JP6037323B1 - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな力を使わずに狭い箇所をも効率よく磨くことのできるブラシ体を提供する。【解決手段】使用者が握るための柄部3の長手方向一端側に取り付けられるローラー状のブラシ体7であって、当該ブラシ体を構成するブラシ毛群の先端によって幅方向に形成される稜線が、両側から中央部に向かい段階的もしくは連続的に大径となるように形成されていることを特徴とする。大径の部位が小径の部位に邪魔されずに入り込めるので、大きな力を入れなくても狭い箇所をも効率よく磨くことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、柄部に対し双方向回転するブラシ体を備えた歯ブラシに関する。
特許文献1には、多数枚の環状ブラシを重ねて構成された回転歯ブラシが開示されている。また、特許文献2が示す回転歯ブラシは、環状ブラシとワッシャーとを交互に重ねて構成されたものである。特許文献3には、植毛したリード線をリール胴部に巻き付けて構成されたロール歯ブラシが開示されている。
一方、回転はしないが、多数枚の環状ブラシを重ねて構成された円筒状の歯ブラシが知られている(特許文献4)。さらに、同じく回転はしないが、樽形状の歯ブラシも公知である(特許文献5)。
特許第4037739号公報 特許第3646118号公報 特開2007−202798号公報 特開2005−103225号公報 特許第4579345号公報
しかしながら、特許文献1ないしが示す歯ブラシは、いずれも円筒状であるため、口腔内の隙間を磨くのに適していない。口腔内の隙間とは、たとえば、隣接する歯と歯の間の隙間や、歯と歯茎の間の歯周ポケットのような隙間をいう。円筒状の歯ブラシで隙間を磨くには、歯ブラシを構成するブラシ毛群の一部をそこに挿入することになる。ブラシ毛の一部を隙間に入れようとすると、入れようとする部位のブラシ毛の両脇のブラシ毛が踏ん張って邪魔をする。このため使用者は、両脇の部位のブラシ毛を押し曲げながら、入れようとする部位を口腔内の隙間に挿入しなければなない。これでは、ブラシ体を口腔内部位に強く押し付けて磨かなければならず、その結果、両脇の部位が口腔内部位である歯茎などを傷つけるおそれがあった。そればかりか、肝心の隙間(歯頸部)の磨きを十分に行うことができなかった。上述の先行技術は歯ブラシに関するものであるが、狭い隙間を確実に磨きたいという要望は、口腔内に限らず磨くべきあらゆる箇所に寄せられる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、大きな力を使わずに口腔内の隙間(歯と歯の間や歯頚部、歯の咬合面の凹み等)のような狭い箇所を効率よく磨くことのできる歯ブラシの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、次の構成を備えている。なお、いずれかの請求項記載の発明を説明するに当たって行う用語の定義等は、記載順等に関わらず、かつ、その性質上可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る歯ブラシ(以下、適宜「請求項1の歯ブラシ」という。)は、柄部の長手方向一端側に設けられた互いに対向する一対の支持アームと、当該支持アーム間に両端を支持された回転軸と、当該回転軸と一体に双方向回転自在のローラー状のブラシ体を備える歯ブラシである。回転阻止構造を備え、当該回転阻止構造は、前記回転軸の両端の少なくとも一方が前記支持アームの一方の外側に突出する部位からなる回転突出部と、当該回転突出部から前記支持アームの一方の外周面に沿って延びる少なくとも1個の回転アームと、前記支持アームの一方または双方に取り付け取り外し可能、かつ、取り付け時に当該回転アームの双方向に立ちふさがって双方方向回転を阻止する回転阻止部材と、を備えている。そして、当該ブラシ体を構成するブラシ毛群の先端によって幅方向に形成される稜線(毛先から毛先へ続く線)が、両側から中央部に向かい段階的もしくは連続的に大径となるように形成されていることを特徴とする。
