JP6039712B2 - 環境にやさしい軟質mbs樹脂の組成物、及びその製造方法、並びに前記組成物を利用したビニールレザー - Google Patents

環境にやさしい軟質mbs樹脂の組成物、及びその製造方法、並びに前記組成物を利用したビニールレザー Download PDF

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Description

本発明は、環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物(Nature-friendly soft MBS resin composition)、その製造方法及びこの組成物を利用したビニールレザーに関するもので、より詳細にはメチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂、植物性オイル及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂を含む環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物、及びその製造方法、並びに前記組成物を利用したビニールレザーに関するものである。
ポリ塩化ビニール(PVC)は耐候性、引張強度、伸長率、かすれ性、接着性、耐摩耗性などの点で優秀な物性と加工性を有し、代表的な人工皮革であるビニールレザー(vinyl leather)の原料として使用されてきた。
近年、ポリ塩化ビニールは、環境ホルモンとされるフタル酸エステルを含み、また、焼却させると有毒な塩素ガスを発生させるという環境的な問題によって、徐々にポリ塩化ビニールの使用が制限、禁止されるようになっているが、代替原料の不在により、鞄(かばん)用、建築用、広告用の素材などとしてまだ広範囲に使用されているのが現状である。
特に、ビニールレザーのように繊維と一体化させて使用する場合には、リサイクルがさらに困難で、大半が焼却処分しなければならないが、それによって、環境問題とコスト上の問題を発生させている。
このような理由で、軟質PVCに代替するための多くの試みがあったが、極めて部分的であり、未だ完全な代替は行われていない。
一方、メチルメタクリレートブタジエンスチレン(methylmethacrylate butadiene styrene、MBS)樹脂は、スチレン(styrene)とブタジエン(butadiene)を主体とするゴムラテックスに、スチレンとメタクリルレート(methylmethacrylate)のような単量体(monomer)をグラフトさせることによって、粉末状態に製造され、主に硬質PVCやエンジニアリングプラスチックの衝撃補強剤や、他の樹脂の加工補助剤として使用されているのが実情である。
PVCの場合、可塑剤のような液状の原料との混合が容易で、相溶性が良好で軟質化を通じて物性及び加工性が向上し、柔らかい良質の製品を製造することができるため、最も多く使用される樹脂のうちの一つであるが、一方、MBS樹脂の場合には、軟質化過程が容易ではなく、軟質化しても物性が低下して商品化が不可能であった。
したがって、上記MBS樹脂が持つ問題点を改善して、各種の軟質PVC製品と代替できる方法を開発する研究がさらに必要とされているのが実情である。
大韓民国特許公開第10−2008−0037904号
上記のような従来技術の問題点を解決すべく、本発明は、従来のPVCとは異なり、環境ホルモンを発生させることなく、 環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物及びこれを利用したビニールレザーを提供することを目的とする。
また、本発明は、耐候性、耐寒性、耐熱性、引張強度、伸長率、かすれ性、接着性や耐摩耗性に優れ、従来のPVC素材から成る人工皮革が使用されていた鞄用、建築用、広告用などの素材としてだけでなく、フィルム、シート、玩具用、医療用、その他に用いられていた軟質PVCの代替素材として使用するのに好適な環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物、及びその製造方法、並びに前記組成物を利用したビニールレザーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、メチルメタクリレートブタジエンスチレン(methyl methacrylate butadiene styrene、MBS)樹脂100重量部に対し、植物性オイル20〜130重量部、熱可塑性ポリエステルエラストマー(thermoplastic polyester elastomer、TPEE)樹脂3〜150重量部、及びグリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)樹脂30〜600重量部を含有させて成ることを特徴とする、環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物を提供する。
一実施例において、上記メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂は、ゴムの含有量が60〜85重量部であることを特徴とする。
