JP6022255B2 - 注射装置 - Google Patents
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Description
(1)前端及び筒状の側壁からなる筒状部材と該側壁内に液密にスライド可能にはめ込まれたガスケットとを有するシリンジ内に収容された薬剤の注射を行うための注射装置であって,
前端側に該シリンジ(3)を保持するための保持部を有する胴部(2)と,
該胴部内に設けられた案内スリーブ(16)と,
該案内スリーブに対して回転が不能ではあるが,軸方向に前後移動可能であるように嵌合したピストンロッド(17)であって,軸方向に雌ねじが形成されたねじ穴(20)を有し,該ねじ穴は,該シリンジを保持部に保持したときに該シリンジと軸方向に同心となるように形成されたピストンロッド(17)と,
前方への押し込みが可能なように,該胴部の後端側に設けられた穴(26)から後方に突出するノブ(25)を後端側に有し,前端側に該ピストンロッドのねじ穴と螺合する雄ねじ(22)が形成されたねじロッド(21)と,
該ねじロッドが回転可能に通過する貫通穴(27)を有し,該胴部に対して回転が不能ではあるが軸方向に前後移動可能であるように該胴部と嵌合し,且つ後端側に噛み合い歯受け(28)を有する前側クラッチ板(30)と,
該ねじロッドが通過する貫通穴(32)を有し,該ねじロッドに対して回転が不能ではあるが軸方向に前後移動が可能であるように嵌合する一方,該胴部に対して回転が可能ではあるが軸方向に前後移動が不能に嵌合し,且つ前端側に噛み合い歯(33)を有する後側クラッチ板(34)と,
該前側クラッチ板の前端側に設けられ,該前側クラッチ板を該後側クラッチ板に向かって付勢することにより,該噛み合い歯受けと該噛み合い歯とを,互いに回転可能に当接させるバネ(39)と,
該後側クラッチ板の後端側に設けられ,該後側クラッチ板と一体的に作動するカム板(41)と,
該カム板の後端側と該ノブの前端側に当接し,該ノブを後端側に付勢する復元バネ(43)と,
該カム板との接点(44)を有し,該カム板と該接点との接触状態の変化を検出するカウンター(53)と,
該カウンターからの信号を表示する表示部(46)と,
該ねじロッドが前方に押し込まれたときに該ねじロッドと係合し,該ねじロッドの該胴部に対する回転及び前後移動を制限する,係止部(48)とを備える,注射装置。
(2)該ピストンロッド(17)が,該案内スリーブ(16)に形成された突起がピストンロッドに形成されたキー溝へ嵌まり込むことにより,該案内スリーブと嵌合するものである,上記(1)の注射装置。
(3)該カム板(41)が,該ねじロッド(21)の半径方向に互いに直角となるように配置された前側カム板(41a)と後側カム板(41b)とからなり,該カウンター(53)は,前側カム板と後側カム板の各々に対応する接点(44)を有し,該カム板が一回転する間に,該前側カム板及び該後側カム板と該カウンターの該接点との接触状態が,両カム板とも接触,該前側カム板のみ接触,該後側カム板のみ接触,両カム板とも非接触のいずれかを採り,該ねじロッドが90度回転する毎に該接触状態が変化するものである,上記(1)または(2)の注射装置。
(4)該ねじロッド(21)が円周上に凹部(52)を有し,且つ該係止部(48)が該ねじロッドの表面に向かってバネにより付勢された引掛け輪(49)を有し,該ねじロッドが前方に押し込まれたときに,該引掛け輪が該凹部に嵌合するものである,上記(1)〜(3)のいずれかの注射装置。
(5)該ねじロッド(21)が初期位置に復帰したことを検出する検出器(45)を有し,該引掛け輪(49)と該凹部(52)の嵌合を解除することにより,該復元バネ(43)の付勢により該ねじロッドが後方に押されて初期位置に復帰するとともに,該検出器からの信号により,該表示部(46)の表示が初期化されるものである,上記(1)〜(4)のいずれかの注射装置。
