JP6040121B2 - 静電容量式3次元センサ - Google Patents

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Description

本発明は、3次元の位置を検出する静電容量式3次元センサに関する。
ノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器においては、モニタに表示されたポインタを移動させる手段としてタッチパッドを備えることがあり、タッチパッドとしては、静電容量式センサを用いることがある。
従来、タッチパッドとして使用される静電容量式センサは、2次元方向(X方向及びY方向)の静電容量の変化を検出するものであったが、近年では、3次元方向の(X方向、Y方向及びZ方向)の静電容量の変化を検出するものも検討されている(特許文献1,2)。
米国特許出願公開第2010/0253651号明細書 特許第3681771号公報
しかし、特許文献1,2に記載の静電容量式3次元センサでは、Z方向の位置を検出できないことがあった。
また、近年、タッチパッドを備える電子機器の薄型化が進んでおり、タッチパッドにおいても薄型化が求められている。しかし、特許文献1,2に記載の静電容量式3次元センサは、必ずしも薄型化を実現できるものではなかった。
本発明は、Z方向の静電容量の変化を容易に検出でき、容易に薄型化できる静電容量式3次元センサを提供することを目的とする。
本発明者らは、特許文献1,2に記載の静電容量式3次元センサにおいてZ方向の静電容量の変化を検出できないことがあるのは、センサを指で押圧しても撓み量が小さく、静電容量の変化が小さいためであることを見出した。その知見に基づき、指で押圧した際のセンサの撓み量が大きくなる手法について検討して、以下の静電容量式3次元センサを発明した。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]XY方向の位置を検出するシート状のXY方向位置検出用電極体と、Z方向の位置を検出するシート状のZ方向位置検出用電極体とを具備し、前記XY方向位置検出用電極体と前記Z方向位置検出用電極体との間に、弾性変形可能なスペーサが配置された静電容量式3次元センサであって、前記XY方向位置検出用電極体は、前記Z方向位置検出用電極体よりも該静電容量式3次元センサの前面側に配置され、XY方向の位置を検出するための一対の導電膜を備え、前記Z方向位置検出用電極体は、Z方向の位置を検出するための導電膜を備え、XY方向位置検出用電極体の導電膜が、厚さ0.01〜1.0μmの金属蒸着膜である、静電容量式3次元センサ。
[2]前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に導電膜がパターン状に形成された電極シートが一対積層された積層シートであり、前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に導電膜がパターン状に形成された電極シートである、[1]に記載の静電容量式3次元センサ。
[3]前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面及び第2面の各々に導電膜がパターン状に形成された電極シートであり、前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に前記導電膜がパターン状に形成された電極シートである、[1]に記載の静電容量式3次元センサ。
[4]前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面側に一対の導電膜がパターン状に形成され、一対の導電膜の間に絶縁膜が形成された電極シートであり、前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に前記導電膜がパターン状に形成された電極シートである、[1]に記載の静電容量式3次元センサ。
本発明の静電容量式3次元センサは、Z方向の静電容量の変化を容易に検出でき、また、容易に薄型化できる。
本発明の静電容量式3次元センサの第1実施形態を示す部分断面図である。 第1実施形態におけるZ方向位置検出用電極体を示す平面図である。 第1実施形態及び第2実施形態で使用されるXY方向位置検出用電極体を構成する一方の電極シートを示す平面図である。 第1実施形態及び第2実施形態で使用されるXY方向位置検出用電極体を構成する他方の電極シートを示す平面図である。 本発明の静電容量式3次元センサの第2実施形態を示す部分断面図である。 第2実施形態で使用されるZ方向位置検出用電極体を示す平面図である。 本発明の静電容量式3次元センサの第3実施形態を示す部分断面図である。 本発明の静電容量式3次元センサの第4実施形態を示す部分断面図である。 第4実施形態の変形例を示す部分断面図である。
<第1実施形態>
本発明の静電容量式3次元センサ(以下、「3次元センサ」と略す。)の第1実施形態について説明する。
