JP6038592B2 - 衝撃吸収機構、および衝撃吸収機構を有する落下物防護装置 - Google Patents

衝撃吸収機構、および衝撃吸収機構を有する落下物防護装置 Download PDF

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Description

本発明は、衝撃を吸収するための衝撃吸収機構、並びに衝撃吸収機構が組み込まれた落下物防護装置に関する。
衝撃吸収機構、並びに衝撃吸収機構を備えた落下物防護装置として、例えば、下記特許文献に示す落石防護柵100がある(図11参照)。
この落石防護柵100は、斜面幅方向に間隔をあけて立設された複数の支柱101と、これら複数の支柱101によって保持されると共にその端部が斜面側方のアンカー102に固定される上側サポートロープ103及び下側サポートロープ104と、斜面谷側に配置されてその上縁及び下縁が各サポートロープに連結される金網105とを備え、この金網105によって落石を受け止めて近隣の道路等に対する落石を防止している。
また、上記の従来技術によれば、各サポートロープ103,104とアンカー102との間に衝撃吸収用のブレーキ装置103a,104aが組み込まれている(図11,図12参照)。このブレーキ装置103a,104aは、鋼製のループ管110と、ループ管110の両端部近傍に組み付けられた緊締部材111とで構成され、ループ管110の一端からサポートロープ103,104を挿入して同ロープの一区間をループ状に巻き回した後、緊締部材111によってループ管の両端部をきつく共締めすることでロープとループ管内面との間に摩擦力を発生させる。すなわち、摩擦力によってサポートロープに、一定のブレーキをかけながらロープの延伸を許容することで、落石の衝撃を緩和する。
特開2009−024378
ところで、上記したブレーキ装置は、ロープとの間に働く摩擦力を利用してブレーキをかけるため、エネルギーの吸収力が最大限に発揮されるまで時間がかかる。 すなわち、摩擦を利用したブレーキ装置は、初期制動が弱く指数関数的にエネルギーの吸収量が増加するため、エネルギー量の最も高い衝突初期において落石の衝突エネルギーを十分に吸収できなかった。
また、この点に絡み、上記した落石防護柵では衝突初期のブレーキ力が不足するため、衝撃を受けたロープは必要以上に伸びてしまう。よって、落石を受けた防護網は斜面谷側に大きく張り出してしまう。このため落石防護柵を設置するときには、落石防護柵を保護対象の道路等から十分に離して設置しなければならなかった。すなわち、その設置場所は施工性の悪い斜面を選ばざるを得なかった。
また、落石の衝突初期におけるエネルギー吸収量の算定が困難なため、この種のブレーキ装置を用いた落石防護柵の設計では、ロープの繰り出し量を多く見積もったり、エネルギーの吸収量を過小に評価せざるを得ず、装置全体の重量増や製造コストの増加を招く。
本発明は、上記した技術的課題を解決するためになされたもので、衝突エネルギーの吸収能力を効率よく且つ安定して発揮できる衝撃吸収機構、並びに衝突エネルギーの吸収能力に優れ、製造・施工に掛かるコストも安価な落下物防護装置の提供を課題とする。
上記した技術的課題を解決するため本発明は、衝撃作用部位に接続される衝撃吸収機構であって、
第1のロープと、この第1のロープに並列に接続される第2のロープとを備え、
前記第1のロープは、前記第2のロープに対する余長を有し、且つ、その余長が確保された状態で前記第2のロープが接続されていることを特徴とする。
このように構成された本発明の衝撃吸収機構によれば、第1のロープと、この第1のロープに並列に接続される第2のロープとを備える。また、第1のロープは、第2のロープに対して余長を有するため、これらロープに作用する衝突エネルギーは、始めに第2のロープに伝達されて吸収される。
つまり、本発明によれば、第2のロープを第1のロープに先立って弾性変形及び塑性変形させて衝突エネルギーを吸収する。また、摩擦ブレーキを利用せずにロープそのものの変形に委ねて衝突エネルギーを吸収させるため、エネルギーの吸収ロスが無く、また、衝突エネルギーの作用直後から安定したエネルギー吸収能力を発揮できる。
