JP6040378B2 - 逆止弁 - Google Patents

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Description

本発明は逆止弁に関し、特に給湯装置において高温のお湯と冷たい水とを混合して適温のお湯にする混合弁に適用して蛇口などから最初に出てくるお湯が高温になってしまうことを防止するのに使用される逆止弁に関する。
給湯装置においては、給水管および給湯管が接続される水栓器具には、水またはお湯の逆流を防止する目的で逆止弁が用いられている。その逆止弁の中には、本来の逆流防止機能の他に、逆止弁の二次側の圧力が異常に高くなったときにその異常高圧を一次側へ逃すことができる圧力逃し弁の機能を備えたものがある(たとえば、特許文献1参照)。異常高圧の要因としては、逆止弁の二次側の配管に閉じ込められた冷水が加熱により膨張したり凍結により体積が増えたりすることによるものなどがある。
特許文献1に記載の逆止弁によれば、逆止弁体を開閉方向に支持する軸部の内部に二次側から一次側へ連通する逃し流路を有し、その逃し流路に形成された狭窄部を閉じるよう一次側から逃し弁体を付勢するようにして圧力逃し弁を構成している。逃し弁体は、狭窄部を通じて二次側の圧力を受圧しており、二次側の圧力所定値以上の圧力になると、狭窄部から離れて狭窄部を開放し、二次側の圧力を一次側へ逃す。このように、圧力逃し弁が逆止弁の二次側の異常高圧を一次側へ逃すことによって、高圧により二次側の配管が破壊されて漏水が発生したり逆止弁の部品が破壊されたりすることが防止される。
特開2010−96298号公報
しかしながら、従来の逆止弁は、圧力逃し弁を逆止弁の軸部の内部に構成しているため、逃し弁体(シール部材)およびその付勢部材の部品寸法が必然的に小さくなり、その分、組み立て作業性が悪くなるので製造コストが高くなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、製造コストを低減した圧力逃し弁付きの逆止弁を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、内部の一次側に逆止弁座を有する筒状のケースと、前記ケースの二次側において前記ケースの軸線上に同軸配置された軸受部と、前記逆止弁座に対して着座または離座する方向に移動自在に前記軸受部に支持された逆止弁体と、前記逆止弁体の前記逆止弁座の側に前記逆止弁体とは離れた状態に配置されて逆止弁の閉弁または開弁の際に前記逆止弁座に対して着座または離座する外側環状部および前記外側環状部の内側に前記逆止弁体とは接した状態に配置され前記外側環状部と一体に形成されて圧力逃し弁の弁体として機能する内側環状部とを有したパッキンと、前記パッキンの前記外側環状部を前記逆止弁座に着座させる方向に前記逆止弁体を介して前記内側環状部を付勢する第1のばねと、前記逆止弁体の前記内側環状部に対向した位置に形成されて前記パッキンの前記内側環状部により開閉される前記圧力逃し弁の弁孔と、前記弁孔を閉鎖する方向に前記パッキンの前記内側環状部を付勢して前記逆止弁体に接した状態に維持する第2のばねと、前記パッキンの前記内側環状部が前記弁孔を開けたときに前記弁孔と前記ケースの一次側とを連通させる圧力逃し通路と、を備えていることを特徴とする逆止弁が提供される。
このような逆止弁によれば、パッキンは、逆止弁のシール部材と、圧力逃し弁のシール部材とを兼ねている。これにより、圧力逃し弁のシール部材を一部品として用意する必要がないので、コストを低減することができる。
上記構成の逆止弁は、軸受部が支持する逆止弁体の中に圧力逃し弁を構成するのではなく、逆止弁体の外側に構成してシール部材を逆止弁のものと共用したことで、圧力逃し弁のシール部材が不要になり、製造コストを低減できるという利点がある。また、逆止弁体の中に収納するような極端に小さい部品がないので、逆止弁の組み立てが比較的容易になるという利点がある。
