JP6039977B2 - 情報処理装置、方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツを利用する情報処理装置に関し、特に、コンテンツの不正利用を抑止するための技術に関する。
近年、ユーザは、ネットワークを通じて情報処理装置にコンテンツを取得させることによって、多様なコンテンツを利用することができる。ユーザは、例えば、ゲームや、音楽や、アプリケーションや、教育用の動画コンテンツなどをコンテンツ配信プラットフォームから取得する。
これらコンテンツを利用するための情報処理装置は、小型化、高性能化が進んでいる。これに伴い、ユーザが保有する情報処理装置が多様化している。例えば、ユーザは、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPCなど複数の機器を保有し、自宅では主にデスクトップPCを使用し、移動中や外出先ではスマートフォンやタブレット端末を使用する。
このように、ユーザは、状況に応じて情報処理装置を使い分けることができる。そのため、同一のコンテンツを複数の情報処理装置で容易に利用できると、ユーザにとっては利便性が高い。
例えば、コンテンツ配信プラットフォームは、各ユーザを識別するための識別情報(アカウント名)を用いてユーザを認証し、アカウント名と対応づけて、購入等によりユーザが取得したコンテンツの履歴を保持する。ユーザは、複数の端末それぞれにおいて、アカウント名によるコンテンツ配信プラットフォームの認証を経ることで、別の端末で取得したコンテンツを再度取得することができる。
例えば、ユーザが教育用の動画コンテンツをコンテンツ配信プラットフォームから購入してタブレット端末およびデスクトップPCに保持させた場合、ユーザは、このコンテンツを、外出中はタブレット端末で視聴し、自宅ではデスクトップPCで視聴することができる。こうすることで、ユーザは、複数の機器を使用してコンテンツを容易に利用することができる。
このように、同一のコンテンツを複数の端末で利用するため、様々な技術が知られている。例えば、特開2001−67332号公報(特許文献1)は、それぞれ異なる端末においても同一利用者であることが認証でき、異なる端末でコンテンツを利用可能とする技術を開示している。特許文献1に記載される端末は、端末固有の情報および利用者固有の情報に基づいて、個々の端末においてコンテンツが利用可能か認証を行う。
特開2001−67332号公報
しかし、複数人が悪意を持ってアカウント名を共用した場合、複数の端末を用いて複数人が同一のコンテンツを利用することができ、コンテンツ提供者の不利益となりうる。
そのため、コンテンツの不正利用を抑止するための技術が必要とされている。
一実施形態に従う情報処理装置は、通信機能を有し、ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶する記憶部と、コンテンツを配信する配信サーバと通信し、アカウント情報に基づいて配信サーバの認証を受け、認証済みの配信サーバからコンテンツを受信する受信処理部と、記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により配信サーバの認証を受ける他の情報処理装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無を装置固有情報に基づいて取得し、取得した他の情報処理装置におけるユーザの操作の有無に基づいて、自装置または他の情報処理装置の少なくともいずれか一方におけるコンテンツの利用を制限する制御部とを含む。
好ましくは、配信サーバは、アカウント情報を共用する情報処理装置それぞれの装置固有情報を記憶しており、制御部は、配信サーバとの通信により、アカウント情報を共用する他の情報処理装置の装置固有情報を取得し、取得した装置固有情報に示される他の情報処理装置と通信接続を確立することで、他の情報処理装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無を取得することとしてもよい。
好ましくは、制御部は、他の情報処理装置から、自装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無の問い合わせ処理を受け付けた場合に、自装置のユーザ操作の有無を判定する動作判定部を含み、自装置のユーザ操作の有無を、他の情報処理装置へ送信することとしてもよい。
好ましくは、制御部は、自装置においてユーザの操作を受け付けた時点を取得する入力監視部を含み、動作判定部は、入力監視部が取得するユーザの操作時点に基づいて、自装置のユーザ操作の有無を判定することとしてもよい。
好ましくは、記憶部は、配信サーバからコンテンツを取得する処理、および、配信サーバから取得したコンテンツを利用する処理を実行するためのコンテンツ管理アプリケーションを記憶しており、制御部は、コンテンツ管理アプリケーションの実行を制限することで、コンテンツの利用を制限することとしてもよい。
別の実施形態に従うと、通信機能を有する情報処理装置がコンテンツ利用を管理するための方法が提供される。情報処理装置は、ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶している。この方法は、情報処理装置が、コンテンツを配信する配信サーバと通信し、アカウント情報に基づいて配信サーバの認証を受け、認証済みの配信サーバからコンテンツを受信するステップと、情報処理装置が、記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により配信サーバの認証を受ける他の情報処理装置におけるコンテンツ利用のためになされるユーザ操作の有無を装置固有情報に基づいて取得し、取得した他の情報処理装置におけるユーザ操作の有無に基づいて、自装置または他の情報処理装置の少なくともいずれか一方におけるコンテンツの利用を制限するステップとを含む。
別の実施形態に従うと、通信機能を有する情報処理装置がコンテンツ利用を管理するための動作を制御するプログラムが提供される。情報処理装置は、ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶するためのメモリと、プロセッサとを備える。このプログラムは、プロセッサに、コンテンツを配信する配信サーバと通信し、アカウント情報に基づいて配信サーバの認証を受け、認証済みの配信サーバからコンテンツを受信するステップと、記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により配信サーバの認証を受ける他の情報処理装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無を装置固有情報に基づいて取得し、取得した他の情報処理装置におけるユーザ操作の有無に基づいて、自装置または他の情報処理装置の少なくともいずれか一方におけるコンテンツの利用を制限するステップとを実行させる。
