JP6030784B1 - ネイル施術方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間にわたり美しい良好な状態を保持することができ、繰り返し施術しても爪を薄くしたり痛めたりすることを低減する。【解決手段】ネイル施術方法として、ネイルプレート3上にベース層40を形成するベース工程と、ベース層40の上にカラー層50を形成するカラー工程と、カラー層50の上にトップコート層60を形成するトップ工程とを具備する。ベース工程では、ベースジェルの塗布と硬化とを複数回にわたって行う。このうち、少なくとも1回目の塗布ではベースジェルをネイルプレート3の爪元側から離間させて塗布する。そして、ベース層40を、ネイルプレート3の爪元側から離間させるとともに、爪長さの1/2よりも爪元寄りで最も盛り上がった山状に形成する。【選択図】図11

Description

本発明は、ネイル施術方法に係り、特にジェルネイル剤を用いたネイル施術方法に関する。
手や足の爪を装飾する手法として、マニキュアのほか、光硬化性樹脂を含むネイル剤を用いたジェルネイルも広く知られている。このジェルネイルは、ジェル状のネイル剤を爪に塗り、光照射することによって硬化させ爪に一体化させるもので、マニキュア等のラッカーエナメルに比べて硬く、傷もつきにくい。そのため、ジェルネイルは光沢や発色を長期間保つことができ、爪の保護にも役立つうえ、美しくなった爪に満足感を得られることから、女性に好まれている。
例えば特許文献1、2に開示されるように、ジェルネイルの施術は、爪の表面や爪先の形状を整えた後、ベースジェル、カラージェル、トップジェルの順に各ネイル剤の塗布と硬化とを繰り返す。これらのネイル剤の塗布は、図13に示すように、始めに爪101の幅方向の中央に塗布し、次いで左側、右側と、爪101の長さ方向に筆102を運んで、爪全体に薄く均一に塗布するのがジェルネイルの一般的な手順とされている。
また、ジェルネイルを爪101から除去するには、リムーバーを含浸させた脱脂綿をジェルネイルの上に置き、アルミホイルでリムーバーが蒸散しないように覆ったまま数分間放置する。その後、ジェルネイルが軟化したところで、ネイルスティック等を用いて爪101の表面からジェルネイルをこそぎ取り、またはマシンと呼ばれる切削器を用いて削り落として除去する。
特開2013−244141号公報 特開2015−189668号公報
前記のとおり、ジェルネイルの施術では、ネイル剤を筆102に取り、爪101の根元側から爪先側へと筆102を動かして爪全体に塗布するので、爪101の根元側により多くネイル剤がのりやすくなる。仕上がったジェルネイル104は、図14に示すように、側方から見たときに爪の根元側103が盛り上がった形状となりやすく、不自然な印象を与えやすいという実情があった。このように仕上がると、爪が伸びてきたとき、図15に示すように、伸びて根元側に露出した爪105と、ジェルネイル104の部分とに明確な段差ができて美しくなく、爪が浮き上がって見え、全体形状もいびつなものとなっていた。
また、施術後2〜3週の間には、爪先が折れたり割れたりしてしまうことも多い。割れ等のトラブルを生じ、または爪が伸びてきた場合にはジェルネイルを除去し、再び爪にジェルネイルを施術しなおす。前記のように、ジェルネイルは簡単には落とすことができず、除去するのに時間がかかるうえ、ジェルネイルと一緒に自分の爪も削り取り、さらに、新たなネイル剤を定着させるために爪の表面を粗くサンディングする。そのため、何度もジェルネイルを施術していると爪が薄くなってしまい、折れたり割れたりすることが避けられない、という問題点があった。また、リムーバーは高濃度にアセトンを含有し、一度で除去しきれない場合には再度リム−バーを使用して除去するので、爪や爪周りの皮膚を痛めやすいという問題点もあった。
