JP6018925B2 - 作業台における安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設現場等における高所作業のために使用する作業台において、天板の上で作業する作業者の安全を確保する安全装置を提供するものである。
従来、天板の隅部近傍に位置して該天板の上方に向けて起立する手掛かり棒を設けた作業台において、天板の桁側に関して相互に隣り合う一対の手掛かり棒を連結する桁側安全バーを有する安全装置を設けることが公知である。
特開2012−193504号公報 特開2012−92617号公報 特開2011−163068号公報 特開2011−140776号公報 特開2011−132779号公報 特開2011−94378号公報
作業の安全を確保する観点から、作業台は、出荷時点で手掛かり棒に安全バーを常設しておくのが良い。しかしながら、手掛かり棒に安全バーを設けていない作業台が過去に出荷され、現場で実際に使用されている現状に鑑みると、このような作業台の手掛かり棒に対して後付け可能とした安全装置を提供することが望ましい。
本発明は、上記課題を解決した作業台における安全装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、X方向に沿う妻側とY方向に沿う桁側を有し、天板の隅部近傍に位置して該天板の上方に向けて起立する手掛かり棒を設けた作業台において、桁側に関して相互に隣り合う一対の手掛かり棒を連結する桁側安全バーを有する安全装置であり、前記安全装置は、手掛かり棒の頂部に載置される搭載部と、該手掛かり棒の上端部により構成された被着部を挟んで両側に位置する固定部材と開閉部材を備え、前記開閉部材は、前記被着部を抱持する溝底壁と溝側壁を有する断面溝形に形成され、該被着部から離反した開放位置と近接した閉止位置との間で回動自在となるように上端部を軸支され、該開閉部材を開放位置に回動したとき前記溝底壁と前記固定部材の間に挿入用空間を形成すると共に、該開閉部材を閉止位置に回動したとき前記溝底壁を被着部に係止する抜止め係止手段を設けており、前記開閉部材の溝側壁と前記固定部材の相互に、該開閉部材を開放位置に回動したとき係止する開放保持手段と、該開閉部材を閉止位置に回動したとき係止する閉止保持手段を設けて成る点にある。
前記被着部を鉛直線に対して傾斜させ、該被着部の両側面に上向き傾斜面と下向き傾斜面を形成した手掛かり棒を有する作業台の場合は、前記固定部材を被着部の上向き傾斜面に臨んで配置すると共に、前記開閉部材を被着部の下向き傾斜面に臨んで配置することにより、前記抜止め係止手段は、閉止位置に回動されたとき前記下向き傾斜面に沿わせられる溝底壁の内側面により構成することができる。
前記被着部を鉛直線に沿わせた手掛かり棒を有する作業台の場合は、前記抜止め係止手段は、開閉部材を閉止位置に回動したとき、前記溝底壁と被着部の間で相互に係止する係止部と被係止部により構成することができる。
本発明の実施形態において、前記開閉部材の溝側壁から延設した舌片を前記固定部材の側面に臨ませ、前記舌片と固定部材の間に、開閉部材を開放位置と閉止位置の間で回動したとき、相互に摺動するガイドピンと円弧のガイドスリットから成るガイド手段を設けることが好ましい。
更に、前記開放保持手段と閉止保持手段は、前記固定部材の側面から進退自在に突出すると共に突出方向に付勢された保持ピンと、前記開閉部材の溝側壁から前記固定部材の側面に臨むように延設した舌片に形成された開放保持孔及び閉止保持孔により構成することができ、開閉部材を開放位置に回動したとき前記保持ピンを開放保持孔に挿入係止し、開閉部材を閉止位置に回動したとき前記保持ピンを閉止保持孔に挿入係止するように構成することができる。
本発明によれば、安全装置9を手掛かり棒7に装着する場合、開閉部材23を開放位置P1に位置させると共に開放保持手段30により回動不能に保持することにより挿入用空間Sを開放させ、この状態で、被着部8を挿入用空間Sに挿入させつつ搭載部21を被着部8の頂部に載置することにより、安全装置9を手掛かり棒7に仮置きすることができるので、以後の作業が容易となる。
