの溶液中濃度で採用される。洗浄溶剤が水であるとき、水温は典型的には約5℃から約90℃の範囲であり、その場所が布地を含むとき、水対布地の比は、典型的には約1:1から約30:1である。典型的には、本発明の洗濯ケア組成物を含む洗浄液は、3から11.5のpHを有する。
一側面では、かかる方法は、前記表面または布地を任意に洗浄するおよび/またはすすぐ工程、前記表面または布地に本明細書に開示する任意の組成物を接触させる工程、次いで前記表面または布地を任意に洗浄するおよび/またはすすぐ工程、それと共に任意での乾燥工程を含む。
かかる表面または布地の乾燥は、家庭または工業環境のいずれかで採用される一般的な手段のいずれか1つによって達成されてもよい。布地は、通常の消費者または施設の使用条件で洗濯可能な任意の布地を含んでもよく、本発明は、合成テキスタイル、たとえばポリエステルおよびナイロンに特に適しており、合成およびセルロース系布地および/もしくは繊維を含む混合布地および/または繊維の処理にとりわけ適している。合成布地の例としては、ポリエステル、ナイロンがあり、これらはセルロース系繊維との混合物、たとえばポリコットンの布地に存在してもよい。溶液は、典型的には7から11、より普通には8から10.5のpHを有する。組成物は、典型的には、500ppmから5,000ppmの溶液中濃度で採用される。水温は、典型的には、約5℃から約90℃の範囲である。水対布地の比は、典型的には、約1:1から約30:1である。
試験方法
I.洗浄溶液からの染料の色相染着(HD)を決定する方法
増白されていない多繊維布地のスワッチを、増白剤ゼロの重質液体洗濯洗剤(水溶液中1.55g/L)を用いて49℃で2回洗浄することによる使用の前に、帯状にする。試験しようとする染料のそれぞれの濃縮原液を、ジメチルスルホキシド、エタノールまたは50:50エタノール:水から選択される溶剤中で調製する。染料の原液を、洗剤の入った水400mL(増白剤ゼロの重質液体洗濯洗剤、1リットル当り1.55g)を含有するビーカーに添加し、染料のλmaxで0.4AU(±0.01AU;1.0cmキュベット)の吸光度を有する洗浄溶液を生成する。
各洗浄溶液の125mLのアリコートを、それぞれ4枚のスワッチを含有する3個の250mLのエルレンマイヤーフラスコ内に入れる。フラスコを、75型手首動作式振とう機(wrist action shaker)(Burrell Scientific,Inc.、ピッツバーグ、PA)に設置し、最大設定値で12分間撹拌し、その後洗浄溶液を吸引によって除去し、125mLのすすぎ水(0gpg)を添加し、その後さらに4分間撹拌する。すすぎ液を吸引によって除去し、布地スワッチを5分間脱水し(Mini Countertop Spin Dryer、The Laundry Alternative Inc.、ナシュア、NH)、次いで暗所に置き、乾燥させる。
LabScan XE反射分光光度計(HunterLabs、レストン、VA;D65照明、視野10°、UV光除去)を使用して、乾燥したスワッチで、綿、ナイロンおよびポリエステルについて、L*、a*、およびb*値を測定する。各染料について生成した12枚のスワッチのL*、a*、およびb*値を平均し、以下の式を使用して各布地タイプについて各染料の色相染着(HD)を計算する:
HD=DE*=((L* c−L* s2+(a* c−a* s2+(b* c−b* s21/2
式中、添え字cおよびsはそれぞれ、対照、すなわち染料のない洗剤で洗浄された布地、および試料、すなわち染料を含有する洗剤で洗浄された布地を指す。
II.染着指数(DI)を決定する方法
以下のII.(a.)〜(d.)に記述するパラメータは、綿、ポリアミドおよびポリエステルについての個々の染着(HD)値の少なくとも1つが≧2.0であるときだけ、計算する。
a.)平均染着(AHD)は、以下を使用して計算する:
AHD=(綿のHD+ナイロンのHD+ポリエステルのHD)/3
b.)色相染着変動(DV)は、以下を使用して計算する:
DV=最大HD−最小HD
c.)AHDおよびHDVから、次式を使用して色相染着均一性(HDH)を導出する:
HDH=AHD/(AHD+DV)すなわち、値が1.0であれば完全な染料であり、3種の布地すべてに等しく良好に染着するものであることを表す。
d.)色相染着指数(DI)は、次のように計算する:
DI=AHD×HDH
[実施例]
性能例1
染料A(比較)および染料B(表1の例5)の性能を試験し、本方法に開示する式に従って、色相染着、色相染着変動および染着指数を評価する。結果を表2に示す。
染料は両方とも、各布地タイプにわたる染着を示し、それと共に同様の平均染着値を示すが、染料Bは、染料Aより染着するだけでなく、色相染料均一性指数値に見られるように、染料Bの方が染料Aより均一な染着プロファイルを有する。色相染料均一性指数値は、値が1.0であれば完全な染料であり、3種の布地すべてに等しく良好に染着するものであることを表す。これにより3種の布地すべてにわたって良好に染着する能力、均一に染着する能力の両方に関する尺度である、色相染料指数が良好になる。
本発明の組成物および方法によって軽減されるさらなる1つの問題は、典型的には布地シェーディング染料によってもたらされる色相は布地のタイプにかかわらず同一であるはずであるが、実際には大抵の場合そうではなく、色相は、典型的にはそれが与えられる布地に応じて相当にずれることである。本発明の組成物および方法は、この問題を軽減する。すなわち、もたらされる色相のずれは、セルロース系および合成の布地および/または繊維の間、ならびに異なる合成の布地および/または繊維の間で、先行技術の染料で生じるものよりも少ない。
したがって、本発明の組成物および方法は、程度と均一性の両方で広範な布地にわたる良好な染着をもたらし、そうした布地に付与する色相の一貫性および次の洗浄での除去性も良好であり、合成布地、たとえばナイロンであっても過剰な色相染着が回避される。
Figure 0006046167
例2〜7
手洗いまたは洗濯機、典型的にはトップローディング式洗濯機用の顆粒状洗濯洗剤組成物。
