JP6028929B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエハ等の基板に、フォトレジスト液、リンス液や洗浄液などの処理液を供給して、基板を処理する基板処理装置に関するものである。
従来の基板処理装置として特許文献1には、基板を保持して回転駆動する回転駆動手段と、前記基板に対して処理液を供給する処理液供給手段と、前記基板の周囲を囲って処理液の飛散を防止する飛散防止カップと、前記回転駆動手段と前記処理液供給手段と前記飛散防止カップとを覆い、上方から下方へ向かう気流を連通可能に構成され、前記飛散防止カップ内を排気するカップ内排気口を形成されている外容器とを備え、前記外容器には、前記飛散防止カップの周囲のダウンフローを排気するカップ外排気口が形成されている回転式基板処理装置が開示されている。
特開平9−148231号公報
しかしながら、特許文献1の発明に係る回転式基板処理装置では、チャンバ(外容器)は、回転駆動手段、処理液供給手段、飛散防止カップ及びドレインタンク(薬液回収タンク)とを収容しているため、チャンバがかなり大きい容積を有するものになる。このように、チャンバの容積が大きくなると、チャンバ自体のコストがアップして、しかも、チャンバ内の空調性能(排気能力)も高くする必要がある。さらに、薬液が腐食性の場合、チャンバ内全域に耐食性処理を施す必要があり、さらなるコストアップが懸念される。また、チャンバの内部には上述したような様々な構成部材が収容されているために、メンテナンスも容易ではなく、薬液に触れる可能性もあり、好ましくない。さらに、薬液は有害な場合が多く、チャンバ内の残留蒸気は製品品質に悪影響をもたらす懸念もあり、しかも、従来の基板処理装置では、チャンバ内から排気口へ均一の気流(ダウンフロー)が得られていない、すなわち、チャンバ内における排気口への排気量分布を均一にすることができない、という問題を有していた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、チャンバを小型化して、さらに、チャンバ内から効果的に排液及び排気することのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の基板処理装置は、基板を支持して回転駆動する回転支持体と、該回転支持体上の前記基板に対して処理液を供給する処理液供給ノズルと、前記基板を囲むように配置され、飛散した処理液を回収する回収カップと、前記回転支持体、前記処理液供給ノズル及び前記回収カップを収容するチャンバと、該チャンバの下方の開口を閉塞するように配置され、前記回収カップからの排液及び前記チャンバ内からの排気を収集する、板部材で構成される収集トレーと、を備え、前記収集トレーは、その上面を凹設して形成した、前記回収カップからの排液を収集する排液収集凹部と、その上面を凹設して形成した、前記チャンバ内からの排気を収集する排気収集凹部と、前記排液収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設される排液ポートと、前記排気収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設され、前記排液ポートと同じ方向に指向する排気ポートと、を備えることを特徴としている。
これにより、チャンバを小型化することができ、チャンバ内から効果的に排液及び排気を行うことができる。
なお、本発明の基板処理装置の各種態様およびそれらの作用については、以下の発明の態様の項において詳しく説明する。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。なお、各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付して、必要に応じて他の項を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施の形態等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要件を付加した態様も、また、各項の態様から構成要件を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
(1)基板を支持して回転駆動する回転支持体と、該回転支持体上の前記基板に対して処理液を供給する処理液供給ノズルと、前記基板を囲むように配置され、飛散した処理液を回収する回収カップと、前記回転支持体、前記処理液供給ノズル及び前記回収カップを収容するチャンバと、該チャンバの下方の開口を閉塞するように配置され、前記回収カップからの排液及び前記チャンバ内からの排気を収集する、板部材で構成される収集トレーと、を備え、前記収集トレーは、その上面を凹設して形成した、前記回収カップからの排液を収集する排液収集凹部と、その上面を凹設して形成した、前記チャンバ内からの排気を収集する排気収集凹部と、前記排液収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設される排液ポートと、前記排気収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設され、前記排液ポートと同じ方向に指向する排気ポートと、を備えることを特徴とする基板処理装置(請求項1の発明に相当)。
