JP6026808B2 - 積層型ヒートシンクのコア - Google Patents

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本発明は、多数のスリットを有する金属プレートを積層し、そのスリットに冷却水を流通させた積層型ヒートシンクのコアに関する。
本出願人は、既に特許文献1に記載のプレート型ヒートシンクを提案している。
これは、金属板に多数のスリットをプレス打ち抜きして平坦なプレートとし、その各プレートの積層体によりコアを形成し、そのコアの積層方向の両端に端プレートを配置する。各プレートの外周には枠部を有し、各スリット間に多数の細長いリブが一体に形成され、その各スリットの両端部にマニホールドが配置されている。そして各スリットに冷却水を流通させ、端プレートの外面に電子部品からなる発熱体を配置し、その入熱を冷却水により取り去るものである。
特開2012−018966号公報
このようなプレート型ヒートシンクシンクは、コンパクトで高性能のものが求められている。
本発明者は、特に各プレートの積層体よりなるコアの厚みが比較的薄く且つ、スリットの幅が0.5mm〜1.5mmのヒートシンクの高性能化のため各種実験を繰り返し、スリットの幅に対する縦リブの幅の比率に着目した。そして、その比率によって熱伝達率が変化し、その変化曲線にピーク値があることを見出した。
本発明は、その知見に基づきコンパクトで熱交換性の良いヒートシンクを提供するものである。
請求項1に記載の本発明は、それぞれ幅0.5mm〜1.5mm多数の互いに平行なスリット(1)が形成されて、それらの間に多数の互いに平行な細長い縦リブ(2)と、隣接する各縦リブ(2)間を連結する横リブ(3)とが形成された複数の平坦なプレート(4)を有し、
前記縦リブ(2)が互いに整合、横リブ(3)の位置が互いに冷媒の流通方向に位置ずれして、各プレート(4)が積層されておりその各プレート(4)間がろう付けにより接合されており
その各スリット(1)に、縦リブ(2)方向へ冷媒を流通させる積層型ヒートシンクのコアにおいて、
そのスリット(1)の幅Sに対する縦リブ(2)の幅W、W/S0.4以上〜1.0未満である積層型ヒートシンクのコアである。
本発明は、積層型ヒートシンクのコアにおいて、
そのスリット(1)の幅Sに対する縦リブ(2)の幅Wを、W/S0.4以上〜1.0未満としたので、熱交換性能の高いヒートシンクを提供できる。
本発明の積層型ヒートシンクの分解斜視図である。 図1におけるII−II矢視断面図。 同ヒートシンクのコアにおける冷媒10の流れを示す説明図であって、図1のIII部拡大図である。 本発明の第2実施例の積層型ヒートシンクの分解斜視図。 流量5L/min コア高さ4mmの場合で、スリット幅に対する縦リブの幅の比を横軸とし、等価熱伝達率を縦軸としたときの各スリット幅(流路隙間)の性能曲線を示しである。 同コア高さ6mmの性能曲線である。 同コア高さ8mmの性能曲線である。 同コア高さ10mmの性能曲線である。 同性能曲線であって、流量10L/min コア高さ4mmの場合である。 同コア高さ6mmの性能曲線である。 同コア高さ8mmの性能曲線である。 同コア高さ10mmの性能曲線である。 同性能曲線であって、流量15L/min コア高さ4mmの場合である。 同コア高さ6mmの性能曲線である。 同コア高さ8mmの性能曲線である。 同コア高さ10mmの性能曲線である。
次に、本発明の実施の形態につき説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施例の積層型ヒートシンクである。
このヒートシンクは、複数の平坦なプレート4の積層体によりコアを構成し、その上下両端に一対の天板5a,下端板5bを配置し、各プレート間を一体にろう付け固定したものである。
夫々のプレート4は、幅が0.5mm〜1.5mmの多数の互いに平行な同一幅のスリット1が定間隔に打ち抜かれ、それらスリット1間に多数の互いに平行な細長い縦リブ2が形成されている。そして隣接する各縦リブ2間は、横リブ3により連結されたものである。その横リブ3のピッチは、縦リブ1のピッチより著しく大である。そして各プレート4には、その外周に枠部11が設けられ、その枠部11内で、縦リブ2の長手方向両端位置に、一対のマニホールド12が形成されたものである。
各プレート4の縦リブ2は、互いに整合すると共に、隣接するプレート4における横リブ3は互いに縦リブ2の長手方向に位置ずれして配置されている。天板5a,下端板5bは、各プレート4の外周に整合する外周を有し、天板5aには一対の入口6,出口7が設けられ、それが各プレート4のマニホールド12に連通する。そして入口6,出口7に一対のパイプ9が配置され、それらが組み立てられた状態で部品間が一体的にろう付け固定されてなる。そして天板5a及び/または下端板5bの表面に発熱体8が取付けられ、一方のパイプ9から冷媒10が入口6を介してマニホールド12に導かれる。
その冷媒10は、図2及び図3に示す如く、マニホールド12から各プレート4のスリット1内に導かれ、横リブ3を積層方向の上下に、図3に示す如く、迂回して一方のマニホールド12から他方のマニホールド12に流通する。冷媒10の一例としては、冷却水を用いることができる。それに代えて気液二相状態の冷媒を用いることもできる。
