JP6021027B2 - 蓄電池管理装置、蓄電池管理方法、プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

蓄電池管理装置、蓄電池管理方法、プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置、蓄電池管理方法、プログラムを記憶した記憶媒体に関するものである。
従来から、蓄電池の劣化状態を判定して交換時期を報知する技術が提案されている(たとえば、日本国特許公開6−20725号公報の段落[0015][0016]参照)。上記文献には、蓄電池(二次電池)の充電回数を記憶し、充電回数により寿命(残りの充電可能回数)を評価する技術が記載されている。
上記文献に記載された技術は、蓄電池の交換時期を充電回数によって判定しているだけであって、蓄電池の交換に伴う費用については考慮されていない。上記文献に記載された技術は、ビデオカメラのバッテリのような小容量の安価な蓄電池には適用可能であるが、大容量の蓄電池は、導入費用も大きいから、費用を勘案しなければ、交換を促すことはできない。
たとえば、商用電源の供給能力の余裕度が大きい夜間に蓄電池を充電し、商用電源の供給電力の余裕度が小さい昼間に蓄電池から放電することによって、電力需要を平準化する目的では、現状では200万円程度の価格の蓄電池が必要になる。また、夜間には発電することのできない太陽光発電装置と組み合わせて用いる蓄電池も同程度の価格になる。
この種の蓄電池は、昼間または夜間などの所定期間において商用電源から負荷機器への電力の供給を低減させる(不要にする場合を含む)から、利用者に費用上の利益をもたらしており、導入費用は利益によって減殺されていることになる。つまり、蓄電池を導入した費用は、蓄電池を導入しない場合よりも電力料金の支払いが減少するという実質的な利益によって減殺され、損益分岐点を超えると蓄電池の導入負債が消滅する。
ただし、蓄電池は、充放電を繰り返す間に劣化によって満充電容量が低下するから、利用者にもたらされる利益は徐々に低減し、やがては蓄電池を導入したことによる恩恵は消滅する。
上述したように、損益分岐点を超えると利用者には蓄電池の導入費用を相殺した余剰の利益がもたらされるが、蓄電池の劣化が進むと時間の経過に伴って余剰の利益による利益率が低下する。したがって、蓄電池の交換が予定されている場合、蓄電池の劣化を適切に評価し、利用者が蓄電池の交換費用を納得して支払えるように適切なタイミングで寿命を検出する必要がある。しかしながら、このような観点で蓄電池の寿命を評価する技術は提案されていないのが現状である。
そこで、本発明の目的は、蓄電池の交換費用を考慮した適切なタイミングで蓄電池の寿命を報知する蓄電池管理装置を提供し、また、この蓄電池管理装置で用いる蓄電池管理方法を提供し、さらに、コンピュータをこの蓄電池管理装置として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体を提供することにある。
本発明に係る蓄電池管理装置は、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、前記蓄電池の寿命判定する条件判定部と、前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、前記条件判定部は、前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定することを特徴とする。
本発明に係る他の蓄電池管理装置は、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、
前記蓄電池の寿命を判定する条件判定部と、前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、前記条件判定部は、買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定することを特徴とする。
この蓄電池管理装置において、前記蓄電池の寿命を判定する条件を選択するモード選択部と、前記蓄電池の満充電容量を計測する容量計測部とをさらに備え、前記モード選択部は、前記累積費用と、前記導入費用または前記交換費用と、前記利益との少なくとも1つが規定の条件を満たすときに前記蓄電池の寿命と判定する第1の判定モードと、前記容量計測部が計測した満充電容量が規定の使用限界に達したことを前記蓄電池の寿命と判定する第2の判定モードとから選択することが可能であることが好ましい。
本発明に係る蓄電池管理方法は、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置における蓄電池管理方法であって、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定し、前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力することを特徴とする。