本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、長期間にわたり良好な状態を保持することができ、繰り返し施術しても爪を薄くしたり痛めたりすることを回避でき、強度を有する美しいジェルネイルに仕上げることのできるネイル施術方法を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を用いたネイル施術方法を前提とする。このネイル施術方法として、ベースジェルを塗布し、光照射により硬化させて、ネイルプレート上にベース層を形成するベース工程と、カラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて前記ベース層の上にカラー層を形成するカラー工程と、トップジェルを塗布し、光照射により硬化させて、前記カラー層の上にトップコート層を形成するトップ工程とを具備させる。前記ネイルプレートとは、爪甲そのもの、またはネイルチップを用いた場合の爪甲と爪甲に一体化させたネイルチップとによって形成された施術対象部をいい、前記ベース工程では、ベースジェルの塗布と硬化とを複数回にわたって行い、少なくとも1回目の塗布ではベースジェルをネイルプレートの爪元側から離間させて塗布し、前記ベース層を、ネイルプレートの爪元側から離間させるとともに、ネイルプレートの長さの1/2よりも爪元寄りで最も盛り上がった山状に形成する構成としている。
この特定事項により、山状に盛り上がった形状のベース層を下地として、ネイルデザインの主要部となるカラー層を、施術対象箇所のネイルプレート上に形成する。ベース層がネイルプレートの爪元側から離間していることにより、その上のカラー層およびトップコート層を、ネイルプレートの爪元側へとなだらかにつながる自然な曲面形状に形成することができる。また、ベースジェルを複数回にわたって塗布して、従来よりも厚みを有するベース層を形成するので、ジェルネイルの強度が高められ、割れ等のトラブルを生じにくくすることができ、長期間にわたって良好な状態を保つことが可能となる。
また、前記ネイル施術方法において、形成したジェルネイルを除去する場合には、以前に形成したトップコート層とカラー層とを除去するとともに、以前に形成したベース層をネイルプレート上に残し、この残したベース層およびネイルプレートの上に、前記ベース工程、カラー工程、およびトップ工程とを施して、新たなベース層、カラー層、およびトップコート層を形成することが好ましい。
これにより、除去時間を短縮化することが可能となり、繰り返してジェルネイルを施術する場合に、以前に施術したジェルネイルとともに自身の爪を削り取ったり、サンディングしたりして爪が薄くなるのを回避でき、爪や爪周りの皮膚を痛めるおそれを低減することができる。
本発明に係るネイル施術方法によれば、長期間にわたり美しい良好な状態を保持することができて満足度をより一層高め、強度を有するジェルネイルに仕上げることが可能となるうえ、繰り返し施術しても爪への負担が少なく、継続的にジェルネイルを楽しむことができる。
本発明の実施形態に係るネイル施術方法の一工程を示す説明図である。 図1の工程の次工程を示す説明図である。 図2の工程の次工程を示す説明図である。 前記ネイル施術方法のベース工程を順に示す説明図である。 図4(c)の工程の次工程を示す説明図である。 前記ベース工程にて形成したベース層を示し、図6(a)は上面図、図6(b)は指の横側から見た側面図、図6(c)はその断面図である。 前記ネイル施術方法のカラー工程を示す説明図である。 前記ネイル施術方法のトップ工程を順に示す説明図である。 前記ネイル施術方法によるジェルネイルの仕上がりを示し、図9(a)は指の横側から見た側面図、図9(b)は指の先端側から見た正面図、図9(c)は断面図である。 図9(a)の状態から爪が伸びた様子を示す側面図である。 前記ネイル施術方法のリペア工程を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るネイル施術方法を示す説明図である。 従来のネイル施術方法を示す説明図である。 従来のネイル施術方法によるジェルネイルの仕上がりを示す側面図である。 図14の状態から爪が伸びた様子を示す側面図である。
本発明の実施形態に係るネイル施術方法について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、手指の爪に本実施形態に係るネイル施術方法を行った場合について説明する。
(プレパレーション工程)
手や足の爪にジェルネイルを施すにあたり、まず始めに爪のケアを行い、爪の長さや形を整えるファイリング、およびサンディングを行う(プレパレーション工程)。
図1〜図3は、プレパレーション工程を示す説明図である。通常、被施術者自身の爪1をそのまま利用してジェルネイルを施すことが多いが、例えば爪1に長さが欲しいときなどには、プラスチック製のネイルチップ2を用いて理想の爪形状を作る。この場合、ネイルチップ2の端部裏に接着剤21を塗布し、爪(爪甲)1の先端部に接着する。
