JP6011993B2 - 情報表示装置および電子時計 - Google Patents

情報表示装置および電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP6011993B2
JP6011993B2 JP2012094389A JP2012094389A JP6011993B2 JP 6011993 B2 JP6011993 B2 JP 6011993B2 JP 2012094389 A JP2012094389 A JP 2012094389A JP 2012094389 A JP2012094389 A JP 2012094389A JP 6011993 B2 JP6011993 B2 JP 6011993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
rotating body
load
rotation
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012094389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013221881A (ja
JP2013221881A5 (ja
Inventor
秀夫 竹縄
秀夫 竹縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2012094389A priority Critical patent/JP6011993B2/ja
Priority to US13/863,778 priority patent/US8917578B2/en
Priority to CN201310133009.5A priority patent/CN103376736B/zh
Publication of JP2013221881A publication Critical patent/JP2013221881A/ja
Publication of JP2013221881A5 publication Critical patent/JP2013221881A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6011993B2 publication Critical patent/JP6011993B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/008Mounting, assembling of components
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C17/00Indicating the time optically by electric means
    • G04C17/005Indicating the time optically by electric means by discs
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C17/00Indicating the time optically by electric means
    • G04C17/005Indicating the time optically by electric means by discs
    • G04C17/0058Indicating the time optically by electric means by discs with date indication
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

この発明は、電子腕時計などの電子機器に用いられる情報表示装置およびそれを備えた電子時計に関する。
例えば、電子腕時計においては、特許文献1に記載されているように、指針が上方を運針する文字板の下側に表示回転板を回転可能に配置し、この表示回転板を超音波モータによって回転させることにより、表示回転板に設けられたカレンダー表示などの表示部の一部、例えば日付を文字板の表示開口部に対応させて日付などの表示を切り替えるように構成されたものが知られている。
特開平05−87950号公報
このような電子腕時計における超音波モータは、表示回転板の下面に設けられたリング状のロータと、このロータの下側に配置されてロータを回転させるための弾性体からなるリング状のステータと、このステータの下面に設けられてステータに振動波を発生させるための複数の圧電素子とを備え、この複数の圧電素子を順次通電させて変形させると、その変形によってステータにそのリング方向に沿う振動波を発生させ、この振動波によってロータを回転させるように構成されている。
しかしながら、このような電子腕時計では、超音波モータによって表示回転板を回転させて、カレンダー表示などの表示部の一部、例えば日付を文字板の表示開口部に対応させて切り替えることができても、外部から衝撃を受けた際に、表示回転板が回転して文字板の表示開口部に対応する表示部の一部、例えば日付が位置ずれてしまうことがあるという問題がある。
そこで、このような問題を解消するために、ばね部材などの付勢部材によって表示回転板に負荷を付与することにより、衝撃によって表示回転板が位置ずれするのを防ぐことが検討されている。しかし、このような構造では、常にばね部材などの付勢部材によって表示回転板に負荷が付与されているので、表示回転板を回転させるための大きな駆動力が必要になり、表示回転板を円滑に回転させることができないという問題が生じる。
この発明が解決しようとする課題は、衝撃を受けても日付などの表示の位置ずれを防ぎ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に表示を切り替えることができる情報表示装置および電子時計を提供することである。
この発明は、開口部を有する文字板と、この文字板の下側に回転自在に配置され、前記文字板の前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を有する回転体と、この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材と、を備え、前記制動部材は、通電によって変形する圧電素子と、この圧電素子の変形に伴って振動する振動板とを備え、前記圧電素子が非通電状態のときに前記振動板によって前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電素子が通電状態のときに前記振動板が振動して前記回転体に対する負荷を断続的に解除することを特徴とする情報表示装置である。
この発明によれば、回転体が回転するときに、制動部材によって回転体に付与される負荷を軽減することができるので、大きな駆動力を必要とせずに、回転体を円滑に回転させることができ、また回転体の回転が停止しているときに、制動部材によって回転体に負荷を付与することができるので、外部からの衝撃によって回転体が回転するのを防ぐことができる。これにより、衝撃を受けても日付などの表示の位置ずれを防ぎ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に表示を切り替えることができる。