一実施例において、上記植物性オイルは、パームオイル、ココナッツ・オイル、ひまし油、グレープシード・オイル、ホホバ・オイル(jojoba oil)、紅花油、マカデミアナッツ・オイル、オリーブ・オイルの中から選択された少なくとも1つ以上のものであることを特徴とする。
一実施例において、上記の熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂は、ショア(Shore)硬度が35〜50Dであることを特徴とする。
一実施例において、上記軟質MBS樹脂の組成物は、その組成物100重量部に対して、さらに、カルシウムカーボネート(CaCO)、シリカ(silica)、または両者の混合物の中から選択された充填剤を10〜30重量部含むことを特徴とする。
一実施例において、上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、ジンク・オキサイド(ZnO)、ジンクボレート(ZnBO)、Ca−Mo、トリストリアジン、デカブロモジフェニルエタン(decabromodiphenyl ethane)、オクタブロモジフェニル・オキサイド(octabromodiphenyl oxide)、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ポリリン酸塩の中から選択された少なくとも1つ以上の難燃剤を含むことを特徴とする。
一実施例において、上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、充填剤、環境にやさしい滑剤、改質剤、難燃剤の中から選択された少なくとも1つ以上の添加剤を含むことを特徴とする。
また、一実施例において、上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤の中から選択された少なくとも1つ以上の添加剤を含むことを特徴とする。
また、本発明は、メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂と植物性オイルを混合するステップと、上記ステップで得た混合物に熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂を混合するステップと、を含むことを特徴とする、環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、前述した環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物を用いたことを特徴とする、環境にやさしいビニールレザーを提供する。
本発明によると、既存のPVCとは異なり、環境ホルモンを発生させることがないため、環境にやさしく、耐候性、耐寒性、耐熱性、引張強度、伸長率、かすれ性、接着性や耐摩耗性の物性が優れており、従来のPVC素材による人工皮革が使用されていた鞄用、建築用、広告用の素材としてだけでなく、フィルム、シート、玩具用、医療用、その他に用いられていた軟質PVCの代替素材として好適に使用することができる。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明は従来のPVC樹脂が適用されていた軟質PVC、フィルム、シート、玩具用、医療用、その他軟質PVCを代替するほどの物性と加工性を保有した軟質樹脂を開発するための発明である。
MBS(methyl methacrylate butadiene styrene、メチルメタクリレートブタジエンスチレン)樹脂は、粉末として作られ、主に硬質PVCやエンジニアリングプラスチックの衝撃補強剤に使用されている成分で、他の樹脂との良好な混合性と相溶性(compatibility)を有しており、主に他の樹脂の物性、加工性の改善に利用されているが、MBS樹脂自体は単独で使用するほどの物性を持っていないため、製品化が不可能である。
したがって、本発明では上記MBS樹脂を機材樹脂で使用しながらも、軟質PVCの代替素材となり得るだけの物性と加工性を持つ軟質樹脂とするために、熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂を混合して使用することで、鞄、その他前記のような多様な製品の製造が可能な軟質MBS樹脂の組成物を製造せんとするものである。
このような本発明は、メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂、植物性オイル及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂を混合して成る、環境にやさしい軟質樹脂の組成物を提供する。
上記メチルメタクリレートブタジエンスチレン(methyl methacrylate butadiene styrene、MBS)樹脂は機材樹脂で使用される。
