JP6043513B2 - 陶磁器製容器 - Google Patents

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本発明は、陶磁器製容器に関し、より詳細には、マイクロ波を用いて処理物を加熱処理する際に用いることができる陶磁器製容器に関する。
従来より、電子レンジを用いて食品等を加熱処理することが行われている。電子レンジは、マグネトロンから発生するマイクロ波を食品等に照射し、食品等の内部の水分子がマイクロ波を吸収して振動し、水分子同士の摩擦によって発生する熱により食品等を加熱処理する機器である。ここで、電子レンジを用いた食品等の加熱処理は、水分子を含む食品等や水分子に近い分子構造の分子を含む食品等の加熱処理に限られている。また、食品等の内部から加熱する処理であって、食品等の表面に焼き色を付けるなどの食品等の外部から加熱する処理はできないという問題があった。そこで、マイクロ波を吸収して発熱する性質を有する物質からなる発熱層を陶磁器製容器に設け、マイクロ波を照射した際、容器自体が発熱することで食品等を外部からも加熱する陶磁器製容器が提案されている。
例えば、特許文献1に示すように、陶磁器等の調理容器基材の外表面に金属酸化物からなるマイクロ波吸収発熱体層が形成され、このマイクロ波吸収発熱体層の外表面に金属酸化物からなる無機質の被覆層が形成された調理容器である。そして、マイクロ波による食品の加熱調理の際、被調理物がマイクロ波によって直接加熱されるとともに、マイクロ波吸収発熱体層が発熱することで調理容器の表面によっても食品が加熱される。
特開平10−57239号公報
ここで、特許文献1に記載の調理容器では、調理容器の表面を高温にすることはできるものの、高い出力のマイクロ波が必要であるとともに、発熱量が少なく、調理時間がかかるという問題があった。そこで、本発明は、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、簡単な構成によって容器自体を効率よく発熱させ、処理物を良好に加熱処理することができる陶磁器製容器を提供することにある。
このため請求項1に記載の発明は、基材層の表面にマイクロ波によって発熱する発熱体層を形成し、該発熱体層の表面に被覆層を形成した積層体からなる陶磁器製容器において、
前記発熱体層は、前記基材層の表面の少なくとも一部に形成され、前記基材層から前記被覆層側に向けて順に、酸化チタン、酸化鉄を溶射して積層させた多層構造であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の陶磁器製容器において、前記被覆層は、離型性セラミック塗料からなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の陶磁器製容器において、前記陶磁器製容器の処理物載置面に凹凸形状が形成されたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の陶磁器製容器において、前記陶磁器製容器は、基材層のみまたは基材層の表面に被覆層を形成した把持部を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の陶磁器製容器において、前記陶磁器製容器は、容器本体および蓋体から構成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、基材層の表面にマイクロ波によって発熱する発熱体層を形成し、該発熱体層の表面に被覆層を形成した積層体からなる陶磁器製容器において、前記発熱体層は、前記基材層の表面の少なくとも一部に形成され、前記基材層から前記被覆層側に向けて順に、酸化チタン、酸化鉄を溶射して積層させた多層構造である。
これにより、発熱体層は、発熱体のみで形成されるので、マイクロ波による発熱体層の発熱量が多くなり、発熱効率が高くなる。従って、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、容器自体を効率よく発熱させ、処理物を良好に加熱処理することができる陶磁器製容器を提供することができる。また、発熱体層を均一に形成することができるので、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、陶磁器製容器は均一に発熱し、局部的な熱膨張が生じることがなく、陶磁器製容器の破損を防止することができる。また、被覆層を有するので、陶磁器製容器の表面が滑らかに仕上がり、離形性が良く、使用後の洗浄が容易に行えるとともに、発熱体層の外力による破損や剥離、酸やアルカリ等による腐食を防ぐことができる。
また、発熱体層は、多層構造であるので、マイクロ波による発熱体層の発熱量が多くなり、発熱効率が高くなる。