この発明を電子腕時計に適用した第1実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された電子腕時計のA−A矢視における時計モジュールの拡大断面図である。 図2に示された時計モジュールの拡大裏面図である。 図2に示された時計モジュールにおける制動部材を示し、(a)はその制動部材の振動板の突起部が表示回転板の下面に当接している状態を示した要部の拡大断面図、(b)は振動板の突起部が表示回転板の下面から離れた状態を示した要部の拡大断面図である。 この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態を示した拡大正面図である。 図5に示された電子腕時計のB−B矢視における時計モジュールの拡大断面図である。 図6に示された時計モジュールの拡大裏面図である。 図6に示された時計モジュールにおける制動部材を示し、(a)はその制動部材の振動板の突起部が表示回転板の下面から離れている状態を示した要部の拡大断面図、(b)は振動板の突起部が表示回転板の下面に当接して表示回転板が押し上げられた状態を示した要部の拡大断面図である。 この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態における時計モジュールの拡大断面図である。 図9に示された時計モジュールの拡大裏面図である。 図9に示された時計モジュールの制動部材における圧電アクチュエータによって押上げ部材が表示回転板を押し上げた状態を示した拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、この発明を指針式の電子腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この電子腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の内部には、図1および図2に示すように、時計モジュール2が設けられている。この時計モジュール2は、ハウジング3を備えている。
このハウジング3の上部には、図1および図2に示すように、文字板4が設けられている。また、このハウジング3には、図1〜図3に示すように、秒針6a、分針6b、時針6cなどの指針6を運針させる時計機構部5と、日付表示部8が設けられた表示回転板10を回転させて日付表示部8の日付を切り替える情報表示装置であるカレンダー機構部7とが設けられている。
時計機構部5は、図2に示すように、文字板4の貫通孔4aに挿入して文字板4の上方に突出する指針軸9を備え、この指針軸9の上部に秒針6a、分針6b、時針6cなどの指針6が取り付けられ、この指針6が文字板4の上方を運針することにより、時刻を指示するように構成されている。この場合、指針軸9は、図2に示すように、秒針6aを運針する秒針軸9aと、分針6bを運針する分針軸9bと、時針6cを運針する時針軸9cとを備えている。
秒針軸9aは、図2に示すように、その下端部がハウジング3の下部に設けられた地板11に回転自在に取り付けられている。この秒針軸9aには、四番車である秒針車13が取り付けられている。また、分針軸9bは、筒軸であり、その下部が輪列受け12に回転自在に取り付けられている。この分針軸9bには、二番車である分針車14が取り付けられている。
この分針軸9bは、図2に示すように、その内部に秒針軸9aが回転自在に挿入されている。また、時針軸9cは、筒軸であり、その下部がハウジング3上に回転自在に配置されている。この時針軸9cには、筒車である時針車15が取り付けられている。この時針軸9cは、その内部に分針軸9bが秒針軸9aと共に回転自在に挿入されている。
これにより、時計機構部5は、図2に示すように、秒針軸9aの秒針車13がステップモータ(図示せず)によって回転すると、この秒針車13の回転によって秒針軸9aが回転して、秒針6aが運針するように構成されている。また、この時計機構部5は、秒針車13の回転が三番車(図示せず)を介して分針軸9bの分針車14に伝達され、この分針車14が回転して分針軸9bが回転し、この分針軸9bの回転によって分針6bが運針するように構成されている。
さらに、この時計機構部5は、図2に示すように、分針車14の回転が日の裏車(図示せず)を介して時針軸9cの時針車15に伝達され、この時針車15が回転して時針軸9cが回転し、この時針軸9cの回転に伴って時針6cが運針し、これにより秒針6a、分針6b、時針6cなどの指針6によって時刻を指示するように構成されている。
一方、カレンダー機構部7は、情報表示装置であり、図2および図3に示すように、文字板4の下側に回転自在に配置された表示回転板10と、この表示回転板10を回転させる回転駆動部16と、表示回転板10の回転を制動する制動部材17とを備えている。表示回転板10は、リング形状に形成され、ハウジング3上に回転可能に配置されている。この表示回転板10の上面には、1日〜31日の日付を有する日付表示部8が設けられている。
この日付表示部8は、図1および図2に示すように、1日〜31日のいずれかの日付が文字板4の3時側に設けられた表示開口部18に対応して露呈するように構成されている。回転駆動部16は、図2および図3に示すように、ステップモータ20と送り車21とを備えている。ステップモータ20は、コイル部22とステータ23とロータ24とを有している。
これにより、ステップモータ20は、図2および図3に示すように、コイル部22に交番電流が与えられてステータ23に交番磁界が発生すると、この交番磁界によってロータ24がステップ回転するように構成されている。この場合、ロータ24は、ステータ23の孔23a内に配置される磁石を有し、ハウジング3と輪列受け12との間に回転自在に取り付けられている。また、このロータ24には、ロータカナ24aが設けられている。
送り車21は、図2および図3に示すように、その下部にロータ24のロータカナ24aに噛み合う下歯車部21aが設けられ、上部に表示回転板10の内周部に設けられた内歯10aに噛み合う上歯車部21bが設けられ、この状態でハウジング3に回転自在に取り付けられている。これにより、送り車21は、ステップモータ20のロータ24の回転によって回転し、この回転によって表示回転板10を回転させて、文字板4の表示開口部18に対応する表示回転板10の日付表示部8の日付を切り替えるように構成されている。
一方、制動部材17は、図2〜図4に示すように、表示回転板10の回転が停止している状態のときに表示回転板10に対して負荷を付与し、表示回転板10が回転している状態のときに表示回転板10に対する負荷を軽減するように構成されている。すなわち、この制動部材17は、通電によって変形する圧電素子25と、この圧電素子25の変形に伴って振動する振動板26とを備えている。
この場合、圧電素子25は、図2〜図4に示すように、振動板26の下面に設けられている。振動板26は、ハウジング3に設けられた制動収納部3a内に位置した状態で、表示回転板10の中心側に位置する一端部(図2では右端部)がハウジング3の制動収納部3aの内側面に取り付けられている。これにより、振動板26は、表示回転板10の外周側に位置する先端側が上下方向に撓み変形するように構成されている。
また、この振動板26は、図2〜図4に示すように、その先端部に突起部26aが上方に突出して設けられ、この突起部26aが表示回転板10の下面に接離可能に当接するように構成されている。これにより、制動部材17は、図4(a)に示すように、圧電素子25が非通電状態のときに、振動板26の突起部26aが表示回転板10の下面に当接して表示回転板10に負荷を付与するように構成されている。
また、この制動部材17は、図4(b)に示すように、圧電素子25が通電状態のときに、圧電素子25の変形によって振動板26が上下方向に撓み変形して振動し、この振動に伴って表示回転板10の下面に対し振動板26の突起部26aが接離し、これにより振動板26の突起部26aによる表示回転板10に対する負荷を断続的に解除するように構成されている。