(6)該ねじロッド(21)を回転させて薬剤の投与量を設定する際に,該ピストンロッドが投与量の設定操作の開始時点における位置よりも後退したときに,音響,振動,光,表示の少なくとも1の手段により使用者に警告を発する警告手段を有する,上記(1)〜(5)のいずれかの注射装置。
シリンジには,投与時の利便を図るため,複数回の投与分の薬剤を収容することができる。この場合,注射装置は,一旦シリンジに取り付けられた後は薬剤を使い切るまでシリンジと一体に取り扱い,注射前に隔壁に両頭針を刺入して使用し,注射後は両頭針を抜き取り,次回の投与のためにシリンジを取り付けたまま冷蔵庫等で保存される態様とすることができる。このとき,シリンジは,注射装置に取り外し不能なように取り付けても,取り外し可能に取り付けてもよい。前者においては,薬剤を使い切った場合,注射装置はシリンジとともに廃棄され,後者においては,薬剤を使い切った場合,注射装置は,新しいシリンジが取り付けられて再使用される。
更に,ピストンロッドは,シリンジを保持部に保持したときにシリンジと同心となるように,軸方向に雌ねじが形成されたねじ穴を後端側に有する。このねじ穴には,ねじロッドの前端側に形成された雄ねじが螺合する。ねじロッドが回転すると,この螺合により,ねじロッドに対して,ピストンロッドが前後に移動する。
図1及び2に示すように,注射装置1は,外側断面が概略円形の円筒状の胴部2からなる。胴部の前端側には,シリンジ3を保持するための保持部4が形成されている。保持部は,胴部の前端側内壁に形成された雌ねじ5を有し,この雌ねじと螺合できるように,シリンジを装填するホルダー6の後端側外周には,雄ねじ7が設けられている。雌ねじ5と雄ねじ7とを螺合させることにより,シリンジの後端が案内スリーブ16の前端面16aに押圧されて,シリンジが胴部に対して固定される。
2 胴部
3 シリンジ
4 保持部
5 雌ねじ
6 ホルダー
7 雄ねじ
8 筒状部材
9 ガスケット
10 薬液
11 両頭針
12 隔壁
13 基部
14 雌ねじ
15 雄ねじ
16 案内スリーブ
16a 案内スリーブ前端面
17 ピストンロッド
18 キー溝
19 突起
20 ねじ穴
21 ねじロッド
22 雄ねじ
23 ねじロッド受け穴
24 突起
25 ノブ
25a 突起
26 穴
27 貫通穴
28 噛み合い歯受け
29 キー溝
30 前側クラッチ板
31 突起
32 貫通穴
33 噛み合い歯
33a バネ支持ロッド
34 後側クラッチ板
35 クラッチ板支持部
36 突起
38 バネ受け
39 バネ
41 カム板
41a 前側カム板
41b 後側カム板
42 拡大部
43 復元ばね
44 接点
45 検出器
46 表示部
47 液晶画面
48 係止部
49 引掛け輪
50 リセットボタン
51 バネ
52 円周溝
53 カウンター
54 カラー
55 リング
Claims (6)
- 前端及び筒状の側壁からなる筒状部材と該側壁内に液密にスライド可能にはめ込まれたガスケットとを有するシリンジ内に収容された薬剤の注射を行うための注射装置であって,
前端側に該シリンジ(3)を保持するための保持部(4)を有する胴部(2)と,
該胴部内に設けられた案内スリーブ(16)と,
該案内スリーブに対して回転が不能ではあるが,軸方向に前後移動可能であるように嵌合したピストンロッド(17)であって,軸方向に雌ねじが形成されたねじ穴(20)を有し,該ねじ穴は,該シリンジを該保持部に保持したときに該シリンジと軸方向に同心となるように形成されたピストンロッド(17)と,
前方への押し込みが可能なように,該胴部の後端側に設けられた穴(26)から後方に突出するノブ(25)を後端側に有し,前端側に該ピストンロッドの該ねじ穴と螺合する雄ねじ(22)が形成されたねじロッド(21)と,
該ねじロッドが回転可能に通過する貫通穴(27)を有し,該胴部に対して回転が不能ではあるが軸方向に前後移動可能であるように該胴部と嵌合し,且つ後端側に噛み合い歯受け(28)を有する前側クラッチ板(30)と,