本発明に係る他の蓄電池管理方法は、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置における蓄電池管理方法であって、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定し、前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力することを特徴とする。
本発明に係るプログラムを記憶した記録媒体は、コンピュータを、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、前記蓄電池の寿命判定する条件判定部と、前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、前記条件判定部は、前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定する蓄電池管理装置として機能させるものである。
本発明に係る他のプログラムを記憶した記録媒体は、コンピュータを、商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、前記蓄電池の寿命を判定する条件判定部と、前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、前記条件判定部は、買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定する蓄電池管理装置として機能させるものである。
本発明の構成によれば、蓄電池の導入による利用者の利益を高めるように蓄電池の寿命を判断するから、利用者にとって利益が大きくなる適切なタイミングで蓄電池の寿命の報知を行えるという利点がある。したがって、利用者にとっては導入費用の高い蓄電池を導入するにあたって金銭による動機付けが得られる。その結果、蓄電池を導入する利用者の増加につながり、結果的に蓄電池の普及につながる。
本発明の好ましい実施形態をさらに詳細に記述する。本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な記述および添付図面に関連して一層良く理解されるものである。
本実施形態に係る蓄電池管理装置を説明するためのブロック図である。 蓄電池の劣化を説明する図である。 本実施形態に係る蓄電池管理装置の原理を説明する図である。 本実施形態に係る蓄電池管理装置の原理を説明する図である。 本実施形態に係る蓄電池管理装置の原理を説明する図である。 本実施形態に係る蓄電池管理装置の動作例をフローチャートで示した動作説明図である。
以下に説明する実施形態は、戸建て住宅において用いられる蓄電装置を例として説明するが、本実施形態で説明する技術は、集合住宅、事務所ビル、商業ビル、病院、美術館などの他の建物においても適用可能である。以下に説明する蓄電装置は、商用電源の電力系統から購入する電力量を低減することを目的とする利用用途を想定しており、用途が異なる場合でも使用可能であるが、他の用途で利用されている期間は考慮しない。言い換えると、蓄電装置が商用電源の電力系統からの買電に要する費用を低減させる目的で利用されている期間に得られる情報によって蓄電池の寿命を評価する。
本実施形態で説明する蓄電装置1は、図1に示すように、商用電源の電力系統2および太陽光発電装置3と併用することにより、複数の負荷機器4に電力を供給する目的で用いられている。蓄電装置1と電力系統2と太陽光発電装置3とは分電盤5を介して接続され、分電盤5から複数の負荷機器4に電力が供給される。分電盤5は、周知のように1個の主幹ブレーカ(図示せず)と複数個の分岐ブレーカ(図示せず)とを備える。
太陽光発電装置3は、太陽光を受けて発電する太陽電池パネル(以下、「PVパネル」という)31と、太陽電池パネル31の出力を交流電力に変換するパワーコンディショナ(以下、「PVパワコン」という)32とを備える。PVパネル31およびPVパワコン32は、周知の構成および機能を備えていればよく、ここでは要旨ではないから詳述しない。
蓄電装置1は、複数個の蓄電池(図示せず)を備えた蓄電池ユニット11と、蓄電池ユニット11の充放電を行う電力変換器(以下、「蓄電池パワコン」という)12とを備える。蓄電池ユニット11は、蓄電池のほか、蓄電池の温度を検出する温度センサ(不図示)、蓄電池の開放電圧を検出する電圧検出器(不図示)、充放電電流を検出する電流センサ(不図示)などが1つのケースに収納される。蓄電池パワコン12は、交流から直流への電力変換の機能と直流から交流への電力変換の機能とを備えたコンバータ部13と、蓄電池ユニット11や分電盤5から取得される情報を用いてコンバータ部13の動作を制御する蓄電池管理装置10とを備える。
蓄電装置1の用途は、蓄電装置1が内蔵する蓄電池管理装置10の仕様に依存する。蓄電池管理装置10は、マイコンのようにプログラムに従って動作するデバイスおよびインターフェイス部を主なハードウェア要素として備える。したがって、インターフェイス部を通して入出力される情報の種類とプログラムとの組合せにより、蓄電装置1の用途が定められる。蓄電装置1の利用用途の例を以下に列挙する。
(1)電気料金の単価が低額である時間帯に電力系統2からの電力で蓄電装置1を充電し、電気料金の単価が高額である時間帯に蓄電装置1から負荷機器4に給電する。
