JP6024820B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関し、特にパケットネットワークに適用される通信装置に関する。
近年、ネットワークを転送されるデータ量の増加に伴い、通信事業者にとって、高速データ通信網を安価に実現する必要性が増加している。そのため、時分割多重(TDM(Time Division Multiplex))方式を用いた高コストなネットワークからインターネットプロトコル方式(以下、「IP方式」と記載する。)を用いた低コストかつ高効率なネットワークへの移行が進められつつある。例えば、PWE(Pseudo Wire Emulation)パケットを用いて、TDMデータの転送を行う技術がある。
TDMデータをPWE化する際には、TDMデータが、固定のタイミングでPWE化されてパケット網を通過するために、中継されるパケットネットワーク上で、他の固定周期あるいはレートの他のトラフィックとのパケットのぶつかり合いが発生する。すると、PDV(Packet Delay Variation)が発生しやすくなるため、ACR(Adaptive Clock Recovery)により再生されるクロックに、PDVによる揺らぎ成分が重畳されてしまい、クロックの精度が低くなる恐れがあった。
このような課題を解決する手段として、特許文献1には、パケットフィルタを通過したタイムスタンプ情報に基づいてクロック再生を行う技術が開示されている。
さらに特許文献2には、タイムスタンプ情報の差を使用して、ジッタバッファからの読み出し時間を可変にすることで、装置内でのジッタ遅延を小さくする技術が開示されている。
国際公開第2009/035091号 特開2010−035003号公報
特許文献1に開示されている技術では、PVDの影響を除去するフィルタ等が必要で回路規模が大きくなってしまうという課題があった。
特許文献2に開示されている技術では、ジッタバッファを制御しているが、ジッタそのものの影響を少なくしていないという課題があった。
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、TDMデータを受信しPWEパケットを送信する機能と、PWEパケットを受信しTDMデータを送信する機能を備える通信装置であって、次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを基準となる値から変化させて生成するランダムタイミング生成手段と、送信タイミングを含むヘッダと受信したTDMデータとを有するPWEパケットを生成しパケットネットワークに送信するPWEパケット生成送信手段と、パケットネットワークからPWEパケットを受信し送信タイミングの情報を抽出するPWEパケット受信手段と、PWEパケットを保持するPWEパケット保持手段と、PWEパケット保持手段に保持されたPWEパケットからTDMデータを抽出し、送信タイミングの情報から生成したクロックを用いて、所定の周期でTDMデータをTDMネットワークへ出力するTDMデータ抽出出力手段とを備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明は、TDMデータを受信しPWEパケットを送信する機能を備える通信装置であって、次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを基準となる値から変化させて生成するランダムタイミング生成手段と、送信タイミングを含むヘッダと受信したTDMデータとを有するPWEパケットを生成しパケットネットワークに送信するPWEパケット生成送信手段とを備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明は、PWEパケットを受信しTDMデータを送信する機能を備える通信装置であって、パケットネットワークからPWEパケットを受信し送信タイミングの情報を抽出するPWEパケット受信手段と、PWEパケットを保持するPWEパケット保持手段と、PWEパケット保持手段に保持されたPWEパケットからTDMデータを抽出し、送信タイミングの情報から生成したクロックを用いて、所定の周期でTDMデータをTDMネットワークへ出力するTDMデータ抽出出力手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の効果は、少ない回路規模でPVDの影響を少なくし、送受信ノード間で、正確にクロック同期をとることが可能な通信装置を提供することである。
本発明の第1の実施の形態における通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における通信装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における通信装置のPWEパケットフォーマット例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