また、前記第2のロープは、前記第1のロープに較べて縦弾性係数が小さく且つ同じ長さで比較したときに、その破断に至る伸びしろが前記第1のロープに較べて長いエネルギー吸収型のロープであってもよい。
すなわち、本構成によれば、縦弾性係数が小さく、破断荷重付近での伸びが大きいエネルギー吸収型のロープを第2のロープとして採用している。よって、本衝撃吸収機構のエネルギー吸収能力を一層高めることができる。
また、前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも多く設定してもよい。
この構成では、衝撃作用時に第2のロープが伸びきるため、第2のロープによる衝突エネルギーの吸収力を最大限まで引き出すことができる。また、エネルギーの吸収量が飽和して第2のロープが仮に破断しても第1のロープでその接続状態を維持できる。
また、前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも少なく設定してもよい。
この構成では、伸びしろに対して余長が少ないため、第2のロープが破断する前に第1のロープによる衝突エネルギーの吸収が開始される。すなわち、初期の高い衝突エネルギーを第2のロープに積極的に吸収させ、次いで、衝撃が十分に弱まったところで第1のロープ及び第2のロープ双方で衝撃を吸収する。よって、エネルギー吸収量の飽和による第2のロープの破断を抑制できる。
また、前記第1のロープの余長は、この第1のロープの長さが前記第2のロープの長さに対して1.0〜2.0倍となるように設定されている構成でもよい。
このように第1のロープの余長を設定すれば、第2のロープに対して衝突エネルギーを十分に吸収させることができ、また、その破断も抑制できる。すなわち、バランスの取れた衝撃吸収機構の設計が可能になる。
また、前記第1のロープを撓めて前記第2のロープに対する余長を確保した構成でもよい。本構成によれば、ロープを撓めるといった簡単な作業で余長を確保できる。
なお、エネルギー吸収ロープではない第1のロープは本衝撃吸収機構用に準備したロープの他、例えば、落下物防護装置の各部に設けられた既設のロープ等を利用してもよい。
また、第1のロープ及び第2のロープは共にエネルギー吸収型のロープであってもよい。
また、上記した課題を解決するため本発明は、
斜面幅方向に張設される防護網と、この防護網に連結されて防護網を支持する索体と、この索体を固定するためのアンカーと、前記索体とアンカーとの間に設けられる衝撃吸収機構と、を備えた落下物防護装置であって、
前記衝撃吸収機構は、第1のロープと、この第1のロープに並列に接続される第2のロープとを備え、
前記第1のロープは、前記第2のロープに対する余長を有し、且つ、その余長が確保された状態で前記第2のロープが接続されていることを特徴とする。
この構成の落下物防護装置によれば、防護網に落石が衝突すると、その衝撃は索体を通じて衝撃吸収機構に伝達され、衝撃吸収機構に設けられた第2のロープの弾性変形及び塑性変形によって即座に吸収される。よって斜面谷側に対する防護網の迫り出しが最小限に抑えられる。また、ロープそのものの変形に委ねて衝突エネルギーを吸収するため、エネルギーの吸収にロスが無く、エネルギー吸収量の算出も正確且つ容易になる。
また、前記第2のロープは、前記第1のロープに較べて縦弾性係数が小さく且つ同じ長さで比較したときに、その破断に至る伸びしろが前記第1のロープに較べて長いエネルギー吸収型のロープであってもよい。
この構成では、第2のロープとしてエネルギー吸収型のロープを採用している。よって、第2のロープによる衝突エネルギーの吸収量が増えるため、本落下物防護装置のエネルギー吸収能力を一層高めることができる。
また、前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも多く設定してもよい。
