JP6039908B2 - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光画像撮像装置に関し、特に眼科診療等に用いられる撮像装置及びその制御方法に関するものである。
共焦点レーザー顕微鏡の原理を利用した眼科装置である走査型レーザー検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope)は、測定光であるレーザーを眼底に対してラスタースキャンを行い、その戻り光の強度から平面画像を高分解能かつ高速に得る装置である。
以下、このような平面画像を撮像する装置をSLO装置と記す。
近年、SLO装置において測定光のビーム径を大きくすることにより、横分解能を向上させた網膜の平面画像を取得することが可能になってきた。しかし、測定光のビーム径の大径化に伴い、網膜の平面画像の取得において、被検眼の収差による平面画像のSN比及び分解能の低下が問題になってきた。
それを解決するために、被検眼の収差を波面センサでリアルタイムに測定し、被検眼にて発生する測定光やその戻り光の収差を波面補正デバイスで補正する補償光学系を有する補償光学SLO装置が開発され、高横分解能な平面画像の取得を可能にしている。
高横分解能な平面画像を取得する場合、装置自体の光学収差や撮像時間の長時間化等の問題から、一度に撮像する撮像範囲が小さくなり、その平面画像が眼底のどの部分であるかを認識しにくくなりやすい。特許文献1においては、広画角なSLO装置と小画角であるが高解像度なSLO装置とを組み合わせた複合装置が提案され、その問題の解決が試みられている。
被検眼の所望の位置を撮像する場合、被検眼を固視するための固視灯がよく用いられる。特許文献2においては、眼底の画像の所望の位置を指定して、固視灯の投影位置を変更することで、容易に所望の位置の眼底画像を取得することが試みられている。
特開2010−259543号公報 特開2007−275374号公報
上記特許文献1の眼底撮影装置では、上記したように、広画角なSLO装置と小画角であるが高解像度なSLO装置とを組み合わせた複合装置が提案され、高解像度の眼底画像を効率よく得ることが可能とされている。
また、上記特許文献2の眼科装置は、上記したように、眼底の画像の所望の位置を指定して、固視灯の投影位置を変更することで、容易に所望の位置の眼底画像を取得することが可能とされている。
被検眼が屈折異常を有する場合、被検者が固視灯の表示が鮮明に見えるように、あるいは、取得する平面画像が鮮明に表示されるように、フォーカス調整を行う必要がある。その場合、光学系の構成によっては、固視灯の表示位置と被検眼に対して回旋が促される量との関係が、被検眼の視度に依存することがあり、眼底の所望の位置の平面画像を取得することが難しくなる。
例えば特許文献1に開示される眼底撮影装置では、眼底の所望位置の画像を得るために固視灯の制御が求められる場合についての対応は、固視灯の制御方法に留意されておらず難しい。また、特許文献2に開示される眼科装置では、視度の影響が勘案されておらず、従って適宜好適な平面画像を得ることが難しいと考えられる。
本発明は、上記課題に鑑み、被検眼の視度に応じて固視灯の表示位置を調整し、眼底の所望の位置の平面画像を容易に取得する撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置であって、
固視灯を第一の位置で点灯させて、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する第一の撮像手段と、
前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段と、
前記第二の撮像手段により前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記被検眼の視度とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置の制御方法は、フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置の制御方法であって、
固視灯を第一の位置で点灯させて、第一の撮像手段によって、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する工程と、
前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段によって、前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記被検眼の視度とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する工程と、を有することを特徴とする。
