以下、本発明の実施例に係るプッシュスイッチについて図1A〜図5Bを参照しつつ説明する。図1A〜図1Bに示すプッシュスイッチは、キートップ100が第1方向Zに押下操作されることにより、Pマーク110が点灯するパーキングスイッチである。前記プッシュスイッチは、キートップ100と、スライダ200と、ボディ300aと、ケース300bと、スイッチS1、S2と、端子T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8と、第1、第2基板400a、400bと、電子部品500a、500bと、一対の第1、第2回路部600a、600bと、レンズ700aと、遮光ブロック700bと、復帰用のコイルスプリング800と、操作感発生部900とを備えている。以下、プッシュスイッチの各構成要素について詳しく説明する。なお、図2A〜図3Bに示す第1方向Zは、プッシュスイッチの高さ方向及びキートップ100の操作移動方向である。図2C〜図3Bに示す第2方向Xはプッシュスイッチの幅方向である。図2A〜図2B及び図3A〜図3Bに示す第3方向Yは、プッシュスイッチの奥行き方向である。第2方向Xは、第1方向Zに直交し、第3方向Yは第1、第2方向Z、Xに直交している。
ボディ300aは絶縁樹脂で構成されている。ボディ300aは、図3A〜図4に示すように、メインボディ310aと、第1保持部320aと、第2保持部330aと、第3保持部340aとを有している。
メインボディ310aは略矩形状の板である。メインボディ310aの内面の上端部(第1方向Zの一方側の端部)には、略矩形状の凹部311aが設けられている。凹部311aは、上側(第1方向Zの一方側)に開放されている。メインボディ310aの内面の凹部311aの下側(第1方向Zの他方側)の第2方向Xの両端部には、略矩形状の凹部312a、313aが設けられている。
第1保持部320aは、図2A〜図2D及び図4に示すように、プレート321aと、一対の台座322aと、ストッパ323aとを有している。プレート321aは、メインボディ310aの内面の凹部311aと凹部312a、313aとの間に一体的に設けられた略矩形状の板であって、第3方向Yの一方側に延びている。台座322aは、プレート321aの第2方向Xの両端部に設けられた四角柱であって、第3方向Yに延びている。ストッパ323aは、プレート321aの先端面(第3方向Yの一方側の端面)の中央部に設けられた略矩形状の突起である。プレート321aの先端面のストッパ323aの第2方向Xの一方側には、取付凹部321a1が設けられている。プレート321aの先端面のストッパ323aの第2方向Xの他方側には、取付凹部321a2、321a3が第2方向Xに間隔をあけて設けられている。
第2保持部330aは、4つの支柱331aを有している。支柱331aは、プレート321a上の台座322aの第3方向Yの両側に立設され且つ第1方向Zの一方側に延びた四角柱である。支柱331aの上端面(第1方向Zの一方側の面)には、突起331a1が設けられている。
第3保持部340aは、メインボディ310aの内面の下端部(第1方向Zの他方側の端部)に一体的に設けられており且つ第3方向Yの一方側に延びた略矩形状の板である。第3保持部340aには、収容凹部341aが設けられている。第3保持部340aの先端面(第3方向Yの一方側の端面)の収容凹部341aの第2方向Xの一方側には、取付凹部342aが設けられている。第3保持部340aの先端面の収容凹部341aの第2方向Xの他方側には、取付凹部343a、344aが第2方向Xに間隔をあけて設けられている。取付凹部342aは、取付凹部321a1の鉛直線上に位置する。取付凹部343a、344aは、取付凹部321a2、321a3の鉛直線上に位置している。
第1基板400aは、図2A〜図4に示すように、第1保持部320aに保持されている。第1基板400aは、一対の凸部410aと、4つのガイド凹部420aと、複数のスルーホール電極430aと、図示しない複数の導電ラインと有している。凸部410aは、第1基板400aの第2方向Xの両端部中央に凸設された略矩形状の板である。凸部410aの第3方向Yの寸法が、第3方向Yおいて隣り合う支柱331aの間の寸法と略同じになっている。各凸部410aがボディ300aの第1保持部320aの台座322a上に載置され且つ支柱331aに当接している。すなわち、凸部410aが支柱331aにより位置固定されている。
ガイド凹部420aは、第1基板400aの凸部410aの第3方向Yの両側に設けられている。ガイド凹部420aの内形は支柱331aの外形に対応している。ガイド凹部420aに支柱331aが第1方向Zに移動自在に嵌合している。
スルーホール電極430aのうちの3つのスルーホール電極430aが、図3A及び図3Bに示すように、第1基板400aの第3方向Yの一方側の端部に第2方向Xに間隔をあけて設けられている。残りのスルーホール電極430aは、第1基板400aの第3方向Yの他方側の端部に第2方向Xに間隔をあけて設けられている。
第1基板400a上には一対の第1回路部600aが設けられている。一対の第1回路部600aのうちの一方の第1回路部600aは、スイッチS1の保護回路である。他方の第1回路部600aはスイッチS2の保護回路である。第1基板400aの導電ラインが、スルーホール電極430aと第1回路部600aとを電気的に接続している。
第2基板400bは、図2A〜図4に示すように、第2保持部330aに第1基板400aと第1方向Zに間隔をあけて保持されている。第2基板400bは、一対の嵌合孔410bと、一対の嵌合凹部420bと、複数のスルーホール電極430bと、図示しない複数の導電ラインとを有している。嵌合孔410bは、第2基板400bの第3方向Yの一方側の両角部に設けられている。嵌合凹部420bは、第2基板400bの第3方向Yの他方側の両角部に設けられている。嵌合孔410b及び嵌合凹部420bに第2保持部330aの突起331a1が嵌合し、第2基板400bが第2保持部330aの支柱331a上で保持されている。この状態で、第2基板400bが第1基板400aの第1方向Zの一方側に間隔をあけて配置されている。
スルーホール電極430bのうちの3つのスルーホール電極430bが、第2基板400bの第3方向Yの一方側の端部に第2方向Xに間隔をあけて設けられている。3つのスルーホール電極430bの中心は、上記3つのスルーホール電極430aの中心の鉛直線上(上側)に位置している。残りのスルーホール電極430bは、第2基板400bの第3方向Yの他方側の端部に第2方向Xに間隔をあけて設けられている。残りのスルーホール電極430bの中心は、上記残りのスルーホール電極430aの中心の鉛直線上(上側)に位置している。
第2基板400b上には、電子部品500a、500bと、一対の第2回路部600bとが設けられている。電子部品500a、500bはLED(Light Emitting Diode)である。一対の第2回路部600bのうちの一方の第2回路部600bは、スイッチS1がオンとなることにより電子部品500aを点灯させための照明回路である。他方の第2回路部600bは、スイッチS2がオンとなることにより電子部品500bを点灯させるための照明回路である。第2基板400bの導電ラインが、電子部品500a、500bとスルーホール電極430bとの間、電子部品500a、500bと第2回路部600bとの間及びスルーホール電極430bと第2回路部600bとの間を電気的に接続している。
スイッチS1は、ノーマルクローズ型のスイッチである。スイッチS1は、図3A〜図5Bに示すように、第1、第2固定接点S11、S12と、可動接点S13とを有している。第1、第2固定接点S11、S12は、金属板で構成された端子である。可動接点S13は、金属板で構成されたスライダである。
第1固定接点S11は、図5A〜図5Bに示すように、接続部S11aと、折り曲げ部S11bと、埋設部S11cと、接点部S11dとを有している。埋設部S11cは、第1、第2板を有する略L字状の板である。埋設部S11cの第1板は、第1方向Zに延びている。埋設部S11cの第2板は、前記第1板の下端部に連接され且つ第2方向Xの一方側に延びている。埋設部S11cは、メインボディ310a内に埋め込まれている。