(2)電気料金の単価が低額である時間帯に電力系統2からの電力で蓄電装置1を充電し、太陽光発電装置3の発電中には蓄電装置1から負荷機器4に給電し、太陽光発電装置3の発電電力を電力系統2に逆潮流させる。
(3)太陽光発電装置3の発電電力のうち負荷機器4で消費されない余剰電力で蓄電装置1を充電し、太陽光発電装置3の発電電力が負荷機器4の消費電力を下回ると蓄電装置1から負荷機器4に給電する。
(4)電力系統2と太陽光発電装置3との少なくとも一方からの電力で蓄電装置1を充電し、負荷機器4で消費される電力量が増加したときに、電力系統2から購入する電力量を低減させるために、蓄電装置1から負荷機器4に給電する。
(5)電力系統2と太陽光発電装置3との少なくとも一方からの電力で蓄電装置1を充電し、電力系統2からの給電が停止したときに、蓄電装置1から一部または全部の負荷機器4に給電する。
上述した蓄電装置1の利用用途は一例であり、蓄電装置1を充電するために供給される電源の種類および蓄電装置1を充電するタイミングと、蓄電装置1から負荷機器4に給電するタイミングとの組合せにより、蓄電装置1は、種々の用途に利用可能である。本実施形態の蓄電装置1は、商用電源の電力系統2と接続され、商用電源の電力系統からの買電に要する費用を低減することを前提にしており、蓄電池ユニット11が日常的に充放電を繰り返すことが必要である。
したがって、利用用途(5)のように、蓄電池ユニット11が非日常的(一時的)にしか利用されない利用用途は考慮しない。また、利用用途(3)は電力系統2と接続しない場合も含まれるが、本実施形態では、電力系統2に接続されている場合を想定する。以下では、説明を簡単にするために、1日のうちの所定の時間帯(所定期間)には、電力系統2からの買電を行わない時間帯を設けるという制約条件を課すことができるように、システムが設計されていると仮定する。すなわち、当該時間帯には充電によって蓄電池ユニット11に蓄積されている電力を負荷機器4に供給することができるように、初期状態における蓄電池ユニット11の満充電容量が定められているものとする。そのため、利用用途(4)のように電力量のピークを抑制する動作は、以下の説明の対象からは除外する。
買電を行わない時間帯は、夜間を除く時間帯または1日の全時間帯のいずれかを想定する。夜間を除く時間帯とする場合は、夜間に蓄電池ユニット11を充電し、夜間を除く時間帯に放電することにより、この時間帯における買電の発生を防止する。この動作は、利用用途(1)または利用用途(2)に相当する。1日の全時間帯において買電の発生を防止する動作は、利用用途(3)に相当する。
蓄電池管理装置10は、上述のような蓄電装置1の利用用途に応じた機能を備えるが、本実施形態では、蓄電池管理装置10の機能のうち蓄電池ユニット11が備える蓄電池の寿命を管理する機能に着目して説明する。なお、蓄電池ユニット11が備える複数個の蓄電池(蓄電池セル)が寿命になった場合、蓄電装置1において個々の蓄電池が交換されるのではなく、蓄電池ユニット11が交換される。ただし、寿命になった蓄電池を内蔵した蓄電池ユニット11は、回収先で蓄電池を交換してリユースに供されるか、回収先で分解してリサイクルに供されることが望ましい。以下の説明では、蓄電池ユニット11について蓄電池の機能にのみ着目しており、この意味で蓄電池ユニット11は蓄電池と等価であるから、以下では、蓄電池ユニット11を「蓄電池11」という。
以下、説明のために、買電の電力量を「買電量」、売電の電力量を「売電量」、太陽光発電装置3が発電した電力量を「発電量」、負荷機器4が消費した電力量を「消費量」と呼ぶ。また、充電によって蓄電池11に蓄積された電力量を「充電量」、放電によって蓄電池11から放出された電力量を「放電量」と呼ぶ。さらに、買電による電力料金の単価を「買電単価」、売電による電力料金の単価を「売電単価」と呼ぶ。なお、買電単価は、時間帯別で2段階以上に設定されているものとする。
蓄電池管理装置10は、蓄電池11の寿命を管理するために、買電量と売電量と充電量と放電量と消費量とから選択される電力量を監視する必要がある。したがって、電力センサC1〜C3から電力を取得する。電力センサC1は、電力系統2と分電盤5との間に配置され、買電と売電とのうち少なくとも買電の電力を計測する。電力系統への逆潮流を行わない場合には、売電の電力は計測不要である。電力センサC2は、蓄電装置1に設けられ、蓄電池11の充電と放電との電力を計測する。さらに、電力センサC3は、分電盤5から負荷機器4に給電する分岐回路ごと、あるいは負荷機器4ごとに設けられ、分岐回路あるいは負荷機器4ごとの電力を計測する。
蓄電池管理装置10は、外部装置を接続するインターフェイス部101を備える。インターフェイス部101は、電力センサC1〜C3の出力を取得する取得部としての通信インターフェイス部1011を備える。また、インターフェイス部101は、蓄電池管理装置10から出力される情報により動作する出力装置や蓄電池管理装置10に与える情報を入力する入力装置を接続する通信インターフェイス部1012を備える。以下では、「通信インターフェイス部」を「通信I/F」と略称する。
