JP6024231B2 - 状態判定装置、運転支援システム、状態判定方法及びプログラム - Google Patents

状態判定装置、運転支援システム、状態判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、状態判定装置、運転支援システム、状態判定方法及びプログラムに関し、更に詳しくは、車両を運転するドライバの状態を判定する状態判定装置、ドライバの運転を支援する運転支援システム、車両を運転するドライバの状態を判定するための状態判定方法及びプログラムに関する。
近年、交通事故の死者数は減少傾向にあるものの、事故の発生件数自体は依然として高い水準で推移している。事故の原因は様々であるが、ドライバが漫然な状態で車両の運転(漫然運転)を行うことも、事故を誘発する原因の1つである。漫然な状態は、運転中の会話や、携帯電話の使用など、ドライバが運転以外の行動を行うことにより、運転に対する注意力が散漫になる状態と、疲労や眠気などによってドライバの注意力が低下する状態に概ね二分される。
疲労や眠気を原因とする漫然運転については、ドライバ自身での予防が困難である。そこで、ドライバの居眠りや覚醒度の低下を検出した場合に警報を発令して、漫然運転による事故を未然に防止するためのシステムが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−206688号公報
特許文献1に開示された装置は、ドライバに刺激を与えたときに、当該ドライバが何の反応も示さないときには、警報を発令してドライバの覚醒を促す。これにより、覚醒度の低下に起因する交通事故を、未然に防止することができる。しかしながら、当該装置では、ドライバの応答が警報に対するものでない場合にも、ドライバが覚醒していると判定されてしまうことがある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、ドライバの状態を正確に判定し、覚醒度の低下に起因する交通事故を未然に防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
前記反射動作検出手段は、前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバが着座するシートを動作させ、
前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する。
また、上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバが着座するシートを動作させ、
前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する。
また、上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバが運転する車両の制動装置を駆動して、前記ドライバに慣性力を作用させ、
前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する。
また、上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバが運転する車両の制動装置を駆動して、前記ドライバに慣性力を作用させ、
前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する。
また、上記目的を達成するため、本発明の第6の観点に係る状態判定装置は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
を備え、
前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバにフラッシュ光を照射し、
前記反射動作検出手段は、前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する。
本発明の第の観点に係る運転支援システムは、
本発明の状態判定装置と、
前記状態判定装置によって、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定された場合に、前記車両を自動制御する制御手段と、
を備える。
本発明の第の観点に係る状態判定方法は、
車両のドライバに警報を出力する警報出力工程と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出工程と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定工程と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影工程と、
前記撮影工程によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測工程と、
を含み、
前記警報出力工程では、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
前記反射動作検出工程では、前記撮影工程によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する。
本発明の第の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
車両のドライバに警報を出力する警報出力手順と、
前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手順と、
