JP6012463B2 - 伸縮性シートの製造装置、及び製造方法 - Google Patents
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Description
一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する装置であって、
前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合する接合機構と、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送する搬送機構と、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回する巻回機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材としての一対の無端ベルトを有し、
前記一対の無端ベルト同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
各無端ベルトは、一対のプーリーに掛け回されており、
各無端ベルトの周回軌道が、前記交差方向の端側に位置する端側軌道と、前記端側軌道よりも前記交差方向の中央側に位置する中央側軌道とを有し、
前記端側軌道と前記中央側軌道との間の空間には、前記搬送方向に長尺なフレーム部材が介装されており、
前記一対の無端ベルト同士の間の位置には、前記一対の無端ベルト同士の干渉を防止するための前記搬送方向に沿ったリブ部が、前記フレーム部材の端側の側面から前記交差方向の端側に突出して設けられており、
前記リブ部の所定部位には、前記搬送方向に沿った溝部が形成されており、前記溝部には、前記糸状弾性部材の連続体を切断するための切断部材の刃先が挿入されており、
前記切断部材は、前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の無端ベルト同士の間の位置で切断することを特徴とする伸縮性シートの製造装置である。
また、
一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する方法であって、
接合機構によって前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合することと、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送機構で搬送することと、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回することと、を有し、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材としての一対の無端ベルトを有し、
前記一対の無端ベルト同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
各無端ベルトは、一対のプーリーに掛け回されており、
各無端ベルトの周回軌道が、前記交差方向の端側に位置する端側軌道と、前記端側軌道よりも前記交差方向の中央側に位置する中央側軌道とを有し、
前記端側軌道と前記中央側軌道との間の空間には、前記搬送方向に長尺なフレーム部材が介装されており、
前記一対の無端ベルト同士の間の位置には、前記一対の無端ベルト同士の干渉を防止するための前記搬送方向に沿ったリブ部が、前記フレーム部材の端側の側面から前記交差方向の端側に突出して設けられており、
前記リブ部の所定部位には、前記搬送方向に沿った溝部が形成されており、前記溝部には、前記糸状弾性部材の連続体を切断するための切断部材の刃先が挿入されており、
前記切断部材は、前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の無端ベルト同士の間の位置で切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する装置であって、
前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合する接合機構と、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送する搬送機構と、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回する巻回機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材を有し、
前記一対の搬送部材同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の搬送部材同士の間の位置で切断する切断部材を有することを特徴とする伸縮性シートの製造装置である。