蓄電池管理装置10は、現在日時を計時する内蔵時計(リアルタイムクロック)102を備え、通信I/F1011が取得した各種の電力と内蔵時計102が計時する日時とを用いて蓄電池11の寿命を判定する寿命判定部100を備える。さらに、蓄電池管理装置10は、寿命判定部100が蓄電池11の寿命と判定したときに報知信号を出力する出力部103を備える。
寿命判定部100は、通信I/F1011を通して取得した各種の電力を積算して電力量を求める電力量算出部1001と、内蔵時計102が計時している現在日時を電力量算出部1001が求めた電力量と対応付けて記録する電力量記憶部1002とを備える。本実施形態は、蓄電池11の寿命の判定に、後述するように、買電単価、売電単価、蓄電装置1の導入費用、蓄電池11の交換費用などから選択される計算用データを必要とする。したがって、寿命判定部100は、これらの計算用データを保持するデータ保持部1003を備える。
さらに、寿命判定部100は、電力量記憶部1002が記憶した電力量、データ保持部1003が保持する計算用データ、内蔵時計102が計時する日時を用いて寿命の判定を行う条件判定部1004を備える。条件判定部1004が寿命と判定すると出力部103を通して報知信号が出力される。
以下では、寿命判定部100が行う処理について説明する。本実施形態は、蓄電池11の寿命を評価するために、蓄電池11の導入によって利用者にもたらされる利益を評価する。蓄電池11の導入による利益(導入前後の差益)は、上述のように所定の時間帯に買電を行わないという制約条件を与えても、以下の3種類の場合に分けられる。ここでは、説明を簡単にするために、温度環境などによる蓄電池11の満充電容量の変化および電力の損失は考慮しない。以下の構成(I)、構成(II)は図1の構成であり、構成(III)は図1の構成から太陽光発電装置3を省略した構成になる。
(I)太陽光発電装置3を備え、太陽光発電装置3が発電した電力の電力系統2への逆潮流が許容されている構成。この場合、昼間には、発電量の一部が売電量に充当され、発電量の残りが消費量および充電量に充当される。また、夜間には、放電量と買電量との合算が消費量に充当される。つまり、夜間には買電量が発生する。そのため、売電量に売電単価を乗じた金額と、充電量に買電単価を乗じた金額との合計が、蓄電池11の導入による利益になる。
(II)太陽光発電装置3を備え、太陽光発電装置3が発電した電力の電力系統2への逆潮流が禁止されている構成。この場合、昼間には、発電量が消費量および充電量に充当され、夜間には、放電量が消費量に充当される。なお、太陽光発電装置3の発電量および蓄電池11の充電量は、買電が行われない程度に設定されていると仮定する。そのため、昼間と夜間との消費量に買電単価を乗じた金額が、蓄電池11の導入による利益になる。
(III)太陽光発電装置3を備えず、夜間の買電量が昼間の消費量に充当される構成。この場合、放電量は消費量に一致する。したがって、充電量が放電量と一致していれば、充電時の買電単価と放電時の買電単価との差額に放電量を乗じた金額が、蓄電池11の導入に伴う利益になる。
上記構成(II)において、通常であれば昼間の消費量が発電量を超えるか夜間の消費量が充電量を超える状況が生じると買電が発生する。しかしながら、上述のように、所定の時間帯には買電を行わないという制約条件を課してシステムが設計されているから(つまり、初期状態における満充電容量は所定の時間帯において買電が発生しないように定められている)、この状況は生じない。なお、この状況の発生を許容する場合、昼間と夜間との消費量から売電量を減算して買電単価を乗じた金額が、蓄電池11の導入による利益になる。また、太陽光発電装置3をシステムに含む場合、利益は蓄電装置1を導入したことのみによって生じているわけではないが、ここでは、太陽光発電装置3も含めて蓄電池11を利用することによる利益とみなす。
蓄電池11の導入による利益の金額を算出する際には、単位時間(1分、10分など)ごとの電力量(買電量、売電量、消費量、放電量から選択される)を計測し、計測した単位時間ごとの電力量に買電価格または売電価格を乗じ、乗算結果の積算値を求める。
蓄電池11の導入による利益の金額は、蓄電池11の利用時間の経過に伴って増加するから、やがては蓄電装置1の導入費用に達する。この時点が蓄電装置1の導入に対する損益分岐点になる。損益分岐点に達すると蓄電装置1の導入費用が相殺されるから、損益分岐点に到達した後は、利益が蓄積されることになる。
ところで、多くの蓄電池11は、充放電サイクルを繰り返すことによって内部インピーダンスが増加する。そのため、図2に示すように、充放電サイクルの回数の増加に伴って、蓄電池11の満充電容量が低下することが知られている。充放電サイクルは、満充電状態から電池残量が0になるまでの放電と、電池残量が0の状態から満充電状態までの充電とを行う期間を1サイクルとしている。ただし、蓄電池11の実使用に際しては、充電時に満充電状態に達しないことが多く、放電時に電池残量を0にすることは少ない。すなわち、負荷機器4に電力を供給する用途で用いる蓄電装置1は、蓄電池11の電池残量が数十%の範囲である中間領域において、充電と放電とを繰り返すように使用されることが多い。もっとも、この事情を考慮しても、充放電の繰り返し回数が増加することに伴って、蓄電池11の満充電容量は次第に低下することは言える。