(1)項の基板処理装置では、チャンバ内に配置する構成部材を、回転支持体、処理液供給ノズル及び回収カップの最小限として、回転支持体を回転させるモータ、処理液供給ノズルを所定の位置に移動させるモータ、回収カップを上下方向に移動させるカップ上下方向移動機構及び排液タンク等をチャンバ外に配置して、且つチャンバの下方の開口を閉塞する収集トレーにより回収カップ内の排液及びチャンバ内の排気を収集するようにしたので、チャンバの容積を最小限にすることができる。
また、(1)項の基板処理装置では、排液収集凹部に連通して、収集トレーの側面から外方に突設される排液ポートと、排気収集凹部に連通して、収集トレーの側面から外方に突設され、排液ポートと同じ方向に指向する排気ポートとを備えているので、装置全体を小型化することができ、専有スペースを小さくすることができる。
)前記排液収集凹部の底部には排液を案内する案内溝が形成されることを特徴とする()項に記載の基板処理装置(請求項の発明に相当)。
)項の基板処理装置では、収集トレーの排液収集凹部内に収集された排液は案内溝に沿ってスムーズに案内されて、排液収集凹部の一箇所に収集される。
)前記案内溝は平面視C字状に延びることを特徴とする()項に記載の基板処理装置。
)項の基板処理装置では、回収カップ内からの排液の収集効率を向上させることができる。
)前記排気収集凹部は2箇所設けられることを特徴とする()項〜()項のいずれかに記載の基板処理装置。
)項の基板処理装置では、チャンバ内における収集トレーの各排気収集凹部への排気量分布を略均一にすることができる。
)前記回収カップと前記収集トレーの排液収集凹部とは複数のカップ用排液ポートにより連通されることを特徴とする()項〜()項のいずれかに記載の基板処理装置。
)項の基板処理装置では、複数のカップ用排液ポートにより回収カップ内の排液がスムーズに収集トレーの排液収集凹部に流れ込むようになる。
)前記収集トレーの上面は、複数の排気用孔を有したカバーにより覆われていることを特徴とする(1)項〜()項のいずれかに記載の基板処理装置(請求項の発明に相当)。
)項の基板処理装置では、チャンバ内の気流は、カバーの各排気用孔を経由して収集トレーの排気収集凹部内に収集されるので、チャンバ内における排気収集凹部への排気量分布を略均一にすることができる。
)前記各排気用孔は、前記収集トレーの排気収集凹部との距離によりその内径の大きさが相違することを特徴とする()項に記載の基板処理装置(請求項の発明に相当)。
)前記各排気用孔の内径の大きさは、前記排気収集用凹部との距離が短くなるにつれて小さく形成されることを特徴とする()項に記載の基板処理装置。
)項及び()項の基板処理装置では、特に、チャンバ内からの排気量が少ない場合、チャンバ内における収集トレーの排気収集凹部への排気量分布を略均一にすることができる。
)前記回収カップの側方に、前記収集トレーの前記排液収集凹部に連通する管状部材が立設され、前記処理液供給ノズルは前記管状部材の上方に移動可能であることを特徴とする()項〜()項のいずれかに記載の基板処理装置(請求項の発明に相当)。
)項の基板処理装置では、処理液供給ノズルから模擬的に噴射された処理液を、管状部材を経由して収集トレーの排液収集凹部内に収集することができる。
本発明によれば、チャンバを小型化して、さらに、チャンバ内から効果的に排液及び排気することのできる基板処理装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の部分的な断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置に採用した収集トレーの斜視図である。 図5の(a)は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置に採用した収集トレーの平面図であり、(b)は、収集トレーの側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置1は、図1〜図3に示すように、基板、例えば半導体ウエハ2に、フォトレジスト液、リンス液や洗浄液などの処理液を供給して、半導体ウエハ2を処理するものである。本基板処理装置1では、チャンバ3内に回転支持体4、処理液供給ノズル5及び回収カップ6を収容して構成される。チャンバ3は、下方を開放する略直方体に形成される。チャンバ3の下方の開口は収集トレー10にて閉塞される。チャンバ3内にはその上部から気流が送り込まれる。なお、チャンバ3の側部には開口(図示略)が設けられ、該開口に半導体ウエハ2の出し入れやメンテナンス時に開閉する開閉自在カバー(図示略)が取り付けられている。