引き続き、前記仮置き状態から、開閉部材23を閉止位置P2に回動すると共に閉止保持手段31により回動不能に保持すれば、抜止め係止手段27が被着部8の下向き傾斜面8bに係止することにより安全装置9の上方移動を阻止し、装着を完了できるので、一連の装着作業を簡単容易に行うことができる。
そして、装着状態において、開閉部材23の溝底壁24と固定部材22が被着部8を挟持し、開閉部材23の溝側壁25、25が被着部8を抱持しているので、安全装置9は、横方向にほとんどガタツキがない状態で保持され、しかも、搭載部21と抜止め係止手段27により、上下方向にガタツキがない状態で保持されるので、外力により安全装置9が手掛かり棒7から脱落することはなく、作業者の安全を確保することができる。
手掛かり棒を有する作業台の1例を示す斜視図である。 本発明の1実施形態に係る安全装置を手掛かり棒に装着した状態を示す斜視図である。 安全装置に設けられた桁側安全バー及び妻側安全バーを拡大して示す斜視図である。 安全装置の1実施形態に関して妻側安全バーの使用状態と共に開閉部材の分解状態を示す斜視図である。 妻側安全バーの係止部の係止状態を示す断面図である。 安全装置を手掛かり棒に装着するための装着機構の第1実施形態を示しており、開閉部材を開放位置に回動した状態を示す斜視図である。 前記開閉部材を開放位置に回動した状態を示す正面図である。 図7のA−A線断面拡大図である。 前記開閉部材を閉止位置に回動した状態を示す斜視図である。 前記開閉部材を閉止位置に回動した状態を示す正面図である。 安全装置を手掛かり棒に装着するための装着機構の第2実施形態を示しており、(A)は開閉部材を開放位置に回動した状態を示す正面図、(B)は開閉部材を閉止位置に回動した状態を示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(作業台の1例)
本発明の安全装置が装着される作業台は、建設現場等において高所作業のために使用される種々の形式のものを広く含む汎用の作業台であり、従って、その形状や大きさを特に限定するものではないが、図1に1例を示している。作業台1は、ほぼ長方形の天板2を備え、長手方向の両端の縁(短手方向の縁)に対応してX方向に沿う側を妻側x1、x2とし、長手方向の両側の縁に対応してY方向に沿う側を桁側y1、y2として、天板2の妻側x1、x2にそれぞれ主脚3を設けている。各主脚3は、一対の脚本体4、4にステップ5を架設した梯子状に構成され、それぞれの脚本体4に延長脚部6を伸縮自在に設けており、延長脚部6を収縮させた状態で、両主脚3、3を天板2の下側に向けて回動させることにより格納可能とするように構成されている。
天板2の隅部近傍に位置して、該天板2の上方に向けて起立する合計4本の手掛かり棒7が設けられており、手掛かり棒7は、それぞれの下端部を主脚3における脚主体4の外側面に起倒機構4aを介して取付けられている。4本の手掛かり棒7は、平面視の時計針方向に関して、一方の桁側y1において第1手掛かり棒7aと第2手掛かり棒7bを順に配置し、他方の桁側y2において第3手掛かり棒7cと第4手掛かり棒7dを順に配置している。従って、図示のように、一方の妻側x1で第2手掛かり棒7bと第3手掛かり棒7cが相互に隣り合い、他方の妻側x2で第4手掛かり棒7dと第1手掛かり棒7aが相互に隣り合うように配置されている。
図示する作業台1の1例において、4本の手掛かり棒7は、鉛直線に対して傾斜状態で起立保持され、下端部から上端部に向けて次第に作業台1の内側に向けて傾斜している。つまり、桁側y1で隣り合う第1手掛かり棒7aと第2手掛かり棒7bの1組と、桁側y2で隣り合う第3手掛かり棒7cと第4手掛かり棒7dの1組は、各組における一対の手掛かり棒の上端が相互に近接するようにY方向に傾斜しており、各手掛かり棒7の上端部により、安全装置を装着するための被着部8が構成される。