前記警報が出力されたときに、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手順と、
前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手順と、
前記撮影手順によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手順と、
を実行させ、
前記警報出力手順では、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
前記反射動作検出手順では、前記撮影手順によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する。
本発明によれば、車両を運転するドライバに対して警報が出力されたときに、ドライバの反射動作の検出を試みる。そして、反射動作が検出されなかった場合には、ドライバの状態が運転に適していないと判定する。これにより、ドライバの状態を正確に判定し、覚醒度の低下に起因する交通事故を未然に防止することが可能となる。
第1の実施形態に係る運転支援システムのブロック図である。 撮影装置の配置図である。 CPUによって実行される一連処理を示すフローチャートである。 開度算出処理を示すフローチャートである。 判定処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る運転支援システムのブロック図である。 圧力検出装置のブロック図である。 判定処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る運転支援システムのブロック図である。 シート揺動装置のブロック図である。 シート揺動装置のブロック図である。 判定処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る運転支援システムのブロック図である。 発光装置の配置図である。 判定処理のフローチャートである。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る運転支援システム10のブロック図である。運転支援システム10は、車両を運転するドライバの覚醒度が低下した場合に、当該車両を安全に停止させるための装置である。この運転支援システム10は、図1に示されるように、制御装置20、撮影装置31、音声出力装置32、制動装置33を有している。
撮影装置31は、CCD(Charge Coupled Device)カメラを有している。この撮影装置31は、図2に示されるように、例えばハンドルコラムに設置されている。そして、視野中心にドライバ60の顔が位置するように、視野角及び姿勢が調整されている。撮影装置31は、シート61に着座するドライバ60の顔を順次撮影し、撮影により得た画像情報を順次出力する。
音声出力装置32は、制御装置20からの指示に基づいて、ドライバ60に対して音声を出力する。この音声出力装置32は、音声を出力するための増幅器やスピーカを有している。
制動装置33は、ドライバ60が運転する車両を停止させるための装置である。この制動装置33は、制御装置20の指示に基づいて、車両に装備されたブレーキを動作させて当該車両を減速し停止させる。
制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)21、主記憶部22、補助記憶部23、表示部24、入力部25、及びインタフェース部26を有するコンピュータである。
CPU21は、補助記憶部23に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を実行する。
主記憶部22は、RAM(Random Access Memory)等を有している。主記憶部22は、CPU21の作業領域として用いられる。
補助記憶部23は、ROM(Read-Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリを有している。補助記憶部23は、CPU21が実行するプログラム、及び各種パラメータなどを記憶している。また、撮影装置31から出力される画像情報、及びCPU21による処理結果などを順次記憶する。
表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示ユニットを有している。表示部24は、CPU21の処理結果等を表示する。
入力部25は、入力キーや、タッチパネル等のポインティングデバイスを有している。オペレータの指示は、入力部25を介して入力され、システムバス27を経由してCPU21に通知される。
インタフェース部26は、シリアルインタフェースや、パラレルインタフェースを有している。撮影装置31、音声出力装置32、制動装置33は、インタフェース部26を介して、システムバス27に接続される。
上述のように構成された制御装置20は、ドライバ60に対する警報を発令することにより変化するドライバ60の眼の開度を計測する。そして、例えば2秒以上の間、眼の開度が閾値以下であった場合には、ドライバ60の意思にかかわらず、当該ドライバ60が運転する車両を停止させる。以下、本実施形態に係る運転支援システム10の動作について、図面を参照しつつ説明する。
図3のフローチャートは、CPU21によって実行されるプログラムの一連の処理アルゴリズムに対応している。図3のフローチャートに示される一連の処理は、例えば車両のイグニッションスイッチがオンになると実行される。