この構成では、第2のロープのエネルギー吸収力を最大限まで引き出すことができると共に、そのエネルギーの吸収量が飽和して第2のロープが仮に破断したとしても第1のロープで索体とアンカーとの連結状態を維持できる。
また、前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも少なく設定してもよい。
この構成では、第2のロープが破断する前に第1のロープによるエネルギーの吸収も開始されるため、エネルギー吸収量の飽和による第2のロープの破断を抑制できる。
また、前記第1のロープの余長は、この第1のロープの長さが前記第2のロープの長さに対して1.0〜2.0倍となるように設定されている構成でもよい。
このように第1のロープの余長を設定すれば、第2のロープに対して衝突エネルギーを十分に吸収させることができると共にその破断も抑制できる。
また、前記第1のロープを撓めて前記第2のロープに対する余長を確保した構成でもよい。本構成によれば、ロープを撓めるといった簡単な作業で余長を確保できるため、現場合わせでの施工も可能になる。
なお、エネルギー吸収ロープではない第1のロープは本衝撃吸収機構用に準備したロープの他、防護網を支持するための索体を利用してもよい。すなわち、防護網を支持するための索体と衝撃吸収機構に用いられる第1のロープとを兼用してもよい。
以上、本発明によれば、衝突エネルギーの吸収能力を効率よく且つ安定して発揮できる衝撃吸収機構、並びに衝突エネルギーの吸収能力に優れ、製造・施工に掛かるコストも安価な落下物防護装置を提供できる。
本実施の形態に示す落下物防護装置の正面図。 本実施の形態に示す落下物防護装置の平面図。 本実施の形態に示す支柱の側面図。 本実施の形態に示す衝撃吸収機構の正面図。 本実施の形態に示す衝撃吸収機構の他の仕様を示す正面図。 本実施の形態に示す衝撃吸収機構の他の仕様を示す正面図。 本実施の形態に示す高張力防護網の要部拡大図。 本実施の形態に示す高張力防護網の防護性能を比較・評価するためのグラフ。 図6で用いる試験体(交点強度供試体)を示す図。 本実施の形態に示す支柱の他の仕様を示す側面図。 従来の落石防護柵を示す斜視図。 従来の落石防護柵に組み込まれたブレーキ装置の斜視図。
以下、本発明に係る衝撃吸収機構50の説明と共にこの衝撃吸収機構50が摘要された落下物防護装置1を説明する。
はじめに落下物防護装置1は、斜面の下縁(法尻)に沿ってその斜面幅方向(左右方向)に立設される複数本の支柱10と、各支柱10を斜面山側に引きつけて固定するための支柱控えロープ2と、支柱10に対してその上下方向に配索される連結部材である支柱補強ロープ3と、各支柱10に支持されて斜面幅方向に延びる上部横ロープ4及び下部横ロープ5と、これら上部横ロープ4及び下部横ロープ5間に設けられる高張力金網である高張力防護網6(面材)と、を備えている。
支柱10は、その本体部分11(支柱本体)がφ114.3mm×肉厚4.5mmの鋼管製で、本体部分11の下端には地面に設けられたアンカー20に支柱10を繋ぎ止めるためのヒンジ17が設けられている。また、このヒンジの支軸17aは、斜面上下方向と直交するように配置され、斜面に対してその上下方向に傾斜可能に支持されている。
また、支柱10の本体部分11には、上記した各種ロープを組み付けるためのブラケット12が設けられている。
このブラケット12は、支柱10の頭部と地面直近の上下2カ所に設けられ、支柱10を立てた状態で斜面山側を向くように溶接されている。
また、各ブラケット12,12の先端部分には支柱補強ロープ3を結索するためのU字ボルト13が組み付けられている。そして、各ブラケット12,12に支柱補強ロープ3の端部がそれぞれ接続され、両ブラケット12,12は支柱補強ロープ3によって相互に連結されている。
なお、支柱補強ロープ3には、3×7φ18、両端アイ加工の鋼製ワイヤロープを採用している。また、ブラケット12の全長は、支柱補強ロープ3と支柱本体部分11との間に150mm以上の空間が確保されるように設定されている。また、支柱補強ロープ3をブラケット12に組み付けた状態で各U字ボルト13を締め付けると支柱補強ロープ3にテンションが掛かり、支柱補強ロープ3はブラケット12,12間でしっかりと張られる。