Figure 0006046167
Figure 0006046167
例8〜13
典型的にはフロントローディング式自動洗濯機用の顆粒状洗濯洗剤組成物。
Figure 0006046167
Figure 0006046167
上の組成物のうちいずれかを使用して、7000から10000ppmの水中濃度、20〜90℃、および5:1の水:布比で、布地を洗濯する。典型的なpHは約10である。次いで、布地は乾燥される。一側面では、布地は乾燥機を使用して能動的に乾燥される。一側面では、布地はアイロンを使用して能動的に乾燥される。別の側面では、布地は単に放置され、空気および任意に太陽光に曝されて一列で乾燥される。
例14〜20 重質液体洗濯洗剤組成物
Figure 0006046167
Figure 0006046167
例21から25 一回用量組成物
この例は、一回用量洗濯洗剤用の様々な配合物を示す。かかる一回用量配合物は、単一区画または多区画を含むことができる。
本発明の次の一回用量洗濯洗剤配合物を以下に示す。
Figure 0006046167
Figure 0006046167
例26 多区画一回用量組成物
本発明の多区画一回用量の洗濯洗剤配合物を以下に示す。これらの例では、一回用量は3区画を有するが、同様の組成物を、2、4または5区画で作製することができる。区画を封入するために使用されるフィルムは、ポリビニルアルコールである。
Figure 0006046167
Figure 0006046167
Figure 0006046167
Figure 0006046167
例34
漂白剤および洗濯添加剤の洗剤配合物
Figure 0006046167
*他の任意での作用剤/構成成分には、抑泡剤、構造剤、たとえば水添ヒマシ油をベースとするもの(好ましくは水添ヒマシ油、アニオン性プレミックス)、溶剤および/またはマイカ真珠光沢美観強化剤が含まれる。
原材料および組成物例についての注記
すべての例は、表1の染料例5を示す。この染料は、指定された構造の任意の他の染料、特に表1の例1から28の任意の染料と置きかえて、または組み合わせて使用することができる。
LASは、Stepan(米国イリノイ州ノースフィールド)、またはHuntsman Corpによって供給される、平均脂肪族炭素鎖長C9〜C15を有する直鎖状アルキルベンゼンスルホネートである(HLASは酸型である)。
12〜14塩化ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムは、Clariant GmbH(ドイツ)によって供給される。
AE3Sは、Stepan(米国イリノイ州ノースフィールド)によって供給される、C12〜15アルキルエトキシ(3)スルフェートである。
AE7は、Huntsman(米国ユタ州ソルトレークシティ)によって供給される、平均エトキシル化度が7であるC12〜15アルコールエトキシレートである。
AESは、Shell Chemicalsによって供給される、C10〜18アルキルエトキシスルフェートである。
AE9は、Huntsman(米国ユタ州ソルトレークシティ)によって供給される、平均エトキシル化度が9であるC12〜13アルコールエトキシレートである。
HSASまたはHC1617HSASは、平均炭素鎖長が約16〜17である中間鎖分枝第一級アルキルスルフェートである。
トリポリリン酸ナトリウムは、Rhodia(フランス、パリ)によって供給される。
ゼオライトAは、Industrial Zeolite(UK)Ltd(英国エセックス州グレイズ)によって供給される。
1.6Rケイ酸塩は、Koma(チェコ共和国ネステミカ(Nestemica))によって供給される。
炭酸ナトリウムは、Solvay(米国テキサス州ヒューストン)によって供給される。
ポリアクリレートMW4500は、BASF(ドイツ、ルートヴィヒスハーフェン)によって供給される。
カルボキシメチルセルロースは、CP Kelco(オランダ、アルンヘム)によって供給される、Finnfix(登録商標)Vである。
適切なキレート剤は、たとえば、Dow Chemical(米国ミシガン州ミッドランド)によって供給されるジエチレンテトラアミン五酢酸(DTPA)、またはSolutia(米国ミズーリ州セントルイス、デンマーク、バグスバード)によって供給されるヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)である。
Savinase(登録商標)、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Lipex(登録商標)、Celluclean(商標)、Mannaway(登録商標)およびWhitezyme(登録商標)は、すべてNovozymes(デンマーク、バグスバード)の製品である。
プロテアーゼは、Genencor International(米国カリフォルニア州パロアルト)によって供給されても(たとえばPurafect Prime(登録商標))、またはNovozymes(デンマーク、バグスバード)によって供給されてもよい(たとえば、Liquanase(登録商標)、Coronase(登録商標))。
蛍光増白剤1は、Tinopal(登録商標)AMS、蛍光増白剤2はTinopal(登録商標)CBS−X、スルホン化亜鉛フタロシアニンおよびダイレクトバイオレット9はPergasol(登録商標)Violet BN−Zであり、すべてCiba Specialty Chemicals(スイス、バーゼル)によって供給される。
過炭酸ナトリウムは、Solvay(米国テキサス州ヒューストン)によって供給される。
過ホウ酸ナトリウムは、Degussa(ドイツ、ハーナウ)によって供給される。
NOBSは、Future Fuels(米国、ベイツビル)によって供給される、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムである。
TAEDは、Peractive(登録商標)という商品名でClariant GmbH(ドイツ、ズルツバッハ)によって供給される、テトラアセチルエチレンジアミンである。