〔第1の実施形態〕本実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態は、図1にあるようにTDMデータをPWEパケットに変換する機能とPWEパケットをTDMデータに変換する機能を有する装置で構成される。図1には、送信部1と受信部2があり、送信部1がTDMデータからPWEパケットに変換、受信部2がPWEパケットからTDMデータに変換する。基本的には、同一装置において、これらの機能を同時に具備している。
送信部1は、PWEパケット生成送信部3と、ランダムタイミング生成部5を備えている。
ランダムタイミング生成部5は、1つのPWEパケットに格納するTDMフレーム数情報を元に、次に送信するPWEパケットの送信タイミングを、所定の範囲内で生成する。PWEパケット生成送信部3は、PWEパケットヘッダと、TDMデータを使用してPWEパケットの生成を行い、ランダムタイミング生成部5が決定する送信タイミングにより、PWEパケットをパケットネットワーク20に送信する。
また、図1において、受信部2は、PWEパケット受信部6と、PWEパケット保持部7と、TDMデータ抽出出力部8とを備えている。
PWEパケット受信部6は、パケットネットワーク20からのPWEパケットを受信し、PWEパケットヘッダと、PWEパケットのデータとを分離する。
PWEパケット保持部7は、PWEパケット受信部6から書き込まれたPWEパケットのデータを一定期間保持する。また、TDMデータ抽出出力部8から要求があった場合、PWEパケットのデータをTDMデータ抽出出力部8へ送出する。
本実施形態によれば、TDMネットワーク40から受信したTDMデータは、送信部1でPWEパケットに変換され、ランダムタイミング生成部5が決定する送信タイミングにより、パケットネットワーク20へ送出される。そして、そのパケットネットワーク20から受信したPWEパケットは、受信部2で、元のTDMデータと同期をとったTDMデータとして生成され、TDMネットワーク50へ送出される。
図2および図3を用いて、本実施形態の通信装置の構成を説明する。
図2は、本実施形態の通信装置の詳細な構成例を示すブロック図である。
図3は、PWE over Ethernet(登録商標)の場合のPWEパケットフォーマットの1例である。PWEヘッダにタイムスタンプフィールドがあり、ランダム送信タイミング情報とタイムスタンプ値が格納される。
図2に示される本実施形態の通信装置は、図2のようにTDMデータをPWEパケットに変換する機能とPWEパケットをTDMデータに変換する機能を有している。
図2の10及び30は、TDM−PWE変換装置であり、本実施形態においては10がTDMデータからPWEパケットに変換、30がPWEパケットからTDMデータに変換する装置として記載されている。基本的には、同一装置において、これらの装置が共に配置される。
図2の20は、一般的なパケットネットワークであり、レイヤ2スイッチ等で構成される。
TDMネットワーク40、50は、一般的なデジタル専用回線の規格で周波数1.544MHzのT1や周波数2.048MHzのE1が伝送されるネットワークである。
図2において、TDM−PWE変換装置10は、TDMネットワーク40から受信したTDMデータをPWEパケットに変換する。通常PWEパケットは、TDMデータをパケット化して送信するため、送信周期が一定であり、その間隔も1つのPWEパケットにカプセル化するTDMデータのフレーム数によって決定される。1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数は、PWE方式の勧告(SAToP(Structure−Agnostic TDM over Packet):RFC4553)で、8相当が必要とされているので、基準となるPWEパケットの周期は125μs*8=1msとなる。
TDM−PWE変換装置10は、TDMデータ終端部101と、TDMデータバッファ部102とを備えている。
さらに、TDM−PWE変換装置10は、PWE情報格納部103と、ランダムタイミング生成部104と、図1のPWEパケット生成送信部3に対応するPWEヘッダ生成部105とタイムスタンプ生成部106とPWEパケット組立送信部107を備えている。
TDMデータ終端部101は、TDMデータを終端し、タイムスロットのデータをTDMデータバッファ部102へ書き込む。TDMデータバッファ部102は、TDMデータ終端部101によって終端、抽出されたTDMのタイムスロットのデータをバッファし、PWEパケット組立送信部107へ送出する。
PWE情報格納部103には、予めPWEパケットを生成するために必要となる情報として、PWEパケットヘッダ、1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数が格納されている。