図1〜図3に示すように、回転支持体4の上面には半導体ウエハ2が吸引固定される。回転支持体4の下面には回転駆動手段11が連結されている。該回転駆動手段11は、回転支持体4に連結される回転軸12と、回転軸12に連結されるモータ13と、該回転軸12を上部ベアリング14a及び下部ベアリング14bを介して回転自在に支持するハウジング15とから概略構成されている。なお、回転駆動手段11のモータ13は、チャンバ3外で収集トレー10の下方に配置されている。ハウジング15の上部はハウジング用カバー16で覆われている。ハウジング15は収集トレー10の略中央部に設けた開口部44に挿通されている。ハウジング用カバー16の下部が収集トレー10の支持面45(図4参照)に固定される。
チャンバ3内において、回転支持体4に吸引固定された半導体ウエハ2の外周縁全域に回収カップ6が配置されている。回収カップ6は、カップ上下方向移動機構20により上下方向に移動可能に構成される。なお、カップ上下方向移動機構20は、チャンバ3外で収集トレー10の下方に配置されている。回収カップ6は、円環状に延びるカップ本体21と、カップ本体21の内周部全域から上方に向けて延びる内側回収壁部23と、カップ本体21の外周部全域から上方に向けて延びる外側回収壁部24とから構成される。カップ本体21は、断面矩形状の回収溝部22を有する上方を開放した断面コ字状に形成される。カップ本体21の上部内周面には、内方に向かって環状壁部25が一体的に延びている。内側回収壁部23はカップ本体21の内周壁部全域から内方に向かって斜め上方にく字状に屈曲して延びている。一方、外側回収壁部24もカップ本体21の外周壁部全域から内方に向かって斜め上方にく字状に屈曲して延びている。外側回収壁部24は内側回収壁部23の上方に間に間隔を置いて覆い被さるように配置される。そして、これら内側回収壁部23の上部と外側回収壁部24の上部との間に半導体ウエハ2の外周端部が位置するようになる。カップ本体21の回収溝部22の底部には、周方向に間隔を置いてカップ用排液ポート26が複数接続され、回収溝部22内と各カップ用排液ポート26とが連通するようになる。
本基板処理装置1には処理液供給手段30が複数備えられている。本実施の形態では、本基板処理装置1に処理液供給手段30が2セット備えられている。該処理液供給手段30は、複数の処理液供給ノズル5(本実施形態では2本)と、複数の処理液供給ノズル5が一端部に備えられるアーム31と、該アーム31の他端部を支持する柱状体32と、該柱状体32を回動させるモータ33と、処理液供給ノズル5(柱状体32)を上下方向に移動させるノズル上下方向移動機構34とから概略構成される。各処理液供給ノズル5はその先端が下方を向くようにアーム31の一端部に連結されている。柱状体32は支持部材35を介して収集トレー10に回動自在に、また上下方向に移動自在に支持される。各処理液供給手段30のうち、各処理液供給ノズル5、アーム31及び柱状体32はチャンバ3内に配置されている。一方、モータ33及びノズル上下方向移動機構34は、チャンバ3外で収集トレー10の下方に配置されている。本基板処理装置1に備えた各処理液供給手段30の各柱状体32は、収集トレー10の4隅のうち互いに隣接する第1角部36及び第2角部37にそれぞれ配置されている。
収集トレー10は、チャンバ3の下方の開口を塞ぐように略矩形状の所定厚の板部材で構成される。また、収集トレー10は複数の支柱40により支持本体41により支持される。図4及び図5も参照して、収集トレー10の上面には、排液収集凹部42と各排気収集凹部43、43とが形成されている。収集トレー10の略中央部には、回転駆動手段11のハウジング15が挿通される開口部44が形成される。開口部44の周りに、回転駆動手段11を支持する支持面45が十字状に形成される。排液収集凹部42は、支持面45の周りで図5における斜線で示す範囲に形成される。排液収集凹部42の底部には排液を案内する案内溝46が形成される。案内溝46は平面視略C字状に延びている。排気収集凹部43、43は、第1角部36と第2角部37との間に間隔をおいて2箇所(図5において斜線で示す範囲)形成されている。なお、排液収集凹部42は、その一部が各排気収集凹部43と43との間に入り込むように形成されており、この部分に排液収集凹部42の案内溝46内の排液が流れ込むようになっている。各排気収集凹部43、43と排液収集凹部42とは各仕切壁47、47により区画されている。収集トレー10の一側面には、第1角部36側に排気用第1孔49と、第2角部37側に排気用第2孔50と、排気用第1孔49と排気用第2孔50との間に排液用孔51とが形成されている。排気用第1孔49及び排気用第2孔50がそれぞれ各排気収集凹部43、43に連通している。排液用孔51が排液収集凹部42に連通している。排気用第1孔49及び排気用第2孔50に排気ポート52、52(図2参照)がそれぞれ接続されている。排液用孔51に排液ポート53(図2参照)が接続されている。その結果、各排気ポート52、52の出口の向きと排液ポート53の出口の向きとが同じ方向を向くようになる。各排気ポート52、52はチャンバ3外に設置される吸引ポンプ(図示略)に連通される。また、排液ポート53はチャンバ3外に設置される排液タンク(図示略)に連通される。