図1に、本実施形態の3次元センサを示す。本実施形態の3次元センサ1は、支持板10と、Z方向位置検出用電極体20と、スペーサ30と、XY方向位置検出用電極体40と、保護層70とを備える。
本実施形態の3次元センサ1では、指又はスタイラスペンを接触させる入力領域が矩形状にされている。本明細書では、入力領域の長手方向をX方向、入力領域の短手方向をY方向、X方向及びY方向に対して垂直な方向をZ方向とする。
また、本発明の3次元センサ1においては、保護層70に指又はスタイラスペンが接触し、保護層70側を「表側」又は「前面側」という。また、支持板10側を「裏側」又は「裏面側」という。
(支持板)
支持板10は、Z方向位置検出用電極体20が貼合されて支持され、Z方向位置検出用電極体20の撓みを防ぐ板である。具体的には、厚さが100μm以上、好ましくは200μm以上、より好ましくは500μm以上の板である。支持板10の材質に特に制限はなく、例えば、金属、樹脂、セラミックス、ガラスのいずれであってもよい。
(Z方向位置検出用電極体)
Z方向位置検出用電極体20は、Z方向の位置を検出する際に使用される電極体であって、支持板10の表側の面10aに設けられている。
本実施形態におけるZ方向位置検出用電極体20は、基材シート21と、基材シート21の表側の面21a(第1面21a)に形成されたパターン状の導電膜22と、導電膜22を被覆する絶縁膜23とを有する電極シートである。
本発明において、「導電」とは、電気抵抗値が1MΩ未満であることを意味し、「絶縁」とは、電気抵抗値が1MΩ以上、好ましくは10MΩ以上のことである。
基材シート21としては、透明プラスチックフィルム、ガラス板を使用することができる。プラスチックフィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース、環状ポリオレフィン、アクリル樹脂等を使用することができる。これらの中でも、耐熱性及び寸法安定性が高く、低コストであることから、ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネートが好ましい。
基材シート21の厚さは25〜75μmであることが好ましい。基材シート21の厚さが前記下限値以上であれば、加工時に折れにくく、前記上限値以下であれば、3次元センサ1を容易に薄型化できる。
導電膜22は、金属蒸着法によって形成された金属蒸着膜である。導電膜22を形成する金属としては、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、亜鉛、金等を使用することができる。これらの中でも、電気抵抗が低く、低コストであることから、銅が好ましい。
導電膜22の表面には、プラズマ処理、紫外線照射処理、コロナ処理、エキシマ光処理等の各種表面処理が施されてもよい。導電膜22に表面処理が施されていると、絶縁膜23との密着性が向上し、接触抵抗が低くなる。
導電膜22の厚さは0.01〜1.0μmであることが好ましく、0.05〜0.3μmであることがより好ましい。導電膜22の厚さが前記下限値未満であると、ピンホールが形成して断線するおそれがあり、前記上限値を超えると、薄型化が困難になる。
本実施形態における導電膜22のパターンは、図2に示すように、X方向に沿って形成された帯状のX方向電極部22aを複数有するパターンである。
X方向電極部22aの幅は0.1〜2mmであることが好ましく、0.2〜1mmであることがより好ましい。X方向電極部22aの幅が前記下限値以上であれば、断線を防止でき、前記上限値以下であれば、位置検出精度を向上させることができる。
隣接するX方向電極部22a,22a同士の間隔は1〜5mmであることが好ましく、1.5〜3mmであることがより好ましい。隣接するX方向電極部22a,22a同士の間隔が、前記上限値以下であれば、3次元センサ1を容易に小型化できる。しかし、隣接するX方向電極部22a,22a同士の間隔を前記下限値未満にすることは困難である。
パターン状の導電膜22の形成方法としては、基材シート21の表側の面21a(第1面21a)の少なくとも一部に、パターンのない導電膜を金属蒸着法によって形成した後、その導電膜を所定のパターンとなるようにエッチングする方法が挙げられる。
金属蒸着法では、薄い金属膜を容易に形成できる。金属蒸着法としては特に制限されず、例えば、プラズマCVD法、レーザーCVD法、熱CVD法、ガスソースCVD法、コーティング法、真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、MBE(分子線エピタキシ)法、クラスターイオンビーム法、イオンプレーティング法、プラズマ重合法(高周波励起イオンプレーティング法)、などが挙げられる。これらの中でも、成膜スピードが速く、低コストであることから、真空蒸着法が好ましい。
エッチング方法としては、ケミカルエッチング法(ウェットエッチング法)やレーザーエッチング、アルゴンプラズマや酸素プラズマを利用したプラズマエッチング、イオンビームエッチング等のドライエッチング法が適用できる。これらの中でも、引き回し配線を微細に形成できる点からレーザーエッチングが好ましい。