ランダムタイミング生成部104は、PWE情報格納部103に格納されている1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数を元に、次に送信するPWEパケットの送信タイミングを所定の範囲内で決定する。
送信タイミングは、1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数より求めた時間を基準として、次に送信するPWEパケットを、その基準とした時間から所定の時間だけ前後させた時刻として求められる。所定の時間は、パケット受信側で受信エラーとならないよう、1個のTDMデータフレーム周期を超えないように、ランダムに設定してもよいし規則的に設定してもよい。そして送信タイミングは、送信するPWEパケット毎に定められる。
例えば、TDMデータフレーム数が8の場合、基準となるPWEパケットの時間は、125μs*8=1msとなる。この時、送信タイミングが生成される範囲を、1個のTDMデータフレーム周期(125μs)を超えないように、基準となる時間の+/−5%と規定する。ランダムタイミング生成部104は、1msに対して、例えば+/−5%の範囲で、次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを決定し、タイムスタンプ生成部106へ送出する。
PWEヘッダ生成部105は、PWE情報格納部103に設定されているPWEパケット生成用の情報から、PWEパケットヘッダを生成し、生成したPWEパケットヘッダをPWEパケット組立送信部107に出力する。
タイムスタンプ生成部106は、ランダムタイミング生成部104で決定されたPWEパケットの送信タイミングをタイムスタンプフィールドに格納し、PWEパケット組立送信部107に出力する。
PWEパケット組立送信部107は、PWEヘッダ生成部105及びタイムスタンプ生成部106により生成されたPWEパケットヘッダと、TDMデータバッファ部102から読み出したTDMデータを使用してPWEパケットの生成を行う。PWEパケット組立送信部107は、PWEパケットをタイムスタンプ生成部106からの送信指示により、基準となる周期は保ちつつ、送信タイミングをパケット毎に所定の範囲内(例えば、1msに対して+/−5%の範囲)で時間的に変化させて、PWEパケットをパケットネットワーク20へ送出する。
また、図2において、TDM−PWE変換装置30は、図1のPWEパケット受信部6としてのPWEパケット受信分解部304と受信周期抽出部301を備えている。さらに、図1のPWEパケット保持部7に対応するジッタバッファ305と、TDMデータ抽出出力部306と、PWEパケット到着監視部302と、補正部303とを備えている。
受信周期抽出部301は、PWEパケット受信分解部304で受信したPWEパケットのPWEヘッダに付加されているタイムスタンプフィールドから、送信タイミングの情報を抽出してPWEパケット到着監視部302に出力する。
PWEパケット到着監視部302は、受信周期抽出部301から出力された、送信タイミングの情報を、次に到着するPWEパケットの到着タイミングの情報として、一時的にメモリ(図示せず)に蓄えながらPWEパケットの到着時間を推測し、PWEパケット受信分解部304からのPWEパケットの到着タイミングを監視する。
補正部303は、PLL(Phase―Locked Loop)を備え、PWEパケット到着監視部302からのクロック補正情報を元にクロック再生を行う。
PWEパケット受信分解部304は、パケットネットワーク20からのPWEパケットを受信し、PWEパケットヘッダを分離して、PWEパケットヘッダに含まれるタイムスタンプフィ−ルドを受信周期抽出部301に出力する。また、PWEパケット受信分解部304は、PWEパケットを受信した時に得られる、PWEパケットの到着タイミングの情報をPWEパケット到着監視部302に通知する。この、PWEパケットの到着タイミングの情報は、補正部303へ出力され、PLLに入力されるクロックとなる。
さらに、PWEパケット受信分解部304は、PWEパケット(TDMデータ)を、ジッタバッファ305に書き込む。
ジッタバッファ305は、TDMネットワーク40から受信したTDMデータと同一タイミングで送信されるべきTDMデータに対して、PWEパケットがパケットネットワーク20を通過する際に受けたパケットの遅延時間を吸収し、TDMデータ抽出出力部306へ出力する。TDMデータ抽出出力部306は、ジッタバッファ305から、TDMネットワーク40より受信したTDMデータと同一周期で、PWEパケットを読み出し、PWEパケットに含まれるTDMデータを抽出し、TDMネットワーク50に出力する。
図2、図3を用いて本実施形態の通信装置の詳細な動作の説明をする。
TDM−PWE変換装置30は、受信したPWEパケットからTDMデータとTDMクロックの再生を行い、TDMネットワーク50に対してTDMデータを出力する。