前記切断部材は、外周縁に刃先を有するとともに、所定の中心軸回りに駆動回転する回転刃であるのが望ましい。
前記回転刃は、前記糸状弾性部材の連続体よりも前記交差方向の端側に設けられ、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置での前記回転刃の回転方向は、前記搬送方向の逆向きであるのが望ましい。
前記回転刃は、前記糸状弾性部材の連続体よりも前記交差方向の端側に設けられ、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置での前記回転刃の回転方向は、前記搬送方向と同じ向きであるのが望ましい。
前記切断部材は、前記交差方向の両側にそれぞれ設けられ、
前記接合機構は、
前記一対の連続シートのうちの一方の連続シートを外周面に巻き付かせながら駆動回転することによって前記一方の連続シートを搬送する第1ロールと、
前記第1ロールの前記外周面と外周面を対向して設けられ、前記一対の連続シートのうちの他方の連続シートを前記外周面に巻き付かせながら駆動回転することによって、前記他方の連続シートを搬送する第2ロールと、を有し、
前記第1ロールと前記第2ロールとによって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を前記搬送機構が搬送し、
前記一対の搬送部材は、それぞれ、前記糸状弾性部材の連続体が当接するベルト面を前記幅方向の端側に向けて駆動周回する無端ベルトであり、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置は、前記第1ロール及び前記第2ロールが前記一対の連続シート同士を重ね合わせて接合する位置よりも前記搬送方向の下流側に位置しているのが望ましい。
また、糸状弾性部材の連続体を切断する位置は、上述の一対の連続シート同士を重ね合わせて接合する位置よりも搬送方向の下流側に位置している。よって、糸状弾性部材の連続体の切断後に、当該糸状弾性部材が連続シートにしっかりと接合されずに同連続シートから外れてしまうことを確実に防ぐことができる。
一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する方法であって、
接合機構によって前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合することと、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送機構で搬送することと、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回することと、を有し、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材を有し、
前記一対の搬送部材同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の搬送部材同士の間の位置で切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法である。
図2Aは、本実施形態の製造装置20で製造される伸縮性シート10の概略平面図であり、図2Bは、図2A中のB−B矢視図である。
この伸縮性シート10は、連続方向に連続する連続シート10であり、例えば使い捨ておむつの部品として使用される。すなわち、同伸縮性シート10は、最終製品になる前の中間製品である。そして、かかる伸縮性シート10は、例えば、おむつのサイドフラップやウエスト部などに伸縮性を付与する機能性部品として使用される。
図3に示すように、製造装置20は、一対の連続シート11,12をその連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合する接合機構21と、接合機構21によって重ね合わせられて接合される一対の連続シート11,12同士の間に向けて、糸状弾性部材の連続体13aを搬送する搬送機構31と、糸状弾性部材の連続体13aを繰り出しながら、上記の搬送機構31に糸状弾性部材の連続体13aを伸長状態で巻回する巻回機構41と、を備えている。
よって、巻回機構41により一対のベルト状搬送部32,32に巻回された糸状弾性部材の連続体13aは、当該一対のベルト状搬送部32,32同士の間に幅方向に掛け渡された状態で、接合機構21の方へ向けて順次搬送され、これにより、幅方向に沿った状態で一対の連続シート11,12同士の間に送られる。