絶縁膜23は絶縁性樹脂の膜である。絶縁性樹脂としては、熱硬化型樹脂、可視光線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂が使用されるが、硬化時の熱収縮が小さい点では、紫外線硬化型樹脂が好ましい。絶縁膜23の形成方法としては、スクリーン印刷、インクジェット印刷等の各種印刷方法を適用することができる。
絶縁膜23は絶縁性を確保できる範囲で薄いことが好ましい。絶縁膜23の形成にスクリーン印刷を適用した場合には、ピンホール形成防止の点から、厚さを5μm以上とすることが好ましい。絶縁膜23の形成にインクジェット印刷を適用した場合には、ピンホール形成防止の点から、厚さを0.5μm以上とすることが好ましい。
また、本実施形態では、導電膜22が薄いため、絶縁膜23の厚さも薄くすることができ、具体的には、1μm以下にすることができる。
また、Z方向位置検出用電極体20は、引き回し配線24と、外部接続用端子25とを有する(図2参照)。
引き回し配線24は、各X方向電極部22aと外部接続用端子25とを接続するための配線である。
引き回し配線24の幅は20〜100μmであることが好ましく、20〜50μmであることがより好ましい。引き回し配線24の幅が前記下限値以上であれば、引き回し配線の断線を防止でき、前記上限値以下であれば、引き回し配線24に使用する材料を削減できるため、低コスト化できる。
隣接する引き回し配線24,24同士の間隔は20〜100μmであることが好ましく、20〜50μmであることがより好ましい。隣接する引き回し配線24,24同士の間隔が、前記上限値以下であれば、3次元センサ1を容易に小型化できる。しかし、隣接する引き回し配線24,24同士の間隔を前記下限値未満にすることは困難である。
外部接続用端子25は、外部の回路に接続するための端子であり、導電材料からなる。本実施形態における外部接続用端子25は、矩形状の導電部となっている。
引き回し配線24及び外部接続用端子25の形成方法としては、基材シート21の第1面21aに導電性ペーストをスクリーン印刷した後、加熱して硬化させる方法が挙げられる。
(スペーサ)
スペーサ30は、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40との間に配置され、弾性変形可能なものである。
本実施形態におけるスペーサ30は、Z方向位置検出用電極体20の表側の面20aに両面粘着テープ80aによって貼合されている。スペーサ30の表側にはXY方向位置検出用電極体40が配置されている。
スペーサ30を配置することによって、保護層70を押圧していないときには、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40とを容易に一定間隔にでき、保護層70を押圧したときには、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40との距離を容易に縮めることができる。
スペーサ30の形状は特に制限されないが、本実施形態で使用されるスペーサ30は、基材シート31と、表側に凸部32aが複数形成された凹凸シート32とからなっている。このスペーサ30では、保護層70を指で押圧した際にXY方向位置検出用電極体40が撓みやすくなるように、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40の間に空間を容易に形成させることができる。
基材シート31としては、基材シート21と同様のものを使用することができる。ただし、基材シート21と同一のものとする必要はない。
凹凸シート32は、XY方向位置検出用電極体40の可撓性がより高くなることから、ゴム製であることが好ましい。ゴムのなかでも、反発性が高く、圧縮永久ひずみ特性に優れることから、シリコーンゴムが好ましい。
凹凸シート32の凸部32aの高さは100〜2000μmであることが好ましい。凸部32aの高さが前記下限値以上であれば、XY方向位置検出用電極体40をより撓ませやすくなり、前記上限値以下であれば、より容易に薄型化できる。
凸部32aの平面視での形状に特に制限はなく、例えば、円形状、正方形状、菱形状、六角形状、楕円形状等が挙げられる。また、凸部32aは規則的に配置されて、例えば、60度千鳥状、角千鳥状、並列状、格子状等が挙げられる。
上記スペーサ30は、基材シート31を備えるため、取り扱い性に優れ、凸部32aが脱落しにくくなっている。また、金型を用いた成型によって凸部32aを形成することができる。
(XY方向位置検出用電極体)
XY方向位置検出用電極体40は、X方向及びY方向の位置を検出する際に使用される電極体であって、スペーサ30の表側に設けられている。本実施形態で使用されるXY方向位置検出用電極体40は、一対の電極シート50,60が積層された積層シートである。
電極シート50は、基材シート51と、基材シート51の表側の面51a(第1面51a)に形成されたパターン状の導電膜52と、導電膜52を被覆する絶縁膜53とを有する。