まず、最初のステップS201では、CPU21は、ドライバ60の眼の開度を算出するための開度算出処理を実行する。この開度算出処理は、CPU21が、図4に示されるサブルーチンS300を実行することにより実現する。
サブルーチンS300の最初のステップS301では、CPU21は、撮影装置31から出力される画像情報を取得する。
次のステップS302では、CPU21は、取得した画像情報によって規定される画像から、ドライバの顔を構成する眼や鼻等が写り込む顔領域を検出する。
例えば、顔領域の検出は、まず、画像に対してソーベルフィルタを用いた画像処理を実行し、画像に含まれるエッジを抽出する。次に、抽出したエッジの中から、ドライバの顔の輪郭を示すエッジを検出する。そして、ドライバの顔の輪郭に囲まれた領域を、顔領域として検出する。
次のステップS303では、CPU21は、画像から検出した顔領域に含まれる瞼のエッジの特定を行う。エッジの特定は、例えば、水平エッジ検出オペレータや、垂直エッジ検出オペレータを用いることが考えられる。
具体的には、CPU21は、まず水平エッジ検出オペレータを用いて、顔領域に含まれる各画素のエッジ値を算出する。そして、算出結果から水平エッジを構成する画素を抽出する。次に、CPU21は、垂直エッジ検出オペレータを用いて、同様に、顔領域に含まれる各画素のエッジ値を算出する。そして、算出結果から垂直エッジを構成する画素を抽出する。次に、CPU21は、抽出された画素からなるエッジの位置関係や大きさ等に基づいて、ドライバ60の眼の上瞼及び下瞼のエッジを特定する。
上述の上瞼及び下瞼のエッジを検出する手法については、種々の公知技術が知られている。
次のステップS304では、CPU21は、特定した上瞼のエッジの重心を上瞼の位置として検出する。また、CPU21は、特定した下瞼のエッジの重心を下瞼の位置として検出する。
次のステップS305では、CPU21は、上瞼の位置から下瞼の位置までの距離を、ドライバ60の眼の開度として算出する。CPU21は、ステップS305の処理が終了すると、図3のステップS202へ移行する。
次のステップS202では、CPU21は、ステップS201で算出した開度と閾値を比較する。そして、ドライバ60の眼の開度が閾値よりも大きい場合には(ステップS202:Yes)、CPU21は、ドライバ60は開眼しており、覚醒度が比較的高いと判定し、ステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS202での判定が否定されるまで、ステップS201,S202の処理を繰り返し実行する。
一方、ドライバ60の眼の開度が、例えば2秒以上の間、閾値以下である場合には(ステップS202:N0)、CPU21は、ドライバ60が閉眼しており、覚醒度が比較的低いと判定して、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、CPU21は、ドライバ60の覚醒度が高いか否かを判定するための判定処理を実行する。この判定処理は、CPU21が、図5に示されるサブルーチンS400を実行することにより実現する。
サブルーチンS400の最初のステップS401では、CPU21は、音声出力装置32に対して、ドライバ60に対する警報の発令を指示する。これにより、音声出力装置32から、ドライバ60に対して警報音が出力される。
次のステップS402では、CPU21は、ドライバ60の眼の開度を算出するための開度算出処理を実行する。この開度算出処理は、CPU21が、図4に示されるサブルーチンS300を実行することにより実現する。
次のステップS403では、CPU21は、ステップS402で算出した開度と閾値を比較する。そして、ドライバ60の眼の開度が閾値よりも大きい場合には(ステップS403:Yes)、CPU21は、ドライバ60は開眼しており、覚醒度が比較的高いと判定して、サブルーチンS400を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
一方、例えば2秒以上の間、ドライバ60の眼の開度が閾値以下である場合には(ステップS403:N0)、CPU21は、ドライバ60が閉眼しており、覚醒度比較的が低いと判定して、ステップS404へ移行する。
ステップS404では、CPU21は、制動装置33へ、停止指示を出力する。これにより、ドライバ60が運転する車両のブレーキが動作し、車両が停止する。CPU21は、ステップS404の処理が終わると、サブルーチンS400を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバ60が車両の運転を開始すると、当該ドライバ60の眼の開度を逐次算出する(ステップS202)。次に、例えば2秒以上の間、ドライバ60の眼の開度が閾値以下になった場合には、ドライバ60の覚醒度が低下したと判定し、ドライバ60に対して警報音を出力する(ステップS401)。次に、警報音に対するドライバ60の反射の検出を試みる(ステップS402,S403)。すなわち、警報音に対する予め定められた反射動作の検出を試みる。その結果、眼の開度が閾値より大きくなったことが認められなかったときには(ステップS403:No)、ドライバ60の覚醒度が低下している、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていると判定し、ドライバ60が運転する車両を速やかに停止させる(ステップS404)。これにより、ドライバの覚醒度が低下すること、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていることに起因する交通事故を未然に防止することができる。
