JP6012251B2 - 検査装置案内治具 - Google Patents

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Description

本発明は、検査装置を所定の遠隔箇所に案内するための検査装置案内治具に関する。
従来、例えば、特許文献1は、蒸気発生器の管支持板上部の点検を行うための管支持板上部の点検装置が示されている。この点検装置は、蒸気発生器の内部に設けられた管支持板の堆積物を点検する場合に用いられ、管支持板上面の状況を調べるカメラと、カメラを所定の管支持板上面まで案内する案内管と、案内管の先端に設けられてカメラをさらに上部の管支持板まで案内する伸縮機能を有する伸縮管と、を具備する。
実開昭63−50049号公報
上述した特許文献1の点検装置は、案内管をR付管とし、この案内管の内部にテフロン(登録商標)チューブを装着してカメラの挿入を容易にできるようにし、テフロンチューブを作業者が操作することにより伸縮管を伸縮する。
しかし、テフロンチューブは、R付管のRに沿って曲がるものである。このため、テフロンチューブは、伸縮管を伸ばすようにR付管の先端から突出した場合、上方に延出する過程で自重やカメラの重さにより曲がってしまい、所望とする箇所にカメラを移動させることができないおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、検査装置を所定の遠隔箇所に案内することのできる検査装置案内治具を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の検査装置案内治具は、検査装置が挿通される筒状の挿通部と、前記挿通部における筒状の延在方向に沿って前記挿通部に一体に設けられて内部に気体が供給される袋状の気体供給部と、を有する案内管を備え、前記気体供給部への気体の供給時に前記気体供給部の膨張に伴って前記検査装置を案内する態様で前記挿通部が所定形状とされ、前記気体供給部への気体の非供給時に前記気体供給部の収縮に伴って前記挿通部および前記気体供給部が変形自在とされることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、アクセスを開始する位置からの直線位置から外れて検査位置があり、かつ当該検査位置に硬質の案内治具が届かない場合、案内管を用い、気体供給部に気体を供給すれば、挿通部が検査位置に届く所定形状とされる。そして、挿通部に検査装置を挿通し、当該検査位置に至り検査装置を案内する。この結果、従来では検査装置が届かない遠隔の検査位置の検査を行うことができる。
また、第2の発明の検査装置案内治具は、第1の発明において、前記検査装置が挿通される変形不能な硬管をさらに備え、前記硬管の先端に、前記挿通部と前記硬管とを連通させて前記案内管の基端が取り付けられることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、硬管の先端が行き着ける位置まで案内管を送ることができ、かつ硬管により案内管を支えることができる。
また、第3の発明の検査装置案内治具は、第2の発明において、前記硬管が、先端が前記検査装置を案内する方向に向くように湾曲して形成されることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、硬管の先端が検査装置を案内する方向に向くように湾曲して形成できる場合、このようにすることで案内管の所定形状を直線状に形成することができる。この結果、案内管の所定形状を複雑化させず、遠隔の検査位置への検査装置の案内精度を向上することができる。
また、第4の発明の検査装置案内治具は、第1〜第3のいずれか一つの発明において、前記気体供給部の収縮時に前記挿通部を所定経路に沿って案内する案内部材を備えることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、気体供給部の収縮時は、挿通部および気体供給部が変形自在になるため、これを案内部材により案内することで、所定形状とされた挿通部を検査位置に確実に届かせることができる。この結果、遠隔の検査位置への検査装置の案内精度を向上することができる。
また、第5の発明の検査装置案内治具は、第1〜第4のいずれか一つの発明において、前記案内管の先端部の対向位置にそれぞれ一端が固定され、各他端側が前記案内管に沿って延在する一対の牽引ワイヤを備えることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、いずれか一方の牽引ワイヤを引くことで、一方の牽引ワイヤを設けた側に案内管が移動し、いずれか他方の牽引ワイヤを引くことで、他方の牽引ワイヤを設けた側に案内管が移動する。この結果、検査装置の位置を微調整することができる。
また、第6の発明の検査装置案内治具は、第1の発明において、前記案内管が挿通され、先端が前記検査装置を案内する方向に向く形状に形成された変形不能な硬管をさらに備えることを特徴とする。