(安全装置の実施形態)
図2は、本発明の安全装置の1実施形態を示しており、一方の桁側y1で隣り合う一対の手掛かり棒7(第1手掛かり棒7a及び第2手掛かり棒7b)に装着される第1安全装置9Aと、他方の桁側y2で隣り合う一対の手掛かり棒7(第3手掛かり棒7c及び第4手掛かり棒7d)に装着される第2安全装置9Bが提供される。この際、第1安全装置9Aと第2安全装置9Bは、相互に同一構成のものであり、作業台1の平面視の時計針方向に関して、180度回転した点対称の姿勢で配置される。従って、以下、第1手掛かり棒7a及び第2手掛かり棒7bに装着される第1安全装置9Aを図示し、第1安全装置9Aを「安全装置9」と称して説明するが、図示省略した第3手掛かり棒7c及び第4手掛かり棒7dと第2安全装置9Bに関する構成も同一であることを諒解されたい。
(桁側安全バー)
図2に示すように、安全装置9は、一対の手掛かり棒7a、7bを連結する桁側安全バー10を有しており、図例の場合、桁側安全バー10は、上下に平行に配置された上側バー11と下側バー12により構成されている。上側バー12と下側バー11は、両端部に位置する縦部材13、13で連結された枠組フレームを構成しており、Y方向に伸縮自在かつ所望の伸縮位置で固定自在とした入れ子式のパイプ材又は溝型材等により構成されている。
作業台1の手掛かり棒7に安全装置9A、9Bを装着した状態で、作業台1の天板2の桁側y1、y2で隣り合う手掛かり棒7a、7b(7c、7d)は、桁側安全バー10により連結されるので、これにより作業者が天板の桁側から転落する危険を防止する。
(妻側安全バー)
安全装置9は、前記上側バー12の一方の端部に妻側安全バー14を設けることが好ましい。図3及び図4に示すように、妻側安全バー14は、上側バー12の内側面(第1安全装置9Aと第2安全装置9Bの相互に対向する側面)に沿わせた状態で、尾端部に設けたブラケット15を上側バー12の端部近傍に回動自在に枢結すると共に、先端部に設けた出没自在なピンを有する係止部16を上側バー12に固設した折畳用係止金具17aの係止孔18aに係脱自在に係止している。従って、上側バー12の内側面に沿わせた折畳み状態から、図3に矢印及び鎖線で示すように回動することにより、妻側x1に沿う展開状態とされ、第1安全装置9Aと第2安全装置9Bの上側バー12、12を相互に連結するように構成されている。
展開状態とされた妻側安全バー14を保持するため、他方の安全装置9(図示の第2安全装置9B)における上側バー12の対応部位には、係止孔18bを設けた展開用係止金具17bが固設されており、前記係止部16を係止孔18bに係脱自在に係止する。
図4及び図5に示すように、妻側安全バー14は、パイプ材又は溝型材等の中空部材により形成されており、前記係止部16は、妻側安全バー14の上面と下面から出没自在に突出する一対の係止ピン16a、16aにより構成され、妻側安全バー14に装入された付勢手段19により突出方向に弾発付勢されている。付勢手段19は、ほぼU形ないしV形に折曲された板バネから成り、自由端側に前記係止ピン16a、16aを固着すると共に、該係止ピンから間隔をあけて基端側に操作ピン20、20を固着し、該操作ピン20、20を妻側安全バー14の上面と下面から出没自在に突出させている。
前記折畳用係止金具17a及び展開用係止金具17bは、妻側安全バー14の上下面を挟む上下片により構成され、該上下片のそれぞれに形成した係止孔18a、18a(18b、18b)に前記係止ピン16a、16aを挿入係止するように構成されている。
そこで、図5に鎖線で示すように、上下の係止ピン16a、16aが折畳用係止金具17a又は展開用係止金具17bの係止孔18a、18a(18b、18b)に挿入係止された状態から、作業者が指先で挟むようにして上下の操作ピン20、20を押し込むと、板バネが変形することにより、前記係止ピン16a、16aが折畳用係止金具17a及び展開用係止金具17bの係止孔18a、18a(18b、18b)から脱し、妻側安全バー14を回動自在とする。