また、本実施形態では、警報音に対するドライバ60の反射に基づいて、ドライバ60が、覚醒度が低下した状態にあるか否かを判定する。このため、ドライバ60が運転に適している状態にあるか否かを正確に判定することができる。
なお、本実施形態では、制御装置20、撮影装置31及び音声出力装置32によって、ドライバ60の覚醒度を判定する判定装置が構成されている。
《第2の実施形態》
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る運転支援システム10は、車両を減速させたときのドライバ60の反射を利用する点で、第1の実施形態に係る運転支援システム10と相違する。
以下、図面を参照しつつ本実施形態に係る運転支援システム10について説明する。なお、第1の実施形態の説明と重複する説明については、その記載を省略或いは簡略する。
図6は、本実施形態に係る運転支援システム10のブロック図である。図6に示されるように、運転支援システム10は、圧力検出装置34を有している。図7は、圧力検出装置34の概略的な構成を示すブロック図である。図7に示されるように、圧力検出装置34は、圧力検出回路34a、及び4つの圧力センサ34b〜34eを有している。
圧力センサ34b〜34eは、作用する力に比例して電気的な抵抗の値が変化するセンサである。圧力センサ34b〜34eは、それぞれ、ドライバ60の足下、シート61の着座部61a、シート61の背もたれ部61b、ステアリングコラムに配置されている。
圧力センサ34bには、ドライバ60の体重が、ドライバ60の足を介して作用する。このため、車両が加速或いは減速する際に、ドライバ60が、慣性力に抗って足で体重を支える動作を行ったり、当該動作を停止したりすることで、圧力センサ34bの抵抗値が増減する。
圧力センサ34c,34dには、シート61に着座するドライバ60の体重が直接作用する。このため、車両の減速時或いは加速時には、ドライバ60の重心が移動することにより、圧力センサ34c,34dの抵抗値が増減する。
圧力センサ34eには、ドライバ60の体重が、ドライバ60の手を介して作用する。このため、車両が加速或いは減速する際に、ドライバ60が、慣性力に抗って手で体重を支える動作を行ったり、当該動作を停止したりすることで、圧力センサ34eの抵抗値が増減する。
圧力検出回路34aは、圧力センサ34b〜34eの抵抗値をそれぞれ検出する。そして、圧力センサ34b〜34eの抵抗値に応じた値の信号S1〜S4を出力する。
制御装置20は、制動装置33が、ドライバ60が運転する車両を減速させたときに、シート61に設けられた圧力センサ34b〜34eに作用する圧力を計測する。そして、計測結果に基づいて、ドライバ60が運転する車両を停止させる。以下、本実施形態に係る運転支援システム10の動作について、図面を参照しつつ説明する。
まず、運転支援システム10を構成する制御装置20のCPU21は、図3に示されるステップS201,S202を実行する。次に、ステップS202での判定が否定された場合に(ステップS202:No)、ステップS203へ移行する。そして、判定処理として、図8に示されるサブルーチンS500を実行する。
サブルーチンS500の最初のステップS501では、CPU21は、制動装置33に、減速指示を出力する。これにより、ドライバ60が運転する車両のブレーキが動作し、車両が減速する。そして、ドライバ60には、車両の減速による慣性力が作用する。
次のステップS502では、CPU21は、圧力検出回路34aから出力される信号S1〜S4について、ステップS501の処理を行う前と、ステップS501の処理を行った後での値の変化を比較する。そして、信号S1〜S4についての比較結果から、車両の減速に対して、ドライバ60の反応があったか否かを判定する。
具体的には、当該ドライバ60が運転する車両が減速したときに、ドライバ60の覚醒度が高い場合には、ドライバ60は、手と足で重心の移動を回避する動作をする。この場合には、信号S1,S4の値の変化が、信号S2,S3の値の変化よりも大きくなる。一方、ドライバ60の覚醒度が低い場合には、ドライバ60によって重心の移動を回避する動作が行われない。この場合には、信号S2,S3の値の変化が、信号S1,S4の値の変化よりも大きくなる。
そこで、CPU21は、上記点を考慮して、信号S1〜S4の変化から、重心の移動を回避する動作(以下、回避動作という)を、ドライバ60が行ったか否かを判定する。そして、CPU21は、ドライバ60が回避動作を行ったと判定した場合には(ステップS502:Yes)、サブルーチンS500を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。一方、CPU21は、ドライバ60が回避動作を行わなかったと判定した場合には(ステップS502:No)、ステップS503へ移行する。
ステップS503では、CPU21は、制動装置33へ、停止指示を出力する。これにより、ドライバ60が運転する車両のブレーキが動作し、車両が停止する。CPU21は、ステップS503の処理が終わると、サブルーチンS500を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバ60の覚醒度が低下したと考えられる場合に、ドライバ60が運転する車両を減速する(ステップS501)。次に、車両の減速に対するドライバ60の反射の検出を試みる(ステップS502)。すなわち、車両の減速に対する予め定められた反射動作の検出を試みる。その結果、ドライバ60の反射としての回避動作がなかったと判定されたときには(ステップS502:No)、ドライバ60の覚醒度が低下している、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていると判定し、ドライバ60が運転する車両を速やかに停止させる(ステップS503)。これにより、ドライバの覚醒度が低下すること、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていることに起因する交通事故を未然に防止することができる。