基材シート51としては、基材シート21と同様のものを使用することができる。ただし、基材シート21と同一のものとする必要はない。
絶縁膜53としては、絶縁膜23と同様のものを使用することができる。ただし、絶縁膜23と同一のものとする必要はない。
導電膜52も、導電膜22と同様に、金属蒸着法によって形成された金属蒸着膜である。導電膜52を形成する金属は導電膜22と同様である。
導電膜52の厚さは0.01〜1.0μmであり、0.05〜0.3μmであることが好ましい。導電膜52の厚さが前記下限値未満であると、ピンホールが形成して断線するおそれがあり、前記上限値を超えると、可撓性が低下するため、Z方向の位置検出が困難になることがある。
本実施形態における導電膜52のパターンは、図3に示すように、Y方向に沿って形成された帯状のY方向電極部52aを複数有するパターンである。
Y方向電極部52aの幅は2〜7mmであることが好ましく、3〜5mmであることがより好ましい。Y方向電極部52aの幅が前記下限値以上であれば、断線を防止でき、前記上限値以下であれば、位置検出精度を向上させることができる。
隣接するY方向電極部52a,52a同士の間隔は0.05〜2mmであることが好ましく、0.1〜1mmであることがより好ましい。隣接するY方向電極部52a,52a同士の間隔が、前記上限値以下であれば、3次元センサ1を容易に小型化できる。しかし、隣接するY方向電極部52a,52a同士の間隔を前記下限値未満にすることは困難である。
電極シート50は、引き回し配線54と、外部接続用端子55とを有する(図3参照)。引き回し配線54は、各Y方向電極部52aと外部接続用端子55とを接続するための配線である。引き回し配線54の好ましい幅や間隔は、上記の引き回し配線24と同様である。
引き回し配線54及び外部接続用端子55の形成方法としては、基材シート51の表側の面に導電性ペーストをスクリーン印刷した後、加熱して硬化させる方法が挙げられる。
本実施形態における電極シート60は、電極シート50の表側の面50aに、両面粘着テープ80bによって貼合されている。また、本実施形態における電極シート60は、基材シート61と、基材シート61の表側の面61a(第1面61a)に形成されたパターン状の導電膜62と、導電膜62を被覆する絶縁膜63とを有する。
基材シート61としては、基材シート21と同様のものを使用することができる。ただし、基材シート21と同一のものとする必要はない。
絶縁膜63としては、絶縁膜23と同様のものを使用することができる。ただし、絶縁膜23と同一のものとする必要はない。
導電膜62も、導電膜22と同様に、金属蒸着法によって形成された金属蒸着膜である。導電膜62を形成する金属は導電膜22と同様である。
導電膜62の厚さは0.01〜1.0μmであり、0.05〜0.3μmであることが好ましい。導電膜62の厚さが前記下限値未満であると、ピンホールが形成して断線するおそれがあり、前記上限値を超えると、可撓性が低下するため、Z方向の位置検出が困難になることがある。
本実施形態における導電膜62のパターンは、導電膜22のパターンと同一であり、図4に示すように、X方向に沿って形成された帯状のX方向電極部62aを複数有するパターンである。
電極シート60は、引き回し配線64と、外部接続用端子65とを有する(図4参照)。引き回し配線64は、各X方向電極部62aと外部接続用端子65とを接続するための配線である。引き回し配線64の好ましい幅や間隔は、上記の引き回し配線24と同様である。
引き回し配線64及び外部接続用端子65の形成方法としては、基材シート61の表側の面に導電性ペーストをスクリーン印刷した後、加熱して硬化させる方法が挙げられる。
なお、外部接続用端子25,55,65は、互いに重ならないように配置されている。
(保護層)
保護層70は、XY方向位置検出用電極体40の表側の面40aに形成され、XY方向位置検出用電極体40を保護する層である。本実施形態では、保護層70は、両面粘着テープ80cによって、XY方向位置検出用電極体40に貼合されている。
保護層70は絶縁性樹脂や絶縁性弾性ガラスからなる。絶縁性樹脂としては、絶縁性の熱可塑性樹脂、絶縁性の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂が使用される。
保護層70の厚さは0.5〜25μmであることが好ましい。保護層70の厚さが前記下限値以上であれば、XY方向位置検出用電極体40を充分に保護でき、前記上限値以下であれば、押圧時に容易に撓ませることができる。
(使用方法)
上記3次元センサ1を、ノート型パーソナルコンピュータの静電容量式タッチパッドとして用いた使用例について説明する。
パーソナルコンピュータの使用者は、モニタに表示されたポインタのX方向の位置及びY方向の位置を移動させるために、保護層70の表面に沿って指を動かす。その際、3次元センサ1では、XY方向位置検出用電極体40を利用し、入力領域における指のX方向の位置及びY方向の位置を検出する。具体的には、導電膜52,62を利用し、X方向における静電容量の変化、Y方向における静電容量の変化を検出することによって、X方向及びY方向の指の位置を求める。