第1の実施の形態に係る逆止弁を適用した給湯装置の一例を示すシステム構成図である。 第1の実施の形態に係る逆止弁の閉弁状態を示す中央縦断面図である。 第1の実施の形態に係る逆止弁の軸部および逆止弁体を示す中央縦断面図である。 第1の実施の形態に係る逆止弁の軸部および逆止弁体を示す図3のA−A矢視断面図である。 第1の実施の形態に係る逆止弁の開弁状態を示す中央縦断面図である。 第1の実施の形態に係る逆止弁が備える圧力逃し弁の開弁状態を示す中央縦断面図である。 第2の実施の形態に係る逆止弁のパッキンを示す平面図である。 第3の実施の形態に係る逆止弁の逆止弁体およびパッキンを示す図であって、(A)は逆止弁体を第2の軸部の側から見た図、(B)はパッキンを逆止弁体の側から見た図である。
以下、本発明の実施の形態について、給湯装置における混合弁の給水ラインに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
図1は第1の実施の形態に係る逆止弁を適用した給湯装置の一例を示すシステム構成図である。
この給湯装置は、お湯を貯める貯湯ユニット10と、お湯を作るヒートポンプユニット20とを備えている。貯湯ユニット10は、貯湯タンク11を備え、その下部には給水ライン12が接続され、上水道などから供給される低温の水が給水される。貯湯タンク11の下部には、また、循環ライン13aを介してヒートポンプユニット20の入口に接続され、循環ライン13aには、循環ポンプ14が設置されている。ヒートポンプユニット20の出口は、循環ライン13bを介して貯湯タンク11の上部へ接続されている。
貯湯タンク11の上部は、また、給湯ライン15の一端が接続され、給湯ライン15の他端は、逆止弁16を介して混合弁17の給湯側入力に接続されている。混合弁17の給水側入力は、逆止弁18を介して給水ライン12に接続されている。混合弁17の出口は、混合水ライン19に接続されており、この混合水ライン19は、水量センサ19aを介して台所の蛇口、風呂場のシャワーなどに接続されている。ここで、本発明による逆止弁は、給湯ライン15に介装された逆止弁16または給水ライン12に介装された逆止弁18に適用される。
この給湯装置は、その運転状態では、循環ポンプ14が貯湯ユニット10の下部にある低温水をヒートポンプユニット20に送り、ヒートポンプユニット20で熱交換されて高温になったお湯を貯湯ユニット10の上部に戻すようにしている。これにより、貯湯ユニット10は、その下部に給水ライン12から供給された低温水が貯留され、上部には、ヒートポンプユニット20によって沸かされたお湯が貯留される。
貯湯ユニット10の上部に貯留されたお湯は、給湯ライン15により逆止弁16を介して混合弁17に供給され、一方、給水ライン12により供給された低温水は、逆止弁18を介して混合弁17に供給される。混合弁17では、図示しない制御部により設定された温度になるよう所定の比率でお湯と水とを混合して混合水ライン19に送り出す。
ここで、逆止弁18は、逆止弁16を介して混合弁17に供給されるお湯の熱が給水ライン12に伝搬しないようにするためのものである。これによって、給湯のときに混合弁17が最初にお湯と混合させる給水ライン12の水が逆止弁18により断熱されて高温にならないため、蛇口などから最初に出てくるお湯が火傷するほどの高温になってしまうことを防止することができる。また、給水ライン12の側の逆止弁18は、混合弁17との間の密閉した空間に溜る水が給湯ライン15からのお湯により加熱されて膨張したり凍結により体積が増えたりして二次側の圧力が異常上昇した場合に、その圧力を一次側に逃がす圧力逃し弁を有している。次に、その給水ライン12の側に設置される逆止弁18を例に具体的な構成について説明する。
図2は第1の実施の形態に係る逆止弁の閉弁状態を示す中央縦断面図、図3は第1の実施の形態に係る逆止弁の軸部および逆止弁体を示す中央縦断面図、図4は第1の実施の形態に係る逆止弁の軸部および逆止弁体を示す図3のA−A矢視断面図である。
第1の実施の形態に係る逆止弁18は、図2に示したように、両端に開口部を有する筒状のケース30を備え、図2の下方の開口部が給水ライン12に接続される一次側であり、図2の上方の開口部が混合弁17の給水側入力に接続される二次側である。ケース30は、その一次側の内側にて二次側開口部に向かって突出された環状の逆止弁座31が一体に形成されている。