折り曲げ部S11bは、第1、第2板を有する略L字状の板である。折り曲げ部S11bの第1板は、埋設部S11cの第1板の上端(第1方向Zの一方側の端)に連接され且つ第3方向Yの一方側に折り曲げられている。折り曲げ部S11bの第1板は、メインボディ310a内に埋め込まれている。折り曲げ部S11bの第2板は、前記第1板に連接され且つ第1方向Zの一方側に折り曲げられている。折り曲げ部S11bの第2板の下端部がメインボディ310a内に埋め込まれている。折り曲げ部S11bの第2板の上端部がメインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。
接続部S11aは、折り曲げ部S11bの前記第2板の上端(第1方向Zの一方側の端)に設けられた四角柱である。接続部S11aは、図4に示すように、メインボディ310aの凹部311a内(ボディ300a外)に配置されている。接続部S11aは、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして第1固定接点S11は、第1、第2基板400a、400b、一方の第1、第2回路部600a、600b及び電子部品500aに電気的に接続されている。
接点部S11dは、埋設部S11cの第2板に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた矩形状の板である。接点部S11dは、図2C及び図2Dに示すように、メインボディ310aの凹部312aの底面から露出するように当該メインボディ310aに埋め込まれている。
第2固定接点S12は、図5A〜図5Bに示すように、接続部S12aと、折り曲げ部S12bと、埋設部S12cと、接点部S12dとを有している。埋設部S12cは、第1、第2板を有する略L字状の板である。埋設部S12cの第1板は、第1方向Zに延びている。埋設部S12cの第1板の第1方向Zの寸法は、埋設部S11cの第1板の第1方向Zの寸法よりも大きい。埋設部S12cの第2板は、前記第1板に連接され且つ第2方向Xの一方側に延びている。埋設部S12cは、埋設部S11c及び接点部S11dの第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。
折り曲げ部S12bは、第1、第2板を有する略L字状の板である。折り曲げ部S12bの第1板は、埋設部S12cの第1板の上端(第1方向Zの一方側の端)に連接され且つ第3方向Yの一方側に折り曲げられている。折り曲げ部S12bの第1板は、折り曲げ部S11bの第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。折り曲げ部S12bの第2板は、前記第1板に連接され且つ第1方向Zの一方側に折り曲げられている。折り曲げ部S12bの第2板の下端部は、折り曲げ部S11bの第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。折り曲げ部S12bの第2板の上端部がメインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内の折り曲げ部S11bの第2板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
接続部S12aは、折り曲げ部S12bの前記第2板の上端(第1方向Zの一方側の端)に設けられた四角柱である。接続部S12aは、メインボディ310aの凹部311a内(ボディ300a外)の接続部S11aの第2方向Xの他方側に配置されている。接続部S12aは、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして第2固定接点S12は、第1、第2基板400a、400b、一方の第1、第2回路部600a、600b及び電子部品500aに電気的に接続されている。
接点部S12dは、埋設部S12cの第2板に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた矩形状の板である。接点部S12dは、図2C及び図2Dに示すように、メインボディ310aの凹部312aの底面から露出するように当該メインボディ310aに埋め込まれている。接点部S12dは、接点部S11dの第2方向Xの他方側に配置されている。接点部S12dの第1方向Zの寸法は、接点部S11dの第1方向Zの寸法よりも大きい。すなわち、接点部S12dは、接点部S11dよりも第1方向Zの他方側に延びている。
可動接点S13は、図2C〜図3Bに示すように、固着板S13aと、摺動アームS13b、S13cとを有している。固着板S13aは、スライダ200に固着された矩形状の板である。摺動アームS13b、S13cは、固着板S13aに連接されており且つ略平行に延びている。摺動アームS13b、S13cは、円弧状に湾曲した先端部を有している。可動接点S13は、図2Cに示すように初期位置において、摺動アームS13b、S13cの先端部が第1、第2固定接点S11、12の接点部S11d、S12dに接触している。これにより、スイッチS1がオンとなり、一方の第2回路部600bが電子部品500aを点灯させる。キートップ100及びスライダ200の移動に応じて、可動接点S13が初期位置から可動位置へ移動し、摺動アームS13b、S13cの先端部が凹部312aの底面上を摺動する。図2Dに示すように可動接点S13が可動位置に位置したとき、摺動アームS13cの先端部は第2固定接点S12の接点部S12dに接触した状態が維持されるが、摺動アームS13bの先端部は第1固定接点S11の接点部S11dと非接触となる。このため、スイッチS1がオフとなり、一方の第2回路部600bが電子部品500aを消灯させる。
スイッチS2は、ノーマルオープン型のスイッチである。スイッチS2は、図3A〜図5Bに示すように、第1、第2固定接点S21、S22と、可動接点S23とを有している。第1、第2固定接点S21、S22は、金属板で構成された端子である。
第1固定接点S21は、図5A〜図5Bに示すように、埋設部S21c及び接点部S21dの形状が、スイッチS1の第1固定接点S11の埋設部S11c及び接点部S11dの形状と相違している以外、第1固定接点S11と略同じ形状である。接続部S21aは、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして第1固定接点S21は、第1、第2基板400a、400b、他方の第1、第2回路部600a、600b及び電子部品500bに電気的に接続されている。なお、図5A及び図5Bに示すS21bは第1固定接点の折り曲げ部である。
埋設部S21cは、第1、第2、第3板を有する板である。埋設部S21cの第1板は、第1方向Zに延びている。埋設部S21cの第2板は、前記第1板の下端部に連接され且つ第2方向Xの他方側に延びている。埋設部S21cの第3板は、前記第2板の第2方向Xの他方側の端部に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びている。埋設部S21cは、メインボディ310a内に埋め込まれている。
接点部S21dは、埋設部S21cの第3板の下端部に連接され且つ第2方向Xの一方側に延びた矩形状の板である。接点部S21dは、図2C及び図2Dに示すように、メインボディ310aの凹部313aの底面から露出するように当該メインボディ310aに埋め込まれている。