このとき、図2に示すように、ネイルチップ2の幅方向の両側縁が、爪1の左右の際であるサイドラインの延長上に延びるように、ネイルチップ2を爪先側へ傾けることなく接着する。ネイルチップ2を接着した後、ネイルチップ2の先端側を切断して好みの長さにする。
次いで、図3に示すように、ファイルまたはエメリーボードと呼ばれる専用のヤスリを用いて長さや形状を整える。ネイルチップ2の幅方向の両側縁は、爪1の左右のサイドラインの延長上に延びるように整える。また、スポンジファイル等を用いて表面を滑らかに整える。これにより、爪1とネイルチップ2とを一体化させたネイルプレート3を形成する。ネイルプレート3のサイドラインは、被施術者自身の爪1のサイドラインの延長上に延びるように形成される。
なお、以下の説明において爪1とは、被施術者自身の手指または足指の「爪甲」をいい、ネイルプレート3とは、施術対象箇所となる部分であって、爪甲そのもの、またはネイルチップ2を用いた場合の爪甲と爪甲に一体化させたネイルチップ2とをいうものとする。
(ベース工程)
続いて、図4(a)〜図4(c)に示すように、ネイルプレート3上にベースジェル4を塗布していく。ベースジェル4は、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤であってクリアジェルとも呼ばれる。このベースジェル4をネイルプレート3に塗布して硬化させ、ベース層40を形成する(ベース工程)。
ベース工程では、ベースジェル4の塗布と硬化とを複数回にわたって行う。図4(a)に示すように、ベースジェル4の1回目の塗布は、ネイルプレート3の長さの1/2から爪先(フリーエッジ)32までの範囲に行う。
ここで、ネイルプレート3の長さとは、ネイルプレート3の爪元31であってルースキューティクルの先端部(キューティクルライン)から、爪先(一体化させたネイルチップ2の先端部)32までの長さをさすものとする。
かかる塗布作業は、ジェル用筆を用いてベースジェル4を筆先に取り、ネイルプレート3の幅方向の中央から塗り始め、左サイドおよび右サイドに順に塗る。その後、専用のUVライトまたはLEDライトを用いて特定波長の光をネイルプレート3に照射し、ベースジェル4を硬化させる。
2回目のベースジェル4の塗布では、図4(b)に示すように、先に硬化させたベースジェル4に、新たなベースジェル4を塗り重ねる。このとき、ベースジェル4の塗布範囲を、1回目の塗布範囲よりも爪元31側に拡げるものの、爪元31からは離間させて塗布する。また、筆に取ったベースジェル4を、既に塗布したベースジェル4の上に、平面視で爪先32側に尖った涙形状またはしずく形状となるようにのせていく。ネイルプレート3の爪元31側には、ネイルプレート3(爪1)を露出させた状態とする。この状態で光照射し、ベースジェル4を硬化させる。
次いで、図4(c)に示すように、3回目以降のベースジェル4の塗布を、2回目と同様に、先に塗布し硬化させたベースジェル4に重ねるようにして行う。このときも、ベースジェル4の塗布範囲を、2回目の塗布範囲よりも爪元31側に拡げるものの、ネイルプレート3の爪元31からは離間させて塗布する。ベースジェル4の塗布後、光照射することにより、ベースジェル4を硬化させる。
その後、図5に示すように、手のひら側から、ジェル用筆7を用いて、ネイルプレート3の爪先裏部分にもベースジェル4を塗布し、硬化させる。これにより、ネイルプレート3の端縁部の表裏両面ともベースジェル4で被覆する。
このように、ベースジェル4を塗布し硬化させることで、図6(a)に示すように、ネイルプレート3上にベース層40を形成することができる。用いるクリアジェルの種類にもよるが、ベース層40はネイルプレート3上に、透明または半透明の樹脂層として形成される。また、図6(b)および図6(c)に示すように、ベース層40を、ネイルプレート3の爪元31から離間させて形成するとともに、ネイルプレート3の長さの1/2よりも爪元31寄りの位置が、最も盛り上がった山を有する形状に形成している。
なお、ベース工程でのベースジェル4の塗布回数は、3回であるに限らず、図6(c)に示すような山状のベース層40を形成することができれば、2回で塗布を終了させても、また4回以上塗布してもよい。ベースジェル4を涙形状またはしずく形状となるようにのせる工程も、2回目の塗布で行うに限られず、3回目以降の塗布で行ってもよい。
(カラー工程)
次いで、ベース層40の上にカラージェル5を塗布して硬化させ、カラー層50を形成する(カラー工程)。この工程では、ジェルネイルのデザインの主要部分となる、色彩を有するカラー層50を形成する。カラー層50は、カラージェル5の塗布と硬化とを、少なくとも2回にわたって行う。