また、使用者は、ポインタのX方向の位置及びY方向の位置を、目的の処理を実行するための選択領域に移動させた後、指で3次元センサ1の入力領域内を押圧して決定する。このとき、XY方向位置検出用電極体40及び保護層70は撓み、その撓みによってスペーサ30が変形し、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40の電極シート60との距離が短くなる。その際の、導電膜22と導電膜62との間の静電容量の変化、すなわちZ方向の静電容量の変化を検出し、その静電容量の変化から押圧量を求める。その押圧量が、あらかじめ決められた値を超えたときに、使用者が3次元センサ1を押したものと判定し、所定の処理を実行する。
(作用効果)
上記3次元センサ1では、XY方向位置検出用電極体40の導電膜52,62が厚さ0.01〜1.0μmの薄い金属蒸着膜であるため、保護層70を押圧した際にはXY方向位置検出用電極体40が容易に撓むようになっている。したがって、指で押圧した際のXY方向位置検出用電極体40の撓み量が大きく、Z方向の静電容量の変化が大きくなるため、Z方向の静電容量の変化を容易に検出できる。
また、導電膜52,62が薄い金属蒸着膜である3次元センサ1によれば、容易に薄型化できる。
<第2実施形態>
本発明の3次元センサの第2実施形態について説明する。
図5に、本実施形態の3次元センサを示す。本実施形態の3次元センサ2も、第1実施形態の3次元センサ1と同様に、支持板10と、Z方向位置検出用電極体20と、スペーサ30と、XY方向位置検出用電極体40と、保護層70とを備える。
本実施形態における支持板10、Z方向位置検出用電極体20、スペーサ30、XY方向位置検出用電極体40及び保護層70の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態の3次元センサ2では、XY方向位置検出用電極体40の表側の面40aに、両面粘着テープ80eによってスペーサ30が貼合されている。スペーサ30の表側にはZ方向位置検出用電極体20が積層されている。Z方向位置検出用電極体20の表側の面20aには、両面粘着テープ80fによって保護層70が貼合されている。
また、本実施形態の3次元センサ2においても、第1実施形態と同様に、指やスタイラスペンを接触させる入力領域が矩形状にされている。
本実施形態では、図6に示すように、前面側に位置するZ方向位置検出用電極体20のX方向電極部22aの幅は、XY方向位置検出用電極体40のX方向電極部62aの幅よりも細くされている。これにより、X方向電極部62aにおいて、X方向電極部22aに重ならない部分が生じるため、静電容量の変化を検知できる。
(使用方法)
上記3次元センサ2を、ノート型パーソナルコンピュータの静電容量式タッチパッドとして用いた使用例について説明する。
パーソナルコンピュータの使用者は、モニタに表示されたポインタのX方向の位置及びY方向の位置を移動させるために、保護層70の表面に沿って指を動かす。その際、3次元センサ2では、XY方向位置検出用電極体40を利用し、入力領域における指のX方向の位置及びY方向の位置を検出する。具体的には、導電膜52,62を利用し、X方向における静電容量の変化、Y方向における静電容量の変化を検出することによって、X方向及びY方向の指の位置を求める。
また、使用者は、ポインタのX方向の位置及びY方向の位置を、目的の処理を実行するための選択領域に移動させた後、指で3次元センサ2の入力領域内を押圧して決定する。このとき、Z方向位置検出用電極体20及び保護層70は撓み、その撓みによってスペーサ30が変形し、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40との距離が短くなる。その際の、導電膜22と導電膜62との間の静電容量の変化、すなわちZ方向の静電容量の変化を検出し、その静電容量の変化から押圧量を求める。その押圧量が、あらかじめ決められた値を超えたときに、使用者が3次元センサ2を押したものと判定し、所定の処理を実行する。
(作用効果)
上記3次元センサ2では、Z方向位置検出用電極体20の導電膜22が厚さ0.01〜1.0μmの薄い金属蒸着膜であるため、保護層70を押圧した際にはZ方向位置検出用電極体20が容易に撓むようになっている。したがって、指で押圧した際のZ方向位置検出用電極体20の撓み量が大きく、Z方向の静電容量の変化が大きくなるため、Z方向の静電容量の変化を容易に検出できる。
また、導電膜22が薄い金属蒸着膜である3次元センサ2によれば、容易に薄型化できる。第1実施形態よりも、押圧によって撓ませる構成部材が薄くなることから、3次元センサ2をより容易に操作できる。
<第3実施形態>
本発明の3次元センサの第3実施形態について説明する。