次に、この電子腕時計の作用について説明する。
この電子腕時計では、通常は、時計機構部5における秒針軸9a、分針軸9b、時針軸9cなどの指針軸9の回転によって秒針6a、分針6b、時針6cなどの指針6が文字板4の上方を運針して時刻を指示する。また、日付が替わる時刻なると、カレンダー機構部7の制動部材17が動作を開始すると共に、回転駆動部16が動作を開始し、この回転駆動部16によって表示回転板10が回転して日付表示部8の日付を切り替える。
すなわち、日付が替わる時刻なると、まず、カレンダー機構部7の制動部材17が動作する。このときには、圧電素子25が通電されて変形し、この変形によって振動板26が上下方向に撓み変形して振動する。この振動板26の振動に伴って表示回転板10の下面に対して振動板26の突起部26aが接離する。これにより、振動板26の突起部26aによって表示回転板10に付与される負荷が断続的に解除される。
この状態で、カレンダー機構部7の回転駆動部16が動作を開始すると、ステップモータ20のロータ24が回転し、このロータ24の回転によって送り車21が回転し、この送り車21の回転によって表示回転板10が回転する。このときには、制動部材17の振動板26の突起部26aが表示回転板10の下面に対し接離して、振動板26の突起部26aによって表示回転板10に付与される負荷が断続的に解除されるので、送り車21の回転によって表示回転板10が円滑に回転して、文字板4の表示開口部18に対応する表示回転板10の日付表示部8の日付が切り替わる。
このように、日付表示部8の日付が切り替わると、カレンダー機構部7の回転駆動部16におけるステップモータ20の動作が停止すると共に、カレンダー機構部7の制動部材17の動作も停止する。すなわち、回転駆動部16のステップモータ20の回転が停止すると、送り車21の回転が停止し、これにより表示回転板10の回転も停止する。このときには、日付表示部8の日付が切り替わった状態で、表示回転板10の回転が停止する。
また、このときには、制動部材17の圧電素子25への通電が断たれ、圧電素子25が非通電状態になる。すると、図4(a)に示すように、振動板26の突起部26aが表示回転板10の下面に当接して表示回転板10に負荷を付与する。このため、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、その衝撃によって表示回転板10が回転することがなく、日付表示部8の日付が切り替わった状態を維持する。
このように、この電子腕時計の情報表示装置であるカレンダー機構部7によれば、表示開口部18を有する文字板4と、この文字板4の下側に回転自在に配置され、文字板4の表示開口部18に日付の一部が対応して露呈する日付表示部8を有する表示回転板10と、この表示回転板10の回転が停止している状態のときに、表示回転板10に対して負荷を付与し、表示回転板10が回転している状態のときに、表示回転板10に対する負荷を軽減する制動部材17とを備えていることにより、衝撃による日付表示部8の日付の位置ずれを防ぎ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に日付表示部8の日付を切り替えることができる。
すなわち、このカレンダー機構部7では、表示回転板10が回転するときに、制動部材17によって表示回転板10に付与される負荷を軽減することができるので、大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板10を円滑に回転させることができる。また、表示回転板10の回転が停止しているときに、制動部材17が表示回転板10に負荷を付与することができるので、外部からの衝撃によって表示回転板10が回転するのを防ぐことができる。これにより、衝撃を受けても日付表示部8の日付が位置ずれするのを防ぐことができ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に日付表示部8の日付を切り替えることができる。
この場合、制動部材17は、通電によって変形する圧電素子25と、この圧電素子25の変形に伴って振動する振動板26とを備え、圧電素子25が非通電状態のときに振動板26が表示回転板10に当接して負荷を付与し、また圧電素子25が通電状態のときに振動板26が振動して表示回転板10に対する負荷を断続的に解除する構成であるから、表示回転板10が回転するときに、圧電素子25を通電させて表示回転板10に付与される負荷を軽減することができ、また表示回転板10の回転が停止しているときに、圧電素子25への通電を断って表示回転板10に負荷を確実に付与することができる。
すなわち、この制動部材17によれば、表示回転板10が回転するときに、圧電素子25を通電させて変形させると、この圧電素子25の変形によって振動板26が振動し、この振動に応じて振動板26が表示回転板10に接離することにより、表示回転板10に対する負荷を断続的に解除することができ、これにより表示回転板10に付与される負荷を軽減することができるので、大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板10を円滑に回転させることができる。
また、この制動部材17によれば、表示回転板10の回転が停止しているときに、圧電素子25への通電を断って圧電素子25の変形を停止させると、振動板26が表示回転板10に当接して負荷を付与することができるので、外部からの衝撃によって表示回転板10が回転するのを確実に防ぐことができ、これにより衝撃を受けても日付表示部8の日付が位置ずれするのを確実に防ぐことができる。
このように、このカレンダー機構部7によれば、表示回転板10が回転する際に、制動部材17によって表示回転板10に付与される負荷が断続的に解除されるので、回転駆動部16のステップモータ20に対する負荷を軽減することができ、これによりステップモータ20が大きな駆動力を必要とせず、小さな駆動力で表示回転板10を回転させることができると共に、ステップモータ20による消費電力を軽減することができる。
なお、上述した第1実施形態では、表示回転板10に1日〜31日の日付を有する日付表示部8を設けた場合について述べたが、必ずしも日付表示部8を設ける必要はなく、例えば日曜日〜土曜部などの曜日を有する曜日表示部であっても良く、また1月〜12月などの月を有する月表示部であっても良い。
(第2実施形態)
次に、図5〜図8を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子腕時計は、図5および図6に示すように、情報表示装置である情報表示機構部30が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この情報表示機構部30は、図5および図6に示すように、文字板4の下側に回転自在に配置された表示回転板31と、この表示回転板31を回転させる回転駆動部32と、表示回転板31の回転を制動する制動部材33とを備えている。表示回転板31は、ディスク針であり、ほぼ円板形状に形成され、その中心部が指針軸9と同軸上に設けられた表示軸34に回転自在に取り付けられている。
この場合、指針軸9は、図5および図6に示すように、分針軸9bと時針軸9cとを有している。これにより、指針6は、分針6bと時針6cとを有している。表示軸34は、ハウジング3上に位置して、時針軸9cの外周に回転可能に取り付けられている。また、この表示回転板31の上面には、図5に示すように、アラーム(AL)、ワールドタイム(WT)、タイマー(TM)、ストップウオッチ(図示せず)などの複数の機能が表示された機能表示部35が設けられている。