本発明は、上記課題に鑑み、被検眼の視度に応じて固視灯の表示位置を調整し、眼底の所望の位置の平面画像を容易に取得する光画像撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例1におけるSLO装置の全体の構成について説明する図である。 本発明の実施例1におけるSLO装置の画像の取得方法を説明する図である。 本発明の実施例1におけるSLO装置の画像の取得手順を説明する図である。 本発明の実施例1におけるSLO装置の固視灯の制御方法を説明する図である。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例により説明する。
つぎに、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、光画像撮像装置として、本発明を適用したAOSLO装置について説明する。該AOSLO装置は、補償光学系を備え、網膜の高横分解能の平面画像(AOSLO像)の撮像を行う装置である。また、AOSLO像の取得を補助する目的で、広画角の平面画像(WFSLO像)の撮像を行うWFSLO装置が付随している。
本実施例では、被検眼の光学収差を空間光変調器を用いて補正して平面画像を取得するAOSLO装置が構成され、被検眼の視度や光学収差によらず良好な平面画像が得られるようにされている。
ここでは、高横分解能の平面画像を撮像するために、補償光学系を備えているが、高解像度を実現できる光学系の構成であれば、補償光学系を備えていなくてもよい。
<装置全体>
図1(a)を用いて、まず、本実施例におけるAOSLO装置109の概略構成について、具体的に説明する。
AOSLO装置109は、大まかに、AOSLO像を取得するAOSLO部195と、広域のSLO像(WFSLO像)とを取得するWFSLO部196とからなる。
<AOSLO部全体>
まず、AOSLO部全体について説明する。
光源101−1から出射した光は光カプラー131によって参照光105と測定光106−1とに分割される。測定光106−1は、シングルモードファイバー130−4、空間光変調器159、XYスキャナ119−1、ダイクロイックミラー170−2等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
156は固視灯であり、固視灯156からの光束157は被検眼107の固視あるいは回旋を促す役割を有する。
測定光106−1は被検眼107によって反射あるいは散乱された戻り光108となり、光路を逆行し、光カプラー131を介して、ディテクター138−1に入射される。ディテクター138−1は戻り光108の光強度を電圧に変換し、その信号を用いて、被検眼107の平面画像が構成される。本実施例では、光学系の全体を主にレンズを用いた屈折光学系を用いて、構成しているが、レンズの代わりに球面ミラーを用いた反射光学系によっても構成することができる。
また、本実施例では収差補正デバイスとして、反射型の空間光変調器を用いたが、透過型の空間光変調器や可変形状ミラーを用いても構成することができる。
以上に述べたAOSLO部は、光源より被検眼に照射された第一の測定光の該被検眼からの第一の戻り光によって該被検眼の画像を撮像する撮像部として機能する。また、必要に応じて、第二の測定光を被検眼に照射してその第二の戻り光により被検眼の第二の画像を撮像する第二の撮像部として機能する。
<AOSLOの光源>
つぎに、光源101−1の周辺について説明する。光源101−1は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。波長は830nm、バンド幅50nmである。ここでは、スペックルノイズの少ない平面画像を取得するために、低コヒーレント光源を選択している。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。
また、波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。さらに波長は、得られる平面画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましく、ここでは830nmとする。観察対象の測定部位によっては、他の波長を選んでも良い。
光源101−1から出射された光は、シングルモードファイバー130−1と光カプラー131とを介して、参照光105と測定光106−1とに、96:4の割合で分割される。153は偏光コントローラである。
<AOSLOの参照光路>
次に、参照光105の光路について説明する。
光カプラー131によって分割された参照光105は光ファイバー130−2を介して、光量測定装置164に入射される。光量測定装置164は参照光の105の光量を測定し、測定光105の光量をモニターする用途に用いられる。
<AOSLOの測定光路>
つぎに、測定光106の光路について説明する。
光カプラー131によって分割された測定光106−1は、シングルモードファイバー130−4を介して、レンズ135−4に導かれ、ビーム径4mmの平行光になるよう調整される。
測定光106−1は、ビームスプリッタ158−1を通過し、レンズ135−5〜6を通過し、空間光変調器159に入射される。