上記MBS樹脂としては、主に不透明製品の製造のために、ゴム含有量が多い種類を使用する方が良い。具体的には、ゴムの含有量が60〜85重量部のものを用いる方が植物性オイルとの吸収力と相溶性においてより望ましく、これにより、植物性オイルとの混合後の状態が良好で、それ以降の熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂との混合が容易で、物性と加工性が優秀な軟質MBS樹脂を製造できる点においても望ましい。
MBS樹脂(メチルメタクリルレートブタジエンスチレン樹脂)は、ゴムの含有量が60重量部以下のものを使用した場合、衝撃に対する補強効果が小さいため、樹脂の衝撃強度改善のために過度な量の衝撃補強剤を投入しなければならず、コスト高となる。
上記MBS樹脂は、オイルと混合することにより、その硬度を調節することができる。この過程で樹脂とオイルの混合性と相溶性が重要であり、これらが不良であると、以後樹脂の物性と加工性の低下を引き起こす虞れがある。
したがって、上記MBS樹脂を軟質化するため、添加されるオイルは植物性オイルを使用するのが望ましい。
上記植物性オイルとしては、植物または植物の種から抽出されたオイルで、パームオイル、ココナッツ・オイル、ひまし油、グレープシード・オイル、ホホバ・オイル(jojoba oil)、紅花油、マカデミアナッツ・オイル、オリーブ・オイルなどが使用でき、特にパームオイルを使用するのが望ましい。
上記植物性オイルは、MBS樹脂100重量部に対して20〜130重量部含ませることが望ましく、さらに望ましくは40〜100重量部含まれるようにする。その含有量が20重量部未満の場合には、MBS樹脂の軟質化効果が少なくなり、他方、130重量部を超えると、過度なオイルの含有でMBS樹脂との混合性と相溶性が悪くなり、オイルがシート表面に表出する浸出現象(blooming)が生じ、樹脂の物性と加工性を低下させることになる。
上記MBS樹脂と植物性オイルを混合した後、上記混合物に熱可塑性のポリエステルエラストマー樹脂を加えて混合する。
上記の熱可塑性ポリエステルエラストマー(thermoplastic polyester elastomer、TPEE)樹脂は、環境にやさしい樹脂で、良好な物性と加工性を有し、相溶性が優れており、MBS樹脂の物性を補完することができる。
つまり、TPEE樹脂は、MBS樹脂との混合性や相溶性(compatibility)が優れており、パームオイルとも広い範囲の比率で混合可能な相溶性を有しており、高温での引張強度は高く、圧縮率(compression set)は低く、耐化学性、耐寒性(low temperature resistance)、耐候性(weatherability)、耐熱性も優れ、前記の如く引張強度など物理的物性も良好であり、MBS樹脂と混合すると、良質の組成物を形成することができ、パームオイルの浸出性も抑制できるという利点を有し、使用に当たっては、可能な限り融点が低く、低硬度のTPEE樹脂を用いることが推奨される。
本発明に係る軟質MBS樹脂は、MBS樹脂と、TPEE樹脂と、植物性オイルによる所定の配合比のものを射出機のホッパーに投入させ、200°〜230°の加熱状態でスクリューを用いて均一に200〜230rpmの速度で撹拌混合して得られるが、その具体的な材料、配合比、加熱温度、撹拌速度、混合順序、撹拌時間等は、以下に説明するようにさまざまである。
上記TPEE樹脂としては、通常の方法によって芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成の誘導体、脂肪族ジオール、およびポリアルキレン・オキサイドを溶融重合したものや、上記溶融重合で製造されたTPEE樹脂を再び固相重合して製造されたものを使用することができる。
上記TPEE樹脂は、物性の十分な発現のためにショア(Shore)硬度が35〜50Dであることが望ましい。
上記TPEE樹脂は、MBS樹脂100重量部に対して3〜150重量部含ませることが望ましい。その含有量が3重量部未満の場合には、MBS樹脂の物性補完効果が微かになり、150重量を超過する場合には、あまりにも過量の使用によって軟質MBS樹脂の物性にかえって悪影響を及ぼすこととなる。
また、本発明の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物には、さらに必要に応じて、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(glycol modified polyethylene terephthalate、PETG)樹脂を追加して含ませることができる。
上記PETG樹脂は、MBS樹脂100重量部に対して30〜600重量部含ませることが望ましい。その含有量が30重量部未満の場合には、MBS樹脂の物性補完効果が微かになり、600重量を超過する場合には、軟質MBS樹脂の硬度が上がり、軟質の効果が低減する。軟質効果を維持するため、前記オイルをさらに追加すると、オイルの表面浸出現象(bloomingあるいはmigration現象)を生じるようになる。
上記PETG樹脂は比較的安価であるため、原価削減効果があり、前記TPEE樹脂とともに使用することにより、MBS樹脂の物性を向上させる働きを有する。上記PETG樹脂は、可能な限り融点が低い種類のものを混合することが、良質のMBS樹脂を製造する場合において、より望ましく、具体的には、上記のPETG樹脂の融点は80〜180℃のものが望ましい。