この機能表示部35は、図5に示すように、アラーム(AL)、ワールドタイム(WT)、タイマー(TM)などの複数の機能のいずれかが文字板4にほぼ扇形状に設けられた表示開口部36に対応して露呈し、この露呈した複数の機能のいずれかが指示マーク36aによって指示されるように構成されている。
回転駆動部32は、図6および図7に示すように、ステップモータ20と、第1、第2の中間車37、38と、表示車39とを備えている。ステップモータ20は、実施形態1と同様、コイル部22に交番電流が与えられてステータ23に交番磁界が発生すると、この交番磁界によってロータ24がステップ回転するように構成されている。
第1中間車37は、図6および図7に示すように、ステップモータ20のロータ24のロータカナ24aに噛み合って回転するように構成されている。第2中間車38は、第1中間車37のカナ37aに噛み合って回転するように構成されている。表示車39は、第2中間車38に噛み合って回転し、表示軸34を回転させて表示回転板31を回転させるように構成されている。
これにより、表示回転板31は、図6および図7に示すように、ステップモータ20の回転によって第1、第2の中間車37、38を介して表示車39が回転し、この表示車39の回転によって回転して、図5に示すように、文字板4の表示開口部36に対応する機能表示部35の機能表示を切り替えるように構成されている。
また、制動部材33は、図6〜図8に示すように、通電によって変形する圧電素子25と、この圧電素子25の変形に伴って振動する振動板40と、表示回転板31をハウジング3上に弾力的に押し付けるスプリングワッシャ41とを備えている。この場合には、圧電素子25は振動板40の上面に設けられている。振動板40は、図6および図8に示すように、ハウジング3に設けられた制動収納部3a内に位置した状態で、表示回転板31の外周側に位置する一端部(図6では左端部)がハウジング3の制動収納部3aの内側面に取り付けられている。
これにより、振動板40は、図6および図8に示すように、表示回転板31の中心側に位置する先端側(図6では右端部側)が上下方向に撓み変形するように構成されている。この振動板40は、その先端部に突起部40aが上方に突出して設けられ、この突起部40aが表示回転板31の下面に接離可能に当接するように構成されている。
スプリングワッシャ41は、図6に示すように、表示回転板31と文字板4との間に配置されている。このスプリングワッシャ41は、その中心部に指針軸9の時針軸9cが回転自在に挿入され、表示回転板31を表示軸34と共に弾力的に押し下げることにより、この表示回転板31の外周部をハウジング3の上面に押し当てるように構成されている。
これにより、制動部材33は、図8(a)に示すように、圧電素子25が非通電状態のときに、振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面から下側に離れ、この状態でスプリングワッシャ41のばね力によって表示回転板31の外周部がハウジング3の上面に押し当てられることにより、表示回転板31にハウジング3の摩擦抵抗による負荷を付与するように構成されている。
また、この制動部材33は、図8(b)に示すように、圧電素子25が通電状態のときに、圧電素子25の変形によって振動板40が上下方向に撓み変形して振動し、この振動に伴って振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面に対し接離して、表示回転板31の外周部をハウジング3の上方に断続的に押し上げることにより、表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗を断続的に解除して、表示回転板31に対する負荷を断続的に軽減するように構成されている。
次に、この電子腕時計の作用について説明する。
この電子腕時計では、第1実施形態と同様、通常は時計機構部5における分針軸9b、時針軸9cなどの指針軸9の回転によって分針6b、時針6cなどの指針6が文字板4の上方を運針して時刻を指示する。
また、アラーム(AL)、ワールドタイム(WT)、タイマー(TM)などの複数の機能をそのいずれに切り替える際には、情報表示機構部30の制動部材33を動作させると共に、回転駆動部32を動作させ、この回転駆動部32によって表示回転板31を回転させる。これにより、表示回転板31の機能表示部35のいずれかの機能表示が文字板4の表示開口部36に対応して露呈し、この露呈した機能表示のいずれかが指示マーク36aにより指示される。
すなわち、このときには、まず、制動部材33の圧電素子25が通電されて変形し、この変形によって振動板40が上下方向に撓み変形して振動する。この振動板40の振動に伴って振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面に対し接離する。このとき、振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面に当接して表示回転板31を押し上げると、表示回転板31の外周部がハウジング3の上面から浮き上がり、表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗が解除される。これにより、振動板40の突起部40aによって表示回転板31に対する負荷が断続的に軽減される。
この状態で、情報表示機構部30の回転駆動部32が動作を開始すると、ステップモータ20のロータ24が回転し、このロータ24の回転によって第1、第2の中間車37、38が回転し、この第2中間車38の回転によって表示車39が回転し、この表示車39の回転によって表示軸34と共に表示回転板31が回転する。
このときには、制動部材33の振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面に対し接離して、振動板40の突起部40aによって表示回転板31の負荷が断続的に軽減されるので、表示車39の回転によって表示回転板31が円滑に回転して、文字板4の表示開口部36に対応する表示回転板31の機能表示部35の機能表示が切り替わる。
このように、機能表示部35の機能表示が切り替わると、情報表示機構部30の回転駆動部32におけるステップモータ20の動作が停止すると共に、情報表示機構部30の制動部材33の動作も停止する。すなわち、回転駆動部32のステップモータ20の回転が停止すると、表示車39の回転が停止し、これにより表示回転板31の回転も停止する。このときには、機能表示部35の機能表示が切り替わった状態で、表示回転板31の回転が停止する。
また、このときには、制動部材33の圧電素子25への通電が断たれ、圧電素子25が非通電状態になる。すると、図8(a)に示すように、振動板40の突起部40aが表示回転板31の下面から離れ、スプリングワッシャ41のばね力によって表示回転板31が押し下げられる。
これにより、表示回転板31の外周部がハウジング3の上面に押し付けられ、このハウジング3の摩擦力によって表示回転板31に負荷が付与される。このため、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、その衝撃によって表示回転板31が回転することがなく、機能表示部35の機能表示が切り替わって指示マーク36aで指示された状態を維持する。