前記係止ピン16a、16aを係止孔18a、18a(18b、18b)に挿入係止するときは、上下の操作ピン20、20を押し込むことにより係止ピン16a、16aを後退させた状態で、妻側安全バー14の先端部を折畳用係止金具17a又は展開用係止金具17bの上下片の間に進入させ、付勢手段19により係止ピン16a、16aを突出させることにより係止孔18a、18a(18b、18b)に挿入係止すれば良い。この際、係止ピン16a、16aの突出端に球面状等のガイド面を形成しておけば、妻側安全バー14の先端部を上下片の間に進入させたとき、前記ガイド面を介して係止ピン16a、16aが自動的に後退した後、付勢手段19により突出して係止孔に挿入されるので、ワンタッチの作業が可能となる。尚、図示省略しているが、展開用係止金具17bは、上下片の間にストッパ片を一体又は別体に設け、展開状態に向けて回動した妻側安全バー14の先端部を上下片の間に挿入すると共に前記ストッパ片に当接したとき、係止ピン16a、16aが係止孔18b、18bに合致して挿入されるように構成しても良い。
従って、妻側安全バー14は、展開した状態で前記展開用係止金具17bに係止することにより、作業台1の天板2の妻側x1、x2で隣り合う手掛かり棒7b、7c(7d、7a)を連結し、これにより作業者が天板の妻側から転落する危険を防止する。そして、折畳んだ状態で前記折畳用係止金具17aに係止することにより、上側バー12の内側面に沿わされ、コンパクトとなる。折畳形態に関して、例えば、妻側安全バー14を上側バー11と下側バー12の間の空間に向けて回動し、該空間内に収納するように構成することも考慮できるが、その場合、前記ブラケット15や係止金具17a、17b等の構成に関して、構造の複雑化や部品点数の増加を招来するので好ましくなく、図示のようなシンプルな構成とするのが良い。
(安全装置の装着機構の第1実施形態)
図4並びに図6及び図7は、安全装置9を作業台1の手掛かり棒7に装着するための装着機構の第1実施形態を示している。第1実施形態が適用される作業台1は、上述のように手掛かり棒7を鉛直線に対して傾斜させており、従って、手掛かり棒7の上端部に構成された被着部8も同方向に傾斜し、該被着部8の両側面に上向き傾斜面8aと下向き傾斜面8bが形成されている。
安全装置9は、前記被着部8の頂部に載置される搭載部21と、該被着部8を挟んで両側に位置する固定部材22と開閉部材23を設けている。第1実施形態の場合、前記固定部材22は被着部8の上向き傾斜面8aに臨んで配置され、前記開閉部材23は被着部8の下向き傾斜面8bに臨んで配置される。
図示実施形態の場合、前記搭載部21は、前記下側バー12の端部近傍の下面により形成され、前記固定部材22は、前記縦部材13を下側バー12より下方に延長することにより形成されているが、これに限定されるものではない。
前記開閉部材23は、金属板等を折曲することにより、前記被着部8を抱持する溝底壁24と溝側壁25、25を有する断面溝形に形成され、溝側壁25、25の上端から延設された軸支部25aをボルト等から成る枢軸26を介して下側バー12に枢結している。これにより、開閉部材23は、被着部8から離反した開放位置P1(図7)と近接した閉止位置P2(図10)との間で回動自在となるように構成され、開放位置P1に回動したとき、前記溝底壁24と前記固定部材22の間に挿入用空間Sを形成し、閉止位置P2に回動したとき、前記溝底壁24が挿入用空間Sに進入すると共に被着部8に係止する抜止め係止手段27を構成する。第1実施形態の場合、閉止位置P2に回動したとき、溝底壁24の内側面が被着部8の下向き傾斜面8bに沿わされ、安全装置9の上方移動を阻止するように係止する抜止め係止手段27を構成する。
前記開閉部材23の溝側壁25は、前記固定部材22の側面に臨む舌片28を延設しており、前記舌片28と固定部材22の間に、ガイド手段29を設けると共に、開放保持手段30と閉止保持手段31を設けている。