この検査装置案内治具によれば、アクセスを開始する位置からの直線位置から外れて検査位置があり、かつ当該検査位置に硬質の案内治具が届かない場合、硬管および案内管を用い、硬管に案内管を挿通し、気体供給部に気体を供給すれば、挿通部が検査位置に届く所定形状とされる。そして、挿通部に検査装置を挿通し、当該検査位置に至り検査装置を案内する。この結果、従来では検査装置が届かない遠隔の検査位置の検査を行うことができる。
本発明によれば、検査装置を所定の遠隔箇所に案内することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具および検査装置を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具を示す側面図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の一部断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の一部断面図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の一部断面図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図9は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図10は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の変形例を示す側面図である。 図11は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の変形例を示す側面図である。 図12は、本発明の実施形態1に係る検査装置案内治具の変形例を示す側面図である。 図13は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具および検査装置を示す斜視図である。 図14は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具を示す側面図である。 図15は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具の一部断面図である。 図16は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具の一部断面図である。 図17は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図18は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図19は、本発明の実施形態2に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。 図20は、原子力プラントの一例を示す概略図である。 図21は、蒸気発生器の構成を示す説明図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図20は、原子力プラントの一例を示す概略図であり、図21は、蒸気発生器の構成を示す説明図である。
図20に示す原子力プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。この原子力プラントは、原子炉格納容器100内において、原子炉圧力容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉圧力容器101は、内部に炉心である複数の燃料集合体101aを密閉状態で格納するもので、燃料集合体101aが挿抜できるように、容器本体101bとその上部に装着される容器蓋101cとにより構成されている。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103FAに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103FBに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
また、原子力プラントは、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、二次冷却水の循環経路が構成されている。なお、蒸気発生器103は、1つとして図示されているが、複数設けられ、それぞれが原子炉圧力容器101および蒸気タービン107に接続される。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有するとともに、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、蒸気発生器103の出口側の二次冷却水管106aから分岐して接続されている。二次冷却水管106aは、上述したように蒸気発生器103に接続され、当該蒸気発生器103から高圧タービン108に至り、主蒸気隔離弁112が設けられている。また、低圧タービン109は、復水器113に接続されている。この復水器113は、蒸気発生器103の入口側の二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器113から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ114、低圧給水加熱器115、脱気器116、主給水ポンプ117、高圧給水加熱器118および主給水弁119が設けられている。