また、支柱10の頭部には通しボルト14が組み付けられている。この通しボルト14は支柱10の頭部を横方向から貫通し、支柱頭部より差し入れた支柱控えロープ2は、この通しボルト14によって支柱10の頭部に係止される。
ここで支柱控えロープ2の端部には、支柱10の直径よりも大きい輪(ループ)を有するアイ加工が施されており、支柱頭部が挿通された支柱控えロープ2の端部が、この通しボルト14に引っ掛かることで、支柱控えロープ2は支柱10の頭部から滑り落ちることなく支柱10の頭部に係止される。
続いて、上部横ロープ4及び下部横ロープ5の接続方法を説明する。
上部横ロープ4及び下部横ロープ5は、3×7φ18の鋼製ワイヤロープであり、支柱10の上下方向に設けられたブラケット12,12を介して支柱10の斜面山側に支持されている。詳細には、ブラケット12に組み付けられた支柱補強ロープ3のアイ加工部分(リング状端部3b,3c)の輪を通すように各横ロープ4,5が配索されている。すなわち、各横ロープ4,5はブラケット12にその動きを拘束されることなく支持されている。
また、本実施の形態に示す落下物防護装置1では、支柱補強ロープ3を除く各ロープ2,4,5に対して、落石衝突時のエネルギーを吸収するための衝撃吸収機構50を設けている。そして、この衝撃吸収機構50を介して各ロープ2,4,5をアンカーに固定している。なお、図1と図2の2a,4a,5aは、各ロープ2,4,5をアンカー側に引きつけて固定するためのターンバックルであり、ターンバックル2aは、必須のものではなく、必要に応じて設けられる。
衝撃吸収機構50は、鋼製の汎用ワイヤロープ(例えば、JIS G 3525に規定される硬鋼線の撚りロープ)と、破断荷重近傍で高いエネルギー吸収力を発揮するエネルギー吸収ロープ(東京製綱製)とを組み合わせて構成している。
具体的には、実長1〜2m程のエネルギー吸収ロープ51(第2のロープ)に対して1.3〜1.5倍程度の余長を有する従来型の汎用鋼製ロープ52を付設し、エネルギー吸収ロープ51の各端部を汎用鋼製ロープ52(第1のロープ)側にかしめ束ね合わせている。
なお、その仕様としては、エネルギー吸収ロープ51の両端部を汎用鋼製ロープ52の両端部にかしめ束ね合わせてアイ加工を施した両端末止めのもの(図4参照)、並びに、一端にアイ加工を施し、他端は現場合わせで巻付グリップ53を継ぎ足せるようにした切りっぱなしの仕様などがあり(図5参照)、各部ロープ2,4,5の端末仕様に合わせて適宜選択されて各部ロープ2,4,5に接続される。また、本実施の形態では、従来型の汎用鋼製ロープ52として3×7φ18の構成のワイヤロープを採用し、エネルギー吸収ロープ51には3×7φ18の構成のものを採用している。
また、エネルギー吸収ロープ51の特性を説明すると、エネルギー吸収ロープ51は、汎用鋼製ロープ52に対して、縦弾性係数が小さく、破断荷重付近での伸びが大きい特性を有する。
この特性は、ロープの特殊な組成比率によって得られ、例えば、成分比率C:0.001%〜0.15%、Si:0.01%〜1.5%、Mn:0.3%〜3.0%、P:0.05%以下、S:0.02%以下、Cr:14.0%〜26.0%、Ni:86.0%〜22.0%、N:0.02%以下、残部実質上Fe等の軟質ステンレス線からなる鋼素線を伸線して撚り加工した後、このロープをオーステナイト生成熱処理して得ることができる。
表1にエネルギー吸収ロープ1本あたりのロープ長とエネルギー吸収量との関係を示す。
なお、試験体のロープ仕様は、φ18(3×7 SS/O)、断面積A:134m2、破断荷重RBS:80kN、弾性伸びEL1:5%、塑性伸びEL2:15%(衝突エネルギーを受けた後の伸び EL1<EL2)、ロープ長L1:1〜20mである。
Figure 0006038592
また、エネルギー吸収量の算出式は下記式によって導かれる。
Figure 0006038592
上記数式によれば、弾性伸びEL1、及び塑性伸びEL2の値が共に大きい程、ロープ1本あたりのエネルギー吸収量が増える。すなわち、伸びやすいロープ材ほど、エネルギー吸収率が高いといえる。