また、発熱体層は、基材層から被覆層側に向けて順に、酸化チタン、酸化鉄を積層させたので、マイクロ波による発熱体層の発熱量が多くなり、発熱効率が高くなる。
また、発熱体層が亜鉛等の人体に影響を及ぼすものを含まないため、処理物が食品等であっても衛生的に支障がない。
請求項に記載の発明によれば、前記被覆層は、離型性セラミック塗料からなるので、陶磁器製容器の表面が滑らかに仕上がり、離形性が良く、使用後の洗浄が容易に行えるとともに、発熱体層の外力による破損や剥離、酸やアルカリ等による腐食を防ぐことができる。また、高温にも十分耐えうることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記陶磁器製容器の処理物載置面に凹凸形状が形成されているので、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、加熱処理によって処理物から発生する余分な油脂等を凹部へ集めることができ、処理物を良好に加熱処理することができる。
請求項に記載の発明によれば、前記陶磁器製容器は、基材層のみまたは基材層の表面に被覆層を形成した把持部を有するので、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、把持部は発熱しないため、加熱処理後の陶磁器製容器は持ち易くなり、陶磁器製容器の使い勝手を良くすることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記陶磁器製容器は、容器本体および蓋体から構成されるので、マイクロ波による処理物の加熱処理の際、処理物を収容する陶磁器製容器の収容部に熱がこもり、処理物をより短時間でムラなく加熱処理することができる。
この発明の一例の陶磁器製容器の積層構成を説明する断面図である。 図1で前記発熱体層を多層構造にした断面図である。 (a)はこの発明の一例の陶磁器製容器の斜視図、(b)は(a)の陶磁器製容器の正面図、(c)は(b)の陶磁器製容器の断面図である。 この発明の別の例の陶磁器製容器の斜視図である。 (a)はこの発明の別の例の陶磁器製容器の斜視図、(b)は(a)の陶磁器製容器の蓋体を閉じた状態の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態について詳述する。この例では、マイクロ波による処理物を食品とした際の加熱調理に使用できるこの発明の一例としての陶磁器製容器について説明する。図1はこの発明の一例の陶磁器製容器の積層構成を説明する断面図、図2は図1で前記発熱体層を多層構造にした断面図、図3(a)はこの発明の一例の陶磁器製容器の斜視図、図3(b)は図3(a)の陶磁器製容器の正面図、図3(c)は図3(b)の陶磁器製容器の断面図、図4はこの発明の別の例の陶磁器製容器の斜視図、図5(a)はこの発明の別の例の陶磁器製容器の斜視図、図5(b)は図5(a)の陶磁器製容器の蓋体を閉じた状態の断面図である。
本発明の陶磁器製容器1は、例えば、図1および図2に示すように、基材層2の表面に発熱体層3が形成され、この発熱体層3の表面に被覆層4が形成された積層構造であり、被覆層4の表面が被調理物と接触する。本発明では、上記構成層以外に他の層を含んでいてもよく、このような他の層としては、印刷層やブラスト処理等の表面処理層である。また、発熱体層3は、図2に示すように、異なる発熱体5、5’からなる多層構造であってもよい。
本発明において、基材層2は、土器、石器、陶器、磁器等の陶磁器を形成するものであれば特に限定されず、例えば、ガラスやセラミックなどを使用することができる。
また、発熱体層3の材料である発熱体5は、マイクロ波を吸収して発熱するものであれば特に限定されず、食品衛生的に人体に影響を及ぼす亜鉛等を含まないものが好ましく、例えば、ムライト、アルミナおよび酸化チタンの混合物、酸化クロム、ジルコニア、アルミナジルコニア、酸化チタン、オリビンサンド、酸化鉄、マグネシア、スピネル、アルミナ、酸化物で構成された天然鉱石粉、その他の金属酸化物を使用することが好ましい。
また、被覆層4の材料は、離型性セラミック塗料であれば特に限定はされず、例えば、シリカ、シリコンなどを使用することができる。
次に、本発明の陶磁器製容器1の製造方法について説明する。まず、公知の陶磁器等の製造方法によって、基材層2からなる容器を成形する。つまり、セラミック粉末に水を加えて均一に混練し、この原料を用いて容器形状を成形し、乾燥させた後に焼成する。