本実施形態は、充放電の繰り返し回数の増加に伴って蓄電池11の満充電容量が低下することを蓄電池11の劣化と判断している。蓄電池11の満充電容量が低下する速度は、劣化が進行するほど大きくなることが知られている。そして、一般には満充電容量が公称容量に対して50〜60%まで低下する充放電回数をもって蓄電池11の寿命が設定されている。言い換えると、一般的な蓄電池11の寿命の判断基準は、満充電容量が公称容量に対して50〜60%まで低下することである。図2では満充電容量の初期値に対する割合が所定値(たとえば、30%)になる時点を使用限界として表している。
ここに、所定の時間帯には買電が生じさせないという制約条件を課してシステムが設計されているにもかかわらず、蓄電池11の満充電容量が劣化に伴って低下すると、蓄電池11の放電量が負荷機器4の消費量を充足できなくなる状況が発生し、上述の制約条件を満足できなくなる。つまり、初期状態における満充電容量は所定の時間帯において買電が発生しないように定められているが、蓄電池11の劣化に伴って所定の時間帯における消費量が満充電容量より大きくなると、この時間帯において買電が生じる。
しかも、劣化が進行するほど満充電容量の低下率が大きくなるから、蓄電池11の劣化が進行すると、所定の時間帯における買電量が急速に増加する。このことから、損益分岐点を超えて得られていた利益は、買電の発生に伴って減少し、やがては買電に伴う支払いによって利益が失われることになる。すなわち、劣化した蓄電池11を使い続けると、次の損益分岐点(蓄積した利益が蓄電装置1の導入費用に一致する点)に達し、蓄電池11の導入に伴って得られていた利益の蓄積が消滅することになる。
以上のことを勘案すれば、2つの損益分岐点の間に、利益の蓄積が最大化される時点が存在することが容易に推測される。以下では、このような特性に基づいて蓄電池11の交換時期を適正に定める方法について説明する。
図3Aに示すように、所定の時間帯において買電を生じさせないという条件が満足されている期間(t0−t2)には、蓄電池11の利用に伴って得られる利益の積算値V2は、ほぼ直線的に増加するとみなせる。利益の積算値V2が増加すると、やがて蓄電装置1の導入費用V1に達する。このように、利益の積算値V2が導入費用V1に一致する点が損益分岐点P1になる(時点t1)。また、蓄電池11の劣化に伴って所定の時間帯における買電が発生するようになると(時点t2)、利益の増加率が低下し始め、蓄積された利益V2がふたたび導入費用V1に一致する(時点t4)。すなわち、次の損益分岐点P2に達する。時点t5は満充電容量が使用限界に達した時点を表している。
図3Aは利益の積算値V2の中に買電に伴う損失を折り込んでいる。これに対し、図3Bに示すように、蓄電池11が劣化しないと仮定した場合の理想的な利益の積算値V2を仮想線V3で表し、買電に伴う累積費用V4を蓄電装置1の導入費用V1に加算する形式で表すことも可能である。すなわち、図3Aと図3Bとは等価である。
図3A,3Bは損益分岐点P1までは所定の時間帯における買電が生じないと仮定した場合の特性を表している。一方、蓄電池11の利用用途によっては蓄電池11が劣化して買電が生じ始めた後に損益分岐点P1に達することもある。この場合の費用関係を図3Bと同様の形式で表すと図3Cのようになる。
すなわち、図3Cでは、時点T2で蓄電池11が劣化して買電が生じ始め、その後の時点T1で利益の積算値V2が損益分岐点P1に達し、時点T4で損益分岐点P2に達する。時点T5は満充電容量が使用限界に達した時点を表している。
いずれにしても、蓄電池11の劣化に伴って所定の時間帯における買電が生じることを考慮すると、2つの損益分岐点P1,P2が生じ、2つの損益分岐点P1,P2の間で、最大の利益V5が得られることがわかる(図3A,3Bでは時点t3、図3Cでは時点T3)。
蓄電池11の導入に伴う費用関係が図3A〜3Cに示す関係になることから、蓄電池11を交換するタイミングは、買電が生じた時点t2(図3Cでは時点T2に相当)から蓄積した利益が消滅する損益分岐点P2までの期間であればよいと言える。現実的には、買電が生じた時点t2(時点T2)と、蓄積した利益が最大になる時点t3(図3Cでは時点T3に相当)と、損益分岐点P2の時点t4(図3Cでは時点T4に相当)との3時点のいずれかを選択することが望ましいと言える。
蓄電池11を交換するタイミングとして、時点t2(図3Cでは時点T2に相当)を選択した場合、所定の時間帯における買電を生じさせないという制約条件を満たしたままで蓄電池11を交換することが可能になる。たとえば、分散電源によって消費量を充足させている需要家の場合、買電が生じたときにペナルティとして買電単価が一般価格よりも高くなる場合があるから、このような需要家では蓄電池11を迅速に交換する必要がある。したがって、条件判定部1004は、買電の累積費用V4が規定の条件を満たしたとき、つまり、累積費用V4が生じた時点t2(時点T2)をもって蓄電池11の寿命と判断するように構成されることが好ましい。