ここで、一対のベルト状搬送部32,32は、それぞれ、糸状弾性部材の連続体13aの搬送方向及び連続シート11,12の幅方向の両者と交差する方向(図3の例では上下方向に相当)に並んで配置された一対の無端ベルト33u,33d(搬送部材に相当)を本体とし、かかる一対の無端ベルト33u,33dは、互いの搬送速度値に差をつけた状態で糸状弾性部材の連続体13aを搬送する。よって、幅方向に掛け渡された糸状弾性部材の連続体13aの部分13acに対して巻回当初に付与された幅方向から傾斜は、この搬送速度値の差に基づいて搬送中に徐々に修正される。その結果、糸状弾性部材の連続体13aのうちで上記の幅方向に掛け渡された部分13acは、連続シート11,12の幅方向に略平行な状態で同シート11,12に接合される。
接合機構21は、CD方向を向いた回転軸C21u,C21d回りに駆動回転する上下一対のロール21u,21dを有する。そして、上ロール21u(第1ロールに相当)には、一対の連続シート11,12のうちの一方の連続シート11が所定の巻き付き角度で巻き付けられており、また、下ロール21d(第2ロールに相当)には、他方の連続シート12が所定の巻き付き角度で巻き付けられている。そして、どちらの連続シート11,12も、巻き付くべきロール21u,21dの外周面との間に相対滑りがほぼ無い状態に保持されており、これによって、各ロール21u,21dの駆動回転に伴って各連続シート11,12は、対応するロール21u,21dの外周面と略一体となって同ロール21u,21dの周方向に沿って搬送される。
搬送機構31は、CD方向の左右にそれぞれベルト状搬送部32,32を有する。各ベルト状搬送部32は、その長手方向を前後方向に向けつつ当該前後方向に関して接合機構21を跨ぐように配置されており、これにより、前後方向に沿って接合機構21を跨ぐように糸状弾性体の連続体13aの搬送経路が形成されている。
ちなみに、無端ベルト33u,33dのベルト面の向きは、同面の法線方向がCD方向と平行となる向きを基本とするが、場合によっては、同法線方向がCD方向から例えば0°よりも大きく60°未満の角度範囲で傾いていても良い。
図4B及び図4Cに示すように、端側軌道Tr1と中央側軌道Tr2との間の空間には、前後方向に長尺なフレーム部材36が介装されている。そして、このフレーム部材36の前後方向の両端部に上述のプーリー34u,34dが、また同前端部に上述のサーボモータ35u,35dが固定支持されている。また、図4A及び図4Bに示すように、この例では、フレーム部材36は、上下一対の無端ベルト33u,33dの両者に兼用されている。そして、この上下一対の無端ベルト33u,33d同士の干渉を防ぐ目的で、上下一対の無端ベルト33u,33d同士の間の位置には、前後方向に沿った一条のリブ部36rがフレーム部材36の各側面からCD方向の端側に突出しており、かかるリブ部36rによって、上下一対の無端ベルト33u,33d同士は互いに接触不能に隔てられている。そして、かかるリブ部36rの所定部位には、前後方向に沿った溝部36rtが形成されていて、かかる溝部36rtには、糸状弾性部材の連続体13aを切断するための切断部材51の刃先52eが挿入されているが、これについては後述する。
図3に示すように、巻回機構41は、糸状弾性部材のコイル体13C(ボビン等の適宜な巻き取り部材に糸状弾性部材の連続体13aをコイル状に巻き取ったもの)から糸状弾性部材の連続体13aを繰り出しながら、搬送機構31の後端部31bに巻回するものである。そのため、同巻回機構41は、リール機構42に回転自在に支持された糸状弾性部材のコイル体13Cから糸状弾性部材の連続体13aを繰り出す繰り出し部43と、繰り出し部43から繰り出された糸状弾性部材の連続体13aを、搬送機構31の後端部31bに巻回する巻回部46と、を有している。
具体的には、滑車48p,48p,48pは、それぞれ、小径円筒体47の内周側の前端位置と、有底円筒部材46aの円筒部46atの後端位置と、同円筒部46atの前端位置とにそれぞれ設けられており、更に同前端位置には、上述の投入部48tとして投入用滑車48tが別途設けられている。
そして、繰り出し部43から供給された糸状弾性部材の連続体13aが、上記の順番で各滑車48p,48p,48pに掛け回されることにより、糸状弾性部材の連続体13aは、次のようにして上記の投入部48tに至る。すなわち、先ず、繰り出し部43から供給された糸状弾性部材の連続体13aは、小径円筒体47の内周側を通って同小径円筒体47の前端位置に到達する、すると、その位置の滑車48pによって、走行方向を有底円筒部材46aの半径方向の外方へ転換されて有底円筒部材46aの底部46abに沿って走行する。そして、この走行によって、同有底円筒部材46aの円筒部46atの後端位置に至るが、同後端位置の滑車48pによって、再度走行方向を前方へ転換されて同円筒部46atの前端位置に至る。そして、最後に、同前端位置の滑車48pによって同位置の投入部48tへと誘導される。