ブラシ体の幅方向稜線が両側から中央部に向かい段階的もしくは連続的に大径となるように形成されているので、狭い隙間などを研磨しようとするときに両側の部位に邪魔されることなく中央部をその個所に差し入れやすい。これにより、大きな力を加えなくても隙間の清掃や磨きを円滑に行うことができる。他方、余計に力を入れて押し付ければ、中央部のブラシ毛が曲がるので、両側のブラシ毛とともに稜線平坦になるので、広い部位の研磨や清掃をも効率よく行うことができる。なお、ブラシ体は、使用者が柄を持って研磨しようとする対象物にブラシ体を押し付けて研磨方向に動かすとき、対象物から受ける摩擦力によって回転する。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る歯ブラシ(以下、適宜「請求項2の歯ブラシ」という。)は、請求項1のブラシ体の好ましい態様として、ブラシ体の中心軸をとおる幅方向の断面形状は、略楕円形、略十字形、略ひし形、もしくは略六角形に形成されている
ことを特徴とする。
請求項2の歯ブラシによれば、請求項1の歯ブラシの作用効果とともに、上記形状を選択すると構造が簡単であるため製造がしやすくなるという利点が生じる。いずれの形状を選択するかは、ブラシ体の用途や使用者の好み等に合わせるとよい。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る歯ブラシ(以下、適宜「請求項3の歯ブラシ」という。)は、請求項1のブラシ体の好ましい態様として、中央部に位置する大径ブラシ体と、当該大径ブラシ体より各々小径かつ当該大径ブラシ体の両側に配された一対の小径ブラシ体を含めて構成されていることを特徴とする。
請求項3の歯ブラシによれば、請求項1の歯ブラシの作用効果とともに、大径ブラシ体と小径ブラシ体という2種類のブラシ体を用意すれば足りるので、製造を容易にすることができる。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る歯ブラシ(以下、適宜「請求項4の歯ブラシ」という。)は、請求項1ないし3いずれかのブラシ体の好ましい態様として、前記ブラシ体は、複数の薄い環状ブラシを、厚み方向に並べて形成されていることを特徴とする。
請求項4の歯ブラシによれば、請求項1ないし3いずれかの歯ブラシの作用効果とともに、環状ブラシを並べる枚数の多い少ないによってブラシ体の長さを調整することができる。さらに、毛先の長さを変える際に、たとえば栗のイガのように集合したブラシ毛群の毛先をしかるべき稜線形成のためにカットして製造する場合に比べ、より簡単に製造することができる。
(請求項記載の発明の特徴)
請求項記載の発明に係る歯ブラシ(以下、適宜「請求項歯ブラシ」という。)は、請求項ないし4いずれか歯ブラシを集合してなるものである。柄部の集合とは、複数本の柄部を束ねてなる集合でもよいし、集合体としての1本の親柄部から枝分かれした子柄部のそれぞれにブラシ体が設けられたものでもよい。
請求項の柄付きブラシ体によれば、請求項ないしいずれかの柄付きブラシ体の作用効果を同時に2か所、場合によっては相乗効果を生み出しながら得ることができる。
本発明によれば、大きな力を使わずに口腔内の隙間を磨くことのできる歯ブラシを提供することができる。
歯ブラシの斜視図である。 ブラシ体の側面図である。 歯ブラシの正面拡大図である。 歯ブラシの使用状態を説明するための正面図である。 歯ブラシの使用状態を示す平面図である。 本実施形態の変形例1に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例1に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例2に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例2に係る歯ブラシの正面図である。 歯ブラシの使用状態を示す正面図である。 本実施形態の変形例3に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例4に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例4に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例5に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例6に係る歯ブラシの正面図である。 本実施形態の変形例6に係る歯ブラシの使用状態を示す平面図である。 本実施形態の変形例7に係る歯ブラシの使用状態を示す正面図である。