蓄電池11を交換するタイミングとして、時点t3(図3Cでは時点T3に相当)を選択した場合、蓄電池11の導入によって蓄積された利益が最大であるときに蓄電池11を交換することになる。つまり、蓄電池11の導入によって蓄積された利益が蓄電池11の交換に伴う費用の一部または全部に充当されるから、蓄電池11の交換費用が低減されることになる。言い換えると、利用者の金銭的な利益が最大化される。ただし、時点t3(時点T3)は、計測できないから、図3B,3Cに示した導入費用V1と買電に伴う累積費用V4とを加算した曲線と仮想線V3とを用いて予測される。このように条件判定部1004は、利益が規定の条件を満たしたとき、つまり、利益が最大となった時点t3(時点T3)をもって蓄電池11の寿命と判断するように構成されてもよい。
蓄電池11を交換するタイミングとして、時点t4(図3Cでは時点T4に相当)を選択した場合、蓄電池11の導入によって得られた利益は消滅しているが、蓄電装置1の導入費用V1は相殺されている。したがって、蓄電池11を交換することは新規に蓄電池11を導入する場合と同等であって、利用者にとって損失は生じない。ここで、蓄電装置1の全部を交換するのではなく、蓄電池11のみの交換であれば、蓄電装置1の導入費用V1よりも交換費用は低額になる。時点t4(時点T4)を蓄電池11の寿命と判断して蓄電池11を交換する場合、蓄電池11をもっとも長く使用するから、蓄電池11の交換に伴う費用の準備期間も長くなり、交換費用を用意しやすくなる。このように条件判定部1004は、導入費用V1または交換費用が規定の条件を満たしたとき、つまり、導入費用V1または交換費用と、累積費用との合計が、利益に一致する時点t4(時点T4)をもって蓄電池11の寿命と判断するように構成されてもよい。
蓄電池11を交換する時点は、上述した3種類の時点のほか、以下の条件が成立した時点としてもよい。すなわち、蓄電装置1の運用開始から買電が発生した時点t2(時点T2)までの経過日数で蓄電池11の交換費用を除した値を、1日当たりの蓄電池11の交換費用V6とし、買電が発生してからの経過日数をDbとして、以下の条件式を定める。
条件式:V4≧V6×Db
上の条件式が成立する時点は、買電が発生した後に、買電の累積費用V4が蓄電池11の交換費用に達した時点であって、この時点を蓄電池11の寿命と判断することにより、利用者には損失が生じない。ただし、時点t2、t3,t4(時点T2、T3、T4)を用いる方法は、蓄電装置1の導入費用V1を基準に用いるのに対して、この方法は蓄電池11の交換費用を基準に用いる点で相違する。
上述のように、本実施形態の条件判定部1004は、買電の累積費用V4と、導入費用V1または交換費用と、利益(積算値V2)との少なくとも1つが規定の条件を満たすときに蓄電池11の寿命と判定するように構成されている。
なお、上述の例は、蓄電池11の1回目の交換時を想定しているが、蓄電池11の2回目以降の交換時には、蓄電装置1の導入費用はすでに償却されているから、蓄電装置1の導入費用に代えて蓄電池11の交換費用を用いればよい。
なお、条件判定部1004における判定の条件として理論値を用いているが、給電路で生じる損失や蓄電池11の充放電に伴う損失などがあり、温度環境の変化などによる効率の変化もあるから、実使用時には、上述した条件は適宜に補正することが望ましい。
上述した寿命判定部100の動作例は、条件判定部1004が、利用者にとっての金銭上の利益を基準にした条件を用いて蓄電池11の寿命を判定している。これに対して、蓄電池11が使用不能になる使用限界まで蓄電池11を利用しようとする利用者も存在すると考えられる。したがって、寿命判定部100は、条件判定部1004によって金銭上の利益を考慮して寿命を判定する条件を定める第1の判定モードと、蓄電池11の使用限界を寿命と定める第2の判定モードとを選択するモード選択部1005を備えることが望ましい。
蓄電池11の使用限界は、蓄電池11の満充電容量に基づいて定められる。そのため、モード選択部1005が設けられるときには、寿命判定部100に、蓄電池11の満充電容量を計測する容量計測部1006が付加される。第2の判定モードが選択されている場合、容量計測部1006が計測した満充電容量が使用限界(公称容量の50〜60%など)と比較され、満充電容量が使用限界に達していれば寿命と判断され、出力部103を通して報知信号が出力される。なお、判定モードの選択は、通信I/F1012に接続される入力装置により行われる。
蓄電池11の満充電容量を計測する技術は種々知られている。たとえば、蓄電池11が充放電を行っていない期間に既知の電力で蓄電池11を充電し、蓄電前後の電位差から満充電容量を計測することが可能である。また、上述したように、満充電容量は内部インピーダンスの増加に伴って低下するから、電圧の過渡応答波形を用いて内部インピーダンスを計測し、計測した内部インピーダンスを満充電容量に換算してもよい。内部インピーダンスの計測には、蓄電池11が充放電を行っていない状態で開放電圧を計測し、その後、蓄電池11に対する負荷のオンオフを行って過渡応答波形を検出すれば満充電容量が求められる。満充電容量の計測には周知の技術を採用すればよいから詳述しない。
ところで、蓄電装置1は、導入してから蓄電池11の交換までの期間が短期でも5年、望ましくは10年以上であることが要求される。したがって、蓄電池11の交換費用は、蓄電装置1の導入時よりも低下していることが予想される。そのため、蓄電池11の交換費用は、交換時期に近付いた時点で与えられることが好ましい。