図7に、本実施形態の3次元センサを示す。本実施形態の3次元センサ3も、第1実施形態の3次元センサ1と同様に、支持板10と、Z方向位置検出用電極体20と、スペーサ30と、XY方向位置検出用電極体40と、保護層70とを備える。
本実施形態における支持板10、Z方向位置検出用電極体20、スペーサ30及び保護層70の構成は、第1実施形態と同様であるが、XY方向位置検出用電極体40は、第1実施形態と異なる。
本実施形態では、XY方向位置検出用電極体40がZ方向位置検出用電極体20よりも前面側に配置されている。
本実施形態におけるXY方向位置検出用電極体40は、基材シート41と、基材シート41の一方の面41a(第1面41a)と他方の面41b(第2面41b)の両方にパターン状に形成された導電膜42a,42bと、各導電膜42a,42bを覆うように形成された絶縁膜43a,43bとを備える。
基材シート41としては、基材シート21と同様のものを使用することができる。ただし、基材シート21と同一のものとする必要はない。
絶縁膜43a,43bとしては、絶縁膜23と同様のものを使用することができる。ただし、絶縁膜23と同一のものとする必要はない。
導電膜42a,42bも、導電膜22と同様に、金属蒸着法によって形成された金属蒸着膜である。導電膜42a,42bを形成する金属は導電膜22と同様である。
導電膜42a,42bの厚さは0.01〜1.0μmであり、0.05〜0.3μmであることが好ましい。導電膜42a,42bの厚さが前記下限値未満であると、ピンホールが形成して断線するおそれがあり、前記上限値を超えると、可撓性が低下するため、Z方向の位置検出が困難になることがある。
本実施形態における導電膜42aのパターンは、X方向に沿って形成された帯状のX方向電極部を複数有するパターンであり、導電膜42bのパターンは、Y方向に沿って形成された帯状のY方向電極部を複数有するパターンである。
X方向電極部の幅、Y方向電極部の幅、隣接するX方向電極部同士の間隔、隣接するY方向電極部同士の間隔は、第1実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、基材シート41の各々の面に、導電膜42a又は導電膜42bに接続された引き回し配線及び外部接続用端子が設けられている。
(使用方法)
上記3次元センサ3を、ノート型パーソナルコンピュータの静電容量式タッチパッドとして用いた使用例について説明する。
パーソナルコンピュータの使用者は、モニタに表示されたポインタのX方向の位置及びY方向の位置を移動させるために、保護層70の表面に沿って指を動かす。その際、3次元センサ3では、XY方向位置検出用電極体40を利用し、入力領域における指のX方向の位置及びY方向の位置を検出する。具体的には、導電膜42a,42bを利用し、X方向における静電容量の変化、Y方向における静電容量の変化を検出することによって、X方向及びY方向の指の位置を求める。
また、使用者は、ポインタのX方向の位置及びY方向の位置を、目的の処理を実行するための選択領域に移動させた後、指で3次元センサ3の入力領域内を押圧して決定する。このとき、XY方向位置検出用電極体40及び保護層70は撓み、その撓みによってスペーサ30が変形し、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40との距離が短くなる。その際の、導電膜22と導電膜42aとの間の静電容量の変化、すなわちZ方向の静電容量の変化を検出し、その静電容量の変化から押圧量を求める。その押圧量が、あらかじめ決められた値を超えたときに、使用者が3次元センサ3を押したものと判定し、所定の処理を実行する。
(作用効果)
上記3次元センサ3では、XY方向位置検出用電極体40の導電膜42a,42bが厚さ0.01〜1.0μmの薄い金属蒸着膜であるため、保護層70を押圧した際にはXY方向位置検出用電極体40が容易に撓むようになっている。したがって、指で押圧した際のXY方向位置検出用電極体40の撓み量が大きく、Z方向の静電容量の変化が大きくなるため、Z方向の静電容量の変化を容易に検出できる。
また、本実施形態では、XY方向位置検出用電極体40が薄くなるため、3次元センサ3をより容易に薄型化できる。
<第4実施形態>
本発明の3次元センサの第4実施形態について説明する。
図8に、本実施形態の3次元センサを示す。本実施形態の3次元センサ4も、第1実施形態の3次元センサ1と同様に、支持板10と、Z方向位置検出用電極体20と、スペーサ30と、XY方向位置検出用電極体40と、保護層70とを備える。
本実施形態における支持板10、Z方向位置検出用電極体20、スペーサ30及び保護層70の構成は、第1実施形態と同様であるが、XY方向位置検出用電極体40は、第1実施形態と異なる。
本実施形態では、XY方向位置検出用電極体40がZ方向位置検出用電極体20よりも前面側に配置されている。
本実施形態におけるXY方向位置検出用電極体40は、基材シート41と、基材シート41の一方の面41a(第1面41a)にパターン状に形成された導電膜44aと、導電膜44aを覆うように形成された絶縁膜45aと、絶縁膜45aの表面にパターン状に形成された導電膜44bと、導電膜44bを覆うように形成された絶縁膜45bとを備える。絶縁膜45aは、導電膜44aと導電膜44bとが短絡しないように形成されている。