従って、原子力プラントでは、一次冷却水が原子炉圧力容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却された一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉圧力容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器113に排出される。復水器113は、取水管113aを介してポンプ113bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管113cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ114によって二次冷却水管106bを介して復水器113の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器115で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器116で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ117により送水され、高圧給水加熱器118で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、二次冷却水管106bを介して蒸気発生器103に戻される。ここで、二次冷却水管106bでは、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ117や主給水弁119などが制御される。
図21に示すように、蒸気発生器103は、胴部103Aを有している。胴部103Aは、上下方向に延在され、かつ密閉された中空円筒形状をなし、上半部に対して下半部が若干小径とされている。胴部103Aは、その下半部内に、当該胴部103Aの内壁面と所定間隔をもって配置された円筒形状をなす管群外筒103Bが設けられている。この管群外筒103Bは、その下端部が、胴部103Aの下半部内の下方に配置された管板103C近傍まで延設されている。管群外筒103B内には、伝熱管群103DAが設けられている。伝熱管群103DAは、逆U字形状をなす複数の伝熱管103Dからなる。伝熱管群103DAは、その上端部に、伝熱管103Dの上述した逆U字形状の円弧部が配置されている。伝熱管103Dは、中央から外側に向けて円弧部の径が大きなものを配列した伝熱管層を構成し、この伝熱管層を、重ねつつ径を変えることで、伝熱管群103DAの上端部を半球形状に形成している。この伝熱管群103DAの半球形状部分は、各伝熱管層の円弧部の間に、一次冷却水が各伝熱管103D内を通過する際に発生し得る流体励起振動を抑制するための振止部材103Daが設けられている。そして、各伝熱管103Dは、U字形状の円弧部を上方に向け、下端部が管板103Cの管穴103Caに挿通支持されているとともに、中間部が複数の管支持板103Eを介して管群外筒103Bに支持されている。管支持板103Eは、多数の管穴103Eaが形成されており、この管穴103Eaに各伝熱管103Dが挿通される。
胴部103Aは、その下端部に水室鏡103Fが接合されている。水室鏡103Fは、椀状に形成された開口縁が管板103Cに接合された状態で、その内部が仕切板103Gにより入口側水室103FAと出口側水室103FBとに区画されている。入口側水室103FAは、各伝熱管103Dの一端部が連通され、出口側水室103FBは、各伝熱管103Dの他端部が連通されている。また、入口側水室103FAは、胴部103Aの外部に通じる入口側管台103FAaが形成され、出口側水室103FBは、胴部103Aの外部に通じる出口側管台103FBaが形成されている。そして、入口側管台103FAaは、加圧水型原子炉から一次冷却水が送られる一次冷却水管105(図20参照)が連結され、出口側管台103FBaは、熱交換された後の一次冷却水を加圧水型原子炉に送る一次冷却水管105(図20参照)が連結される。また、図には明示しないが、入口側水室103FAおよび出口側水室103FBは、保守や点検時に作業者が水室103FA,103FB内に進入することのできる作業用のマンホールが形成されている。