ケース30の二次側の開口部には、ケース30の中心に軸受部32が配置されている。この軸受部32は、たとえば三方に延びるアーム部33を介して環状部34に結合され、その環状部34に周設された複数のフック35とともに一体に形成されている。ケース30には、複数の嵌合孔36が設けられていて、その嵌合孔36にフック35を嵌合させることで、軸受部32は、ケース30の軸線上に同軸配置された状態でケース30に固定されている。
軸受部32は、逆止弁座31よりも大きな外径に形成された逆止弁体37をその開閉方向に進退自在に支持している。そのために、逆止弁体37は、図4に示したように、ディスク形状を有し、図3に示したように、そのディスク形状の中心から二次側の方向に延びる第1の軸部38および一次側の方向に延びる第2の軸部39と一体に形成されている。その第1の軸部38は、第2の軸部39よりも大径に形成されており、その大径の側の第1の軸部38が軸受部32によって軸支されている。
逆止弁体37は、また、第1の軸部38の外周近傍に圧力逃がし弁の弁孔40が第1の軸部38の軸線と平行な方向に穿設されている。図示の例では、第1の軸部38の軸線を中心に2個の弁孔40が対称配置されている。
逆止弁体37は、さらに、第2の軸部39の外周面にその軸線と平行な方向に圧力逃し通路溝41が形成されている。この圧力逃し通路溝41は、好ましくは、第2の軸部39の軸線と弁孔40の中心とを結ぶ線上に形成されている。つまり、圧力逃し通路溝41は、弁孔40から最短となる第2の軸部39の円周上の位置に形成される。
第2の軸部39は、また、その先端近傍に止め輪42を嵌めるための円周溝43が周設されている。止め輪42は、たとえば、E型止め輪などの汎用部品を使用することができる。
逆止弁体37は、ばね44がアーム部33との間に配置されて、軸受部32から離れる方向、すなわち、逆止弁座31の方向に付勢されている。このばね44は、一次側と二次側との圧力差が小さいときでも逆止弁が開弁できるよう、ばね荷重の小さなものによって形成されている。
逆止弁体37の一次側には、熱伝導性の低い可撓性を有するパッキン45が配置されている。このパッキン45は、逆止弁体37とほぼ同じ外径を有し、外側環状部45aと、内側環状部45bと、これらを結合する中間結合部45cとを有する二重環状シール構造になっている。外側環状部45aは、内側環状部45bよりも厚く形成され、中間結合部45cは、外側環状部45aよりも薄く形成されている。外側環状部45aは、逆止弁座31に対して着座または離座する部分であって、逆止弁18のシール部材として機能する。一方、パッキン45の内側環状部45bは、逆止弁体37に形成された弁孔40を開閉するもので、圧力逃し弁のシール部材として機能する。したがって、パッキン45の内側環状部45bが接触している逆止弁体37の一次側の面において、弁孔40の周囲が圧力逃し弁のシール弁座となる。
パッキン45は、その内側環状部45bの一次側に隣接してばねガイド46が配置され、このばねガイド46と、第2の軸部39の先端近傍の円周溝43に嵌められた止め輪42との間にばね47が配置されている。このばね47は、ばねガイド46を介してパッキン45の内側環状部45bを逆止弁体37に向けて付勢することにより弁孔40を閉塞している。このばね47は、また、ばね荷重の大きなものが使用されており、弁孔40を介してパッキン45の内側環状部45bが受圧する二次側の圧力が異常に高くなったときだけ、逆止弁体37から内側環状部45bが離れて圧力逃し弁が開弁する。また、このばね47は、圧力逃し弁を構成するだけでなく、パッキン45を逆止弁体37に保持させる機能も有している。
なお、弁孔40について、図示の例では、逆止弁体37に2個の弁孔40を設けたが、その数は、2個に限定されるものではなく、少なくとも1個あればよい。複数個の弁孔40を設ける場合、パッキン45の内側環状部45bが当接する逆止弁体37の環状領域内に弁孔40が設けられる。この弁孔40は、その受圧径を小さく形成することにより、高圧に対抗するばね47も小さくできることから、なるべく小さくしたい。しかし、受圧径を小さくし過ぎると、弁孔40がゴミによって閉塞される可能性が出てくる。そこで、本実施の形態では、弁孔40の受圧径を、経験的にゴミによって閉塞される可能性の少ない最小の値に設定し、そのような受圧径を有する弁孔40の数は、ばね47のばね荷重に応じて2個にしている。