また、各種試験によれば、横ロープ4,5や支柱控えロープ2に適用される従来型の汎用鋼製ロープ52の破断荷重付近における伸びは3〜5%に留まり、一方のエネルギー吸収ロープ51の破断荷重付近における伸びは50%以上の伸びを示す。つまり、落石に伴いエネルギー吸収ロープ51が引っ張られて塑性変形を起こすと、従来型の鋼製ロープに対して数倍の衝突エネルギーが吸収される。
なお、エネルギー吸収ロープとしては、上記表1に示した試験体のロープのほか、他の仕様のものを用いることができる。
なお、上記のようにエネルギー吸収ロープ51は塑性変形域で多くのエネルギーを吸収するため、エネルギーの吸収量が飽和するとロープが破断し易くなる。このため本衝撃吸収機構50では、エネルギー吸収ロープ51に従来型の汎用鋼製ロープ52を余長を持たせて並列に接続し、仮にエネルギー吸収ロープ51が伸びきって破断してもこの従来型の汎用鋼製ロープ52によって各ロープ2,4,5とアンカーとを繋ぎ止めるようにしている。
このように本実施の形態に示す衝撃吸収機構50は、汎用鋼製ロープ52と、この汎用鋼製ロープ52に較べて縦弾性係数が小さく、且つ同じ長さで比較したときに、その破断に至る伸びしろが汎用鋼製ロープ52に較べて長いエネルギー吸収ロープ51と、を有する。また、汎用鋼製ロープ52を撓めてエネルギー吸収ロープ51に対する余長を確保すると共に、その余長が確保された状態でエネルギー吸収ロープ51と汎用鋼製ロープ52とを並列に接続している。
上記のような衝撃吸収機構50は、例えば、次のような変形を許容するものである。すなわち、エネルギー吸収ロープ51と汎用性鋼製ロープ52とは、これらを互いに接合することなく、図6に示すように、それぞれを分割して別体に形成し、それぞれの端部を、ロープ4とターンバックル4aとに接続するようにしてもよい。このようにすれば、落下物の衝突による荷重によって変形したロープのみを交換すればよいことになる。
そして、このように衝撃吸収機構50が組み込まれた各ロープ2,4,5によって高張力防護網である高張力金網6が斜面山側に支持される。
高張力金網6は、高張力線を素線として、この素線をひし形状に編網加工して得られる。また、編網加工では、図7に示すように素線6aと素線6bとが互いに編み込まれて交差する箇所6dで、各素線6a,6bが折れ曲がることなく弧を描くように内接している。
具体的には、各素線に楕円状の螺旋を描くスパイラル加工を施し、隣り合う素線において、一方の素線を他の素線のピッチ間に順次差し込むように編み込む。また、同様にして他の素線6cを高張力金網6の幅方向に継ぎ足して網状にする。
なお、本実施の形態では、高張力線として径3.2φ〜5.0φ(好ましくは4.0φ)、断面強度1400N/mm2級の線材を使用する。また、網目としては50mmの等辺ひし形目合い若しくは縦長ひし形状目合いを採用し、厚みは20〜30mm程度となるように各素線の加工量を調節している。
また、本構造の高張力金網6は、落石防護用の金網として普及している従来型のひし形金網(JIS G 3552 に規定される亜鉛めっき鉄線のひし形金網)に較べて衝撃吸収性能が高く、破網しづらい特性を有する。この特性は、上記した編網加工と、線材に用いられる高張力線との相互作用によって得られる。
始めに落石等による衝撃が高張力金網6に加わると、楕円状の螺旋を描く各素線は、その螺旋の進行方向から見て楕円の長辺方向(図7中矢印A,B方向)に弾性変形しながら衝突エネルギーを吸収する。すなわち、衝突の初期では螺旋状に巻かれた各素線が高張力金網6の幅方向に弾性変形しながら衝突エネルギーを吸収する。続いて、各素線の交点における変形が塑性域に達すると各素線は交点で折れ曲げられ、この交点での塑性変形によって衝突エネルギーが吸収される。また、この状態から各素線が交点間でその線方向に引っ張られると、素線が線方向に弾性変形及び塑性変形して衝突エネルギーを吸収する。