また、胴部103Aは、その上半部内に、給水を蒸気と熱水とに分離する気水分離器103H、および分離された蒸気の湿分を除去して乾き蒸気に近い状態とする湿分分離器103Iが設けられている。気水分離器103Hと伝熱管群103DAとの間には、外部から胴部103A内に二次冷却水の給水を行う給水管103Jが挿入されている。さらに、胴部103Aは、その上端部に、蒸気排出口103Kが形成されている。また、胴部103Aは、その下半部内に、給水管103Jからこの胴部103A内に給水された二次冷却水を、胴部103Aと管群外筒103Bとの間を流下させて管板103Cにて折り返させ、伝熱管群103DAに沿って上昇させる給水路103Lが形成されている。なお、蒸気排出口103Kは、蒸気タービン107に蒸気を送る二次冷却水管106a(図20参照)が連結され、給水管103Jは、蒸気タービン107で使用された蒸気が復水器113(図20参照)で冷却された二次冷却水を供給するための二次冷却水管106b(図20参照)が連結される。
また、胴部103Aは、その内部と外部とを連通する点検孔103Aaが設けられている。点検孔103Aaは、例えば、管支持板103Eを有する胴部103Aの下半部に設けられており、本実施形態では、最も下側の管支持板103Eの位置と、下から4つ目の管支持板103Eの位置に設けられている。この管支持板103Eの位置に設けられた点検孔103Aaは、管群外筒103Bに対しても貫通して設けられ、胴部103Aの外部から管支持板103Eに至りアクセスできるように構成されている。なお、点検孔103Aaは、蒸気発生器103の使用時には、蓋が取り付けられて閉塞されている。この点検孔103Aaは、伝熱管103Dの逆U字形状の中央を抜けて対向するように胴部103Aの両側に設けられている。
このような原子力プラントは、定期点検時に、各所で各種の検査が行われる。以下の実施形態では、上述した蒸気発生器103における管支持板103Eの上面の堆積物や、堆積物による管穴103Eaの閉塞についての検査について説明する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る検査装置案内治具および検査装置を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る検査装置案内治具を示す側面図であり、図3〜図5は、本実施形態に係る検査装置案内治具の一部断面図であり、図6〜図9は、本実施形態に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。
検査装置は、撮像手段51と、画像処理手段52と、表示手段53とを含む。撮像手段51は、いわゆる内視鏡であり、可撓性の挿入チューブからなる挿入部51aを有し、この挿入部51aの先端にCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子、およびLED(Light Emitting Diode)などの照明素子が取り付けられている。挿入部51aは、その内部に撮像素子および照明素子への電源供給ケーブルや、撮像素子からの画像信号を送る信号ケーブルが設けられている。また、挿入部51aは、その先端部が湾曲可能に設けられ、その内部に当該湾曲の操作を行う操作ワイヤが設けられている。このため、挿入部51aは、その基端に操作ワイヤを操作するための操作部51bが設けられている。画像処理手段52は、挿入部51aの基端側に接続されて、撮像素子および照明素子に電源を供給したり、撮像素子からの画像信号を表示用の撮像画像信号として処理したりするものである。表示手段53は、画像処理手段52に接続されて、撮像画像信号を入力して撮影された画面を表示するものである。
検査装置案内治具は、蒸気発生器103の内部に、上述した検査装置である撮像手段51の挿入部51aを案内するものである。蒸気発生器103は、上述したように点検孔103Aaが設けられ、胴部103Aの外部から管支持板103Eにアクセスできるように構成されている。したがって、この点検孔103Aaから挿入部51aを挿入し、管支持板103Eの上面の堆積物や、堆積物による管穴103Eaの閉塞について撮影し検査を行うことが可能である。ただし、蒸気発生器103の内部は、多数の伝熱管103Dが林立しているため、検査装置案内治具により所望の撮影位置に挿入部51aを案内する。
検査装置案内治具は、図1および図2に示すように、案内管1を備える。案内管1は、図3〜図5に示すように、挿通部2と、気体供給部3とを有する。挿通部2は、検査装置である撮像手段51の挿入部51aが挿通されるように筒状に形成されている。この挿通部2は、合成樹脂繊維などを織ったもので変形自在に形成されている。気体供給部3は、挿通部2の筒状の延在方向にそって挿通部2に一体に設けられ、その内部に気体が供給されるように袋状に形成されている。図3に示す形態では、挿通部2の筒状の外側を覆うように気体供給部3が配置されている。図4に示す形態では、挿通部2の筒状の外側を囲むように複数の気体供給部3が配置されている。なお、案内管1の挿通部2および気体供給部3の形態は、図3および図4に限定されるものではない。また、案内管1は、図1および図2に示すように、その基端に気体供給ノズル4が固定されている。気体供給ノズル4は、図5に示すように、挿通部2の内部に連通する開口穴4aを有する。また、気体供給ノズル4は、気体供給部3を閉塞しつつ気体供給部3の内部を外部に開通する接続管4bを有する。接続管4bは、図1に示すように、気体供給部3に気体を供給する給気ユニット5に対して給気チューブ5aを介して接続される。