各図に基づき、発明を実施するための形態(以下、適否「本実施形態」という)について説明する。本実施形態のブラシ体は、さまざまな用途に用いることができるものであるが、そのような用途に最適となるように、全体の大きさや後述する大小ブラシの構成比率、さらに、ブラシ毛の材質や長さ等をカストマイズすることが望まれる。一方で、本実施形態におけるブラシ体は、柄付きのものであって、その説明を容易にするために歯ブラシに限定しているが、上述したように、さまざまな用途に活用されるべきものであることから、権利解釈にあったては歯ブラシに限定されるべきものではない。さらに、本実施形態の歯ブラシは、人間の口腔内部位を磨くためのものであるが、たとえば、飼育動物の口腔内部位を磨くものとして使用することを妨げない。
(歯ブラシの概略構造)
図1を参照しながら、歯ブラシ1の概略構造を説明する。歯ブラシ1は、使用者が握るための柄部3と、柄部3の長手方向一端側に設けられた支軸5と、支軸5に対して所定方向(本実施形態では、柄部3の長さ方向)に双方向回転するローラー状のブラシ体7と、を備えている。柄部3は、使用者が握れる細さと歯磨きに必要な長さをもった柄部本体3aと、長手方向一端側で柄部本体3aと連続する一対の支持アーム3b,3bを有している。柄部2の素材は木材や金属材などなんでもよいが、本実施形態では合成樹脂を採用した。金属材などに比べ軽量であり、一体成形によって簡単に製造できるからである。さらに、柄部2の中央部位にヒンジ(図示を省略)を設けて折り畳み可能に構成すると、歯ブラシ1をコンパクトに持ち運びできて便利である。
一対の支持アーム3b,3bは互いに対向しており、両者間に支軸5が橋渡し固定されている。支持アーム3b,3bは、外側に弾性変形できるように構成され、この弾性変形を利用して支軸5を着脱できることが好ましい。ブラシ体7は使用により摩耗する消耗品であるから、柄部2は繰り返して使い、支軸5の着脱とともにブラシ体7を取り外して交換できるようにすれば経済的だからである。
(ブラシ体の構造)
ブラシ体7は、図2に示すような薄い環状ブラシ9を厚み方向に複数枚並べて形成されたものである。環状ブラシ9は、中心部となる環状の軸受け部9aと、軸受け部9aの外周から放射状に延びる多数のブラシ毛9b(ブラシ毛群9c)から構成されている。本実施形態のブラシ毛群9cは、合成樹脂製であり、各ブラシ毛9bの根元を溶着してから中心孔9hがくり抜かれ、この溶着部位が軸受け部9aとなる。中心孔9hの内径は、支軸5(図1)の外形より僅かに大径で、支軸5を中に通しそれに対し環状ブラシ体9全体を、口腔内部位から摩擦力を受け大きなガタツキなく双方向に回転できるように構成されている。なお、本実施形態では、支軸5を支持アーム3b,3bに対する固定軸とし、支軸5に対しブラシ体7全体を回転自在に構成されているが、支軸5を回転軸とし、ブラシ体7を支軸5にブラシ体7を固定して一体回転するように構成してもよい(後述の変形例参照)。
図3に基づき、ブラシ体7の詳細を説明する。ここでは、環状ブラシ9を大径と小径の2種類に分けている。そこで、これらを区別するため、大径環状ブラシ9L、小径環状ブラシ9Sと呼ぶ。なお、図3では、ブラシ毛の複雑な構造(寸法比や環状ブラシの枚数等を含む。)を概略的に示している(図4以下の同様な図で同じ。)。すなわち、ブラシ体7は、少なくとも1枚(本実施形態では3枚)の大径環状ブラシ9Lと、これらを両側で挟むそれぞれ2枚(少なくとも1枚あればよい)ずつの小径環状ブラシ9Sと、それぞれの間に配されたワッシャーWとによって構成され、これらは、支軸5に対し双方向回転可能になっている。大径と小径の2種類に分けた結果、ブラシ毛群の先端によって幅方向に形成される稜線L1が、両側から中央部に向かい段階的に山形(先細りもしくは大径)となり、支軸5をとおる断面形状が略十字形に形成される。なお、好ましい寸法は、大人用のもので大径環状ブラシ9Lの直径が14〜16ミリメートル同じく小径環状ブラシ9Sの直径が9〜11ミリメートル、子供用のものの大径環状ブラシ9Lの直径が10〜12ミリメートル同じく小径環状ブラシ9Sの直径が6〜9ミリメートルである。上記以外の寸法を排除する趣旨ではないが、これらは口腔内部位の平均的寸法に合わせた設定である。
(ブラシ体の作用効果)