以上の構成によれば、逆止弁18のシール部材であるパッキン45に、圧力逃し弁のシールを兼用させたことにより、圧力逃し弁の専用のシール部材が不要になり、圧力逃し弁の部品点数を減らすことができる。また、圧力逃し弁のシール弁座を、第1の軸部38および第2の軸部39の外側にある逆止弁体37に形成し、圧力逃し弁のばね47を第2の軸部39の外側に配置するようにした。これにより、圧力逃し弁の部品として、第1の軸部38および第2の軸部39の内部に入れ込むような小さな部品がないため、組み立て作業性が大幅に良くなり、その分、製造コストを低減することができる。
次に、以上のようにして構成された逆止弁18の作用について説明する。
図5は第1の実施の形態に係る逆止弁の開弁状態を示す中央縦断面図、図6は第1の実施の形態に係る逆止弁が備える圧力逃し弁の開弁状態を示す中央縦断面図である。
まず、逆止弁18の一次側の圧力と二次側の圧力との圧力差がないか非常に小さい場合には、図2に示したように、逆止弁体37がばね44によって一次側へ付勢されていることにより、パッキン45の外側環状部45aが逆止弁座31に着座している。これにより、逆止弁18は、閉弁状態になる。なお、パッキン45は、その内側環状部45bについては、ばね47の付勢力によって逆止弁体37に密着されているが、その外側環状部45aは、逆止弁体37から離れた状態で逆止弁座31に着座している。このとき、逆止弁18は、その一次側の空間と二次側の空間とが熱伝導性の低いパッキン45によって隔離されているので、二次側の空間にある水が給湯ライン15からの熱伝搬により高温になったとしても、一次側の空間の水が高温になることはない。
次に、混合水ライン19の蛇口が開放されるなどして、逆止弁18の二次側の圧力が一次側の圧力より低くなった場合には、図5に示したように、パッキン45は、一次側の水圧を受けて二次側へ移動し、逆止弁18が開弁する。これにより、図中に矢印Bで示したように、給水ライン12より供給された水は、逆止弁18の一次側から流入し、ケース30の内部を通って二次側へ流出する。
逆止弁18は、その二次側の圧力が一次側の圧力より高い場合には、図2に示したように、閉弁するが、二次側の圧力がさらに高くなると、逆止弁体37は、さらに一次側の方へ移動し、今まで離れていたパッキン45の外側環状部45aと接触するようになる。さらに、二次側の圧力が高くなると、パッキン45の外側環状部45aは、さらに押されて逆止弁座31が食い込むような形になり、逆止弁体37と逆止弁座31とによって強固に固定される。
この状態から、二次側の圧力がさらに高くなって一次側の圧力との圧力差が所定の値を超えると、今度は、図6に示したように、弁孔40介して二次側の圧力を受圧しているパッキン45の内側環状部45bがばね47の付勢力に抗して逆止弁体37から離れる。これにより、二次側の圧力は、弁孔40、逆止弁体37と内側環状部45bとの隙間、および圧力逃し通路溝41を通って一次側に流れることにより減圧される。このようにして、逆止弁18の二次側の圧力が異常に高くなったとしても、圧力逃し弁が二次側の圧力を一次側へ逃すことにより、逆止弁18の構成部品が高圧によって破損することが回避されるようになる。
図7は第2の実施の形態に係る逆止弁のパッキンを示す平面図である。
上記の第1の実施の形態に係る逆止弁18では、圧力逃し弁を通過してきた圧力は、第2の軸部39に形成した圧力逃し通路溝41を介して一次側へ逃すようにしたが、第2の実施の形態では、パッキン45に圧力逃し通路48を形成している。すなわち、パッキン45は、その内側環状部45bの内周面を凹凸形状にして圧力逃し通路48を形成している。この実施の形態では、パッキン45が挿通される第2の軸部39の外表面には、圧力逃し通路溝41は、必ずしも必要ではない。
図8は第3の実施の形態に係る逆止弁の逆止弁体およびパッキンを示す図であって、(A)は逆止弁体を第2の軸部の側から見た図、(B)はパッキンを逆止弁体の側から見た図である。