第2固定接点S22は、図5A〜図5Bに示すように、第2固定接点S12の略対称形状である。第2固定接点S22の埋設部S22cは、埋設部S21cの第2方向Xの一方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。第2固定接点S22の折り曲げ部S22bは、第1板及び第2板の下端部が、折り曲げ部S21bの第1板及び第2板の下端部の第2方向Xの一方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。折り曲げ部S22bの第2板の上端部がメインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内(ボディ300a外)で折り曲げ部S21bの第2板の上端部の第2方向Xの一方側に配置されている。第2固定接点S22の接続部S22aは、メインボディ310aの凹部311a内で接続部S21aの第2方向Xの一方側に配置されている。接続部S22aは、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして第2固定接点S22は、第1、第2基板400a、400b、他方の第1、第2回路部600a、600b及び電子部品500bに電気的に接続されている。第2固定接点S22の接点部S22dは、図2C及び図2Dに示すように、メインボディ310aの凹部313aの底面から露出するように当該メインボディ310aに埋め込まれている。接点部S22dは、接点部S21dの第2方向Xの一方側に配置されている。
可動接点S23は、図2C及び図2Dに示すように、スイッチS1の可動接点S13と同じ構成である。可動接点S23は、初期位置において、摺動アームS23cの先端部が第2固定接点22の接点部S22dに接触する一方、摺動アームS23bの先端部が第1固定接点S21の接点部S21dと非接触となっている。このため、スイッチS2がオフとなり、他方の第2回路部600bが電子部品500bを消灯させる。キートップ100及びスライダ200の移動に応じて、可動接点S23が初期位置から可動位置へ移動し、摺動アームS23b、S23cの先端部が凹部313aの底面上を摺動する。可動接点S23が可動位置に位置したとき、摺動アームS23b、S23cの先端部が第1、第2固定接点S21、22の接点部S21d、S22dに接触する。これにより、スイッチS2がオンとなり、他方の第2回路部600bが電子部品500bを点灯させる。なお、図2C及び図2Dに示すS23aは可動接点の固着板である。
端子T1、T2、T3、T4、T5は、金属板で構成されている。端子T1、T2、T3、T4、T5は、図4に示すように、メインボディ310a内のスイッチS1の第2固定接点S12とスイッチS2の第2固定接点S22との間に第2方向Xに間隔をあけて部分的に埋め込まれている。すなわち、第1、第2固定接点S11、S12、端子T1、T2、T3、T4、T5及び第2、第1固定接点S22、S21が、この順でメインボディ310a内に第2方向Xに間隔をあけて部分的に埋め込まれている。
端子T1は、図5A及び図5Bに示すように、接続部T11と、第1折り曲げ部T12と、埋設部T13と、第2折り曲げ部T14と、テール部T15とを有している。第1折り曲げ部T12は、スイッチS1の第2固定接点S12の折り曲げ部S12bと同じ形状である。第1折り曲げ部T12の第1板は、折り曲げ部S12bの第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T12の第2板の下端部は、折り曲げ部S12bの第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T12の第2板の上端部は、メインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内で折り曲げ部S12bの第2板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
接続部T11は、スイッチS1の第2固定接点S12の接続部S12aと同じ形状である。接続部T11は、接続部S12aの第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。接続部T11は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T1は、第1、第2基板400a、400b、一方の第2回路部600b及び電子部品500aに電気的に接続されている。すなわち、端子T1は、電子部品500a用の第2回路部600b(照明回路)の一部を構成している。
埋設部T13は、第1折り曲げ部T12に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。埋設部T13は、第2固定接点S12の埋設部S12C及び接点部S12dの第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。第2折り曲げ部T14は、埋設部T13の下端に連接され且つ第3方向Yの一方側に直角に折り曲げられた矩形状の板である。第2折り曲げ部T14は、メインボディ310a及び第3保持部340a内に埋め込まれている。テール部T15は、第2折り曲げ部T14の第3方向Yの一方側の端に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。テール部T15は、第3保持部340aから下側(第1方向Zの他方側)に突出している。
端子T2は、図5A及び図5Bに示すように、接続部T21と、第1折り曲げ部T22と、埋設部T23と、第2折り曲げ部T24と、テール部T25とを有している。第1折り曲げ部T22は、スイッチS1の第2固定接点S12の折り曲げ部S12bと同じ形状である。第1折り曲げ部T22の第1板は、折り曲げ部T12の第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T22の第2板の下端部は、折り曲げ部T12の第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T22の第2板の上端部は、メインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内で折り曲げ部T12の第2板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
接続部T21は、スイッチS1の第2固定接点S12の接続部S12aと同じ形状である。接続部T21は、接続部T11の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。接続部T21は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T2は、第1、第2基板400a、400b、一方の第2回路部600b及び電子部品500aに電気的に接続されている。すなわち、端子T2は、電子部品500a用の第2回路部600b(照明回路)の一部を構成している。
埋設部T23は、第1折り曲げ部T22に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。埋設部T23は、端子T1の埋設部T13の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。第2折り曲げ部T24は、埋設部T23の下端に連接され且つ第3方向Yの一方側に直角に折り曲げられた矩形状の板である。第2折り曲げ部T24は、端子T1の第2折り曲げ部T14の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a及び第3保持部340a内に埋め込まれている。テール部T25は、第2折り曲げ部T24の第3方向Yの一方側の端に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。テール部T25は、第3保持部340aから下側(第1方向Zの他方側)に突出している。テール部T25は、端子T1のテール部T15の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T3は、図5A及び図5Bに示すように、接続部T31と、第1折り曲げ部T32と、埋設部T33と、第2折り曲げ部T34と、テール部T35とを有している。第1折り曲げ部T32は、スイッチS1の第2固定接点S12の折り曲げ部S12bと同じ形状である。第1折り曲げ部T32の第1板は、折り曲げ部T22の第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T32の第2板の下端部は、折り曲げ部T22の第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T32の第2板の上端部は、メインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内で折り曲げ部T22の第2板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