図1、4、5および10を参照しながら、歯ブラシ1の作用効果を説明する。使用者は、柄部3(柄部本体3a)を握り、ブラシ体7の回転方向(図4および図5の双方向矢印の方向もしくは紙面厚み方向)に沿って歯や歯茎、さらに歯頸(歯と歯茎の境目)や歯の咬合面(噛み合わせ面、図10参照)の凹みなどの口腔内部位を効率よく磨くことができる。その上で、ブラシ体7の大径環状ブラシ9Lを、図5に示す歯Taと歯Tbの間の隙間や、歯と歯茎の間の隙間(歯頸Ga,Gb、図4参照))にそって回転移動させると、大径環状ブラシ9Lはそれらの隙間に入り込みやすく、また、両小径環状ブラシ9S,9Sはその入り込みの妨げになりづらい。さらに、両小径環状ブラシ9S,9Sは隙間の両壁(たとえば並んだ歯Ta,Tb、図5参照)の表面に当たり、これによって大径環状ブラシ9Lが隙間から抜け出ないように保持される。以上により使用者は、大きな力を使わずに口腔内部位の隙間を効率よく磨くことができる。大きな力を使わないで磨けるので、口腔内部位、特に歯茎などを傷めずに済む。
上述したブラシ体7は、歯ブラシの一部を構成するものであることから、柄部3のような歯磨きに適した形状のものに取り付けて使用するようになっているが、歯磨き以外の用途に用いるのであれば、その用途に応じて適宜カストマイズすることが好ましい。図示は省略するが、柄部は、剛性の棒材や柔軟なひも状部材などで構成し、使用者が両端を、もしくは、一端を固定して他端を把持し研磨することもできる。他の用途に用いる場合に柄部が不要であれば、これを省略してブラシ体単独で使用することも可能である。
(本実施形態の変形例1)
本実施形態の変形例が本実施形態のブラシ体7と異なるのは、まず、ブラシ体7Aの3枚の大径環状ブラシ9L´のうち、真ん中の大径環状ブラシを他の2枚の大径環状ブラシよりも大径にした点(図6)、これに加え、両小径環状ブラシ9S´,9S´の2枚のうち外側のものより内側のものを大径にした点(図7)である。これらにより、支軸5をとおるブラシ体7Aの断面形状が稜線L2、もしくはブラシ体7Bの断面形状が稜線L3を含めて略ひし型もしくは略六角形を形成す、大径環状ブラシの先端がより口腔内の様々な隙間に入りやすくなる。なお、ブラシ体7Aの両小径環状ブラシ9Sは、ブラシ体7Aの両小径環状ブラシと同じであるため、図6では図3で使用した符号をそのまま使用した。また、図6および図7で使用する符号5は、図3で使用されているものと同じ支軸を示す。
(本実施形態の変形例2)
図8を参照しながら、本実施形態の変形例2を説明する。変形例2に係るブラシ体7´が前掲のブラシ体7(図3)と異なる点は、ブラシ体7が有していない環状ブラシ体9P,9Pをブラシ体7´が有している点である。以下では、上記異なる点を中心に説明を行い、共通する点については原則として説明を省略し必要となった場合だけ説明を行う。すなわち、支軸5は、一対の支持アーム3b,3bに回転可能に両端が支持されているが、このことにより一対の支持アーム3b,3b間に位置するインナー軸部5aと、支持アーム3b,3bの各々から外側に僅かに突出する両アウター軸部5b,5bに外観上分割されることになる。ここで両アウター軸部5b,5bの各々には、ブラシ体7とは別の環状ブラシ体9P,9Pが固定されている。環状ブラシ体9P,9Pは、それ自身が口腔部位を磨く機能を有しているとともに、支持アーム3b,3bが口腔部位と接触したときの衝撃を和らげるための緩衝部材としても機能する。すなわち、支持アーム3b,3bは、たとえば、木製とか合成樹脂製であるが、これらは歯を磨くときの接触により口腔部位を傷つけるおそれがあるが、これを環状ブラシ体9P,9Pが緩和してくれる。このため、環状ブラシ体9P,9Pは、緩衝部材としての機能を果たし得る大きさ(直径)を有している。
また、環状ブラシ体9P,9Pの代わりに、図9に示すように、シリコンゴムのような柔軟性のあるもので構成した緩衝部材9´P,9´Pを、支持アーム3b,3b覆うようにその外側に固定する方法もある。緩衝部材9´P,9´Pの大きさや形状は、歯ブラシ1全体のデザインや支持アーム3b,3bの形状等に合わせて自由に選択してよい。口腔部位の保護という目的を達成できる限り、支持アーム3b,3bの外側全部を覆う必要は必ずしもない。
(本実施形態の変形例3)
図11に示す歯ブラシ1は、丸棒状の柄部23と、柄部23の一端側に固定されたブラシ体7と、を備えている。ブラシ体7は、本実施形態で採用したものと同じものを採用してよい(以下の変形例で同じ)。ブラシ体7は柄部23に対して回転自在としても回転不能としてもよい。回転不能とした場合であっても、使用者が柄部23を周方向に回転させれば、1回転まではいかないまでもブラシ体7をも回転させることができる。よって、本実施形態の歯ブラシ1に近い作用効果を得ることも可能である。