塗布作業はジェル用筆を用いてカラージェル5を筆先に取り、ネイルプレート3の幅方向の中央から順に塗り、左サイドおよび右サイドに塗る。例えば、カラージェル5をベース層40の上にほぼ均一に塗布し、ベース層40の上に色彩を施す方法がある。また、図7に示すように、ネイルプレート3の爪先32側へ徐々に色が濃くなるグラデーションのデザインとしてもよい。また、単色のカラージェル5を用いるだけでなく、複数種類のカラージェル5を用いて多様な模様やデザインを描きアートを施すこともできる。
なお、カラー層50として塗布するジェルネイル剤は、カラージェル5だけに限られず、ラメやグリッター等の粉体もしくは微小片をクリアジェルに混ぜて形成した混合ジェルであってもよく、カラージェル5と混合ジェルとの両方を用いてもよい。また、カラージェル5等を用いたアートだけでなく、カラージェル5等を塗布した上に種々の装飾パーツを接着してアートを施してもよい。
(トップ工程)
次いで、カラー層50の上にトップジェル6を塗布して硬化させ、トップコート層60を形成する(トップ工程)。この工程では、トップジェル6の塗布と硬化とを複数回にわたって行う。
図8(a)に示すように、まず、カラー層50を覆うようにトップジェル6を塗布する。トップジェル6は、ベースジェル4と同様のクリアジェルを用いることができる。トップジェル6の1回目の塗布は、ネイルプレート3の爪元31からは離間させて塗布するとともに、カラー層50の爪元側端部から爪先側端部までを覆うようにする。その後、ネイルプレート3に光照射し、トップジェル6を硬化させる。
さらに、トップジェル6の塗布と硬化とを2回以上行い、最終的に、図8(b)に示すように、ネイルプレート3の爪元31から爪先32までをトップジェル6で覆い、トップコート層60を形成する。また、2回目以降の塗布では、平面視形状が爪先32側に尖った涙形状またはしずく形状にトップジェル6をのせることが好ましい。
これにより、図9(a)に示すように、ネイルプレート3の長さに対して、爪元31から1/4ないし1/2のところにトップコート層60の山60aを形成する。より好ましくは、トップコート層60の山60aを、ネイルプレート3の長さに対して、爪元31から3/8のところに形成することである。トップコート層60の山60aから爪元31までは、なだらかに繋がった曲面で形成される。また、図9(b)に示すように、ネイルプレート3を爪先32側(指の先端側)から見ると、ネイルプレート3の幅方向の中央部に山60aが形成される。
このように、トップコート層60を設けることによって、カラー層50を保護するだけでなく、表面に十分な光沢を出すことができる。特に、図8(a)および図8(b)に示すような形状にトップコート層60を形成することによって、極めて高いつや感が得られて、立体的で自然な爪形状に形成することができる。
種々の装飾パーツ用いたアートを行った場合にも、トップジェル6で装飾パーツを覆うことによって、それらをネイルプレート3上に定着させ、滑らかな表面を形成することができる。なお、装飾パーツをトップジェル6で覆うと、最終的には、トップコート層60の最も盛り上がった部分は装飾パーツの箇所となると考えられる。本実施形態で説明した山60aは、装飾パーツ等による盛り上がりを除くものとする。
(仕上げ工程)
トップコート層60を形成した後、ネイルプレート3の爪先32側や側部に、ファイル、エメリーボードまたはマシンと呼ばれる切削器をあてがい、形状を整える。また、ワイプに除去液を含浸させてトップコート層60の表面を拭き取り、未硬化樹脂を除去する(仕上げ工程)。
ネイルプレート3上には、図9(c)に示すように、ベース層40、カラー層50、およびトップコート層60が積層して形成され、ジェルネイルが完成する。ネイルデザインの主要部となるカラー層50の下地として、山状に盛り上がったベース層40を、ネイルプレート3の爪元31から離間させ、ネイルプレート3の長さの1/2よりもやや爪元31寄りに山を有する形状に形成することができる。このため、図9(a)および図9(c)に示したように、その上のカラー層50およびトップコート層60を、ネイルプレート3の爪元31側へとなだらかにつながる自然な曲面形状に形成することができる。