そして、天板5aの外表面に取付けられた発熱体8からの発熱は、天板5a,各プレート4を介して冷媒10に伝熱され、その結果、発熱体8を冷却する。
〔本発明の要点〕
このような積層型ヒートシンクのコアにおいて、本発明は、図3に示すスリット1の幅Sに対する縦リブ2の幅Wが0.4以上〜1.0未満となることを特徴とする。
これは、W/Sを変化させたときの等価熱伝達率を測定した結果、その測定曲線にピーク値が存在することが分かり、そのピーク値の近傍の値はW/S=が0.4〜1.0であることが分かったものである。
以下、図5〜図16において実験結果を説明する。
先ず、図5はスリット1の幅S(流路間隔)を0.5mm〜1.5mmの間で、その幅Sを0.1mmづつ増加したプレート4を各種製作し、そのスリット1の幅Sと縦リブ2の幅Wとの比を変化させたとき、夫々の等価熱伝達率比を測定したものである。このとき冷媒は温度65℃の不凍液〔LLC(濃度50%)〕を用い、その不凍液の流量を5L/minとする。そのコアの高さ、即ち、プレート4の積層高さは4mmである。
ここに、縦軸の等価熱伝達率比とは、図6に示す5L/min、コア高さ6mm、スリット幅1.2mm、縦リブ幅とスリット幅の比が1.0のときの等価熱伝達率を100(%)として、それに対する相対比率を示したものである。
等価熱伝達率hとは、発熱体の入力熱量をQとし、その発熱体が取り付けられる天板の面積をA(m)として、その天板の冷却水側の界面における表面温度と、水温との差をΔT(K)とする。すると、Q=h・A・ΔTの式が表される。
その式を変形してh=Q/(A・ΔT)としたhを等価熱伝達率いう。
また、冷媒の流量とは、コア幅(マニホールドの長さ)200mmあたりの流量をいう。
図5の実験の結果、次のことが明らかとなった。
スリット1の間隔、即ち、流路間隔が0.5mm〜1.5mmの範囲において、等過熱伝達率比に何れもピーク値がある。そしてそのピーク値近傍の値は、W/Sが0.4〜1.0であることが分かる。この範囲は、各等価熱伝達率比の最大値の90%以上を含む。
また、さらに詳細に検討すると、スリット幅Sが0.5mmから次第に広くなるにつれて、そのピーク値はW/Sの値が小さくなる傾向にある。
次に、同一の条件でコア高さ6mmとした場合の実験結果は、図6の通りである。
さらに図7は、同一条件でコア高さ8mmとし、図8はコア高さ10mmとしたものである。
図5〜図8を比較すると、コア高さが高くなる程、等価熱伝達率比のピーク部分の山がなだらかになっている。それと共に、コア高さが高い程、各曲線のピーク位置のW/Sの値が一致する。何れの場合にも、W/Sは0.4〜1.0の範囲が最も等価熱伝達率比が高く、熱交換性能の良いことが分かる。
次に、図9〜図12は冷媒の流量を10L/minとし、コア高さを4mm〜10mmとした場合の実験結果である。
図5の実験と図9の実験は、共にコア高さ4mmで冷媒の流量のみ異なる。
当然のことながら、流量10L/minの方が、5L/minの場合より、等価熱伝達率比が夫々高い。このことは、コア高さが、6mm〜10mmにおいても同様である。
そして流量10L/minにおいても、W/Sは0.4〜1.0の範囲で最も等価熱伝達率比が高く、熱交換性能の良いことが分かる。
次に、図13〜図16は冷媒の流量を15L/minとし、他は前記実験と同一とした場合の実験結果である。すると、等価熱伝達率比はさらに上昇する。このように冷媒の流量を15L/minにした場合においても、W/Sが0.4〜1.0の範囲で最も等価熱伝達率比が高く、熱交換性能の良いことが分かる。
図1のヒートシンクは、各プレート4に枠部11及びマニホールド12を有するものである。本発明は、この実施例のヒートシンクに限定されるものでは勿論なく、図4に示す如く、プレート4に枠部を設けること無く、それに変えて天板5a,下端板5bを皿状に形成し、プレート4の積層体であるコアを一対の天板5aと下端板5bとの内部に収納し、各部品間を互いにろう付け固定したヒートシンクであっても良い。
1 スリット
2 縦リブ
3 横リブ
4 プレート
5a 天板
5b 下端板
6 入口
7 出口
8 発熱体
9 パイプ
10 冷媒
11 枠部
12 マニホールド

Claims (1)

  1. それぞれ幅0.5mm〜1.5mmの多数の互いに平行なスリット(1)が形成されて、それらの間に多数の互いに平行な細長い縦リブ(2)と、隣接する各縦リブ(2)間を連結する横リブ(3)とが形成された複数の平坦なプレート(4)を有し
    前記縦リブ(2)が互いに整合、横リブ(3)の位置が互いに冷媒の流通方向に位置ずれして、各プレート(4)が積層されておりその各プレート(4)間がろう付けにより接合されており
    その各スリット(1)に、縦リブ(2)方向へ冷媒を流通させる積層型ヒートシンクのコアにおいて、
    そのスリット(1)の幅Sに対する縦リブ(2)の幅W、W/S0.4以上〜1.0未満である積層型ヒートシンクのコア。
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