JP6021888B2 - 画像制御装置およびこれを用いた画像制御システム - Google Patents
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Description
特許文献1では、サイドミラーと車体内部に備え付けられたディスプレイを用いて、側方、後方の死角となる部分を運転者に違和感なく把握させることが目的の装置が提案されている。
また、特許文献2では、運転者の視線の移動から死角を表示する場所を動的に変更し、運転者に確実に認知させることを目的とした技術が提案されている。
以下、この発明の実施の形態1について、図を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による画像制御装置を示すブロック図である。
図1において、カメラ2は、側方を撮像するために、サイドミラー等の後方を一定以上の角度で撮像できる部分に取り付けられる。センサ群3は、視界不良や、他車接近を判断するための信号を取得するために車両に配置されている。プロジェクタ4は、短焦点プロジェクタであり、カメラ2により撮像された映像をサイドガラスに投影するように配置されている。
撮像信号受領部11は、カメラ2の撮像信号を受領する。運転状況判断部12は、運転者の前方に取り付けた車内カメラにより、顔の向き、視線を検出することや、ウィンカの状態を取得することで、運転者の側方確認の意図を検出する。運転状況判断部12が運転者の側方確認の意図を検出した場合、サイドミラーに設置したカメラ2から撮像信号を受領し、投影態様決定部13と画像出力回路14(画像出力部)を介して、当該サイドミラーのある方向のサイドガラス上に、プロジェクタ4によりカメラ2で取得した映像を投影する。
運転状況判断部12は、カメラ2およびセンサ群3からの信号に基づき、視界不良かどうかを判断する視界不良判断部121(実施の形態2で後述する。)と、他車が接近しているかどうかを判断する他車接近判断部122(実施の形態3で後述する。)とを有する。
投影態様決定部13は、サイドガラス上の所定部分(実施の形態1では下半分)に映像を投影するように撮像信号を処理して、画像出力回路14を介して出力する。これにより、運転者が直接側方を確認したいときでも、実際の側方の状態は、サイドガラスの上半分から見ることができるため、運転者の意図に沿って側方確認の支援を行うことができる。
図2(a)は、カメラ2のサイドミラー51への取り付けの様子を示す図、図2(b)は、カメラ2の撮像した映像をサイドガラス52に投影した投影映像41を示している。
図2において、カメラ2はサイドミラー51に取り付けられ、その撮像した映像はサイドガラス52に投影される。後方の他車6は投影映像41に含まれている。
図3において、自車5のサイドミラー51に取り付けられたカメラ2の撮像範囲21を示している。撮像範囲21には自車5の後方にある他車6が含まれている。
図5において、4は図1におけるものと、52は図2におけるものとそれぞれ同一のものである。プロジェクタ4は、サイドガラス52の下部の投影範囲42に画像を投影する。運転者8の前方に、フロントガラス53と、ルームミラー54と、運転者8を撮像するための車内カメラ55が設置されている。図には、前方車線7が示されている。
実施の形態1は、運転者が側方を確認したいという運転状況における動作についてのものである。
実施の形態1では、側方を撮像するカメラ2は、サイドミラー等、後方を一定以上の角度で撮像できる部分に取り付けられる。図2(a)は、カメラ2をサイドミラー51に取り付けた場合の図であり、図2(b)は、カメラ2により撮像された映像をサイドガラス52に投影した投影映像41を示す図であり、そのときの側方後方の撮像範囲21が図3に示されている。
まず、車内に搭載した車内カメラ55により、運転者8の顔の向きおよび視線を撮像する(ステップS1)。また、ウィンカの情報を取得する(ステップS2)。視線や顔の向きが左右どちらかに向いたとき、もしくはウィンカの左右どちらかが点いている際に、運転状況判断部12は、運転者8が左右どちらかを確認したいという意図を検知し、左右どちらを確認したいかを判断する(ステップS3)。
運転状況判断部12が、運転者8が左右どちらかの映像を確認したいかを判断できなければ(ステップS4)、ステップS1、S2に戻り、判断できれば(ステップS4)、ステップS5に進む。
その際、サイドガラス52の下半分の投影範囲42に、プロジェクタ4により投影する。図5は、実際にどのように出力させているかの様子を示している。
このとき、投影態様決定部13は、サイドガラス52上の下半分に投影するべく、映像を、車が映っている高さまでのものにするように映像の上部を切り取る処理を行う。
なお、映像の態様には、投影範囲、画像の輝度、投影するかしないかという判断を含むものとする。
運転者8は、サイドガラス52に投影された映像を見ることで、運転者8の側方確認時の視野が広がり、視認性を改善することができる。
また、映像を投影するに際して、常にサイドガラスに投影するのではなく、あくまで運転者が側方確認したいときに投影するようにしたので、運転者に側方を確認する意図がないときには運転者の視界内にサイドガラス上の映像が映らなくなるため、運転者の注意を削がれずに済む。
また、カメラと短焦点プロジェクタだけで本発明を実現できるため、スクリーンやモニタを準備するよりも低価格で実現することができる。
実施の形態2は、雨天時やサイドガラスが曇り、側方確認が困難な運転状況の場合についてのものである。
なお、実施の形態2の画像制御装置の構成は、図1におけるものと同じである。
図7において、4、42、52〜55、7、8は図5におけるものと同一のものである。図7では、プロジェクタ4の投影範囲42は、サイドガラス52の上端部以外の部分になっている。車内カメラ55は、運転者8とサイドガラス52を撮像する。
まず、車内カメラ55でサイドガラス52を撮像する(ステップS11)。また、並行して運転状況判断部12が、ワイパーの運転の有無を判断する(ステップS12)。
車内カメラ55の撮像結果およびワイパーの運転の有無により、運転状況判断部12内の視界不良判断部121が、現在、運転者の視界不良かどうかを判断する(ステップS13)。この判断では、車内外の温度差を含めて行うようにしてもよい。