上記一実施形態によると、コンテンツの不正利用を抑止することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態の情報処理装置を含むネットワークの全体構成の概略を示す図である。 複数のサーバによって構成されるサーバ800の各機能を示すブロック図である。 情報処理装置100の構成を示す機能ブロック図である。 利用者管理情報86を示す図である。 他端末情報24を示す図である。 情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを起動させて、他の情報処理装置におけるユーザの操作状況に応じてコンテンツ管理アプリケーションの起動を制限する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置100が、サーバ800によって認証された後、アカウントを共用する他の情報処理装置と直接通信接続を確立する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置100が他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置がユーザの操作を検出したか否かを判定する処理を示す図である。 情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを起動しており、所定時間以内にユーザの操作がなされているか否かを判定する処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<1.1 ネットワークの構成の概略>
図1は、実施の形態の情報処理装置を含むネットワークの全体構成の概略を示す図である。図1に示すように、このネットワークは、情報処理装置100Aと、情報処理装置100Bと、情報処理装置100Cと、無線ルータ200と、無線基地局300と、ネットワーク700と、サーバ800とを含む。情報処理装置100A、情報処理装置100B、情報処理装置100C(以下、これらを総称して「情報処理装置100」と言うこともある)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ディスプレイ、通信インタフェース等を備え、プログラムに従って動作する。
図1に示すように、情報処理装置100は、無線ルータ200、無線基地局300等によってインターネットと接続しており、情報処理装置100A、情報処理装置100B、情報処理装置100Cはネットワーク700を通じること等によって相互に通信することができる。情報処理装置100は、サーバ800と通信し、サーバ800からアプリケーションをダウンロードすることができる。
サーバ800は、サーバ800A、サーバ800Bなど複数のサーバからなるサーバ群である。サーバ800は、デジタルコンテンツを情報処理装置100へ配信する。サーバ800が配信するデジタルコンテンツは、例えば、情報処理装置100で動作するアプリケーションや、ゲームプログラムや、音楽データや、動画データや、電子書籍などである。サーバ800は、デジタルコンテンツを配信するためのコンテンツ配信プラットフォームとして機能する。コンテンツ提供者は、このコンテンツ配信プラットフォームにコンテンツを提供する。
サーバ800は、情報処理装置100からのアクセスを受け付けて、コンテンツを利用するユーザを認証し、認証済みのユーザの情報処理装置100に対し、ユーザが所望するコンテンツを送信する。サーバ800は、コンテンツを、ストリーミングデータ、またはデータファイルなど様々な形式で情報処理装置100へと配信する。
情報処理装置100は、例えば、ユーザがコンテンツ配信プラットフォームを通じてコンテンツを取得するとともに、取得したコンテンツを利用するためのアプリケーション(以下、このアプリケーションを「コンテンツ管理アプリケーション」と言うこともある)を記憶する。情報処理装置100は、このアプリケーションを実行することによって、コンテンツ配信プラットフォームの認証を受ける処理、ユーザがコンテンツ配信プラットフォームを通じてコンテンツの一覧を取得する処理、ユーザがコンテンツ配信プラットフォームを通じてコンテンツを購入する処理、ユーザが購入等によって取得したコンテンツの一覧を表示する処理、ユーザがコンテンツを再生する処理、などコンテンツを取得および利用するための様々な処理を実行する。
ユーザは、複数の情報処理装置を保有しており、これら複数の情報処理装置それぞれで同一のコンテンツを利用することができる。例えば、ユーザは、情報処理装置100Aを操作してサーバ800と通信し、ユーザを識別するためのアカウント名によってサーバ800の認証を受け、コンテンツ(例えば、音楽データや教育用の動画コンテンツなど)を購入して当該コンテンツを情報処理装置100Aで受信する。その後、ユーザが情報処理装置100Bと情報処理装置100Cとを操作することで、各情報処理装置は、それぞれサーバ800と通信し、上記のアカウント名を用いてサーバ800の認証を受ける。ユーザは、既に情報処理装置100Aで購入済みのコンテンツを情報処理装置100B、情報処理装置100Cにおいても受信する。
サーバ800は、情報処理装置100がサーバ800によって認証された場合に、情報処理装置100のそれぞれについてアカウント名と対応づけて情報処理装置100を特定するための装置固有情報(例えば、情報処理装置100のIP(Internet Protocol)アドレス、情報処理装置100のMAC(Media Access Control)アドレスなど装置に特有の情報、情報処理装置100に設定されるデバイス名称、情報処理装置100のログインユーザ名など)を記憶する。
図1に示すように、ユーザは、自宅では情報処理装置100A(ノートPC(Personal Computer))を使用してサーバ800から受信したコンテンツを利用(例えば、音楽データを再生)し、外出中は、情報処理装置100B(タブレット端末)、情報処理装置100C(スマートフォン)を使用してコンテンツを利用する。