また、ネイルプレート3の爪元31側へとなだらかにつながる自然な曲面形状に形成したことによって、図10に示すように、数週間経過して爪1が伸びてきたときにも、爪形状を比較的、自然な形状に見せることができる。特に、トップコート層60の山60aを、ネイルプレート3の長さに対して、爪元31から概ね3/8のところに形成していることで、ネイルプレート3の長さの1/2よりもやや爪元31寄りに最も盛り上がった形状で仕上げられている。この状態から、例えば4週間程度経過すると、山60aは、ネイルプレート3の長さの中央付近に移動し、爪1が伸びても美しい自然な爪形状を保つことができるものとなる。
通常、爪1は、爪床(ネイルベッド)から離れないようにイエローラインと呼ばれる帯状の組織に支持されている。このイエローラインと、爪1の左右の際であるサイドラインとが接する箇所は、ストレスポイントとして負荷がかかりやすく、折損や割れなどのトラブルが生じやすい箇所とされている。
これに対して、前述の実施形態に係るネイル施術方法では、ネイルプレート3を、ネイルチップ2の幅方向の両側縁が、爪1の左右のサイドラインの延長上に延びるように整えている。また、ベースジェル4を複数回にわたって塗布し、従来よりも厚みを有するベース層40を形成している。これらの構成により、爪1およびネイルプレート3の強度が格段に高められている。また、トップコート層60を、爪元31から1/4ないし1/2のところに山60aを有する形状であって従来よりも厚みを有するように形成している。これらの構成によって、家事や作業等でストレスポイントに負荷がかかっても折れたり割れたりすることが防がれ、長期間にわたって良好な状態を保つことが可能となる。
(リペア工程)
ネイルデザインを変更したい場合や、爪1が伸びてきた場合には、ジェルネイルを除去して新たにジェルネイルを施す。このような場合に、本実施形態では、図11に2点鎖線にて示すように、以前に形成したベース層40をネイルプレート3上に残すとともに、以前に形成したカラー層50とカラー層50の上部のトップコート層60とを除去する。トップコート層60はベース層40と同様のクリアジェルであるので、ネイルプレート3に残してもよい。
これらの層の除去は、マシンと呼ばれる切削器やエメリーボード等を用いて行う。カラー層50を除去することで、ベース層40の一部もカラー層50とともに削り取られることとなる。しかし、前記のとおり、ベース層40は山状に厚みを有して形成されているので、切削器が爪1に接触することはなく、爪1が削られるおそれはほとんどない。また、高濃度にアセトンを含有するリム−バー類を使用しないので、爪や爪周りの皮膚を痛めるおそれもない。
カラー層50を除去したことで、ネイルプレート3上には、以前のベース層40およびトップコート層60が薄く残る。この状態のネイルプレート3に対して、前記プレパレーション工程、ベース工程、カラー工程、およびトップ工程を行う(リペア工程)。これにより、新たなベース層、カラー層、およびトップコート層を形成することができる。
再び形成するベース層40は、ネイルプレート3に以前のベース層40が残った状態で形成されるので、リペア工程によって形成するジェルネイルを、さらに強度を増したものとすることができる。
以上のように、自身の爪1が薄くなる等の爪に負担をかけることなく、さらに強度を有するジェルネイルをネイルプレート3上に形成することができる。そのため、ジェルネイルを繰り返し施術することのデメリットが解消され、本実施形態に係るネイル施術方法を繰り返し実施することで、爪1の強度を高めていくことができ、健康な美しい爪の状態を保持することが可能となる。また、このように施したジェルネイルによって美しい光沢や色彩を長期間にわたって維持することができるので、美しい爪を見てうれしさが増幅し、満足度が格段に高められる。
前記実施形態では、グラデーションのネイルデザインの場合を示したが、ネイルプレート3の全体を彩色するネイルデザインとすることもできる。この場合、図12に示すように、カラー工程において、まず始めにベース層40の爪元側端部に、ベースジェル4aを薄く塗布して硬化させることが好ましい。このベースジェル4aによりベース層40と同様の樹脂層をネイルプレート3の爪元31の近傍まで延長させた状態にし、この上にカラー層50を形成していく。このような施術方法によっても、ネイルプレート3の長さに対して、爪元から1/4ないし1/2のところにトップコート層60の山60aを形成することができ、つや感が高められ、美しく自然な爪形状のジェルネイルを形成することができる。