このような案内管1は、気体供給部3への気体の非供給時に気体供給部3の収縮に伴って挿通部2が変形自在とされる。一方、案内管1は、気体供給部3への気体の供給時に気体供給部3の膨張に伴って挿入部51aを案内する態様で挿通部2が所定形状とされる。図1および図2に示す状態は、気体供給部3への気体の供給時であって、挿通部2は、直線形状で先端がほぼ90度に湾曲した所定形状をなす。
また、検査装置案内治具は、図1および図2に示すように、硬管6を含む。硬管6は、検査装置である撮像手段51の挿入部51aが挿通されるもので、その先端に、挿通部2と硬管6とを連通するように案内管1の基端が取り付けられる。硬管6への案内管1の取り付けは、図5に示すように、硬管6の先端外周に雄ネジが形成され、案内管1の基端に固定された気体供給ノズル4における開口穴4aの内周に雌ネジが形成され、硬管6の先端を気体供給ノズル4の開口穴4aに挿通して相互を螺着する。この硬管6は、先端が検査装置の挿入部51aを案内する方向に向くように湾曲して形成されている。具体的には、図1および図2に示すように、硬管6は、点検孔103Aaから蒸気発生器103の内部に挿入された状態で、点検孔103Aaから水平方向に延在しつつ途中で湾曲して先端が上方に向くようにL字型に形成されている。また、硬管6は、図1および図2に示すように、蒸気発生器103の内部に設置された状態で、基端が点検孔103Aaに挿通され、先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿通されるように形成されている。なお、フロースロット103Ebは、伝熱管103Dの逆U字形状の中央に配置された長円形の貫通穴である。この硬管6の形状は、点検孔103Aaから先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに至るように、傾けながら点検孔103Aaを通過できる形状である。
このような検査装置案内治具を、検査対象である蒸気発生器103に設置する。まず、図6に示すように、対向する各点検孔103Aaから蒸気発生器103の内部にカメラ7を設置する。その後、検査装置である撮像手段51の挿入部51aを挿入する側の点検孔103Aaから蒸気発生器103の内部に案内部材8を設置する。案内部材8は、硬管6に沿うようにL字型に形成された板材であり、両端部が折曲された係止部8aを備える。この案内部材8は、一方の端部の係止部8aを直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebの縁に掛け、他方の係止部8aを点検孔103Aaの縁に掛けることで、蒸気発生器103の内部に設置される。この案内部材8の設置、および後述する硬管6および案内管1の設置は、先に設置したカメラ7により確認しながら行う。
次に、図7に示すように、検査装置である撮像手段51の挿入部51aを挿入する側の点検孔103Aaから、蒸気発生器103の内部に案内管1側を先頭にして案内管1および硬管6を挿入する。このとき、硬管6は、先端を水平に向けて点検孔103Aaに挿入される。また、案内管1は、気体供給部3に気体が供給されていない非供給状態とされ、挿通部2および気体供給部3が変形自在である。このため、案内管1は、案内部材8に沿って直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに向かって導かれながら蒸気発生器103の内部に挿入される。
次に、図8に示すように、案内管1の先端が案内部材8に沿って直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿入されたとき、気体供給部3に気体を供給し始めて挿通部2を所定形状にしながら硬管6をさらに挿入する。
次に、図9に示すように、硬管6の先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿入された状態で、所定形状となった案内管1の先端がさらに上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿入され、案内管1が蒸気発生器103の内部に設置される。そして、図1に示すように、硬管6の基端側を点検孔103Aaに対して固定治具9を用いて固定する。その後は、図1および図2に示すように、硬管6の基端から検査装置である撮像手段51の挿入部51aを挿入し、この挿入部51aを案内管1の先端から突き出させることで、さらに上の管支持板103Eの上面を検査することが可能になる。