このように、本実施形態のコンテンツ配信プラットフォーム(サーバ800)は、一人の利用者が複数の端末でコンテンツを利用することを許可している。ユーザは、保有する情報処理装置のいずれかを用いて、アカウント名による認証を受けてコンテンツ配信プラットフォームからコンテンツを購入して受信することで、ユーザが保有する他の情報処理装置においても当該コンテンツを受信して利用することができる。
しかし、複数のユーザが悪意を持って同一のアカウント名を共用すると、複数のユーザが1人のユーザになりすましてコンテンツを利用することとなり、コンテンツ保有者(権利者など)の不利益になるおそれがある。そのため、本実施形態の情報処理装置100は、複数のユーザが同一のアカウント名を用いて情報処理装置100を操作している可能性がある場合に、ユーザによるコンテンツの利用を制限する。これにより、コンテンツ保有者の不利益を防止することができる。
<1.2 サーバ800の構成>
次に、サーバ800の構成を説明する。図2は、複数のサーバによって構成されるサーバ800の各機能を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ800は、通信部81と、制御部82と、記憶部83とを含む。
通信部81は、他の装置と通信するための通信インタフェースを備え、制御部82の制御に従って、情報処理装置100からの接続要求等を受け付けて、情報処理装置100へ各種コンテンツを送信する。
制御部82は、CPU、ROM、RAM等を備え、プログラムに従ってサーバ800の動作を制御する。制御部82は、例えば、情報処理装置100からの接続要求と、情報処理装置100へコンテンツの一覧を送信する処理と、情報処理装置100のユーザがコンテンツを取得するための決済処理と、情報処理装置100へコンテンツを送信する処理等を行う。
記憶部83は、サーバ800が使用する各種データを記憶するための記憶領域を構成しており、ハードディスク等により実現される。記憶部83は、利用者管理情報86と、コンテンツ87(コンテンツ87A、コンテンツ87B、・・)とを記憶する。利用者管理情報86は、情報処理装置100のユーザを識別するためのアカウント名(ユーザID)と、情報処理装置の固有情報とを含んだ情報であり、あるユーザがコンテンツの利用に使用する複数の装置の情報を示している。
コンテンツ87は、コンテンツ保有者から提供される様々なコンテンツを示している。
<1.3 情報処理装置100の構成>
次に、情報処理装置100の構成を説明する。図3は、情報処理装置100の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部10と、記憶部20と、操作部30と、表示部40と、制御部50とを含む。制御部50は、入力監視部51と、自端末動作判定部52と、他端末動作判定部53と、アプリケーション処理実行部54と、を含む。
通信部10は、外部の装置と通信するための通信インタフェースであり、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11規格に対応した無線LAN(Local Area Network)インタフェース、LTE(Long Term Evolution)に対応したモデム、イーサネット(登録商標)用のLANポート等である。
記憶部20は、各種プログラムやデータを記憶するための記憶領域を構成しており、フラッシュメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、ハードディスク等により実現される。記憶部20は、アカウント情報21と、端末固有情報22と、入力時刻情報23と、他端末情報24とを記憶する。
アカウント情報21は、サーバ800が提供するコンテンツ配信プラットフォームをユーザが利用するための、サーバ800からユーザに対し発行されるアカウント(ユーザID)に関する情報である。アカウント情報21は、ユーザが情報処理装置100を操作してサーバ800にログインするための情報を含む。サーバ800は、情報処理装置100がコンテンツ配信プラットフォームを通じてコンテンツを取得等する際に、ユーザの認証を行う。例えば、サーバ800は、アカウント名とパスワードとの組み合わせによって、コンテンツ配信プラットフォームの利用者を認証する。
端末固有情報22は、情報処理装置100の装置に固有の情報(例えば、情報処理装置100のIPアドレス、情報処理装置100のMACアドレス、情報処理装置100に設定されるデバイス名称、情報処理装置100のログインユーザ名など)である。情報処理装置100は、サーバ800と通信し、コンテンツ配信プラットフォームを利用する際に端末固有情報22をサーバ800へ送信する。サーバ800は、アカウント名と、装置に固有の情報とを利用者管理情報86において記憶しており、あるユーザがコンテンツを利用するために使用している情報処理装置を管理する。
入力時刻情報23は、ユーザが情報処理装置100に対して入力操作をした最終の入力時刻を記憶する。ユーザの最終の入力時刻からの経過時間は、その間、ユーザが情報処理装置100に対して入力操作を行っていない期間を示す。
他端末情報24は、自装置以外の情報処理装置であって、コンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウント(アカウント情報21)を共用している情報処理装置を示す。サーバ800は、アカウントに対応づけられる情報処理装置を管理している。そのため、情報処理装置100は、アカウント情報21に示されるアカウントを用いてサーバ800の認証を受け、他の情報処理装置との通信接続を確立するためにサーバ800から他の情報処理装置の情報を取得する。
操作部30は、ユーザの操作を受け付けるための入力部材であり、例えばタッチパネル、操作キー、ポインティングデバイスにより実現される。操作部30は、ユーザの操作に応じて制御部50へユーザの操作内容を出力する。
表示部40は、コンテンツを表示するための表示機能を有しており、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)により実現される。表示部40は、制御部50の制御に従って映像を表示する。
制御部50は、CPU、ROM、RAM等を備え、プログラムを読み出して実行することで情報処理装置100の動作(コンテンツ再生処理、通信処理など)を制御する。制御部50は、入力監視部51と、自端末動作判定部52と、他端末動作判定部53と、アプリケーション処理実行部54とを含む。