このように本高張力防護網である高張力金網6では、素線をその線方向に変形させることに留まらず、衝撃によって各素線が交点で折れ曲がるように編網したため、従来型のひし形金網等に較べて衝突エネルギーの吸収力が高くなっている。
なお、図8は、上記仕様の高張力金網6と従来型のひし形金網との防護性能を比較・評価するための荷重−伸び曲線グラフである。
各グラフにおいて縦軸は、試験荷重(単位:N)、横軸は、変形量(mm)を示している。
また、本実施の形態に示す高張力金網6の評価結果を図8(a)の実線に示し、比較対象の従来型ひし形金網の評価結果を図8(b)の実線に示す。また、試験体として、各防護網の目合いを再現した交点強度供試体を使用した。なお、各試験体で再現した網仕様は、交点角度85°φ4の編網で比較した。また、図9に試験体を示している。各試験体60は上下一対の凸型ピース61,61からなり、この凸型ピース61,61間に素線62を編網して目合いを再現している。また、試験体60は各金網毎に3体準備し、この試験体を試験機にかけて上下に引っ張り荷重をかけることで、その耐荷重を計測する。
また、その評価方法は両者のグラフを比較することで把握できる。なお、図8(a)において実線が途切れているものがあるが、これは試験中に試験体が試験機より外れたためであり、高張力金網6の試験結果は残る2本の実線a,bで評価した。
図8(a)及び図8(b)を比較すると、図8(b)に示す従来型のひし形金網は各試行(実線c)において約7000N付近で約13mm程度の伸びを示し、図8(a)に示す高張力金網(実線a)では16000N付近で約30mm前後の伸びを示している。
すなわち、高張力金網6は耐荷重及び伸びしろが多く、従来型のひし形金網に比べて最大許容荷重で2倍程度高いと言える。
続いて、上記した高張力金網である防護網6の組み付け方法を説明する。この高張力金網6は、上部横ロープ4及び下部横ロープ5間に結合コイル16(φ4mm×70mm×300mm)を使用して組み付けられている。詳しくは、上部横ロープ4から下部横ロープ5にかけて斜面山側から高張力金網6を被せ、さらに高張力金網6の上縁及び下縁を裏側に折り返して結合コイル16を組み付ける。なお、結合コイル16は高張力金網6の上縁及び下縁に2カ所づつ設けられている。また、図1に示すように支柱10,10間に高張力金網6の切れ目がある場合には、結合コイル16を高張力金網6の縦方向に組み込んで防護網同士を繋ぎ合わせる。
また、高張力金網6が横ロープ4,5に組み付けられた状態で、この高張力金網6と支柱本体部分11との間には150mm程度の空間8が確保されている。この空間8は、各横ロープ4,5がブラケット12を介して支柱10から離れた位置に懸架されているため、この横ロープ4,5間に高張力金網6を組み付けることで支柱10の斜面山側に自ずと空間8が確保される。
また、支柱10の上下方向に配索される支柱補強ロープ3と高張力金網6とは固定されておらず、また、上記したように横ロープ4,5も支柱10にその線方向の動きを拘束されることなく支持されているため、高張力金網6は支柱10にその動きを拘束されることなく全域で撓むことができる。つまり、高張力金網6は支柱10並びに支柱補強ロープ3に対して移動可能に設けられている。
このように本実施の形態に示す落下物防護装置1は、斜面幅方向に間隔をあけて立設される複数の支柱10と、この支柱10に連結される各部ロープ2,3,4,5と、これら各ロープ(索体)のうち、上部横ロープ4並びに下部横ロープ5に支持される高張力金網6とを備えている。そして、上部横ロープ4、下部横ロープ5、支柱控えロープ2には衝撃吸収機構50が設けられ、各ロープ4,5,2は衝撃吸収機構50を介してアンカーに接続されている。
また、衝撃吸収機構50は、摩擦ブレーキを利用せず、エネルギー吸収ロープ51そのものの変形に委ねて衝突エネルギーを吸収するため、各部ロープ2,4,5を通じてエネルギー吸収ロープ51に衝突エネルギーが作用すると、その衝突エネルギーはエネルギー吸収ロープ51の弾性変形及び塑性変形を伴ってロスなく即座に吸収される。よって、斜面谷側に対する高張力金網である防護網6の迫り出しが最小限に抑えられるため、落下物防護装置1を保護対象の道路等に近づけて設置できる。すなわち、足場の悪い斜面のみならず、施工性の良い平坦な場所にも落下物防護装置1を設置できる。