図1〜図3に示すように、収集トレー10の上面で第1角部36及び第2角部37を除く範囲がカバー55により閉塞されている。カバー55には、回転駆動手段11が挿通される開口部56と、複数の排気用孔57と、各カップ用排液ポート26が挿通される複数の挿通孔58とが形成されている。開口部56は略中央に形成される。開口部56の周りの全域に互いに間隔を置いて複数の排気用孔57が形成される。各排気用孔57は、収集トレー10の各排気収集凹部43、43との距離によりその内径の大きさが相違している。好ましくは、各排気用孔57の大きさは、収集トレー10の各排気収集凹部43との距離が短くなるにつれて小さく形成される。各挿通孔58は、回収カップ6から垂設された複数のカップ用排液ポート26と対応する位置に形成される。各挿通孔58の下方には収集トレー10の排液収集凹部42が位置している。その結果、回収カップ6の回収溝部22内に回収された排液は各カップ用排液ポート26を経由して収集トレー10の排液収集凹部42に導かれるようになる。
図1及び図2に示すように、チャンバ3内において、回収カップ6の側方の位置に複数の管状部材60が立設されている(本実施の形態では4本)。詳細には、各管状部材60は、各処理液供給手段30の各アーム31が収集トレー10の一辺と平行になるようにそれぞれ回動した際各処理液供給ノズル5に対向する位置にそれぞれ立設されている。各管状部材60は、カバー55を挿通して、その下端開口が収集トレー10の排液収集凹部42に臨むようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1の作用を説明する。
まず、チャンバ3内の回転支持体4の上面に半導体ウエハ2が搬送されて、半導体ウエハ2は回転支持体4の上面に吸引固定される。回収カップ6がカップ上下方向移動機構20を作動させることにより所定高さに配置される。各処理液供給手段30のうちいずれか一方の処理液供給手段30の柱状体32を回動させることによりアーム31を回動させて、各処理液供給ノズル5の先端が半導体ウエハ2表面の中心部の上方に位置するようにして、且つ各処理液供給ノズル5はノズル上下方向移動機構34を作動させることにより所定高さに配置される。
ところで、処理液供給手段30の各処理液供給ノズル5から処理液を模擬的に噴射する際には、処理液供給手段30の柱状体32を回動させることによりアーム31を回動させて、各処理液供給ノズル5の先端が各管状部材60の上方に位置するようにする。続いて、処理液供給手段30の各処理液供給ノズル5の先端から処理液を模擬的に噴射させる。すると、その処理液は、各管状部材60を経て収集トレー10の排液収集凹部42に導かれ、最終的に排液収集凹部42に設けた案内溝46に沿って排液ポート53に至り、該排液ポート53から排液タンクに排出される。
次に、回転駆動手段11を駆動させることにより、回転軸12が回転すると共に回転支持体4が回転して、その結果、半導体ウエハ2が回転する。続いて、処理液供給手段30の各処理液供給ノズル5から半導体ウエハ2の中心部に向かって処理液が噴射される。これと同時に、チャンバ3の上部から、温度、湿度及び風量が調節された気流がチャンバ3内に送り込まれる。
次に、半導体ウエハ2を処理した後の排液は、回収カップ6の外側回収壁部24と内側回収壁部23との間からカップ本体21の回収溝部22内に回収される。続いて、カップ本体21の回収溝部22内に回収された排液は各カップ用排液ポート26を経て収集トレー10の排液収集凹部42に導かれる。そして、排液は、最終的に収集トレー10の排液収集凹部42に設けた案内溝46に沿って排液ポート53に至り、該排液ポート53から排液タンクに排出される。一方、処理中は吸引ポンプが駆動された状態となる。その結果、チャンバ3内の気流はダウンフローして、カバー55の各排気用孔57から収集トレー10の各排気収集凹部43、43に導かれて、各排気ポート52、52からチャンバ3外に排気される。この時、チャンバ3内における収集トレー10の各排気収集凹部43、43への排気量分布が略均一になる。また、収集トレー10の排液収集凹部42と各排気収集凹部43、43とは各仕切壁47、47にて区画されているので、チャンバ3内からの排気と回収カップ6内からの排液とが混合されることはない。