TDM−PWE変換装置30では、受信したPWEパケットのヘッダ部分に含まれるタイムスタンプフィールドの送信タイミング情報から、次に到着するPWEパケットの到着タイミングの情報を抽出し、PWEパケットの到着を監視する。そして、PWEパケットの到着時刻が、先に記したタイミング情報を基準とした所定の時間内で到着するか否かを判定しながら監視する。次のPWEパケットが到着したときに、到着タイミングが所定の時間内であった場合には、PLLに対して補正を行い、TDMネットワーク40内で使用されている同期クロックをTDMネットワーク50に対して出力する。
この場合パケットネットワーク20上に他トラフィックが疎通していると、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization)G.8261にあるようにPWEパケットの疎通が他トラフィックによって阻害されてしまい、パケットの到着する周期が時間的に変動する場合がある。
本実施形態は、この時間的な変動を少なくするように動作する。
すなわち、TDMネットワーク40より受信したTDMデータは、TDMデータ終端部101を経由してTDMデータバッファ部102に格納される。PWE情報格納部103には、予めPWEパケットを生成するために必要となる情報としてPWEパケットヘッダ、1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数が格納されている。
PWEヘッダ生成部105は、PWE情報格納部103からPWEパケットヘッダの情報を抽出して、PWEパケットヘッダ生成を実行した後、PWEパケット組立送信部107にPWEパケットヘッダを出力する。
ランダムタイミング生成部104は、PWE情報格納部103から1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数を取得し、PWEパケットが送信される送信タイミングの算出を行う。1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数が8の場合、基準となるPWEパケットの周期は125μs*8=1msとなる。
この時、送信タイミングが生成される範囲を、基準となる周期の+/−5%と規定すると、ランダムタイミング生成部104は、1個のTDMデータフレーム周期(125μs)を超えないように、1msに対して、例えば+/−5%の範囲で、次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを1msから所定の時間だけ移動するように決定する。
すなわち、基準となる周期は、1msであるが、例えば、次に送信するのは、1.05ms、その次は、0.98ms、その次は、0.95msというように、1msから、+/−5%の範囲で、送信タイミングを基準となる周期から時間的に変化させて送信する。
ランダムタイミング生成部104は、次のPWEパケットの送信タイミングを決定すると、その情報をタイムスタンプ生成部106に出力する。
タイムスタンプ生成部106は、図3の様にPWEパケットヘッダに含まれるタイムスタンプフィールドに、送信タイミングを送信タイミング情報として格納して、PWEパケット組立送信部107に出力する。
PWEパケット組立送信部107は、PWE情報格納部103からの1つのPWEパケットに格納するTDMデータフレーム数情報、PWEヘッダ生成部105からのPWEパケットヘッダ、タイムスタンプ生成部106からのタイムスタンプフィールドを元にPWEパケットを生成する。そして、タイムスタンプ生成部106から出力されたタイムスタンプフィールドに格納されている送信タイミングに従って、送信タイミングを基準となる周期から時間的に変化させて、PWEパケットをパケットネットワーク20に送信する。
TDM−PWE変換装置30は、TDM−PWE変換装置10とパケットネットワーク20を経由して対向する装置であり、PWEデータをTDMデータに変換しTDMネットワーク50に出力する機能を有する。このとき、TDMネットワーク50に対してTDMネットワーク40に同期したクロックを供給するため、以下の処理を行う。
PWEパケット受信分解部304は、パケットネットワーク20経由でPWEパケットを受信すると、PWEパケットヘッダに含まれるタイムスタンプフィールドを抽出し、受信周期抽出部301に出力する。
また、PWEパケット受信分解部304は、PWEパケットを受信した時に得られる、PWEパケットの到着したタイミングの情報をPWEパケット到着監視部302に通知する。さらに、ジッタバッファ305へのPWEパケットの格納を行う。
受信周期抽出部301では、PWEパケット受信分解部304より出力されたタイムスタンプフィールドの送信タイミング情報の部分から、次のPWEパケットが到着するタイミングを到着タイミングとして情報を抽出し、PWEパケット到着監視部302に到着タイミングの通知を行う。