視界不良判断部121が視界不良と判断した際、運転状況判断部12は、投影態様決定部13に視界不良である状態を伝える。
投影態様決定部13は、視界不良という状態を取得すると、撮像信号受領部11から受け取った映像をサイドガラス52の上端部以外の部分に投射するよう映像を処理して、当該方向のサイドガラス52に取得した映像を投影する(ステップS14)。
また、側方の視界が悪いときに側方ないしは側方後方の映像をサイドガラスに投影することにより、サイドミラーで視認したときよりも広い部分の映像を運転者が確認することができ、運転者の側方ないしは側方後方の視認性を改善する効果がある。
実施の形態3は、側方後方から他車が迫ってくるという運転状況の場合についてのものである。
なお、実施の形態3の画像制御装置の構成は、図1におけるものと同じである。
図9において、5、6は図3におけるものと同一のものである。図9では、自車5のセンサで他車6を検知している。
図10において、4、42、52〜55、7、8は図5におけるものと同一のものである。図10では、プロジェクタ4の投影範囲42は、サイドガラス52の上端部以外の部分になっている。車内カメラ55は、運転者8を撮像する。
図11において、プロジェクタ4を取り付ける範囲を示すプロジェクタ取付エリア43は、シート56の上部およびヘッドレスト57に設けられている。
図12において、4、8、52は図10におけるものと、56、57は図11におけるものとそれぞれ同一のものである。運転者8の前方にハンドル58が図示されている。プロジェクタ4の光は、サイドガラス52で反射されて運転者8に入る。
まず、車体後部に取り付けられたセンサから、左右どちらかの側方から他車6が接近してきたかを他車接近判断部122が判断する(ステップS21)。
他車接近判断部122が、他車6の接近を検知した際(ステップS22)、運転状況判断部12が、投影態様決定部13に他車接近の状態を伝える。このとき、接近が感知される他車6は隣の車線の車である。1車線より遠い車は検知しても投影態様決定部13には伝えない。投影態様決定部13は、その他車接近の状態を受けて、撮像信号受領部11から受け取った映像をサイドガラス52上に投影するべく処理する。
投影態様決定部13は、迫っている後方の他車6とその周りの風景が映し出されるように映像を切り取る処理を行う。その映像をサイドガラス52上の一部分に投影するべく画像出力回路14に送り、当該方向のサイドガラス52上に映像が投影される(ステップS23)。
なお、投影態様決定部13は、このとき投影する映像を警告色にしてもよい。
他車6が自車5に迫ってきたときの様子を図9に示す。また、実際のサイドガラス52上に投影する様子を図10に示す。
プロジェクタは、サイドガラスの垂直方向を含む所定範囲内の方向から画像を投影する。この所定範囲内は、画像のゆがみ補正が現実的に困難な範囲を除外するものとする。
図11に、プロジェクタ4をシート56、またはヘッドレスト57に取り付ける場合の取付範囲であるプロジェクタ取付エリア43を示し、図12に、プロジェクタ4が投影する光の角度とその反射の様子を示している。
7 前方車線、8 運転者、11 撮像信号受領部、12 運転状況判断部、
13 投影態様決定部、14 画像出力回路、21 撮像範囲、41 投影映像、
42 投影範囲、43 プロジェクタ取付エリア、51 サイドミラー、
52 サイドガラス、53 フロントガラス、54 ルームミラー、55 車内カメラ、56 シート、57 ヘッドレスト、58 ハンドル、121 視界不良判断部、
122 他車接近判断部。
Claims (7)
- 車両の側方および後方を撮像するように配置されたカメラからの撮像信号を受領する撮像信号受領部、
上記車両の運転の状況を判断する運転状況判断部、
この運転状況判断部の判断に応じて、上記撮像信号受領部により受領された撮像信号を処理し、上記車両のサイドガラスに投影する映像の態様を決定する投影態様決定部、
およびこの投影態様決定部により決定された映像の態様で上記撮像信号をプロジェクタを介して上記サイドガラスに投影する画像出力部を備え、
上記運転状況判断部は、運転者の側方確認の意図を検出するように構成され、
上記投影態様決定部は、上記運転状況判断部が上記運転者の側方確認の意図を検出した場合に、当該側方方向のサイドガラスに投影するように上記映像の態様を決定するとともに、上記運転状況判断部によって判断された運転状況に応じて、上記サイドガラス上の投影範囲を変化させることを特徴とする画像制御装置。 - サイドガラスの視界不良を判断する視界不良判断部を備え、
上記投影態様決定部は、上記視界不良判断部により視界不良が判断された場合に、上記サイドガラスに投影するように上記映像の態様を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像制御装置。 - 他車両の接近を判断する他車接近判断部を備え、
上記投影態様決定部は、上記他車接近判断部により他車両の接近が判断された場合に、上記サイドガラスに投影するように上記映像の態様を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像制御装置。 - 上記投影態様決定部は、少なくとも上記サイドガラスの上端部以外の領域を映像の投影範囲とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像制御装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像制御装置、
およびこの画像制御装置の上記画像出力部から上記撮像信号を出力され、上記サイドガラスに投影するプロジェクタを備え、
上記プロジェクタは、上記サイドガラスに対し、所定範囲内の方向から上記映像を投影するように配置されることを特徴とする画像制御システム。 - 上記プロジェクタは、上記車両のヘッドレスト、シートおよび天井のいずれかに配置されることを特徴とする請求項5に記載の画像制御システム。
- 上記プロジェクタは、短焦点プロジェクタであることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像制御システム。
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