基材シート41としては、基材シート21と同様のものを使用することができる。ただし、基材シート21と同一のものとする必要はない。
絶縁膜45a,45bとしては、絶縁膜23と同様のものを使用することができる。ただし、絶縁膜23と同一のものとする必要はない。
導電膜44a,44bも、導電膜22と同様に、金属蒸着法によって形成された金属蒸着膜である。導電膜44a,44bを形成する金属は導電膜22と同様である。
導電膜44a,44bの厚さは0.01〜1.0μmであり、0.05〜0.3μmであることが好ましい。導電膜44a,44bの厚さが前記下限値未満であると、ピンホールが形成して断線するおそれがあり、前記上限値を超えると、可撓性が低下するため、Z方向の位置検出が困難になることがある。
本実施形態における導電膜44aのパターンは、Y方向に沿って形成されたY方向電極部を複数有するパターンであり、導電膜44bのパターンは、X方向に沿って形成されたX方向電極部を複数有するパターンである。
Y方向電極部の幅、X方向電極部の幅、隣接するY方向電極部同士の間隔、隣接するX方向電極部同士の間隔は、第1実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、基材シート41の片面に、導電膜44a又は導電膜44bに接続された引き回し配線及び外部接続用端子が設けられている。導電膜44aに接続された引き回し配線及び外部接続用端子と、導電膜44bに接続された引き回し配線及び外部接続用端子とは、電気的に接続されないように配線する。
図8に示す形態では、絶縁膜45aは、導電膜44aを覆うと共に表面が平坦になるように形成されている。導電膜44bは、表面が平坦になるように絶縁膜45aの表面に形成されている。絶縁膜45bは、表面が平坦になるように導電膜44bの表面に形成されている。
本実施形態では、XY方向位置検出用電極体40が、図9に示すものであってもよい。図9に示すXY方向位置検出用電極体40は、絶縁膜45aが、導電膜44aを覆うように形成されている。ただし、図9に示す形態では、絶縁膜45aは、導電膜44a,44aの間の中間付近には形成されないパターンとされている。導電膜44bは、基材シート41の第1面41aと絶縁膜45aの表面とに沿って凹凸状に形成されている。絶縁膜45bは、表面が平坦になるように導電膜44bの表面に形成されている。
(使用方法)
上記3次元センサ4を、ノート型パーソナルコンピュータの静電容量式タッチパッドとして用いた使用例について説明する。
パーソナルコンピュータの使用者は、モニタに表示されたポインタのX方向の位置及びY方向の位置を移動させるために、保護層70の表面に沿って指を動かす。その際、3次元センサ4では、XY方向位置検出用電極体40を利用し、入力領域における指のX方向の位置及びY方向の位置を検出する。具体的には、導電膜44a,44bを利用し、X方向における静電容量の変化、Y方向における静電容量の変化を検出することによって、X方向及びY方向の指の位置を求める。
また、使用者は、ポインタのX方向の位置及びY方向の位置を、目的の処理を実行するための選択領域に移動させた後、指で3次元センサ4の入力領域内を押圧して決定する。このとき、XY方向位置検出用電極体40及び保護層70は撓み、その撓みによってスペーサ30が変形し、Z方向位置検出用電極体20とXY方向位置検出用電極体40との距離が短くなる。その際の、導電膜22と導電膜44bとの間の静電容量の変化、すなわちZ方向の静電容量の変化を検出し、その静電容量の変化から押圧量を求める。その押圧量が、あらかじめ決められた値を超えたときに、使用者が3次元センサ4を押したものと判定し、所定の処理を実行する。
(作用効果)
上記3次元センサ4では、XY方向位置検出用電極体40の導電膜44a,44bが厚さ0.01〜1.0μmの薄い金属蒸着膜であるため、保護層70を押圧した際にはXY方向位置検出用電極体40が容易に撓むようになっている。したがって、指で押圧した際のXY方向位置検出用電極体40の撓み量が大きく、Z方向の静電容量の変化が大きくなるため、Z方向の静電容量の変化を容易に検出できる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
Z方向位置検出用電極体及びXY方向位置検出用電極体の導電膜のパターンは、X方向の静電容量の変化、Y方向の静電容量の変化及びZ方向の静電容量の変化を検出できれば、帯状である必要はない。
他の導電膜のパターンとしては、例えば、一方向に沿って複数の略正方形状の導電部がその角で連結した、いわゆるダイヤモンドパターン、網の目のパターン、一定周期の波形のパターン、一定周期で折れ曲がったジグザグ形状のパターン等であってもよい。