このように、この電子腕時計の情報表示装置である情報表示機構部30によれば、表示開口部36を有する文字板4と、この文字板4の下側に回転自在に配置され、文字板4の表示開口部36に機能表示の一部が対応して露呈する機能表示部35を有する表示回転板31と、この表示回転板31の回転が停止している状態のときに、表示回転板31に対して負荷を付与し、表示回転板31が回転している状態のときに、表示回転板31に対する負荷を軽減する制動部材33とを備えていることにより、衝撃による機能表示の位置ずれを防ぎ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に機能表示を切り替えることができる。
すなわち、この情報表示機構部30では、表示回転板31が回転するときに、制動部材33によって表示回転板31に付与される負荷を軽減することができるので、大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板31を円滑に回転させることができる。また、表示回転板31の回転が停止しているときに、制動部材33が表示回転板31から離れて、表示回転板31の外周部がスプリングワッシャ41によってハウジング3上に押し付けられることにより、表示回転板31に負荷を付与することができるので、外部からの衝撃によって表示回転板31が回転するのを確実に防ぐことができる。
これにより、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、機能表示部35の機能表示が位置ずれするのを防ぐことができ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に機能表示部35の機能表示を切り替えることができるほか、表示回転板31が回転する際に、制動部材33によって表示回転板31に付与される負荷が断続的に軽減されることにより、回転駆動部32のステップモータ20に対する負荷を軽減することができ、これにより第1実施形態と同様、ステップモータ20が大きな駆動力を必要とせず、小さな駆動力で表示回転板31を回転させることができると共に、ステップモータ20による消費電力を軽減することができる。
この場合、制動部材33は、通電によって変形する圧電素子25と、この圧電素子25の変形に伴って振動する振動板40とを備え、圧電素子25が非通電状態のときに振動板40が表示回転板31から離れて、表示回転板31の外周部がハウジング3上に押し付けられることにより、表示回転板31に負荷が付与され、また圧電素子25が通電状態のときに振動板40が振動して表示回転板31に対する負荷を断続的に軽減する構成であるから、表示回転板31が回転するときに、圧電素子25を通電させて表示回転板31に付与される負荷を軽減することができ、また表示回転板31の回転が停止しているときに、圧電素子25への通電を断って表示回転板31に負荷を付与することができる。
すなわち、この制動部材33によれば、表示回転板31が回転するときに、圧電素子25を通電させて変形させると、この変形によって振動板40が振動し、この振動に応じて振動板40が表示回転板31を押し上げて、表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗を解除することができるので、表示回転板31に対する負荷を断続的に軽減することができ、これにより大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板31を円滑に回転させることができる。
また、この制動部材33によれば、表示回転板31の回転が停止しているときに、圧電素子25への通電を断って圧電素子25の変形を停止させると、振動板40が表示回転板31から離れて、表示回転板31がハウジング3の上面に押し付けられることにより、表示回転板31にハウジング3の摩擦抵抗による負荷を付与することができ、これにより外部からの衝撃によって表示回転板31が回転するのを確実に防ぐことができるので、衝撃を受けても機能表示部35の機能表示が位置ずれするのを確実に防ぐことができる。
この場合、制動部材33は、表示回転板31をハウジング3に弾力的に押し付けて表示回転板31に負荷を付与するための弾性部材であるスプリングワッシャ41を備えていることにより、このスプリングワッシャ41のばね力によって表示回転板31をハウジング3上に確実に押し付けることができ、これにより外部からの衝撃によって表示回転板31が回転するのを防ぐことができる。
また、この制動部材33によれば、圧電素子25が通電して変形し、この変形によって振動板40が振動した際に、振動板40の振動によって表示回転板31がスプリングワッシャ41のばね力に抗して断続的に押し上げられて、表示回転板31をハウジング3の上面に断続的に浮き上がらせることができ、これにより表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗を断続的に解除することができる。
(第3実施形態)
次に、図9〜図11を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態について説明する。この場合には、図5〜図8に示された第2実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子腕時計は、図9および図10に示すように、情報表示装置である情報表示機構部45の制動部材46が第2実施形態と異なる構成であり、これ以外は第2実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この制動部材46は、図9および図10に示すように、通電時に操作子47aが出没方向に動作する圧電アクチュエータ47と、この圧電アクチュエータ47の操作子47aに連動する押上げ部材48とを備えている。この押上げ部材48は、ハウジング3に設けられた制動収納部3a内に位置した状態で、表示回転板31の外周側に位置する一端部(図9では左端部)がハウジング3の制動収納部3aの内側面に取り付けられている。
また、この押上げ部材48は、図9および図10に示すように、表示回転板31の中心部側に位置する先端部(図10では右端部)に指針軸9の時針軸9cが挿入する切込み部48aが設けられ、この切込みに48aの両側部上に突起部48bが設けられ、この突起部48bが表示車39の下面に下側から当接するように構成されている。また、圧電アクチュエータ47は、表示回転板31の外周側に位置する押上げ部材48の一端部側における下側に位置した状態で、ハウジング3の制動収納部3a内に設けられている。
これにより、制動部材46は、図9および図10に示すように、圧電アクチュエータ47が非通電状態のときに、操作子47aによる押上げ部材48の押し上げが解除され、表示回転板31がスプリングワッシャ41のばね力によって押し下げられて、表示回転板31の外周部がハウジング3の上面に押し付けられることにより、表示回転板31にハウジング3の摩擦力による負荷が付与されるように構成されている。
また、この制動部材46は、図11に示すように、圧電アクチュエータ47が通電状態のときに、操作子47aが上方に突出し、この操作子47aによって押上げ部材48が押し上げられて表示回転板31がスプリングワッシャ41のばね力に抗して押し上げられ、これにより表示回転板31がハウジング3上に浮き上がり、表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗が解除されて、表示回転板31に対する負荷を軽減するように構成されている。
次に、この電子腕時計の作用について説明する。
この電子腕時計においても、第2実施形態と同様、通常は時計機構部5における分針軸9b、時針軸9cなどの指針軸9の回転によって分針6b、時針6cなどの指針6が文字板4の上方を運針して時刻を指示する。