また、衝突エネルギーの吸収量は、エネルギー吸収ロープ51の耐荷重試験並びに、施工面における落石の衝突速度等を推定することで容易に把握することができるため、落下物防護装置1の強度設計においてコスト的に有利な設計が可能になる。
なお、上記した実施の形態はあくまでも一例であり、その細部は各種仕様に応じて変更可能である。
例えば、本実施の形態では 支柱10の下部にヒンジ17を設けて支柱10を設置しているが、例えば、地中に埋設した鋼管杭18を利用して支柱10を設置することもできる。この場合、図10に示すように支柱10の下端から、例えば約1/6を地中に埋設する。埋設する支柱10の下端の長さは上記に限定されるものではないが、具体的には、基礎となる鋼管杭18を地中深くまで差し込み、次いで、この鋼管杭18の内部に支柱10の下端を差し入れ、更にその隙間にコンクリート19を流し込んで支柱10を定着させる。
また、本実施の形態では、汎用鋼製ロープ52の余長の設定において、その汎用鋼製ロープ52の長さがエネルギー吸収ロープ51の長さに対して1.3〜1.5倍となるように余長を設定したが、汎用鋼製ロープ52の余長をエネルギー吸収ロープ51の伸びしろよりも多く設定してもよい。この場合、エネルギー吸収ロープ51が完全に伸びきるため、エネルギー吸収ロープ51における衝突エネルギーの吸収力を最大限まで引き出すことが可能である。
また、逆に汎用鋼製ロープ52の余長をエネルギー吸収ロープ51の伸びしろよりも少なく設定してよい。この場合、エネルギー吸収ロープ51が破断する前に汎用鋼製ロープ52に衝突エネルギーが作用するため、エネルギー吸収ロープ51と汎用鋼製ロープ52の双方で衝突後期の衝突エネルギーを吸収することができる。また、これによってエネルギー吸収量の飽和によるエネルギー吸収ロープ51の破断も抑制される。
なお、余長の設定にあたり本実施の形態に記載した上記数値を採用すると、エネルギー吸収ロープ51において、その衝突エネルギーの吸収力を十分に発揮させることができると共にその破断も抑制できる。すなわち、バランスの取れた衝撃吸収機構50の設計が可能になる。
また、本実施の形態では、汎用鋼製ロープ52に対してエネルギー吸収ロープ51を1本組み付けたが複数本設けても良い。また、この汎用鋼製ロープ52にかえて落下物防護装置1に設けられる各部ロープ2,4,5を直接利用してもよい。すなわち、既設のロープと衝撃吸収機構50に用いられる汎用鋼製ロープ52とを兼用してもよい。この場合、既設のロープ2,4,5を現場合わせて撓めて余長を確保してもよい。
また、本実施の形態では、汎用鋼製ロープ52とエネルギー吸収ロープ51とを組み合わせて衝撃吸収機構50を構成したが、エネルギー吸収ロープ51同士を組み合わせてもよい。すなわち、衝突吸収機構50に用いるロープは双方共にエネルギー吸収ロープ51であってもよい。
また、本実施の形態では、本落下物防護装置1を斜面の下縁(法尻)に沿って設けたが、斜面中腹に設けてもよい。さらに斜面幅方向に複数の支柱10を設けたが、場所によっては支柱1本でも構わない。また、落下物防護装置1の各ロープ2,3,4,5の仕様、並びに衝撃吸収機構50に設けられるロープ51,52の仕様も変更可能である。また、面材の仕様も高張力防護網である高張力金網に限られず、従来型の防護網であるひし形金網を用いても良い。このように本実施の形態に示す落下物防護装置1の仕様は種々変更可能である。
また、本実施の形態では衝撃吸収機構50を落下物防護装置1に組み付けたが、衝撃吸収機構50の用途は落下物防護装置1に限られず、衝撃が作用する場所であれば様々な場所に組み付けて使用できる。
1 落下物防護装置
2 支柱控えロープ
2a ターンバックル
3 支柱補強ロープ
3b,3c 支柱補強ロープのアイ加工部分(リング状端部)
4 上部横ロープ
4a ターンバックル
5 下部横ロープ
5a ターンバックル
6 高張力防護網(面材, 高張力金網)
6a,6b,6c 素線