XY方向位置検出用電極体がZ方向位置検出用電極体よりも前面側に位置する第1実施形態においては、XY方向の位置を検出するための導電膜(電極部)が、Z方向の位置を検出するための導電膜で覆われることがない。そのため、Z方向位置検出用電極体の導電膜について、パターンの自由度を高くすることができる。
一方、XY方向位置検出用電極体がZ方向位置検出用電極体よりも裏面側に位置する第2実施形態においては、Z方向の位置を検出するための導電膜が、XY方向の位置を検出するための導電膜の全てを覆わないように、Z方向の位置を検出するための導電膜のパターンを決定する。XY方向の位置を検出するための導電膜の全てが、Z方向の位置を検出するための導電膜に覆われると、XY方向の位置の検出が困難になる。
Z方向の位置を検出するための導電膜が、XY方向の位置を検出するための導電膜の全てを覆わないパターンとしては、網の目のパターン、波形のパターン、ジグザグのパターンが好ましい。
スペーサよりも裏面側に位置する導電膜は、上述した金属蒸着膜である必要はなく、銅、銀、アルミニウム、チタン、ニッケルやそれらの合金からなる金属箔や、それらの粒子を含有したインキを印刷した印刷層など、金属蒸着膜よりも厚い層であっても構わない。
スペーサは、押圧されていないときにはXY方向位置検出用電極体とZ方向位置検出用電極体との距離を一定に保つことができ、押圧された際には弾性変形可能なものであれば特に制限されない。
したがって。スペーサとして、基材シートと凹凸シートからなるものを用いなくてもよく、例えば、柱状の弾性体を用いてもよい。例えば、XY方向位置検出用電極体とZ方向位置検出用電極体との間に、柱状弾性体からなるスペーサを任意の間隔で配置してもよい。
また、本発明において、支持板及び保護層は任意の構成である。例えば、最も裏面側に位置する基材シートを厚くすれば、支持板を省略しても構わない。また、最も前面側に位置する絶縁膜を厚くすれば、保護層を省略しても構わない。
また、両面粘着テープに絶縁性が確保できれば、絶縁膜は省略しても構わない。
また、引き回し配線は導電膜と同一の素材でも構わない。その場合、導電性ペーストによるスクリーン印刷の工程を省くことができる。
1,2,3,4 3次元センサ
10 支持板
20 Z方向位置検出用電極体
21 基材シート
22 導電膜
23 絶縁膜
24 引き回し配線
25 外部接続用端子
30 スペーサ
31 基材シート
32 凹凸シート
32a 凸部
40 XY方向位置検出用電極体
41 基材シート
42a,42b,44a,44b 導電膜
43a,43b,45a,45b 絶縁膜
50 電極シート
51 基材シート
52 導電膜
52a Y方向電極部
53 絶縁膜
54 引き回し配線
55 外部接続用端子
60 電極シート
61 基材シート
62 導電膜
62a X方向電極部
63 絶縁膜
64 引き回し配線
65 外部接続用端子
70 保護層
80a,80b,80c,80d,80e,80f 両面粘着テープ

Claims (4)

  1. XY方向の位置を検出するシート状のXY方向位置検出用電極体と、Z方向の位置を検出するシート状のZ方向位置検出用電極体とを具備し、前記XY方向位置検出用電極体と前記Z方向位置検出用電極体との間に、弾性変形可能なスペーサが配置された静電容量式3次元センサであって、
    前記XY方向位置検出用電極体は、前記Z方向位置検出用電極体よりも該静電容量式3次元センサの前面側に配置され、XY方向の位置を検出するための一対の導電膜を備え、前記Z方向位置検出用電極体は、Z方向の位置を検出するための導電膜を備え、
    XY方向位置検出用電極体の導電膜が、厚さ0.01〜1.0μmの金属蒸着膜である、静電容量式3次元センサ。
  2. 前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に導電膜がパターン状に形成された電極シートが一対積層された積層シートであり、
    前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に導電膜がパターン状に形成された電極シートである、請求項1に記載の静電容量式3次元センサ。
  3. 前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面及び第2面の各々に導電膜がパターン状に形成された電極シートであり、
    前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に前記導電膜がパターン状に形成された電極シートである、請求項1に記載の静電容量式3次元センサ。
  4. 前記XY方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面側に一対の導電膜がパターン状に形成され、一対の導電膜の間に絶縁膜が形成された電極シートであり、
    前記Z方向位置検出用電極体は、基材シートの第1面に前記導電膜がパターン状に形成された電極シートである、請求項1に記載の静電容量式3次元センサ。
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