ここで、空間光変調器159はパソコン125からドライバ部181内の空間光変調器駆動ドライバ188を介して制御される。
次に、測定光106−1は、空間光変調器159にて変調され、レンズ135−7〜8を通過し、XYスキャナ119−1のミラーに入射される。ここでは、簡単のため、XYスキャナ119−1は一つのミラーとして記したが、実際にはXスキャナとYスキャナとの2枚のミラーが近接して配置され、網膜127上を光軸に垂直な方向にラスタースキャンするものである。また、測定光106の中心はXYスキャナ119−1のミラーの回転中心と一致するように調整されている。
ここで、Xスキャナは測定光106を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。駆動周波数は約7.9kHzである。また、Yスキャナは測定光106を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここではガルバノスキャナを用いている。駆動波形はのこぎり波、周波数は64Hz、デューティ比は16%である。Yスキャナの駆動周波数は、AOSLO像の撮像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。
ここで、XYスキャナ119−1はパソコン125からドライバ部181内の光スキャナ駆動ドライバ182を介して制御される。
球面ミラー135−9〜10は網膜127を走査するための光学系であり、測定光106を角膜126の付近を支点として、網膜127をスキャンする役割がある。
ここで、測定光106のビーム径は4mmであるが、より高分解能な光画像を取得するために、ビーム径はより大径化してもよい。また、117は電動ステージであり、矢印で図示している方向に移動することができ、付随する球面ミラー135−10の位置を、調整することができる。
ここで、電動ステージ117はパソコン125からドライバ部181内の電動ステージ駆動ドライバ183を介して制御される。
レンズ135−10の位置を調整することで、被検眼107の網膜127の所定の層に測定光106を合焦し、観察することが可能になる。即ち、電動ステージ117は測定光を被検眼に合焦させる本発明における合焦手段として機能し、ドライバ部181および電動ステージ駆動ドライバ183は、合焦手段により測定光の合焦状態を取得して合焦手段を制御する合焦制御手段として機能する。
また、被検眼107が屈折異常を有している場合にも対応できる。
測定光106は被検眼107に入射すると、網膜127からの反射や散乱により戻り光108となり、再び光カプラー131に導かれ、シングルモードファイバー130−3を介して、ディテクター138−1に到達する。ディテクター138−1は例えば高速・高感度な光センサであるAPD(Avalanche Photo Diode)やPMT(Photomultiplier Tube)が用いられる。戻り光108は、空間光変調器159で、再び変調される。
また、ビームスプリッタ158−1にて分割される戻り光108の一部は、波面センサ155に入射され、被検眼107で発生する戻り光108の収差が測定される。波面センサ155はパソコン125に電気的に接続されている。ここで、角膜126とXYスキャナ119−1と波面センサ155と空間光変調器159とは光学的に共役になるよう、レンズ135−5〜10等が配置されている。
そのため、波面センサ155は被検眼107の収差を測定することが可能になっている。また、空間光変調器159は被検眼107の収差を補正することが可能になっている。これら波面センサ155および空間変調器159は、各々本発明における被検眼の収差を測定する収差測定手段、および測定された収差に基づいて測定光と戻り光との収差あるいは前述した第二の測定光と第二の戻り光との収差を補正する収差補正手段として機能する。
さらに、波面センサの測定結果による得られた収差に基づいて、空間光変調器159をリアルタイムに制御することで、被検眼107で発生する収差を補正し、より高横分解能な平面画像の取得を可能にしている。
ここでは、135−10は球面レンズであるが、被検眼107の収差(屈折異常)によっては、球面ミラー135−10の代わりにシリンドリカルレンズを用いてもよい。また、新たなレンズを測定光106の光路に追加してもよい。
ここでは、レンズ135−10と電動ステージ117とは、AOSLO部195とWFSLO部196とで共用されているが、図1(c)に示すように、各々が独立して、レンズと電動ステージとを設けてもよい。その場合、AOSLO部195とWFSLO部196とにおける、各々の電動ステージを連動して動作させてもよい。
ここでは、測定光106を用いて、波面センサ155を用いた収差の測定を行っているが、収差の測定のために他の光源を用いてもよい。また、収差の測定のために他の光路を構成してもよい。
例えば、球面レンズ135−10と角膜126の間から、ビームスプリッタを用いて、収差の測定のための光を入射することができる。