図10〜図12は、本実施形態に係る検査装置案内治具の変形例を示す側面図である。図10に示す変形例の検査装置案内治具は、一対の牽引ワイヤ10を備える。各牽引ワイヤ10は、案内管1の先端部の対向位置に一端が固定され、案内管1に沿って並設されたガイド1aや硬管6に沿って並設されたガイド6aに他端側が挿通されて案内管1に沿って延在するように設けられている。そして、いずれか一方の牽引ワイヤ10を引くことで、一方の牽引ワイヤ10を設けた側に案内管1が移動し、いずれか他方の牽引ワイヤ10を引くことで、他方の牽引ワイヤ10を設けた側に案内管1が移動する。これにより、検査装置である撮像手段51の挿入部51aの位置が微動して撮影位置が調整される。
図11に示す変形例の検査装置案内治具は、硬管6を直線状に形成し、この硬管6の先端の案内管1の所定形状をL字型にしたものである。この検査装置案内治具の設置手順は、案内管1の先端が案内部材8に沿って直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebを通過したとき、気体供給部3に気体を供給し始めて挿通部2を所定形状にしながら案内管1をさらに挿入する。なお、この図11に示す検査装置案内治具に対しても図10に示す変形例を適用することができる。
図12に示す変形例の検査装置案内治具は、硬管6を用いず、案内管1で構成したものである。この検査装置案内治具の設置手順は、案内管1の先端が案内部材8に沿って直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebを通過したとき、気体供給部3に気体を供給し始めて挿通部2を所定形状にしながら案内管1をさらに挿入する。なお、この図12に示す検査装置案内治具に対しても図10に示す変形例を適用することができる。
このように、本実施形態の検査装置案内治具は、検査装置が挿通される筒状の挿通部2と、挿通部2における筒状の延在方向に沿って挿通部2に一体に設けられて内部に気体が供給される袋状の気体供給部3と、を有する案内管1を備え、気体供給部3への気体の供給時に気体供給部3の膨張に伴って検査装置を案内する態様で挿通部2が所定形状とされ、気体供給部3への気体の非供給時に気体供給部3の収縮に伴って挿通部2および気体供給部3が変形自在とされる。
この検査装置案内治具によれば、アクセスを開始する位置(点検孔103Aa)からの直線位置から外れて検査位置があり、かつ当該検査位置に硬質の案内治具が届かない場合、案内管1を用い、気体供給部3に気体を供給すれば、挿通部2が検査位置に届く所定形状とされる。そして、挿通部2に検査装置を挿通し、当該検査位置に至り検査装置を案内する。この結果、従来では検査装置が届かない遠隔の検査位置(例えば、直上の管支持板103Eのさらに上の管支持板103E)の検査を行うことが可能になる。
また、本実施形態の検査装置案内治具は、検査装置が挿通される変形不能な硬管6をさらに備え、硬管6の先端に、挿通部2と硬管6とを連通させて案内管1の基端が取り付けられることが好ましい。
この検査装置案内治具によれば、硬管6の先端が行き着ける位置まで案内管1を送ることができ、かつ硬管6により案内管1を支えることが可能になる。
また、本実施形態の検査装置案内治具は、硬管6が、先端が検査装置を案内する方向に向くように湾曲して形成されることが好ましい。
この検査装置案内治具によれば、硬管6の先端が検査装置を案内する方向に向くように湾曲して形成できる場合、このようにすることで案内管1の所定形状を直線状に形成することができる。この結果、案内管1の所定形状を複雑化させず、遠隔の検査位置への検査装置の案内精度を向上することが可能になる。
また、本実施形態の検査装置案内治具は、気体供給部3の収縮時に挿通部2を所定経路に沿って案内する案内部材8を備えることが好ましい。
この検査装置案内治具によれば、気体供給部3の収縮時は、挿通部2および気体供給部3が変形自在になるため、これを案内部材8により案内することで、所定形状とされた挿通部2を検査位置に確実に届かせることができる。この結果、遠隔の検査位置への検査装置の案内精度を向上することが可能になる。
また、本実施形態の検査装置案内治具は、案内管1の先端部の対向位置にそれぞれ一端が固定され、各他端側が案内管1に沿って延在する一対の牽引ワイヤ10を備えることが好ましい。
この検査装置案内治具によれば、いずれか一方の牽引ワイヤ10を引くことで、一方の牽引ワイヤ10を設けた側に案内管1が移動し、いずれか他方の牽引ワイヤ10を引くことで、他方の牽引ワイヤ10を設けた側に案内管1が移動する。この結果、検査装置の位置を微調整することが可能になる。
[実施形態2]
図13は、本実施形態に係る検査装置案内治具および検査装置を示す斜視図であり、図14は、本実施形態に係る検査装置案内治具を示す側面図であり、図15および図16は、本実施形態に係る検査装置案内治具の一部断面図であり、図17〜図19は、本実施形態に係る検査装置案内治具の設置手順を示す側面図である。