上記のような成分を含む本発明の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物に対しては、充填剤のほか、環境にやさしい滑剤、難燃剤、改質剤などを更に添加することができる。
上記の充填剤としては、カルシウムカーボネート(CaCO)、シリカ(silica)などを使用することが可能であり、MBS樹脂混合物100重量部に対して10〜30重量部を添加することができる。
上記滑剤としては、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、ポリプロピレンワックス、ステアミド、オレイン酸アミド、エルシン酸アミド(erucic acid)、エルカアミドなど多様な滑剤を使用できるが、環境にやさしい滑剤を使うことが望ましい。
上記の難燃剤としては、ジンク・オキサイド(ZnO)、ジンクボレート(ZnBO)、Ca−Mo、トリストリアジン、デカブロモジフェニルエタン(decabromodiphenyl ethane)、オクタブロモジフェニル・オキサイド(octabromodiphenyl oxide)、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ポリリン酸塩などが使用できる。
さらにまた、本発明の環境にやさしい軟質MBS樹脂は、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、改質剤などの添加剤をさらに含ませることもできる。
また、本発明は、前述のように、環境にやさしい軟質MBS樹脂を利用したビニールレザーを提供することができる。本発明の環境にやさしい軟質MBS樹脂を利用したビニールレザーは、従来のPVCとは異なり、環境ホルモンを発生させることがなく、環境にやさしく、耐候性、耐寒性、耐熱性、引張強度、伸長率、かすれ性、接着性や耐摩耗性の物性が優れている。また更に、本発明の環境にやさしい軟質MBS樹脂は、従来のPVC素材から成る人工皮革が使われていた鞄用、建築用、広告用などの素材としてだけでなく、フィルム、シート、玩具用、医療用、その他に用いられていた軟質PVCの代替素材として使用することもできる。
以下では、実施例をあげて本発明についてさらに詳細に説明するが、これらの実施例は単に説明の目的のためのものであり、本発明の保護の範囲を制限するものではない。
メチルメタクリレートブタジエンスチレン(MBS)樹脂と混合される植物性オイルの含有量による混合性を確認するために、組成物1〜8について、以下の表1に示す比率で混合して、それらの混合性を評価した。この時、メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂としては、MB838樹脂、MB872樹脂[(株)LG化学製品]を使用し、植物性オイルとしては、パームオイルを使用した。(以下の表1の単位はキログラムである。)
Figure 0006039712
ここで、MBS樹脂(MBS: resin:methyle methacrylate butadiene styrene)は、(株)LG化学製品で製造される製品番号MB872とMB838である。
MBS樹脂と植物性オイルの混合の際、MBS樹脂1.0kgに対して植物性オイルの含有量を、組成物1〜4、及び5〜8について、0.4kgから、段階別に0.2kgずつ増量して1.0kgまで混合した結果、混合状態は、いずれの組成物についてもほぼ同じであり、パームオイルの含有量が0.8kg以上の組成物3、4、7、8ではゲル状態を呈することが確認できた。
しかし、表1の組成物1と組成物5では、樹脂としての形態を保ってはいたが、パームオイル吸収量が少ない場合でも、MBS樹脂自体の物性の点では、引張強度、伸長率、表面の粘つきなど樹脂が備えなければならない物性が不足し、表面浸出現象(bloomingあるいはmigration現象)もあって製品化が困難であった。表1の組成物4は、表1の組成物8よりも物性の改善効果が見られたが、浸出現象と粘着性は大きく改善されておらず、MBS樹脂に関しては、MB838がMB872よりもオイルの吸収性および混合性がより良好であることが示された。
以下の表2のように、上記MBS樹脂であるMB838樹脂及びMB872樹脂のそれぞれ1.0kgに対して、パームオイルをそれぞれ0.4kg、0.6kg、0.8kg、1.0kgを混合し、それらの混合物に、さらに、熱可塑性ポリエステルエラストマー(TPEE)樹脂をそれぞれ0.28kg、0.32kg、0.36kg、0.40kg混合して加熱した後、冷却し、変化状態を確認した。(以下の表2の単位はキログラムである。)
Figure 0006039712
ここで、TPEE(Thermoplastic polyester elastomer)は(株)コロンで製造される品目番号KP3340の製品である。