次に、この焼成された基材層2からなる容器の表面に発熱体5を溶射することによって発熱体層3を形成する。従って、溶媒、例えば釉薬などに発熱体5を分散させた後に基材層2からなる容器の表面に塗布する場合とは異なり、発熱体層3を発熱体5のみで形成することができ、さらに、発熱体層3を均一に形成することができる。そして、発熱体層3を発熱体5のみで形成することで、マイクロ波による被調理物の加熱調理の際、発熱体層3の発熱量は多くなり、発熱効率が高くなる。従って、被調理物は、マイクロ波によって直接加熱されるとともに、発熱体層3が形成された陶磁器製容器1の表面によっても加熱され、被調理物の表面に焼き色を付け、ムラなく加熱するとともに加熱時間を短縮することができ、被調理物を良好に加熱調理することができる。また、発熱体層3を均一に形成することができるので、マイクロ波を照射する際、陶磁器製容器1は均一に発熱し、陶磁器製容器1に局部的な熱膨張が生じることがなく、陶磁器製容器1の破損を防止することができる。なお、発熱体層3は、陶磁器製容器1の全面に形成する必要はなく、少なくとも被調理物と被覆層4とが接触する被調理物載置面に形成すればよく、任意の位置に形成することができる。また、発熱体層3の厚みは特に限定されないが、発熱量や生産性等で適宜選択され、50〜200μm程度が好ましい。上記範囲であれば、マイクロ波を照射した際に十分な発熱量を確保できるからである。
ここで、容器の表面に発熱体5を溶射する方法としては、酸素−アセチレン炎中に粉末状の溶射材料を投入し、フレーム中で溶融させると同時に、燃焼ガス流により加速させ、溶融粉末を基材に衝突させることで成膜させる粉末式フレーム溶射法や、アルゴンなどのガス中で、大電流の直流アーク放電により、高温高速のプラズマジェットを溶射ガン中に形成させ、これに粉末溶射材料を投入することにより、溶融と加速を行うことで成膜するプラズマ溶射法などがある。
次に、発熱体層3の表面に吹付けなどの公知の方法によって離型性セラミック塗料を付着したのち、熱処理をして焼付けることで被覆層4を均一に形成する。従って、陶磁器製容器1の表面が滑らかに仕上がり、離形性が良く、使用後の洗浄が容易に行えるとともに、発熱体層3の外力による破損や剥離、酸やアルカリ等による腐食を防ぐことができる。なお、被覆層4は、陶磁器製容器1の全面に形成する必要はなく、少なくとも発熱体層3の全面を覆い隠すように形成すればよく、任意の位置に形成することができるが、被調理物が接触する部位全面に形成することがより好ましい。つまり、陶磁器製容器1が皿形状である場合には、少なくとも被調理物が接触する表側の全面に被覆層4を形成することが好ましい。また、被覆層4の厚みは特に限定されないが、強度や生産性等で適宜選択され、30〜100μm程度が好ましい。上記範囲であれば、離形性や発熱体層3の保護として十分な強度を確保できるからである。
ここで、陶磁器製容器1の形状は、皿形状や器形状のものであってもよく、特に限定されるものではなく、種々の形状とすることができる。例えば、図3に示すように、陶磁器製容器1において、被調理物が接触する表側面である被調理物載置面に凹凸形状を形成してもよい。この凹凸形状が形成されていることで、マイクロ波による被調理物の加熱調理の際、加熱によって被調理物から発生する余分な油脂を凹部7へ集めることができ、被調理物を良好に加熱調理することができる。また、被調理物の焼き色が付く部位を凸部6との接触部に限定することができるので、陶磁器製容器1を正面視から見た際の凹凸形状の配置を変えることによって被調理物の焼き色が付く模様を特定の形状とすることができる。例えば、図3における陶磁器製容器1では、縞模様の焼き色を付けることができる。また、図示はしないが、陶磁器製容器1を正面視から見た際、凹凸形状の配置が網目模様となるようにすれば、被調理物に網目模様の焼き色を付けることができる。なお、この凹凸形状の配置は特に限定されるものではなく、任意に設けることができる。
また、陶磁器製容器1は、図4に示すように、把持部8を有する形状としてもよい。さらに、この把持部8に発熱体層3を設けない構成とすることで、マイクロ波を照射する際、把持部8は発熱しないことになる。従って、マイクロ波による被調理物の加熱調理後において、低温部である把持部8を持って陶磁器製容器1を扱うことができるので、陶磁器製容器1の使い勝手を良くすることができる。
また、陶磁器製容器1は、図5に示すように、容器本体9および蓋体10から構成されてもよく、容器本体9は、基材層2と発熱体層3と被覆層4からなる積層体からなり、蓋体10は、基材層2と被覆層4からなる積層体である。被調理物は、蓋体10によって被調理物を収容する収容部11に密閉されるため、マイクロ波による被調理物の加熱調理の際、蓋体10を透過するマイクロ波によって直接加熱されるとともに、発熱体層3が形成された容器本体9の表面によっても加熱され、被調理物の表面に焼き色を付け、さらに、収容部11内には熱がこもり、被調理物をより短時間でムラなく加熱調理することができる。また、蓋体10にも発熱体層3を設ける構成としてもよく、マイクロ波による被調理物の加熱調理の際、被調理物を容器本体9および蓋体10の発熱によって加熱することとなり、被調理物を蒸し焼き状態で加熱調理することができる。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は何ら本発明を制限するものではない。