固視灯156は発光型のディスプレイモジュールからなり、表示面(□27mm、128×128画素)をYZ平面に有する。ここでは、液晶、有機EL、LEDアレイ等を用いることができる。被検眼107が固視灯156からの光束157を注視することで、被検眼107の固視あるいは回旋が促される。固視灯156の表示面には、例えば図1(b)に示すように、任意の点灯位置165に十字のパターンが点滅して表示される。
固視灯156からの光束157はレンズ135−13〜14、ダイクロイックミラー170−2、レンズ135−10を介して、網膜127に導かれる。該固視灯156は被検眼がこれを注視するために用いられる。また、レンズ135−10、13、14は固視灯156の表示面と網膜127とが光学的に共役になるよう配置される。また、固視灯156はパソコン125からドライバ部181内の固視灯駆動ドライバ184を介して制御される。固視灯駆動ドライバ184は、固視灯における点灯位置を任意の場所に移動させる、固視灯の点灯位置移動手段として機能する。
<AOSLOの測定系>
つぎに、測定系の構成について説明する。
SLO装置109は、網膜127からの戻り光108の強度から構成される平面画像(SLO像)を取得することができる。
網膜127にて反射や散乱された光である戻り光108は、レンズ135−5〜10、空間光変調器159、光カプラー131等を介してディテクター138−1に入射され、光の強度が電圧に変換される。
ディテクター138−1で得られた電圧信号は、パソコン125内のADボード176にてデジタル値に変換され、パソコン125にてXYスキャナ119−1の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、平面画像が形成される。ここで、ADボード176の取り込み速度は15MHzである。
また、ビームスプリッタ158−1にて分割される戻り光108の一部は、波面センサ155に入射され、戻り光108の収差が測定される。
波面センサ155はシャックハルトマン方式の波面センサであり、測定レンジは−1D〜+1Dとなっており、測定レンジが狭く、測定精度が高い仕様となっている。
得られた収差はツェルニケ多項式を用いて表現され、これは被検眼107の収差を示している。
ツェルニケ多項式は、チルト(傾き)の項、デフォーカス(defocus)の項、アスティグマ(非点収差)の項、コマの項、トリフォイルの項等からなる。
<AOSLO像の取得方法>
つぎに、平面画像(AOSLO像)の取得方法について図2(a)〜(d)を用いて説明する。
SLO装置109は、XYスキャナ119−1を制御し、ディテクター138−1で戻り光108の強度を取得することで、網膜127の平面画像を取得することができる。ここでは、網膜127の平面画像(光軸に垂直な面)の取得方法について説明する。
図2(a)は被検眼107の模式図であり、SLO装置109によって観察されている様子を示している。
図2(a)に示すように、測定光106は角膜126を通して、網膜127に入射すると様々な位置における反射や散乱により戻り光108となり、ディテクター138−1に到達する。
さらに、図2(b)に示すように、XYスキャナ119−1をX方向に駆動しながら、戻り光108の強度を検知すれば、各X軸の位置毎の情報を得ることができる。
さらに、図2(c)に示すように、XYスキャナ109のX軸とY軸とを同時に駆動し、網膜127のある撮像範囲192に対して、測定光106を軌跡193のように、ラスタースキャンしながら戻り光108の強度を検知する。それにより、平面画像177(図2(d))に示すような、戻り光108の強度の2次元分布が得られる。
ここで、測定光106は右上の点Sから、左下の点Eに向かってスキャンされ、その間の戻り光108の強度が平面画像177の構成に用いられる。点Eから点Sへの軌跡193は次の平面画像177の撮像の撮像のための準備である。スキャンにかかる時間は、図中の軌跡193に対して、S→Eが84%、E→Sが16%であり、この比は上述のYスキャナの駆動波形のデューティ比に基づいている。また、図2(c)では簡単のため、軌跡193におけるX方向のスキャン回数を少なめに記している。
ここで、この平面画像177の大きさは700×350μm、取得に要する時間は約15.6msである。この時間はYスキャナの駆動周波数に基づいている。
また、平面画像177中には、戻り光108の強度が比較的大きい視細胞群179が明るく、比較的小さい血管178が暗く描出される。また、血管178に血球(不図示)が明るく描出される。
<WFSLO部全体>
つぎに、WFSLO部全体について説明する。
WFSLO部は補償光学系と参照光路を備えないことを除けば、基本的にAOSLO部と同様の構成となっている。重複する部分ついては説明を省略する。
光源101−2から出射した光はレンズ135、XYスキャナ119−2、ダイクロイックミラー170−1等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