上記の表2のように、MBS樹脂とパームオイルを混合した混合物にTPEE樹脂を混合した結果、パームオイルの含有量が0.8kg以下の表2の組成物1、2、3、5、6、7の場合には、A硬度90程度の組成物が形成されており、パームオイルの含有量が1.0kgの表2の組成物4、8の場合には、A硬度70以下の低硬度の組成物が形成されており、過量のパームオイルを含有し、良質の組成物が得られなかった。また、MB838とMB872の区別による組成物の結果は類似していた。
MBS樹脂であるMB838樹脂1.0kgに対して、パームオイル1.0kgを混合した後、その混合物にTPEE樹脂の含有量を0.6kg、1.0kg、1.3kg、1.5kgに変えてそれぞれ混合して加熱した後、冷却し、品質改善効果を観察した。その結果を以下の表3に示す。以下の表3の品質改善の結果は、軟質PVC(可塑剤の含有量100phr、A硬度70程度)と対比して確認した。下の表3の単位はキログラムである。
Figure 0006039712
上記の表3に示したとおり、組成物1、2、3の場合には耐熱性、耐寒性、耐候性などの改善効果は軟質PVCと類似していたが、内表面の磨耗度および粘着性はやや落ちており、弾性はむしろさらに良好になったことを確認することができた。また、上記の表3の組成物4の場合には、引張強度及び伸長率が軟質PVCと対比して相当に良好な結果を示すことが確認できた。
以下の表4のようにMB838樹脂1kgに対して、パームオイルを様々に異なった重量ずつ混合した後、それらの混合物にTPEE樹脂及びPETG樹脂を混合して軟質MBS樹脂を製造し、A硬度、品質改善の結果、比重、引張強度及び伸率を測定し、その結果を以下の表4に示した。以下の表4の単位はキログラムである。
Figure 0006039712
上記の表4の組成物2の場合には、高硬度の組成物となったため、可塑剤30phr軟質PVCと同レベルの硬度を示し、組成物3の場合には可塑剤40phr軟質PVCと同レベルの硬度を示し、組成物4の場合には可塑剤60phr軟質PVCと同レベルの硬度を示し、組成物5の場合には可塑剤80phr軟質PVCと同レベルの硬度を示し、組成物6の場合には90phr軟質PVCと同レベルの硬度を示した。組成物7の場合には、可塑剤(DOP)100phrの軟質PVC(A51±3程度)と類似の硬度を示した。
また、PETGを少量混ぜて実施した表4の組成物8の場合には、表4の組成物7と硬度は類似しているが、引張強度が落ちて物性が良くないことが確認された。
一方、組成物に添加するPETGの主な目的は、組成物の原価低減のためであり、充填剤として可能な限り多量を混合するのがコストを下げるために有効である。上記の表4の組成物1、1−1、1−2のようにPETG樹脂を多量に混合して実験を実施した。
つまり、軟質PVC・30〜40phr程度の硬度を維持するために、MB838樹脂を1kgに対するパームオイルの含有量を1.0kgから1.3kg、1.6kgまで増量するとともに、PETG樹脂の含有量を4.0〜7.0kgまで増量して実施した。
実験の結果、上記の表4の組成物1と組成物1−1は、軟質PVC・40phr程度の硬度を示し、表4の組成物1−2は、軟質PVC・30phr程度の硬度を示し、物性は、上記の表4の組成物2と類似していた。
また、表4の組成物1は、軟質PVC・30phr程度の硬度であり、品質も良好であるが、軟質PVC・30phrに比べて原価が大幅に増加する。
しかし、表4の組成物1−1の場合のように、組成物に多量のパームオイルを混合する場合には、PETG樹脂を増加して入れても、表面にオイルが滲み出る浸出現象(blooming)が発生するため、MBS樹脂に添加するオイルが多い場合には、表面にオイルが検出された。
上記実施例4の表4の組成物1は、軟質PVC・30phr程度の硬度であり、品質も良好であるが、軟質PVC・30phrに比べて高価である。そのため、以下の表5のように原価低減のための充填剤として、MB838樹脂1kgに対して、PETG含有量を4kgから7kgまで、段階別に増量して混合した。この場合、軟質PVC・30phrと似たような硬度を有する表4の組成物2と同等の硬度を維持するために、パームオイルの含有量を1kgから1.6kgまで増量して製造し、それらのA硬度を測定した。
その結果を以下の表5に示した。以下の表5の単位はキログラムである。
Figure 0006039712
実験結果によれば、表5の組成物1と組成物2は、軟質PVC・40phrと同程度の硬度を呈し、表5の組成物3は、軟質PVC・30phrと同程度の硬度を示し、表5の組成物4は、軟質PVC・50phrと同じ程度の硬度を示した。
表5の組成物1、2、3の物性は、表4の組成物2と類似しており、表5の組成物4は、多量のオイル混合のためPETGを増量しても浸出現象(blooming)が生じた。この実験結果において、オイルの含有量を1.0kgから1.3kgに増量し、PETGの含有量を最大6.0kgまで増量しても、表4の組成物2と類似の結果が得られ、かなりのコスト削減効果があった。
即ち、表5のようにオイルの含有量を1.0〜1.3kgに増量し、PETG樹脂の含有量を最大6.0kgまで増量しても上記の表4の組成物2と似た結果を示したので、相当なコスト削減の効果があることを知ることができた。