なお、以下に説明する実施形態2において、上述した実施形態1と同等部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
検査装置案内治具は、図13および図14に示すように、案内管11を備える。案内管11は、図15および図16に示すように、挿通部2と、気体供給部3とを有する。挿通部2は、検査装置である撮像手段51の挿入部51aが挿通されるように筒状に形成されている。この挿通部2は、合成樹脂繊維などを織ったもので変形自在に形成されている。気体供給部3は、挿通部2の筒状の延在方向にそって挿通部2に一体に設けられ、その内部に気体が供給されるように袋状に形成されている。図15に示す形態では、挿通部2の筒状の両側を挟むように気体供給部3が配置されている。図16に示す形態では、挿通部2の筒状の両側を挟むように気体供給部3が配置され、かつ一方の気体供給部3に隣接してさらに気体供給部3が配置されている。なお、案内管11の挿通部2および気体供給部3の形態は、図15および図16に限定されるものではない。また、案内管11は、図13および図14に示すように、その基端に気体供給ノズル4が固定されている。気体供給ノズル4は、図5を参照するように、挿通部2の内部に連通する開口穴4aを有する。また、気体供給ノズル4は、気体供給部3を閉塞しつつ気体供給部3の内部を外部に開通する接続管4bを有する。接続管4bは、図13に示すように、気体供給部3に気体を供給する給気ユニット5に対して給気チューブ5aを介して接続される。
このような案内管11は、気体供給部3への気体の非供給時に気体供給部3の収縮に伴って挿通部2が変形自在とされる。一方、案内管11は、気体供給部3への気体の供給時に気体供給部3の膨張に伴って挿入部51aを案内する態様で挿通部2が所定形状とされる。図13および図14に示す状態は、気体供給部3への気体の供給時であって、挿通部2は、後述する硬管61に挿通される直線状の所定形状をなす。
また、検査装置案内治具は、図13および図14に示すように、硬管61を含む。硬管61は、案内管11が挿通されるものである。この硬管61は、先端が検査装置の挿入部51aを案内する方向に向く形状に形成されている。具体的には、図13および図14に示すように、硬管61は、点検孔103Aaから蒸気発生器103の内部に挿入された状態で、点検孔103Aaから水平方向に延在しつつ途中で湾曲して先端が上方に向くようにL字型に形成されている。また、硬管61は、図13および図14に示すように、蒸気発生器103の内部に設置された状態で、基端が点検孔103Aaに挿通され、先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿通されるように形成されている。また、硬管61は、図13および図14に示すように、先端が開口部を斜めに向けて形成されている。この硬管61の形状は、点検孔103Aaから先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに至るように、傾けながら点検孔103Aaを通過できる形状である。
このような検査装置案内治具を、検査対象である蒸気発生器103に設置する。まず、図17に示すように、対向する各点検孔103Aaから蒸気発生器103の内部にカメラ7を設置する。その後、検査装置である撮像手段51の挿入部51aを挿入する側の点検孔103Aaから、蒸気発生器103の内部に硬管61を挿入する。このとき、硬管61は、先端を水平に向けて点検孔103Aaに挿入される。この硬管61の設置、および案内管11の設置は、先に設置したカメラ7により確認しながら行う。
次に、図18に示すように、硬管61の先端が直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿入されるまで硬管61をさらに挿入する。
次に、図19に示すように、硬管61の基端から案内管11を挿入する。このとき、案内管11は、気体供給部3に気体が供給されていない非供給状態とされ、挿通部2および気体供給部3が変形自在である。このため、案内管11は、硬管61に沿って直上の管支持板103Eのフロースロット103Ebに挿入されるまで導かれながら蒸気発生器103の内部に挿入される。そして、案内管11が、硬管61の先端から突出されたとき、気体供給部3に気体を供給し始めて挿通部2を所定形状にしながら案内管11をさらに挿入する。そして、図13に示すように、硬管61の基端側を点検孔103Aaに対して固定治具9を用いて固定する。その後は、図13および図14に示すように、硬管61の基端から突出する案内管11の基端から検査装置である撮像手段51の挿入部51aを挿入し、この挿入部51aを案内管11の先端から突き出させることで、さらに上の管支持板103Eの下面を検査することが可能になる。