入力監視部51は、操作部30に対するユーザの入力操作を監視しており、ユーザの入力操作が行われた時の情報処理装置100のシステムの時刻を取得する。入力監視部51は、ユーザの操作時点において取得したシステムの時刻を入力時刻情報23として記憶部20に記憶させる。
自端末動作判定部52は、自装置がコンテンツ管理アプリケーションを動作させており、所定時間以内にユーザの操作がなされているか否かを判定する。制御部50は、他の情報処理装置から、自装置がコンテンツ管理アプリケーションを動作させ、ユーザの操作がなされているか否かの問い合わせを受けて、自端末動作判定部52の判定結果を当該他の情報処理装置へ通知する。
他端末動作判定部53は、他の情報処理装置がコンテンツ管理アプリケーションを動作させており、ユーザの操作が所定時間以内になされているか否かを、当該他の情報処理装置へ問い合わせる。他端末動作判定部53は、当該他の情報処理装置からの応答結果を受けて、当該他の情報処理装置がコンテンツ管理アプリケーションを動作させており、ユーザの操作がなされているか否かを判定する。
アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ管理アプリケーションを実行し、コンテンツ配信プラットフォームと通信してユーザの認証を受ける処理や、コンテンツ配信プラットフォームを通じたコンテンツの取得や、取得したコンテンツの利用・再生などの処理を行う。このように、アプリケーション処理実行部54は、サーバ800からコンテンツを受信するためのコンテンツ受信処理部として機能する。例えば、情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを動作させることで電子書籍リーダとして情報処理装置100を機能させる場合、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ配信プラットフォームから電子書籍を取得する処理と、取得した電子書籍を表示部40へ表示する処理などを行う。また、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ配信プラットフォームからオンラインゲームソフトを取得した場合、表示部40への表示制御などゲーム本来の処理を行う。
また、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ管理アプリケーションの実行中に、他の情報処理装置がコンテンツ利用のために操作されているか否かの判定結果に応じてコンテンツ管理アプリケーションの実行を制限する。このように、アプリケーション処理実行部54は、一定条件においてコンテンツの利用を制限するための利用制御部として機能する。
<2 データ>
次に、サーバ800と情報処理装置100とで使用される各データについて説明する。
<2.1 サーバ側のデータ>
図4は、利用者管理情報86を示す図である。サーバ800は、利用者管理情報86を用いて、コンテンツ配信プラットフォームを利用する情報処理装置をアカウントごとに管理する。図4に示すように、利用者管理情報86の1件のレコードは、アカウント名61と、デバイス識別子62と、アドレス63と、コンテンツ種別64とにより構成される。
アカウント名61は、ユーザのアカウントを示す。デバイス識別子62は、各アカウントにおいて使用される情報処理装置の識別子を示す。アドレス63は、サーバ800がデバイス識別子62に示される各情報処理装置と通信するための、情報処理装置それぞれのアドレスを示す。コンテンツ種別64は、デバイス識別子62に示される情報処理装置それぞれが利用しているコンテンツの種類を示す。コンテンツの種類とは、例えば、音楽、動画、ゲーム、アプリケーションなどである。
<2.2 情報処理装置100で使用されるデータ>
図5は、他端末情報24を示す図である。情報処理装置100は、他端末情報24を用いて、情報処理装置100がコンテンツ配信プラットフォームを利用するために使用しているアカウントを共用している他の情報処理装置と通信する。図5に示すように、他端末情報24の1件のレコードは、デバイス識別子41と、アドレス42と、コンテンツ種別43とにより構成される。
デバイス識別子41は、情報処理装置100がコンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウントを共用している他の情報処理装置の識別子を示す。アドレス42は、デバイス識別子41に示される各情報処理装置と情報処理装置100とが通信するためのアドレスを示す。コンテンツ種別43は、各情報処理装置が利用しているコンテンツの種類を示す。
<3 動作>
次に、情報処理装置100の動作を説明する。
<3.1 情報処理装置100の全体的な動作>
図6は、情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを起動させて、他の情報処理装置におけるユーザの操作状況に応じてコンテンツ管理アプリケーションの起動を制限する処理を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置100は、サーバ800による認証処理が完了した後、コンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウントを共用している他の情報処理装置におけるユーザの操作状況を取得するため、サーバ800を通じて他の情報処理装置と直接通信(Peer to Peer)を確立する。直接通信の確立後、情報処理装置100は、他の情報処理装置にユーザの操作状況を問い合わせ、その応答結果に基づいてコンテンツ管理アプリケーションの起動を制限する。
これにより、コンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウントが複数のユーザによって不正に利用されているおそれがある場合に、この不正な利用を防止することができる。以下、具体的に説明する。
ステップS61において、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ管理アプリケーションを起動し、サーバ800と通信してアカウント情報21等を用いてサーバ800の認証を受ける。サーバ800の認証の結果、サーバ800が提供するコンテンツ配信プラットフォームの利用が可能となると、アプリケーション処理実行部54は、ステップS63の処理を実行する。