<WFSLOの光源>
次に、光源101−2の周辺について説明する。光源101−2はAOSLOと同様にSLDである。波長は910nm、バンド幅10nmである。ここでは、AOSLOの光路とWFSLOの光路とをダイクロイックミラーを用いて分離するために、それぞれの光源の波長を異ならせている。
<WFSLOの測定光路>
つぎに、測定光106−2の光路について説明する。
光源101−2から射出された測定光106−2は、レンズ135、XYスキャナ119−2、ダイクロイックミラー170−1等を介して、観察対象である被検眼107に導かれる。
ここで、XYスキャナ119−2の構成要素であるXスキャナは測定光106−2を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。駆動周波数は約3.9kHzである。また、Yスキャナは測定光106−2を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここではガルバノスキャナを用いている。駆動波形はのこぎり波、周波数は15Hz、デューティ比は16%である。Yスキャナの駆動周波数は、WFSLO像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。
ここで、測定光106−2のビーム径は1mmであるが、より高分解能な光画像を取得するために、ビーム径はより大径化してもよい。
測定光106−2は被検眼107に入射すると、網膜127からの反射や散乱により戻り光108−2となり、ダイクロイックミラー170−1、レンズ135−1、XYスキャナ119−2、ビームスプリッタ158−2等を介して、ディテクター138−2に到達する。
<WFSLO像の取得方法>
つぎに、広域の平面画像(WFSLO像)の取得方法について説明する。
SLO装置109は、XYスキャナ119−2を制御し、ディテクター138−2で戻り光108の強度を取得することで、網膜127の広域の平面画像を取得することができる。網膜127の広域の平面画像(光軸に垂直な面)の取得方法はAOSLO像の取得方法と同様なので、説明を省略する。
<AOSLO像の取得手順>
次に、本発明の特徴であるSLO装置を用いた平面画像の取得方法について説明する。SLO装置109は、WFSLO部196を用いて、測定光106−2を網膜127へ合焦をさせて、WFSLO像の撮像を行う。さらに、合焦させた時の電動ステージ117の位置から、被検眼の視度を算出する。当該操作は、パソコン125において、合焦制御手段が取得した合焦状態により被検眼の視度を算出する視度算出手段として機能するモジュール領域により実行される。
次に、WFSLO像における、AOSLO像を取得したい位置を指定し、先ほど取得した被検眼の視度に基づいて、固視灯156の表示位置を算出し、表示を行い、所望の位置のAOSLO像の取得を可能にしている。尚、本実施形態では実際の合焦状態の測定により得ることとしているが、他の眼科装置等あるいは外部メモリ等の外部機器より該被検眼の視度を取得する視度取得手段を配し、これにより得られる視度に基づいて固視灯156の表示位置を算出することとしても良い。ここでは、視度が−5Dの被検眼107の網膜127の平面画像を取得する手段を説明する。特に、被検眼107の乳頭の観察を目的とする。
平面画像の取得方法は以下の(1)〜(8)の工程を、例えば連続して行うものである。或いは、適宜工程を戻って行うこともできる。また、コンピュータ等を用いて、以下の工程を自動的に行うように構成してもよい。図3に、上記平面画像の取得方法を説明するフロー図を示す。
(1)WFSLO部196の操作を行う。測定光106−2を被検眼107に対して入射する。ここでは、測定光106−2は平行光の状態で被検眼107に対して入射するように、レンズ135−10の位置が調整されている。また、固視灯156は表示画面の中心部に十字が点灯し、被検眼は正面を固視するように促されている。
(2)XYスキャナ119−2を駆動しながら、ディテクター138−2の信号を取得し、WFSLO像を取得する。これら工程は、被検眼に固視灯の点灯位置を注視させ、第一の撮像部により第一の画像を取得する第一の工程に対応する。当該WFSLO像は、本発明における第一の観察部位の画像に対応する。
(3)(2)の工程を繰り返して行い、電動ステージ117を用いてレンズ135−10の位置を調整し、WFSLO像が鮮明になるようにして、ディテクター138−2の信号を記録する。その際、このWFSLO像の鮮明度の適否を定めて好適な画像を得るために、画像状態の指標としてコントラスト又は信号の強度を用いることとし、合焦手段においてこれらを評価して用いる画像の適否を判定しても良い。また、その際に、該合焦手段は、被験眼の網膜の所望の層に測定光あるいは第二の測定光を合焦させることが可能であることが好ましく、これにより種々の層に対する検査の実行が可能となる。