PWEパケット到着監視部302では、受信周期抽出部301から受信した次のPWEパケットの到着タイミング情報を元にPWEパケットの到着監視を行う。例えば、受信周期抽出部301から+5%という情報を受信すると、1ms周期に対して5%(50μs)遅延したタイミングで次PWEパケットが到着すると想定する。そして、タイミング情報が抽出されたPWEパケットの到着タイミングから、1.05msを中心として次PWEパケットの到着監視を開始する。
PWEパケットヘッダに格納されている送信タイミング情報は、PWEパケット単位に異なっている。そのため、PWEパケット到着監視部302は、PWEパケットの到着の度に次PWEパケットの到着タイミングを設定し直し、次のPWEパケットの到着監視を行う。送信タイミング情報に従って開始した監視期間内に、次PWEパケットが到着すると、到着タイミングの中心時間(前述の例の1.05ms)に対して、どの程度遅延時間が発生して到着したかを計測し、遅延時間の部分を偏差情報として補正部303に出力する。
補正部303は、PWEパケット到着監視部302から受信した偏差情報を元に、自身の内部に具備するPLLでPWEパケットの到着タイミングを補正し、TDMデータ抽出出力部306に出力するためのクロック再生を行う。PLLは、分周器を備え、周波数シンセサイザとして動作する。
前述の例(1.05msから遅延時間が発生した信号)によると、PLLの位相比較器には、PWEパケット到着監視部302から出力されたクロック信号(前述の例の1.05msから遅延時間が発生した信号)とVCOの出力が周波数逓倍された出力を入力する。PLLから出力されるVCOの周波数は、TDMネットワーク50へ出力するクロックの周波数として設計情報として与えられている(例えばE1の周波数2.048MHz)。PWEパケット到着監視部302から受信した偏差情報と受信周期抽出部301から受信したPWEパケットの到着タイミング情報とを加える(前述の例の1.05ms周期に遅延時間を加える)。(これを、補正周期Cと表記する。)
Cの逆数をとって、補正周期Cの周波数(1/C)を求める。さらに、上述のPLLから出力されるVCOの周波数の値(2.048MHz)を、補正周期Cの周波数の値(1/C)で除して、PLLの分周比を求める(2.048/1/C)。従って、PLLの位相比較器に入力されたクロック信号を、得られた分周比で逓倍すると(1/C*2.048*C)、VCOの周波数のクロック(2.048MHz)がPLLから出力される。
そして、この出力したクロックをTDMデータ抽出出力部306に出力する。
ジッタバッファ305は、PWEパケットがパケットネットワーク20を通過する際に、パケットの遅延の影響で到着遅延が発生した場合に遅延時間を吸収するためのバッファであり、PWEパケットが格納されている。
TDMデータ抽出出力部306は、ジッタバッファ305からPWEパケットを読み出し、PWEパケットでカプセル化されたTDMデータを抽出する。そして、補正部306から受信したクロックを使用して、TDMデータをTDMネットワーク50に出力する。
このようにして、本実施形態ではランダムタイミング生成部104でPWEパケットを、一旦ランダムなタイミングで送信することによって、パケットネットワーク上で発生する他パケットとのぶつかりによるパケット遅延を回避することができる。その後、ジッタバッファ305を用いて、元のタイミングに戻してTDMデータをTDMネットワーク50に出力することができる。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、ランダムタイミング生成部で、PWEパケットを一旦ランダムなタイミングで送信することによって、パケットネットワーク上で発生する他パケットとのぶつかりによるパケット遅延を回避することが可能となる。そのため、複雑な構成のフィルタを用いて、他パケットとのぶつかりによるパケット遅延の影響を除去する必要がなくなる。従って、複雑な構成のフィルタを用いない、少ない回路規模でパケット遅延を回避することができる。
また、本実施形態によれば、ランダムタイミング生成部で、PWEパケットを一旦ランダムなタイミングで送信することによって、パケットネットワーク上で発生する他パケットとのぶつかりによるパケット遅延を回避することが可能となる。さらに、ジッタバッファを用いて、パケット遅延を回避したTDMデータを元のタイミングに戻して、TDMネットワークに出力することができる。そのため、ジッタバッファの読み出し時間を可変にして装置内でのジッタの遅延量を少なくするのではなく、送受信ノード間で、正確にクロック同期をとることが可能な通信装置を提供することが可能となる。
さらに、本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2013年3月13日に出願された日本出願特願2013−049786を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、PWEによりパケット網を中継して、複数のTDM装置間のクロック同期を確立するために利用可能である。
1 送信部