ステップS63において、アプリケーション処理実行部54は、アカウントを共用する他の情報処理装置の情報をサーバ800から取得してアカウント情報21に記憶させ、アカウント情報21に示される情報に基づいて、アカウントを共用する他の情報処理装置と直接通信接続を確立する。このステップS63の処理の詳細は後述する。
ステップS65において、アプリケーション処理実行部54は、直接通信接続を確立した他の情報処理装置に対し、コンテンツ配信プラットフォームの利用やコンテンツの利用をするためのユーザの操作状況を問い合わせ、他の情報処理装置からの応答結果に基づいて、所定時間内に他の情報処理装置がユーザによるコンテンツの利用のための操作を検出したか否かを判定する。判定結果が、所定時間内に他の情報処理装置においてコンテンツの利用のためのユーザの操作がなされたことを示す場合(ステップS65においてYES)、アプリケーション処理実行部54は、ステップS69の処理を実行する。判定結果が、所定時間内に他の情報処理装置においてコンテンツ利用のためのユーザの操作が検出されなかったことを示す場合(ステップS65においてNO)、アプリケーション処理実行部54は、ステップS67の処理を実行する。
ステップS67において、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ管理アプリケーションの起動を継続する。これにより、ユーザは、コンテンツ配信プラットフォームを利用可能であるとともに、コンテンツの再生等の処理も行う。その後、アプリケーション処理実行部54は、ステップS65の処理を繰り返す。
ステップS69において、アプリケーション処理実行部54は、コンテンツ管理アプリケーションの起動を中断する。これにより、ユーザは、コンテンツ配信プラットフォームを通じてコンテンツを取得する処理や、コンテンツ配信プラットフォームを通じて取得したコンテンツを再生する処理等が制限される。
このように、上記のステップS65の処理において、アカウントを共用している他の情報処理装置が所定時間内にコンテンツ利用のためのユーザの操作を受け付けたと検出する場合、複数人がアカウントを共用している可能性がある。なお、この所定時間の長さは、例えば、仮にユーザが複数の情報処理装置を使用する場合に、操作対象の情報処理装置を切り替えるのに要する時間に基づいて設定されることとしてもよい。
例えば、ユーザがノートPCとタブレット端末とを同時に使用する際、ノートPCへの入力操作からタブレット端末への入力操作へと切り替えるのに数秒程度要するとする。この場合、上記の所定時間の長さは、この入力操作の切り替えの時間の長さに基づいて情報処理装置100が設定する。
<3.2 情報処理装置100同士の直接通信確立>
次に、上記のステップS63の処理の詳細を説明する。
図7は、情報処理装置100が、サーバ800によって認証された後、アカウントを共用する他の情報処理装置と直接通信接続を確立する処理を示すフローチャートである。図7の例では、情報処理装置「端末A」がサーバ800によって認証された後、他の情報処理装置と直接通信接続を確立するための処理を実行し、続いて情報処理装置「端末B」がサーバ800によって認証された後、他の情報処理装置と直接通信接続を確立するための処理を実行するものとして説明する。そのため、端末Aと端末Bの間で直接通信接続が確立される。図7に示すように、情報処理装置100は、サーバ800を経由して他の情報処理装置とP2P(Peer two Peer)通信を確立する。
ステップS71において、アプリケーション処理実行部54は、サーバ800の認証を受けた後(再び図6を参照すると、図6のステップS61)、他の情報処理装置と直接通信接続を確立するため、コンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウント名、情報処理装置100に固有の装置固有情報、および情報処理装置100のアドレスを記憶部20から読み出してサーバ800へ送信する。図7の例では、端末Aからアカウント名「user_1」、デバイス識別子として「termid_A」、アドレスとして「ip_A」がサーバ800へ送信される。
ステップS81において、サーバ800は、情報処理装置100から送信されるアカウント名、デバイス識別子、アドレスを利用者管理情報86に登録する。
ステップS83において、サーバ800は、情報処理装置100から送信されるアカウント名に基づいて、利用者管理情報86において管理しているアカウント名に示される他の情報処理装置の識別子およびアドレス(デバイス識別子62とアドレス63)を利用者管理情報86から読み出して情報処理装置100へ送信する。図7の例のステップS83では、利用者管理情報86に登録されている情報処理装置が「端末A」以外にないため、サーバ800から情報処理装置100へは、他に登録されている情報処理装置がない旨、通知される。
ステップS73において、情報処理装置100は、アカウント名を共用している他の情報処理装置についての情報をサーバ800から受信し、受信した情報を他端末情報24に登録する。図7の例のステップS73では、端末A以外の情報処理装置は利用者管理情報86に登録されておらず、サーバ800からの応答は、他に登録されている情報処理装置がないことを示す応答となっている。
ここで、情報処理装置「端末B」が、新たにサーバ800の認証を受けた(再び図6を参照すると、図6のステップS61)とする。情報処理装置「端末B」は、他の情報処理装置と直接通信接続を確立するため、図7に示す以下の処理を行う。
ステップS91において、端末Bのアプリケーション処理実行部54は、端末Aと同様に、他の情報処理装置と直接通信接続を確立するため、コンテンツ配信プラットフォームを利用するためのアカウント名、情報処理装置100に固有の装置固有情報、情報処理装置100のアドレスを記憶部20から読み出してサーバ800へ送信する。図7の例では、端末Bからアカウント名「user_1」、デバイス識別子として「termid_B」、アドレスとして「ip_B」がサーバ800へ送信される。
ステップS85において、サーバ800は、「端末B」である情報処理装置100から送信されるアカウント名等を利用者管理情報86に登録する。