また、アラーム(AL)、ワールドタイム(WT)、タイマー(TM)などの複数の機能をそのいずれに切り替える際には、情報表示機構部45の制動部材46を動作させると共に、回転駆動部32を動作させ、この回転駆動部32によって表示回転板31を回転させる。これにより、表示回転板31の機能表示部35のいずれかの機能表示が文字板4の表示開口部36に対応して露呈し、この露呈した機能表示のいずれかが指示マーク36aにより指示される。
すなわち、このときには、まず、制動部材46の圧電アクチュエータ47が通電されて操作子47aが上方に突出し、この突出した操作子47aによって押上げ部材48が上方に押し上げられ、この押上げ部材48の突起部48bがスプリングワッシャ41のばね力に抗して表示車39を押し上げる。
このときには、表示車39と共に表示回転板31が押し上げられるので、表示回転板31の外周部がハウジング3の上面から浮き上がり、表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗が解除される。これにより、圧電アクチュエータ47の操作子47aによる押上げ部材48の突起部48bによって表示回転板31に対する負荷が軽減される。
この状態で、情報表示機構部45の回転駆動部32が動作を開始すると、ステップモータ20のロータ24が回転し、このロータ24の回転によって第1、第2の中間車37、38が回転し、この第2中間車38の回転によって表示車39が回転し、この表示車39の回転によって表示軸34と共に表示回転板31が回転する。
このときには、制動部材46の押上げ部材48によって表示回転板31が押し上げられて表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗が解除され、これにより表示回転板31の負荷が軽減されているので、表示車39の回転によって表示回転板31が円滑に回転して、文字板4の表示開口部36に対応する表示回転板31の機能表示部35の機能表示が切り替わる。
このように、機能表示部35の機能表示が切り替わると、情報表示機構部30の回転駆動部32におけるステップモータ20の動作が停止し、表示車39の回転が停止して、表示回転板31の回転が停止する。このときには、機能表示部35の機能表示が切り替わった状態で、表示回転板31の回転が停止する。
また、このときには、制動部材46の圧電アクチュエータ47への通電が断たれて、図9に示すように、圧電アクチュエータ47の操作子47aによる押し上げが解除される。すると、押上げ部材48による表示回転板31の押し上げも解除され、スプリングワッシャ41のばね力によって表示回転板31が押し下げられる。
これにより、表示回転板31の外周部がハウジング3の上面に押し付けられ、このハウジング3の摩擦力によって表示回転板31に負荷が付与される。このため、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、その衝撃によって表示回転板31が回転することがなく、機能表示部35の機能表示が切り替わって指示マーク36aで指示された状態を維持する。
このように、この電子腕時計の情報表示機構部45によれば、表示開口部36を有する文字板4と、この文字板4の下側に回転自在に配置され、文字板4の表示開口部36に機能表示の一部が対応して露呈する機能表示部35を有する表示回転板31と、この表示回転板31の回転が停止している状態のときに、表示回転板31に対して負荷を付与し、表示回転板31が回転している状態のときに、表示回転板31に対する負荷を軽減する制動部材46とを備えていることにより、第2実施形態と同様、衝撃による機能表示の位置ずれを防ぎ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に機能表示を切り替えることができる。
すなわち、この情報表示機構部45では、表示回転板31が回転するときに、制動部材46によって表示回転板31に付与される負荷を軽減することができるので、大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板31を円滑に回転させることができる。また、表示回転板31の回転が停止しているときに、制動部材46が表示回転板31から離れて、表示回転板31の外周部がスプリングワッシャ41によってハウジング3上に押し付けられることにより、表示回転板31に負荷を付与することができるので、外部からの衝撃によって表示回転板31が回転するのを確実に防ぐことができる。
これにより、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、機能表示部35の機能表示が位置ずれするのを防ぐことができ、且つ大きな駆動力を必要とせずに、円滑に機能表示部35の機能表示を切り替えることができるほか、表示回転板31が回転する際に、制動部材46によって表示回転板31に付与される負荷が軽減されることにより、回転駆動部32のステップモータ20に対する負荷を軽減することができるので、第2実施形態と同様、ステップモータ20が大きな駆動力を必要とせず、小さな駆動力で表示回転板31を回転させることができると共に、ステップモータ20による消費電力を軽減することができる。
この場合、制動部材46は、通電時に操作子47aが出没方向に動作する圧電アクチュエータ47と、この圧電アクチュエータ47の操作子47aに連動する押し上げ部材48とを備え、圧電アクチュエータ47が非通電状態のときに押上げ部材48によって表示回転板31に対し負荷を付与し、圧電アクチュエータ47が通電状態のときに押上げ部材48によって表示回転板31に対する負荷を軽減する構成であるから、表示回転板31が回転するときに、圧電アクチュエータ47を通電させて表示回転板31に付与される負荷を軽減することができ、また表示回転板31の回転が停止しているときに、圧電アクチュエータ47への通電を断って表示回転板31に負荷を確実に付与することができる。
すなわち、この制動部材46によれば、表示回転板31が回転するときに、圧電アクチュエータ47を通電させて操作子47aを突出させると、押上げ部材48が押し上げられ、この押上げ部材48によって表示回転板31を押し上げて表示回転板31に対するハウジング3の摩擦抵抗を解除することができるので、表示回転板31に対する負荷を軽減することができ、これにより大きな駆動力を必要とせずに、表示回転板31を円滑に回転させることができる。
また、この制動部材46によれば、表示回転板31の回転が停止しているときに、圧電アクチュエータ47への通電を断つと、押上げ部材48がスプリングワッシャ41のばね力によって表示回転板31と共に押し下げられて表示回転板31から離れ、この表示回転板31がハウジング3の上面に押し付けられることにより、表示回転板31にハウジング3の摩擦抵抗による負荷を付与することができ、これにより外部からの衝撃によって表示回転板31が回転するのを確実に防ぐことができるので、衝撃を受けても機能表示部35の機能表示が位置ずれするのを確実に防ぐことができる。
なお、上述した第2、第3の各実施形態では、表示回転板31の機能表示部35にアラーム(AL)、ワールドタイム(WT)、タイマー(TM)などの機能を表示させた場合について述べたが、これに限らず、例えば気温や湿度、気圧、月の満ち欠け、潮の満ち干きなどを表示させた構成であっても良い。