この第3の実施の形態に係る逆止弁18においては、図8の(A)に示したように、逆止弁体37の第2の軸部39の側の面には、二つの弁孔40の中心を結ぶ線に直交して第2の軸部39の中心を通る線上に二つの位置決め凸部49が形成されている。一方、パッキン45は、図8の(B)に示したように、内側環状部45bの内周面の対向位置に二つの圧力逃し通路48が形成されている。また、内側環状部45bの両面には、二つの圧力逃し通路48の中心を結ぶ線に直交してパッキン45の中心を通る線上に二つの位置決め凹部50が形成されている。なお、位置決め凹部50は、内側環状部45bの片面だけに設けてもよい。しかし、位置決め凹部50を両面に設けることで、パッキン45を第2の軸部39に組み付けるときに、表裏関係なく組み付けることができ、また、位置決めに使用されない位置決め凹部50は、位置合わせのときの目印にすることができる。
10 貯湯ユニット
11 貯湯タンク
12 給水ライン
13a,13b 循環ライン
14 循環ポンプ
15 給湯ライン
16 逆止弁
17 混合弁
18 逆止弁
19 混合水ライン
19a 水量センサ
20 ヒートポンプユニット
30 ケース
31 逆止弁座
32 軸受部
33 アーム部
34 環状部
35 フック
36 嵌合孔
37 逆止弁体
38 第1の軸部
39 第2の軸部
40 弁孔
41 圧力逃し通路溝
42 止め輪
43 円周溝
44 ばね
45 パッキン
45a 外側環状部
45b 内側環状部
45c 中間結合部
46 ばねガイド
47 ばね
48 圧力逃し通路
49 位置決め凸部
50 位置決め凹部

Claims (7)

  1. 内部の一次側に逆止弁座を有する筒状のケースと、
    前記ケースの二次側において前記ケースの軸線上に同軸配置された軸受部と、
    前記逆止弁座に対して着座または離座する方向に移動自在に前記軸受部に支持された逆止弁体と、
    前記逆止弁体の前記逆止弁座の側に前記逆止弁体とは離れた状態に配置されて逆止弁の閉弁または開弁の際に前記逆止弁座に対して着座または離座する外側環状部および前記外側環状部の内側に前記逆止弁体とは接した状態に配置され前記外側環状部と一体に形成されて圧力逃し弁の弁体として機能する内側環状部とを有したパッキンと、
    前記パッキンの前記外側環状部を前記逆止弁座に着座させる方向に前記逆止弁体を介して前記内側環状部を付勢する第1のばねと、
    前記逆止弁体の前記内側環状部に対向した位置に形成されて前記パッキンの前記内側環状部により開閉される前記圧力逃し弁の弁孔と、
    前記弁孔を閉鎖する方向に前記パッキンの前記内側環状部を付勢して前記逆止弁体に接した状態に維持する第2のばねと、
    前記パッキンの前記内側環状部が前記弁孔を開けたときに前記弁孔と前記ケースの一次側とを連通させる圧力逃し通路と、
    を備えていることを特徴とする逆止弁。
  2. 前記逆止弁体は、ディスク形状を有し、そのディスク形状の中心から、二次側の方向に延びて前記軸受部に支持される第1の軸部および一次側の方向に延びて前記パッキンを支持する第2の軸部と一体に形成され、前記第1の軸部の外周近傍に前記弁孔が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の逆止弁。
  3. 前記第2のばねは、前記第2の軸部の外周に配置されていることを特徴とする請求項2記載の逆止弁。
  4. 前記内側環状部は、前記外側環状部よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項3記載の逆止弁。
  5. 前記弁孔は、前記パッキンの前記内側環状部が当接する前記逆止弁体の環状領域内に少なくとも一つ設けられていることを特徴とする請求項3記載の逆止弁。
  6. 前記第2の軸部は、前記弁孔から最短となる円周上の位置に前記圧力逃し通路としての圧力逃し通路溝が前記第2の軸部の軸線と平行な方向に形成されていることを特徴とする請求項2記載の逆止弁。
  7. 前記パッキンは、前記内側環状部の内周面に前記圧力逃し通路が形成されていることを特徴とする請求項2記載の逆止弁。
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