図4(a)はWFSLO像180の模式図である。ここで、WFSLO像の大きさは6×8mmである。血管178と乳頭197が観察できる。また、電動ステージ117の位置から被検眼107の視度−5Dを得る。これら工程は、合焦手段の調整状態を参照して被検眼の視度を算出する本発明の第三の工程に対応する。
(4)パソコン125のモニター(不図示)に表示されたWFSLO像180図4(b)の乳頭197と血管178の交差部付近Mをマウス(不図示)でクリックすることで、本発明における第二の観察部位であるAOSLO像の取得位置を指定する。次に、指定した位置MとWFSLO像180の中心位置Cとの距離を算出する。ここでCM間は1.80mmであった。ここでは、AOSLO像の取得位置をマウスで入力しているが、位置を座標入力してもよい。これら工程は、第一の画像上の所望の位置を指定し、第一の画像の中心と所望の位置との距離である画像距離を算出する本発明の第四の工程に対応する。
(5)固視灯156の点灯位置の移動量を算出する。本実施例においては、視度0Dの場合、WFSLO像の6mmと固視灯156の25.2mmが対応しており、CM間1.80mmは固視灯156上の7.56mmに対応する。ここでは、被検眼の視度は−5Dであるため、上記7.56mmは、光学系の設計によって決定される変換係数1.06をかけて、8.01mmとなる。ここで、固視灯156の点灯位置をCからMに向かう方向に対応するように、8.01mm移動させると、この操作によって、図4(c)のように、乳頭197のMをWFSLO像の中心に付近に移動させることができる。
ここで、上記変換係数は視度毎に算出され、例えば+5Dの場合0.96、0Dの場合1.02、−5Dの場合1.06、−10Dの場合1.12である。
これら工程は、固視灯における点灯位置の移動量を、画像距離と被検眼の視度とに基づいて算出する本発明の第五の工程に対応する。すなわち、被検眼における第一の観察部位と第二の観察部位の画像を撮像する際に、第一の観察部位を撮像する際の固視灯の点灯位置から、第二の観察部位を撮像する際の固視灯の点灯位置までの点灯位置の移動距離を、被検眼の視度に基づいて算出する本発明の移動距離算出手段として機能する。これは、パソコン125におけるモジュール領域を一例とする構成により実行される。また、上述した変換係数は、移動距離算出手段は、第一の観察部位と第二の観察部位との距離、および被検眼の視度に基づいて、固視灯の移動距離を算出するため変換表として該移動距離算出手段に備えられていることが好ましい。
(6)AOSLO部195の操作を行う。測定光106−1を被検眼107に対して入射する。当該操作および後に続く操作は、算出された点灯位置の移動量に基づいて固視灯における点灯位置を移動させて被検眼に移動後の点灯位置を注視させる第六の工程、および第二の撮像部により第二の画像を取得する第七の工程に対応する。
(7)戻り光108の一部を波面センサ155で測定し、被検眼107の光学収差を得る。得られた波面収差が最小になるように、空間光変調器159を制御する。ここでは、波面収差が最小になるように、波面センサ155、空間光変調器159、パソコン125を用いてフィードバック制御を行い、リアルタイムに空間光変調器159の表面形状を制御する。即ち、これら工程では、被検眼の収差を測定する収差測定手段によって測定された前記収差に基づいて、収差補正手段が、第二の測定光と前記第二の戻り光との収差の補正を行っている。また、その際の第二の測定光の被検眼への合焦も、本実施形態では前述した合焦手段により実行される。しかし、これを第二の測定光用に配置される独立した合焦手段により実行することとしても良い。
(8)XYスキャナ119−1を駆動しながら、ディテクター138−1にて得られた信号から、AOSLO像を得る。ここでは、(5)の工程で被検眼107の乳頭197と血管の交差部付近が光軸中心になるように促されているため、その付近を中心とするAOSLO像が得られる。ここで、電動ステージ117を用いてレンズ135−10の位置を調整して、網膜127の他の層を撮像してもよい。
以上のように、固視灯の点灯位置の移動量を被検眼の視度を考慮して、算出することで、被検眼の視度に依らず、正確に被検眼の回旋を促すことが可能になる。そのため、所望の位置の光画像を容易に取得することが可能になる。
また、WFSLO部のフォーカスの調整を行うレンズの位置の情報を用いて被検眼の視度を算出する、あるいは、他の眼科機器で取得した視度を用いることで、簡単な構成で所望の位置の光画像を容易に取得することが可能になる
また、固視灯の点灯位置の移動量を変換表を用いて算出することで、簡単な構成で所望の位置の光画像を得することが可能になる。
また、WFSLO像の画像のコントラストあるいは強度を指標として、フォーカスを調整することで、容易に被検眼の視度を得ることが可能になる。また、コンピュータを利用して、自動的にフォーカスを調整することが可能になる
また、被検眼の収差を測定し、その収差の補正を行うAOSLO部を設けることで、高解像度のAOSLO像を取得することが可能になる。
WFSLO部とAOSLO部とのそれぞれのフォーカスの調整を行うレンズを共通にすることで、簡単な構成の装置の提供が可能になる。