S−ACMCは、製品名AZO−CM−CELLULOSE、製品コードS−ACMCでMegazyme(アイルランド、ウィックロー)によって販売される、C.I.リアクティブブルー19とコンジュゲートしたカルボキシメチルセルロースである。
ソイルリリース剤は、Rhodia(フランス、パリ)によって供給される、Repel−o−tex(登録商標)PFである。
アクリル酸/マレイン酸コポリマーは、分子量70,000、アクリレート:マレエート比70:30であり、BASF(ドイツ、ルートヴィヒスハーフェン)によって供給される。
エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸、(S,S)異性体(EDDS)のNa塩は、Octel(英国、エレスメアポート)によって供給される。
ヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)は、Dow Chemical(米国ミシガン州ミッドランド)によって供給される。
抑泡剤凝集体は、Dow Corning(米国ミシガン州ミッドランド)によって供給される。
HSASは、US6,020,303およびUS6,060,443に開示される通りの中間鎖分枝アルキルスルフェートである。
12〜14ジメチルアミンオキシドは、Procter&Gamble Chemicals(米国、シンシナティ)によって供給される。
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリ酢酸ビニル側鎖とを有する、ポリ酢酸ビニルグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000、ポリエチレンオキシド対ポリ酢酸ビニルの重量比は約40:60であり、グラフト点は50個のエチレンオキシド単位当りに1つ以下である。
エトキシル化ポリエチレンイミンは、−NH当り20個のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)である。
カチオン性セルロースポリマーは、Amerchol Corporation(NJ、エッジウォーター)製の、LK400、LR400および/またはJR30Mである。
注記:すべての酵素レベルは、酵素原材料の割合(%)として表される
ここに開示する寸法および値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきでない。むしろ、別段の指定がない限り、かかる寸法はそれぞれ、記載された値およびその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図される。たとえば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
式Iの構造を有するチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物:
Figure 0006046167
(式中、R 1 およびR 2 は独立に、[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]、C 1〜12 アルキル、C 6〜10 アリール、C 7 〜C 22 アリールアルキルから選択されるが、R 1 および/またはR 2 の少なくとも1つは[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]であることを要件とし、
R’は、H、C 1〜4 アルキル、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、フェニルおよびCH 2 OR 5 からなる群から選択され;
R”は、H、C 1〜4 アルキル、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、フェニルおよびCH 2 OR 5 からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、前記染料はYであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R 5 は、C 1 〜C 16 直鎖状または分枝アルキル、C 6 〜C 14 アリールおよびC 7 〜C 16 アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R 5 は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R 8 は独立に、H、およびC 3〜18 またはC 4 〜C 18 アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR 8 基はHではない)。
[2]
R’は、H、CH 3 、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH 3 、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは[1]で定義される通りであり;ただし、R 1 またはR 2 のいずれかに少なくとも1つのQ基があり、好ましくはR 1 およびR 2 のそれぞれに1つのQ基があり、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする、[1]に記載の組成物。
[3]
(a)R 1 およびR 2 は独立に、[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]から選択され:
R’は、H、CH 3 、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Qからなる群から選択され;R”は、H、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Qからなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、R 1 またはR 2 のいずれかに少なくとも1つのQ基があり、好ましくはR 1 およびR 2 のそれぞれに1つのQ基があり、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする;あるいは、
1 =C 1〜12 アルキル、C 6〜10 アリール、C 7 〜C 22 アリールアルキル、およびR 2 =[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]であり、
R’およびR”は上で定義される通りであり;x+y≦10であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする;あるいは、R 1 およびR 2 は独立に、C 1〜12 アルキル、C 6〜10 アリール、C 7 〜C 22 アリールアルキル、および式IIIからなる群から選択され、
Figure 0006046167
式中、各R 3 は、フェニルおよび−CH 2 OR 5 からなる群から選択され;各R 4 は、H、C 1 〜C 4 アルキル、およびそれらの混合物からなる群から選択され;好ましくは、R 4 はHまたはメチル、さらにより好ましくはHであり;qは、0から50の整数、好ましくは1〜25の整数、さらにより好ましくは1〜10の整数であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、R 1 またはR 2 に少なくとも1つのQがあり、好ましくはR 1 およびR 2 のそれぞれに1つのQがあり、少なくとも1つのQがYであることを条件とし;各R 5 は、C 1 〜C 16 直鎖状または分枝アルキル、C 6 〜C 14 アリールおよびC 7 〜C 16 アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくは、R 5 は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;
Yは、式IIによって表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R 8 は独立に、HおよびC 3〜18 、好ましくはC 4 〜C 18 アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR 8 基はHではない、[1]に記載の組成物。
[4]
R’は、H、CH 3 、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH 3 、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは[1]に定義される通りであり;ただし、R 1 またはR 2 のいずれかに少なくとも1つのQ基があり、好ましくはR 1 およびR 2 のそれぞれに1つのQ基があり、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする、[3]に記載の組成物。
[5]
チオフェンアゾ染料の分子量が、500ダルトン超、約501ダルトンから約5000ダルトン、約677ダルトンから約2500ダルトン、またはさらには約825ダルトンから約1200ダルトンである、[1]に記載の組成物。
[6]
前記染料が次の構造を有する、[1]に記載の組成物。
Figure 0006046167
[7]
式Iの構造を有する染料を含むチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物:
Figure 0006046167
(式中、R 1 およびR 2 は独立に、[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]、C 1〜12 アルキル、C 6〜10 アリール、C 7 〜C 22 アリールアルキルから選択されるが、R 1 および/またはR 2 の少なくとも1つは[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]であることを要件とし、
R’は、H、C 1〜4 アルキル、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、フェニルおよびCH 2 OR 5 からなる群から選択され;
R”は、H、C 1〜4 アルキル、CH 2 O(CH 2 CH 2 O) z Q、フェニルおよびCH 2 OR 5 からなる群から選択され;
1または2≦x+y≦50、好ましくはx+y≦25、より好ましくはx+y≦10であり;
y≧1であり;
z=0または1から20、好ましくは0から10または5であり;
Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、前記染料はYであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
各R 5 は、C 1 〜C 16 直鎖状または分枝アルキル、C 6 〜C 14 アリールおよびC 7 〜C 16 アリールアルキルからなる群から選択され;好ましくはR 5 は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチル、ナフチルおよびそれらの混合物からなる群から選択され;Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
Figure 0006046167
式中、各Y基について独立に、
Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;nは0から5、好ましくは0、1、2または3であり;m+nの合計は1から10、好ましくは1、2または3であり;各R 8 は独立に、H、およびC 4〜7 またはC 9 〜C 18 アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR 8 基はHではない)。