また、上述した第1〜第3の各実施形態では、指針式の電子腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも電子腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の指針式の電子時計にも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、開口部を有する文字板と、この文字板の下側に回転自在に配置され、前記文字板の前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を有する回転体と、この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材とを備えていることを特徴とする情報表示装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示装置において、前記制動部材は、通電によって変形する圧電素子と、この圧電素子の変形に伴って振動する振動板とを備え、前記圧電素子が非通電状態のときに前記振動板によって前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電素子が通電状態のときに前記振動板が振動して前記回転体に対する負荷を断続的に解除することを特徴とする情報表示装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示装置において、前記制動部材は、通電時に操作子が出没方向に動作する圧電アクチュエータと、この圧電アクチュエータの前記操作子に連動して動作する動作部材とを備え、前記圧電アクチュエータが非通電状態のときに前記動作部材によって前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電アクチュエータが通電状態のときに前記動作部材が前記操作子によって動作して前記回転体に対する負荷を軽減することを特徴とする情報表示装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3のいずれかに記載の情報表示装置において、前記制動部材は、前記回転体を固定部材に弾力的に押し付けて前記回転体に負荷を付与する弾性部材を更に備えていることを特徴とする情報表示装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載された情報表示装置を備えていることを特徴とする電子時計である。
1 腕時計ケース
2 時計モジュール
3 ハウジング
4 文字板
5 時計機構部
7 カレンダー機構部
8 日付表示部
10、31 表示回転板
16、32 回転駆動部
17、33、46 制動部材
18、36 表示開口部
25 圧電素子
26、40 振動板
30、45 情報表示機構部
35 機能表示部
41 スプリングワッシャ
47 圧電アクチュエータ
47a 操作子
48 押上げ部材

Claims (6)

  1. 開口部を有する文字板と、
    この文字板の下側に回転自在に配置され、前記文字板の前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を有する回転体と、
    この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材と、
    を備え、
    前記制動部材は、通電によって変形する圧電素子と、この圧電素子の変形に伴って振動する振動板とを備え、前記圧電素子が非通電状態のときに前記振動板によって前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電素子が通電状態のときに前記振動板が振動して前記回転体に対する負荷を断続的に解除することを特徴とする情報表示装置。
  2. 開口部を有する文字板と、
    この文字板の下側に回転自在に配置され、前記文字板の前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を有する回転体と、
    この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材と、
    を備え、
    前記制動部材は、通電時に操作子が出没方向に動作する圧電アクチュエータと、この圧電アクチュエータの前記操作子に連動して動作する動作部材とを備え、前記圧電アクチュエータが非通電状態のときに前記動作部材が前記操作子によって動作して前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電アクチュエータが通電状態のときに前記動作部材によって前記回転体に対する負荷を軽減することを特徴とする情報表示装置。
  3. 開口部を備えた文字板の下側に配置され、前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を備える回転体と、
    この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材と、
    を備え、
    前記制動部材は、通電によって変形する圧電素子を備え、前記圧電素子が非通電状態のときに前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電素子が通電状態のときに前記回転体に対する負荷を断続的に解除することを特徴とする情報表示装置。
  4. 開口部を備えた文字板の下側に配置され、前記開口部に一部が対応して露呈する表示部を備える回転体と、
    この回転体の回転が停止している状態のときに、前記回転体に対して負荷を付与し、前記回転体が回転している状態のときに、前記回転体に対する負荷を軽減する制動部材と、
    を備え、
    前記制動部材は、通電時に動作する圧電アクチュエータ備え、前記圧電アクチュエータが非通電状態のときに前記回転体に対して負荷を付与し、前記圧電アクチュエータが通電状態のときに前記回転体に対する負荷を軽減することを特徴とする情報表示装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報表示装置において、前記制動部材は、前記回転体を固定部材に弾力的に押し付けて前記回転体に負荷を付与する弾性部材を更に備えていることを特徴とする情報表示装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載された情報表示装置を備えていることを特徴とする電子時計。
JP2012094389A 2012-04-18 2012-04-18 情報表示装置および電子時計 Active JP6011993B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012094389A JP6011993B2 (ja) 2012-04-18 2012-04-18 情報表示装置および電子時計
US13/863,778 US8917578B2 (en) 2012-04-18 2013-04-16 Information display device and electronic timepiece
CN201310133009.5A CN103376736B (zh) 2012-04-18 2013-04-17 信息显示装置以及电子钟表

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012094389A JP6011993B2 (ja) 2012-04-18 2012-04-18 情報表示装置および電子時計

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013221881A JP2013221881A (ja) 2013-10-28
JP2013221881A5 JP2013221881A5 (ja) 2015-04-23