ステップS87において、サーバ800は、「端末B」である情報処理装置100から送信されるアカウント名に基づいて、利用者管理情報86において管理しているアカウント名に示される他の情報処理装置の識別子およびアドレス(デバイス識別子62とアドレス63)を利用者管理情報86から読み出して情報処理装置100へ送信する。図7の例のステップ87では、利用者管理情報86に登録されている他の情報処理装置「端末A」があるため、サーバ800は、利用者管理情報86を参照し、「端末A」の識別子およびアドレスを「端末B」の情報処理装置100へ送信する。図7の例のステップS87では、サーバ800は、「端末B」の情報処理装置100へ、端末Aのデバイス識別子として「termid_A」、端末Aのアドレスとして「ip_A」を送信する。
ステップS93において、「端末B」の情報処理装置100は、アカウント名を共用している他の情報処理装置についての情報をサーバ800から受信し、受信した情報を他端末情報24に登録する。図7の例では、端末Bのアプリケーション処理実行部54は、端末Aのデバイス識別子および端末Aのアドレスをサーバ800から受信して他端末情報24へ登録する。
ステップS95において、端末Bの情報処理装置100は、サーバ800から他の情報処理装置についての情報を取得することで、アカウントを共用する他の情報処理装置に対し、直接通信を確立するための要求を送信する。図7に示すように、端末Bのアプリケーション処理実行部54は、端末Bのデバイス識別子(termid_B)および端末Bのアドレス(ip_B)を端末Aへ送信することで、直接通信の確立要求を送信する。
ステップS75において、端末Aのアプリケーション処理実行部54は、端末Bから端末Bのデバイス識別子およびアドレスを受信する。端末Aのアプリケーション処理実行部54は、受信した端末Bのアドレスに基づいて、端末Bと直接接続を確立する(accept)。また、端末Aのアプリケーション処理実行部54は、受信した端末Bのデバイス識別子(termid_B)および端末Bのアドレス(ip_B)を端末Aの他端末情報24へ登録する。
<3.3 情報処理装置100が同時操作中の他の情報処理装置を検出する処理>
次に、上記のステップS65の処理の詳細を説明する。図8は、情報処理装置100が他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置がコンテンツの利用のためのユーザの操作を検出したか否かを判定する処理を示す図である。
図8に示すように、情報処理装置100は、直接通信接続を確立している他の情報処理装置に対し、ユーザの操作が所定時間内になされたか否かを問い合わせ、その応答結果を受信する。以下、「端末A」が他の情報処理装置(「端末B」、「端末C」、「端末D」)に対して上記問い合わせを実行するものとして説明する。
ステップS101において、端末Aの他端末動作判定部53は、直接通信接続を確立している他の情報処理装置に対し、ユーザの操作が所定時間内になされたか問い合わせるため、クエリを発行する。このクエリは、他の情報処理装置と共用しているアカウント名と、送信先の情報処理装置の識別子と、送信元の情報処理装置のアドレスとを含む。
例えば、図8では、端末Aは、端末Bへクエリ「query(user_1, termid_B, ip_A)」を発行している。このクエリは、共用しているアカウント名が「user_1」、送信先の情報処理装置の識別子が「termid_B」、送信元の情報処理装置のアドレスが「ip_A」であることを示している。端末Aは、端末C、端末Dに対しても同様のクエリを発行している。ここで、端末Dは、端末Aとの直接通信接続を確立した後、端末Dの電源がオフになるものとする。また、端末Bは、コンテンツ管理アプリケーションを使用しており、端末Cはコンテンツ管理アプリケーションを使用していないものとする。
ステップS111において、端末Bは、端末Aからのクエリを受け付けて、自端末動作判定部52により自端末におけるコンテンツ利用のためのユーザの操作の有無を判定する。なお、端末Bのユーザは、コンテンツ管理アプリケーションを使用しており、端末Aからのクエリを受け付けた時点において、所定時間以内にユーザの操作がなされているものとする。
ステップS113において、端末Bは、自端末動作判定部52の判定結果(ユーザが操作していることを示す)を端末Aへ送信する。図8では、このステップS113の応答結果を「response(操作中)」と示している。
ステップS121において、端末Cは、端末Aからのクエリを受け付けて、自端末動作判定部52によって自端末におけるコンテンツ利用のためのユーザの操作の有無を判定する。なお、端末Cのユーザは、コンテンツ管理アプリケーションを使用していないものとする。
ステップS123において、端末Cは、自端末動作判定部52の判定結果(ユーザが操作していないことを示す)を端末Aへ送信する。図8は、このステップS123の応答結果を「response(操作中でない)」と示している。
ステップS103において、端末Aは、端末Dへのクエリの発行後、端末Dからの応答がなく、タイムアウト処理をすることで、各端末からの応答結果を受け付けたものとして各端末からの応答結果に基づいた処理を行う。端末Aは、他の情報処理装置からの応答結果に基づいて、他の情報処理装置においてユーザが操作中であれば、他の情報処理装置においてユーザの操作が検出されたと判定する。また、端末Aは、上記の応答結果に基づいて、他の情報処理装置のいずれにおいてもユーザが操作中でない場合は、他の情報処理装置においてユーザの操作が未検出と判定する。
<3.4 ユーザ操作の有無の判定>
次に、情報処理装置100の自端末動作判定部52の処理の詳細を説明する。図9は、情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを起動しており、所定時間以内にユーザの操作がなされているか否かを判定する処理を示すフローチャートである。
ステップS131において、自端末動作判定部52は、コンテンツ管理アプリケーションが実行中であるか否かを判定する。例えば、自端末動作判定部52は、情報処理装置100のOS(Operating System)が管理しているプロセス一覧を参照し、コンテンツ管理アプリケーションが起動しているか、起動されていないかを判定する。コンテンツ管理アプリケーションが起動している場合(ステップS131:YES)、自端末動作判定部52は、ステップS133の処理を実行し、コンテンツ管理アプリケーションが起動されていない場合(ステップS131:NO)、自端末動作判定部52は、ステップS139の処理を実行する。
ステップS133において、自端末動作判定部52は、入力時刻情報23を読み出して、ユーザによる入力操作がなされた最終の入力時刻を取得する。