2 受信部
3 PWEパケット生成送信部
5 ランダムタイミング生成部
6 PWEパケット受信部
7 PWEパケット保持部
8 TDMデータ抽出出力部
10 TDM−PWE変換装置
20 パケットネットワーク
30 TDM−PWE変換装置
40 TDMネットワーク
50 TDMネットワーク
101 TDMデータ終端部
102 TDMデータバッファ部
103 PWE情報格納部
104 ランダムタイミング生成部
105 PWEヘッダ生成部
106 タイムスタンプ生成部
107 PWEパケット組立送信部
301 受信周期抽出部
302 PWEパケット到着監視部
303 補正部
304 PWEパケット受信分解部
305 ジッタバッファ
306 TDMデータ抽出出力部

Claims (9)

  1. TDM(Time Division Multiplex)データを受信しPWE(Pseudo Wire Emulation)パケットを送信する機能と、PWEパケットを受信しTDMデータを送信する機能を備える通信装置であって、
    次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを基準となる値から変化させて生成するランダムタイミング生成手段と、
    前記送信タイミングを含むヘッダと受信した前記TDMデータとを有する前記PWEパケットを生成しパケットネットワークに送信するPWEパケット生成送信手段と、
    前記パケットネットワークから前記PWEパケットを受信し前記送信タイミングの情報を抽出するPWEパケット受信手段と、
    前記PWEパケットを保持するPWEパケット保持手段と、
    前記PWEパケット保持手段に保持された前記PWEパケットから前記TDMデータを抽出し、前記送信タイミングの情報から生成したクロックを用いて、所定の周期で前記TDMデータをTDMネットワークへ出力するTDMデータ抽出出力手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. PWEパケットを生成するためのPWE情報を格納するPWE情報格納手段を備え、前記ランダムタイミング生成手段は、前記PWE情報に基づき前記送信タイミングを生成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記送信タイミングは、前記PWE情報に含まれるTDMデータフレーム数に基づく送信周期に対して一定の範囲内で設定されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記PWEパケット生成送信手段は、前記ランダムタイミング生成手段が生成する前記送信タイミングに従って前記PWEパケットを送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記PWEパケット受信手段によって抽出された前記送信タイミング情報に基づいて次のPWEパケットの到着を監視するPWEパケット到着監視手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記ТDMデータ抽出出力部が前記ТDMデータを出力する前記所定の周期は1つの前記PWEパケットに含まれるТDMデータフレーム数に基づく前記送信周期である請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記送信タイミング情報に基づく前記PWEパケットの到着タイミングからの遅延時間を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  8. TDMデータを受信しPWEパケットを送信する機能を備える通信装置であって、
    次に送信されるPWEパケットの送信タイミングを基準となる値から変化させて生成するランダムタイミング生成手段と、
    前記送信タイミングを含むヘッダと受信した前記TDMデータとを有するPWEパケットを生成しパケットネットワークに送信するPWEパケット生成送信手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  9. PWEパケットを受信しTDMデータを送信する機能を備える通信装置であって、
    パケットネットワークから前記PWEパケットを受信し次に受信する前記PWEパケットの送信タイミングの基準となる値からの変化量の情報を抽出するPWEパケット受信手段と、
    前記PWEパケットを保持するPWEパケット保持手段と、
    前記PWEパケット保持手段に保持された前記PWEパケットから前記TDMデータを抽出し、前記送信タイミングの前記変化量の情報から生成したクロックを用いて、所定の周期で前記TDMデータをTDMネットワークへ出力するTDMデータ抽出出力手段と、
    を備えていることを特徴とする通信装置。
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