なお、本実施形態では、制御装置20、制動装置33及び圧力検出装置34によって、ドライバ60の覚醒度を判定する判定装置が構成されている。
《第3の実施形態》
次に本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る運転支援システム10は、ドライバ60が着座するシート61を揺動させたときのドライバ60の反射を利用する点で、第2の実施形態に係る運転支援システム10と相違する。
以下、図面を参照しつつ本実施形態に係る運転支援システム10について説明する。なお、上記実施形態の説明と重複する説明については、その記載を省略或いは簡略する。
図9は、本実施形態に係る運転支援システム10のブロック図である。図9に示されるように、運転支援システム10は、シート揺動装置35を有している。図10及び図11は、シート揺動装置35の概略的な構成を示すブロック図である。図10及び図11に示されるように、シート揺動装置35は、駆動回路35a、及び3つのアクチュエータ35b〜35dを有している。
アクチュエータ35b〜35dは、上下方向に伸縮するアクチュエータである。シート61を構成する着座部61aは、3つのアクチュエータ35b〜35dによって、ほぼ水平に支持されている。
駆動回路35aは、制御装置20の指示に基づいて、アクチュエータ35b〜35dを個別に駆動する。例えば、駆動回路35aは、アクチュエータ35b〜35dそれぞれを、適当に伸縮させることによって、シート61に着座するドライバ60を前後、或いは左右に揺動することができる。
制御装置20は、駆動回路35aがドライバ60を揺動させたときに、シート61に設けられた圧力センサ34b〜34eに作用する圧力を計測する。そして、計測結果に基づいて、ドライバ60が運転する車両を停止させる。以下、本実施形態に係る運転支援システム10の動作について、図面を参照しつつ説明する。
まず、運転支援システム10を構成する制御装置20のCPU21は、図3に示されるステップS201,S202を実行する。次に、ステップS202での判定が否定された場合に(ステップS202:No)、ステップS203へ移行する。そして、判定処理として、図12に示されるサブルーチンS600を実行する。
サブルーチンS600の最初のステップS601では、CPU21は、シート揺動装置35を構成する駆動回路35aに、揺動指示を出力する。これにより、ドライバ60が着座するシート61が揺動する。
次のステップS602では、CPU21は、圧力検出装置34から出力される信号S1〜S4について、ステップS601の処理を行う前と、ステップS601の処理を行った後での値の変化を比較する。そして、信号S1〜S4についての比較結果から、シート61の揺動に対して、ドライバ60の反応があったか否かを判定する。
そして、CPU21は、信号S1〜S4の変化から、重心の移動を回避するための回避動作をドライバ60が行ったと判定した場合には(ステップS602:Yes)、サブルーチンS600を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。一方、CPU21は、ドライバ60が回避動作を行わなかったと判定した場合には(ステップS602:No)、ステップS603へ移行する。
ステップS603では、CPU21は、制動装置33へ、停止指示を出力する。これにより、ドライバ60が運転する車両のブレーキが動作し、車両が停止する。CPU21は、ステップS603の処理が終わると、サブルーチンS600を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバ60の覚醒度が低下したと考えられる場合に、ドライバ60が着座するシート61を揺動する(ステップS601)。次に、シート61の揺動に対するドライバ60の反射の検出を試みる(ステップS602)。すなわち、シート61の揺動に対する予め定められた反射動作の検出を試みる。その結果、ドライバ60の反射としての回避動作がなかったと判定されたときには(ステップS602:No)、ドライバ60の覚醒度が低下している、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていると判定し、ドライバ60が運転する車両を速やかに停止させる(ステップS603)。これにより、ドライバの覚醒度が低下すること、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていることに起因する交通事故を未然に防止することができる。
なお、本実施形態では、制御装置20、圧力検出装置34及びシート揺動装置35によって、ドライバ60の覚醒度を判定する判定装置が構成されている。
《第4の実施形態》
次に本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る運転支援システム10は、ドライバ60にフラッシュを照射したときのドライバ60の反射を利用する点で、第1の実施形態に係る運転支援システム10と相違する。
以下、図面を参照しつつ本実施形態に係る運転支援システム10について説明する。なお、上記実施形態の説明と重複する説明については、その記載を省略又は簡略する。