ステップS135において、自端末動作判定部52は、ステップS133で読み出した最終の入力時刻から所定時間以上経過しているか否か(ユーザが未操作の状態が所定時間以上継続しているか)を判定する。ユーザが未操作の状態が所定時間以上継続している場合(ステップS135:YES)、自端末動作判定部52は、ステップS139の処理を実行する。ユーザが未操作の状態が所定時間以上継続していない場合(ステップS135:NO)、自端末動作判定部52は、ステップS137の処理を実行する。
ステップS137において、自端末動作判定部52は、ユーザがコンテンツ管理アプリケーションを起動し、操作中であると判定する。
ステップS139において、自端末動作判定部52は、ユーザがコンテンツ管理アプリケーションを操作中ではないと判定する。
<4 変形例>
実施形態の情報処理装置100について説明してきたが、以下のように変形することもできる。上記実施形態の説明では、情報処理装置100は、他の情報処理装置からユーザの操作があったかの問い合わせに応答する際、ユーザの操作が所定時間以内にあったか否かを通知している(図8参照)。ここで、図8の例のステップS113において、情報処理装置100がコンテンツ管理アプリケーションを起動し、ユーザの操作があったと他の情報処理装置に応答する場合に、コンテンツ管理アプリケーションにより利用されているコンテンツの種類を応答内容に含めてもよい。応答結果を受信した情報処理装置100は、他の情報処理装置においてユーザが利用中のコンテンツの種類を判別することができる。
例えば、図8の例において、端末Bがコンテンツとして音楽を再生しており、端末Aが電子書籍を表示している場合のように、同一のユーザが複数の端末でそれぞれ異なるコンテンツを利用する状況もある。そのため、各情報処理装置が利用するコンテンツの種類が異なる場合や、各情報処理装置が利用するコンテンツが特定の組み合わせ(例えば、タブレット端末で電子書籍を表示し、ノートPCで音楽を再生する場合)である場合は、情報処理装置100は、コンテンツ管理アプリケーションの起動を継続することとしてもよい。また、他の情報処理装置においてユーザが利用中のコンテンツの種類を判別するため、情報処理装置100は、サーバ800に対し、アカウントを共用している情報処理装置が利用しているコンテンツの種類を問い合わせることとしてもよい。
この場合、サーバ800は、情報処理装置からの要求に応じて、情報処理装置が利用しているコンテンツの種類を利用者管理情報86のコンテンツ種別64において管理する。また、サーバ800は、情報処理装置100からの問い合わせに応じて、アカウントを共用する情報処理装置が利用しているコンテンツの種別を情報処理装置100へ送信する。
なお、情報処理装置100は、低消費電力化等のため、一定時間ユーザの操作がなされていないか否かを常駐モジュールによって検出する。常駐モジュールによってユーザの操作がなされていないことが検出されると、情報処理装置100は、ディスプレイの表示をオフにする等の処理を行う。そこで、上記の情報処理装置100の構成において、ユーザが情報処理装置100を一定時間以上、未操作にしているか否かの判断は、情報処理装置100の常駐モジュールにより実現することとしてもよい。
また、上記実施形態の説明では、情報処理装置は、サーバ800を経由して、アカウント名を共用する他の情報処理装置と直接通信接続を確立し、他の情報処理装置との直接通信によって、他の情報処理装置におけるユーザの操作状況を取得している。これに限らず、情報処理装置100は、サーバ800に対し、他の情報処理装置のユーザの操作状況を問い合わせ、これによりサーバ800から他の情報処理装置のユーザの操作状況を取得することとしてもよい。なお、この場合、情報処理装置100は、ユーザの操作を受け付けると、都度、サーバ800に、ユーザの操作を受け付けたことを通知する。
上記実施形態の説明では、コンテンツの利用を制限するために、他の情報処理装置においてコンテンツを利用する操作がなされている可能性がある場合に、自装置のコンテンツ管理アプリケーションの起動を制限することで、自装置におけるコンテンツの利用を制限することとして説明した。これに限らず、他の情報処理装置においてもコンテンツの利用を制限させることとしてもよい。
例えば、情報処理装置100は、自装置においてアプリケーション処理実行部54がコンテンツ管理アプリケーションの起動を制限していることを、通信接続を確立している他の情報処理装置へ通知する。他の情報処理装置は、このコンテンツ管理アプリケーションの起動が制限されていることの通知を受けて、コンテンツの利用を制限する。これにより、複数のユーザがアカウントを共用している可能性がある場合に、自装置のみならず他装置においても、コンテンツの利用を制限することができる。また、自装置または他装置のいずれかについては、コンテンツの利用を許可してもよい。すなわち、アカウント名が複数の情報処理装置において共用されている場合に、1の情報処理装置については、コンテンツの利用を許可することとする。
上記の実施形態で説明したように、同一のアカウントを使用して複数の情報処理装置が所定時間以内にともに操作されている場合、情報処理装置は、複数ユーザによるコンテンツの不正使用と判断して、コンテンツの利用を制限する。コンテンツ管理アプリケーションが自装置以外の他装置で使用されているか否かを判断する機能を、このコンテンツ管理アプリケーションが備えることにより、上記の複数ユーザによるコンテンツの不正使用を検出する。ここで、以下の条件を満たした場合に、コンテンツ管理アプリケーションは、複数の情報処理端末がほぼ同時に操作されていると判断するものとする。条件とは、(1)他の情報処理装置において、同一のアカウントを使用して起動しているコンテンツ管理アプリケーションが存在していること(プロセスとして存在していること)、(2)所定時間以内に、ユーザによる入力操作(キー操作、ポインティングデバイス入力、タッチ操作など)がなされていること、である。例えば、ユーザが自宅でPCによってコンテンツ管理アプリケーションを起動したまま外出した場合、外出先においてもコンテンツ管理アプリケーションを起動したいことがある。そこで、本実施形態は、(1)のみならず(2)を用いてユーザによる複数の情報処理装置の同時使用を判定するものとして説明している。