前記ガイド手段29は、前記舌片28に形成されたガイドスリット32と、前記固定部材22に設けられたガイドピン33により構成されている。前記ガイドスリット32は、前記枢軸26を支点とする開閉部材23の回動軌跡に沿う円弧状に形成され、前記ガイドピン33は、前記固定部材22に挿着されたボルト等から成り、前記ガイドスリット32に挿通されている。
従って、前記開閉部材23は、ガイドピン33とガイドスリット32を相互に摺動させることにより、前記開放位置P1と閉止位置P2の間で好適に回動することができる。尚、図示実施形態の場合、固定部材22にガイドピン33を設け、舌片28にガイドスリット32を設けているが、反対の構成、つまり、固定部材22にガイドスリット32を設け、舌片28にガイドピン33を設けても良い。
前記開放保持手段30と閉止保持手段31は、前記固定部材22の側面から進退自在に突出すると共に突出方向に付勢された保持ピン34と、前記舌片28に形成された開放保持孔35及び閉止保持孔36により構成されている。
前記開閉部材23を開放位置P1に回動したとき、前記保持ピン34を前記開放保持孔35に挿入係止することにより、開放位置P1において開閉部材23を回動不能に保持する開放保持手段30が構成される。
前記開閉部材23を閉止位置P2に回動したとき、前記保持ピン34を前記閉止保持孔36に挿入係止することにより、閉止位置P1において開閉部材23を回動不能に保持する閉止保持手段31が構成される。
図8に示すように、前記固定部材22は、パイプ材又は溝型材等の中空部材により形成されており、該固定部材22に装入された付勢手段37により前記保持ピン34を突出方向に弾発付勢している。付勢手段37は、ほぼU形ないしV形に折曲された板バネから成り、自由端側に一対の保持ピン34、34を固着すると共に、該保持ピンから間隔をあけて基端側に一対の操作ピン38、38を固着し、該操作ピン38、38を固定部材22の両側面から出没自在に突出させている。従って、図示鎖線のように、作業者が固定部材22の両側面から指先で挟むようにして一対の操作ピン38、38を押し込むと、板バネが変形することにより、前記保持ピン34、34を後退させる。
従って、前記開閉部材23の開放位置P1に関しては、操作ピン38を押し込むことにより保持ピン34を後退させた状態で、開放保持孔35を保持ピン34に臨ませ、付勢手段37により突出する保持ピン34を開放保持孔35に挿入係止すれば良い。
また、前記開閉部材23の閉止位置P2に関しては、操作ピン38を押し込むことにより保持ピン34を後退させた状態で、閉止保持孔36を保持ピン34に臨ませ、付勢手段37により突出する保持ピン34を閉止保持孔36に挿入係止すれば良い。
この点に関して、保持ピン34の突出端に球面状等のガイド面を形成しておけば、該保持ピン34を開放保持孔35又は閉止保持孔36に挿入させた状態から開閉部材23を回動したとき、前記ガイド面を介して保持ピン34が自動的に後退し、その後、該保持ピン34に臨む閉止保持孔36又は開放保持孔35に向けて、付勢手段37により突出して挿入されるので、ワンタッチの作業が可能となる。
尚、図示実施形態の場合、ガイド手段29と、開放保持手段30及び閉止保持手段31は、固定部材22の両側面と一対の舌片28、28の相互間に設けられているが、固定部材22の片面と一方の舌片28だけに設けても良い。
上記構成に基づいて、安全装置9を手掛かり棒7に装着するときは、図6及び図7に示すように、開閉部材23を開放位置P1に位置させると共に開放保持手段30により回動不能に保持した状態で、安全装置9を上方から下降し、被着部8を挿入用空間Sに挿入させつつ搭載部21を被着部8の頂部に載置する。これにより、安全装置9は、手掛かり棒7に仮置きされる。この際、固定部材22の下端により、被着部8の上向き傾斜面8aに当接可能なガイド端39を形成しておけば、該ガイド端39が上向き傾斜面8aを摺動して下降することにより、被着部8の頂部が搭載部21に接支するように位置決めされ、作業を容易とする。