図13は、本実施形態に係る運転支援システム10のブロック図である。図13に示されるように、運転支援システム10は、音声出力装置32に代わる発光装置36を有している。図14に示されるように、例えば発光装置36は、運転を妨げることがないように、ドライバ60が運転する車両のルーフ等に配置されている。そして、制御装置20からの発光指示を受信すると、ドライバ60にフラッシュを照射する。
制御装置20は、ドライバ60にフラッシュを照射することにより変化するドライバ60の眼の開度を計測する。そして、例えば2秒以上の間、眼の開度が閾値以下であった場合に、ドライバ60の意思にかかわらず、当該ドライバ60が運転する車両を停止させる。以下、本実施形態に係る運転支援システム10の動作について、図面を参照しつつ説明する。
まず、運転支援システム10を構成する制御装置20のCPU21は、図3に示されるステップS201,S202を実行する。次に、ステップS202での判定が否定された場合に(ステップS202:No)、ステップS203へ移行する。そして、判定処理として、図15に示されるサブルーチンS700を実行する。
サブルーチンS700の最初のステップS701では、CPU21は、発光装置36に対して、発光指令を出力する。これにより、発光装置36が発光し、ドライバ60にフラッシュが照射される。
次のステップS702では、CPU21は、ドライバ60の眼の開度を算出するための開度算出処理を実行する。この開度算出処理は、CPU21が、図4に示されるサブルーチンS300を実行することにより実現する。
次のステップS703では、CPU21は、ステップS702で算出した開度と閾値を比較する。そして、ドライバ60の眼の開度が閾値よりも大きい場合には(ステップS703:Yes)、CPU21は、ドライバ60は開眼しており、覚醒度が比較的高いと判定して、サブルーチンS700を終了する。そして、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
一方、例えば2秒以上の間、ドライバ60の眼の開度が閾値以下である場合には(ステップS703:No)、CPU21は、ドライバ60が閉眼しており、覚醒度が比較的低いと判定して、ステップS704へ移行する。
ステップS704では、CPU21は、制動装置33へ、停止指示を出力する。これにより、ドライバ60が運転する車両のブレーキが動作し、車両が停止する。CPU21は、ステップS704の処理が終わると、サブルーチンS700を終了し、図3のステップS201へ移行する。以降、CPU21は、ステップS201〜S203の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバ60の覚醒度が低下したと考えられる場合に、ドライバ60にフラッシュを照射する(ステップS701)。次に、フラッシュの照射に対するドライバ60の反射の検出を試みる(ステップS703)。すなわち、フラッシュの照射に対する予め定められた反射動作の検出を試みる。その結果、眼の開度が閾値より大きくなったことが認められなかったときには(ステップS703:No)、ドライバ60の覚醒度が低下している、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていると判定し、ドライバ60が運転する車両を速やかに停止させる(ステップS704)。これにより、ドライバの覚醒度が低下すること、または、ドライバ60が、運転ができない状態になっていることに起因する交通事故を未然に防止することができる。
なお、本実施形態では、制御装置20、撮影装置31、発光装置36によって、ドライバ60の覚醒度を判定する判定装置が構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、制御装置20は、ドライバ60の眼の開度を監視して、ドライバ60の眼の開度が2秒間閾値以下になった場合に(ステップS202:No)、種々の判定処理を実行した(ステップS203)。本発明は、これに限定されるものではない。例えば、制御装置20は、定期的に、判定処理を実行することとしてもよい。
上記実施形態では、ドライバ60の状態を、眼の開度、受信の移動を阻止する回避動作等を利用して判定した。これに限らず、ドライバ60の全身、或いは上半身の画像から、ドライバ60の姿勢を検出し、この検出の結果を利用して、ドライバ60の状態を判定することとしてもよい。
上記実施形態では、ドライバ60の覚醒度が低下したと判定されたときに、ドライバ60が運転する車両を停止させる場合について説明した。これに限らず、ドライバ60の覚醒度が低下したと判定されたときに、ドライバ60が運転する車両を減速させたり、路側帯や路肩に寄せて停止させたりしてもよい。また、ドライバ60に対して、種々の警報を新たに出力する等の制御を行ってもよい。
上記実施形態に係る各装置の機能は、専用のハードウエアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
上記実施形態において、制御装置20の補助記憶部23に記憶されているプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することとしてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の状態判定装置、状態判定方法及びプログラムは、車両を運転するドライバの状態の判定に適している。また、本発明の運転支援システムは、ドライバの運転の支援に適している。
10 運転支援システム