このように、上記実施形態の情報処理装置によると、アプリケーションが意図する仕様に反して同一のユーザアカウントを複数のユーザで共用される状況を自動的に検出することができる。情報処理装置がこれらのケースにおいてアプリケーションの動作を制限することで、コンテンツに関する権利者等は、不利益を回避することができる。
本発明の情報処理装置は、CPU等のプロセッサを備え、CPUがプログラムを実行することで実現される。本発明を実現するプログラムは、コンピュータが読みとり可能な記録媒体、例えば半導体メモリ、ハードディスク、光ディスク等に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信により提供される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 通信部、20 記憶部、21 アカウント情報、22 端末固有情報、23 入力時刻情報、24 他端末情報、30 操作部、40 表示部、41 デバイス識別子、42 アドレス、43 コンテンツ種別、50 制御部、51 入力監視部、52 自端末動作判定部、53 他端末動作判定部、54 アプリケーション処理実行部、61 アカウント名、62 デバイス識別子、63 アドレス、64 コンテンツ種別、81 通信部、82 制御部、83 記憶部、86 利用者管理情報、87 コンテンツ、100 情報処理装置、200 無線ルータ、300 無線基地局、700 ネットワーク、800 サーバ。

Claims (5)

  1. 通信機能を有する情報処理装置であって、
    ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶する記憶部と、
    コンテンツを配信する配信サーバと通信し、前記アカウント情報に基づいて前記配信サーバの認証を受け、前記認証済みの前記配信サーバからコンテンツを受信する受信処理部と、
    前記コンテンツの利用を制限するための制御部とを備え、
    前記制御部は、
    他の情報処理装置から、自装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無の問い合わせ処理を受け付けた場合に、自装置のユーザ操作の有無を判定する動作判定部を含み、
    前記記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により前記配信サーバの認証を受けた他の情報処理装置の装置固有情報を前記配信サーバから受信し、
    前記受信した装置固有情報に示される他の情報処理装置に、前記ユーザ操作の有無を問い合わせ、
    前記ユーザ操作が有るとする判定結果を前記他の情報処理装置から受信した場合に、自装置および前記他の情報処理装置の少なくともいずれか一方における前記コンテンツの利用を制限する、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、自装置においてユーザの操作を受け付けた時点を取得する入力監視部を含み、
    前記動作判定部は、前記入力監視部が取得するユーザの操作時点に基づいて、自装置のユーザ操作の有無を判定する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記配信サーバからコンテンツを取得する処理、および、前記配信サーバから取得したコンテンツを利用する処理を実行するためのコンテンツ管理アプリケーションを記憶しており、
    前記制御部は、前記コンテンツ管理アプリケーションの実行を制限することで、前記コンテンツの利用を制限する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  4. 通信機能を有する情報処理装置がコンテンツ利用を管理するための方法であって、
    前記情報処理装置は、
    ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶しており、
    前記方法は、前記情報処理装置が、
    コンテンツを配信する配信サーバと通信し、前記アカウント情報に基づいて前記配信サーバの認証を受け、前記認証済みの前記配信サーバからコンテンツを受信するステップと、
    他の情報処理装置から、自装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無の問い合わせ処理を受け付けた場合に、自装置のユーザ操作の有無を判定するステップと、
    前記記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により前記配信サーバの認証を受けた他の情報処理装置の装置固有情報を前記配信サーバから受信するステップと、
    前記情報処理装置が、前記受信した装置固有情報に示される他の情報処理装置に、前記ユーザ操作の有無を問い合わせるステップと、
    前記情報処理装置が、前記ユーザ操作が有るとする判定結果を前記他の情報処理装置から受信した場合に、自装置および前記他の情報処理装置の少なくともいずれか一方における前記コンテンツの利用を制限するステップとを含む、
    方法。
  5. 通信機能を有する情報処理装置がコンテンツ利用を管理するための動作を制御するプログラムであって、
    前記情報処理装置は、ユーザを識別するためのアカウント情報と、自装置に固有の装置固有情報とを記憶するためのメモリと、プロセッサとを備え、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    コンテンツを配信する配信サーバと通信し、前記アカウント情報に基づいて前記配信サーバの認証を受け、前記認証済みの前記配信サーバからコンテンツを受信するステップと、
    他の情報処理装置から、自装置におけるコンテンツの利用のためになされるユーザ操作の有無の問い合わせ処理を受け付けた場合に、自装置のユーザ操作の有無を判定するステップと、
    前記記憶されるアカウント情報と同一のアカウント情報により前記配信サーバの認証を受けた他の情報処理装置の装置固有情報を前記配信サーバから受信するステップと、
    前記受信した装置固有情報に示される他の情報処理装置に、前記ユーザ操作の有無を問い合わせるステップと、
    前記ユーザ操作が有るとする判定結果を前記他の情報処理装置から受信した場合に、自装置および前記他の情報処理装置の少なくともいずれか一方における前記コンテンツの利用を制限するステップとを実行させる、
    プログラム。
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