なお、本発明に係るネイル施術方法は、被施術者自身の爪1およびネイルプレート3に前記各工程を施すに限らず、プラスチック製のネイルチップ等に施してもよく、これによって付け爪を形成し、爪1に接着させて用いられてもよい。また、ジェルネイルでのジェルネイル剤には硬さの異なるハードジェルとソフトジェルとがあるが、本発明方法では光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤であれば、どのようなジェルネイル剤を用いてもよい。また、本発明方法は、手指の爪1だけではなく、足指の爪に対しても同様に施術可能であることは言うまでもない。
本発明は、爪を装飾するジェルネイルの施術方法として好適に利用可能である。
1 爪
2 ネイルチップ
3 ネイルプレート
31 爪元
32 爪先
4 ベースジェル
40 ベース層
5 カラージェル
50 カラー層
6 トップジェル
60 トップコート層
7 ジェル用筆

Claims (7)

  1. 光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を用いたネイル施術方法であって、
    ベースジェルを塗布し、光照射により硬化させて、ネイルプレート上にベース層を形成するベース工程と、
    カラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて前記ベース層の上にカラー層を形成するカラー工程と、
    トップジェルを塗布し、光照射により硬化させて、前記カラー層の上にトップコート層を形成するトップ工程とを含み、
    前記ネイルプレートは、爪甲そのもの、またはネイルチップを用いた場合の爪甲と爪甲に一体化させたネイルチップとによって形成された施術対象部であり、
    前記ベース工程では、ベースジェルの塗布と硬化とを複数回にわたって行い、少なくとも1回目の塗布ではベースジェルをネイルプレートの爪元側から離間させて塗布し、
    前記ベース層を、ネイルプレートの爪元側から離間させるとともに、ネイルプレートの長さの1/2よりも爪元寄りで最も盛り上がった山状に形成することを特徴とするネイル施術方法。
  2. 請求項1に記載のネイル施術方法において、
    前記ベース工程では、ベースジェルの1回目の塗布をネイルプレートの長さの1/2から爪先までの範囲とし、2回目以降の塗布で、先に硬化させたベースジェルに塗り重ねるとともに爪元から離間させて塗布し、ネイルプレートの爪元側に該ネイルプレートを露出させた状態で前記ベース層を形成することを特徴とするネイル施術方法。
  3. 請求項1または2に記載のネイル施術方法において、
    前記ベース工程では、2回目以降の塗布で、平面視形状が爪先側に尖った涙形状またはしずく形状にベースジェルをのせることを特徴とするネイル施術方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載のネイル施術方法において、
    前記トップ工程では、トップジェルの塗布と硬化とを複数回にわたって行い、前記トップコート層を、ネイルプレートの長さに対して、爪元側から1/4ないし1/2のところが最も盛り上がった山状に形成することを特徴とするネイル施術方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載のネイル施術方法において、
    前記トップ工程では、平面視形状が爪先側に尖った涙形状またはしずく形状にトップジェルをのせることを特徴とするネイル施術方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載のネイル施術方法において、
    前記ネイルプレートを、ネイルチップを用いて、被施術者自身の爪甲と爪甲に一体化させたネイルチップとによって形成するとき、
    ネイルチップの幅方向の両側縁が、被施術者自身の爪のサイドラインの延長上に延びるように前記ネイルプレートを形成することを特徴とするネイル施術方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載のネイル施術方法において、
    以前に形成したトップコート層とカラー層とを除去するとともに、以前に形成したベース層をネイルプレート上に残し、
    残したベース層およびネイルプレートの上に、前記ベース工程、カラー工程、およびトップ工程を施し、新たなベース層、カラー層、およびトップコート層を形成することを特徴とするネイル施術方法。
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