20 制御装置
21 CPU
22 主記憶部
23 補助記憶部
24 表示部
25 入力部
26 インタフェース部
27 システムバス
31 撮影装置
32 音声出力装置
33 制動装置
34 圧力検出装置
34a 圧力検出回路
34b〜34e 圧力センサ
35 シート揺動装置
35a 駆動回路
35b〜35d アクチュエータ
36 発光装置
60 ドライバ
61 シート
61a 着座部
61b 背もたれ部

Claims (10)

  1. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
    前記反射動作検出手段は、前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する状態判定装置。
  2. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバが着座するシートを動作させ、
    前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する状態判定装置。
  3. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバが着座するシートを動作させ、
    前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する状態判定装置。
  4. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバが運転する車両の制動装置を駆動して、前記ドライバに慣性力を作用させ、
    前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する状態判定装置。
  5. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバが運転する車両の制動装置を駆動して、前記ドライバに慣性力を作用させ、
    前記反射動作検出手段は、前記ドライバの姿勢変化を検出する状態判定装置。
  6. 前記反射動作検出手段は、前記ドライバの重心の変化を検出する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の状態判定装置。
  7. 車両のドライバに警報を出力する警報出力手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手段と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作検出手段によって、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手段と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手段と、
    を備え、
    前記警報出力手段は、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバにフラッシュ光を照射し、
    前記反射動作検出手段は、前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する状態判定装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の状態判定装置と、
    前記状態判定装置によって、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定された場合に、前記車両を自動制御する制御手段と、
    を備える運転支援システム。
  9. 車両のドライバに警報を出力する警報出力工程と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出工程と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定工程と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測工程と、
    を含み、
    前記警報出力工程では、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
    前記反射動作検出工程では、前記撮影工程によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出する状態判定方法。
  10. コンピュータに、
    車両のドライバに警報を出力する警報出力手順と、
    前記警報が出力されたときに、前記ドライバによって行われる、前記警報に対する予め定められた反射動作を検出する反射動作検出手順と、
    前記警報が出力されたときに、前記反射動作が検出されなかった場合に、前記ドライバの状態が運転に適していないと判定する状態判定手順と、
    前記ドライバの眼の画像を撮影する撮影手順と、
    前記撮影手順によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度を計測する開度計測手順と、
    を実行させ、
    前記警報出力手順では、前記ドライバの眼の開度が、閾値以下である場合に、前記ドライバに警報音を出力し、
    前記反射動作検出手順では、前記撮影手順によって撮影された画像に基づいて、前記ドライバの眼の開度の変化を検出するプログラム。
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