(本実施形態の変形例4)
図12を参照しながら、本実施形態の変形例4の説明を行う。歯ブラシ31の柄部33は、柄部本体33aと、柄部33aに一端側に設けられた一対の支持アーム33b,33b(図12では一つが隠れて見えない)を備えている。支持アーム33b,33bに両端を支持された回転軸35は、その一方が支持アーム33bの一方(図12で手前側)から突出している。この突出する部位(回転突出部35a)には支持アーム33bの一方の外周面に沿って(図12の紙面と平行に)延びる回転アーム37が設けられている。回転アーム37は、目的達成が可能であれば形状は不問であるが、ここでは回転軸35を底辺とし先端を頂点とする三角形に形成され、回転軸35(ブラシ体7)と一体回転するように構成されている。つまり、回転アーム37は、時計の針のように回転軸とともに双方向回転する部材である。回転突出部35aと回転アーム37と、後述する回転阻止部材39(受入凹部39a)とは、変形例4における回転阻止構造の構成部材である。
図12の符号39は、支持アーム33bの双方(一方のみとしてもよい)に取り付け取り外し可能に構成された回転阻止部材を示す。回転阻止部材39は、好ましくは合成樹脂製の薄板を、図12において左側面から見た形状がU字に似た形状に形成されている。U字形状の一方を構成する挟持片39aは、対向する他方の挟持片39a(図12では隠れて見えない)と協働し、一対の支持アーム33b,33bとの間に形成された抜け止め用の凹凸嵌合構造(図示を省略)と弾性挟持力とにより回転阻止部材39を歯ブラシ31に、取り外しも可能な形で取り付けられるようになっている。図12に示される挟持片39aの頂部には、逆三角形の受入凹部39が形成されている。受入凹部39は、取り付けたときに回転アーム37を受け入れ、これによって、回転アーム37の双方向に立ちふさがって双方方向回転を阻止する機能を有している。回転阻止部材39を取り付ける前、もしくは取り付けた後に取り外したとき、ブラシ体7は双方向に回転可能となる。
回転アーム37と受入凹部39bとは、上述した回転阻止機能を協働して果たすことが役割であるが、その役割を果たすことができるのであれば、当業者が採用しうるあらゆる構造を採用可能であることは説明を要しない。さらに、挟持片39aは、これを支持アーム33bに突き刺したピン(図示を省略)などに置き換えることもできる。
(本実施形態の変形例5)
図13および14に示す歯ブラシ41は、変形例5に係るものであり、基本構造を歯ブラシ31と同じであり、異なるのは歯ブラシ31の回転阻止構造の代わりに角度制限構造を備えている点である。そこで、ここでの説明は、角度制限構造を中心に行い、歯ブラシ31の部材と共通する部材については、図13で同じ部材番号を付するに止め、それらについての説明を省略する。
図13に示す符号43は、回転突出部35aから支持アーム33bの一方の外周面に沿って(図13の紙面と平行に)延びる回転アーム43が1個設けられている。さらに、支持アーム33bの外側から突出する1個の突出ピンも併せて備えている。突出ピン45は、ブラシ体7の双方向回転を1回転未満の所望角度以内に制限するため回転アーム43と当接するように構成されている。つまり、たとえば、時計回り方向に回転させた回転アーム43が突出ピン45に当接するとそれ以上の回転が阻止され、反時計回り方向に回転させても同じように阻止される。これによって回転アーム43の回転角度が所望角度に制限されることになる。
図14に示す符号47は、突出ピン45とは別の突出ピンを示す。つまり、図14に示す回転アーム43は、突出ピン45と突出ピン47によって回転角度が制限される。図14の制限角度は、突出ピン45と突出ピン47の間の内角となっているが、外角としてもよい。回転角度の制限は、すなわち、ブラシ体7が回転する範囲の制限のことである。なお、突出ピン43と突出ピン45は、これらを支持アーム33bに対して着脱自在に構成してもよいし、その場合に突出位置を変更できるように構成してもよい。回転アーム43と突出ピン45,47の形態は、回転角度の制限という目的の範囲内において、適宜自由に変更することができる。回転突出部35aと回転アーム37と、突出ピン45,47はとは、変形例5における回転阻止構造の構成部材である。
(本実施形態の変形例6)