接続部T31は、スイッチS1の第2固定接点S12の接続部S12aと同じ形状である。接続部T31は、接続部T21の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。接続部T31は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T3は、第1、第2基板400a、400b、一方の第1回路部600a及び電子部品500aに電気的に接続されている。すなわち、端子T3は、スイッチS1用の第1回路部600a(保護回路)の一部を構成している。
埋設部T33は、第1折り曲げ部T32に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。埋設部T33は、端子T2の埋設部T23の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。第2折り曲げ部T34は、埋設部T33の下端に連接され且つ第3方向Yの一方側に直角に折り曲げられた矩形状の板である。第2折り曲げ部T34は、端子T2の第2折り曲げ部T24の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a及び第3保持部340a内に埋め込まれている。テール部T35は、第2折り曲げ部T34の第3方向Yの一方側の端に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。テール部T35は、第3保持部340aから下側(第1方向Zの他方側)に突出している。テール部T35は、端子T2のテール部T25の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T4は、図5A及び図5Bに示すように、端子T2の対称形状である。端子T4の第1折り曲げ部T42の第1板は、折り曲げ部T32の第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T42の第2板の下端部は、折り曲げ部T32の第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T42の第2板の上端部は、メインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内で折り曲げ部T32の第2板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T4の接続部T41は、接続部T31の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。接続部T41は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T4は、第1、第2基板400a、400b、一方の第1回路部600a及び電子部品500aに電気的に接続されている。すなわち、端子T4は、スイッチS1用の第1回路部600a(保護回路)の一部を構成している。
端子T4の埋設部T43は、端子T3の埋設部T33の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。端子T4の第2折り曲げ部T44は、端子T3の第2折り曲げ部T34の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a及び第3保持部340a内に埋め込まれている。端子T4のテール部T45は、第3保持部340aから下側(第1方向Zの他方側)に突出している。テール部T45は、端子T3のテール部T35の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T5は、図5A及び図5Bに示すように、端子T1の対称形状である。端子T5の第1折り曲げ部T52の第1板は、第1折り曲げ部T42の第1板の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T52の第2板の下端部は、第1折り曲げ部T42の第2板の下端部の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310a内に埋め込まれている。第1折り曲げ部T52の第2板の上端部は、メインボディ310aから上方に突出し、メインボディ310aの凹部311a内で第1折り曲げ部T42の第1板の上端部の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T5の接続部T51は、接続部T41の第2方向Xの他方側に位置するように、メインボディ310aの凹部311a内に配置されている。接続部T51は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T5は、第1、第2基板400a、400b、他方の第1回路部600a及び電子部品500bに電気的に接続されている。すなわち、端子T5は、スイッチS2用の第1回路部600a(保護回路)の一部を構成している。
端子T5の埋設部T53は、端子T4の埋設部T43の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a内に埋め込まれている。端子T5の第2折り曲げ部T54は、端子T4の第2折り曲げ部T44の第2方向Xの他方側に位置するようにメインボディ310a及び第3保持部340a内に埋め込まれている。端子T5のテール部T55は、第3保持部340aから下側(第1方向Zの他方側)に突出している。テール部T55は、端子T4のテール部T45の第2方向Xの他方側に配置されている。
端子T6は、図3A〜図4に示すように、金属板で構成されている。端子T6は、接続部T61と、第1折り曲げ部T62と、固定部T63と、第2折り曲げ部T64と、テール部T65とを有している。固定部T63は、第1方向Zに延びた矩形状の板である。固定部T63は、メインボディ310aの内面に設けられたボスに溶着されている。第1折り曲げ部T62は、第1、第2板を有する略L字状の板である。第1折り曲げ部T62の第1板は、固定部T63の上端に連接され且つ第3方向Yの一方側に直角に折り曲げられている。第1折り曲げ部T62の第2板は、前記第1板に連接され且つ上側(第1方向Zの一方側)に直角に折り曲げられている。第1折り曲げ部T62の第2板が、第1保持部320aの取付凹部321a1に嵌合している。
接続部T61は、第1折り曲げ部T62の前記第2板の上端(第1方向Zの一方側の端)に設けられた四角柱である。接続部T61は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T6は、第1、第2基板400a、400b、他方の第1回路部600a及び電子部品500bに電気的に接続されている。すなわち、端子T6は、スイッチS2用の第1回路部600a(保護回路)の一部を構成している。
第2折り曲げ部T64は、第1、第2板を有する略L字状の板である。第2折り曲げ部T64の第1板は、固定部T63の下端に連接され且つ第3方向Yの一方側に直角に折り曲げられている。第2折り曲げ部T64の第2板は、前記第1板に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に直角に折り曲げられている。第2折り曲げ部T64の第2板が、第3保持部340aの取付凹部342aに嵌合している。テール部T65は、第2折り曲げ部T64の第3方向Yの一方側の端に連接され且つ下側(第1方向Zの他方側)に延びた略矩形状の板である。