図6A及び図6Bは、切断部材51の説明図である。図6Aは概略平面図であり、図6Bは、図6A中のB−B矢視図である。尚、図6A中では、連続シート11,12を不図示としている。
そして、このとき、糸状弾性部材の連続体13aの巻回形状の幾何学的関係に基づけば、上記位置で切断することにより、左右一対のベルト状搬送部32,32において左右一対の上無端ベルト33u,33u同士に掛け渡されている糸状弾性部材の連続体13aの部分13acと、左右一対の下無端ベルト33u,33u同士に掛け渡されている糸状弾性部材の連続体13aの部分13acとは、互いにほぼ同じ長さに切断されることになる(図6A)。そのため、切断で形成された個別の糸状弾性部材13の切断端部13eの収縮後に、連続シート11,12からCD方向の端側に突出し得る糸状弾性部材13の長さは概ね揃った状態となる。
この図6Cの例も、回転刃52は、糸状弾性部材の連続体13aよりもCD方向の端側に設けられている。しかし、切断位置Pcでの回転刃52の回転方向については、糸状弾性部材の連続体13aの搬送方向と同じ向き、つまり前方を向いている。そのため、回転刃52が糸状弾性部材の連続体13aを切断する際には、回転刃52は糸状弾性部材の連続体13aをCD方向の中央側に押し込む。一方、糸状弾性部材の連続体13aよりもCD方向の中央側には上下一対の無端ベルト33u,33d及びフレーム部材36のリブ部36rが位置している。よって、上記の回転刃52による中央側への押し込みから糸状弾性部材の連続体13aが更に中央側へ逃げないように、当該上下一対の無端ベルト33u,33d又はフレーム部材36のリブ部36rが、糸状弾性部材の連続体13aを中央側から押さえることができて、その結果、回転刃52の切断性を高めることができる。
また、図6Cを参照して前述したように、回転刃52の回転方向を搬送方向と同じ向きにする場合には、望ましくは、回転刃52の周速値を、搬送機構31による糸状弾性部材の連続体13aの搬送速度値(m/分)よりも大きく設定すると良く、より望ましくは、上述と同様に1.5倍以上にすると良い。そして、このようにすれば、良好な切断性を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
11 連続シート、11e 端縁、
12 連続シート、12e 端縁、
13 糸状弾性部材、13C コイル体、
13a 糸状弾性部材の連続体、13ac 部分、13e 端部、
20 製造装置、21 接合機構、
21u 上ロール(第1ロール)、21d 下ロール(第2ロール)、
31 搬送機構、31b 後端部、
32 ベルト状搬送部(搬送部)、
33u 上無端ベルト(搬送部材)、33d 下無端ベルト(搬送部材)、
34u プーリー、34d プーリー、
35u サーボモータ、35d サーボモータ、
36 フレーム部材、36r リブ部、36rt 溝部、
41 巻回機構、42 リール機構、
43 繰り出し部、44 テンションコントローラ、
44p 繰り出し用駆動プーリー、44s センサー、45 供給ロール、
46 巻回部、46a 有底円筒部材、46af 前端部、
46at 円筒部、46ab 底部、
47 小径円筒体、48p 滑車、48t 投入部、
49b タイミングベルト、49p 駆動用プーリー、
49m サーボモータ、49s 駆動回転軸、
51 切断部材、52 回転刃、52e 刃先、
52s 軸部材、53 ベアリング、53m サーボモータ、
53p プーリー、53t タイミングベルト、
Tr1 端側軌道、Tr2 中央側軌道、
Pn ニップ位置、
C21u 回転軸、C21d 回転軸、
C46a 筒軸、C48t 回転軸、C52 回転軸、
Claims (6)
- 一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する装置であって、
前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合する接合機構と、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送する搬送機構と、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回する巻回機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材としての一対の無端ベルトを有し、
前記一対の無端ベルト同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
各無端ベルトは、一対のプーリーに掛け回されており、
各無端ベルトの周回軌道が、前記交差方向の端側に位置する端側軌道と、前記端側軌道よりも前記交差方向の中央側に位置する中央側軌道とを有し、
前記端側軌道と前記中央側軌道との間の空間には、前記搬送方向に長尺なフレーム部材が介装されており、