該ねじロッドが通過する貫通穴(32)を有し,該ねじロッドに対して回転が不能ではあるが軸方向に前後移動が可能であるように嵌合する一方,該胴部に対して回転が可能ではあるが軸方向に前後移動が不能に嵌合し,且つ前端側に噛み合い歯(33)を有する後側クラッチ板(34)であって,該噛み合い歯(33)は該前側クラッチ板(30)に対して該後側クラッチ板(34)がいずれの方向にも回転できる形状である,該後側クラッチ板(34)と,
該前側クラッチ板の前端側に設けられ,該前側クラッチ板を該後側クラッチ板に向かって付勢することにより,該噛み合い歯受けと該噛み合い歯とを,互いに回転可能に当接させるバネ(39)と,
該後側クラッチ板の後端側に設けられ,該後側クラッチ板と一体的に作動するカム板(41)と,
該カム板の後端側と該ノブの前端側に当接し,該ノブを後端側に付勢する復元バネ(43)と,
該カム板との接点(44)を有し,該カム板と該接点との接触状態の変化を検出するカウンター(53)と,
該カウンターからの信号を表示する表示部(46)と,
該ねじロッドが前方に押し込まれたときに該ねじロッドと係合し,該ねじロッドの該胴部に対する回転及び前後移動を制限する,係止部(48)とを備える,注射装置。 - 該ピストンロッド(17)が,該案内スリーブ(16)に形成された突起が該ピストンロッドに形成されたキー溝へ嵌まり込むことにより,該案内スリーブと嵌合するものである,請求項1の注射装置。
- 該カム板(41)が,該ねじロッド(21)の半径方向に互いに直角となるように配置された前側カム板(41a)と後側カム板(41b)とからなり,該カウンター(53)は,該前側カム板と該後側カム板の各々に対応する接点(44)を有し,該カム板が一回転する間に,該前側カム板及び該後側カム板と該カウンターの接点との接触状態が,両カム板とも接触,該前側カム板のみ接触,該後側カム板のみ接触,両カム板とも非接触のいずれかを採り,該ねじロッドが90度回転する毎に該接触状態が変化するものである,請求項1または2の注射装置。
- 該ねじロッド(21)が円周上に凹部(52)を有し,且つ該係止部(48)が該ねじロッドの表面に向かってバネにより付勢された引掛け輪(49)を有し,該ねじロッドが前方に押し込まれたときに,該引掛け輪が該凹部に嵌合するものである,請求項1〜3のいずれかの注射装置。
- 該ねじロッド(21)が初期位置に復帰したことを検出する検出器(45)を有し,該引掛け輪(49)と該凹部(52)の嵌合を解除することにより,該復元バネ(43)の付勢により該ねじロッドが後方に押されて初期位置に復帰するとともに,該検出器からの信号により,該表示部(46)の表示が初期化されるものである,請求項1〜4のいずれかの注射装置。
- 該ねじロッド(21)を回転させて薬剤の投与量を設定する際に,該ピストンロッド(17)が投与量の設定操作の開始時点における位置よりも後退したときに,音響,振動,光,表示の少なくとも1の手段により使用者に警告を発する警告手段を有する,請求項1〜5のいずれかの注射装置。
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JP2012175389A JP6022255B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 注射装置 |
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JP2012175389A JP6022255B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 注射装置 |
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JP2012175389A Active JP6022255B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 注射装置 |
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