端子T7、T8は、図3A〜図4に示すように、端子T6と同形状の金属板である。図5A及び図5Bに示すT71及びT81は接続部、T72及びT82は第1折り曲げ部、T73及びT83は固定部、T74及びT84は第2折り曲げ部、T75及びT85はテール部である。固定部T73、83は、メインボディ310aの内面に設けられたボスに溶着されている。第1折り曲げ部T72、82の第2板が、第1保持部320aの取付凹部321a2、321a3に嵌合している。第2折り曲げ部T74、84の第2板が、第3保持部340aの取付凹部343a、344aに嵌合している。接続部T71、T81は、第1、第2基板400a、400bのスルーホール電極430a、430bに突き刺さり且つ半田接続されている。このようにして端子T7、T8は、第1、第2基板400a、400b、他方の第2回路部600b及び電子部品500bに電気的に接続されている。すなわち、端子T7、T8は、電子部品500b用の第2回路部600b(照明回路)の一部を構成している。
ケース300bは、ボディ300aに取り付けられている。ケース300bは絶縁樹脂で構成されている。ケース300bは、図3A〜図3Bに示すように、ケース本体310bと、接続部320bとを有している。ケース本体310bは、前板311bと、一対の側板312bと、底板313bと、支持台314bとを有している。
底板313bは、略矩形状の板である。底板313bには、矩形状の貫通孔313b1が設けられている。底板313bの上面の前端(第3方向Yの一方側の端)上には略矩形状の前板311bが立設されている。前板311bの内面には、一対のレール311b1が第2方向Xに間隔をあけて設けられている。レール311b1は、第1方向Zに延びた突脈である。底板313bの上面の両端(第2方向Xの両端)上に略矩形状の側板312bが立設されている。側板312bの前端(第3方向Yの一方側の端)と前板311bの第2方向Xの両端(第2方向Xの両端)とは一体化されている。側板312bの内面間の距離は、メインボディ310aの第2方向Xの寸法と略同じであり且つスライダ200の第2方向Xの寸法と略同じである。側板312bの内面には、第1方向Zに沿って延びたレール溝312b1が設けられている。側板312bの内面の後端部には、複数の係止孔が設けられている。側板312bの係止孔に、メインボディ310aの第2方向Xの両端の係止爪が嵌合することにより、ケース本体310bがメインボディ310aに取り付けられている。この状態で、ボディ300aの第3保持部340aが、図2A〜図2Dに示すように、底板313bの貫通孔313b1を塞ぐように配置されている。ケース本体310bとメインボディ310aと第3保持部340aとにより、図3Bに示すように、第1収容空間α1が区画されている。この第1収容空間α1内に、スライダ200、スイッチS1、S2の可動接点S13、S23及びコイルスプリング800が収容されている。
支持台314bは、図2C〜図2Dに示すように、底板313b上の貫通孔313b1の第3方向Yの一方側に設けられている。支持台314bは、第3保持部340aの収容凹部341aに連通する収容凹部314b1を有している。収容凹部341a、314b1に、コイルスプリング800の長さ方向の第1端部が収容保持されている。
接続部320bは、図2A〜図2Dに示すように、底板313bの下面に設けられた略角筒であって、図示しない相手方コネクタに接続可能な部位である。接続部320bの第3方向Yの他方側に、開口321bが設けられている。当該開口321bから、接続部320b内に端子T1〜T8のテール部T15〜T85が挿入されている。テール部T15〜T85は、相手方コネクタのコンタクトに電気的に接続可能である。
スライダ200は、ケース300bに後述する原点位置から後述する押下位置にかけて第1方向Zにスライド移動自在に保持されている。スライダ200は絶縁樹脂で構成されている。スライダ200は、図3A〜図3Bに示すように、天井部210と、前板220と、一対の側板230と、底部240と、クッション250とを有している。
前板220は、略矩形状の板である。側板230は、前板220の第2方向Xの両端に連接され且つ第3方向Yの他方側に延びた矩形状の板である。前板220及び側板230の内面の下部には、底部240が設けられている。天井部210は、前板220及び側板230の上端上に設けられた略矩形状のカップである。天井部210、前板220、側板230及び底部240により、図3Bに示すように、第2収容空間α2が区画されている。この第2収容空間α2に、第1、第2保持部320a、330a、第1、第2基板400a、400b、電子部品500a、500b、端子T6〜T8及び操作感発生部900の後述するボール920及びコイルスプリング930が収容されている。
前板220の外面の第2方向Xの両端部には、図3Aに示すように、第1方向Zに延びたレール溝221が設けられている。側板230の外面には、第1方向Zに延びたレール231が設けられている。レール231がケース300bのレール溝312b1に、ケース300bのレール311b1がレール溝221に第1方向Zに移動自在に嵌合している。これにより、スライダ200が原点位置から押下位置にかけて移動可能となっている。
前板220の中央部には、矩形状の貫通孔222が設けられている。図2A及び図2Bに示すように、貫通孔222に第1保持部320aのストッパ323aが挿入されている。また、前板220の貫通孔222の下側には、図3Aに示すように、第1方向Zに延びた一対の取付溝223が設けられている。取付溝223の第1方向Zの一方側は、貫通孔222に連通している。取付溝223の第1方向Zの他方側は、開放されている。取付溝223にクッション250の第2方向Xの両端部が嵌合している。クッション250は、矩形状のフレームである。図2Aに示すようにスライダ200が原点位置に位置しているとき、クッション250が第1保持部320aのストッパ323aに弾性的に当接する。図2Bに示すようにスライダ200が押下位置に位置しているとき、クッション250がケース300bの支持台314bに弾性的に当接する。
天井部210には、孔211が設けられている。この孔211は、図2A及び図2Bに示すように、電子部品500a、500bに対向配置されている。すなわち、電子部品500a、500bは、孔211を通じて第1方向Zの一方側に光を照射可能となっている。
底部240の下部中央には、図3A及び図3Bに示すように、矩形状の収容凹部241が設けられている。収容凹部241の外形は、ケース300bの支持台314bの外形よりも大きい。スライダ200が押下位置に位置しているとき、図2Bに示すように、収容凹部241内に支持台314bが収容される。収容凹部241の底面には、円柱状の突起242が設けられている。突起242は、収容凹部341a、314b1に対向している。突起242の外径は、コイルスプリング800の内径よりも若干小さい。突起242が、収容凹部341a、314b1に収容保持されたコイルスプリング800の長さ方向の第2端部に嵌合している。スライダ200が押下位置に位置したとき、コイルスプリング800が、収容凹部241の底面(底部240)と収容凹部341a、314b1の底面との間で圧縮される。これにより、コイルスプリング800がスライダ200に原点位置への復帰力を付与する。
底部240の第3方向Yの他方側の面の第2方向Xの両端には、図3Bに示すように、スイッチS1、S2の可動接点S13、S23の固着板S13a、S23aが溶着されたボス243が設けられている。スライダ200の原点位置は、スイッチS1、S2の可動接点S13、S23が上記初期位置に位置した位置である。スライダ200の押下位置は、スイッチS1、S2の可動接点S13、S23が上記可動位置に位置した位置である。底部240の第3方向Yの他方側の面の中央部には、凹部が設けられている。前記凹部の底面には、円柱状の収容穴244が設けられている。