以上、本発明の望ましい実施例について説明したが、本発明はその要旨の範囲内において多様な修正や変更を行うことが可能である。したがって、添付された特許請求の範囲に記載の技術的範囲には、本発明の要旨に属するこのような修正や変更も包含されるものである。
本発明に係る軟質MBS樹脂の組成物によるときは、環境ホルモンを発生させることがないため、環境にやさしく、耐候性、耐寒性、耐熱性、引張強度、伸長率、かすれ性、接着性や耐摩耗性の物性が優れており、従来はPVC素材による人工皮革が使用されていた鞄用、建築用、広告用の素材としてだけでなく、フィルム、シート、玩具用、医療用、その他に用いられていた軟質PVCの代替素材としても好適に使用可能な組成物を提供し得る。また、本発明は、そのような環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物の製造方法及び前記組成物を利用したビニールレザーを提供し得る。

Claims (10)

  1. メチルメタクリレートブタジエンスチレン(methyl methacrylate butadiene styrene、MBS)樹脂100重量部に対し、植物性オイル20〜130重量部、熱可塑性ポリエステルエラストマー(thermoplastic polyester elastomer、TPEE)樹脂3〜150重量部、及びグリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)樹脂30〜600重量部を含有させて成ることを特徴とする、環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  2. 上記メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂は、ゴムの含有量が60〜85重量部であることを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  3. 上記植物性オイルは、パームオイル、ココナッツ・オイル、ひまし油、グレープシード・オイル、ホホバ・オイル、紅花油、マカデミアナッツ・オイル、オリーブ・オイルの中から選択された少なくとも1つ以上のものであることを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  4. 上記の熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂はショア(Shore)硬度が35〜50Dであることを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  5. 上記軟質MBS樹脂の組成物は、その組成物100重量部に対して、さらに、カルシウムカーボネート(CaCO)、シリカ(silica)、または両者の混合物の中から選択された充填剤を10〜30重量部含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  6. 上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、ジンク・オキサイド(ZnO)、ジンクボレート(ZnBO)、Ca−Mo、トリストリアジン、デカブロモジフェニルエタン(decabromodiphenyl ethane)、オクタブロモジフェニル・オキサイド(octabromodiphenyl oxide)、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ポリリン酸塩の中から選択された少なくとも1つ以上の難燃剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  7. 上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、充填剤、環境にやさしい滑剤、改質剤、難燃剤の中から選択された少なくとも1つ以上の添加剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  8. 上記軟質MBS樹脂の組成物は、さらに、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤の中から選択された少なくとも1つ以上の添加剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物。
  9. メチルメタクリレートブタジエンスチレン樹脂と植物性オイルを混合するステップと、
    上記ステップで得た混合物に熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂を混合するステップと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物の製造方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の環境にやさしい軟質MBS樹脂の組成物を用いたことを特徴とする、環境にやさしいビニールレザー。
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