引き続いて、図9及び図10に示すように、開閉部材23を回動することにより、閉止位置P2に位置させると共に閉止保持手段31により回動不能に保持すれば、抜止め係止手段27が被着部8の下向き傾斜面8bに係止し、安全装置9の上方移動を阻止する。
図示実施形態の場合、開閉部材23の溝底壁24と固定部材22がY方向から被着部8を挟持し、開閉部材23の一対の溝側壁25、25がX方向から被着部8を抱持しているので、安全装置9は、Y方向及びX方向にほとんどガタツキがない状態で保持される。しかも、搭載部21と抜止め係止手段27により被着部8を上下方向から挟持しているので、安全装置9は、上下方向にもガタツキがない状態で保持され、外力により手掛かり棒7から脱落することはない。
そして、安全装置9を手掛かり棒7から取外すときは、開閉部材23を開放位置P1に回動し、前記抜止め係止手段27の係止を解除すると共に、挿入用空間Sを開放することにより、安全装置9を持ち上げれば良い。
安全装置9を作業台1の手掛かり棒7に装着するための装着機構は、例えば、安全装置9に設けた下向きの鞘管を手掛かり棒7の上端部に外嵌させるような構成を考慮することができるが、その場合、鞘管を手掛かり棒7に向けて正確に位置決めした状態でなければ外嵌できないから、作業が困難である。しかも、安全装置9の両端に設けた一対の鞘管を上述のような傾斜した手掛かり棒7a、7bに外嵌させるように構成することは、構造的にも困難である。これに対して、本発明の上記構成によれば、開閉部材23を開放位置P1に回動させることにより、挿入用空間Sを介して、安全装置9を手掛かり棒7に仮置きすることができ、この状態から、開閉部材23を閉止位置P2に回動させるだけで、安全装置9を簡単容易に装着することができるという特徴がある。
(安全装置の装着機構の第2実施形態)
図11は、安全装置9を作業台1の手掛かり棒7に装着するための装着機構の第2実施形態を示している。第2実施形態が適用される作業台1は、上述の場合と異なり、手掛かり棒7が鉛直線に沿って起立させられ、従って、手掛かり棒7の上端部の被着部8も鉛直方向に起立している。
被着部8の頂部に載置される搭載部21と、該被着部8を挟んで両側に位置する固定部材22と開閉部材23が設けられ、開閉部材23が枢軸26を介して、挿入用空間Sを開放する開放位置P1と、挿入用空間Sに進入する閉止位置P2の間で回動され、開閉部材23を開放位置P1で保持する開放保持孔35と、閉止位置P2で保持する閉止保持手段31が設けられていることは、上記第1実施形態と同様であり、上記第1実施形態と同じ構成部分は同一符号で示している。
第2実施形態の場合、開閉部材23に設けられた抜止め係止手段27は、開閉部材23を閉止位置P1に回動したとき、溝底壁24と被着部8の間で相互に係止する係止部27aと被係止部27bにより構成されている。図11(A)に示す開放位置P1から、開閉部材23を図11(B)に示す閉止位置P2に回動すると、溝底壁24の係止部27aが固定部材22の被係止部27bに係止することにより、相互の上下動を阻止する。図例の場合、係止部27aを凸部、被係止部27bを凹部により形成しているが、反対となるように構成しても良い。
1 作業台
2 天板
3 主脚
4 脚本体
5 ステップ
6 伸縮脚部
7(7a〜7d)手掛かり棒
8 被着部
8a 上向き傾斜面
8b 下向き傾斜面
9A 第1安全装置
9B 第2安全装置
10 桁側安全バー
11 上側バー
12 下側バー
13 縦部材
14 妻側安全バー
15 ブラケット
16 係止部
16a 係止ピン
17a 折畳用係止金具
17b 展開用係止金具
18a、18b 係止孔
19 付勢手段
20 操作ピン
21 搭載部
22 固定部材
23 開閉部材
24 溝底壁
25 溝側壁
25a 軸支部
26 枢軸
27 抜止め係止手段
27a 係止部
27b 被係止部
28 舌片
29 ガイド手段
30 開放保持手段
31 閉止保持手段
32 ガイドスリット
33 ガイドピン
34 保持ピン