このように、本実施形態の検査装置案内治具は、検査装置が挿通される筒状の挿通部2と、挿通部2における筒状の延在方向に沿って挿通部2に一体に設けられて内部に気体が供給される袋状の気体供給部3と、を有する案内管11を備え、気体供給部3への気体の供給時に気体供給部3の膨張に伴って検査装置を案内する態様で挿通部2が所定形状とされ、気体供給部3への気体の非供給時に気体供給部3の収縮に伴って挿通部2および気体供給部3が変形自在とされる。そして、案内管11が挿通され、先端が検査装置を案内する方向に向く形状に形成された変形不能な硬管61を備える。
この検査装置案内治具によれば、アクセスを開始する位置(点検孔103Aa)からの直線位置から外れて検査位置があり、かつ当該検査位置に硬質の案内治具が届かない場合、硬管61および案内管11を用い、硬管61に案内管11を挿通し、気体供給部3に気体を供給すれば、挿通部2が検査位置に届く所定形状とされる。そして、挿通部2に検査装置を挿通し、当該検査位置に至り検査装置を案内する。この結果、従来では検査装置が届かない遠隔の検査位置(例えば、直上の管支持板103Eのさらに上の管支持板103E)の検査を行うことが可能になる。
なお、上述した実施形態1および実施形態2では、検査対象を蒸気発生器103の管支持板103Eとして説明したが、蒸気発生器103のその他の箇所が検査対象であってもよい。また、蒸気発生器103に限らず、上述した原子力プラントの各所を検査対象としてもよい。また、原子力プラントとしては、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)として説明したが、その他の原子力プラントとして沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)を検査対象としてもよい。
1a ガイド
1 案内管
2 挿通部
3 気体供給部
4 気体供給ノズル
4a 開口穴
4b 接続管
5 給気ユニット
5a 給気チューブ
6 硬管
6a ガイド
7 カメラ
8 案内部材
8a 係止部
9 固定治具
10 牽引ワイヤ
11 案内管
61 硬管

Claims (5)

  1. 蒸気発生器において上下方向に延在する伝熱管の延在方向に沿って複数設けられて前記伝熱管を挿通して支持する管支持板の検査を行うために蒸気発生器の外部から内部に通じる点検孔から挿入して用いられる検査装置案内冶具であって、
    検査装置が挿通される筒状の挿通部と、前記挿通部における筒状の延在方向に沿って前記挿通部に一体に設けられていると共に前記挿通部の周りに複数設けられて内部に気体が供給される袋状の気体供給部と、を有する案内管と、
    前記点検孔から水平方向に延在しつつ途中で湾曲して先端が上方に向くようにL字型に形成されて前記点検孔から直上の管支持板に至って設けられ前記検査装置が挿通される変形不能な硬管と、
    え、前記案内管は、前記気体供給部への気体の供給時に前記気体供給部の膨張に伴って前記検査装置を案内する態様で前記挿通部が所定形状とされ、前記気体供給部への気体の非供給時に前記気体供給部の収縮に伴って前記挿通部および前記気体供給部が変形自在とされ、前記硬管は、先端に、前記挿通部と前記硬管とを連通させて前記案内管の基端が取り付けられることを特徴とする検査装置案内治具。
  2. 前記硬管、先端が前記検査装置を案内する方向に向くように湾曲して形成されることを特徴とする請求項に記載の検査装置案内治具。
  3. 前記気体供給部の収縮時に前記挿通部を所定経路に沿って案内する案内部材を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の検査装置案内治具。
  4. 前記案内管の先端部の対向位置にそれぞれ一端が固定され、各他端側が前記案内管に沿って延在する一対の牽引ワイヤを備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の検査装置案内治具。
  5. 蒸気発生器において上下方向に延在する伝熱管の延在方向に沿って複数設けられて前記伝熱管を挿通して支持する管支持板の検査を行うために蒸気発生器の外部から内部に通じる点検孔から挿入して用いられる検査装置案内冶具であって、
    検査装置が挿通される筒状の挿通部と、前記挿通部における筒状の延在方向に沿って前記挿通部に一体に設けられていると共に前記挿通部の周りに複数設けられて内部に気体が供給される袋状の気体供給部と、を有する案内管と、
    前記点検孔から水平方向に延在しつつ途中で湾曲して先端が上方に向くようにL字型に形成されて前記点検孔から直上の管支持板に至って設けられ前記検査装置が挿通される変形不能な硬管と、
    を備え、前記案内管は、前記気体供給部への気体の供給時に前記気体供給部の膨張に伴って前記検査装置を案内する態様で前記挿通部が所定形状とされ、前記気体供給部への気体の非供給時に前記気体供給部の収縮に伴って前記挿通部および前記気体供給部が変形自在とされ、前記硬管は、前記案内管が挿通され、先端が前記検査装置を案内する方向に向く形状に形成されることを特徴とする検査装置案内治具。
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