AOSLO部のフォーカスの調整を行うレンズを調整して、測定光を網膜の所望の層に合焦することで、網膜の所望の層のAOSLO像を取得することが可能になる。
なお、上述した構成は、本発明において各種工程を実行する手段として定義される構成物の一例であり、同様の機能を得ることが可能な公知の種々の構成により代替可能であり、これら代替可能な構成も、本発明において定義する手段の概念に包含される。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:光源
105:参照光
106:測定光
107:被検眼
108:戻り光
117:電動ステージ
119:XYスキャナ
125:パソコン
126:角膜
127:網膜
130:シングルモードファイバー、
135:レンズ
138:ディテクター
153:偏光コントローラ
155:波面センサ
156:固視灯
157:光束
158:ビームスプリッタ
159:空間光変調器
164:光量測定装置
177:平面画像
178:血管
179:視細胞群
180:WFSLO像
181:ドライバ部
182:光スキャナ駆動ドライバ
183:電動ステージ駆動ドライバ
184:固視灯駆動ドライバ
188:空間光変調器駆動ドライバ
192:撮像範囲
193:軌跡
195:AOSLO部
196:WFSLO部
197:乳頭

Claims (20)

  1. フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置であって、
    固視灯を第一の位置で点灯させて、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する第一の撮像手段と、
    前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段と、
    前記第二の撮像手段により前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記被検眼の視度とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フォーカス調整を行う光学系に含まれる合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の前記合焦手段の合焦状態に基づいて、前記被検眼の視度を取得する視度取得手段と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する位置取得手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 光路における前記合焦手段の位置を前記合焦状態として取得する合焦状態取得手段を有し、
    前記視度取得手段が、前記合焦状態にある前記光路における前記合焦手段の前記取得された位置に基づいて前記被検眼の視度を取得することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記合焦手段は、前記被検眼の網膜の所望の層に前記第二の撮像手段の測定光を合焦させることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記被検眼の視度を眼屈折力測定装置から取得す視度取得手段と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する位置取得手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第一の領域の画像の状態を指標に応じて判定する判定手段を更に有し、
    前記指標は、画像のコントラスト又は強度を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第二の撮像手段は、前記測定光を第二の測定光に換え、前記第二の測定光の前記被検眼からの第二の戻り光により前記被検眼の第二の領域の画像を取得することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記被検眼の収差を測定する収差測定手段と、
    前記測定された収差に基づいて、前記第二の撮像手段の測定光と前記第二の撮像手段の測定光に対応する戻り光との収差の補正を行う収差補正手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置であって、
    固視灯を第一の位置で点灯させて、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する第一の撮像手段と、
    前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段と、