Claims (7)

  1. 式Iの構造を有するチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物:
    Figure 0006046167
    (式中、R1およびR2は独立に、[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]から選択され
    R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
    R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
    1または2≦x+y≦50であり;
    y≧1であり;
    z=0または1から20であり;
    Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、前記染料はYであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
    各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;
    Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
    Figure 0006046167
    式中、各Y基について独立に、
    Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5であり;nは0から5であり;m+nの合計は1から10であり;各R8は独立に、H、およびC3〜18またはC4〜C18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
  2. R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは請求項1で定義される通りであり;ただし、 1 およびR 2 は共にQ基を有し、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 1 およびR2は独立に、[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yQ]から選択され:
    R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQからなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zQからなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、 1 およびR 2 は共にQ基を有し、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とし、
    Yは、式IIによって表される有機ラジカルであり、
    Figure 0006046167
    式中、各Y基について独立に、Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5であり;nは0から5であり;m+nの合計は1から10であり;各R8は独立に、HおよびC3〜18からなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない、請求項1に記載の組成物。
  4. R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zQ、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5であり;y≧1であり;z=0から5であり;Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは請求項1に定義される通りであり;ただし、 1 およびR 2 は共にQ基を有し、少なくとも1つのQ基がYであることを条件とする、請求項3に記載の組成物。
  5. チオフェンアゾ染料の分子量が、500ダルトン超である、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記染料が次の構造を有する、請求項1に記載の組成物。
    Figure 0006046167
  7. 式Iの構造を有する染料を含むチオフェンアゾカルボキシレート染料を含む組成物:
    Figure 0006046167
    (式中、R1およびR2は独立に、[(CH 2 CR’HO) x (CH 2 CR”HO) y Q]から選択され
    R’は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
    R”は、H、C1〜4アルキル、CH2O(CH2CH2O)zQ、フェニルおよびCH2OR5からなる群から選択され;
    1または2≦x+y≦50であり;
    y≧1であり;
    z=0または1から20であり;
    Qは、HおよびYからなる群から選択され、Yは下で定義される通りであり;ただし、前記染料はYであるQ基を少なくとも1つ含むことを条件とし;
    各R5は、C1〜C16直鎖状または分枝アルキル、C6〜C14アリールおよびC7〜C16アリールアルキルからなる群から選択され;Yは、式IIにより表される有機ラジカルであり、
    Figure 0006046167
    式中、各Y基について独立に、
    Mは、Hまたは電荷のバランスを保つカチオンであり;mは0から5であり;nは0から5であり;m+nの合計は1から10であり;各R8は独立に、H、およびC4〜7またはC9〜C18アルケニルからなる群から選択され、少なくとも1つのR8基はHではない)。
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