35 開放保持孔
36 閉止保持孔
37 付勢手段
38 操作ピン
39 ガイド端

Claims (5)

  1. X方向に沿う妻側とY方向に沿う桁側を有し、天板(2)の隅部近傍に位置して該天板の上方に向けて起立する手掛かり棒(7)を設けた作業台において、桁側に関して相互に隣り合う一対の手掛かり棒を連結する桁側安全バー(10)を有する安全装置であり、
    前記安全装置は、手掛かり棒の頂部に載置される搭載部(21)と、該手掛かり棒の上端部により構成された被着部(8)を挟んで両側に位置する固定部材(22)と開閉部材(23)を備え、
    前記開閉部材(23)は、前記被着部(8)を抱持する溝底壁(24)と溝側壁(25)を有する断面溝形に形成され、該被着部(8)から離反した開放位置(P1)と近接した閉止位置(P2)との間で回動自在となるように上端部(25a)を軸支され、該開閉部材を開放位置(P1)に回動したとき前記溝底壁(24)と前記固定部材(22)の間に挿入用空間(S)を形成すると共に、該開閉部材を閉止位置(P2)に回動したとき前記溝底壁(24)を被着部(8)に係止する抜止め係止手段(27)を設けており、
    前記開閉部材の溝側壁(25)と前記固定部材(22)の相互に、該開閉部材を開放位置(P1)に回動したとき係止する開放保持手段(30)と、該開閉部材を閉止位置(P2)に回動したとき係止する閉止保持手(36)段を設けて成ることを特徴とする作業台における安全装置。
  2. 前記被着部(8)を鉛直線に対して傾斜させ、該被着部の両側面に上向き傾斜面(8a)と下向き傾斜面(8b)を形成した手掛かり棒(7)を有する作業台において、
    前記固定部材(22)は、被着部の上向き傾斜面(8a)に臨んで配置され、前記開閉部材(23)は、被着部の下向き傾斜面(8b)に臨んで配置されており、
    前記抜止め係止手段(27)は、閉止位置(P2)に回動されたとき前記下向き傾斜面(8b)に沿わせられる溝底壁(24)の内側面により構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の作業台における安全装置。
  3. 前記被着部(8)を鉛直線に沿わせた手掛かり棒(7)を有する作業台において、
    前記抜止め係止手段(27)は、開閉部材(23)を閉止位置(P2)に回動したとき、前記溝底壁(24)と被着部(8)の間で相互に係止する係止部(27a)と被係止部(27b)により構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の作業台における安全装置。
  4. 前記開閉部材(23)の溝側壁(25)から延設した舌片(28)を前記固定部材(22)の側面に臨ませ、前記舌片(28)と固定部材(22)の間に、開閉部材を開放位置(P1)と閉止位置(P2)の間で回動したとき、相互に摺動するガイドピン(33)と円弧状のガイドスリット(32)から成るガイド手段(29)を設けて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の作業台における安全装置。
  5. 前記開放保持手段(30)と閉止保持手段(31)は、前記固定部材(22)の側面から進退自在に突出すると共に突出方向に付勢された保持ピン(34)と、前記開閉部材の溝側壁(25)から前記固定部材(22)の側面に臨むように延設した舌片(28)に形成された開放保持孔(35)及び閉止保持孔(36)により構成されており、
    開閉部材を開放位置(P1)に回動したとき前記保持ピン(34)を開放保持孔(35)に挿入係止し、開閉部材を閉止位置(P2)に回動したとき前記保持ピン(34)を閉止保持孔(36)に挿入係止するように構成して成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の作業台における安全装置。
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