図15に示す歯ブラシ51は、複数(ここでは2個)のブラシ体7,7のそれぞれを一端側に固定(もしくは回転自在に)設けた柄部55a,55aの他端側各々を、連結部55bを介して一端側で集合柄部57に集合させてなる点を特徴とする。一動作で複数個所(たとえば、歯の表と裏)を同時に磨くときなど、好都合に使用することができて便利である。好ましくは、柄部全体を弾性変形可能な合成樹脂(その他の素材でもよい)で構成するとよい。図15に示す状態のブラシ体7,7は、歯の厚みより狭い間隔を隔てて配されているが、図16に示すように、両ブラシ体7,7の間に歯Tを入れると、両柄部55a,55aが弾性変形して間隔を広げ、弾性復帰力によりブラシ体7,7を歯Tの裏表から押し付けるようになり、この状態で歯Tの高さ方向(図16の紙面垂直方向)動かすことによって、裏表を効率よく磨くことができるからである。特に、ブラシ体7の大径環状ブラシ9Lが歯Tと他の歯Tの間のVゾーンに入り込み、小径環状ブラシ9S,9Sと協働して細かなところまで効率よく磨くことができきる。
(本実施形態の変形例7)
図17に基づき、本実施形態の変形例7に係る歯ブラシ61を説明する。歯ブラシ61の構造は、基本的に歯ブラシ51と同じで、異なる点は、柄部65a、65aに対するブラシ体7の回転方向である。すなわち、集合柄部67から連結部65bを介して枝分かれする柄部65a,65aの先端に、集合柄部67を双方向矢印で示す方向に往復同させたとき、これに合わせて双方向回転するようにブラシ体7,7が設けられている。柄部65a、65aは、歯Tからブラシ体7,7が受ける反力によりしなって両者間の間隔が変化するように構成されている。ブラシ体7,7が歯と歯の間のVゾーンに入り込んで効率よく磨くことができる点において、歯ブラシ51と同じである。
1 歯ブラシ
3 柄部
3b 支持アーム
5 支軸
5a インナー軸部
5b アウター軸部
7 ブラシ体
9 環状ブラシ
9a 軸受け部
9b ブラシ毛
9c ブラシ毛群(ブラシ毛の集合体)
9h 中心孔
9L 大径環状ブラシ
9S 小径環状ブラシ
21 歯ブラシ
23 柄部
31 歯ブラシ
33 柄部
33a 柄部本体
33b 支持アーム
35 回転軸
35a 回転突出部
37 回転アーム
39 回転阻止部材
39a 受入凹部
41 歯ブラシ
43 回転アーム
45 突出ピン
47 突出ピン
51 歯ブラシ
55a 柄部
55b 連結部
57 集合柄部
61 歯ブラシ
65a 柄部
65b 連結部
67 集合柄部
L 稜線
W ワッシャー(スペーサー)

Claims (5)

  1. 柄部の長手方向一端側に設けられた互いに対向する一対の支持アームと、当該支持アーム間に両端を支持された回転軸と、当該回転軸と一体に双方向回転自在のローラー状のブラシ体を備える歯ブラシであって、
    回転阻止構造を備え、
    当該回転阻止構造は、
    前記回転軸の両端の少なくとも一方が前記支持アームの一方の外側に突出する部位からなる回転突出部と、
    当該回転突出部から前記支持アームの一方の外周面に沿って延びる少なくとも1個の回転アームと、
    前記支持アームの一方または双方に取り付け取り外し可能、かつ、取り付け時に当該回転アームの双方向に立ちふさがって双方方向回転を阻止する回転阻止部材と、を備え、
    当該ブラシ体を構成するブラシ毛群の先端によって幅方向に形成される稜線が、両側から中央部に向かい段階的もしくは連続的に大径となるように形成されていることを特徴とする歯ブラシ
  2. ブラシ体の中心軸をとおる幅方向の断面形状は、略楕円形、略十字形、略ひし形、もしくは略六角形に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ
  3. 中央部に位置する大径ブラシ体と、当該大径ブラシ体より各々小径かつ当該大径ブラシ体の両側に配された一対の小径ブラシ体を含めて構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ
  4. 前記ブラシ体は、複数の薄い環状ブラシを、厚み方向に並べて形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の歯ブラシ
  5. 複数の請求項ないしいずれかの歯ブラシを備え
    当該複数の柄付きブラシ体の柄部の他端側各々を、一端側で集合させてなる集合型の歯ブラシ
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