上述した方法で蓄電池11の寿命を判断する場合、寿命となる時点を予測可能であるから、予測される時点の所定期間(1ヶ月、1年など)前になった時点で、蓄電池11の交換費用を取得することが望ましい。蓄電池11の交換費用を取得するには、寿命前の予備報知信号を出力して、交換時期が迫っていることを利用者に報知し、このとき同時に蓄電池11の交換費用の入力を促すようにすればよい。あるいはまた、蓄電装置1の提供者が運営する管理装置(サーバなど)とインターネットのような広域網を通して通信可能であれば、管理装置から通信によって蓄電池11の交換費用を取得してもよい。
上述した寿命判定部100の動作例を図4に示す。図示例は、蓄電池11の交換費用を基準に用いて蓄電池11の寿命を定める動作例であり、かつモード選択部1005を備えている場合を示している。蓄電池管理装置10の動作が開始されると、モード選択部1005で選択されている判定モードを判断する(S11)。モード選択部105で第1の判定モードが選択されている場合(S11:第1の判定モード)、条件判定部1004は、1日のうちの所定の時間帯(買電を行わない時間帯)であるか否かを判断する(S12)。所定の時間帯であれば(S12:Yes)、条件判定部1004は、通信I/F1011を通して電力センサC1の出力を取得し(S13)、取得した電力に基づいて買電の発生の有無を判断する(S14)。条件判定部1004は、買電が発生していない場合(S14:No)、ステップS12に戻り、所定の時間帯において買電の発生の有無を継続して監視する。
一方、買電が生じると(S14:Yes)、条件判定部1004は、電力量記憶部1002に記憶されている電力量の推移を用いて、蓄電装置1の運用開始から買電の発生時点までの日数を求める。さらに、条件判定部1004は、データ保持部1003に保持された蓄電池11の交換費用を求めた日数で除すことにより、1日当たりの蓄電池11の交換費用を算出する(S15)。
1日当たりの蓄電池11の交換費用が算出された後、条件判定部1004は、内蔵時計102が計時する日時により所定の時間帯であるか否かを判断し(S16)、所定の時間帯であれば(S16:Yes)、電力センサC1の出力を取得する(S17)。また、内蔵時計102が計時する日時により買電が生じた時点からの経過日数Dbを求め、経過日数を1日当たりの蓄電池11の交換費用V6に乗じた値を求める。さらに、買電が発生してからの買電の累積費用V4を求める。ここで、条件式V4≧V6×Dbが成立するまでは(S18:No)、ステップS16に戻り、所定の時間帯における条件式の成立を継続して監視する。ステップS18において、上記条件式が成立すると(S18:Yes)、条件判定部1004は、蓄電池11が寿命になったと判断し、出力部103から報知信号を出力させる(S19)。
一方、モード選択部105で第2のモードが選択されている場合(S11:第2の判定モード)、容量計測部1005が満充電容量を計測する(S21)。計測された満充電容量は使用限界と比較され(S22)。満充電容量が使用限界に達していれば(S22:Yes)、蓄電池11が寿命に達したと判断され、出力部103から報知信号が出力される(S23)。
図4に示す動作例はモード選択部1005によって判定モードが選択可能になっているが、モード選択部1005が不要であれば、寿命判定部100は、ステップS12〜S19の動作のみを行えばよい。
出力部103から出力された報知信号は外部装置に送信され、外部装置によって蓄電池11の寿命が報知される。この構成に代えて、出力部103が報知信号によって蓄電池11の寿命を報知する報知機能を備えていてもよい。この種の報知は、報知灯の点灯による視覚的報知、あるいは報知音による聴覚的報知の少なくとも一方が採用される。また、報知信号は、蓄電池11の寿命を報知するメッセージを含んでいてもよい。この場合、ドットマトリクス型の表示器に蓄電池11の寿命を表す文字や図形を表示したり、音声で蓄電池11の寿命を示すメッセージを出力することにより、メッセージが提示される。
本実施形態で説明した技術を採用することにより、第1の判定モードが選択されていれば、満充電容量を計測することなく蓄電池11の寿命を判断することが可能になる。また、蓄電池11の寿命を、利用者にとっての金銭的な利益を基準にして定めているから、高価な蓄電装置1を導入する動機付けがなされ、ひいては蓄電装置1の普及を促進する効果が期待できる。
なお、出力部103は、報知信号や予備報知信号を必ずしも利用者への通知に用いる必要はなく、蓄電装置1の管理が委託されている管理会社が運営する外部装置に対して、通信により報知信号や予備報知信号を通知してもよい。この場合、管理会社において蓄電池11の寿命を管理するから、管理会社は利用者の利用状況に適した蓄電池11を推奨することが可能になる。
蓄電池管理装置10の通信I/F1012に接続する入力装置や出力装置は、蓄電池管理装置10に付設してもよく、また蓄電池管理装置10とは分離して設けてもよい。前者の装置は、液晶表示器、スイッチ群、タッチパネルなどから選択され、後者の装置は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどから選択される。