JP6011993B2 true JP6011993B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=49380017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012094389A Active JP6011993B2 (ja) 2012-04-18 2012-04-18 情報表示装置および電子時計

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8917578B2 (ja)
JP (1) JP6011993B2 (ja)
CN (1) CN103376736B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452837B2 (ja) 2019-12-17 2024-03-19 株式会社ジャパンErcm 燃料、燃料の製造方法、有機物含有廃棄物処理装置および有機物含有廃棄物の処理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9582046B2 (en) * 2011-12-28 2017-02-28 Intel Corporation Locking hinge assembly for electronic device

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554552A (en) * 1978-06-27 1980-01-14 Seiko Instr & Electronics Ltd Date feed mechanism of watch
JPS5815180A (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 Ricoh Elemex Corp 電子時計のカレンダ−機構
US5055732A (en) * 1988-04-05 1991-10-08 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Ultrasonic motor
US5204577A (en) * 1989-05-15 1993-04-20 Nikon Corporation Ultrasonic motor improved in driving efficiency
CH679823B5 (ja) * 1990-10-22 1992-10-30 Ebauchesfabrik Eta Ag
JPH0587950A (ja) 1991-09-26 1993-04-09 Casio Comput Co Ltd 電子時計
JP3165070B2 (ja) * 1997-04-25 2001-05-14 セイコーインスツルメンツ株式会社 カレンダ付電子時計
DE69824153T2 (de) * 1997-08-04 2005-06-23 Seiko Epson Corp. Betätiger, und damit ausgestattete uhr und meldegerät
WO2000038309A1 (fr) * 1998-12-21 2000-06-29 Seiko Epson Corporation Actionneur piezo-electrique, compteur de temps et dispositif portable
JP4376342B2 (ja) * 1999-03-02 2009-12-02 セイコーインスツル株式会社 電子時計
JP4229095B2 (ja) * 2002-06-14 2009-02-25 セイコーエプソン株式会社 駆動装置およびこれを備えた装置
JP4857886B2 (ja) * 2005-06-24 2012-01-18 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエータの耐衝撃装置、これを備えた電子機器
JP4767726B2 (ja) * 2006-03-13 2011-09-07 富士フイルム株式会社 超音波アクチュエータ
JP2008228374A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Seiko Epson Corp 圧電駆動装置、電子時計および電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452837B2 (ja) 2019-12-17 2024-03-19 株式会社ジャパンErcm 燃料、燃料の製造方法、有機物含有廃棄物処理装置および有機物含有廃棄物の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013221881A (ja) 2013-10-28
CN103376736A (zh) 2013-10-30
CN103376736B (zh) 2015-12-23
US8917578B2 (en) 2014-12-23
US20130279301A1 (en) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5517004B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP5756208B2 (ja) 単針時計
WO1999007063A1 (fr) Actionneur, et horloge et element indicateur comportant ledit actionneur
JP2007121077A (ja) カレンダ機能付き時計、そのカレンダ機能付き時計の組立方法、およびカレンダ機能付き電波時計
JP6011993B2 (ja) 情報表示装置および電子時計
JP2006170763A (ja) 複数の扇形運針輪列レイアウトが可能な多機能時計
JP4453645B2 (ja) 時計の表示装置、ムーブメント、および時計
JP2007121075A (ja) 多針時計および標準時刻電波受信型多針時計
JP4839776B2 (ja) モータ、それを用いた多針時計、および標準時刻電波受信型多針時計
JP2013186116A (ja) 表示装置および電子時計
JP2016114508A (ja) 輪列機構、ムーブメント及び時計
JP2010014738A (ja) 時計
JP2007121076A (ja) 電波受信型多針時計
JP5079536B2 (ja) 時計
JP4721188B2 (ja) 複数タイプの運針輪列を含む多機能時計
JP2006170762A (ja) 扇形運針輪列を備えた多機能時計および扇形運針輪列装置
JP5062848B2 (ja) 目安機構
JP2018009913A (ja) リセットレバー、ムーブメントおよび時計
JP2008298725A (ja) 時計
JP6867922B2 (ja) レトログラード表示機構を有する時計
JP5811506B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP4228708B2 (ja) 多機能時計
JP5236096B2 (ja) 目安機構
JP4858418B2 (ja) 時計
JP6354234B2 (ja) ムーブメント、および時計

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6011993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160911