キートップ100は、図2A〜図3Bに示すように、スライダ200の天井部210を覆うように当該天井部210に固着されている。キートップ100は、スライダ200と共に第1方向Zに移動可能となっている。キートップ100は、Pマーク110と、開口120と、取付部130とを有している。Pマーク110は透光性を有する素材で構成されている。開口120は、図2A〜図2Bに示すように、Pマーク110の第3方向Yの一方側に設けられている。開口120は、レンズ700aの後述する嵌合凸部710aの外形に対応した形状となっている。取付部130は、図2A〜図2Dに示すように、Pマーク110の下側に設けられた凹部である。取付部130の内形は、遮光ブロック700bの外形に対応した形状となっている。
レンズ700aは、開口120に嵌合する嵌合凸部710aを有している。レンズ700aは、電子部品500a上に配置されている。このレンズ700aが、電子部品500aから照射された光をキートップ100外に導いている。
遮光ブロック700bは、遮光性を有する素材で構成された略矩形状のフレームであって、遮蔽板710bを有している。遮光ブロック700bは、取付部130に嵌合しており、当該遮光ブロック700bの内部が電子部品500b上に位置している。遮蔽板710bは、電子部品500a、500bとの間に位置している。すなわち、遮光ブロック700b内を、電子部品500bから照射された光が通り、キートップ100のPマーク110を照らすようになっている。その一方で、前記光は、遮光ブロック700b及び遮蔽板710bにより、レンズ700a側に漏れないように遮蔽されている。また、電子部品500aから照射された光も、遮光ブロック700b及び遮蔽板710bによりPマーク110側に漏れないように遮光されている。
操作感発生部900は、図2A〜図2Dに示すように、突脈910と、ボール920と、コイルスプリング930とを有している。突脈910は、メインボディ310aの内面上の第1保持部320aと第3保持部340aとの間に設けられており且つ第1方向Zに延びている。突脈910は、スライダ200の底部240の収容穴244に対向配置されている。突脈910は段差911を有している。コイルスプリング930の外径は、スライダ200の収容穴244よりも若干小さい。コイルスプリング930の長さ寸法は、収容穴244の深さ寸法よりも大きい。コイルスプリング930の長さ方向の第1端部が収容穴244に収容され、長さ方向の第2端部が収容穴244から突出している。ボール920の直径はコイルスプリング930の外径よりも若干大きい。ボール920がコイルスプリング930の第2端部に部分的に嵌合している。ボール920の直径及びコイルスプリング930の長さ寸法の和は、収容穴244の底面から突脈910までの第3方向Yの距離よりも大きい。このため、ボール920がコイルスプリング930により、突脈910に弾性的に押し付けられている。スライダ200が原点位置から押下位置へ移動するときに、ボール920が突脈910の段差911を乗り越える。これにより、キートップ100の押下操作に操作感が発生する。
以下、上述した構成のプッシュスイッチの製造方法について詳しく説明する。まず、スイッチS1の第1、第2固定接点S11、S12、端子T1〜T5及びスイッチS2の第1、第2固定接点S21、S22を用意する。その後、第1、第2固定接点S11、S12の折り曲げ部、埋設部及び接点部と、端子T1〜T5の第1、第2折り曲げ部及び埋設部と、第1、第2固定接点S21、S22の折り曲げ部、埋設部及び接点部とを、図示しない金型内に間隔をあけて収容させる。このとき、第1、第2固定接点S11、S12、端子T1〜T5及び第2、第1固定接点S22、S21が、この順で第2方向Xに間隔をあけて配置される。その後、金型内に樹脂を流し込み、第1、第2固定接点S11、S12の折り曲げ部、埋設部及び接点部と、端子T1〜T5の第1、第2折り曲げ部及び埋設部と、第1、第2固定接点S21、S22の折り曲げ部、埋設部及び接点部とを樹脂内に埋め込む。前記樹脂がボディ300aのメインボディ310a、第1、第2、第3保持部320a、330a、340a及び突脈910として成形される。
このとき、ボディ300aのメインボディ310aに第1、第2固定接点S11、S12の折り曲げ部、埋設部及び接点部と、端子T1〜T5の第1折り曲げ部及び埋設部と、第1、第2固定接点S21、S22の折り曲げ部、埋設部及び接点部とがインサート成形される。第1、第2固定接点S11、S12の接続部と、端子T1〜T5の接続部と、第1、第2固定接点S21、S22の接続部とがメインボディ310aの凹部311a内に配置される。第1、第2固定接点S11、S12の接点部が、メインボディ310aの凹部312aから露出し、第1、第2固定接点S21、S22の接点部が、メインボディ310aの凹部313aから露出する。ボディ300aのメインボディ310a及び第3保持部340aに端子T1〜T5の第2折り曲げ部がインサート成形される。
その後、端子T6〜T8を用意する。その後、端子T6〜T8の第1折り曲げ部を、第1保持部320aの取付凹部321a1〜321a3に嵌合させると共に、端子T6〜T8の第2折り曲げ部を、第3保持部340aの取付凹部342a〜344aに嵌合させる。すると、端子T6〜T8の固定部がメインボディ310aの内面に当接する。メインボディ310aの内面上のボスに端子T6〜T8の固定部が固着される。
その後、第1回路部600aが設けられた第1基板400aを用意する。その後、第1基板400aのガイド凹部420aを第2保持330aの支柱331aに嵌合させる。すると、第1基板400aの一対の凸部410aが支柱331aに当接する。この状態で、第1基板400aを、支柱331aに沿って第1方向Zの他方側に移動させる。すると、第1基板400aの一対の凸部410aが第1保持部320aの台座322a上に載置され且つ支柱331aに位置決め固定される。このとき、第1基板400aのスルーホール電極430aに、第1、第2固定接点S11、S12の接続部と、端子T1〜T5の接続部と、第1、第2固定接点S21、S22の接続部と、端子T6〜T8の接続部とが貫通する(すなわち、突き刺さる)。その後、第1基板400aのスルーホール電極430aに、第1、第2固定接点S11、S12の接続部と、端子T1〜T5の接続部と、第1、第2固定接点S21、S22の接続部と、端子T6〜T8の接続部とが半田付けされる。このようにして第1基板400a上の第1回路部600aが、スイッチS1の第1、第2固定接点S11、S12、スイッチS2の第1、第2固定接点S21、S22及び端子T3〜T6に電気的に接続される。
その後、第2回路部600b及び電子部品500a、500bが設けられた第2基板400bを用意する。その後、第2基板400bの一対の嵌合孔410b及び一対の嵌合凹部420bに、支柱331aの突起331a1を嵌合させる。これにより、第2基板400bが第2保持部330aの支柱331a上で保持される。このとき、第2基板400bのスルーホール電極430bに、第1、第2固定接点S11、S12の接続部と、端子T1〜T5の接続部と、第1、第2固定接点S21、S22の接続部と、端子T6〜T8の接続部とが貫通する(すなわち、突き刺さる)。その後、第2基板400bのスルーホール電極430bに、第1、第2固定接点S11、S12の接続部と、端子T1〜T5の接続部と、第1、第2固定接点S21、S22の接続部と、端子T6〜T8の接続部とが半田付けされる。このようにして第2基板400b上の一方の第2回路部600b及び電子部品500aが、スイッチS1の第1、第2固定接点S11、S12及び端子T1、T2に電気的に接続される。第2基板400b上の他方の第2回路部600b及び電子部品500bが、スイッチS2の第1、第2固定接点S21、S22及び端子T7、T8に電気的に接続される。電子部品500aが端子T3〜T4にも電気的に接続される。電子部品500bが端子T5〜T6にも電気的に接続される。