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1では、チャンバ3内に、半導体ウエハ2を支持して回転駆動する回転支持体4、該回転支持体4上の半導体ウエハ2に対して処理液を供給する処理液供給ノズル5及び半導体ウエハ2を囲むように配置される回収カップ6の必要最小限を収容するようにして、回収カップ6からの排液及びチャンバ3内からの排気を収集する収集トレー10をチャンバ3の下方の開口を閉塞するように配置したので、チャンバ3の容積を最小限にできると共に効果的にチャンバ3内の排液及び排気を行うことができる。具体的には、チャンバ3内へ収容する構成部材を、回転支持体4、処理液供給ノズル5及び回収カップ6の必要最小限として、一方、回転支持体4を回転させるモータ13、各処理液供給ノズル5をアーム31を介して回動させるモータ33、ノズル上下方向移動機構34、カップ上下方向移動機構20及び排液タンク等をチャンバ3外に配置するようにしたので、チャンバ3の容積を最小限にすることが可能になり、コスト削減を達成することができる。
また、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1では、収集トレー10の排液収集凹部42と各排気収集凹部43、43とが各仕切壁47、47により区画されているので、チャンバ3内からの排気と回収カップ6内からの排液とが混ざることはない。
さらに、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1では、収集トレー10の上面を塞ぐカバー55に設けた複数の排気用孔57は、収集トレー10の各排気収集凹部43、43との距離によりその内径の大きさが相違しており、具体的には、各排気用孔57の内径の大きさは、収集トレー10の各排気収集凹部43、43との距離が短くなるにつれて小さく形成される。この結果、特に、チャンバ3内からの排気量が少ない場合、チャンバ3内における収集トレー10の各排気収集凹部43、43への排気量分布を略均一にすることができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1では、チャンバ3内において、回収カップ6の側方に収集トレー10の排液収集凹部42に連通する各管状部材60が立設されており、処理液を各処理液供給ノズル5から模擬的に噴射させる際(処理液を捨て打ちする際)には、各処理液供給ノズル5を各管状部材60の上方に移動させた後、処理液を模擬的に噴射させれば、その処理液は、各管状部材60を経て収集トレー10の排液収集凹部42の案内溝46に沿って排液ポート53から排液タンクに排出される。これにより、必要最小限の構成部材にて、処理液の捨て打ち工程を実施可能になり、本基板処理装置1のコストをさらに削減することができる。
1 基板処理装置,2 半導体ウエハ(基板),3 チャンバ,4 回転支持体,5 処理液供給ノズル,6 回収カップ,10 収集トレー,11 回転駆動手段,30 処理液供給手段,42 排液収集凹部,43 排気収集凹部,46 案内溝,47 仕切壁,55 カバー,57 排気用孔,60 管状部材

Claims (5)

  1. 基板を支持して回転駆動する回転支持体と、
    該回転支持体上の前記基板に対して処理液を供給する処理液供給ノズルと、
    前記基板を囲むように配置され、飛散した処理液を回収する回収カップと、
    前記回転支持体、前記処理液供給ノズル及び前記回収カップを収容するチャンバと、
    該チャンバの下方の開口を閉塞するように配置され、前記回収カップからの排液及び前記チャンバ内からの排気を収集する、板部材で構成される収集トレーと、を備え
    前記収集トレーは、
    その上面を凹設して形成した、前記回収カップからの排液を収集する排液収集凹部と、
    その上面を凹設して形成した、前記チャンバ内からの排気を収集する排気収集凹部と、
    前記排液収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設される排液ポートと、
    前記排気収集凹部に連通して、前記収集トレーの側面から外方に突設され、前記排液ポートと同じ方向に指向する排気ポートと、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記排液収集凹部の底部には排液を案内する案内溝が形成されることを特徴とする請求項に記載の基板処理装置。
  3. 前記収集トレーの上面は、複数の排気用孔を有したカバーにより覆われていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記各排気用孔は、前記収集トレーの排気収集凹部との距離によりその内径の大きさが相違することを特徴とする請求項に記載の基板処理装置。
  5. 前記回収カップの側方に、前記収集トレーの前記排液収集凹部に連通する管状部材が立設され、
    前記処理液供給ノズルは前記管状部材の上方に移動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
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