(実施例1〜7)
ペタライトおよび可塑性粘土からなる低熱膨張性粘土を用いて基材層2からなる陶板を形成した。陶板の形成における焼成温度は約1230℃であり、焼成時間は約12時間である。陶板は210×150×35mmのオーバル形状であり、厚みは約4mmである。次いで、表1に示す発熱体5を基材層2からなる陶板の一方の表面に溶射によって均一の厚さに積層して発熱体層3を形成した。発熱体層3の厚みは約100μmである。次いで、離形性セラミック塗料をスプレーによって発熱体層3の表面に均一の厚さに積層して被覆層4を形成し、陶磁器製容器1を形成した。被覆層4の厚みは約40μmである。
(実施例8)
ペタライトおよび可塑性粘土からなる低熱膨張性粘土を用いて基材層2からなる陶板を形成した。陶板の形成における焼成温度は約1230℃であり、焼成時間は約12時間である。陶板は210×150×35mmのオーバル形状であり、厚みは約4mmである。次いで、酸化チタンを基材層2からなる陶板の一方の表面に溶射によって均一の厚さに積層し、さらに、酸化チタンの表面に酸化鉄を溶射によって均一の厚さに積層して発熱体層3を形成した。発熱体層3の厚みは約100μmである。次いで、離形性セラミック塗料をスプレーによって発熱体層3の表面に均一の厚さに積層して被覆層4を形成し、陶磁器製容器1を形成した。被覆層4の厚みは約40μmである。
次に、実施例1〜8の陶磁器製容器1を市販の家庭用電子レンジ(出力500W)内に入れ、発振周波数2450MHzのマイクロ波を3分間照射した後、電子レンジより陶磁器製容器1を取出し、陶磁器製容器1の表面の発熱温度を測定した。その結果を表2に示す。
また、被調理物を油、醤油、ソースなどの調味液を塗布していない4分の1にカットした冷凍ピザ生地(トッピング材料である薄切りサラミ、チーズ、野菜等が生地上に乗っかっている)とし、実施例1〜8の陶磁器製容器1にこの被調理物を配置し、家庭用電子レンジ(出力500W)内に入れ、発振周波数2450MHzのマイクロ波を3分間照射した。マイクロ波の照射後における被調理物の焼き色の状態を観察した。その結果を表2に示す。
Figure 0006043513
Figure 0006043513
表2に示す結果から明らかなように、実施例1〜8の陶磁器製容器1の表面の発熱温度は高く、特に実施例8は更に高いことが分かる。さらに、実施例1〜8は、被調理物に油、醤油、ソースなどの調味液を塗布せず、出力500Wの電子レンジを用いた調理によって被調理物に焼き色を付けることができることが分かる。従って、実施例1〜8は、マイクロ波による良好な発熱特性を有し、被調理物を良好に加熱調理をすることができる。
以上詳述したように、本発明の陶磁器製容器1は、基材層2の表面に発熱体層3を形成し、この発熱体層3の表面に被覆層4を形成した積層体からなる陶磁器製容器において、発熱体層3は、基材層2の表面の少なくとも一部にマイクロ波によって発熱する発熱体5を溶射したものである。
本発明の包装容器は、例えば、魚、肉、餃子、ピザ、冷凍食品、米、あるいは水などの食料品や医薬品等のあらゆるものを処理物とした、マイクロ波を用いた加熱処理に有用である。
1 陶磁器製容器
2 基材層
3 発熱体層
4 被覆層
5、5’ 発熱体
6 凸部
7 凹部
8 把持部
9 容器本体
10 蓋体
11 収容部

Claims (5)

  1. 基材層の表面にマイクロ波によって発熱する発熱体層を形成し、該発熱体層の表面に被覆層を形成した積層体からなる陶磁器製容器において、
    前記発熱体層は、前記基材層の表面の少なくとも一部に形成され、前記基材層から前記被覆層側に向けて順に、酸化チタン、酸化鉄を溶射して積層させた多層構造であることを特徴とする、陶磁器製容器。
  2. 前記被覆層は、離型性セラミック塗料からなることを特徴とする、請求項1に記載の陶磁器製容器。
  3. 前記陶磁器製容器の処理物載置面に凹凸形状が形成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の陶磁器製容器。
  4. 前記陶磁器製容器は、基材層のみまたは基材層の表面に被覆層を形成した把持部を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の陶磁器製容器。
  5. 前記陶磁器製容器は、容器本体および蓋体から構成されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の陶磁器製容器。
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