その一方で、キートップ100、レンズ700a及び遮光ブロック700bを用意する。その後、レンズ700aの嵌合凸部710aをキートップ100の開口120に嵌合させる。その後、遮光ブロック700bをキートップ100の取付部130に嵌合させる。その後、スライダ200を用意する。このスライダ200の取付溝222にはクッション250を嵌合している。その後、可動接点S13、S23を用意する。その後、スライダ200のボス243に、可動接点S13、S23の固着板S13a、S23aを固着させる。その後、キートップ100をスライダ200に取り付ける。
その後、ケース300bを用意する。ケース300bのレール溝312b1にスライダ200のレール231を嵌合させると共に、ケース300bのレール311b1をスライダ200のレール溝221に嵌合させる。これにより、スライダ200がケース300bに対して第1方向Zに移動自在に取り付けられる。その後、コイルスプリング800を用意する。その後、コイルスプリング800の第1端部をケース300bの収容凹部314b1に部分的に収容させる。その後、スライダ200をケース300bに対して第1方向Zの他方側に移動させる。すると、スライダ200の突起242がコイルスプリング800の第2端部内に挿入される。
その後、ボール920及びコイルスプリング930を用意する。その後、コイルスプリング930の第1端部をスライダ200の収容穴244に収容させる。その後、ボール920をコイルスプリング930の第2端部に嵌合させる。この状態で、ケース300bをボディ300aのメインボディ310aに固着させる。すると、ボディ300aの第3保持部340aがケース300bの底板313bの貫通孔313b1を塞ぐ。この底板313bの収容凹部341aにコイルスプリング800の第1端部が部分的に収容される。このとき、ケース300bの第1収容空間α1に、スライダ200、可動接点S13、S23及びコイルスプリング800が収容される。これと共に、スライダ200の第2収容空間α2に、第1、第2保持部320a、330a、第1、第2基板400a、400b、電子部品500a、500b、端子T6〜T8、ボール920及びコイルスプリング930が収容される。ボール920がボディ300aの突脈910に当接し、コイルスプリング930がボール920と収容穴244の底部との間で圧縮される。第1保持部320aのストッパ323aがスライダ200の貫通孔222に挿入される。端子T1〜T8のテール部T15〜85が、ケース300bの開口321bから接続部320b内に挿入される。
上述したプッシュスイッチは、キートップ100及びスライダ200が原点位置に位置しているとき、スイッチS1の可動接点S13が初期位置に位置し、スイッチS2の可動接点S23が初期位置に位置している。すなわち、可動接点S13の摺動アームS13b、S13cが第1、第2固定接点S11、S12に接触し、可動接点S23の摺動アームS23bが第1固定接点S21の接点部S21dと非接触となっている。このため、第1、第2固定接点S11、S12が導通し(スイッチS1がオン)、第2基板400b上の第2回路部600bが電子部品500aを点灯させている。第1、第2固定接点S21、S22が非導通となり(スイッチS2がオフ)、第2基板400b上の第2回路部600bが電子部品500bを消灯させている。電子部品500aから照射された光は、レンズ700aを通じてキートップ100外に放射されている。
キートップ100が押下操作されると、スライダ200のレール231がケース300bのレール溝312b1に、ケース300bのレール311b1がスライダ200のレール溝221に案内され、キートップ100及びスライダ200がケース300bに対して原点位置から押下位置にかけて第1方向Zに移動する。これに伴い、スイッチS1の可動接点S13が初期位置から可動位置に移動し、スイッチS2の可動接点S23が初期位置から可動位置に移動する。スイッチS1の可動接点S13が可動位置に位置すると、可動接点S13の摺動アームS13bの先端部が第1固定接点S11の接点部S11dと非接触となる。これにより、第1、第2固定接点S11、S12が非導通となり(スイッチS1がオフ)、第2基板400b上の第2回路部600bが電子部品500aを消灯させる。スイッチS2の可動接点S23が可動位置に位置すると、可動接点S23の摺動アームS23b、S23cの先端部が第1、第2固定接点S21、22の接点部S21d、S22dに接触する。これにより、第1、第2固定接点S21、S22が導通し(スイッチS2がオン)、第2基板400b上の第2回路部600bが電子部品500bを点灯させる。電子部品500bから照射された光がキートップ100のPマーク110を点灯させる。
キートップ100及びスライダ200が原点位置から押下位置にかけて移動するとき、ボール920がボディ300aの突脈910の段差911を乗り越える。これにより、キートップ100の押下操作に操作感が生じる。クッション250がケース300bの支持台314bに弾性的に当接する。これにより、キートップ100の押下操作時に、スライダ200にかかる衝撃が軽減される。コイルスプリング800がスライダ200の底部240と収容凹部341a、314b1の底面との間で圧縮される。これにより、スライダ200に原点位置への復帰力が付与される。
キートップ100が押下操作から解放されると、コイルスプリング800の付勢力により、スライダ200のレール231がケース300bのレール溝312b1に、ケース300bのレール311b1がスライダ200のレール溝221に案内され、スライダ200が押下位置から原点位置にかけて押し上げられる。これに伴い、スイッチS1の可動接点S13が可動位置から初期位置に復帰し、スイッチS2の可動接点S23が可動位置から初期位置に復帰する。このため、上述の通り、スイッチS1がオン、スイッチS2がオフとなり、電子部品500aが点灯、電子部品500bが消灯する。これに伴い、クッション250が第1保持部320aのストッパ323aに弾性的に当接する。これにより、キートップ100の復帰時に、スライダ200にかかる衝撃が軽減される。
以上のようなプッシュスイッチによる場合、スイッチS1、S2を保護するための第1回路部600aが第1基板400aに、電子部品500a、500b及び第2回路部600bが第2基板400bに設けられている。この第1、第2基板400a、400bがボディ300aの第1、第2保持部320a、330aに第1方向Zに間隔をあけて保持されている。よって、ボディ300a及びケース300bの第1方向Zからの投影面積が小さくなるので、前記プッシュスイッチの小型化を図ることができる。
しかも、前記プッシュスイッチは、以下の通り、汎用性の高いスイッチとすることができる。電子部品500a、500b及び第2回路部600bが第2基板400bに設けられているので、当該第2基板400bを除去することにより、電子部品500a、500b及び第2回路部600bが不要なプッシュスイッチに対応させることができる。また、第2基板400bを別の電子部品及びこれを作動させるための別の第2回路部が設けられた別の第2基板に交換することにより、別の電子部品を作動させるためのプッシュスイッチとすることも可能である。
更に、第1、第2基板400a、400bを第1、第2保持部320a、330aに保持させると共に、スイッチS1、S2の第1、第2固定接点S11、S12、S21、S22の接続部S11a、S12a、S21a、S22a及び端子T1〜T8の接続部T11〜T18に電気的に接続させることが可能である。具体的には、第1基板400aを第1保持部320aに保持させるときに、スイッチS1、S2の第1、第2固定接点S11、S12、S21、S22の接続部S11a、S12a、S21a、S22a及び端子T1〜T8の接続部T11〜T18が、第1基板400aのスルーホール電極430aに突き刺さり、電気的に接続される。第2基板400bを第2保持部330aに保持させるときに、スイッチS1、S2の第1、第2固定接点S11、S12、S21、S22の接続部S11a、S12a、S21a、S22a及び端子T1〜T8の接続部T11〜T18が、第2基板400bのスルーホール電極430bに突き刺さり、電気的に接続される。よって、第1、第2基板400a、400bのボディ300aに対する位置固定と、第1、第2固定接点S11、S12、S21、S22及び端子T1〜T8に対する電気接続を略同時に行うことができるので、前記プッシュスイッチの製造が容易になる。