    前記第二の撮像手段により前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記フォーカス調整を行う光学系に含まれる合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の光路における前記合焦手段の位置とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 前記合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の前記合焦手段の合焦状態に基づいて、前記被検眼の視度を取得する視度取得手段と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する位置取得手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記被検眼に対して前記第二の撮像手段の測定光を走査する走査手段を更に有し、
    前記フォーカス調整を行う光学系は前記被検眼と前記走査手段との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記フォーカス調整を行う光学系は、前記第一の撮像手段の光学系が配置される光路と、前記第二の撮像手段の光学系が配置される光路との共通する光路上に配置されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記被検眼の第一の領域の画像はWFSLO像であり、前記第二の領域の画像はAOSLO像であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の撮像装置。
  14. フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置の制御方法であって、
    固視灯を第一の位置で点灯させて、第一の撮像手段によって、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する工程と、
    前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段によって、前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記被検眼の視度とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 前記フォーカス調整を行う光学系に含まれる合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の前記合焦手段の合焦状態に基づいて、前記被検眼の視度を取得する工程と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置の制御方法。
  16. 光路における前記合焦手段の位置を前記合焦状態として取得する工程を有し、
    前記視度を取得する工程において、前記合焦状態にある前記光路における前記取得された位置に基づいて前記被検眼の視度を取得することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置の制御方法。
  17. 前記被検眼の視度を眼屈折力測定装置から取得する工程と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置の制御方法。
  18. フォーカス調整を行う光学系を有し、測定光を照射した被検眼からの戻り光に基づいて前記被検眼の画像を取得する撮像装置の制御方法であって、
    固視灯を第一の位置で点灯させて、第一の撮像手段によって、前記被検眼の第一の領域の画像を取得する工程と、
    前記第一の撮像手段で取得される画像よりも高解像度な画像を取得する第二の撮像手段によって、前記被検眼の前記第一の領域の一部である第二の領域の画像が取得される場合に、前記第一の領域と前記第二の領域との位置関係と、前記フォーカス調整を行う光学系に含まれる合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の光路における前記合焦手段の位置とに基づいて、前記固視灯を点灯させる位置を前記第一の位置から第二の位置に変更する工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  19. 前記合焦手段を介して前記固視灯を前記被検眼に提示した際の前記合焦手段の合焦状態に基づいて、前記被検眼の視度を取得する工程と、
    前記位置関係と前記取得された視度とに基づいて、前記第二の位置を取得する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項18に記載の撮像装置の制御方法。
  20. 請求項14乃至19の何れか一項に記載の撮像装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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