前記一対の無端ベルト同士の間の位置には、前記一対の無端ベルト同士の干渉を防止するための前記搬送方向に沿ったリブ部が、前記フレーム部材の端側の側面から前記交差方向の端側に突出して設けられており、
前記リブ部の所定部位には、前記搬送方向に沿った溝部が形成されており、前記溝部には、前記糸状弾性部材の連続体を切断するための切断部材の刃先が挿入されており、
前記切断部材は、前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の無端ベルト同士の間の位置で切断することを特徴とする伸縮性シートの製造装置。 - 請求項1に記載の伸縮性シートの製造装置であって、
前記切断部材は、外周縁に刃先を有するとともに、所定の中心軸回りに駆動回転する回転刃であることを特徴とする伸縮性シートの製造装置。 - 請求項2に記載の伸縮性シートの製造装置であって、
前記回転刃は、前記糸状弾性部材の連続体よりも前記交差方向の端側に設けられ、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置での前記回転刃の回転方向は、前記搬送方向の逆向きであることを特徴とする伸縮性シートの製造装置。 - 請求項2に記載の伸縮性シートの製造装置であって、
前記回転刃は、前記糸状弾性部材の連続体よりも前記交差方向の端側に設けられ、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置での前記回転刃の回転方向は、前記搬送方向と同じ向きであることを特徴とする伸縮性シートの製造装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の伸縮性シートの製造装置であって、
前記切断部材は、前記交差方向の両側にそれぞれ設けられ、
前記接合機構は、
前記一対の連続シートのうちの一方の連続シートを外周面に巻き付かせながら駆動回転することによって前記一方の連続シートを搬送する第1ロールと、
前記第1ロールの前記外周面と外周面を対向して設けられ、前記一対の連続シートのうちの他方の連続シートを前記外周面に巻き付かせながら駆動回転することによって、前記他方の連続シートを搬送する第2ロールと、を有し、
前記第1ロールと前記第2ロールとによって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を前記搬送機構が搬送し、
前記糸状弾性部材の連続体を切断する位置は、前記第1ロール及び前記第2ロールが前記一対の連続シート同士を重ね合わせて接合する位置よりも前記搬送方向の下流側に位置していることを特徴とする伸縮性シートの製造装置。 - 一対の連続シート同士の間に、伸長状態の糸状弾性部材が前記連続シートの連続方向と交差する交差方向に沿った状態で介装されて接合された伸縮性シートを製造する方法であって、
接合機構によって前記一対の連続シートを前記連続シートの連続方向に沿って搬送しながら重ね合わせて接合することと、
前記接合機構によって重ね合わせられて接合される前記一対の連続シート同士の間に向けて、前記糸状弾性部材の連続体を搬送機構で搬送することと、
前記糸状弾性部材の連続体を繰り出しながら、前記搬送機構に前記糸状弾性部材の連続体を伸長状態で巻回することと、を有し、
前記搬送機構は、前記連続シートよりも前記交差方向の端側の各位置にそれぞれ設けられた一対の搬送部であって、該搬送部の長手方向を搬送方向として前記糸状弾性部材の連続体を搬送する前記一対の搬送部を有し、
前記搬送部は、前記交差方向及び前記搬送方向の両者と交差する第2交差方向に並んで配置された一対の搬送部材としての一対の無端ベルトを有し、
前記一対の無端ベルト同士は、互いに共同して前記糸状弾性部材の連続体を搬送し、
各無端ベルトは、一対のプーリーに掛け回されており、
各無端ベルトの周回軌道が、前記交差方向の端側に位置する端側軌道と、前記端側軌道よりも前記交差方向の中央側に位置する中央側軌道とを有し、
前記端側軌道と前記中央側軌道との間の空間には、前記搬送方向に長尺なフレーム部材が介装されており、
前記一対の無端ベルト同士の間の位置には、前記一対の無端ベルト同士の干渉を防止するための前記搬送方向に沿ったリブ部が、前記フレーム部材の端側の側面から前記交差方向の端側に突出して設けられており、
前記リブ部の所定部位には、前記搬送方向に沿った溝部が形成されており、前記溝部には、前記糸状弾性部材の連続体を切断するための切断部材の刃先が挿入されており、
前記切断部材は、前記搬送機構に巻回された前記糸状弾性部材の連続体を、前記一対の無端ベルト同士の間の位置で切断することを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
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