また、上述した実施形態では、蓄電池管理装置10が蓄電池パワコン12に組み込まれているが、蓄電池管理装置10は蓄電池パワコン12とは別に設けられていてもよい。たとえば、住宅におけるエネルギーの利用を統括して管理するエネルギー管理装置に上述した機能を付加することによって、蓄電池11を管理してもよい。
本発明を幾つかの好ましい実施形態について記述したが、この発明の本来の精神および範囲、即ち請求の範囲を逸脱することなく、当業者によって様々な修正および変形が可能である。

Claims (7)

  1. 商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、
    前記蓄電池の寿命判定する条件判定部と、
    前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    前記条件判定部は、前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定する
    ことを特徴とする蓄電池管理装置。
  2. 商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、
    前記蓄電池の寿命を判定する条件判定部と、
    前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    前記条件判定部は、買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定する
    ことを特徴とする蓄電池管理装置。
  3. 前記蓄電池の寿命を判定する条件を選択するモード選択部と、
    前記蓄電池の満充電容量を計測する容量計測部とをさらに備え、
    前記モード選択部は、前記容量計測部が計測した満充電容量が規定の使用限界に達したことを前記蓄電池の寿命と判定する判定モードも選択可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電池管理装置。
  4. 商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置における蓄電池管理方法であって、
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定し、
    前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する
    ことを特徴とする蓄電池管理方法。
  5. 商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置における蓄電池管理方法であって、
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定し、
    前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する
    ことを特徴とする蓄電池管理方法。
  6. コンピュータを、
    商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、
    記蓄電池の寿命判定する条件判定部と、
    前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    前記条件判定部は、前記蓄電池が導入されてから買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出するまでの日数で前記蓄電池の交換費用を除した値を前記蓄電池の1日当たりの交換費用として算出し、前記電力センサが買電の発生を検出した後の買電の累積費用が、買電の発生が検出されてから後の経過日数と前記蓄電池の1日当たりの交換費用との積に達した時点を前記蓄電池の寿命と判定する
    蓄電池管理装置として機能させるプログラムを記憶した記録媒体。
  7. コンピュータを、
    商用電源の需要家に設置され所定期間において負荷機器に電力を供給することにより商用電源から前記負荷機器への給電を低減させる目的で用いられる蓄電池に関して、当該蓄電池の寿命を管理する蓄電池管理装置であって、
    前記蓄電池の寿命を判定する条件判定部と、
    前記条件判定部において前記蓄電池が寿命に達したと判定されると報知信号を出力する出力部とを備え、
    前記蓄電池の初期状態における満充電容量は、所定の時間帯において買電が発生しないように定められており、
    前記条件判定部は、買電の電力を監視する電力センサが買電の発生を検出した時点の後であって、前記蓄電池の劣化により生じた買電に伴う累積費用と前記蓄電池の導入費用との合計が前記蓄電池の導入により蓄積された利益を下回らない期間において、買電の発生を検出した時点と、前記利益が最大になる時点と、前記累積費用と前記導入費用との合計が前記利益に一致する時点とのいずれかを、前記蓄電池の寿命と判定する
    蓄電池管理装置として機能させるプログラムを記憶した記録媒体。
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