6d 素線の交点
8 衝突回避用の空間
10 支柱
11 支柱の本体部分(支柱本体)
12 ブラケット(面材支持部)
13 U字ボルト
14 通しボルト
16 結合コイル
17 ヒンジ
17a 支軸
18 鋼管杭
19 コンクリート
50 衝撃吸収機構
51 エネルギー吸収ロープ
52 従来型の汎用鋼製ロープ
53 巻付グリップ
60 試験体
61 凸型ピース
62 素線
100 落石防護柵
101 支柱
102 アンカー
103 上側サポートロープ
103a ブレーキ装置
104 下側サポートロープ
104a ブレーキ装置
105 金網
110 ループ管
111 緊締部材

Claims (10)

  1. 衝撃作用部位に接続される衝撃吸収機構であって、
    第1のロープと、この第1のロープに並列に接続される第2のロープとを備え、
    前記第1のロープは、前記第2のロープに対する余長を有し、且つ、その余長が確保された状態で前記第2のロープが接続され
    前記第2のロープは、前記第1のロープに較べて縦弾性係数が小さく且つ同じ長さで比較したときに、その破断に至る伸びしろが前記第1のロープに較べて長いエネルギー吸収型のロープであることを特徴とする衝撃吸収機構。
  2. 前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも多く設定したことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収機構。
  3. 前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも少なく設定したことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収機構。
  4. 前記第1のロープの余長は、この第1のロープの長さが前記第2のロープの長さに対して1.0〜2.0倍となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の衝撃吸収機構。
  5. 前記第1のロープを撓めて前記第2のロープに対する余長を確保したことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の衝撃吸収機構。
  6. 斜面幅方向に張設される防護網と、この防護網に連結されて防護網を支持する索体と、
    この索体を固定するためのアンカーと、前記索体とアンカーとの間に設けられる衝撃吸収機構と、を備えた落下物防護装置であって、
    前記衝撃吸収機構は、第1のロープと、この第1のロープに並列に接続される第2のロープとを備え、
    前記第1のロープは、前記第2のロープに対する余長を有し、且つ、その余長が確保された状態で前記第2のロープが接続され
    前記第2のロープは、前記第1のロープに較べて縦弾性係数が小さく且つ同じ長さで比較したときに、その破断に至る伸びしろが前記第1のロープに較べて長いエネルギー吸収型のロープであることを特徴とする落下物防護装置。
  7. 前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも多く設定したことを特徴とする請求項に記載の落下物防護装置。
  8. 前記第1のロープの余長を前記第2のロープの伸びしろよりも少なく設定したことを特徴とする請求項に記載の落下物防護装置。
  9. 前記第1のロープの余長は、この第1のロープの長さが前記第2のロープの長さに対して1.0〜2.0倍となるように設定されていることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の落下物防護装置。
  10. 前記第1のロープを撓めて前記第2のロープに対する余長を確保したことを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の落下物防護装置。
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