また、第1基板400aが第2保持部330aの支柱331aに案内され、第1基板400aが第1保持部320a上に載置されるようになっているので、第1基板400aを第1保持部320a上に容易に設置し且つ位置決め固定できる。
なお、上述したプッシュスイッチは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施例では、スライダ200がケース300bに原点位置から押下位置にかけて第1方向Zにスライド移動自在に保持されているとした。しかし、スライダは、ケース及びボディの少なくとも一方に第1方向に移動自在に保持されている限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、キートップ100はスライダ200に取り付けられているとした。しかし、キートップは、第1方向に移動自在である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、キートップをスライダに一体的に設けることが可能である。
上記実施例では、プッシュスイッチは、ノーマルクローズ型のスイッチS1と、ノーマルクオープン型のスイッチS2とを備えているとした。しかし、本発明のプッシュスイッチは、ノーマルクローズ型及びノーマルクオープン型の少なくとも一つのスイッチを備えていれば良い。
上記実施例では、スイッチS1は、金属板で構成された第1、第2固定接点S11、S12と、金属板で構成されたスライダである可動接点S13とを有するとした。スイッチS2は、金属板で構成された第1、第2固定接点S21、S22と、金属板で構成されたスライダである可動接点S23とを有するとした。しかし、スイッチは、キートップの移動に応じてオン又はオフにされる限り任意に設計変更することが可能である。例えば、スイッチは、第1基板又は第2基板上に実装されたタクトスイッチとすることが可能である。このタクトスイッチは、第1方向に移動したキートップ又はスライダにより押下され、オン又はオフにされる。また、スイッチは、第1基板又は第2基板上に実装された電極である第1、第2固定接点と、第1固定接点に接触するスナッププレートとを有する構成とすることが可能である。第1方向に移動したキートップ又はスライダによりスナッププレートが押下され、第2固定接点に接触する。
上記実施例では、第1、第2固定接点S11、S12の接点部S11d、12dは、メインボディ310aの凹部312aの底面から露出しているとした。第1、第2固定接点S21、S22の接点部S21d、22dは、メインボディ310aの凹部313aの底面から露出しているとした。しかし、第1、第2固定接点の接点部は、メインボディの内面から露出する構成とすることが可能である。
上記実施例では、第1、第2固定接点S11、S12の接続部S11a、S12aは、メインボディ310aの凹部311a内に配置されているとした。第1、第2固定接点S21、S22の接続部S21a、S22aも、メインボディ310aの凹部311a内に配置されているとした。しかし、第1、第2固定接点の接続部は、ボディ外に配置され、第1、第2基板に突き刺さる構成とすることが可能である。なお、第1、第2固定接点の埋設部は、メインボディに埋め込まれている限り任意に設計変更することが可能である。第1、第2固定接点の折り曲げ部は、L字状に限定されず、接続部が第1、第2基板に突き刺さるように折り曲げられている限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、可動接点S13は、固着板S13aと、摺動アームS13b、S13cとを有するとした。可動接点S23は、固着板S23aと、摺動アームS23b、S23cとを有するとした。しかし、可動接点は、第1、第2構成である限り任意に設計変更することが可能である。第1の構成は、可動接点が、初期位置において前記第1、第2固定接点の少なくとも一方に非接触であり且つ前記キートップの移動に応じて前記初期位置から移動し、前記第1、第2固定接点に接触可能な構成である。第2の構成は、可動接点が、初期位置において前記第1、第2固定接点に接触しており且つ前記キートップの移動に応じて前記初期位置から移動し、前記第1、第2固定接点の少なくとも一方と非接触となる構成である。
上記実施例では、第2基板400b上に電子部品500a、500b及び第2回路部600bが設けられているとした。しかし、第2基板上には、少なくとも一つの電子部品と、スイッチのオン又はオフに応じて前記電子部品を作動させる第2回路部とを有する限り任意に設計変更することが可能である。上記実施例では、電子部品はLEDであるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、電子部品としては、マイクロフォン又はスピーカー等を用いることが可能である。
上記実施例では、第2基板400bには、嵌合孔410b及び嵌合凹部420bが設けられているとした。しかし、第2基板の形状は、ボディの第2保持部に第1基板から第1方向に間隔をあけて保持される限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、第1基板400aは、凸部410a及びガイド凹部420aが設けられているとした。しかし、第1基板の形状は、ボディの第1保持部に保持される限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1基板は、第2保持部の支柱が第1方向に移動自在に嵌合するガイド凹部のみを有する形状とすることが可能である。
上記実施例では、ボディ300aは、メインボディ310aと、第1、第2、第3保持部320a、330a、340aとを有しているとした。しかし、ボディは、メインボディと、前記メインボディに設けられており且つ第1基板を保持する第1保持部と、前記メインボディ又は前記第1保持部に設けられており且つ第2基板を第1基板から第1方向に間隔をあけて保持する第2保持部とを有している限り任意に設計変更することが可能である。例えば、メインボディに第1方向に間隔をあけて設けられた第1、第2保持部に、第1、第2基板を保持させる構成とすることが可能である。この場合、第1、第2保持部は、第1、第2基板を保持可能な一又は複数のプレート又は台座を有する構成とすることが可能である。また、第1、第2保持部は、スイッチ及び/又は端子の接続部とすることが可能である。具体的には、スイッチ及び/又は端子の接続部が、第1、第2基板に突き刺さることにより、第1、第2基板を第1方向に間隔をあけて保持する構成とすることが可能である。
上記実施例では、第2保持部330aは、第1保持部320a上に設けられた4つの支柱321aを有するとした。しかし、第2保持部は、メインボディ又は第1保持部に設けられており且つ第2基板を第1基板から第1方向に間隔をあけて保持し得る限り任意に設計変更することが可能である。よって、第2保持部は上述の通り設計変更することが可能である。
上記実施例では、ケース300bがボディ300aのメインボディ310aに取り付けられるとした。しかし、ケースはこれに限定されるものではない。例えば、ケースは、ボディと一体的に設けることが可能である。
上記実施例では、プッシュスイッチは、レンズ700aと、遮光ブロック700bと、復帰用のコイルスプリング800と、操作感発生部900とを有しているとした。しかし、これらは省略可能である。また、第1、第2固定接点が外部接続部を有する場合には、端子T1〜T8は省略可能である。端子T1〜T8に代えて、ケーブル、ピン、FPC等の外部接続手段を用いることが可能である。
なお、上記実施例では、プッシュスイッチの各部を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記実施例では、プッシュスイッチは、パーキングスイッチであるとしたが、その他のプッシュスイッチに適応可能である。